JP4097255B2 - パターンマッチング装置、パターンマッチング方法およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パターンマッチングの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パターンマッチングのアルゴリズムとして様々な手法が提案されているが、実用的なものとしては一般化ハフ変換と正規化相関法とを挙げることができる。
【0003】
図1は一般化ハフ変換によるパターンマッチングの原理を説明するための図である。一般化ハフ変換では、まず、参照図形91aの輪郭上の各エッジ点911における接線の傾きψを調べ、エッジ点911を原点とした参照図形91aの基準点910の相対位置が相対極座標(r,α)として求められる。そして、傾きψをインデックスとして相対位置を参照できるようにした表1に例示するRテーブルが準備される。
【0004】
【表1】
【0005】
ここで、認識の対象となる対象図形の輪郭上のあるエッジ点のXY座標が(xq,yq)であり、エッジ点における接線の傾きがψqである場合に、参照図形91aをθだけ回転し、κ倍に伸縮したものが対象図形であると仮定すると、対象図形における基準点のXY座標(x,y)は、数1により求めることができる。
【0006】
【数1】
【0007】
そこで、数1を全てのθおよびκの組み合わせについて計算し、(x,y,θ,κ)の4次元空間に投票を行う。このとき、数1のr,αは、(ψq−θ)をインデックスとしてRテーブル(表1)から求められ、Rテーブルに(ψq−θ)に対応するr,αが複数登録されている場合には、全ての組み合わせについて投票が行われる。対象図形の輪郭上の全てのエッジ点に対して投票を行うことにより、対象図形における基準点のXY座標近傍に多数の投票が行われることとなり、対象図形における基準点のXY座標、並びに、θおよびκを求めることができる。
【0008】
正規化相関法では、座標(x,y)における参照画像の画素値がf(x,y)であり、対象画像の画素値がg(x,y)と表されるものとすると、数2により対象画像を参照画像から(m,n)だけずらして重ねたときの両者の類似度(相関値とも呼ばれる。)Cが求められる。
【0009】
【数2】
【0010】
数2において、fav,gavは、参照画像および対象画像において互いに対応する領域の画素値の平均値である。数2による演算を全ての(m,n)に対して行い、類似度Cが最も大きくなるときの(m,n)が参照画像に対する対象画像のずれ量として求められる。
【0011】
なお、一般化ハフ変換を応用したパターンマッチング方法としては、例えば特許文献1があり、正規化相関法を応用したパターンマッチング方法としては、例えば特許文献2がある。
【0012】
【特許文献1】
特開平4−24773号公報
【特許文献2】
特開平8−249466号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般化ハフ変換は画像中のパターンの回転、変倍および隠蔽に強いという特徴を有するが、逆に、接線の傾きが誤差を含みやすい等の理由により誤認識が多いという欠点を有する。例えば、図2に示す参照画像91を用いて図3に示す対象画像92から参照画像91とパターンが一致する領域を検出しようとした場合、対象画像92中にはパターンが一致する領域が存在しないにも関わらず、図3中に符号921にて示す矩形の領域が多数検出されてしまう。
【0014】
図4は参照画像91の具体例を示す図であり、図5は一般化ハフ変換を用いて対象画像92に対してパターンマッチングを行った結果を示す図である。なお、図5は、例えば、半導体基板の膜厚測定装置にて取得される画像である。図5中の符号922にて示す3つの位置はパターンが一致すると判断された領域の中心である。この結果のように、一般化ハフ変換を用いたパターンマッチングでは、誤検出の原因が直感的に把握しにくい場合が多い。
【0015】
一方、正規化相関法を用いたパターンマッチングは、マッチングの精度が高いという特徴を有する。しかしながら、パターンの回転や変倍に弱く、演算量が多いために処理に時間がかかるという欠点を有する。さらに、正規化相関法は、照明等の変化による対象画像の濃淡やコントラストの変化に弱いという問題も有する。
【0016】
図6は参照画像91の一例を示す図であり、図7は半導体基板を撮影することにより得られる対象画像92を例示する図である。図7では、符号921にて適切に参照画像91とパターンが一致する領域が検出された結果を示している。ところが、図8に示すように対象画像92の一部の濃度が変化した場合、符号921にて示すように適切なパターンマッチングが行われなくなってしまう。なお、領域921に付された矢印は参照画像91の向き(図6における上方向)を示している。
【0017】
また、正規化相関法では参照画像が対象画像に比べて十分には小さくない場合、対象画像に対して参照画像をずらす範囲が制限されてしまうという問題も有している。
【0018】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、パターンマッチングの精度の低下を抑えつつ、パターンの回転(および変倍)に対応できるとともに迅速にパターンマッチングを行うことができる技術を提供することを主たる目的としている。また、参照画像が対象画像に対して十分には小さくない場合であっても迅速なパターンマッチングを行うことができ、さらに、対象画像の濃淡等の変化の影響を受けにくいパターンマッチングを実現することも目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング装置であって、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターンのデータ、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを記憶する記憶部と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出し、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求め、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍の候補位置を複数の仮の基準位置として決定し、前記複数の仮の基準位置の平均位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する演算部とを備える。
請求項2に記載の発明は、対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング装置であって、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターンのデータ、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを記憶する記憶部と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出し、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求め、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍に複数の仮の基準位置を決定し、前記複数の仮の基準位置のそれぞれについて、仮の基準位置から各対象特徴位置までの距離と、前記テーブルにおいて前記各対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた前記基準点の相対位置が示す距離との差を求め、前記差の総和が最小となる仮の基準位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する演算部とを備える。
請求項3に記載の発明は、対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング装置であって、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターンのデータ、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを記憶する記憶部と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出し、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求め、前記複数の組み合わせにおいて前記複数の候補位置が相対的に偏る複数の回転角を特定し、前記複数の回転角において候補位置の分布を示す評価値を求め、前記評価値を用いて前記複数の回転角を補間することにより前記候補位置の分布が最も偏る回転角を最終の回転角として求め、1つの対象特徴位置に対応する前記基準点の相対位置を前記テーブルから取得し、前記対象特徴位置を中心として前記基準点の相対位置に位置する点を前記最終の回転角だけ回転して前記対象画像における前記基準点の位置を特定する演算部とを備える。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、前記演算部が、正規化相関法により前記複数の対象特徴位置を検出する。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、前記演算部が、前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置、前記参照画像の回転角および前記参照画像の倍率の複数の組み合わせを求める。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、回転しつつ処理が施された対象物を撮像することにより前記対象画像のデータを取得する撮像部をさらに備える。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、前記対象物が半導体基板、プリント配線基板またはガラス基板である。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、前記複数の対象特徴位置が検出される際に前記少なくとも1つの特徴パターンの前記対象画像中の向きが検出され、前記参照画像の回転角を制限しつつ前記複数の組み合わせが求められる。
【0028】
請求項9に記載の発明は、対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング方法であって、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍の候補位置を複数の仮の基準位置として決定し、前記複数の仮の基準位置の平均位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程とを有する。
請求項10に記載の発明は、対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング方法であって、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍に複数の仮の基準位置を決定し、前記複数の仮の基準位置のそれぞれについて、仮の基準位置から各対象特徴位置までの距離と、前記テーブルにおいて前記各対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた前記基準点の相対位置が示す距離との差を求め、前記差の総和が最小となる仮の基準位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程とを有する。
請求項11に記載の発明は、対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング方法であって、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、前記複数の組み合わせにおいて前記複数の候補位置が相対的に偏る複数の回転角を特定し、前記複数の回転角において候補位置の分布を示す評価値を求め、前記評価値を用いて前記複数の回転角を補間することにより前記候補位置の分布が最も偏る回転角を最終の回転角として求め、1つの対象特徴位置に対応する前記基準点の相対位置を前記テーブルから取得し、前記対象特徴位置を中心として前記基準点の相対位置に位置する点を前記最終の回転角だけ回転して前記対象画像における前記基準点の位置を特定する工程とを有する。
【0029】
請求項12に記載の発明は、コンピュータに対象画像における参照画像の位置を検出させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍の候補位置を複数の仮の基準位置として決定し、前記複数の仮の基準位置の平均位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程とを実行させる。
請求項13に記載の発明は、コンピュータに対象画像における参照画像の位置を検出させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍に複数の仮の基準位置を決定し、前記複数の仮の基準位置のそれぞれについて、仮の基準位置から各対象特徴位置までの距離と、前記テーブルにおいて前記各対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた前記基準点の相対位置が示す距離との差を求め、前記差の総和が最小となる仮の基準位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程とを実行させる。
請求項14に記載の発明は、コンピュータに対象画像における参照画像の位置を検出させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、前記複数の組み合わせにおいて前記複数の候補位置が相対的に偏る複数の回転角を特定し、前記複数の回転角において候補位置の分布を示す評価値を求め、前記評価値を用いて前記複数の回転角を補間することにより前記候補位置の分布が最も偏る回転角を最終の回転角として求め、1つの対象特徴位置に対応する前記基準点の相対位置を前記テーブルから取得し、前記対象特徴位置を中心として前記基準点の相対位置に位置する点を前記最終の回転角だけ回転して前記対象画像における前記基準点の位置を特定する工程とを実行させる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図9は、半導体基板(以下、「基板」という。)を処理するための複数の装置が配列された基板処理ライン8と、基板処理ライン8からの基板上に形成された膜厚を計測する検査装置1とを示すブロック図である。基板は、基板を回転しつつ処理する処理装置81と検査装置1との間で搬送ロボット82により受け渡しされる。
【0031】
図10は検査装置1の構造を示す図である。検査装置1は基板9を保持するとともに移動する基板保持部2、基板9を撮像することにより2次元画像のデータを取得する撮像部3、並びに、基板保持部2および撮像部3に接続されたコンピュータ4を有する。
【0032】
基板保持部2は、基板9を保持するステージ21およびステージ21を移動するステージ駆動部22を有し、ステージ駆動部22は、ステージ21を図10中のX方向に移動するX方向移動機構221、並びに、ステージ21およびX方向移動機構221をY方向に移動するY方向移動機構222を有する。X方向移動機構221およびY方向移動機構は、それぞれモータにボールねじを接続した機構となっている。
【0033】
撮像部3は、照明光を出射する光源31、基板9に照明光を導くとともに基板9からの光が入射する光学系32、および、光学系32により結像された基板9の像を電気的信号に変換し、コンピュータ4へと出力する撮像デバイス33を有する。
【0034】
コンピュータ4は、図11に示すように、各種演算処理を行うCPU41、基本プログラムを記憶するROM42および各種情報を記憶するRAM43をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、情報記憶を行う固定ディスク44、各種情報の表示を行うディスプレイ45、操作者からの入力を受け付けるキーボード46aおよびマウス46b、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体85から情報の読み取りを行う読取装置47、並びに、ステージ駆動部22や撮像部3との間で通信を行う通信部48が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
【0035】
コンピュータ4には、事前に読取装置47を介して記録媒体85からプログラム441が読み出され、固定ディスク44に記憶される。そして、プログラム441がRAM43にコピーされるとともにCPU41がRAM43内のプログラムに従って演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータ4がプログラムを実行することにより)、コンピュータ4が基板9の検査を実行する。
【0036】
図12は、CPU41がプログラム441に従って動作することにより、CPU41、ROM42、RAM43、固定ディスク44等が実現する機能構成を示すブロック図である。図12においてマッチング部401、基準位置検出部402および検査部403がCPU41等により実現される機能を示す。なお、これらの機能は専用の電気的回路により実現されてもよく、部分的に電気的回路が用いられてもよい。
【0037】
図13は、コンピュータ4にて検査が行われる前の準備作業の流れを示す図である。以下、図12および図13を参照しつつ準備作業について説明する。
【0038】
準備作業では、まず、別途検査が行われた正常な基板9が検査装置1に搬入されて撮像部3により撮像が行われ、取得された画像が参照画像データ431としてRAM43に記憶される。図14は参照画像71の一例を示す図である。なお、参照画像データ431は、参照用のパターンを示すデータであればどのようなものであってもよく、例えば、基板9上のパターンの設計データ等のような仮想的なテンプレートから直接生成されてもよい。
【0039】
参照画像71はディスプレイ45(図11参照)に表示され、操作者がキーボード46aおよびマウス46b(以下、「入力部46」と総称する。)を操作することにより、参照画像71中の特徴的な領域を特徴パターンとして少なくとも1つ指定する。図14中の符号711a〜711cにて示される領域が特徴パターンとして指定された領域であり、マッチング部401の初期設定部411により、図15(a)〜(c)に示すように3つの特徴パターン71a〜71cのデータが特徴パターンデータ432としてRAM43に記憶される(ステップS11)。
【0040】
なお、特徴パターンは1種類のみが指定されてもよいが、この場合、参照画像において特徴パターンに合致する領域が複数必要となる。また、複数の特徴パターンが指定される場合は、互いに明らかに異なる特徴パターンとされることが好ましい。
【0041】
次に、操作者がディスプレイ45に表示された参照画像71を見ながら、パターンマッチングの演算の際に基準となる基準点710を入力部46を介して入力し、初期設定部411が入力を受け付けて基準点710の決定を行う(ステップS12)。
【0042】
以上の作業が完了すると、特徴位置検出部412が正規化相関法を用いて参照画像71において各特徴パターン71a〜71cと一致する領域を検出する。図14中の符号711a〜711c、並びに、符号712a,712bにて示す領域は、検出された領域を示しており、領域のエッジ上の矢印は図15(a)〜(c)の上方向に対応する。そして、各領域の中心(図14中にて+印にて示す位置)が参照特徴位置713a〜713cとして検出される(ステップS13)。
【0043】
特徴位置検出部412は、各参照特徴位置713a〜713cからみた基準点710の相対位置を極座標(以下、「参照特徴相対位置」という。)として求め(ステップS14)、各特徴パターン71a〜71cと対応する参照特徴相対位置との関係がRAM43内にRテーブル433として記憶されて準備される(ステップS15)。表2はRテーブル433の内容を例示しており、P0,P1,P2はそれぞれ特徴パターン71a,71b,71cに対応し、極座標の距離と角度はr,αに添え字を付して示している。Rテーブル433には複数の参照特徴相対位置が格納され、各特徴パターンには少なくとも1つの参照特徴相対位置が対応付けられる。
【0044】
【表2】
【0045】
Rテーブル433の構造は実質的に同様であれば表2に示されるものには限定されず、例えば、XY座標系であってもよく、基準点710を基準とした各参照特徴位置713a〜713cの相対位置であってもよい。
【0046】
次に、検査装置1において基板9の検査が行われる際の動作について図12および動作の流れを示す図を参照して説明する。図16は検査の流れを示す図である。検査に際して、まず、検査装置1に搬送ロボット82(図9参照)から基板9が搬入されてステージ21(図10参照)に載置され(ステップS21)、ステージ駆動部22が基板9を撮像部3の下方へと移動して撮像部3により基板9が撮像される。取得された画像はコンピュータ4へと送られ、対象画像データ434としてRAM43に記憶される(ステップS22)。図17は対象画像72を例示する図である。
【0047】
対象画像データ434が準備されると、コンピュータ4においてマッチング部401および基準位置検出部402により、Rテーブル433を参照しながら対象画像72において参照画像71の基準点710に対応する点(以下、「基準点720」という。)の位置、並びに、参照画像71と対象画像72との回転および倍率に関するずれ量がパターンマッチングにより求められる(ステップS23)。これにより、対象画像72と参照画像71との位置関係が検出される。
【0048】
その後、検査部403において所定の検査が行われる(ステップS24)。検査としては、検査装置1に別途設けられた膜厚測定器を用いて基準点720における膜厚の検査が行われる。検査としては他のものが行われてもよく、参照画像71を基準とするパターン形状の検査等が行われてもよい。検査後の基板9は搬送ロボット82により検査装置1から処理装置81へと戻される(ステップS25)。
【0049】
図18はコンピュータ4におけるパターンマッチングの動作(ステップS23)の流れを示す図である。パターンマッチングでは、まず、特徴位置検出部412が正規化相関法により対象画像72において各特徴パターン71a〜71cと一致する領域を求め、領域の中心を対象特徴位置として検出する(ステップS31)。すなわち、各特徴パターン71a〜71cを対象画像72に対して走査させながら類似度(数2参照)を求め、類似度が所定のしきい値を超える(または、大きく極大となる)時点での特徴パターンの中心位置を検出する。このとき、特徴パターンの走査は特徴パターンの向きを変えつつ繰り返し行われる。
【0050】
なお、検査装置1に搬入後の基板9のおよその向きが既知である場合には(例えば、撮像部3にて低倍率で撮像して基板9の向きが求められている場合等)、その向きを基準に特徴パターンの走査が行われる。
【0051】
図19中の符号721a〜721cはそれぞれ、図15(a)〜(c)に示す特徴パターン71a〜71cと一致する領域を示しており、符号723a〜723cにて示す+印は検出された対象特徴位置である。
【0052】
次に、投票部413が回転角θ、倍率(伸縮率)κおよび、基準点720の候補となる位置(x,y)をパラメータとして有する4次元空間を設定する(ステップS32)。このとき、4次元空間は比較的低分解能の空間として設定される。例えば、パラメータx,yに関しては、5×5画素〜9×9画素を単位として投票空間が設定される。
【0053】
その後、投票部413によりRテーブル433を参照しながら各特徴パターン71a〜71cに対応する投票が行われる(ステップS33)。換言すれば、パターンが一致するように参照画像71を対象画像72に重ねるための基準点720の複数の候補位置、参照画像71の回転角θおよび参照画像の倍率κの複数の組み合わせが求められる。
【0054】
いずれかの特徴パターンが方向性を有する(すなわち、正規化相関法によるマッチングにより1つのみの向きが検出される)場合には、求められた向きに合わせて投票空間の回転角θの範囲が制限される、あるいは、回転角θが投票空間のパラメータから除外された上で投票が行われてもよい。倍率κを考慮する必要がない場合は、倍率κも投票空間のパラメータから除外されてよく、この場合、投票は、複数の候補位置と回転角θとの複数の組み合わせを求めることと同等となる。
【0055】
図20は投票の詳細な流れを示す図である。まず、投票部413が1つの対象特徴位置を特定し(ステップS41)、Rテーブル433を参照して対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた参照特徴相対位置(極座標)を取得する(ステップS42)。1つの特徴パターンに複数の参照特徴相対位置が関連づけられている場合には、複数の参照特徴相対位置が取得される。
【0056】
次に、ある回転角θおよびある倍率κに対する基準点720の候補位置を参照特徴相対位置から求め、投票空間の座標(x,y,θ,κ)に投票を行う(ステップS43)。例えば、対象画像72内の座標(x(Pn),y(Pn))に位置する特徴パターンPnに対して参照特徴相対位置(r(Pn),α(Pn))が関連づけられており、参照画像71をθだけ回転させてκだけ伸縮した画像が対象画像72であると仮定した場合、対象画像72中の基準点720の候補となる座標(x,y)は数3により求めることができる。
【0057】
【数3】
【0058】
そこで、投票部413では回転角θおよび倍率κの全ての組み合わせに対して数3の演算を行って多数の候補位置を求め、投票空間に投票を行う。また、1つの特徴パターンに対して複数の参照特徴相対位置が関連づけられている場合には、各参照特徴相対位置に対して投票が行われる。
【0059】
1つの対象特徴位置に対する投票が全て完了すると、次の対象特徴位置が特定されて投票が繰り返される(ステップS44)。全ての対象特徴位置に対する投票が完了すると、図18の流れへと戻る。
【0060】
次に、低分解能の投票結果に基づいて、基準位置検出部402の第1検出部421が対象画像72における基準点720のおよその位置(以下、「第1の基準位置」という。)を求める(ステップS34)。図21は第1の基準位置を特定する動作の流れを示す図である。
【0061】
第1検出部421では、まず、投票により得られた候補位置の集合の投票空間における分布において、密度が高く、かつ、候補位置の数の多い範囲が取得される(ステップS51)。そして、取得された範囲に属する候補位置の平均位置が基準点720の推定位置として求められる(ステップS52)。
【0062】
次に、推定位置近傍の複数の候補位置を仮の基準位置として決定し(ステップS53)、再度、仮の基準位置の平均位置が求められ、この平均位置が第1の基準位置として特定される(ステップS54)。2回の平均位置の算出により、仮に、候補位置の密度が高い領域が実際の基準点720の位置から大きくずれていたり、複数の領域に分離していたとしても、第1の基準位置を適切に求めることが実現される。
【0063】
第1の基準位置が求められると、投票部413がパラメータx,y,θ,κの範囲が第1の基準位置に対応する値近傍に限定された高分解能の投票空間を設定する(図18:ステップS35)。そして、再度、投票が行われる(ステップS36)。分解能の異なる投票空間に投票を繰り返すことにより、精度の高い投票を効率よく行うことが実現される。
【0064】
続いて、第2検出部422により基準点720の精度の高い位置(以下、「第2の基準位置」という。)の特定が行われる(ステップS37)。図22は第2検出部422の動作の流れを示す図である。第2検出部422では、まず、2回目の投票で得られた候補位置の集合の平均位置が基準点720の推定位置として求められる(ステップS61)。次に、投票空間において推定位置近傍の全てのXY座標上の点を仮の基準位置として決定する(ステップS62)。
【0065】
その後、1つの仮の基準位置が注目する仮の基準位置として特定され(ステップS63)、仮の基準位置から1つの対象特徴位置までの距離と、この対象特徴位置に関してRテーブル433から導かれる極座標中の距離(r)との差が誤差として求められる。各対象特徴位置に対する誤差が求められると(ステップS64)、誤差の総和が求められて一時的に記憶される(ステップS65)。ステップS65の処理は、仮の基準位置に対する複数の対象特徴位置と、Rテーブル433から導かれる複数の参照特徴相対位置との相違を示す値が求められるのであれば、他の方法が採用されてもよい。
【0066】
1つの仮の基準位置に関する誤差の総和が求められると、注目する仮の基準位置が変更されてステップS63〜S65が繰り返される(ステップS66)。全ての仮の基準位置に関する誤差の総和が求められると、誤差の総和が最も小さい仮の基準位置が基準点720の最終の位置(すなわち、第2の基準位置)として決定される(ステップS67)。
【0067】
以上のように、第2検出部422では、推定位置近傍の全ての位置のうち、いずれの位置が最もRテーブル433の内容(すなわち、参照画像71における特徴パターンの配置)に近いかが確認される。これにより、適切な基準点720の位置を確実に検出することができる。
【0068】
なお、上述の処理では対象画像72において参照画像71の基準点710に対応する位置(すなわち、基準点720の位置)のみを求めているが、求められた基準点720の位置に基づいてRテーブル433を参照して回転角θや倍率κが正確に求められてもよく、この場合、回転および倍率も含めて対象画像72と参照画像71との相対的位置関係(参照画像71における対象画像72の位置と捉えることもできる。)が求められることとなる。
【0069】
図23は第2検出部422の他の動作例を示す図である。なお、図23に示す例では、投票空間として倍率κをパラメータとして有しない3次元空間が利用されるものとする。
【0070】
まず、投票空間において回転角θに注目し、投票された候補位置が相対的に偏る複数の回転角が特定される(ステップS71)。次に、特定された各回転角において分布を示す評価値を求め(分布が偏るほど評価値が小さく(または大きく)なるものとする。)、回転角と評価値との関係を2次以上の多項式にて近似し、最も評価値が小さく(または大きく)なるときの回転角を補間により求める(ステップS72)。例えば、回転角θの単位を(±0.025π)程度とし、近似用に2次の多項式が用いられる。
【0071】
最後に、対象画像72中の1つの対象特徴位置を特定し、これに対応する参照特徴相対位置をRテーブル433から取得し、対象特徴位置を中心として参照特徴相対位置に位置する点を求められた回転角だけ回転して最終的な基準点720の位置を求める(ステップS73)。
【0072】
なお、正規化相関法によるパターンマッチングは位置精度が高いため、1つの対象特徴位置に基づいて基準点720の位置を求めても十分な精度を得ることができるが、さらに精度よく基準点720の位置を求めるために、各対象特徴位置に対してRテーブル433を参照しつつ複数の仮の基準点の位置を求め、仮の基準点の平均位置が最終的な基準点720の位置として求められてもよい。
【0073】
以上のように、投票空間において回転角θに注目しつつ基準点720の位置を求めることも可能である。
【0074】
以上に説明したように、検査装置1では特徴パターンと対象画像とに対して正規化相関法を用いたパターンマッチングが行われ、その後、特徴パターンをインデックスとして有するRテーブルを参照して一般化ハフ変換に準じたパターンマッチングが行われる。
【0075】
したがって、例えば、参照画像に特徴的な領域を含ませるために参照画像が対象画像に対して十分には小さくできない場合であっても通常の正規化相関法のように演算時間が長くなったり、マッチングの探索範囲が狭くなることを防止することができ、迅速かつ適切にパターンマッチングを行うことができる。特に、半導体基板、プリント基板、ガラス基板等の単純なパターンが形成された基板を撮像して対象画像が得られる場合、さらには、平坦な領域が検査対象とされる膜厚測定におけるパターンマッチングの場合は参照画像を比較的大きくせざるを得ないため、本実施の形態に係るパターンマッチングの手法が適しているといえる。
【0076】
また、特徴パターンに対しては正規化相関法を用いてパターンマッチングを行うため、対象特徴位置を正確に検出することができ、パターンマッチングの精度の低下も抑制される。さらに、一般化ハフ変換に準じたパターンマッチングにより、対象画像の回転や倍率変動、対象画像の局所的な濃度(輝度)変化、参照画像や対象画像の一部分の隠蔽等の影響を受けにくいパターンマッチングを行うことができる。
【0077】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0078】
例えば、上記実施の形態では半導体基板の検査装置1おいてパターンマッチングが行われるが、検査以外の分野のパターンマッチングにおいて上述のパターンマッチングが利用されてもよく、プリント配線基板、フラットパネル表示装置やフォトマスク等に利用されるガラス基板の製造に際して上述のパターンマッチング利用されてもよい。さらには、基板処理分野を離れてコンピュータや専用の装置において上述のパターンマッチングが行われてもよい。
【0079】
また、上記実施の形態のように、回転式の処理装置81から不特定の向きで基板9が搬出される場合に上述のパターンマッチングは特に優れているが、非回転式であって基板9の向きが不特定の場合にも効果的に利用することができる。
【0080】
上記実施の形態では、参照画像71における基準点710の位置が操作者により設定されるが、先に参照特徴位置の検出を行い、参照特徴位置を含む範囲の中心が自動的に基準点710の位置として決定されてもよい。
【0081】
図21に示す第1の基準位置の特定は簡単な手法により迅速にパターンマッチングを行う場合の好ましい例を示しており、図22および図23に示す第2の基準位置の特定の手法は精度よくパターンマッチングを行う場合の好ましい例を示しているが、これらの手法は任意の順序で組み合わされてもよく、これらの手法に代えて他の手法が用いられてもよい。さらに、投票および基準位置の特定は1回だけ行われてもよく、3回以上行われてもよい。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、特徴パターンを利用することにより、パターンマッチングの精度の低下を抑えつつ、パターンの回転に対応できるとともに迅速にパターンマッチングを行うことができる。特に、参照画像が対象画像に対して十分には小さくすることができない場合であっても迅速にパターンマッチングを行うことができる。さらに、請求項1、9および12の発明では、簡単にパターンマッチングを行うことができ、請求項2、3、10、11、13および14の発明では、精度よくパターンマッチングを行うことができる。
【0083】
また、請求項4の発明では対象特徴位置を正確に検出することができ、請求項5の発明では、倍率を考慮したパターンマッチングを行うことができる。
【0084】
また、請求項8の発明では、効率よくパターンマッチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般化ハフ変換によるパターンマッチングの原理を説明するための図である。
【図2】参照画像を例示する図である。
【図3】対象画像を例示する図である。
【図4】参照画像を例示する図である。
【図5】一般化ハフ変換を用いてパターンマッチングを行った結果を示す図である。
【図6】参照画像を例示する図である。
【図7】対象画像を例示する図である。
【図8】対象画像を例示する図である。
【図9】基板処理ライン、検査装置等を示すブロック図である。
【図10】検査装置の構造を示す図である。
【図11】コンピュータの構造を示す図である。
【図12】コンピュータの機能構成を示す図である。
【図13】準備作業の流れを示す図である。
【図14】参照画像を例示する図である。
【図15】(a)〜(c)は、特徴パターンの例を示す図である。
【図16】検査動作の流れを示す図である。
【図17】対象画像を例示する図である。
【図18】パターンマッチングの流れを示す図である。
【図19】特徴パターンと一致する領域を示す図である。
【図20】投票の詳細な流れを示す図である。
【図21】第1の基準位置を特定する動作の流れを示す図である。
【図22】第2の基準位置を特定する動作の流れを示す図である。
【図23】第2の基準位置を特定する動作の流れの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 検査装置
3 撮像部
4 コンピュータ
9 基板
41 CPU
43 RAM
71 参照画像
71a〜71c 特徴パターン
72 対象画像
432 特徴パターンデータ
433 Rテーブル
710,720 基準点
723a〜723c 対象特徴位置
431 参照画像データ
441 プログラム
S11〜S15,S31〜S37,S51〜S54,S61〜S67,S71〜S73 ステップ
Claims (14)
- 対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング装置であって、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターンのデータ、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを記憶する記憶部と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出し、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求め、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍の候補位置を複数の仮の基準位置として決定し、前記複数の仮の基準位置の平均位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する演算部と、
を備えることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング装置であって、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターンのデータ、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを記憶する記憶部と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出し、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求め、候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍に複数の仮の基準位置を決定し、前記複数の仮の基準位置のそれぞれについて、仮の基準位置から各対象特徴位置までの距離と、前記テーブルにおいて前記各対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた前記基準点の相対位置が示す距離との差を求め、前記差の総和が最小となる仮の基準位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する演算部と、
を備えることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング装置であって、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターンのデータ、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを記憶する記憶部と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出し、全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求め、前記複数の組み合わせにおいて前記複数の候補位置が相対的に偏る複数の回転角を特定し、前記複数の回転角において候補位置の分布を示す評価値を求め、前記評価値を用いて前記複数の回転角を補間することにより前記候補位置の分布が最も偏る回転角を最終の回転角として求め、1つの対象特徴位置に対応する前記基準点の相対位置を前記テーブルから取得し、前記対象特徴位置を中心として前記基準点の相対位置に位置する点を前記最終の回転角だけ回転して前記対象画像における前記基準点の位置を特定する演算部と、
を備えることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、
前記演算部が、正規化相関法により前記複数の対象特徴位置を検出することを特徴とするパターンマッチング装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、
前記演算部が、前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置、前記参照画像の回転角および前記参照画像の倍率の複数の組み合わせを求めることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、
回転しつつ処理が施された対象物を撮像することにより前記対象画像のデータを取得する撮像部をさらに備えることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、
前記対象物が半導体基板、プリント配線基板またはガラス基板であることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載のパターンマッチング装置であって、
前記複数の対象特徴位置が検出される際に前記少なくとも1つの特徴パターンの前記対象画像中の向きが検出され、前記参照画像の回転角を制限しつつ前記複数の組み合わせが求められることを特徴とするパターンマッチング装置。 - 対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング方法であって、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、
全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、
候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍の候補位置を複数の仮の基準位置として決定し、前記複数の仮の基準位置の平均位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程と、
を有することを特徴とするパターンマッチング方法。 - 対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング方法であって、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、
全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、
候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍に複数の仮の基準位置を決定し、前記複数の仮の基準位置のそれぞれについて、仮の基準位置から各対象特徴位置までの距離と、前記テーブルにおいて前記各対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた前記基準点の相対位置が示す距離との差を求め、前記差の総和が最小となる仮の基準位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程と、
を有することを特徴とするパターンマッチング方法。 - 対象画像における参照画像の位置を検出するパターンマッチング方法であって、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と 、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、
全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、
前記複数の組み合わせにおいて前記複数の候補位置が相対的に偏る複数の回転角を特定し、前記複数の回転角において候補位置の分布を示す評価値を求め、前記評価値を用いて前記複数の回転角を補間することにより前記候補位置の分布が最も偏る回転角を最終の回転角として求め、1つの対象特徴位置に対応する前記基準点の相対位置を前記テーブルから取得し、前記対象特徴位置を中心として前記基準点の相対位置に位置する点を前記最終の回転角だけ回転して前記対象画像における前記基準点の位置を特定する工程と、
を有することを特徴とするパターンマッチング方法。 - コンピュータに対象画像における参照画像の位置を検出させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、
全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、
候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍の候補位置を複数の仮の基準位置として決定し、前記複数の仮の基準位置の平均位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータに対象画像における参照画像の位置を検出させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、
全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、
候補位置の集合から前記基準点の推定位置を求め、前記推定位置近傍に複数の仮の基準位置を決定し、前記複数の仮の基準位置のそれぞれについて、仮の基準位置から各対象特徴位置までの距離と、前記テーブルにおいて前記各対象特徴位置にて検出された特徴パターンに関連づけられた前記基準点の相対位置が示す距離との差を求め、前記差の総和が最小となる仮の基準位置を前記対象画像における前記基準点の位置として特定する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータに対象画像における参照画像の位置を検出させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
参照画像中の少なくとも1つの特徴パターン、および、前記少なくとも1つの特徴パターンに対する前記参照画像中の基準点の複数の相対位置を示すテーブルを準備する工程と、
前記少なくとも1つの特徴パターンの対象画像中の位置を複数の対象特徴位置として検出する工程と、
全ての回転角に対して前記テーブルを参照して前記対象画像において前記参照画像の前記基準点に対応する複数の候補位置を求めることにより、前記複数の候補位置および前記回転角の複数の組み合わせを求める工程と、
前記複数の組み合わせにおいて前記複数の候補位置が相対的に偏る複数の回転角を特定し、前記複数の回転角において候補位置の分布を示す評価値を求め、前記評価値を用いて前記複数の回転角を補間することにより前記候補位置の分布が最も偏る回転角を最終の回転角として求め、1つの対象特徴位置に対応する前記基準点の相対位置を前記テーブルから取得し、前記対象特徴位置を中心として前記基準点の相対位置に位置する点を前記最終の回転角だけ回転して前記対象画像における前記基準点の位置を特定する工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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