JP3957413B2 - ウェーハ位置検出方法及びその検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェーハの位置決め方法や、位置決め装置についての技術であって、特に高いウェーハの位置検出精度を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体の製造工程においては回路形成や異物検査などの工程におけるように製造の歩留まりの向上を図るなどのために高い精度が要求される工程が様々あるので、ウェーハの現在の位置を正確に設定しておく必要がある。
半導体ウェーハの位置検出には、ウェーハ自身の中心位置の基準点からのずれ量及びずれ方向(これらは偏心ベクトルとして表される。)の検出と、ウェーハの方向を規定するために外周一部に設けられたオリエンテーションフラット(以下、単に「オリフラ」という。)、或はノッチの方向角の検出とがある。
【0003】
この検出方法として、例えば、回転ステージにウェーハを載せて一定速度で回転させながら、ウェーハ回転中心からウェーハのエッジまでの距離の変化を読み取り、そのようにして得た全エッジデータに対して曲線近似を行うことにより、オリフラ方向と偏心ベクトルの両方を求めるという技術がある(特開平8−23023号公報に開示)。ノッチの方向角の検出についてもこの技術を適用することも一の方法として挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報開示の技術も精度の高い位置検出方法の一つと考えられるが、ウェーハの輪郭形状に対して曲線近似を行うため計算量が多くなるという難点もある関係上、この方法以外に検出精度が高くそれでいて簡便な位置検出方法の開発が望まれる。
【0005】
そこで、本発明は、高精度に検出可能でしかも簡便なウェーハ位置検出方法及びその装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ウェーハの基準点からウェーハ端縁までの距離データをウェーハ全周に渡って検出し、検出した端縁距離のデータ列に基づいてウェーハの位置を検出するウェーハ位置検出方法であって、距離データ列のなかから所定数の距離データを選択し、当該距離データによって表されるウェーハ端縁の形状を示すサンプリング点の中から2点の組を複数組選択し、選択した各組における2点を結ぶ線分の垂直二等分線同士の交点を求めることによってウェーハの中心点を求めることを特徴とする。
又、本発明は、ウェーハの基準点からウェーハ端縁までの距離データをウェーハ全周に渡って検出し、検出した端縁距離のデータ列に基づいてウェーハの位置を検出するウェーハ位置検出装置であって、距離データ列のなかから所定数の距離データを選択し、当該距離データによって表されるウェーハ端縁の形状を示すサンプリング点の中から2点の組を複数組選択し、選択した各組における2点を結ぶ線分の垂直二等分線同士の交点を求めることによってウェーハの中心点を求めることを特徴とする。
【0007】
また、当該方法を実行するウェーハ位置検出装置をも提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
以下に図面を参照しながら実施の形態に係るオリフラを有するウェーハ(例えば、6インチの径のもの)の位置検出方法について説明する。
図1は、本発明に係る方法によってウェーハの回転中心からのずれを補正しウェーハを正確に位置合わせしてからウェーハ上の異物の有無を検査するウェーハ異物検査装置の構成を示す図である。
【0009】
当該異物検査装置1は、回転ステージ2と、X−Yステージ3と、撮像手段を構成する発光部4及び受光部5と、ウェーハを待機させておくローダ・アンローダ6と、ロボットアーム7と、これらの各部の動作の制御を担う制御部8とから構成されている。
回転ステージ2は、ロボットアーム7によってローダ・アンローダ6から取り出され運ばれる上面にチップが形成されたウェーハWを真空吸着した状態でこれを所定の回転速度で回転させるものである。この回転ステージ2は、精度良く回転させるためステッピングモータに代表される駆動源と回転ステージ2の回転角θを検出するエンコーダを備えている(不図示)。エンコーダからの回転角データは、図示しないA/D変換器でデジタル値(8ビット)に変換され制御部8に出力される。
【0010】
X−Yステージ3は、矢印Y1の方向にスライドする台盤31と、前記方向と直交する矢印Y2の方向にスライドする台盤32と、前記台盤31の移動方向を規制するX軸棒31aと、前記台盤32の移動方向を規制しX軸棒31aに直交して設けられたY軸棒32aとからなり、検査前には回転ステージの回転中心を基準位置(ここでは、X軸棒31aとY軸棒32aとの軸交点)に合わせ、検査後にはウェーハの位置を適正な位置に補正して他の工程への搬送に供するものである。なお、X軸棒とY軸棒の軸の位置を以下に固定座標系としてのX−Y座標系とし、ウェーハの位置はこの座標系の上で特定される。また、前記回転角θは、このX軸に対する角度としてエンコーダから出力される。また、このX−Y座標は、ウェーハを検査する際の基準座標として用いられ、例えば、ウェーハ上に形成されたチップの位置を特定するのに使用される。
【0011】
発光部4はウェーハ斜め上方から平行光を発する照明具であり、受光部5は、受光用対物レンズ50と、受光素子(CCDなど)及び受光ドライバ一対を所定の数(例えば、2047個)備えるラインセンサ51とからなる。そして、ラインセンサ51は、ウェーハWの回転中心から各受光素子が直線的に配列された構成であり、ウェーハWからの反射光を捉えることによってウェーハWの回転中心からウェーハWのエッジ部(端縁)までの距離を算出しやすいようにされている。そして、図示しないA/D変換器に、受光ドライバから1素子相当づつアナログ信号が出力されてデジタル値(例えば、8ビット、28=256)に変換され、後述するエッジ距離データの生成に供される。
【0012】
図2は、前記制御部8の機能ブロック図である。
当該制御部8は、ラインセンサ51からの画像データの2値化処理を行う2値化処理部81と、画像データからウェーハWの回転中心からエッジ部までの距離についてのデータを得るエッジ距離データ生成部82と、当該エッジ距離データから回転角θを基にX−Y座標系データに変換するX−Y座標系データ生成部83と、ウェーハWの仮及び真の中心点を求めるウェーハ中心点算出部84と、オリフラ位置検出部85と、メモリ86とから構成されている。
【0013】
2値化処理部81は、所定のしきい値を基準として各画素(発行素子1個のこと)の画像データを「0;黒」及び「1;白」の何れかの値に変換する処理を行う。ここでは、1画素につき8ビットデータをその中間値128(2(8-1))をしきい値として2値化を行う。つまり、デジタル値が128以上であれば「1;白」と、デジタル値が128を下回れば「0;黒」と出力する。これを全画素について行う。
【0014】
エッジ距離データ生成部82では、予め得ている1画素がウェーハWのどれだけの長さに相当するものであるかの情報を用いて、回転中心からのエッジの距離dを次の計算によって算出する。
d=L+R×n ・・・ (式1)
なお、Lは、ウェーハWの回転中心からラインセンサ51の撮像視野領域の内周側(ウェーハWの中心側)の境界部までの距離を表し(ここでは、ラインセンサの最も内周寄りに位置する受光素子直前までの固定長である。)、Rは、1画素で表示されるウェーハWの実際の長さを表し、又、nは、1以上の整数であり、上記2値化処理部81からの出力が「1」の画素数を表している。
【0015】
X−Y座標系データ生成部83は、このようにして生成されたエッジ距離データと該当するサンプリングした部位の回転角θを用いて下記式2及び式3によりX−Y座標系データ(X,Y)を生成する。
X=d・cosθ ・・・ (式2) Y=d・sinθ ・・・ (式3)
メモリ86は、図3に示すようにサンプリング番号(取得した時間順に割り付けたもの)、回転角θ,エッジ距離データ、X−Y座標系データ、異常値判定フラグf1及びオリフラ除去フラグf2(後述)とを論理的に対応づけたデータ構造にて記憶する。ここで異常値判定フラグf1とは、求めたX−Y座標系データが異常値であるかどうかを示すフラグであり、「1」であれば異常値を、「0」であれば正常値であることを表す。詳しくは、直前のサンプリング部位のエッジ距離データと当該サンプリング部位のエッジ距離データが所定距離(例えば、100画素相当)以上異なっていれば、当該サンプリング部位のデータは異常値であるとして異常値判定フラグf1を「1」に設定し、前記所定距離未満であれば正常値であるとして「0」に設定する。ただし、直前のエッジ距離データが異常値である場合には、次のエッジ距離データは2つ前のデータと比較してやはり、しきい値を超える差があれば異常値とするが、そうでなければ正常値とする。そして、当該データが異常値であれば次の点が正常か異常かの判定は、同じエッジ距離データつまり3つ前のデータを用いて行う。
【0016】
ウェーハ中心点算出部84は、ウェーハ仮の中心点算出部841と、ウェーハ真の中心点算出部842とを備え、精度良くウェーハWの真の中心点を求め、基準位置(回転中心)からのずれ量及びずれ方向(偏心ベクトル)を算出する。
図4は、ウェーハのエッジ距離データを視覚化したものであって、図4(a)は、画素数を横軸、回転角θを縦軸にとって表した図、図4(b)は、X−Y座標系データに基づいてウェーハの輪郭部形状をイメージ図として再現したものである。図4(a)の放物線l1で表された領域がウェーハWのオリフラ部分に相当し、サイン曲線l2で表された領域が、それ以外の部分に相当する。
【0017】
ウェーハ仮の中心点算出部841は、幾何学的な手法によってウェーハの仮の中心点を求める。つまり、図4(b)に示すように所定間隔離れた点を所定数(例えば、円周の1/3の距離離れた3点P1,P2,P3)組み合わせ、各点(P1,P2,P3)から等距離にある点Q1(この点をウェーハの仮の中心点の候補となる点、仮中心点候補点と呼ぶ。)を幾何学的に求める。この方法の一つとして、具体的には、2点を結ぶ線分の垂直二等分線(l3,l4)の交点を求めるという方法が挙げられる。このような処理をエッジの輪郭形状を示すサンプリング点すべてに対して行い幾つかの仮中心点候補点Q1を求めたら、これらの平均をとってウェーハWの仮の中心点Q2を算出する。
【0018】
ウェーハ真の中心点算出部842も前記同様に幾何学的手法を用いて真の中心点Q3を算出する。詳しくは、上記した手順によって求めたウェーハWの仮の中心点Q2から最短距離にある点P4をまず抽出する。これがオリフラの仮の中心点ということになる。そして、これを含む左右の所定数点(例えば1000点;オリフラに相当するサンプリング点、)を除くサンプリング点を用いて、上記したと同様に例えば3点から等距離にある点を求める。これがウェーハWの真の中心点Q3となる。オリフラに相当するサンプリング点1000点以外のサンプリング点を用いた中心点の算出は、図3に示すオリフラ除去フラグf2を設定することにより行う。つまり、まず、ウェーハWの仮の中心点Q2から最短距離にあるオリフラの仮の中心点P4を抽出したら当該オリフラ除去フラグを「1」に設定Sし、それの左右の所定数の点もオリフラに属するものとして当該オリフラ除去フラグを「1」に設定する。なお、真の中心点Q3の算出のために除去すべきオリフラに相当するサンプリング点は、精度が確保される程度にできるだけ多めに設定してある。それは、あまり少なくするとオリフラの部分のサンプリング点を真の中心点Q3の算出に用いる可能性があるからである。
【0019】
オリフラ位置検出部85は、上記したようにして求めたウェーハWの真の中心点Q3を用いてオリフラの基準方向からのずれ角θa(ここでは、オリフラのX軸に対する傾きを意味する。)を検出する。詳しくは、ウェーハWの真の中心点Q3から最短距離にある点P5を含む左右所定数(例えば、500点)に対して、最小二乗法によって近似直線l5を求め、この直線からオリフラの位置を特定する。なお、近似直線l5を求めるに用いるサンプリング点(上記500点)の抽出は、精度が確保される程度に少なめに設定してある。それは、あまり多くサンプリング点をとるとオリフラ以外の部分のサンプリング点をも用いる可能性があるからである。
【0020】
図5は、ウェーハ位置合わせにおける異物検査装置の動作を示すフローチャートである。
この図に示すように、まず、回転ステージ2の回転を開始し、発光部4及び受光部5によりウェーハWのエッジ部を走査する(ステップS1;S1)。なお、サンプリング数は、回転ステージ2の回転速度と受光部5のシャッター速度によって決まる。
【0021】
ここで得た2値情報を基に、ウェーハの回転中心からのエッジ距離データに変換する(ステップS2;S2)。次いで、上記したようにX−Y座標系データに変換する(ステップS3;S3)。
そして、上記したようにオリフラを除外したサンプリング点を用いてウェーハWの仮及び真の中心点を求める(ステップS4;S4)。
【0022】
このウェーハWの真の中心点を算出する処理を詳細に示すと、図6に示すようになる。
この図に示すように、まず、所定数(a個)のサンプリング点を選択する(ステップS401;S401)。そして、選択したサンプリング点の中に異常値がないか否かを前記異常値判定フラグf1の値を参照して判断する(ステップS402;S402)。当該ステップS402でf1=「1」(ステップS402でYes)であれば、その異常値を示したサンプリング点のX−Y座標系データを番号が若くそれに近いサンプリング点のX−Y座標系データに置き換える(ステップS403;S403)。なお、このようにX−Y座標系データを置き換えたとしても、連続的に異常値が現れることは希であるので、実際には直前のデータと置き換えられる。従って、最終的なウェーハの位置検出の精度への影響は無視できるほど小さい。
【0023】
次いで、当該選択したサンプリング点から等距離にある点をウェーハの仮中心点候補点Q1として算出する(ステップS404;S404、仮中心点候補点Q1の位置については図4(b)参照、以下算出する各点についても同様に図4(b)参照)
以上の処理を複数の組み合わせ例えば、[N/a]回行い(ステップS405でYes)、求めた全てのウェーハの仮中心点候補点の平均をとってウェーハの仮の中心点Q2を算出する(ステップS406;S406)。なお、記号[Z]はガウス記号で、Zの小数点以下を切り捨てた数を表す。
【0024】
こんどは当該ウェーハの仮の中心点Q2から最短距離にある点をオリフラの仮の中心点P4として抽出する(ステップS407;S407)。
次に、上記のようにして抽出したオリフラの仮の中心点P4を含みその左右所定点(b個,例えば1000点)をオリフラの点として抽出し(ステップS408;S408)、抽出した各点についてのオリフラ除去フラグf2の値を「1」に設定する(ステップS409;S409)。
【0025】
そして、ステップS401で行ったように任意のサンプリング点を組み合わせて(ステップS410;S410)、当該サンプリング点にオリフラのサンプリング点がないかどうかをオリフラ除去フラグf2の値を参照して判断する(ステップS411;S411)。オリフラ除去フラグf2=「1」であれば(ステップS411でYes)、再度ステップS410に戻ってサンプリング点の組み合わせをやり直す。
【0026】
ステップS411でNo、つまり、オリフラの点を含まないのであれば、次に、この中の異常値を正常値に変換し(ステップS412;S412,ステップS413;S413)、上記したように当該組み合わせた点から等距離の位置を算出する(ステップS414;S414,このようにして算出した点をウェーハの真の中心点の候補となる点、真中心点候補点と呼ぶ。)。
【0027】
このようなウェーハの真中心点候補点を求める処理を所定回例えば[(N−b)/a]回まで行い(ステップS415で判断)、求めた全ての真中心点候補点の平均値をウェーハの真の中心点Q3として算出する(ステップS416;S416)。
そして真の中心点Q3の算出が完了すれば、オリフラ除去フラグf2の値を「0」に設定する(ステップS417;S417)。
【0028】
さて、図5に戻って、ステップS4でウェーハWの真の中心点Q3が算出されれば、次に、オリフラの位置を検出する(ステップS5;S5)。
図7は、このステップS5を、詳細に表したフローチャートである。
まず、上記のようにして求めたウェーハWの真の中心点Q3から最短距離にあるサンプリング点P5を抽出する(ステップ501;S501)。次いで、当該サンプリング点P5が異常値であるかどうかを判断するための異常値判定フラグf1の値を参照する(ステップS502;S502)。ここでf1=「1」であれば、上記したように当該サンプリング点のX−Y座標系データをサンプリング番号の若いサンプリング点のX−Y座標系データに置き換える(ステップS503;S503)。このようにして得た点をオリフラの真の中心点とする。
【0029】
そして、当該オリフラの真の中心点P5を含み、その左右の所定の数の点(c個)を抽出する(ステップS504;S504)。ここで当該抽出した点に異常値がないかどうかを各点について異常値判定フラグf1の値を参照して判断する(ステップS505;S505)。異常値判定フラグf1=「1」であれば(ステップS505でYes)、当該サンプリング点を上記したように正常値に置き換える(ステップS506;S506)。
【0030】
次に、このようにして抽出したサンプリング点を用いて最小二乗法により直線近似を行う(ステップS507;S507、図4(a)中の拡大図の黒丸は近似計算に用いたサンプリング点を表す。)。なお、ここでは、図4(b)の拡大図として併記したように一旦求めた近似直線から所定のしきい値以上離れた点Pexがあればこの点を除外して再度近似直線を求め、精度の向上を図る。
【0031】
このようにして直線近似が完了すれば、異常値判定フラグf1の値を「0」に設定し(ステップS508;S508)、次の、ウェーハWの検査に備える。
再び、図5に戻り、上記したように求めたウェーハの真の中心点Q3からウェーハWの偏芯ベクトル(ベクトルB)を、オリフラの位置を表す直線からオリフラの基準方向からのずれ角θaを求める(ステップS6;S6)。そして、この検出結果に基づいて、回転ステージ2が駆動されてウェーハWの位置を基準位置に合わせむ(ステップS7;S7)。図8に位置合わせ前のウェーハの位置を破線で、位置合わせ後のウェーハの位置を実線で示した。このように位置合わせすれば、オリフラを基準方向(Y軸方向)に対して誤差0.01°という極めて高い精度で位置合わせ可能である。
【0032】
なお、ここではオリフラについては基準方向に位置合わせしてあるが、ウェーハの中心点については位置合わせしていない。このようにオリフラの方向のみを合わせるのは、オリフラを位置合わせした結果の偏心ベクトルは、ウェーハを位置合わせのために回転させた角度(|θa−90|°)だけ同方向に回転されたベクトルとなるので、オリフラの方向を補正した後、この偏心ベクトルを補正値として、例えばウェーハ上に形成されたチップの位置を特定し異物の有無を検出することが可能だからである。
【0033】
〔実施の形態2〕
本実施の形態は、ウェーハの中心点の求め方が上記した実施の形態と異なっている以外、その他は、実施の形態1と同様である。説明を簡便にするため相違点につき説明する。
詳しくは、ステップS406が異なっており、オリフラの仮の中心点の抽出方法が特徴的である。
【0034】
このステップ406に相当する手順を示すと図9のようになる。前記図4(b)を併用しながら説明する。
まず、ウェーハの仮中心点候補点Q1の平均値で表される点Q2を求め(ステップS421;S421)、当該点Q2から最も外れたウェーハの仮中心点候補点点Q4を次に抽出する(ステップS422;S422,図4(b)参照)。そして、この点Q4を与えたサンプリング点で前記平均して求めたウェーハの仮の中心点Q2から最短距離のサンプリング点をオリフラの仮の中心点P4として抽出する(ステップS423;S423)。
【0035】
〔実施の形態3〕
上記した実施の形態1及び2は、オリフラを有するウェーハの位置検出についてであったが、ここではノッチを有するウェーハW(例えば、8インチの大きさのもの)の位置検出について論じる。差分につき説明する。
装置構成は、前記異物検査装置1とは制御部の構成を異にしている。つまり、ウェーハ位置合わせの動作を制御する制御部が、図10(制御部の機能ブロック図である。)に示すように、オリフラ位置検出部85に代えてノッチ位置検出部105を備えている。
【0036】
図11は、X−Y座標系データに基づいてウェーハの輪郭部形状を再現したイメージ図である。
ウェーハWの真の中心点Q5の算出は、上記した方法により行う。
ノッチ位置検出部105は、上記したように求めたウェーハWの真の中心点Q5を用いてノッチの基準方向からのずれ角θb(ノッチの真の中心点P7とウェーハWの真の中心点Q5とを結ぶ線分に垂直な直線l6のX軸に対する傾き)を検出する。詳しくは、ウェーハWの真の中心点Q5から最短距離にある点(ノッチの仮の中心点とする。)P6を含む左右所定数(d個、例えば、40点)に対して、変化率を求めその変化率からノッチの真の中心点P7を求め、そして、ずれ角θbを割り出す。
【0037】
図12は、ウェーハ位置検出の手順を示すフローチャートである。
ステップ8〜S11までの処理は、ステップS1〜S4までの処理と同様に行われる。ここで特筆すべきは、ステップS12で行うノッチ位置の検出についてである。
図13は、当該ステップS12を詳細に示したフローチャートである。図11を併用しながらその手順について説明する。
【0038】
まず、上記したように求めたウェーハの真の中心点Q5から最短距離にあるサンプリング点P6をノッチの仮の中心点として抽出する(ステップS121;S121)。そして、繰り返し述べるが異常値判定フラグf1の値を参照して異常値であるかどうか各点について判断する(ステップS122;S122)。異常値判定フラグf1=「1」であれば(ステップS122でYes)、上記のように正常値に置き換える。(ステップS123;S123)。
【0039】
次に、このようにして抽出したノッチの仮の中心点P6を含む左右所定数(d個)の点を抽出し(ステップS124;S124,ここでも異常値か正常値かの判断を行いこの判断結果に基づいて異常値を正常値に置換する処理をむろん行うことになる。)、下記の式4で表される評価値Hを各点について求めて、ノッチの真の中心点を検出する(ステップS125;S125)。
H=(該当する点の前所定数の点のウェーハの真の中心点Q5からの距離の合計)−(該当する点の後ろ所定数の点のウェーハの真の中心点Q5からの距離の合計) ・・・ (式4)
ウェーハの真の中心点Q5からの距離とウェーハの回転角との関係を模式的に図示すれば、図14に示すようになり、放物線状にサンプリング点(図中黒丸)がプロットされた領域がノッチに相当する。この図で、ノッチの仮の中心点P6を含む所定点について、点線丸枠で囲ったように、左右の所定点(ここでは5個)について、ウェーハの真の中心点Q5からの距離の和を求め、それら2つの和の差分を評価値Hとする。
【0040】
図15は、評価値Hをウェーハ回転角θに対してプロットした図である。
この図で評価値Hについて符号が反転する点、Hm-1とHmで表される点を結ぶ直線のゼロクロス点をノッチの真の中心点P7として算出する。
さて、図12に戻って、このようにしてノッチの真の中心点P7が求まれば、この点P7とウェーハWの真の中心点Q5とを結ぶ線分に垂直な直線l6の傾きをノッチの基準方向からのずれ角θbとする(ステップS13;S13,図11参照)。図16に位置合わせ前のウェーハの位置を破線で、位置合わせ後のウェーハの位置を実線で示した。
【0041】
〔変形例〕
本発明は、上記実施の形態に限定されないのは言うまでもなく、次のような変形例が考えられる。
(1)
上記実施の形態ではチップが形成されたウェーハを検査対象としていたが、チップが形成されていないウェーハを検査することができることも言うまでもない。
【0042】
(2)
上記実施の形態ではウェーハの位置検出についてウェーハ異物検査装置を例にとって説明したが、例えば、半導体製造装置にも適応することもできる。
図17は、この半導体製造装置の構成を示すブロック図である。
この図に示すように半導体製造装置600は、半導体製造部600Aと、制御部600Bとから構成されている。
【0043】
半導体製造部600Aは、ウェーハWを予備的に真空環境下に晒すためのロードロック部601と、ウェーハ位置合わせ部602と、プラズマCVD法(Chemical Vapor Deposition;化学蒸着法)によって成膜或はエッチングという処理を行う反応部603と、ウェーハの搬送を行うウェーハ搬送部604とから構成されている。
【0044】
ウェーハ搬送部604は、ロードロック部601からウェーハ位置合わせ部602への及び当該ウェーハ位置合わせ部602から反応部603へのウェーハWの搬送を行うものである。
制御部600Bは、4つのVMEモジュール、VME1〜VME4と、これら制御を統括するコンピュータPCとから構成されている。
【0045】
前記半導体製造部600Aの各部601〜604は、それぞれを独立的に前記VME1〜VME4によって制御される。
前記コンピュータPCから操作者が製造開始の指令を入力すると、その指令に基づき、或は、動作条件を入力した場合にあっては、これをVME1〜VME4にダウンロードしてからそれを指令として前記VME1〜VME4による各部601〜604の制御が統括されながら半導体ウェーハWの製造が連続的に行われる。
【0046】
このような半導体製造装置600でも、前記ウェーハ位置合わせ部602で詳述はしないが上記した実施の形態と同様にしてウェーハ位置検出を行う。
(3)
上記実施の形態では、エッジデータの異常値の除去を、ウェーハの仮の中心点、真の中心点、オリフラ及びノッチの位置の算出を実際に行う際に、フラグの値を判定することによりその都度随時行ったが、このような処理に入る前に、つまり、メモリの段階で除去しておくこともできる。
【0047】
(4)
上記実施の形態では、オリフラ若しくはノッチを有するウェーハの位置検出について説明したが、これらが形成されていない円形のウェーハの位置検出にも偏芯ベクトルの算出に関しては無論適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のウェーハ位置検出方法及びウェーハ位置検出装置では、距離データ列のなかから所定数の距離データを選択し、当該距離データによって表されるウェーハ端縁の形状を示すサンプリング点の中から2点の組を複数組選択し、選択した各組における2点を結ぶ線分の垂直二等分線同士の交点を求めることによってウェーハの中心点を求める。これにより上記した所期の目的が達成される。なお、ここでいう検出精度は、その検出結果に基づき行ったウェーハの位置合わせの精度に反映される。よって、例えば、ウェーハ上に形成されたチップの位置と予め決められたその基準の位置とのずれ量を指標にこの検出精度を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る異物検査装置の構成を示す図である。
【図2】前記異物検査装置の制御部における機能ブロック図である。
【図3】メモリのデータ構造を示す図である。
【図4】(a)画素数を横軸、回転角θを縦軸にとって表した図である。
(b)X−Y座標系データに基づいてウェーハの輪郭部形状を再現した図である。
【図5】ウェーハ位置合わせの動作を示すフローチャートである。
【図6】ウェーハの真の中心点を算出する手順を詳細に示したフローチャートである。
【図7】オリフラの位置を検出する手順を詳細に示したフローチャートである。
【図8】位置合わせ前後のウェーハの位置を示す図である。
【図9】別な実施の形態に係るウェーハ位置検出におけるオリフラの仮の中心点を抽出する手順を示したフローチャートである。
【図10】更に別な実施の形態に係る異物検査装置の制御部の機能ブロック図である(図3に相当する図である。)。
【図11】X−Y座標系データに基づいてウェーハの輪郭部形状を再現した図である。
【図12】ウェーハ位置検出の手順を示すフローチャートである。
【図13】ノッチの位置を検出する手順を詳細に示したフローチャートである。
【図14】ウェーハの真の中心点からの所定のサンプリング点との距離とウェーハの回転角との関係を表す模式図である。
【図15】評価値Hをウェーハ回転角θに対してプロットした図である。
【図16】位置合わせ前後のウェーハの位置を示す図である。
【図17】上記した実施の形態に係るウェーハ位置検出方法を適用した半導体製造装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 異物検査装置
2 回転ステージ
3 X−Yステージ
4 発光部
5 受光部
6 ローダ・アンローダ
7 ロボットアーム
8 制御部
31,32
台盤
31a X軸棒
32a Y軸棒
50 受光用対物レンズ
51 ラインセンサ
81 2値化処理部、
82 エッジ距離データ生成部
83 X−Y座標系データ生成部
84 ウェーハ中心点算出部
85 オリフラ位置検出部
86 メモリ
105 ノッチ位置検出部
600 半導体製造装置
600A 半導体製造部
600B 制御部
601 ロードロック部
602 ウェーハ位置合わせ部
603 反応部
604 ウェーハ搬送部
841 ウェーハ仮の中心点算出部
842 ウェーハ真の中心点算出部
Q1 ウェーハの仮中心点候補点
Q2 ウェーハの仮中心点
Q3 ウェーハの真の中心点
Q4 ウェーハの仮中心点候補点の異常値
Q5 ウェーハの真の中心点
P4 オリフラの仮の中心点
P5 オリフラの真の中心点
P6 ノッチの仮の中心点
P7 ノッチの真の中心点
Claims (3)
- オリエンテーションフラット若しくはノッチを有するウェーハのエッジに基づいて設定された複数のサンプリング点を第1サンプリング対象とし、前記第1サンプリング対象に基づいてウェーハの仮の基準点を求め、
前記仮の基準点とそれぞれのサンプリング点との距離に基づいてオリエンテーションフラット若しくはノッチの仮の中心点を特定し、前記仮の中心点を含む周囲の所定数のサンプリング点を第2サンプリング対象とし、
前記第1サンプリング対象から前記第2サンプリング対象を除いたサンプリング点を第3サンプリング対象とし、前記第3サンプリング対象に基づいて、前記ウェーハの基準点を求める
ことを特徴とするウェーハ位置検出方法。 - 前記ウェーハの仮の基準点及び前記ウェーハの基準点は、サンプリング対象とするサンプリング点の中から2点の組を少なくとも2組選択し、選択した各組における2点を結ぶ線分の垂直2等分線の交点に基づいて求める
ことを特徴とする請求項1記載のウェーハ位置検出方法。 - 前記第2サンプリング対象は、前記仮の基準点から最短距離にあるサンプリング点及びその近傍の所定数のサンプリング点に対し最小二乗法を行って求められた近似曲線上のサンプリング点である
ことを特徴とする請求項1または2記載のウェーハ位置検出方法。
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