JP2655581B2 - 引出し装置 - Google Patents

引出し装置

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JP2655581B2
JP2655581B2 JP63186400A JP18640088A JP2655581B2 JP 2655581 B2 JP2655581 B2 JP 2655581B2 JP 63186400 A JP63186400 A JP 63186400A JP 18640088 A JP18640088 A JP 18640088A JP 2655581 B2 JP2655581 B2 JP 2655581B2
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久鑑 松里
数雄 西田
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Kokuyo Co Ltd
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に左右の幅寸法を奥行寸法よりも大きく
設定したものに好適に使用し得る引出し装置に関するも
のである。
[従来の技術] スチール家具等には、荷重受面を上下に位置させた左
右のサスペンションレール機構を介して引出しの両側面
を家具本体の内側面に支持させてなる引出し装置が広く
使用されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、左右のサスペンションレール機構は、相互
に独立して従動伸縮をなし得るようになっているため、
左右の幅が大きく、かつ奥行の短かい引出しの場合に
は、引出しの水平面に沿う方向の傾きが生じ易く、それ
によって左右のサスペンションレール機構に無理な力が
作用して円滑な作動が損われ易いという問題がある。
すなわち、近時の引出しにあっては、デザイン的な見
地や使い易さ等を配慮し、その面板の上縁全体を把手に
しているものも少なくない。しかして、このようなもの
では、把手の端部寄りを牽引したり押圧して引出しの出
し入れを行なうことも多く、偏荷重によって引出しの傾
きが発生し易い。また、面板の中央にのみ把手を設けて
いるものであっても、引出しを押入する際には、その面
板の端部を押圧することもあり、同じく偏荷重により作
動不良を招くことがある。
本発明は、以上のような課題を簡単な構成により解決
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような目的を達成するために、次のよ
うな構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係る引出し装置は、荷重受面を上
下に位置させた第1のサスペンションレール機構を介し
て引出しの両側面を家具本体の内側面にそれぞれ支持さ
せるとともに、荷重受面を左右に位置させた第2のサス
ペンションレール機構を介して引出しの底面と家具本体
とを連設したものであって、前記第2のサスペンション
レール機構は、家具本体に固設した前後に伸びる保持枠
の側壁内面間に、上下方向にのみ摺動し得るように収容
することによって家具本体に連設されていることを特徴
としている。
[作用] サスペンションレール機構は、周知のように、両側縁
に荷重受面を有した偏平な複数のレールを備え、それら
レールの荷重受面間に複数のボールを介在させてレール
同士の長手方向へのテレスコープ動作を円滑に行わせ得
るようになっている。しかして、サスペンションレール
機構は、そのレールの幅方向に作用する荷重を主に受け
るようになっており、その方向のがたつきは比較的少な
く設計されている。
本発明の構成によれば、引出し及びその引出しの収容
した物品に作用する重力に起因する荷重は、従来のもの
と同様に、上下に荷重受面を位置させた左右の第1のサ
スペンションレール機構により受けることができる。一
方、引出しの底面と家具本体との間に設けた第2のサス
ペンションレール機構は、荷重受面を左右に位置させて
いるため、左右方向の荷重に対して有効に働く。そのた
め、この第2のサスペンションレール機構によって、引
出しの水平面内での傾動を防止することができる。した
がって、引出しに作用する操作力に偏りがあっても、該
引出しが傾くことなしに真っ直ぐに前後動作することに
なる。
しかも、第2のサスペンションレール機構は、家具本
体に固設した保持枠の側壁内面間に、上下方向にのみ摺
動し得るように収容されるので、引出しを装脱する場合
に、特に第2のサスペンションレール機構を装脱するた
めの特別の作業を必要としない。つまり、引出しの装着
は、第1のサスペンションレール機構を装着した位置に
おいて引出しを家具本体側に移動し、第2のサスペンシ
ョンレール機構を保持枠内に装入すれば完了する。一
方、引出しの抜脱は、第1のサスペンションレール機構
を抜脱する位置において引出しを上方に移動すれば、第
2のサスペンションレール機構が保持枠内から抜け出て
完了する。このように、引出しの装脱に際して、第1の
サスペンションレール機構を装脱できる位置で引出しを
上下させることで、第2のサスペンションレール機構が
家具本体と装脱されるので、第2のサスペンションレー
ル機構を装脱するための特別な作業を必要としない。し
たがって、引出しの装脱作業を容易にすることができ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図を参照し
て説明する。
家具本体1に引出し2を、左右に設けた対をなす第1
のサスペンションレール機構3と、中央部に設けた第2
のサスペンションレール機構4を介して支持させてい
る。
家具本体1は、第1図に示すように、底板11、天板1
2、左右の側板13、及び、背面板14を有してなる筐形の
もので、その前面が開口している。
引出し2は、第1図に示すように、底板21、面板22、
左右の側板23、及び、背面板24を有したもので、その面
板22の中央には、把手25を備えている。
第1のサスペンションレール機構3は、第2図に示す
ように、両側縁内面側に荷重受面31aを有した偏平樋状
の基端レール31と、この基端レール31内に配設され両側
縁内面側及び外面側にそれぞれ荷重受面32a、32bを有し
た中間レール32と、この中間レール32内に配設され両側
縁外面側に荷重受面33aを有した先端レール33と、前記
基端レール31の荷重受面31aと中間レール32の荷重受面3
2bとの間、及び、中間レール32の荷重受面31aと先端レ
ール33の荷重受面33aとの間にそれぞれ介設した複数の
ボール34、35とを具備してなる通常のものであり、前記
ボール34同士、及び、ボール35同士は、それぞれ図示し
ないボールホルダにより一定の間隔に保持されている。
そして、この第1のサスペンションレール機構3は、各
レール31、32、33の両側縁に設けた荷重受面31a、32a、
32b、33aを上下に位置させて、その基端レール31を前記
家具本体1の内側面1aに取着すると共に、先端レール33
を前記引出し2の側面2aに固定している。
第2のサスペンションレール機構4は、第2図に示す
ように、第1のサスペンション機構3と同様に、両側縁
内面側に荷重受面41aを有して偏平樋状の基端レール41
と、この基端レール41内に配設され両側縁内面側及び外
面側にそれぞれ荷重受面42a、42bを有した中間レール42
と、この中間レール42内に配設され両側縁外面側に荷重
受面43aを有した先端レール43と、前記基端レール41の
荷重受面41aと中間レール42の荷重受面42bとの間、及
び、中間レール42の荷重受面42aと先端レール43の荷重
受面43aとの間にそれぞれ介設した複数のボール44、45
とを具備してなる通常のものである。そして、この第2
のサスペンションレール機構4は、各レール41、42、43
の両側縁に設けた荷重受面41a、42a、42b、43aを左右に
位置させて、その基端レール41を前記家具本体1の底板
11に保持させると共に、先端レール43を前記引出し2の
底面2bに固設した補強枠21aに固定している。詳述すれ
ば、家具本体1の底板21上に、前後に伸びる横断面コ字
形の保持枠15を固設している。この保持枠15の両側壁15
a間の距離は、その側壁15aの内面で第2のサスペンショ
ンレール機構4の基端レール41の両側を隙間無く摺接保
持し得る寸法に設定してある。そして、前記保持枠15の
前端近傍部及び後端近傍部にそれぞれ圧縮バネ16を配設
し、この保持枠15内に収容した基端レール41の下面を弾
性支持し得るようにしてある。なお、この保持枠15の前
端には、この保持枠15内の基端レール41が前方に移動す
るのを防止する折曲片15bが設けてあるとともに、後端
にはこの基端レール41が上方に必要以上持ち上がるのを
防止するための折曲片15cが設けてある。
このような構成のものであれば、引出し2及びその引
出し2の収容した物品に作用する重力に基ずく荷重は、
従来のものと同様に、上下に荷重受面31a、32a、32b、3
3aを位置させた左右の第1サスペンションレール機構3
により受けることができる。
一方、引出し2の底面2bと家具本体1との間に設けた
第2のサスペンションレール機構4は、荷重受面41a、4
2a、42b、43aを左右に位置させているため、左右方向の
荷重を主に受けることができる。そのため、このサスペ
ンションレール機構4によって、引出し2の水平面内で
の傾動を防止することができる。したがって、引出し2
に作用する操作力に偏りがあっても、該引出し2に傾く
ことなしに真っ直ぐに前後動作することになり、円滑で
無理のない引出し操作を行うことが可能となる。
また、引出し2を引き上げることにより、第2のサス
ペンションレール機構4が保持枠15から抜脱されるの
で、引出し2の抜脱作業が容易になる。つまり、引出し
2を家具本体1から取り外す場合に、第2のサスペンシ
ョンレール機構4を保持枠15から外すための特別な作業
は全く必要としない。同様に、引出し2を家具本体1に
装着する場合は、第2のサスペンションレール機構4を
保持枠15の側壁15aに内面間に位置させればよい。この
ように、引出し2の装脱において、第2のサスペンショ
ンレール機構4を装脱するための特別な作業が必要でな
いので、装脱作業が引出し2の上下移動だけの容易な作
業にすることができる。加えて、第2のサスペンション
レール機構4の基端レール41は、荷重受面41aの外壁が
外側に向けて湾曲して下向きのテーパ面を有しているた
め、第2のサスペンションレール機構4の保持枠15への
装脱を容易にしている。
そして、この実施例では、第1のサスペンションレー
ル機構3と、第2のサスペンションレール機構4とを、
同一構造のものにし、その配設姿勢を90゜だけ相互に異
ならせただけのものにしているため、部品の共通化を図
ることができ、容易に実施することができる。
なお、以上説明した実施例では、引出しの底面と家具
本体との間に設ける第2のサスペンションレール機構
を、上下に傾動し得るように弾性保持するようにした場
合について説明したが、本発明は、必ずしもこのような
ものに限定されるものではなく、そのサスペンションレ
ール機構の基端レール及び先端レールをそれぞれ家具本
体及び引出しにそれぞれ固定するようにしてもよい。し
かしながら、この基端レールを前述のように上下傾動可
能に弾性保持しておけば、左右のサスペンションレール
機構にわずかではあるががたつきが生じたり、部材にた
わみが生じたような場合であっても、その第2のサスペ
ンションレール機構に無理なこじれ力が作用しなくなる
という効果が得られる。第2のサスペンションレール機
構に無理な力が作用しないようにするための方策として
は、その他にも、例えば、第3図に示すようなものがあ
る。すなわち、第3図に示すものは、第2のサスペンシ
ョンレール機構4の基端レール41と保持枠15との間に、
圧縮バネに代えてクッション材17を介在させたものであ
る。
また、引出しの形態も図示例に限られず、例えば、面
板の上縁全体を把手にしたようなものであってもよい。
さらに、家具本体の構造も、前記のものに限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
[発明の効果] 本発明は、上下方向の荷重を受けるための本来のサス
ペンションレール機構に加えて、左右方向の荷重を受け
るためのサスペンションレール機構を設けたので、引出
しの幅方向寸法が大きなものであっても、その引出しの
左右への傾きを有効に防止することができる。そのた
め、引出しの片寄った位置を押圧したり索引しても、左
右に設けられた本来のサスペンションレール機構相互間
に作動ずれが生じることがなく、その引出しを常に真っ
直ぐに前後動作させることができる。したがって、各部
にこじれ力が作用することがなく、円滑な引出し操作を
行うことができるという効果を簡単な構成により確実に
発揮させることができるものである。
また、第2のサスペンションレール機構は、家具本体
に固設した保持枠の側壁内面側に、上下方向にのみ摺動
し得るように収容されるので、引出しを装脱する場合
に、特に、第2のサスペンションレール機構を装脱する
ための特別な作業を必要としなくなり、工具類を使用す
ることなく引出しの装脱作業を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は同実
施例の要部を示す正断面図である。第3図は本発明の他
の実施例を示す要部断面図である。 1……家具本体、1a……内側面 2……引出し 2a……側面、2b……底面 3……第1のサスペンションレール機構 4……第2のサスペンションレール機構 31a、32a、32b、33a……荷重受面 41a、42a、42b、43a……荷重受面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷重受面を上下に位置させた第1のサスペ
    ンションレール機構を介して引出しの両側面を家具本体
    の内側面にそれぞれ支持させるとともに、荷重受面を左
    右に位置させた第2のサスペンションレール機構を介し
    て引出しの底面と家具本体とを連設したものであって、
    前記第2のサスペンションレール機構は、家具本体に固
    設した前後に伸びる保持枠の側壁内面間に、上下方向の
    み摺動し得るように収容することによって家具本体に連
    設されていることを特徴とする引出し装置。
JP63186400A 1988-07-26 1988-07-26 引出し装置 Expired - Fee Related JP2655581B2 (ja)

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