JP5409080B2 - 円盤状部材の中心位置推定方法及び画像処理装置 - Google Patents

円盤状部材の中心位置推定方法及び画像処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、真空チャンバ内の半導体ウエハの中心位置を計測する中心位置推定方法及び画像処理装置に関するものである。
半導体製造装置では半導体を製造する工程で、円盤状のウエハに対して様々な処理が行われるが、そのときウエハの中心位置を装置内で正確に位置決めすることが重要であり、そのためにウエハの中心位置を自動的に求める必要がある。従来は、撮像カメラによりウエハ全体を撮像して、画像処理装置によりその画像のウエハ円周上の全エッジ情報からウエハ形状に最も適合する円を求め、その中心をウエハの中心位置としていた。しかしながら、近年、ウエハサイズは増大の一途をたどっており、従来の手法では撮像のために大きなスペースと大きな照明手段が必要となっていた。そこで、ウエハの全円周ではなくその一部の円弧を撮像して、その円弧画像の円弧情報からウエハ形状に最も適合する円を求め、その中心をウエハの中心位置として推定する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、周辺部に方向認識切り欠き部を有する円盤状の被処理体の位置ずれを検出する位置ずれ検出装置が開示されている。この装置には、被処理体のオリエンテーションフラット(オリフラ)部、ノッチ部等の方向認識切り欠き部を除いた周辺輪郭の位置を検出するように配置された3つの輪郭検出センサが備えられ、ずれ量演算部がこれら3つの輪郭検出センサの各検出値に基づいて被処理体の中心位置と推定し、基準原点との間のずれ量を求めていた。
また、特許文献2には、搬送装置によって処理ユニットに搬入される円盤状の被処理体をユニット入口で撮像して、撮像した被処理体の外周の円弧形状から複数箇所の位置情報を検出する撮像素子と、複数箇所の位置情報から被処理体の仮想円を求めて中心座標を算出して、搬送装置に対する被処理体の位置ずれ情報を算出する演算部とを備えた処理装置が開示されている。そして、算出した位置ずれ情報に基づいて、搬送装置が被処理体を処理ユニット内の所定位置に位置補正して搬入するようにしていた。
特開2002−43394号公報 特開2008−306162号公報
特許文献1では、円盤状のウエハの輪郭上の3点を検出するための3つの輪郭検出センサが必要である。また、ウエハのノッチ部やオリフラ部を除いた輪郭上の点を検出することから、ウエハの輪郭上に欠け等があった場合、ウエハの輪郭を正確に検出することができず、計測結果の中心位置が大きくずれる可能性がある。
また、特許文献2では、ウエハ円周のうち一部の円弧上の複数の位置情報に基づいて真円を推定し、その推定した真円の中心を直ちにウエハの中心位置に決定するので、円弧上の位置情報のわずかな誤差でも半径値誤差に大きく影響し、高精度にウエハの中心位置を求めることができないという課題があった。また、実際のウエハは真円に近い形状ではあるが完全な真円ではなく歪んでいる場合もあり、さらに、ノッチ部以外にも小さな欠けがある場合もあり、これら様々な要因が仮想円の半径値誤差に影響を与え、中心位置が大きくずれる可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ウエハ等の円盤状部材の中心位置を高精度に推定することを目的とする。
請求項1の発明に係る中心位置推定方法は、撮像手段により円盤状部材の任意範囲の円弧が撮像された画像を少なくとも所定方向の1軸を基準にして座標上の位置を規定した第1の円弧画像とし、第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、撮像手段により円盤状部材の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧が撮像された画像を1軸を基準にして座標上の位置を規定した第2の円弧画像とし、第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定ステップと、座標上において、第1の推定円上の最大点又は第2の推定円上の最大点を第1の頂点とする第1頂点算出ステップと、座標上において、第1の推定円上の最小点又は第2の推定円上の最小点を第2の頂点とする第2頂点算出ステップと、第1の頂点と第2の頂点との中点を求め、当該中点を円盤状部材の中心位置と推定する中心推定ステップとからなるものである。
請求項2の発明に係る中心位置推定方法は、円推定ステップでは、第1の円弧画像及び第2の円弧画像のうち、座標位置が大きい円弧画像から第1の推定円を求めると共に、座標位置が小さい円弧画像から第2の推定円を求め、第1頂点算出ステップでは、座標上において、第1の推定円上の最大点を第1の頂点とし、第2頂点算出ステップでは、座標上において、第2の推定円上の最小点を第2の頂点とするようにしたものである。
請求項3の発明に係る中心位置推定方法は、円推定ステップでは、所定方向の1軸をy軸と仮定し、所定の1軸と直交する軸をx軸と仮定して、当該x軸上の座標位置を略揃えて撮像された第1の円弧画像及び第2の円弧画像を用いるようにしたものである。
請求項4の発明に係る中心位置推定方法は、中心推定ステップでは、第1の推定円の中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円の中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出して、位置((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を円盤状部材の中心位置と推定するようにしたものである。
請求項5の発明に係る中心位置推定方法は、撮像手段により円盤状部材の任意範囲の円弧が撮像された第1の円弧画像を用いて、第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、撮像手段により円盤状部材の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧が撮像された第2の円弧画像を用いて、第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定ステップと、第1の推定円上に存在する第1の円弧画像中の1点を抽出して第1の頂点とする第1頂点算出ステップと、第1の頂点から第1の推定円の中心を通る直線と交わる、第2の推定円上の点を第2の頂点とする第2頂点算出ステップと、第1の頂点と第2の頂点との中点を求め、当該中点を円盤状部材の中心位置と推定する中心推定ステップとからなるものである。
請求項の発明に係る画像処理装置は、撮像手段により撮像された円盤状部材の任意範囲の円弧画像を、少なくとも所定方向の1軸を基準にして座標上の位置を規定した第1の円弧画像とすると共に、撮像手段により撮像された円盤状部材の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を、1軸を基準にして座標上の位置を規定した第2の円弧画像として取り込む画像入力部と、第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定部と、座標上において、第1の推定円上の最大点又は第2の推定円上の最大点を第1の頂点とすると共に、座標上において、第1の推定円上の最小点又は第2の推定円上の最小点を第2の頂点とする頂点算出部と、第1の頂点と第2の頂点との中点を求め、当該中点を円盤状部材の中心位置と推定する中心位置推定部とを備えるものである。
請求項の発明に係る画像処理装置は、円推定部は、第1の円弧画像及び第2の円弧画像のうち、座標位置が大きい円弧画像から第1の推定円を求めると共に、座標位置が小さい円弧画像から第2の推定円を求め、頂点算出部は、座標上において、第1の推定円上の最大点を第1の頂点とすると共に、第2の推定円上の最小点を第2の頂点とするようにしたものである。
請求項の発明に係る画像処理装置は、円推定部は、所定方向の1軸をy軸と仮定し、所定の1軸と直交する軸をx軸と仮定して、当該x軸上の座標位置を略揃えて撮像された第1の円弧画像及び第2の円弧画像を用いるようにしたものである。
請求項の発明に係る画像処理装置は、円推定部は、第1の推定円の中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円の中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出し、中心位置推定部は、位置((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を円盤状部材の中心位置と推定するようにしたものである。
請求項10の発明に係る画像処理装置は、撮像手段により撮像された円盤状部材の任意範囲の円弧画像を第1の円弧画像とすると共に、撮像手段により撮像された円盤状部材の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を第2の円弧画像として取り込む画像入力部と、第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定部と、第1の推定円上に存在する第1の円弧画像中の1点を抽出して第1の頂点とすると共に、第1の頂点から第1の推定円の中心を通る直線と交わる、第2の推定円上の点を第2の頂点とする頂点算出部と、第1の頂点と第2の頂点との中点を求め、当該中点を円盤状部材の中心位置と推定する中心位置推定部とを備えるようにしたものである。
請求項1及び請求項の発明によれば、第1及び第2の円弧画像から第1及び第2の推定円を求め、座標上において、第1又は第2の推定円上の最大点を第1の頂点とすると共に第1又は第2の推定円上の最小点を第2の頂点として第1及び第2の頂点間の中点を円盤状部材の中心位置と推定するようにしたので、推定円の半径値誤差を抑制でき、中心位置を高精度に推定することができる。
請求項2及び請求項の発明によれば、座標位置が大きい円弧画像から推定した推定円上の最大点を第1の頂点とし、座標位置が小さい円弧画像から推定した推定円上の最小点を第2の頂点として、第1及び第2の頂点間の中点を円盤状部材の中心位置と推定するようにしたので、推定円の半径値誤差をより抑制でき、中心位置をさらに高精度に推定することができる。
請求項3及び請求項の発明によれば、x軸上の座標位置を略揃えて撮像された第1及び第2の円弧画像を用いるようにしたので、2つの推定円の中心位置のx軸方向のずれがほとんど生じることがなくなり、円盤状部材のx軸方向の中心位置の推定精度を高めることができる。
請求項4及び請求項の発明によれば、第1の推定円の中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円の中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出して、位置((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を円盤状部材の中心位置と推定するようにしたので、2つの推定円の中心位置と半径から簡単、且つ、高精度に円盤状部材の中心位置を推定できる。
請求項5及び請求項10の発明によれば、第1の推定円上に存在する第1の円弧画像中の1点を第1の頂点とし、第2の推定円上に存在する第2の円弧画像中の1点を抽出して第2の頂点とし、第1及び第2の頂点間の中点を円盤状部材の中心位置として推定するようにしたので、推定円の半径値誤差を抑制でき、中心位置を高精度に推定することができる。
この発明の実施の形態1による画像処理装置及びこれを利用した半導体製造装置を概略的に示す図である。 図1中の画像処理装置の構成を示すブロック図である。 トランスファチャンバにおけるウエハ位置計測例を説明するための図である。 図3中のトランスファチャンバの側面図である。 ウエハ外周の2箇所を撮像するための構成を説明する図である。 ウエハ外周の一部の画像を用いた位置計測を説明するための図である。 実施の形態1の画像処理装置によるウエハの中心位置推定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の画像処理装置によるウエハの中心位置推定処理を説明するための図である。 中心位置推定部によるウエハの中心推定処理を説明するための図である。 ウエハの中心位置推定処理のその他の例を説明するための図である。 ウエハの中心位置推定処理のその他の例を説明するための図である。 ウエハの中心位置推定処理のその他の例を説明するための図である。 プロセスチャンバの搬送位置でのウエハ位置計測を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による画像処理装置及びこれを利用した半導体製造装置の構成を概略的に示す図であり、トランスファチャンバ4を上方から透かしてその内部構成を記載している。図1に示すように、実施の形態1による画像処理装置1は、枚葉式搬送の半導体製造装置において、ウエハ(円盤状部材)3の中心位置を推定する。この半導体製造装置は、トランスファチャンバ(搬送用真空チャンバ)4、プロセスチャンバ(処理チャンバ)5、ロード・アンロード装置6及び制御装置8を備える。
トランスファチャンバ4には、ウエハ3搬送用のロボットアーム(搬送機構)9が内部に設けられており、ロボットアーム9を用いてプロセスチャンバ5へのウエハ3の出し入れ、ロード・アンロード装置6との間でのウエハ3の受け渡しが行われる。また、トランスファチャンバ4の上部及び下部には、ビューポートが設けられている。
図1の例では、トランスファチャンバ4の上部に設けたビューポートを介したトランスファチャンバ4の外側に撮像カメラ2が取り付けられる。また、トランスファチャンバ4の下部に設けたビューポートを介したトランスファチャンバ4の外側には、図2で後述する透過照明が取り付けられる。この透過照明は、撮像カメラ2の視野a内に位置するウエハ3の外周の一部を、下部のビューポートを介して真下から照らすことができる。これにより、撮像カメラ2は、真下から透過照明で照らされたウエハ3の外周の一部を、上部のビューポートを介して真上から撮像可能である。なお、図1は、トランスファチャンバ4において、撮像カメラ2と透過照明を各プロセスチャンバ5とロード・アンロード装置6に対応して設けた場合を示している。これにより、各撮像カメラ2は、視野aでウエハ3を撮像することができる。
プロセスチャンバ5は、スパッタ、PVD(Physical Vapor Deposition)、エッチャ、CVD等の真空処理の種類ごとに設けられ、トランスファチャンバ4から搬入したウエハ3に対して真空処理が実行される。また、プロセスチャンバ5には、外乱光を避ける等の理由からビューポートは設けられていない。なお、トランスファチャンバ4及びプロセスチャンバ5は、不図示の排気系によって内部が真空状態となっている。
ロード・アンロード装置6は、トランスファチャンバ4との間でウエハ3の受け渡しを行う装置であって、ウエハアライナ(アライナ装置)7、及びウエハ3の搬送用のロボットアーム(搬送機構)10を備える。ウエハアライナ7は、ウエハ3のエッジ部分を検出するエッジセンサやウエハ3の回転方向を調整する回転保持部を有し、オリフラ部やノッチ部を基準としたウエハ3の回転位置(回転角)や、ウエハ3の中心位置を適正な位置にアライニング(位置合わせ)する。制御装置8は、画像処理装置1の計測結果に応じて、ロボットアーム9,10によるウエハ3の搬送動作を制御する。
図2は、図1中の画像処理装置の構成を示すブロック図である。図2において、画像処理装置1は、画像データ取得部12、記憶部13、計測部14、通信制御部19及び位置ずれ検査部20を備える。画像データ取得部12は、撮像カメラ2との間におけるインタフェースとして機能する構成要素であり、撮像カメラ2で撮像された画像データを取得する。記憶部13は、画像データ取得部12により取得された画像データを格納する。
計測部14は、撮像カメラ2で撮像されたウエハ3の画像データを用いて、ウエハ3の中心位置及び回転位置(回転角)を計測する構成要素であり、画像切り出し部15、円推定部16、頂点算出部16a、中心位置推定部17及び回転角計測部18を備える。画像切り出し部15は、撮像カメラ2で撮像された画像データからウエハ3の位置計測に必要な画像を切り出す。例えば、図1に示す視野a内で撮像された画像であれば、撮像画像からウエハ3の外周の一部を含む画像が切り出される。画像入力部としての画像データ取得部12又は画像切り出し部15は、撮像画像がウエハ3の存在するxy座標軸平面のどの座標位置に相当するかを示した座標情報を、撮像画像に含めておく。
円推定部16は、画像切り出し部15により切り出された位置計測用の画像を用いて、ウエハ3の外周(輪郭)に対応する円を示す関係式を求める。頂点算出部16aは、円推定部16で求められたウエハ3の外周に対応する円を示す関係式を用いて、この円上の頂点を算出する。中心位置推定部17は、円推定部16で求められたウエハ3の外周に対応する円を示す関係式を用いて、ウエハ3の中心位置を推定する。回転角計測部18は、上記位置計測用の画像から特定したウエハ3の外周上のノッチ部又はオリフラ部、円推定部16で求められた円を示す関係式、及び中心位置推定部17で計測されたウエハ3の中心位置を用いて、ノッチ部又はオリフラ部を基準としたウエハ3の回転位置(回転角)を計測する。
通信制御部19は、制御装置8との間におけるインタフェースとして機能する構成要素であり、計測部14によるウエハ3の位置計測結果や、位置ずれ検査部20で求められたウエハ3の位置ずれ量を送信する。位置ずれ検査部20は、計測部14によるウエハ3の位置計測結果について、ウエハアライナ7でアライニングされたウエハ3の位置からの位置ずれを検査する。
なお、上述した画像データ取得部12、記憶部13、計測部14、通信制御部19及び位置ずれ検査部20は、画像処理装置1に搭載されたCPUに本発明の趣旨に従う画像処理用プログラムを実行させてその動作を制御することにより、ソフトウエアとハードウエアとが協働した具体的な手段として実現することができる。
次に動作について説明する。
先ず、ロード・アンロード装置6は、制御装置8の制御の下、ロボットアーム10を用いて、例えばウエハ保持棚(不図示)からウエハ3を取り出し、ウエハアライナ7に搬送する。ウエハアライナ7では、エッジセンサを用いてウエハ3のオリフラ部又はノッチ部を検出し、これを基準としたウエハ3の回転位置(回転角)及びウエハ3の中心位置を適正な位置にアライニングする。この後、ロボットアーム10を用いて、ウエハアライナ7からトランスファチャンバ4へウエハ3を搬送する。実施の形態1による画像処理装置1では、トランスファチャンバ4において、以下のようなウエハ3の位置計測を実行する。
(1)トランスファチャンバ4におけるウエハ3の位置計測
(1−1)ウエハ中心を挟んで対向する位置の円弧を撮像した画像を用いる場合
図3は、トランスファチャンバにおけるウエハ位置計測例を説明するための図であり、図1と同様にトランスファチャンバ4を上方から透かしてその内部構成を記載している。また、図4は、図3中のトランスファチャンバの側面図であり、トランスファチャンバ4の内部構成を示すために側壁を透かして記載している。図4に示すように、撮像カメラ2は、ビューポート4aを介したトランスファチャンバ4の外側に取り付ける。また、透過照明11aは、ビューポート4bを介したトランスファチャンバ4の外側に取り付ける。なお、図3及び図4において、図1で示した構成要素に対応するものには同一符号を付している。
先ず、トランスファチャンバ4内でロボットアーム9によってウエハ3を搬送し、ウエハ3の外周の一部を撮像カメラ2の視野aに入れる。次に、不図示の照明用電源を起動して透過照明11aを点灯し、撮像カメラ2の視野a内に位置するウエハ3の外周の一部に対して、下部のビューポート4bを介した真下から照明を与える。この後、撮像カメラ2によって、透過照明11aで照らされたウエハ3の外周の一部を、上部のビューポート4aを介した真上から撮像する。
画像処理装置1の画像データ取得部12は、ウエハ3の外周の一部(ウエハ3の輪郭線の一部)を撮像した画像データを撮像カメラ2から取得して記憶部13に格納する。計測部14の画像切り出し部15は、記憶部13から上記画像データを取り込み、この画像データからウエハ3の位置計測に必要な画像を切り出す。ここでは、視野aで撮像された画像からウエハ3の外周の一部を含む部分画像が切り出される。
続いて、ロボットアーム9は、先刻撮像したウエハ3の外周の一部と中心位置を挟んで対向する他方の一部を撮像カメラ2の視野aに入れる。その後、先刻同様に透過照明11aで照らされたウエハ3の外周の他方の一部をビューポート4aを介した真上から撮像して、ウエハ3の外周の他方の一部を含む部分画像が切り出される。
図5は、ウエハ外周の2箇所を撮像するための構成を説明する図である。図5(a)は実線で示すウエハ3の視野aに入った外周の一部(以下、第1の円弧3aと称す)を撮像カメラ2で撮像し、その後ロボットアーム9によってウエハ3を移動させて、破線で示すウエハ3の視野aに入った外周の他方の一部(以下、第2の円弧3bと称す)を撮像カメラ2で撮像する。なお、ウエハ3を移動させる方向は図中に矢印で示すように、一方向の座標軸上とする。
なお、第1の円弧3a及び第2の円弧3bを撮像する構成は図5(a)以外の構成であってもよく、例えば図5(b)に示すようにウエハ3の位置は固定したままで撮像カメラ2とその視野aを移動させて撮像するようにしてもよく、あるいは図5(c)に示すように2台の撮像カメラ2で2つの視野aを作り、第1の円弧3a及び第2の円弧3bを一度に撮像するようにしてもよい。
図6は、ウエハ外周の一部の画像を用いた位置計測を説明するための図であり、図6(a)はウエハ3の第1の円弧3aのエッジ画像を示しており、図6(b)は第1の円弧3aとウエハ3の中心位置を挟んで対向する第2の円弧3bのエッジ画像を示している。透過照明11aを用いることにより、視野aでの画像は、図6(a)及び図6(b)に示すように透過照明11aの照明を遮る部分が黒く影となり、透過照明11aの照明を通す部分が白く浮かび上がって、ウエハ3外周のエッジ部分が強調された画像となる。
これにより、反射照明のようにウエハ3の材料やウエハ3に形成した回路パターンの影響を受けてエッジ部が不鮮明になることがなく、安定した位置計測を行うことができる。画像切り出し部15では、視野aで撮像された画像から、図6(a)に示すようなウエハ3外周の第1の円弧3aを含む第1の円弧画像21aを取り出すと共に、図6(b)に示すようなウエハ3外周の第2の円弧3bを含む第2の円弧画像21bを取り出して、円推定部16に出力する。
図7は、実施の形態1の画像処理装置によるウエハの中心位置推定処理の流れを示すフローチャートであり、この図に沿ってウエハの中心位置を推定する処理の詳細を説明する。
先ず、円推定部16は、画像切り出し部15から第1の円弧画像21a及び第2の円弧画像21bを入力すると、第1の円弧画像21a及び第2の円弧画像21bそれぞれを画素の列ごとに走査して第1の円弧3a及び第2の円弧3bの輪郭を抽出して各円弧情報を作成する(ステップST1)。
次に、円推定部16は、得られた各円弧情報を用いて最小二乗法などの近似計算を行い、トランスファチャンバ4のウエハ搬送面に設定した2次元座標系において、ウエハ3の輪郭全体を近似する推定円をそれぞれ求める(ステップST2)。この後、円推定部16は、円弧情報と推定円とのずれを求め、ずれ量の最大値が所定値以下であるか否かを判定する(ステップST3)。このとき、ずれ量の最大値が所定値よりも大きい場合、ステップST1に戻って、上述の処理を繰り返す。この処理を第1の円弧画像21a及び第2の円弧画像21bそれぞれについて行うことにより、第1の円弧画像21aの円弧情報から第1の推定円を、第2の円弧画像21bの円弧情報から第2の推定円を得る。以上のステップST1〜ステップST3が円推定ステップである。
円推定部16は、円弧情報と推定円とのずれ量が最も小さい推定円が求められるまで、ステップST1からステップST3までの処理を繰り返すことにより、ウエハ3の外周に対応する円として最も信頼性の高い円を第1及び第2の推定円の2つ推定することができる。このようにして求められたウエハ3の外周に対応する円に関する情報は、円推定部16から頂点算出部16a及び回転角計測部18に送られる。
ウエハ3は完全な真円とは限らず、欠け、わずかな歪み等、円推定の誤差要因が存在する場合がある。そのため、本実施の形態1の画像処理装置1では、2箇所の円弧画像から得た2つの推定円を用いてウエハ3の中心位置を推定する。先ず、頂点算出部16aでは、ウエハ3の外周に対応する第1及び第2の推定円の式から第1及び第2の頂点の座標を算出する(ステップST4)。
図8は、ウエハの中心位置推定処理を説明するための図である。図8では、固定の撮像カメラ2に対してロボットアーム9がウエハ3をy軸方向に移動させて、撮像カメラ2がx軸上の座標位置を揃えて第1の円弧3a及び第2の円弧3bを撮像して、第1の円弧画像21a及び第2の円弧画像21bを取得したものと仮定する。また、第1の円弧3a及び第2の円弧3bを結ぶ直線が、実線で示すウエハ3の、撮像時に想定される中心位置上を通るようにロボットアーム9の移動を制御したものと仮定する。
頂点算出部16aは、第1の円弧画像21aを基にして推定した第1の推定円22aにおいて、y軸上最大となる点を第1の頂点23aとし(第1頂点算出ステップ)、第2の円弧画像21bを基にして推定した第2の推定円22bにおいて、y軸上最小となる点を第2の頂点23bとする(第2頂点算出ステップ)。なお、図8では、本実施の形態1の中心位置推定処理を説明し易くするために、円推定の誤差を強調した推定円22a,22bを図示している。
中心位置推定部17では、頂点算出部16aで算出した第1の頂点23aと第2の頂点23bとの中点を求め、この中点をウエハ3の中心位置24の座標と推定する(ステップST5、中心推定ステップ)。図9は、中心位置推定部17によるウエハの中心位置推定処理を説明するための図であり、図8のうちの第1の推定円22aに関する部分を図9(a)として抜き出し、図8のうちの第2の推定円22bに関する部分を図9(b)として抜き出して示す。中心位置推定部17は先ず、第1の推定円の中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円22bの中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出する。このとき、第1の頂点23aの座標位置は(x1,y1+r1)となり、第2の頂点23bの座標位置は(x2,y2−r2)となる。続いて、中心位置推定部17は、ウエハ3の中心位置24の座標((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を算出する。
このように、ウエハ3のy軸上最大となる点と第1の推定円22aのy軸上最大となる第1の頂点23aとが略一致し、ウエハ3のy軸上最小となる点と第2の推定円22bのy軸上最小となる第2の頂点23bとが略一致するため、ウエハ3の実際の中心位置と推定した中心位置24とが略一致する。
(1−2)ウエハ中心からずれた位置の円弧を撮像した画像を用いる場合
推定円に推定誤差がある場合、円弧画像の範囲内では推定円とウエハ3との形状はよく一致するが、円弧画像から離れるほど推定円の誤差が増大してウエハ3との形状が一致しなくなり、ずれが増大する。そのため、上記(1−1)の図8に示す例では、第1の円弧画像21aにウエハ3の最大点が、第2の円弧画像21bにウエハ3の最小点が含まれるように、予め撮像カメラ2の視野aを調整して、中心位置推定の精度を高めていた。ただし、円弧画像中に最大点及び最小点が含まれないように視野aを調整してもウエハ3の中心位置24を推定することは可能である。
図10は、ウエハの中心位置推定処理を説明するための図であり、円弧画像にウエハ3の最大点及び最小点が含まれない場合を示す。図10に示すように、ウエハ3の最大点及び最小点からわずかに逸れた位置の円弧を撮像した場合、第1の推定円22aは第1の円弧画像21aから離れるほどウエハ3とのずれが増大する。頂点算出部16aは、第1の推定円22aの最大点を第1の頂点23aとして選択するがウエハ3の最大点とはわずかにずれがあり、同様に、第2の頂点23bとして選択する第2の推定円22bもウエハ3の最小点とはわずかにずれがある。よって、推定した中心位置24にもずれが生じる。このことから、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bを撮像する視野aが、ウエハ3の最大点及び最小点に近い位置にあるほど、中心位置24の推定誤差を抑制できる。
(1−3)ウエハ外周の任意の位置の円弧を撮像した画像を用いる場合1
画像処理装置1は、さらに別の方法によってウエハ3の中心位置24を推定することもできる。図11は、ウエハの中心位置推定処理を説明するための図である。図11に示すように、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bをウエハ3の任意の外周位置から取得した場合には、頂点算出部16aが第1の円弧画像21aの範囲に含まれる円弧上から1点を抽出して第1の頂点23aとする。頂点算出部16aは、続いて、第1の頂点23aから第1の推定円22aの中心(図11中の破線の十字)を通る直線と交わる、第2の推定円22b上の点を第2の頂点23bとする。このように、(1−3)の方法では、頂点がウエハ3の最大点及び最小点になるとは限らず、また、最大点及び最小点にならずとも中心位置の推定精度に影響しない。
中心位置推定部17は上記(1−1)同様に、頂点算出部16aで算出した第1の頂点23aと第2の頂点23bとの中点を求め、この中点をウエハ3の中心位置24の座標と推定する。
なお、この推定方法の場合、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bは任意の位置で撮像してよいが、第1の頂点23aと第2の頂点23bに挟まれた円弧に対する中心角が90度以内になるように調整すれば、中心位置24の推定誤差を抑制できる。また、この推定方法は、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bがウエハ3の中心位置を挟んで対向する位置にある場合には、(1−1)で図8を用いて説明した推定方法と実質的に略同一となる。
(1−3)ウエハ外周の任意の位置の円弧を撮像した画像を用いる場合2
さらに別の方法によってウエハ3の中心位置24を推定することもできる。図12は、ウエハの中心位置推定処理を説明するための図である。図12に示すように、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bをウエハ3の任意の外周位置から取得した場合には、頂点算出部16aが第1の円弧画像21aの範囲に含まれる円弧状から1点を抽出して第1の頂点23aとする。頂点算出部16aは同様に、第2の円弧画像21bの範囲に含まれる円弧状から1点を抽出して第2の頂点23bとする。中心位置推定部17は、第1の頂点23aから第1の推定円22aの中心(図12中の破線の十字)を通る直線と、第2の頂点23bから第2の推定円22bの中心(図12中の一点鎖線の十字)を通る直線との交点を求め、この交点をウエハ3の中心位置24の座標と推定する。
なお、この推定方法の場合、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bは任意の位置で撮像してよいが、第1の頂点23aと第2の頂点23bに挟まれた円弧に対する中心角が90度以内になるように調整すれば、中心位置24の推定誤差を抑制できる。また、この推定方法では、第1の円弧画像21aと第2の円弧画像21bがウエハ3の中心位置を挟んで対向する位置にある場合、即ち(1−1)の図8に示すような場合には、第1の頂点23aから第1の推定円22aの中心を通る直線と、第2の頂点23bから第2の推定円22bの中心を通る直線とが1点で交わらないので、中心位置24は推定できない。
ウエハ3の中心位置24の座標データは、中心位置推定部17から回転角計測部18、通信制御部19及び位置ずれ検査部20へ送られる。回転角計測部18は中心位置24を有する推定円の情報を用いて、ウエハ3の回転角θ(所定の基準位置に対するノッチ部22を基準としたウエハ3の回転位置)として算出する。回転角θの算出方法は既知の方法を用いればよいため、回転角計測部18の詳細な説明は省略する。
このようにして求められたウエハ3の回転角θは、計測部14によるウエハ3の位置計測結果として回転角計測部18から通信制御部19及び位置ずれ検査部20へ送られる。通信制御部19では、中心位置推定部17から取得したウエハ3の中心位置に関する情報と回転角計測部18から取得したウエハ3の回転位置に関する情報を、計測部14によるウエハ3の位置計測結果として制御装置8へ送信する。
制御装置8には、例えば適正なウエハ位置が予め登録されており、この適正なウエハ位置と計測部14によるウエハ3の位置計測結果とを比較して、ウエハ3に位置ずれがあるか否かを判定する。ここで、ウエハ3に位置ずれがある場合、制御装置8は、ロボットアーム9(若しくはロボットアーム10)を制御してウエハ3の中心位置を補正するか、ウエハアライナ7に戻して回転位置を含めた位置をアライニングする。
なお、上記説明では、プロセスチャンバ5に搬入する前のウエハ3について位置計測を行う場合を示したが、プロセスチャンバ5に搬入する前及びプロセスチャンバ5から搬出した後のトランスファチャンバ4の同一位置でウエハ3の中心位置及び回転位置を計測するようにしてもよい。この場合、位置ずれ検査部20が、プロセスチャンバ5へのウエハ3の搬入前及び搬出後のウエハ位置の計測結果を計測部14から取得して両者を比較し、位置ずれを検査する。この位置ずれが大きい場合、プロセスチャンバ4内でのウエハ3の中心位置が適正な場所になかった可能性、つまりウエハ3の処理ムラ等が発生した可能性がある。このため、上記位置ずれが大きかった場合、画像処理装置1から警報を制御装置8へ送信するようにしてもよい。
この検査結果(位置ずれ量等)を補正用データとして制御装置8へ送信することにより、プロセスチャンバ5へのウエハ3の搬入前及び搬出後における位置ずれを補正することができる。このように真空処理の前後でウエハ3の位置を計測して位置ずれを補正することで、同一のウエハ3に対して位置の再現性よく各種真空処理を続けて実行できる。
(2)ウエハアライナ7で位置補正したウエハ3の搬送過程での位置ずれ検査
先ず、位置ずれ検査部20は、ロード・アンロード装置6でウエハアライナ7によってアライニングされたウエハ3の中心位置及び回転位置(回転角)を取得し、上記(1)で述べたようにしてトランスファチャンバ4内で計測部14により計測されたウエハ3の中心位置及び回転位置(回転角)を取得する。この後、位置ずれ検査部20は、ウエハアライナ7でアライニングされたウエハ3の位置と計測部14による計測結果とを比較し、ウエハアライナ7でアライニングされたウエハ3の位置から計測部14による計測結果がどれだけ位置ずれしているかを判定する。
ここで、計測部14による計測結果がウエハアライナ7によってアライニングされたウエハ3の位置と一致しない場合、位置ずれ検査部20は、トランスファチャンバ4におけるウエハ搬送過程で位置ずれが生じたものと判定し、その位置ずれ量を算出する。この位置ずれ量の算出結果は、位置ずれ検査部20から通信制御部19を介して制御装置8へ送信される。
制御装置8では、画像処理装置1から位置ずれ量の算出結果を受信すると、この位置ずれがなくなるように、ロボットアーム9(若しくはロボットアーム10)を制御してウエハ3の中心位置を補正するか、ウエハアライナ7に戻して回転位置を含めた位置をアライニングする。このようにすることで、ウエハ3の搬送過程での位置ずれを補正することができる。
(3)プロセスチャンバの搬送位置でのウエハ位置計測
ウエハ上の膜形成処理等の真空処理が行われるプロセスチャンバ5にビューポートを設けた場合、プロセスチャンバ5の内部で実行される真空処理によってはビューポートの窓材に処理材が付着したり、ビューポートを介して内部に入射される外乱光により真空処理の結果が影響を受ける場合がある。このため、プロセスチャンバ5にビューポートを設けない構成が趨勢となっている。一方、トランスファチャンバ4からプロセスチャンバ5にウエハ3を搬送するまでの間に位置ずれが生じるかどうかを確認することは、ウエハ3の位置再現性を向上させる上でも重要である。
そこで、プロセスチャンバ5を組み上げる前の段階で、実施の形態1による画像処理装置1を用いて、トランスファチャンバ4のロボットアーム9でウエハ3をプロセスチャンバ5の位置に搬送し、この位置でウエハ3の位置計測を行い、プロセスチャンバ5にウエハ3を搬送するまでに位置ずれが生じたか否かを確認する。
図13は、プロセスチャンバの搬送位置でのウエハ位置計測を説明するための図であり、図1と同様にトランスファチャンバ4を上方から透かしてその内部構成を記載している。なお、図13において、図1で示した構成要素に対応するものには同一符号を付している。図13に示す例では、プロセスチャンバ5の側壁となる筒状構造部のみをトランスファチャンバ4に接続し、この筒状構造部に対してプロセスチャンバ5内の上部構成が取り付けられる蓋状のフランジと下部構成が取り付けられる底板状のフランジとを取り付ける前の段階でウエハ3の位置計測を行う。
撮像カメラ2は、上記蓋状のフランジを取り付けるプロセスチャンバ5の筒状構造部の上部の開口側に配置し、透過照明は、上記底板状のフランジを取り付ける上記筒状構造部の下部の開口に配置する。
図13に示すように、ロボットアーム9を用いて、上述した組み上げ前のプロセスチャンバ5にウエハ3を搬送する。この搬送位置で、撮像カメラ2の視野aにウエハ3の第1の円弧及び第2の円弧に相当する部分を位置させ、上記(1)で説明した処理と同様の手順で、中心位置計測部17がウエハ3の第1の円弧及び第2の円弧を撮像した画像を用いて中心位置の推定を行う。このようにして求められた位置計測結果は、画像処理装置1から制御装置8へ送られる。これにより、ロボットアーム9の搬送精度を検査することができる。
このように、上記(1)で示したトランスファチャンバ4での位置計測結果とともに、プロセスチャンバ5に搬送した段階での位置計測結果を用いて、ウエハ3が適正な位置に搬送されているかを確認し、位置ずれが大きい場合、搬送系(例えば、ロボットアーム)の不具合を修正することで、半導体製造装置における搬送系で安定した位置精度のウエハ搬送を実現することができ、この半導体製造装置を用いて製造した半導体の品質向上を図ることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、画像処理装置1を、撮像カメラ2により撮像されたウエハ3の任意範囲の円弧画像を、少なくとも所定方向のy軸を基準にして座標上の位置を規定した第1の円弧画像21aとすると共に、撮像カメラ2により撮像されたウエハ3の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を、y軸を基準にして座標上の位置を規定した第2の円弧画像21bとして取り込む画像データ取得部12及び画像切り出し部15と、第1の円弧画像21aから第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円22aを求めると共に、第2の円弧画像21bから第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円22bを求める円推定部16と、座標上において、第1の推定円22a上の最大点又は第2の推定円上の最大点を第1の頂点23aとすると共に、第1の推定円22a上の最小点又は第2の推定円22b上の最小点を第2の頂点23bとする頂点算出部16aと、第1の頂点23aと第2の頂点23bとの中点を求め、当該中点をウエハ3の中心位置24と推定する中心位置推定部17とを備えるように構成した。このため推定円の半径値誤差を抑制でき、ウエハ3の中心位置24を高精度に推定することができる。
また、この実施の形態1によれば、円推定部16が、第1の円弧画像21a及び第2の円弧画像21bのうち、座標位置が大きい円弧画像から第1の推定円22aを求めると共に、座標位置が小さい円弧画像から第2の推定円22bを求め、頂点算出部16aが、座標上において、第1の推定円22a上の最大点を第1の頂点23aとすると共に、第2の推定円22b上の最小点を第2の頂点23bとするように構成した。このため、推定円の推定誤差が小さい円弧画像中に含まれる最大点及び最小点を第1の頂点及び第2の頂点にするので推定円の半径値誤差をより抑制でき、ウエハ3の中心位置24をさらに高精度に推定することができる。
また、この実施の形態1によれば、円推定部16が、ウエハ搬送面に設定された2次元xy座標において、x軸上の座標位置を略揃えて撮像された第1の円弧画像21a及び第2の円弧画像21bを用いるように構成した。このため、2つの推定円の中心位置のx軸方向のずれがほとんど生じることがなくなり、ウエハ3のx軸方向の中心位置24の推定精度を高めることができる。
また、この実施の形態1によれば、円推定部16が、第1の推定円22aの中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円22bの中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出し、中心位置推定部17が、位置((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を円盤状部材の中心位置と推定するように構成した。このため、2つの推定円の中心位置と半径から簡単、且つ、高精度にウエハ3の中心位置24を推定できる。
また、この実施の形態1によれば、画像処理装置1を、撮像カメラ2により撮像されたウエハ3の任意範囲の円弧画像を第1の円弧画像21aとすると共に、撮像カメラ2により撮像されたウエハ3の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を第2の円弧画像21bとして取り込む画像データ取得部12及び画像切り出し部15と、第1の円弧画像21aから第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円22aを求めると共に、第2の円弧画像21bから第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円22bを求める円推定部16と、第1の推定円22a上に存在する第1の円弧画像21a中の1点を抽出して第1の頂点23aとすると共に、第1の頂点23aから第1の推定円22aの中心を通る直線と交わる、第2の推定円22b上の点を第2の頂点23bとする頂点算出部16aと、第1の頂点23aと第2の頂点23bとの中点を求め、当該中点をウエハ3の中心位置24と推定する中心位置推定部17とを備えるように構成した。このため、推定円の半径値誤差を抑制でき、ウエハ3の中心位置24を高精度に推定することができる。
また、この実施の形態1によれば、画像処理装置1を、撮像カメラ2により撮像されたウエハ3の任意範囲の円弧画像を第1の円弧画像21aとすると共に、撮像カメラ2により撮像されたウエハ3の、任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を第2の円弧画像21bとして取り込む画像データ取得部12及び画像切り出し部15と、第1の円弧画像21aから第1の円弧情報を抽出して、第1の円弧情報に基づいて第1の推定円22aを求めると共に、第2の円弧画像21bから第2の円弧情報を抽出して、第2の円弧情報に基づいて第2の推定円22bを求める円推定部16と、第1の推定円22a上に存在する第1の円弧画像21a中の1点を抽出して第1の頂点23aとすると共に、第2の推定円22b上に存在する第2の円弧画像21b中の1点を抽出して第2の頂点23bとする頂点算出部16aと、第1の頂点23aから第1の推定円22aの中心を通る直線と、第2の頂点23bから第2の推定円22bの中心を通る直線との交点を、ウエハ3の中心位置24と推定する中心位置推定部17とを備えるように構成した。このため、推定円の半径値誤差を抑制でき、ウエハ3の中心位置24を高精度に推定することができる。
なお、上記実施の形態1では、ウエハアライナ7を有する半導体製造装置を例に挙げて説明したが、ロボットアーム9で調整可能な範囲内での位置精度が許容される場合は、画像処理装置1による計測結果に基づいてウエハ3を所望の位置を補正することができるので、位置ずれ検査部20の他、ウエハアライナ7を省略することもできる。
また、上記実施の形態1では、トランスファチャンバ4の上部に設けたビューポート側に撮像カメラ2を取り付け、トランスファチャンバ4の下部に設けたビューポート側に透過照明11を取り付けた構成について説明したが、トランスファチャンバ4の下部のビューポート側に撮像カメラ2を取り付け、トランスファチャンバ4の上部のビューポート側に透過照明11を取り付けた構成であってもよい。
さらに、上記実施の形態1では、本発明を枚葉式搬送の半導体製造装置に適用した場合を示したが、本発明の適用は枚葉式半導体製造装置に限定されるものではない。
また、上記実施の形態1では、中心位置推定の対象として半導体ウエハを用いた場合を示したが、これに限定されるものではなく、円盤状部材であればよい。
1 画像処理装置
2,2a 撮像カメラ
3 ウエハ
3a,3b 第1、第2の円弧
4 トランスファチャンバ
4a,4b ビューポート
5 プロセスチャンバ
6 ロード・アンロード装置
7 ウエハアライナ
8 制御装置
9 ロボットアーム
10 ロボットアーム
11 透過照明
12 画像データ取得部(画像入力部)
13 記憶部
14 計測部
15 画像切り出し部(画像入力部)
16 円推定部
16a 頂点算出部
17 中心位置推定部
18 回転角計測部
19 通信制御部
20 位置ずれ検査部
21a,21b 第1、第2の円弧画像
22a,22b 第1、第2の推定円
23a,23b 第1、第2の頂点
24 中心位置

Claims (10)

  1. 撮像手段により円盤状部材の一部を撮像した円弧画像を用いて、円弧の輪郭を示す円弧情報を抽出して推定円を求め、この推定円を利用して当該円盤状部材の中心位置を推定する中心位置推定方法であって、
    前記撮像手段により円盤状部材の任意範囲の円弧が撮像された画像を少なくとも所定方向の1軸を基準にして座標上の位置を規定した第1の円弧画像とし、前記第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、前記第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、前記撮像手段により円盤状部材の、前記任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧が撮像された画像を前記1軸を基準にして座標上の位置を規定した第2の円弧画像とし、前記第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、前記第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定ステップと、
    前記座標上において、前記第1の推定円上の最大点又は前記第2の推定円上の最大点を第1の頂点とする第1頂点算出ステップと、
    前記座標上において、前記第1の推定円上の最小点又は前記第2の推定円上の最小点を第2の頂点とする第2頂点算出ステップと、
    前記第1の頂点と前記第2の頂点との中点を求め、当該中点を前記円盤状部材の中心位置と推定する中心推定ステップとからなることを特徴とする円盤状部材の中心位置推定方法。
  2. 請求項1に記載の中心位置推定方法において、
    円推定ステップでは、第1の円弧画像及び第2の円弧画像のうち、座標位置が大きい円弧画像から第1の推定円を求めると共に、前記座標位置が小さい円弧画像から第2の推定円を求め、
    第1頂点算出ステップでは、前記座標上において、前記第1の推定円上の最大点を第1の頂点とし、
    第2頂点算出ステップでは、前記座標上において、前記第2の推定円上の最小点を第2の頂点とすることを特徴とする円盤状部材の中心位置推定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の中心位置推定方法において、
    円推定ステップでは、所定方向の1軸をy軸と仮定し、前記所定の1軸と直交する軸をx軸と仮定して、当該x軸上の座標位置を略揃えて撮像された第1の円弧画像及び第2の円弧画像を用いることを特徴とする円盤状部材の中心位置推定方法。
  4. 請求項3に記載の中心位置推定方法において、
    中心推定ステップでは、第1の推定円の中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円の中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出して、位置((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を円盤状部材の中心位置と推定することを特徴とする円盤状部材の中心位置推定方法。
  5. 撮像手段により円盤状部材の一部を撮像した円弧画像を用いて、円弧の輪郭を示す円弧情報を抽出して推定円を求め、この推定円を利用して当該円盤状部材の中心位置を推定する中心位置推定方法であって、
    前記撮像手段により円盤状部材の任意範囲の円弧が撮像された第1の円弧画像を用いて、前記第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、前記第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、前記撮像手段により円盤状部材の、前記任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧が撮像された第2の円弧画像を用いて、前記第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、前記第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定ステップと、
    前記第1の推定円上に存在する前記第1の円弧画像中の1点を抽出して第1の頂点とする第1頂点算出ステップと、
    前記第1の頂点から前記第1の推定円の中心を通る直線と交わる、前記第2の推定円上の点を第2の頂点とする第2頂点算出ステップと、
    前記第1の頂点と前記第2の頂点との中点を求め、当該中点を前記円盤状部材の中心位置と推定する中心推定ステップとからなることを特徴とする円盤状部材の中心位置推定方法。
  6. 撮像手段により撮像した円盤状部材の円弧画像を用いて、円弧の輪郭を示す円弧情報を抽出して推定円を求め、この推定円を利用して当該円盤状部材の中心位置を推定する画像処理装置であって、
    前記撮像手段により撮像された円盤状部材の任意範囲の円弧画像を、少なくとも所定方向の1軸を基準にして座標上の位置を規定した第1の円弧画像とすると共に、前記撮像手段により撮像された前記円盤状部材の、前記任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を、前記1軸を基準にして座標上の位置を規定した第2の円弧画像として取り込む画像入力部と、
    前記第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、前記第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、前記第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、前記第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定部と、
    前記座標上において、前記第1の推定円上の最大点又は前記第2の推定円上の最大点を第1の頂点とすると共に、前記座標上において、前記第1の推定円上の最小点又は前記第2の推定円上の最小点を第2の頂点とする頂点算出部と、
    前記第1の頂点と前記第2の頂点との中点を求め、当該中点を前記円盤状部材の中心位置と推定する中心位置推定部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項に記載の画像処理装置において、
    円推定部は、第1の円弧画像及び第2の円弧画像のうち、座標位置が大きい円弧画像から第1の推定円を求めると共に、前記座標位置が小さい円弧画像から第2の推定円を求め、
    頂点算出部は、前記座標上において、前記第1の推定円上の最大点を第1の頂点とすると共に、前記第2の推定円上の最小点を第2の頂点とすることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項又は請求項に記載の画像処理装置において、
    円推定部は、所定方向の1軸をy軸と仮定し、前記所定の1軸と直交する軸をx軸と仮定して、当該x軸上の座標位置を略揃えて撮像された第1の円弧画像及び第2の円弧画像を用いることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項に記載の画像処理装置において、
    円推定部は、第1の推定円の中心位置(x1,y1)及び半径r1を算出すると共に、第2の推定円の中心位置(x2,y2)及び半径r2を算出し、
    中心位置推定部は、位置((x1+x2)/2,(y1+r1+y2−r2)/2)を円盤状部材の中心位置と推定することを特徴とする画像処理装置。
  10. 撮像手段により撮像した円盤状部材の円弧画像を用いて、円弧の輪郭を示す円弧情報を抽出して推定円を求め、この推定円を利用して当該円盤状部材の中心位置を推定する画像処理装置であって、
    前記撮像手段により撮像された円盤状部材の任意範囲の円弧画像を第1の円弧画像とすると共に、前記撮像手段により撮像された前記円盤状部材の、前記任意範囲と少なくとも一部が異なる範囲の円弧画像を第2の円弧画像として取り込む画像入力部と、
    前記第1の円弧画像から第1の円弧情報を抽出して、前記第1の円弧情報に基づいて第1の推定円を求めると共に、前記第2の円弧画像から第2の円弧情報を抽出して、前記第2の円弧情報に基づいて第2の推定円を求める円推定部と、
    前記第1の推定円上に存在する前記第1の円弧画像中の1点を抽出して第1の頂点とすると共に、前記第1の頂点から前記第1の推定円の中心を通る直線と交わる、前記第2の推定円上の点を第2の頂点とする頂点算出部と、
    前記第1の頂点と前記第2の頂点との中点を求め、当該中点を前記円盤状部材の中心位置と推定する中心位置推定部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
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