JP2002357049A - キャビネット等における扉の案内装置 - Google Patents
キャビネット等における扉の案内装置Info
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- JP2002357049A JP2002357049A JP2001163020A JP2001163020A JP2002357049A JP 2002357049 A JP2002357049 A JP 2002357049A JP 2001163020 A JP2001163020 A JP 2001163020A JP 2001163020 A JP2001163020 A JP 2001163020A JP 2002357049 A JP2002357049 A JP 2002357049A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レールへのローラの着脱を容易に行なうこと
ができるとともに、ローラの装着後は、ローラが衝突し
ても十分耐えうるように、レールの前端を強力に、しか
も簡単かつ迅速に閉塞できるようにしたキャビネット等
における扉の案内装置を提供する。 【解決手段】 レール5を、ほぼ垂直の基片5aの上下
の端部に、同一側方に向かってほぼ水平に延出する上片
5b及び下片5cを連設した正面視コ字状に形成すると
ともに、基片5aの前端に、上片と同一側方に向かって
延出する停止片5eを連設し、上片5bの前端と停止片
5eの上端との間に、ローラ7をレール5内に挿脱しう
る開口10を設け、開口10を閉塞するキャップ15
を、レール5の前端部に着脱自在に設ける。
ができるとともに、ローラの装着後は、ローラが衝突し
ても十分耐えうるように、レールの前端を強力に、しか
も簡単かつ迅速に閉塞できるようにしたキャビネット等
における扉の案内装置を提供する。 【解決手段】 レール5を、ほぼ垂直の基片5aの上下
の端部に、同一側方に向かってほぼ水平に延出する上片
5b及び下片5cを連設した正面視コ字状に形成すると
ともに、基片5aの前端に、上片と同一側方に向かって
延出する停止片5eを連設し、上片5bの前端と停止片
5eの上端との間に、ローラ7をレール5内に挿脱しう
る開口10を設け、開口10を閉塞するキャップ15
を、レール5の前端部に着脱自在に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納式前扉を有す
るキャビネットに関する。
るキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】上下多段に架設した棚板間の前面開口部
に、多数の前扉を、開口を閉塞する閉塞位置から下端を
前上方に持ち上げてほぼ水平とした後、後方に押し込む
ことにより、上段の棚板の下に収納することができ、閉
扉時には、前扉の前面に最新刊の雑誌等を装着して展示
でき、かつ前扉の後方の空間内には、バックナンバーの
雑誌等を収納しうるようにしたキャビネットは、例えば
実公平1ー27708号公報及び実公平3ー16386
号公報等に開示され、公知となっている。
に、多数の前扉を、開口を閉塞する閉塞位置から下端を
前上方に持ち上げてほぼ水平とした後、後方に押し込む
ことにより、上段の棚板の下に収納することができ、閉
扉時には、前扉の前面に最新刊の雑誌等を装着して展示
でき、かつ前扉の後方の空間内には、バックナンバーの
雑誌等を収納しうるようにしたキャビネットは、例えば
実公平1ー27708号公報及び実公平3ー16386
号公報等に開示され、公知となっている。
【0003】上記のようなキャビネットにおいては、筐
体内に前後方向を向く左右複数対のレールを、それぞれ
互いに対向させて天板及び棚板の下面に固着し、各レー
ルに、前扉の上部両側に軸着したレールを嵌合し、その
嵌合後に、レールの前端に閉塞部材を取付け、ローラが
レールの前端から前方に脱落しないようにしている。
体内に前後方向を向く左右複数対のレールを、それぞれ
互いに対向させて天板及び棚板の下面に固着し、各レー
ルに、前扉の上部両側に軸着したレールを嵌合し、その
嵌合後に、レールの前端に閉塞部材を取付け、ローラが
レールの前端から前方に脱落しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のものにお
いては、前扉を開放位置から前方に引き出したとき、ロ
ーラが閉塞部材に当接するので、閉塞部材を強固な材料
により形成するとともに、そのレールへの結合を、ねじ
止め等により強固に行なわなければならないという問題
がある。
いては、前扉を開放位置から前方に引き出したとき、ロ
ーラが閉塞部材に当接するので、閉塞部材を強固な材料
により形成するとともに、そのレールへの結合を、ねじ
止め等により強固に行なわなければならないという問題
がある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、レールへのローラの着脱を容易に行な
うことができるとともに、ローラの装着後は、ローラが
衝突しても十分耐えうるように、レールの前端を強力
に、しかも簡単かつ迅速に閉塞することができ、さら
に、扉を円滑に案内できるようにしたキャビネット等に
おける扉の案内装置を提供することを目的としている。
な問題点に鑑み、レールへのローラの着脱を容易に行な
うことができるとともに、ローラの装着後は、ローラが
衝突しても十分耐えうるように、レールの前端を強力
に、しかも簡単かつ迅速に閉塞することができ、さら
に、扉を円滑に案内できるようにしたキャビネット等に
おける扉の案内装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。 (1) キャビネット等の筐体内に、前後方向を向く左右
1対のレールを互いに対向して設け、各レールに、扉の
上部両側に軸着したローラを前後方向に移動自在に嵌合
し、前記扉を、前記ローラより垂下して、筐体の前面開
口部を閉塞する閉塞位置と、前記ローラがレールの後部
に位置し、かつ全体が前後方向を向くようにして筐体内
に収容される開放位置とに移動可能として支持するよう
にしたキャビネット等における扉の案内装置において、
前記レールを、ほぼ垂直の基片の上下の端部に、同一側
方に向かってほぼ水平に延出する上片及び下片を連設し
た正面視コ字状に形成するとともに、基片の前端に、上
片と同一側方に向かって延出する停止片を連設し、前記
上片の前端と停止片の上端との間に、ローラをレール内
に挿脱しうる開口を設け、該開口を閉塞するキャップ
を、レールの前端部に着脱自在に設ける。
題は次のようにして解決される。 (1) キャビネット等の筐体内に、前後方向を向く左右
1対のレールを互いに対向して設け、各レールに、扉の
上部両側に軸着したローラを前後方向に移動自在に嵌合
し、前記扉を、前記ローラより垂下して、筐体の前面開
口部を閉塞する閉塞位置と、前記ローラがレールの後部
に位置し、かつ全体が前後方向を向くようにして筐体内
に収容される開放位置とに移動可能として支持するよう
にしたキャビネット等における扉の案内装置において、
前記レールを、ほぼ垂直の基片の上下の端部に、同一側
方に向かってほぼ水平に延出する上片及び下片を連設し
た正面視コ字状に形成するとともに、基片の前端に、上
片と同一側方に向かって延出する停止片を連設し、前記
上片の前端と停止片の上端との間に、ローラをレール内
に挿脱しうる開口を設け、該開口を閉塞するキャップ
を、レールの前端部に着脱自在に設ける。
【0007】(2) 上記(1)項において、キャップに、
上片の前端部と停止片とに側方より嵌合する嵌合溝を設
ける。
上片の前端部と停止片とに側方より嵌合する嵌合溝を設
ける。
【0008】(3) 上記(1)または(2)項において、キ
ャップの上端を、扉を閉塞位置から開放位置へ、及びそ
の逆方向へ移動させる際に、扉の裏面に摺接して、扉を
支承する摺動支持面とする。
ャップの上端を、扉を閉塞位置から開放位置へ、及びそ
の逆方向へ移動させる際に、扉の裏面に摺接して、扉を
支承する摺動支持面とする。
【0009】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、キャップに、扉の側面に摺接して、扉の左右方向の
がたつきを阻止する振れ止め片を設ける。
て、キャップに、扉の側面に摺接して、扉の左右方向の
がたつきを阻止する振れ止め片を設ける。
【0010】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、停止片の後方におけるキャップの一部に、ローラが
前限に達したとき当接して弾性変形しうるようにした弾
性当接部を設ける。
て、停止片の後方におけるキャップの一部に、ローラが
前限に達したとき当接して弾性変形しうるようにした弾
性当接部を設ける。
【0011】(6) 上記(1)〜(5)項のいずれかにおい
て、キャップに、レールの下片の下面に係合する係合片
を設ける。
て、キャップに、レールの下片の下面に係合する係合片
を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の一実施形
態を備えるキャビネットを示す図で、図1はその正面
図、図2は図1のII−II線に沿う縦断側面図、図3は、
その一部の拡大縦断側面図である。
態を備えるキャビネットを示す図で、図1はその正面
図、図2は図1のII−II線に沿う縦断側面図、図3は、
その一部の拡大縦断側面図である。
【0013】キャビネットの筐体(1)内は、複数の棚板
(2)により上下方向に多段状に仕切られ、筐体(1)の前
面開口部(3)には、複数の前扉(4)が、以下に説明する
ようにして取り付けられている。
(2)により上下方向に多段状に仕切られ、筐体(1)の前
面開口部(3)には、複数の前扉(4)が、以下に説明する
ようにして取り付けられている。
【0014】すなわち、棚板(2)及び筐体(1)における
天板(1a)の下面には、前後方向を向くレール(5)が片面
または両面に固着されたレールブラケット(6)が取り付
けられており、前扉(4)の裏面の上部に左右方向を向く
軸線まわりに回転可能として設けられたローラ(7)が、
レール(5)に前後方向に移動可能として支持され、かつ
案内されている。
天板(1a)の下面には、前後方向を向くレール(5)が片面
または両面に固着されたレールブラケット(6)が取り付
けられており、前扉(4)の裏面の上部に左右方向を向く
軸線まわりに回転可能として設けられたローラ(7)が、
レール(5)に前後方向に移動可能として支持され、かつ
案内されている。
【0015】前扉(4)は、図3の下部に示してあるよう
に、棚板(2)の下方に棚板(2)とほぼ平行をなすように
収納された開放位置から、同図上部に示してあるよう
に、前方に水平に引き出した後、前端を下向き回動させ
て、同じく想像線により示す閉塞位置まで、及びその逆
方向に移動させることができる。図1には、開放位置及
び閉塞位置の両位置にある前扉(4)を示してある。
に、棚板(2)の下方に棚板(2)とほぼ平行をなすように
収納された開放位置から、同図上部に示してあるよう
に、前方に水平に引き出した後、前端を下向き回動させ
て、同じく想像線により示す閉塞位置まで、及びその逆
方向に移動させることができる。図1には、開放位置及
び閉塞位置の両位置にある前扉(4)を示してある。
【0016】前扉(4)の前面下部には、雑誌等の下端を
受ける側面視L字状の受け板(8)が、同じく前面中位部
には、雑誌等を囲んでその前方への倒れを防止する平面
視コ字状の支枠(9)が設けられている。
受ける側面視L字状の受け板(8)が、同じく前面中位部
には、雑誌等を囲んでその前方への倒れを防止する平面
視コ字状の支枠(9)が設けられている。
【0017】図4〜図6は、本発明によるレール(5)と
その前端に係止されるキャップ(15)とを示す図である。
その前端に係止されるキャップ(15)とを示す図である。
【0018】図4に示すように、レール(5)は、鋼板等
の金属板をプレス加工により折曲して形成され、前後方
向を向くほぼ垂直の基片(5a)と、基片(5a)の上下の端部
より同一側方に向かってほぼ水平に延出するように連設
された上片(5b)及び下片(5c)と、下片(5c)の遊端より起
立する低寸の起立片(5d)と、上片(5b)及び下片(5c)と同
一側方に向かって延出するように基片(5a)の前端に連設
された停止片(5e)とを備えている。
の金属板をプレス加工により折曲して形成され、前後方
向を向くほぼ垂直の基片(5a)と、基片(5a)の上下の端部
より同一側方に向かってほぼ水平に延出するように連設
された上片(5b)及び下片(5c)と、下片(5c)の遊端より起
立する低寸の起立片(5d)と、上片(5b)及び下片(5c)と同
一側方に向かって延出するように基片(5a)の前端に連設
された停止片(5e)とを備えている。
【0019】停止片(5e)の上端と上片(5b)の前端との間
には、ローラ(7)をレール(5)内に前上方から挿脱しう
るに必要かつ十分な寸法の開口(10)が形成されている。
下片(5c)の前端における起立片(5d)がある方の角部と起
立片(5d)の前端部とには、方形の切欠き(11)が設けられ
ている。
には、ローラ(7)をレール(5)内に前上方から挿脱しう
るに必要かつ十分な寸法の開口(10)が形成されている。
下片(5c)の前端における起立片(5d)がある方の角部と起
立片(5d)の前端部とには、方形の切欠き(11)が設けられ
ている。
【0020】停止片(5e)のほぼ中央と、上片(5b)の前端
部と、下片(5c)の前端部とには、上下方向及び前後方向
に長い係合孔(12)(13)(14)がぞれぞれ設けられている。
部と、下片(5c)の前端部とには、上下方向及び前後方向
に長い係合孔(12)(13)(14)がぞれぞれ設けられている。
【0021】(15)は、適度の弾性を有する合成樹脂材料
により形成され、上記開口(10)を閉塞するように、レー
ル(5)の前端部に側方から着脱自在に装着されたキャッ
プで、停止片(5e)を含むレール(5)の前端部を覆う本体
部(16)と、その上部より後方に向かって延出し、上片(5
b)の前部を覆う上延出部(17)と、本体部(16)の下部より
後方に向かって延出し、下片(5c)の下面に係合する下延
出部(18)とを備えている。
により形成され、上記開口(10)を閉塞するように、レー
ル(5)の前端部に側方から着脱自在に装着されたキャッ
プで、停止片(5e)を含むレール(5)の前端部を覆う本体
部(16)と、その上部より後方に向かって延出し、上片(5
b)の前部を覆う上延出部(17)と、本体部(16)の下部より
後方に向かって延出し、下片(5c)の下面に係合する下延
出部(18)とを備えている。
【0022】本体部(16)の一側面には、停止片(5e)が嵌
合しうる左右方向に貫通する嵌合溝(19)が、また上延出
部(17)の一側面には、上片(5b)の前端部が嵌合しうる嵌
合溝(20)(図5参照)がそれぞれ形成され、さらに、下延
出部(18)の上面には、下片(5c)の下面と当接する当接面
(21)が形成されている。
合しうる左右方向に貫通する嵌合溝(19)が、また上延出
部(17)の一側面には、上片(5b)の前端部が嵌合しうる嵌
合溝(20)(図5参照)がそれぞれ形成され、さらに、下延
出部(18)の上面には、下片(5c)の下面と当接する当接面
(21)が形成されている。
【0023】係合孔(12)(13)(14)に対応する嵌合溝(19)
(20)の内面及び当接面(21)には、断面形を図4の矢印方
向に向かって漸次低くなるほぼ三角形、好ましくは直角
三角形とした係止爪(22)(23)(24)がそれぞれ形成されて
いる。
(20)の内面及び当接面(21)には、断面形を図4の矢印方
向に向かって漸次低くなるほぼ三角形、好ましくは直角
三角形とした係止爪(22)(23)(24)がそれぞれ形成されて
いる。
【0024】本体部(16)における嵌合溝の後方には、後
方に向かって側面視円弧状に膨出し、レール(5)への装
着後に、ローラ(7)が前限まで前進したとき、ローラ
(7)に当接して弾性変形し、緩衝作用を発揮するように
した弾性当接部(25)が設けられている。
方に向かって側面視円弧状に膨出し、レール(5)への装
着後に、ローラ(7)が前限まで前進したとき、ローラ
(7)に当接して弾性変形し、緩衝作用を発揮するように
した弾性当接部(25)が設けられている。
【0025】キャップ(15)における本体部(16)の前面か
ら上面にかけて、後上方を向く傾斜面(26a)とそれに続
く山形の隆起(26b)とが形成されており、それらによっ
て、前扉(4)を閉塞位置から開放位置へ、及びその逆方
向へ移動させる際に、前扉(4)の両側部裏面に摺接し
て、前扉(4)を円滑に案内し、かつ支承する摺動支持面
(26)が形成されている。
ら上面にかけて、後上方を向く傾斜面(26a)とそれに続
く山形の隆起(26b)とが形成されており、それらによっ
て、前扉(4)を閉塞位置から開放位置へ、及びその逆方
向へ移動させる際に、前扉(4)の両側部裏面に摺接し
て、前扉(4)を円滑に案内し、かつ支承する摺動支持面
(26)が形成されている。
【0026】本体部(16)のほぼ上半から上延出部(17)の
後部にかけての、図4の矢印方向の外周縁には、レール
(5)への装着後に、前扉(4)の両側面に摺接して、前扉
(4)の左右方向のがたつきを阻止する薄板状の振れ止め
片(27)が一体的に形成されている。
後部にかけての、図4の矢印方向の外周縁には、レール
(5)への装着後に、前扉(4)の両側面に摺接して、前扉
(4)の左右方向のがたつきを阻止する薄板状の振れ止め
片(27)が一体的に形成されている。
【0027】図4以降の説明においては、前扉(4)の右
側のローラ(7)を支持するレール(5)と、それに装着す
るキャップ(15)とについて説明したが、前扉(4)の左側
のローラ(7)を支持するレール(5)及びそれに装着する
キャップ(15)は、勝手違いとなることはもちろんであ
る。
側のローラ(7)を支持するレール(5)と、それに装着す
るキャップ(15)とについて説明したが、前扉(4)の左側
のローラ(7)を支持するレール(5)及びそれに装着する
キャップ(15)は、勝手違いとなることはもちろんであ
る。
【0028】取り付けにあたっては、図4に示すように
前扉(3)のローラ(7)を、レール(5)の前端部上部の開
口部(10)から、矢印に示すように前斜め上より導入し、
下片(5c)の上面上に載せる。この状態では、ローラ(7)
は、その両側部が基片(5a)と起立片(5d)とに規制され、
上端は若干の余裕をもって上片(5e)により規制されるの
で、外れることなく、レール(5)に沿って転動可能に保
持される。
前扉(3)のローラ(7)を、レール(5)の前端部上部の開
口部(10)から、矢印に示すように前斜め上より導入し、
下片(5c)の上面上に載せる。この状態では、ローラ(7)
は、その両側部が基片(5a)と起立片(5d)とに規制され、
上端は若干の余裕をもって上片(5e)により規制されるの
で、外れることなく、レール(5)に沿って転動可能に保
持される。
【0029】次に、図4に矢印で示すように、キャップ
(15)を、その各嵌合溝(19)(20)が停止片(5e)及び上片(5
b)の前端部に側方より嵌合し、かつ当接面(21)が下片(5
c)の下面に当接するようにして、レール(5)の前端部に
側方より嵌合し、各係止爪(22)(23)(24)が対応する係合
孔(22)(13)(14)に係合すると、キャップ(15)はレール
(5)から抜け止めされ、上下、左右及び前後のいずれの
方向にも移動不能として確実に装着される。
(15)を、その各嵌合溝(19)(20)が停止片(5e)及び上片(5
b)の前端部に側方より嵌合し、かつ当接面(21)が下片(5
c)の下面に当接するようにして、レール(5)の前端部に
側方より嵌合し、各係止爪(22)(23)(24)が対応する係合
孔(22)(13)(14)に係合すると、キャップ(15)はレール
(5)から抜け止めされ、上下、左右及び前後のいずれの
方向にも移動不能として確実に装着される。
【0030】この状態では、停止片(5e)と弾性当接部(2
5)とにより、ローラ(7)を緩衝作用を伴って前限位置に
確実に停止させることができるとともに、摺動支持面(2
6)が前扉(4)の両側部裏面に摺接し、かつ振れ止め片(2
7)が前扉(4)の両側面に摺接して、前扉(4)を左右にが
たつくことなく、円滑に閉塞位置と開放位置とに移動し
うるように案内することができる。
5)とにより、ローラ(7)を緩衝作用を伴って前限位置に
確実に停止させることができるとともに、摺動支持面(2
6)が前扉(4)の両側部裏面に摺接し、かつ振れ止め片(2
7)が前扉(4)の両側面に摺接して、前扉(4)を左右にが
たつくことなく、円滑に閉塞位置と開放位置とに移動し
うるように案内することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レールの
前上部に形成された開口を通して、ローラをレールに簡
単に着脱できるとともに、ローラをレールに装着した
後、キャップをレールの前端部に側方から簡単に装着し
て、上記開口を閉塞し、ローラの脱落を防止することが
できる。すなわち、組み付け作業を簡単かつ迅速に行な
うことができる。
前上部に形成された開口を通して、ローラをレールに簡
単に着脱できるとともに、ローラをレールに装着した
後、キャップをレールの前端部に側方から簡単に装着し
て、上記開口を閉塞し、ローラの脱落を防止することが
できる。すなわち、組み付け作業を簡単かつ迅速に行な
うことができる。
【0032】しかも、レールの前端に停止片を設けてあ
るので、ローラが勢いよく前進しても、ローラを確実に
前限位置で停止させることができ、ローラの衝突時の強
度の向上を図ることができる。
るので、ローラが勢いよく前進しても、ローラを確実に
前限位置で停止させることができ、ローラの衝突時の強
度の向上を図ることができる。
【0033】請求項2記載の発明によると、キャップの
装着方向がローラの移動方向と直角をなすので、ローラ
の衝突等によりキャップが外れることがなく、しかも、
キャップの嵌合溝をレールの上片の前端部と停止片とに
嵌合することにより、レールの開口を確実に閉塞するこ
とができ、ローラが開口から脱出するのを強力に阻止す
ることができる。
装着方向がローラの移動方向と直角をなすので、ローラ
の衝突等によりキャップが外れることがなく、しかも、
キャップの嵌合溝をレールの上片の前端部と停止片とに
嵌合することにより、レールの開口を確実に閉塞するこ
とができ、ローラが開口から脱出するのを強力に阻止す
ることができる。
【0034】請求項3記載の発明によると、レールの開
口を閉塞するキャップと、扉を案内する摺動支持面とを
一体化して1個の部材とすることができるので、好都合
であり、装置の簡素化、低コスト化を図ることができ
る。
口を閉塞するキャップと、扉を案内する摺動支持面とを
一体化して1個の部材とすることができるので、好都合
であり、装置の簡素化、低コスト化を図ることができ
る。
【0035】請求項4記載の発明によると、キャップ
に、さらに、扉の左右方向のがたつきを阻止する振れ止
め手段まで一体化して、部品点数の削減を図ることがで
きる。
に、さらに、扉の左右方向のがたつきを阻止する振れ止
め手段まで一体化して、部品点数の削減を図ることがで
きる。
【0036】請求項5記載の発明によると、ローラが前
限に達したときの衝撃を緩和することができるととも
に、その弾性当接片を停止片の直後に配設したことによ
り、万一弾性当接片が劣化等により機能しなくなった場
合にも、停止片でローラを確実に阻止することができ
る。
限に達したときの衝撃を緩和することができるととも
に、その弾性当接片を停止片の直後に配設したことによ
り、万一弾性当接片が劣化等により機能しなくなった場
合にも、停止片でローラを確実に阻止することができ
る。
【0037】請求項6記載の発明によると、キャップの
係合片をレールの下片の下面に係合させることにより、
レールの上片の前端部に嵌合する嵌合溝と協働して、キ
ャップによりレールの前端部を上下より挟むことがで
き、キャップの上下方向のがたつきや脱落等を確実に防
止することができる。
係合片をレールの下片の下面に係合させることにより、
レールの上片の前端部に嵌合する嵌合溝と協働して、キ
ャップによりレールの前端部を上下より挟むことがで
き、キャップの上下方向のがたつきや脱落等を確実に防
止することができる。
【図1】本発明の一実施形態を備えるキャビネットの正
面図である。
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断側面図である。
【図3】図2の一部の拡大縦断側面図で、前扉の開閉動
作を示す図である。
作を示す図である。
【図4】レール前端部と、ここに取り付けるキャップと
を示す拡大分解斜視図である。
を示す拡大分解斜視図である。
【図5】キャップを反対側から見た斜視図である。
【図6】キャップを後方から見た端面図である。
(1)筐体 (1a)天板 (2)棚板 (3)前面開口部 (4)前扉(扉) (5)レール (5a)基片 (5b)上片 (5c)下片 (5d)起立片 (5e)停止片 (6)レールブラケット (7)ローラ (8)受け板 (9)支枠 (10)開口 (11)切欠き (12)(13)(14)係合孔 (15)キャップ (16)本体部 (17)上延出部 (18)下延出部 (19)(20)嵌合溝 (21)当接面 (22)(23)(24)係止爪 (25)弾性当接部 (26)摺動支持面 (26a)傾斜面 (26b)隆起 (27)振れ止め片
Claims (6)
- 【請求項1】 キャビネット等の筐体内に、前後方向を
向く左右1対のレールを互いに対向して設け、各レール
に、扉の上部両側に軸着したローラを前後方向に移動自
在に嵌合し、前記扉を、前記ローラより垂下して、筐体
の前面開口部を閉塞する閉塞位置と、前記ローラがレー
ルの後部に位置し、かつ全体が前後方向を向くようにし
て筐体内に収容される開放位置とに移動可能として支持
するようにしたキャビネット等における扉の案内装置に
おいて、 前記レールを、ほぼ垂直の基片の上下の端部に、同一側
方に向かってほぼ水平に延出する上片及び下片を連設し
た正面視コ字状に形成するとともに、基片の前端に、上
片と同一側方に向かって延出する停止片を連設し、前記
上片の前端と停止片の上端との間に、ローラをレール内
に挿脱しうる開口を設け、該開口を閉塞するキャップ
を、レールの前端部に着脱自在に設けたことを特徴とす
るキャビネット等における扉の案内装置。 - 【請求項2】 キャップに、上片の前端部と停止片とに
側方より嵌合する嵌合溝を設けた請求項1記載のキャビ
ネット。 - 【請求項3】 キャップの上端を、扉を閉塞位置から開
放位置へ、及びその逆方向へ移動させる際に、扉の裏面
に摺接して、扉を支承する摺動支持面とした請求項1ま
たは2記載のキャビネット等における扉の案内装置。 - 【請求項4】 キャップに、扉の側面に摺接して、扉の
左右方向のがたつきを阻止する振れ止め片を設けた請求
項1〜3のいずれかに記載のキャビネット等における扉
の案内装置。 - 【請求項5】 停止片の後方におけるキャップの一部
に、ローラが前限に達したとき当接して弾性変形しうる
ようにした弾性当接部を設けた請求項1〜4のいずれか
に記載のキャビネット等における扉の案内装置。 - 【請求項6】 キャップに、レールの下片の下面に係合
する係合片を設けた請求項1〜5のいずれかに記載のキ
ャビネット等における扉の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001163020A JP2002357049A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | キャビネット等における扉の案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001163020A JP2002357049A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | キャビネット等における扉の案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002357049A true JP2002357049A (ja) | 2002-12-13 |
Family
ID=19006060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001163020A Pending JP2002357049A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | キャビネット等における扉の案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002357049A (ja) |
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- 2001-05-30 JP JP2001163020A patent/JP2002357049A/ja active Pending
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