JP3953587B2 - 麺棒移行装置 - Google Patents

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健輔 小野原
裕二 友廣
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、麺棒に麺掛けされた麺類を延伸する技術に関連し、特に、周回搬送速度の異なる前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺掛けされた麺棒を移し替える場合に、麺棒を回転させることなくスムーズに移し替える麺棒移行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
麺棒に麺掛けされた麺類を延伸する工程においては、麺棒に麺掛けされた麺類を延伸するために、麺掛けされた麺棒を前段搬送コンベアから次段搬送コンベアに搬送することがある。また、前段搬送コンベアと次段搬送コンベアとではその周回搬送速度の異なることがある。
周回搬送速が異なる場合、例えば、前段搬送コンベアの終端と次段搬送コンベアの始端との間にクランク機構を有するロットを利用して麺棒を移し替える構造のものや、麺棒を落下させて移し替える構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の前段搬送コンベアの終端と次段搬送コンベアの始端との間にクランク機構を用いるものでは、構造が複雑となり、大掛かりの構造となる不都合がある。
また、麺棒を落下させて移し替える構造のものでは、麺棒を落下させた際に麺棒が少し回転する。そして、麺棒が回転すると麺棒に掛けわたされた麺線の一部が切れる恐れがある。
【0004】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、周回搬送速度の異なる前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺掛けされた麺棒を移し替える場合に、麺棒を回転させることなくスムーズに移し替えて麺線が切れるのを防ぎ、しかも、構造が大掛かりとなることがなくこれを達成することのできる麺棒移行装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、この発明は、周回搬送速度の異なる前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺掛けされた麺棒を移し替える麺棒移行装置において、前段搬送コンベアの終端側回転軸と次段搬送コンベアの始端側回転軸を同一軸芯上で且つ非連結に配置し、次段搬送コンベアの始端側回転軸の両端に回転移替板を連結し、回転移替板の周縁に麺棒の片側の側面に当接して支持する突起支持側面が形成された麺棒受溝を設けると共に麺棒支持中の麺棒受溝の底面を次段搬送コンベアの麺棒載置面より僅かに高い位置に形成した手段よりなるものである。
【0006】
ここで、前段搬送コンベアの周回搬送速度が次段搬送コンベアより遅いものにあっては、回転移替板の周縁に形成される麺棒受溝の突起支持側面は、麺棒の後部側面に当接して支持する側に形成されている。また、前段搬送コンベアの周回搬送速度が次段搬送コンベアより速いものにあっては、回転移替板の周縁に形成される麺棒受溝の突起支持側面は、麺棒の前部側面に当接して支持する側に形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に記載の発明の実施の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0008】
〔実施の形態−1〕
ここで、図1は麺棒移行装置の部分側面図、図2は麺棒移行装置の部分正面図、図3は麺棒移行装置の部分拡大側面図である。
【0009】
図において、前段搬送コンベア1は麺線を8字状に巻き掛けた麺棒aを次段搬送コンベア2に搬送するコンベアであり、前段搬送コンベア1のコンベア搬送方向の終端側1aは次段搬送コンベア2の始端側2aと一部重複するように配置されている。
【0010】
そして、前段搬送コンベア1の周回搬送速度は次段搬送コンベア2より遅くなっている。また、この実施の形態の図面では、前段搬送コンベア1はその終端側1aが斜め上方に傾斜する状態に配置され、次段搬送コンベア2は水平状態に配置されている。
【0011】
前段搬送コンベア1は、コンベア搬送方向の図示しない始端側の回転軸及び終端側1aの回転軸11がコンベア幅方向に配置されてそれぞれ機枠に回転自在に軸支され、その各回転軸11にはスプロケット12が連結され、図示しない始端側の幅方向両端のスプロケットと終端側1aの幅方向両端のスプロケット12の間に無端チェーン13がそれぞれ回装張設された構造からなっている。
【0012】
終端側1aの幅方向両端側の回転軸11は、同一軸芯上には取付けられているが、その幅方向に連通状態で取付けられてなくて非連結状態になっている。幅方向両端側の非連結の回転軸11は中間部が切断されていて、切断された中間部の同一軸芯上には後述の次段搬送コンベア2の始端側2aの回転軸21がコンベア幅方向に配置されて機枠に軸支されている。
【0013】
終端側1aの幅方向両端側の非連結の各回転軸11の機枠内側端部には、上記スプロケット12が連結された箇所の反対側の機枠外側端部に連動スプロケット11aがそれぞれ連結されている。また、前段搬送コンベア1の終端側1aの上部側には連結軸11bがコンベア幅方向に横設されており、連結軸11bの左右両端には連動スプロケット11cがそれぞれ連結されている。
【0014】
上記幅方向両端側の非連結の回転軸11の連動スプロケット11aと連結軸11bの左右両端の連動スプロケット11cとは無端チェーン11dを介して連動連結されている。これにより、上記幅方向両端側の非連結の回転軸11は、連結軸11bを介して同一角速度で連動して回転するようになっている。
【0015】
図示しない始端側のスプロケット及び終端側1aの幅方向両端側の非連結の回転軸11のスプロケット12に回装張設された左右の無端リンクチェーン13には、その周回方向に複数の支持片14が等間隔をあけて取付けられている。支持片14は始端側から終端側1aに向けて移動する無端リンクチェーン13の上方側に突出して取付けられている。
【0016】
左右の無端リンクチェーン13に取付けられた各支持片14は、コンベア幅方向に載せて搬送される麺棒aの左右両端を、図示しない始端側から終端側1aに向けて移動周回する無端リンクチェーン13上に回転しないように保持して搬送させるものである。
【0017】
次段搬送コンベア2は、コンベア搬送方向の始端側2aの回転軸21及び図示しない終端側の回転軸がコンベア幅方向に配置されてそれぞれ機枠に回転自在に軸支され、回転軸21及び図示しない回転軸の両端には歯車22及び図示しない歯車がそれぞれ連結され、始端側2aの幅方向両端の歯車22と図示しない終端側の幅方向両端の歯車の間に無端タイミングベルト23が回装張設された構造からなっている。
【0018】
次段搬送コンベア2の始端側2aの回転軸21はその幅方向が同一の軸からなり、その両端側に上記歯車22がそれぞれ連結されている。両端側に歯車22が連結された回転軸21のその両内側の両端側近くには、回転移替板3が連結されている。
【0019】
両端側近くに回転移替板3が連結された回転軸21の両端側の両外側方の同一軸芯上には、前述の前段搬送コンベア1の終端側1aの幅方向両端側の回転軸11がコンベア幅方向に配置されて機枠に軸支されている。前述したように、次段搬送コンベア2の始端側2aの回転軸21は、前段搬送コンベア1の終端側1aの幅方向両端側の回転軸11と、同一軸芯上に位置するが非連結である。
【0020】
始端側2aの回転軸21の内側の両端側近くに連結された回転移替板3は、周回搬送速度の異なる前段搬送コンベア1から次段搬送コンベア2へ麺棒aを回転させることなくスムーズに移し替える機能を果たすものである。
【0021】
回転移替板3の周縁には、円形の形状に一部分に麺棒移替時に麺棒aの後部側面に当接して支持する突起支持側面31が形成された麺棒受溝32が設けられている。突起支持側面31は麺棒移替時に、次段搬送コンベア2の終端側に向く面に形成されている。また、突起支持側面31の根本側は円弧状に形成されて麺棒受溝32に続いている。
【0022】
麺棒aの支持中の麺棒受溝32の底面は次段搬送コンベア2の麺棒載置面より僅かに高い位置になるように形成されている。即ち、麺棒受溝32はその底面における半径が、回転軸21の歯車22に回装された無端タイミングベルト23の歯車22の取付け位置における無端タイミングベルト23の麺棒aの載置面の半径より、僅かに大きくなるように形成されている。
【0023】
これにより、前段搬送コンベア1から回転移替板3の麺棒受溝32に移し替えられて支持されて次段搬送コンベア2に移し替えるまでの非常に僅かな間、麺棒受溝32内で麺棒aが回転するのを防いでいる。
【0024】
この実施の形態では、麺棒受溝32はその底面における半径が回転移替板3の円形と同じ半径になっており、そして、回転移替板3の周縁の円形の半径は、回転軸21の歯車22に回装された無端タイミングベルト23の歯車22の取付け位置における無端タイミングベルト23の麺棒aの載置面の半径より、僅かに大きくなるように形成されている。
【0025】
上部挟圧コンベア4は、次段搬送コンベア2の上部側に次段搬送コンベア2と上下に相対向する状態に配置されていて、次段搬送コンベア2と協動して麺棒aの両端側を上下から挟圧して支持して搬送させるものである。
【0026】
上部挟圧コンベア4は、コンベア搬送方向の始端側4aの回転軸41及び図示しない終端側の回転軸がコンベア幅方向に配置されてそれぞれ機枠に回転自在に軸支され、回転軸41及び図示しない回転軸の両端には歯車42及び図示しない歯車がそれぞれ連結され、始端側4aの幅方向両端の歯車42と図示しない終端側の幅方向両端の歯車の間に無端タイミングベルト43が回装張設された構造からなっている。
【0027】
上部挟圧コンベア4の始端側4aの回転軸41の両端の歯車42及び図示しない終端側の回転軸の両端の歯車に回装張設された左右の無端タイミングベルト43には、その周回方向に複数の保持爪44が等間隔をあけて取付けられている。保持爪44は始端側4aから終端側に向けて移動する無端タイミングベルト43の下方側に突出して取付けられている。
【0028】
保持爪44はその下部中央に逆V字状に形成された保持溝44aが下向きに設けられていて、この保持溝44aで麺棒aの端部を保持して搬送中に回転するのを防ぐようになっている。始端側4aから終端側に向けて移動する保持爪44の下部の後部側には、麺棒aの両端側の後部側面に当接する後部支持片44bが下向きに突出して形成されている。
【0029】
次に上記発明の実施の形態−1の構成に基づく作用について以下説明する。
周回搬送速度が次段搬送コンベア2より遅い前段搬送コンベア1に麺線が掛けられた麺棒aを載せて、次段搬送コンベア2に向けて搬送させる。前段搬送コンベア1による麺棒aの搬送は、麺棒aの左右両端側を終端側1aに向けて斜め上向きに傾斜する前段搬送コンベア1の幅方向の両側に回装張設された無端チェーン23の支持片14に支持させることより行われる。
【0030】
麺線が掛けられた麺棒aは、その左右両端の後部側面が支持片14に支持されて回転することなく、終端側1aに向けて移動する左右の無端チェーン23によって、前段搬送コンベア1の終端側1aに向けて搬送される。
【0031】
ところで、次段搬送コンベア2の始端側2aの回転軸21の角速度は、前段搬送コンベア1の終端側1aの回転軸11の角速度より速いので、回転軸21の両端に連結された回転移替板3の周縁に設けられた突起支持側面31及び麺棒受溝32の回転する速度は、前段搬送コンベア1の終端側1aの左右の無端チェーン13の周回速度より速くなる。
【0032】
このため、次段搬送コンベア2の始端側2aと重なる前段搬送コンベア1の終端側1aに、左右の無端チェーン13の支持片14によって支持された麺棒aが搬送されてくると、左右の無端チェーン13の周回速度より速い回転移替板3の周縁に設けられた突起支持側面31及び麺棒受溝32が後方から追いつき、突起支持側面31及び麺棒受溝32が無端チェーン13の支持片14によって支持された麺棒aの両端側の後部側面及び底面に当接する。
【0033】
後方から追いついて麺棒aの両端側の後部側面及び底面に当接した回転移替板3の突起支持側面31及び麺棒受溝32は、無端チェーン13の周回速度より速いので、当接した後は突起支持側面31及び麺棒受溝32が麺棒aの両端側の後部側面及び底面を支持して無端チェーン13の支持片14より相対的に前方に出て、無端チェーン13の支持片14から麺棒aの両端側から離れる。
【0034】
このとき、麺棒aの両端側は、その後部側面が突起支持側面31によって支持され、又底面が麺棒受溝32によって支持されているので、回転移替板3に移り替わる際に麺棒aは回転することがない。
【0035】
即ち、無端チェーン13の支持片14の周回速度は遅いため、突起支持側面31及び麺棒受溝32が麺棒aの後部側面及び底面に当接後は、無端チェーン13の支持片14は突起支持側面31及び麺棒受溝32より相対的に後方になり、無端チェーン13の支持片14による麺棒aの支持状態が解除されて、麺棒aの両端側は回転移替板3の突起支持側面31及び麺棒受溝32のみにより支持されることになる。
【0036】
回転移替板3の突起支持側面31及び麺棒受溝32で麺棒aの両端側が支持されている僅かな間、麺棒受溝32の底面は次段搬送コンベア2の無端タイミングベルト23の麺棒載置面より僅かに高い位置に形成されているため、無端タイミングベルト23との接触によって麺棒aが回転することはない。
【0037】
回転移替板3の突起支持側面31及び麺棒受溝32で麺棒aの両端側を僅かな間支持して回転した後、麺棒受溝32の底面が円運動によって下向きに移動して次段搬送コンベア2の無端タイミングベルト23の麺棒載置面と同じ高さになると、麺棒aの両端側は無端タイミングベルト23の麺棒載置面によって支持される。
【0038】
そして、突起支持側面31及び麺棒受溝32は回転移替板3の回転による円運動によって、水平な無端タイミングベルト23の麺棒載置面より直ぐに低くなるため、麺棒aの底面に接触して支持していた麺棒受溝32の底面は離れて、麺棒受溝32による麺棒aの支持状態は解除されて、麺棒aの両端側は無端タイミングベルト23によって支持される。
【0039】
この場合において、麺棒受溝32の底面が無端タイミングベルト23の麺棒載置面と同じ高さになるのは瞬間的であり、また、麺棒受溝32の底面の円形軌跡と無端タイミングベルト23の麺棒載置面の水平移動軌跡とは一点で交わるのみであるので、麺棒aの両端の支持が回転移替板3の突起支持側面31及び麺棒受溝32から無端タイミングベルト23の麺棒載置面に替わる際に、麺棒aが回転することもない。
【0040】
また、麺棒aの両端側の後部側面に当接している突起支持側面31は、その回転速度が無端タイミングベルト23の始端側2aの回転速度と同じであるため、麺棒aが麺棒受溝32から無端タイミングベルト23の麺棒載置面に移り替わった後に麺棒aを前方に押して回転させることない。
【0041】
麺棒aが麺棒受溝32から無端タイミングベルト23の麺棒載置面に移る替わるころになると、上部挟圧コンベア4の無端タイミングベルト43に取付けられている保持爪44が接近してきて、保持爪44が上方から麺棒aの上面側を挟圧する。即ち、麺棒aの上面側が保持爪44の逆V字状の保持溝44aの内側に入り、保持溝44aによって挟圧されて、麺棒aが回転するのが防がれる。
【0042】
このようにして、無端タイミングベルト23の麺棒載置面に移る替わった麺棒aは、上部挟圧コンベア4の保持爪44と次段搬送コンベア2の無端タイミングベルト23によって、上下に挟圧されて保持されて回転するのが防止された状態で次段搬送コンベア2の図示しない終端側に向かって搬送される。
【0043】
〔実施の形態−2〕
ここで、図4は麺棒移行装置の部分側面図である。
実施の形態−2が、前記実施の形態−1と異なるのは、前段搬送コンベア1の周回搬送速度が次段搬送コンベア2より速くなっていることであり、また、このため、前記実施の形態−1の回転移替板3の突起支持側面31の向きが逆向きになっていることである。これ以外の構成は前記実施の形態−1と同一であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0044】
即ち、回転移替板5の周縁には、円形の形状に一部分に麺棒移替時に麺棒aの後部側面に当接して支持する突起支持側面51が形成された麺棒受溝52が設けられている。突起支持側面51は麺棒移替時に、前段搬送コンベア1の始端側に向く面に形成されている。また、突起支持側面51の根本側は円弧状に形成されて麺棒受溝52に続いている。
【0045】
次に上記発明の実施の形態−2の構成に基づく作用について以下説明する。
周回搬送速度が次段搬送コンベア2より速い前段搬送コンベア1に麺線が掛けられた麺棒aを載せて、次段搬送コンベア2に向けて搬送させる。前段搬送コンベア1による麺棒aの搬送は、麺棒aの左右両端側を終端側1aに向けて斜め上向きに傾斜する前段搬送コンベア1の幅方向の両側に回装張設された無端チェーン23の支持片14に支持させることより行われる。
【0046】
麺線が掛けられた麺棒aは、その左右両端の後部側面が支持片14に支持されて回転することなく、終端側1aに向けて移動する左右の無端チェーン23によって、前段搬送コンベア1の終端側1aに向けて搬送される。
【0047】
ところで、次段搬送コンベア2の始端側2aの回転軸21の角速度は、前段搬送コンベア1の終端側1aの回転軸11の角速度より遅いので、回転軸21の両端に連結された回転移替板5の周縁に設けられた突起支持側面51及び麺棒受溝52の回転する速度は、前段搬送コンベア1の終端側1aの左右の無端チェーン13の周回速度より遅くなる。
【0048】
このため、次段搬送コンベア2の始端側2aと重なる前段搬送コンベア1の終端側1aに、左右の無端チェーン13の支持片14によって支持された麺棒aが搬送されてくると、左右の無端チェーン13の周回速度より遅い回転移替板3の周縁に設けられた突起支持側面51及び麺棒受溝52は後方から追いつかれ、突起支持側面51及び麺棒受溝52に無端チェーン13の支持片14によって支持された麺棒aの両端側の前部側面及び底面が当接して、突起支持側面51及び麺棒受溝52によって麺棒aの両端側は支持される。
【0049】
このとき、麺棒aの両端側は、その後部側面が突起支持側面51によって支持され、又底面が麺棒受溝52によって支持されているので、回転移替板5に移り替わる際に麺棒aは回転することがない。
【0050】
回転移替板5の突起支持側面51及び麺棒受溝52で麺棒aの両端側が支持されている僅かな間、麺棒受溝52の底面は次段搬送コンベア2の無端タイミングベルト23の麺棒載置面より僅かに高い位置に形成されているため、無端タイミングベルト23との接触によって麺棒aが回転することはない。
【0051】
回転移替板5の突起支持側面51及び麺棒受溝52で麺棒aの両端側を僅かな間支持して回転した後、麺棒受溝52の底面が円運動によって下向きに移動して次段搬送コンベア2の無端タイミングベルト23の麺棒載置面と同じ高さになると、麺棒aの両端側は無端タイミングベルト23の麺棒載置面によって支持される。
【0052】
そして、突起支持側面51及び麺棒受溝52は回転移替板5の回転による円運動によって、水平な無端タイミングベルト23の麺棒載置面より直ぐに低くなるため、麺棒aの底面に接触して支持していた麺棒受溝52の底面は離れて、麺棒受溝52による麺棒aの支持状態は解除されて、麺棒aの両端側は無端タイミングベルト23によって支持される。
【0053】
この場合において、麺棒受溝52の底面が無端タイミングベルト23の麺棒載置面と同じ高さになるのは瞬間的であり、また、麺棒受溝52の底面の円形軌跡と無端タイミングベルト23の麺棒載置面の水平移動軌跡とは一点で交わるのみであるので、麺棒aの両端の支持が回転移替板5の突起支持側面51及び麺棒受溝52から無端タイミングベルト23の麺棒載置面に替わる際に、麺棒aが回転することもない。
【0054】
また、麺棒aの両端側の前部側面に当接している突起支持側面51は、その回転速度が無端タイミングベルト23の始端側2aの回転速度と同じであるため、麺棒aが麺棒受溝52から無端タイミングベルト23の麺棒載置面に移り替わった後に麺棒aを後方に押して回転させることない。
【0055】
麺棒aが麺棒受溝52から無端タイミングベルト23の麺棒載置面に移る替わるころになると、上部挟圧コンベア4の無端タイミングベルト43に取付けられている保持爪44が接近してきて、保持爪44が上方から麺棒aの上面側を挟圧する。即ち、麺棒aの上面側が保持爪44の逆V字状の保持溝44aの内側に入り、保持溝44aによって挟圧されて、麺棒aが回転するのが防がれる。
【0056】
このようにして、無端タイミングベルト23の麺棒載置面に移る替わった麺棒aは、上部挟圧コンベア4の保持爪44と次段搬送コンベア2の無端タイミングベルト23によって、上下に挟圧されて保持されて回転するのが防止された状態で次段搬送コンベア2の図示しない終端側に向かって搬送される。
【0057】
なお、この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、この発明に係る麺棒移行装置によれば、周回搬送速度の異なる前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺掛けされた麺棒を移し替える場合に、麺棒を回転させることなくスムーズに移し替えることができ、麺棒が回転することによって麺線が切れるのを防ぐことができる。しかも、構造が大掛かりとなることがなく達成することができる。
【0059】
また、請求項2の構成の場合には、前段搬送コンベアの周回搬送速度が次段搬送コンベアより遅いときに、前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺棒を回転させることなくスムーズに移し替えることができる。
【0060】
また、請求項3の構成の場合には、前段搬送コンベアの周回搬送速度が次段搬送コンベアより速いときに、前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺棒を回転させることなくスムーズに移し替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態−1を示す麺棒移行装置の部分側面図である。
【図2】この発明の実施の形態−1を示す麺棒移行装置の部分正面図である。
【図3】この発明の実施の形態−1を示す麺棒移行装置の部分拡大側面図である。
【図4】この発明の実施の形態−2を示す麺棒移行装置の部分側面図である。
【符号の説明】
1 前段搬送コンベア
1a 終端側
11 回転軸
11a 連動スプロケット
11b 連結軸
11c 連動スプロケット
11d 無端チェーン
12 スプロケット
13 無端チェーン
14 支持片
2 次段搬送コンベア
2a 始端側
21 回転軸
22 歯車
23 無端タイミングベルト
3 回転移替板
31 突起支持側面
32 麺棒受溝
4 上部挟圧コンベア
4a 始端側
41 回転軸
42 歯車
43 無端タイミングベルト
44 保持爪
44a 保持溝
44b 後部支持片
5 回転移替板
51 突起支持側面
52 麺棒受溝
a 麺棒

Claims (3)

  1. 周回搬送速度の異なる前段搬送コンベアから次段搬送コンベアへ麺掛けされた麺棒を移し替える麺棒移行装置において、前段搬送コンベアの終端側回転軸と次段搬送コンベアの始端側回転軸を同一軸芯上で且つ非連結に配置し、次段搬送コンベアの始端側回転軸の両端に回転移替板を連結し、回転移替板の周縁に麺棒の片側の側面に当接して支持する突起支持側面が形成された麺棒受溝を設けると共に麺棒支持中の麺棒受溝の底面を次段搬送コンベアの麺棒載置面より僅かに高い位置に形成したことを特徴とする麺棒移行装置。
  2. 前段搬送コンベアの周回搬送速度が次段搬送コンベアより遅いものにあっては、回転移替板の周縁に形成される麺棒受溝の突起支持側面は、麺棒の後部側面に当接して支持する側に形成されている請求項1記載の麺棒移行装置。
  3. 前段搬送コンベアの周回搬送速度が次段搬送コンベアより速いものにあっては、回転移替板の周縁に形成される麺棒受溝の突起支持側面は、麺棒の前部側面に当接して支持する側に形成されている請求項1記載の麺棒移行装置。
JP20238997A 1997-07-11 1997-07-11 麺棒移行装置 Expired - Fee Related JP3953587B2 (ja)

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