JP3949423B2 - 棚板におけるキーボード載置台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にディーリングルームで使用されるディスプレイを載置する載置棚の棚板におけるキーボード載置台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスにおけるOA機器の普及はめざましく、デスク上にキーボードやCRT等のディスプレイを設置して日常の作業が行われるようになっている。
特にディーリングルームで用いられるデスクでは複数台のCRTディスプレイを設置して使用されており、したがって一部のディスプレイはデスク後方の載置棚の棚板上に設置して使用されている。
このようなディーリングデスクの場合、デスク上のディスプレイと棚板上のディスプレイのキーボード或いはマウスは明確に区別された場所に設置されなければならない。
【0003】
この為、棚板上のディスプレイのキーボードとマウスは棚板下面に出入自在としたキーボード載置台に収納され、キーボードの操作等を起立姿勢で負担なく行えるよう、引出した状態でキーボード載置台の前傾姿勢が維持されるものが提供されている。(例えば、特許第3054190号)
しかしながら、従来のものは、キーボード台の後側にローラを設け、このローラの所定寸法前側に別のローラを設け、この2つのローラを断面コ字形の全端部にレールに嵌合すると共に、レールは傾斜レール部と垂直レール部と水平レール部より構成されていた。この為、部品点数が多くなると共に、構造が複雑で高価となる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく、構造も簡単で、安価に製作できるキーボード載置台を提供する事を課題とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
そこで、上記課題を解決する為、本発明の第1の手段として構成したところは、左右に所定間隔を有して棚板下面に配設されたレール受け材を介して引出し自在に設けられ、最大引出し状態で、所定角度の前傾姿勢で支持されるキーボード載置台において、キーボード載置台は、略コ字形の基枠と、前記基枠の左右杆後端部上面間に配設され、左右側端部が左右杆より所定寸法外方に突出して形成された左右後嵌合突部を有する後補強杆と、後補強杆の所定寸法前方で左右杆後部下面間に配設され、左右側端部が左右杆より所定寸法外方に突出して形成された左右嵌合突部を有する補強杆と、補強杆の所定寸法前方で左右杆の前端部下面間に配設され、左右側端部が左右杆より所定寸法外方に突出して形成された左右前ストッパー突部を有する前補強杆が線材にて構成され、レール受け材は、前記左右嵌合突部を上下面で支持する左右支持上下片と、前記左右後嵌合突部を下面で支持する左右保持上片と、キーボード載置台が最大引き出された状態で、左右嵌合突部が当接する左右前ストッパー片と、左右嵌合突部が左右前ストッパー片に当接した状態で、左右後嵌合突部の支持状態が解除される、左右保持上片の前端部に設けられた左右支持解除部より構成され、キーボード載置台が最大引き出された状態で、左右嵌合突部を回動中心として、自重によって前方が下方に、後方が上方に移動するよう回動し、後補強杆が、棚板の下面に当接してキーボード載置台は前端が下方に傾斜した状態が維持されるものである。
【0007】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明を具備したディーリングデスクの部分斜視図を示しており、符号1は机本体を示し、符号2は、前後方向の中央部で机本体1の左右側端部に連結された支柱を示し、符号3は机本体1の端部側に連結されたエンドパネルを示している。
机本体1は、対向した天板11、11と、天板11、11間に配設された着脱自在のディスプレイ台12・・・と、コード挿通用スペース13・・・と、着脱自在の配線カバー14・・・等を有している。
支柱2は所定間隔を有して立設され、支柱2間にディスプレーが載置される棚板4・・・が配設され、キーボード載置台5は、左右に所定間隔を有して棚板4の所定位置下面に配設された左右レール受け材7、7を介して出入自在に設けられている。
【0008】
キーボード載置台5は、左右方向に所定間隔(キーボードの左右幅より小さい間隔)を有する左右杆51、51と、左右杆の前端部に連続して上方に突出した落ち止め支持杆52より、平面視略コ字形に形成された線材よりなる基枠50と、基枠50の後端部で、左右杆51、51の後端部上面間に配設され、左右端部が左右杆51、51より所定寸法外方に突出する左右後嵌合突部53、53を有する線材よりなる後補強杆54と、後補強杆54の所定寸法前方で、左右杆51、51の後部下面間に配設され、左右端部が左右杆51、51より所定寸法(左右後嵌合突部53、53より大きく)外方に突出する左右嵌合突部55、55を有する線材よりなる補強杆56と、左右杆51、51の前端部下面間に配設され、左右端部が左右嵌合突部55、55とほぼ同じ程度、左右杆51、51より外方に突出する左右前ストッパー突部57、57を有する線材よりなる前補強杆58より形成されている。
【0009】
左右レール受け材7、7は対向した同形に形成されているので、以後、一方側についてのみ説明する。
レール受け材7は、前記嵌合突部55を上面で支持する支持下片71と、嵌合突部55を下面で保持する支持上片72と、支持下片71と支持上片72に連続し嵌合突部55が前後方向に移動する時左右方向へ振れるのを防止する下垂直片73と、支持上片72の内側端部から上方に連続し、前記後嵌合突部53が前後方向に移動する時左右方向へ振れるのを防止する上垂直片74と、上垂直片74の上端から内方に突出し、前記後嵌合突部53を下面で支持する保持上片75と、支持下片71と支持上片72の前端間に形成され、キーボード載置台5が収納された状態で、前ストッパー突部57が前面に当接し、キーボード載置台5が最も引き出された状態で、嵌合突部55が後面に当接する前ストッパー片76と、キーボード載置台5が最も引き出されて、嵌合突部55が前ストッパー片76に当接した状態で、後嵌合突部53の支持状態が解除されるよう保持上片75の前方に形成された支持解除部77より構成されている。 符号78は・・・は、レール受け材7の前後端部に連結された略コ字形のレール受け連結座を示し、キーボード載置台5の左右にレール受け材7、7を配設した状態で、棚板下面にネジ止めされる事により、左右レール受け材7、7とキーボード載置台5を棚板4下面の所定位置に配設する。
【0010】
符号9は、キーボード載置台5の収納状態を維持するキャッチ部材を示し、キャッチ部材9は、キーボード載置台5の収納時に後補強杆54を弾性的に保持する弾性保持部92を有し、キャッチ取付座91を介して棚板4の下面後部に取り付けられている。
【0011】
本発明は上記の如く構成され、棚板4の下面にキーボード載置台5が収納された状態(図2、図4に示す状態)から、キーボード載置台5を前方に引出すと(この時、前補強杆58が把手部として使用される。)、左右嵌合突部55、55は、左右レール受け材7、7の左右支持下片71、71と左右保持下片72、72間を移動し、左右後嵌合突部53、53は左右保持上片75、75の下方を前方に移動し、やがて左右嵌合突部55、55が、左右前ストッパー片76の後面に当接して、キーボード載置台5の前方への移動は停止する。
この状態で、左右後嵌合突部53、53は、左右支持解除部77、77に位置しているので、キーボード載置台5を離すと、左右嵌合突部55、55を回動中心として、自重によって前方が下方に、後方が上方に移動するよう回動し、後補強杆54が、棚板4の下面に当接してキーボード載置台5は前端が下方に傾斜した状態で維持される。(図3に示す状態。)
一方、キーボード台5を傾斜状態から収納する場合は、前端を持ち上げて水平状態となし、後方に移動させ、後補強杆54をキャッチ部材9に弾性的に保持される。この時左右前ストッパー突部57、57は左右前ストッパー片76の前面に当接して、キーボード載置台5の移動は停止する。
【0012】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によると、キーボード載置台を構成する補強杆と後補強杆を外方に突出させることで、嵌合突部と後嵌合突部を形成しているので、部品点数が少なくてすみ安価に製作出来る。
又、保持上片の前側に支持解除部を形成することにより、保持上片は後嵌合突部を支持する機能と、後嵌合突部の支持状態を解除する機能有するので、構造が簡単となり、安価に製作できる。又、左右嵌合突部を左右支持上下片間で前後動可能に保持しているので、キーボード載置台の引出し時に上方に持ち上がる事はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具備したディーリングデスクの一部斜視図。
【図2】 キーボード載置台を収納した状態の要部断面図
【図3】 キーボード載置台を収納した状態の要部断面図
【図4】 図2のA−A線断面図
【図5】 図4のB部拡大図
【図6】 キーボード載置台の斜視図
【符号の説明】
1 机
11 天板
4 棚板
5 キーボード載置台
50 基枠
51、51 左右杆
53、53 左右後嵌合突部
54 後補強杆
55、55 左右嵌合突部
56 補強杆
7 レール受け材
71、71 左右支持下片
72、72 左右支持上片
75、75 左右保持上片
76、76 左右前ストッパー片
77、77 左右支持解除部
Claims (1)
- 左右に所定間隔を有して棚板下面に配設されたレール受け材を介して引出し自在に設けられ、最大引出し状態で、所定角度の前傾姿勢で支持されるキーボード載置台において、キーボード載置台は、略コ字形の基枠と、前記基枠の左右杆後端部上面間に配設され、左右側端部が左右杆より所定寸法外方に突出して形成された左右後嵌合突部を有する後補強杆と、後補強杆の所定寸法前方で左右杆後部下面間に配設され、左右側端部が左右杆より所定寸法外方に突出して形成された左右嵌合突部を有する補強杆と、補強杆の所定寸法前方で左右杆の前端部下面間に配設され、左右側端部が左右杆より所定寸法外方に突出して形成された左右前ストッパー突部を有する前補強杆が線材にて構成され、レール受け材は、前記左右嵌合突部を上下面で支持する左右支持上下片と、前記左右後嵌合突部を下面で支持する左右保持上片と、キーボード載置台が最大引き出された状態で、左右嵌合突部が当接する左右前ストッパー片と、左右嵌合突部が左右前ストッパー片に当接した状態で、左右後嵌合突部の支持状態が解除される、左右保持上片の前端部に設けられた左右支持解除部より構成され、キーボード載置台が最大引き出された状態で、左右嵌合突部を回動中心として、自重によって前方が下方に、後方が上方に移動するよう回動し、後補強杆が、棚板の下面に当接してキーボード載置台は前端が下方に傾斜した状態が維持される事を特徴とする棚板におけるキーボード載置台。
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JP2001326502A JP3949423B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 棚板におけるキーボード載置台 |
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Family Applications (1)
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JP2001326502A Expired - Fee Related JP3949423B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | 棚板におけるキーボード載置台 |
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2001
- 2001-10-24 JP JP2001326502A patent/JP3949423B2/ja not_active Expired - Fee Related
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