JP4578721B2 - キャビネット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、雑誌等の収納用として用いられる複数の前扉付きのキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
上下多段に架設した棚板間の前面開口部に、多数の前扉を、開口を閉塞する閉塞位置から下端を前上方に持ち上げてほぼ水平とした後、後方に押し込むことにより、上段の棚板の下に収納することができ、閉扉時には、前扉の前面に最新刊の雑誌等を装着して展示でき、かつ前扉の後方の空間内には、バックナンバーの雑誌等を収納しうるようにしたキャビネットは、例えば実公平1ー27708号公報及び実公平3ー16386号公報等に開示され、公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなキャビネットにおいては、前扉の上端部裏面に設けたローラを前後方向に移動可能として支持し案内するレールを、レールブラケットに取り付け、レールブラケットの上端を、棚板の下面に前後2箇所においてねじ止めしている。
しかし、キャビネットの筐体は奥行きがあり、レールブラケットの上端の前後部、ことに後部を棚板にねじ止めすることは容易ではない。
【0004】
本発明は、上述の問題点に鑑み、キャビネットの前扉用のレールを支持するレールブラケットを簡単かつ迅速に棚板の下面に取り付けることができるようにしたキャビネットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 棚板により上下に仕切られた筐体の天板または前記棚板の下面側に、前後方向に延びるレールを取り付け、該レールにより前後方向に移動可能として支持されたローラを有する前扉を、前記下面に沿ってキャビネット内に前後方向に向けて収納される開放位置と、前記ローラより垂下して、筐体前面を閉塞する閉塞位置とに移動可能として設けたキャビネットにおいて、前記天板または棚板の下面に、左右方向を向く前後2本の補強部材を設けるとともに、前記レールを片面または両面に固着したレールブラケットの上端前後部のいずれか一方を前後いずれかの補強部材に係着し、かつ他方を他方の補強部材にねじ止めして取り付ける。
【0006】
(2) 上記(1)項において、後部の補強部材の前面に横長のスリット状の係止孔を設けるとともに、前部の補強部材に底面にねじ孔を設け、レールブラケットの上端の後部に設けた後向鉤形の係止片を前記係止孔に係止し、かつレールブラケットの上端の前部に設けたねじ挿通孔に挿通した止めねじを、前記ねじ孔に螺合して締付けることにより、レールブラケットを前後の補強部材に取り付ける。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明のキャビネットの一実施形態を示す図で、図1はその正面図、図2は図1のII−II線に沿う縦断側面図、図3は、その一部の拡大縦断側面図である。
【0008】
キャビネットの筐体(1)内は、複数の棚板(2)により上下方向に多段状に仕切られ、筐体(1)の前面開口部(3)には、複数の前扉(4)が、以下に説明するようにして取り付けられている。
【0009】
すなわち、棚板(2)及び筐体(1)における天板(1a)の下面には、前後方向を向くレール(5)が片面または両面に固着されたレールブラケット(6)が取り付けられており、前扉(4)の裏面の上部に左右方向を向く軸線まわりに回転可能として設けられたローラ(7)が、レール(5)に前後方向に移動可能として支持され、かつ案内されている。
【0010】
前扉(4)は、図3の下部に示してあるように、棚板(2)の下方に棚板(2)とほぼ平行をなすように収納された開放位置から、同図上部に示してあるように、前方に水平に引き出した後、前端を下向き回動させて、同じく想像線により示す閉塞位置まで、及びその逆方向に移動させることができる。図1には、開放位置及び閉塞位置の両位置にある前扉(4)を示してある。
【0011】
前扉(4)の前面下部には、雑誌等の下端を受ける側面視L字状の受け板(8)が、同じく前面中位部には、雑誌等を囲んでその前方への倒れを防止する平面視コ字状の支枠(9)が設けられている。
【0012】
図4は、上述の筐体(1)、棚板(2)、レールブラケット(6)、前扉(4)等の関係を模式的に示す斜視図であり、図5は、棚板(2)の裏面側を示す斜視図であり、図6は、レールブラケット(6)と棚板(2)との取付関係を説明する、一部を破断して示す部分斜視図である。
【0013】
図4に示すように、レールブラケット(6)は、その片面にレール(5)を取り付けた型式のもの(6a)と、両面にレール(5)を取り付けた型式のもの(6b)との2種類があり、前者は、筐体(1)の側板側に用いられ、後者は、中間に用いられる。
【0014】
いずれの型式のレールブラケット(6)においても、その上端は左右いずれかに直角に折り曲げられ、水平の取付片(10)を形成している。下端からこの取付片(10)までの長さすなわち高さは、図3に示すように、前扉(4)が、ほぼ水平として、レール(5)と棚板(2)の下面との間に収容されるに必要にして充分な程度としてある。
【0015】
取付片(10)の後部には、後方を向く鉤形の係止片(11)が切り起こして形成されている。その形状は、図6に示すように、立ち上がり部(11a)と、その上端から僅かに下向き傾斜して後方へと延びる係止部(11b)と、係止部(11b)の先端から僅かに上向き傾斜して後方へと延びる導入部(11c)とからなる同じ幅のものとしてある。
【0016】
取付片(10)の前部には、止めねじ(12)のためのねじ挿入孔(13)が穿設されている。
【0017】
図5及び図6に示すように、棚板(2)の下面及び筐体(1)の天板(1a)の下面には、左右方向に延びる2本の上向きコ字状の補強部材(14a)(14b)が、前後に離間して、例えば点溶接により取り付けられている。前方の補強部材(14a)の下面におけるレールブラケット(4)に対応する左右方向の位置には、ねじ孔(15)が穿設されている。
【0018】
また、後方の補強部材(14b)の前面(16)における各レールブラケット(4)に対応する左右方向の位置には、左右方向に長いスリット状の係止孔(17)が穿設されている。
これらのねじ孔(15)と係止孔(17)との間隔は、上述の取付片(10)における係止片(11)とねじ挿入孔(13)との間隔とほぼ同一としてある。
【0019】
図6に示すように、前方の補強部材(14b)の中央上面には、ナット(18)が溶接により取り付けられており、このナット(18)により、ねじ孔(15)が形成されている。
【0020】
上述のような構成であるので、棚板(2)または筐体(1)の天板(1a)にレールブラケット(6)を取り付けるには、レールブラケット(6)の取付片(10)の後部の係止片(11)を、後部の補強部材(14b)の前面(16)に穿設した係止孔(17)に差し込み、前部のねじ挿入孔(13)を、前部の補強部材(14a)のねじ孔(15)に整合させ、止めねじ(12)を螺合して締付ける。
【0021】
このようにして複数のレールブラケット(6)を取り付けた後、図4に示すように、前扉(4)の左右のローラ(7)を対向するレール(5)に前方より挿入し、最後に各レール(5)の前端を、閉塞部材(19)(図3参照)により閉塞することにより、組付けが完成する。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、レールブラケットの前後いずれかの端部を一方の補強部材に係止させ、レールブラケットの他方の端部だけを他方の補強部材にねじ止めすればよいので、ねじ止め個所を従来のものの2分の1とすることができるので、組付け作業を簡単かつ迅速に行なうことができる。
【0023】
請求項2記載の発明によれば、ねじ止め作業の困難なレールブラケットの後部は係止片を係止孔に差し込むだけでよく、レールブラケットの前部だけ補強部材にねじ止めすればよいので、工具が使いやすく取り付け作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビネットの一実施形態の正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断側面図である。
【図3】同じく図2の一部の拡大縦断側面図で、前扉の開閉動作を示す図である。
【図4】同じく、要部の略図的な分解斜視図である。
【図5】同じく、棚板の下面を示す斜視図である。
【図6】同じく、レールブラケットと棚板との、一部を破断して示す部分分解斜視図である。
【符号の説明】
(1)筐体
(1a)天板
(2)棚板
(3)前面開口部
(4)前扉
(5)レール
(6)(6a)(6b)レールブラケット
(7)ローラ
(8)受け板
(9)支枠
(10)取付片
(11)係止片
(11a)立ち上がり部
(11b)係止部
(11c)導入部
(12)止めねじ
(13)ねじ挿入孔
(14a)(14b)補強部材
(15)ねじ孔
(16)前側面
(17)係止孔
(18)ナット
(19)閉塞部材
Claims (2)
- 棚板により上下に仕切られた筐体の天板または前記棚板の下面側に、前後方向に延びるレールを取り付け、該レールにより前後方向に移動可能として支持されたローラを有する前扉を、前記下面に沿ってキャビネット内に前後方向に向けて収納される開放位置と、前記ローラより垂下して、筐体前面を閉塞する閉塞位置とに移動可能として設けたキャビネットにおいて、
前記天板または棚板の下面に、左右方向を向く前後2本の補強部材を設けるとともに、前記レールを片面または両面に固着したレールブラケットの上端前後部のいずれか一方を前後いずれかの補強部材に係着し、かつ他方を他方の補強部材にねじ止めして取り付けたことを特徴とするキャビネット。 - 後部の補強部材の前面に横長のスリット状の係止孔を設けるとともに、前部の補強部材に底面にねじ孔を設け、レールブラケットの上端の後部に設けた後向鉤形の係止片を前記係止孔に係止し、かつレールブラケットの上端の前部に設けたねじ挿通孔に挿通した止めねじを、前記ねじ孔に螺合して締付けることにより、レールブラケットを前後の補強部材に取り付けた請求項1記載のキャビネット。
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