JP3953009B2 - トランスコンダクタンス調整回路 - Google Patents

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Description

本発明は、RC型1次フィルタの周波数特性を制御するトランスコンダクタンス調整回路に関する。
従来より光ディスク装置などでは、光ピックアップから出力されたアナログ信号をハイパスフィルタとローパスフィルタを組み合わせてイコライズすることにより波形整形が行なわれ、その後デジタル信号化される。そのためのフィルタとして従来より例えば図5に示すような回路が用いられている。
図5にて、RC型1次フィルタ(以降単にフィルタと称することもある)50は、入力差動対をNチャネルのトランジスタN1とN2で形成し、NチャネルのトランジスタN3とN4をそのバイアス源として駆動される。トランジスタN1とN2のソース端子間にはキャパシタンスC1が接続されていて、これらトランジスタN1とN2のソース端子を差動出力とすることで、これらソース端子のインピーダンス(即ちトランスコンダクタンスgmの逆数)とキャパシタンスC1で所謂RC型の1次ローパスフィルタを構成する。
更にトランジスタN1とN2のドレイン端子には、これらトランジスタN1とN2と同じW/Lサイズを持つNチャネルのトランジスタN5とN6をゲートとドレイン端子を短絡した負荷として接続し、その各々の負荷(トランジスタN1とN2のドレイン端子)から差動出力を取り出すことでRC型の1次のハイパスフィルタを構成することができる。
上記のような構成のフィルタ50では、トランジスタN3、N4のドレイン電流が安定していないと、トランスコンダクタンスgmが安定せず、そのためトランジスタN1とN2のソース端子のインピーダンスが不安定にとなって、フィルタの周波数特性が不安定となってしまう。このため、トランジスタN3、N4のドレイン電流の安定化が極めて重要なことになる。また、一方では、上記フィルタのカットオフ周波数を可変する場合はトランジスタN3、N4のドレイン電流を制御することでトランスコンダクタンスgmを変化させて所望のカットオフ周波数を設定できる。
したがって、上記のようなフィルタ50はハイパスフィルタとローパスフィルタのいずれにも使用でき、しかもそのカットオフ周波数をトランジスタN3、N4のドレイン電流を制御することで変更できる。また、再生倍速を変化させた場合に波形整形回路の周波数特性を再生倍速に応じて変化させなければならないが、その場合もトランジスタN3、N4のドレイン電流を変化させて対応することができるため、前述した光ピックアップからのアナログ信号の波形整形回路に用いるのに極めて好都合である。
しかし、上記図5に示したフィルタ50はトランスコンダクタンスgmを設定値どおりに一定にさせることが極めて重要で、その条件を満たすバイアスがトランジスタN3とN4に必要となるため、このバイアスを供給するトランスコンダクタンス調整回路(gm調整回路)と組み合わせて用いられ、図6はその場合の例を示した回路図である。
図6にて、gm調整回路60は、PチャネルのトランジスタP1〜P4と、NチャネルのトランジスタN7〜N10と、トランジスタN8のソース抵抗である抵抗R1を有して構成されている。但し、トランジスタN8は同じW/Lサイズの複数のトランジスタが並列に接続されて形成され、トランジスタN7とN8およびトランジスタP1とP2はそれぞれカレントミラーを構成している。
トランジスタN7のドレイン側には同じW/LサイズのトランジスタN9がカスケード接続され、トランジスタN8のドレイン側には同じW/LサイズのトランジスタN10がカスケード接続されてトランジスタN7、N8のドレイン電位を同等としている。同様に、トランジスタP1のソース側には同じW/LサイズのトランジスタP3がカスケード接続され、トランジスタP2のソース側には同じW/LサイズのトランジスタP4がカスケード接続されて、トランジスタP1、P2のドレイン電位を同等としている。
また、トランジスタN7とトランジスタP1、P2は同じW/Lのサイズで、トランジスタN8を形成する書くトランジスタのW/Lサイズは同じだが、複数個並列に接続することによりW/LサイズをK倍としている。
ここで、トランジスタN10とトランジスタP4のドレイン電流をIoutとすると、トランジスタP1とP2のカレントミラーとトランジスタP3とP4のカレントミラーにより同じ電流IoutがトランジスタN9とトランジスタP3のドレイン端子に流れ、それは式(1)のように表される。
Figure 0003953009
ここでμnはNチャネルトランジスタの移動度、Coxは単位面積あたりのゲート容量を示す。ここでトランジスタN7に生じるトランスコンダクタンスgm1は式(2)のように表される。
Figure 0003953009
これにより、式(1)のIoutを式(2)に代入すると式(3)のようになる。
Figure 0003953009
この式(3)から、トランジスタN7のトランスコンダクタンスgm1が電源電圧VDDに関係がないため、電源電圧の変動に依らず一定で、また、抵抗R1を回路の外付けの外部抵抗とすることで、回路の温度の影響を受けずに一定となることが分かる。
図6のフィルタ50のgm調整回路60において、上記式(3)で得られるgm1をもつトランジスタN7のゲート端子と、フィルタ50のバイアス源であるトランジスタN3とN4のゲート端子を接続すると共に、トランジスタN3とN4のW/LサイズをトランジスタN7と同等とすることで、トランジスタN3とN4は式(3)と同様なgm1を得ることができる。即ちトランジスタN3とトランジスタN4がトランジスタN7とカレントミラーを構成しているので、トランジスタN3とN4の出力電流(ドレイン電流)は式(3)で示されるIoutと同等となる。
従って、フィルタ50のローパスフィルタとしての出力端であるソース端子のインピーダンス(1/gm)をもつトランジスタN1、N2および、ハイパスフィルタとしての出力端であるトランジスタN5、N6についてもトランジスタN7と同等のL/Wサイズとすれば、式(3)と同様なgm1を得て一定のソース端子インピーダンスを表すことができ、電源電圧変動および環境温度に対して安定な周波数特性を実現できる。
このRC型1次フィルタ50を使用するアプリケーションでは前述したように周波数特性を常にコントロールしながら用いることが多いので、フィルタ50の周波数を調整できるような機能を追加したい。その調整法は図6で示される回路において、式(3)で抵抗R1またはトランジスタN8の並列接続数Kを可変とする方法、または、フィルタ50を構成する各トランジスタの並列接続数を可変とする方法が挙げられる。
抵抗R1可変とする方法では、一般にR1を外付け素子として切り替え機能を追加することによって、基盤上での制御機能を追加したり部品を増やしたりするため、基盤コストへの影響を考慮するとR1は固定値として扱うことが望ましい。そこでトランジスタN8を形成するトランジスタの並列接続数Kを切り替える手法を例とした方法について図7に示す。
図7では、一般的に周波数の切り替えはロジックコマンドで行われるので、周波数の可変範囲とその範囲内の調整粗さによってビット数が与えられ、K個のトランジスタN7で形成されるトランジスタ8に、K個のトランジスタ7(N11で示す)、2K個のトランジスタ7(N12で示す)、4K個のトランジスタ7(N12で示す)というようにスイッチSWで接続される構成が必要で、6ビット制御であれば、64K個のトランジスタ7が並列接続されてトランジスタ8を形成することが必要になる。そして、スイッチSWをオンオフし、トランジスタN8のW/Lサイズを変えることにより、フィルタ50のトランジスタN3とN4のバイアス電流を変えて、所望のカットオフ周波数を設定できる。
図8は従来のgm調整回路の他の例を示した回路図である。これは一定のトランスコンダクタンスgmを提供するgm調整回路である。本例のgm調整回路62は、可変gmの電圧電流変換アンプ(gmアンプ)622と、通常の電圧電流変換アンプ624と、これら電圧電流変換アンプ622と電圧電流変換アンプ624との間を接続するノードに接続されるキャパシタンスCextと抵抗Rextとを有して構成され、電圧電流変換アンプ624の出力Ioutは可変gmの電圧電流変換アンプ622にフィードバックされている(特許文献1参照)。
電圧電流変換アンプ622の入力間にVa1なるDC電圧を与えると、電圧電流変換アンプ622はgm0・Va1なる電流を出力する。その出力電流gm0・Va1は抵抗Rextによって電圧に変換され、その電圧gm0・Va1・RextとVa2なるDC電圧が電圧電流変換アンプ624に入力され、これら電圧の差分に対応する電流Icntが出力される。この電流Icntは電圧電流変換アンプ622にフィードバックされ、そのgm0の値をgm0・Va1・Rext=Va2となるように変化させる。ここで得られるgmアンプのgm0は式(4)に示すように表される。
Figure 0003953009
ここで、Va1とVa2の電圧依存性が等しければ、電源電圧が変動してもその比は変わらないため、一定のgm0値を得ることができる。従って、このgm0をフィルタ50に供給すれば、安定した周波数特性が得られる。更に式(4)より電圧Va1或いは電圧Va2を変化させることで、カットオフ周波数を制御することができる。
特開2001−308683号公報 (第4−5頁、第10図)
図6に示した従来のgm調整回路60では、トランジスタ7の数が増えるため、そのチップ占有面積が増大したり、更に、トランジスタ間の相対的オフセットが大きくなるため、本来欲しいgmからずれて周波数可変精度が悪化するなどの問題点がある。
図8のgm調整回路62では、gm調整回路60がカットオフ周波数の可変方法をトランジスタの数で切り替えているのに対し、電圧値の切り替えで済むためトランジスタの増加に伴う前述の不利は解消され、また、二つのパラメータで可変できるので可変レンジも広がる利点も伴う。
一方、gm調整回路62を用いて、図5に示したフィルタ50の周波数特性を制御することを考えるとき、フィルタ50の入力差動対を形成するトランジスタN1とN2のトランスコンダクタンスと、電圧電流変換アンプ622のトランスコンダクタンスを合わせるようにすれば、フィルタ50は安定した一定の周波数特性を得ると共に、周波数カットオフの制御も可能である。しかし、トランジスタN1、N2バイアス源であるトランジスタN3、N4のトランスコンダクタンスの制御はこれらトランジスタのゲートに印加する電圧で行われるため、gm調整回路62の出力である電流Icntをそのままフィルタ50のトランスコンダクタンスの制御には用いられないという問題がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、チップ専有面積を増やすことなく、トランスコンダクタンスの調整対象であるフィルタの周波数可変レンジを広げ且つその周波数特性を高精度で設定することができるトランスコンダクタンス調整回路を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、入力作動対と該入力作動対のバイアス源とを備えたRC型1次フィルタに接続して用いるトランスコンダクタンス調整回路において、一対の入力端子を有し該一対の入力端子間に入力される第1の基準電圧を電流に変換して出力する第1の電圧電流変換回路と、前記第1の電圧電流変換回路の出力電流に応じた電圧を発生する抵抗と、前記抵抗により発生された電圧と第2の基準電圧の電圧差に応じた電流を出力する第2の電圧電流変換回路と、前記第2の電圧電流変換回路の出力電流を電圧に変換して出力する電流電圧変換回路と、前記電流電圧変換回路の出力電圧により前記第1の電圧電流変換回路の前記第1の基準電圧を入力する入力回路の動作点を前記電圧差が無くなるまで変化させる帰還手段とを具備し、前記電流電圧変換回路の出力電圧をRC型1次フィルタの入力差動対のバイアス源に供給するようにしてあり、前記第1の電圧電流変換回路の入力回路は一対のトランジスタで構成される入力差動対であり、前記第1の基準電圧は前記第1の電圧電流変換回路の前記一対の入力端子間に印加され且つ、前記電流電圧変換回路の出力電圧は前記第1の電圧電流変換回路の前記一対の入力端子のバイアスとなってその動作点を変化させるようにしてあることを特徴とする。
このように本発明のトランスコンダクタンス調整回路では、第1の電圧電流変換回路により第1の基準電圧を変換して出力される電流を抵抗により変換した電圧と第2の基準電圧との電圧差を第2の電圧電流変換回路により電流に変換し、第1の電圧電流変換回路の前記第1の基準電圧を入力する入力回路に前記第2の電圧電流変換回路の出力電流に対応する電圧を帰還して、前記電圧差が0になるように前記入力回路の動作点を制御することにより、第2の電圧電流変換回路の出力電流に対応する電圧は前記第1の電圧電流変換回路の前記電圧差が0の時のトランスコンダクタンスに対応することになり、しかも、このトランスコンダクタンスは第1、第2の基準電圧の比と前記抵抗の関数で表されることになる。したがって、このトランスコンダクタンスは電源電圧の変動や集積回路の内部温度環境により変化しない一定の値になり、このような一定の値の電圧をRC型1次フィルタの入力差動対のバイアス源を形成するトランジスタの制御端子に供給することにより、入力差動対を構成する各トランジスタのドレイン電流が一定になめため、RC型1次フィルタのトランスコンダクタンスは、トランスコンダクタンス調整回路のトランスコンダクタンスと同一か或いは整数倍になるため、RC型1次フィルタの周波数特性を電源電圧の変動や回路温度の変動に対して常に一定とすることができる。
また、第1の基準電圧または第2の基準電圧のいずれか一方或いは両方を変化させることによりトランスコンダクタンスを変化させることができ、トランスコンダクタンスを変化させるパラメータが2つになるため、トランスコンダクタンス調整回路から供給されるトランスコンダクタンス(電圧)を広範囲に変化させることができ、その際、並列接続するトランジスタの数を調整してトランスコンダクタンスを変化させるのではないため、回路規模の増大を防止することができる。また、並列接続するトランジスタの数を調整してトランスコンダクタンスを変化させるのではないためトランジスタの数が少なくて済み、
その分トランジスタの相対的オフセットの増大もなく、RC型1次フィルタに供給するトランスコンダクタンスの精度を向上させることができ、それ故、RC型1次フィルタの周波数特性を精度良く設定することができる。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1の電圧電流変換回路により第1の基準電圧を変換して出力される電流を抵抗により変換した電圧と、第2の基準電圧の電圧差を第2の電圧電流変換回路により電流に変換し、第1の電圧電流変換回路の前記第1の基準電圧を入力する入力回路に前記第2の電圧電流変換回路の出力電流に対応する電圧を帰還して、前記電圧差が0になるように前記入力回路の動作点を制御することによって、前記第2の電圧電流変換回路の出力電流に対応する電圧であるトランスコンダクタンスをRC型1次フィルタのバイアス源に供給するトランスコンダクタンス調整回路を用いることにより、トランスコンダクタンス調整回路のチップ専有面積を増やすことなく、RC型1次フィルタの周波数可変レンジを広げ且つその周波数特性を高精度で設定することができる。
トランスコンダクタンス調整回路のチップ専有面積を増やすことなく、このトランスコンダクタンス調整回路の調整対象であるフィルタの周波数可変レンジを広げ且つその周波数特性を高精度で設定する目的を、トランスコンダクタンス調整回路の出力を電圧としてRC型1次フィルタに供給することによって実現した。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るトランスコンダクタンス調整回路(gm調整回路)の構成を示した回路図である。但し、従来例と同様の部分には同一符号を付して説明する。
本例のgm調整回路80は、基準電圧V1を電流に変換するgm可変の電圧電流変換回路2と、基準電圧V2と抵抗Rextに生じる抵抗降下電圧の差を電流に変換する電圧電流変換回路4と、電圧電流変換回路4の出力電流を電圧に変換する電流電圧変換回路6と、電圧電流変換回路2の入力差動対の電位を変化させるバッファ8と、基準電圧V1を発生する電圧発生回路10と、電圧電流変換回路2の出力電流ΔIを電圧に変換する抵抗Rextと、動作安定のためのキャパシタンスCextと、電流ΔIに応じた電圧を発生する抵抗Rextと、基準電圧V2に電位を与える基準電源Vrefと、カスケード接続されるトランジスタのバイアス電圧を発生する電源Vcasを有して構成される。但し、特許請求の範囲の第1の電圧電流変換回路は電圧電流変換回路2に相当し、抵抗は抵抗Rextに相当し、第2の電圧電流変換回路は電圧電流変換回路4に相当し、電流電圧変換回路は電流電圧変換回路6に相当し、帰還手段はバッファ8と電圧発生回路10に相当し、カスケード接続されるトランジスタはトランジスタM4、M5、M6、M10、M11に相当し、バイアス電源はバイアス電源Vcasに相当し、入力回路はトランジスタM1、M2に相当し、電圧出力用トランジスタはトランジスタM3に相当する。
gm可変の電圧電流変換回路2は、入力差動対を形成するNチャンネルのトランジスタM1、M2と、トランジスタM1、M2にカスケード接続されるNチャンネルのトランジスタM4、M5と、カレントミラー回路21とを有し、電圧電流変換回路4はオペレーションアンプ41とPチャネルのトランジスタM7を有し、電流電圧変換回路6はN型のトランジスタM3とそれにカスケード接続されたN型のトランジスタM6を有し、電圧発生回路10はV0を中心としてV1/2と−V1/2の電圧を発生する電圧源101、102を有している。
このgm調整回路80にはRC型1次フィルタ52に接続されるが、次にこのRC型1次フィルタ52(以降単にフィルタと称することもある。)の構成について説明する。このフィルタ52は従来とほぼ同様の構成を有している。入力差動対を形成するNチャンネルのトランジスタM12とM13と、トランジスタM12とM13を駆動するバイアス源となるNチャンネルのトランジスタM8とM9と、トランジスタM12とM13の負荷となる同W/Lサイズのゲートとドレインを短絡したNチャンネルのトランジスタM14とM15と、トランジスタM8とM9のドレイン電位を同等にするためにこれらトランジスタにカスケード接続されたトランジスタM10とM11と、トランジスタM12とM13のソース間に挿入されたコンデンサC2とを有している。
上記構成のRC型1次フィルタ52は、従来例と同様に、コンデンサC2とトランジスタM12、M13各々のソース端子のインピーダンス(1/gm)で周波数特性が決まり、トランジスタM12、M13のソース端子を差動出力とすることで、RC型のローパスフィルタを構成している。また、トランジスタM12とM13のドレイン端子にはこれらトランジスタと同等のサイズをもつトランジスタM14とM15を負荷として接続しているため、これらトランジスタM14とM15のソース端子を差動出力とすることで、ハイパスフィルタを構成する。
尚、RC型1次フィルタ52及びgm調整回路80でカスケード接続用のトランジスタM10、M11、M4、M5、M6のゲートバイアス電圧は共通の電源Vcasから供給されているため、トランジスタM1、M2、M3、M8、M9のドレイン電圧は同電位となる。
次に本実施の形態の動作について説明する。電圧電流回路2のトランジスタM1とM2はソース接地型差動対を形成し、これらトランジスタM1とM2のゲート入力端子には電圧発生回路10から発生される基準電圧V1が印加されている。電圧発生回路10はバッファ8から与えられる同相直流電圧V0を基準にソース接地型差動対の一方の入力に+V1/2、もう一方の入力に−V1/2となる電圧を出力することにより、両入力間に電圧V1を印加している。
トランジスタM1、M2の入力端子間に電位差V1を印加すると、トランジスタM1、M4およびトランジスタM5、M2を通してI1およびI2のドレイン電流が流れる。この時、トランジスタM1およびM2の入力電位の低いほう(本例ではM1)の出力電流I1をPチャンネルのトランジスタで構成されるカレントミラー回路21で折り返し、その出力を入力電位の高いほう(本例ではM2)の出力(M5のドレイン端子)に接続することで、差電流ΔI(I2−I1)として取り出され、トランジスタM1とM2のトランスコンダクタンスgm2が構成される。
電圧電流変換回路2からの出力電流は集積回路外部の抵抗Rextと容量Cextの並列接続された負荷に流れる。これにより、抵抗RextにRext・ΔIなる電圧が発生し、これが電圧電流変換回路4の反転入力端子に入力し、非反転入力端子には基準電圧V2が入力される。電圧電流変換回路4は抵抗Rextに発生した電圧と基準電圧V2との差分に対応した電圧をトランジスタM7のゲートに出力するため、トランジスタM7には抵抗Rextに発生した電圧と基準電圧V2との差分に対応したドレイン電流がトランジスタM3、M6を介して流れる。
それ故、電圧電流変換回路4のゲートをトランジスタM6のドレインに接続したトランジスタM3の当該ゲートには抵抗Rextに発生した電圧と基準電圧V2との差分に対応した電圧V0が発生し、この電圧V0がバッファ8、電圧発生回路10を介して電圧電流変換回路2にフィードバックされる。即ち、前記した差分に応じて電圧発生回路10の中心電圧V0が変化するため、電圧電流変換回路2のソース接地型差動対を構成するトランジスタM1、M2の動作点が変化し、これにより、電圧電流変換回路2の出力電流ΔIが変化する。
この変化の方向は抵抗Rextに発生した電圧と基準電圧V2との差分が0になる方向で、結局、上記した帰還経路により抵抗Rextに発生した電圧が基準電圧V2と等しくなる。この時のトランジスタM3のゲート電圧(トランジスタM3のトランスコンダクタンスgm2)がRC型1次フィルタ52のバイアス源であるトランジスタN8、M9Kゲートに供給される。尚、上記した帰還ループ内の位相マージンは抵抗RextとキャパシタンスCextで第一の極を決めることができ、Cextを大きくとることでそのマージンは十分確保されるので発振等の不具合は起こらない。
次に上記したgm調整回路80におけるトランスコンダクタンスを求める式を示す。各記号は図中に示されているものとし、示されていないものは数式途中で説明する。
図1より、トランジスタM1とM2のゲート端子にそれぞれ(V0−V1/2)と(V0+V1/2)を印加したときに、出力される電流I1およびI2は式(5)で示される。但し、μnを移動度、Coxを単位当たりのゲート容量、VthをNチャネルトランジスタの閾値電圧とする。
Figure 0003953009
トランジスタM1とM2の出力電流の差ΔIをとると、ΔIは式(6)で表される。
Figure 0003953009
一般にゲート−ソース間電圧はVgsとして表されるため上式は式(7)で表される。
Figure 0003953009
ここで得られるgm2はゲート電圧VgsがV0であるM3のトランスコンダクタンスと等価となる。更に、式(8)の関係によりgm2は式(9)で示される。
Figure 0003953009
Figure 0003953009
この式(9)は式(4)と同等の形となり、電圧V1および電圧V2を電源電圧VDDI対して同じ依存性のパラメータとして扱えば、V2/V1は比として表され、また、抵抗Rextは外付けであるため、トランジスタM3のトランスコンダクタンスgm2は電源電圧変動や温度環境変化に影響のない一定のパラメータとなることが分かる。
ここでgm調整回路80のトランジスタM3のW/LサイズとトランジスタM8、M9およびM12〜M15のW/Lサイズを等しくすることで、これらのトランスコンダクタンスについても式(9)が成り立ちその結果、ここで構成されるRC型1次フィルタ52についても電源電圧変化や温度環境変化に影響のない一定の周波数特性を得ることができる。また、図1においてトランジスタM4、M5、M6、M10、M11はカスケード接続トランジスタであり、トランジスタM1〜M3およびM8とM9のドレイン端子電位を揃えることで各出力電流の相対的なばらつきが抑圧されている。
尚、gm調整回路80のトランジスタM3とRC型1次フィルタ52のトランジスタM8、M9はカレントミラーを形成しているため、トランジスタM3を流れる電流と同一の電流がトランジスタM8、M9に流れることにより、トランジスタM3のトランスコンダクタンスgm2がRC型1次フィルタ52のバイアス源であるトランジスタM8、M9に供給されると説明することもできる。
次に上記RC型1次フィルタ52の周波数特性を調整するには、gm調整回路80から供給するトランスコンダクタンスを制御することにより行うことができる。以下ではこのトランスコンダクタンスを制御する手段を列挙する。式(9)よりトランジスタM3のゲート電圧で供給されるトランスコンダクタンスgm2は、Rextと基準電圧V1、V2の関数であるため、(1)V2を変化させる。(2)V2を変化させる。(2)Rextを変化させることでRC型1次フィルタ52のトランスコンダクタンスを調整することができる。また、(4)フィルタ52部分のW/Lのサイズを持つトランジスタM8〜M15のそれぞれの並列接続トランジスタ数を同じW/Lのサイズを持つトランジスタM3のトランジスタ数に対してK倍とすることでトランスコンダクタンスをK倍に調整することができる。
上記した(1)〜(4)の調整方法を使い分けることによって幅広いフィルタの調整範囲をとることができる。フィルタ52のカットオフ周波数を基準電圧V1およびV2、フィルタ回路を構成するトランジスタの数で調整することで調整範囲が広がる例を図2を用いて説明する。この図2で示されるカットオフ周波数f1、f2、f1はf1<f2<f3の関係を持つ。
フィルタ52のカットオフ周波数f1からf2までの範囲を電圧V1で、f2からf3までの範囲を電圧V2の調整パラメータを使って行う。さらにフィルタ52のトランスコンダクタンスの数をトランジスタの数を調整して2倍、4倍と増やすことが可能な場合、電圧V1およびV2の調整を使用することで、調整範囲は2*f1〜2*f3、4*f1〜4*f3となり、トータルとしてf1〜4*f3の範囲のカットオフ周波数の調整が可能になる。従来の技術では調整範囲はトランジスタの数を前記と同様4倍までとすると、カットオフ周波数の範囲はf1〜4*f1或いはf2〜4*f2或いはf3〜4*f3となるため、図2に示すとおり、カットオフ周波数の調整範囲は本発明の調整範囲より狭くなる。
本実施の形態によれば、gm調整回路80からRC型1次フィルタ52に供給されるトランスコンダクタンスgm2は電源電圧の変動や回路の温度環境によらず一定であるため、フィルタ52の周波数特性を安定化することができる。
また、基準電圧V1、V2によりフィルタ52に供給するトランスコンダクタンスを変化することができるため、チップ専有面積を増やすことなくフィルタ52の周波数可変レンジを広げることができる。
さらに、トランジスタの個数がそれ程多くならないため、これらトランジスタを近接配置してトランジスタの相対的オフセットを小さくすることができるため、供給するトランスコンダクタンスgm2の誤差を少なくでき、その分、フィルタ52の周波数を高精度で設定することができる。
また、本実施の形態では、トランジスタM4、M5、M6、M10、M11をカスケード接続で回路に挿入することにより、トランジスタM1〜M3およびトランジスタM8とM9のドレイン端子電位を揃えることが出来、各出力電流の相対的なばらつきを小さくすることができるため、上記した供給するトランスコンダクタンスgm2の精度を更に向上させることができる。
さらに、フィルタ52のトランスコンダクタンスの数をトランジスタの数を調整して2倍、4倍と増やすことが可能な場合、フィルタ52の周波数可変レンジを更に広げることができ、光ピックアップのアナログ信号を波形整形する場合、再生倍速数が広範囲に変化しても、十分に対応することができる。
尚、上記した実施の形態では、gm調整回路80のトランジスタM3のゲートをカスケード接続されるトランジスタM6のドレインと接続することにより、VDDが低電圧(例えば3V)でもgm調整回路80のダイナミックレンジを確保できる構成としたが、VDDが高電圧(例えば12V)の場合はトランジスタM3のゲートとドレインを短絡する構成としても何等支障はない。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るトランスコンダクタンス調整回路(gm調整回路)の構成を示した回路図である。但し、第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付して説明する。
本例のgm調整回路82は、電圧電流変換回路2のトランジスタM1およびM2の差動入力電位差によって出力された差動電流ΔIに電流Icを加算する電流可変の電流源(可変電流源)12を電圧電流変換回路2と電圧電流変換回路4を接続するノードに接続したところが第1の実施の形態と異なり、他の構成は同様である。但し、特許請求の範囲の電流可変型の電流源は可変電流源12に相当する。
次に本実施の形態の動作について説明する。本実施の形態では、電圧電流変換回路2から出力される差動電流ΔIに可変電流源12の電流Icを加算するため、この電流Icを変化させることにより、トランジスタM3から出力されるトランスコンダクタンスgm2を変化させることができる。
ここで、本実施の形態のトランスコンダクタンスgm2を求めるには、第1の実施の形態と同様の式(7)と、式(8)のΔIにIcを加算して導出される式(10)とにより求めることができる。
Figure 0003953009
式(7)と式(10)からトランスコンダクタンスgm2は式(11)に示される。
Figure 0003953009
この式(11)より、トランスコンダクタンスgm2はV1およびV2、Icを電源変動および温度変化などによって変化しないパラメータとすれば、Icを変化させることによりトランスコンダクタンスを調整できることが分かる。
本実施の形態によれば、電圧V1、V2に加えて、可変電流源12の電流Icを変化させることで、トランスコンダクタンスを変化させることができるため、フィルタ52の周波数特性の調整範囲を第1の実施の形態よりも更に広げることができると共に、トランスコンダクタンスを変化させるパラメータがひとつ多いため、フィルタ52の調整を容易に行うことができる。他の効果は第1の実施の形態の効果と同様である。
尚、本実施の形態も電源電圧VDDが低くなければ、gm調整回路82のトランジスタ
M3のゲートを同M3のドレインに短絡する構成としても、gm調整回路82のダイナミックレンジを確保することができ、動作に支障を来すことはない。
図4は、本発明の第3の実施の形態に係るトランスコンダクタンス調整回路(gm調整回路)の構成を示した回路図である。但し、第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付して説明する。
本例のgm調整回路84及びRC型1次フィルタ50は、第1の実施の形態のgm調整回路80及びRC型1次フィルタ52からカスケード接続するために挿入されたトランジスタM4、M5、M6、M10、M11が省略されているところが異なるだけで、他の構成は同様である。
本実施の形態によれば、トランジスタをカスケード接続構成としていないため、トランジスタM1〜M3およびトランジスタM8とM9のドレイン端子電位はばらつき、それ故、各出力電流の相対的ばらつきも大きくなり、gm調整回路84から出力されるトランスコンダクタンスgmの精度は第1の実施の形態よりも悪くはなるが、RC型1次フィルタ50に要求される精度によって十分使用でき、しかも、トランジスタの数を減らすことができるため、回路規模を小さくすることができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るトランスコンダクタンス調整回路の構成を示した回路図である。 図1に示したトランスコンダクタンス調整回路によるフィルタの周波数特性調整範囲を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係るトランスコンダクタンス調整回路の構成を示した回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るトランスコンダクタンス調整回路の構成を示した回路図である。 従来のRC型1次フィルタの構成例を示した回路図である。 従来のトランスコンダクタンス調整回路の構成を示した回路図である。 従来のトランスコンダクタンス調整回路の他の構成例を示した回路図である。 従来のトランスコンダクタンス調整回路の他の構成例を示した回路図である。
符号の説明
2、4……電圧電流変換回路、6……電流電圧変換回路、8……バッファ、10……電圧発生回路、12……可変電流源、50、52……RC型1次フィルタ、80、82、84……gm調整回路、Rext……抵抗、M1〜M15……トランジスタ。

Claims (7)

  1. 入力作動対と該入力作動対のバイアス源とを備えたRC型1次フィルタに接続して用いるトランスコンダクタンス調整回路において、
    一対の入力端子を有し該一対の入力端子間に入力される第1の基準電圧を電流に変換して出力する第1の電圧電流変換回路と、
    前記第1の電圧電流変換回路の出力電流に応じた電圧を発生する抵抗と、
    前記抵抗により発生された電圧と第2の基準電圧の電圧差に応じた電流を出力する第2の電圧電流変換回路と、
    前記第2の電圧電流変換回路の出力電流を電圧に変換して出力する電流電圧変換回路と、
    前記電流電圧変換回路の出力電圧により前記第1の電圧電流変換回路の前記第1の基準電圧を入力する入力回路の動作点を前記電圧差が無くなるまで変化させる帰還手段とを具備し、
    前記電流電圧変換回路の出力電圧を前記RC型1次フィルタの前記入力差動対の前記バイアス源に供給するようにしてあり、
    前記第1の電圧電流変換回路の入力回路は一対のトランジスタで構成される入力差動対であり、前記第1の基準電圧は前記第1の電圧電流変換回路の前記一対の入力端子間に印加され且つ、前記電流電圧変換回路の出力電圧は前記第1の電圧電流変換回路の前記一対の入力端子のバイアスとなってその動作点を変化させるようにしてある、
    ことを特徴とするトランスコンダクタンス調整回路。
  2. 前記トランスコンダクタンス調整回路を集積回路で構成した場合、前記抵抗は前記集積回路に外付けされることを特徴とする請求項1記載のトランスコンダクタンス調整回路。
  3. 前記電流電圧変換回路の出力電圧をV0とし、前記第1の基準電圧をV1とすると、V0+V1/2を前記第1の電圧電流変換回路の前記一対の入力端子のうちの一方の入力端子に、V0−V1/2を前記第1の電圧電流変換回路の前記一対の入力端子のうちの他方の入力端子に印加するようにしてあることを特徴とする請求項記載のトランスコンダクタンス調整回路。
  4. 前記第1の電圧電流変換回路の前記入力回路を構成する前記一対のトランジスタと前記電流電圧変換回路の電圧出力用トランジスタと前記RC型1次フィルタの前記バイアス源を形成するトランジスタの各ドレイン電位を同一とするドレイン電位制御手段を具備することを特徴とする請求項1記載のトランスコンダクタンス調整回路。
  5. 前記ドレイン電位制御手段は、前記第1の電圧電流変換回路の前記入力回路を構成する前記一対のトランジスタと前記電流電圧変換回路の電圧出力用トランジスタ前記RC型1次フィルタの前記バイアス源を形成するトランジスタそれぞれにカスケード接続された複数のトランジスタと、それらカスケード接続された複数のトランジスタに共通のバイアス電圧を供給するバイアス電源とを具備することを特徴とする請求項記載のトランスコンダクタンス調整回路。
  6. 前記電流電圧変換回路の電圧出力用トランジスタと前記RC型1次フィルタの前記バイアス源を形成するトランジスタはカレントミラー回路を構成することを特徴とする請求項1記載のトランスコンダクタンス調整回路。
  7. 前記第1の電圧電流変換回路の出力電流に加算する電流を発生する電流可変型の電流源を具備することを特徴とする請求項1記載のトランスコンダクタンス調整回路。
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