JPH08312258A - サッシ - Google Patents

サッシ

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JPH08312258A
JPH08312258A JP13864695A JP13864695A JPH08312258A JP H08312258 A JPH08312258 A JP H08312258A JP 13864695 A JP13864695 A JP 13864695A JP 13864695 A JP13864695 A JP 13864695A JP H08312258 A JPH08312258 A JP H08312258A
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door stop
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Keiichi Kawamura
桂一 河村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠体幅方向の幅詰めを行った場合でも下枠に
戸当りストッパーを容易に固定することができるサッシ
を提供する。 【構成】 上枠1a,下枠1bおよび左右の縦枠1c,
1dからなる枠体1に引き違い障子2a,2bを開閉可
能に設け、上記下枠1b上に障子2aの開きを規制する
戸当りストッパー10を設けるとともに、該戸当りスト
ッパー10に近接して下枠1bのレール7aを切除した
掃出溝28を形成してなるサッシであって、上記戸当り
ストッパー10を下枠1bのレール7aに係合させて固
定しておき、上記上枠1aおよび下枠1bの端部を切断
して枠体横方向の幅詰めをした際に、上記戸当りストッ
パー10を下枠1b上に固着具18により固定する。従
って、枠体幅方向の幅詰めを行った場合でも下枠1bに
戸当りストッパー10を容易に固定することが可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引き違い障子の開きを
規制する戸当りストッパーを有するサッシに係り、特に
下枠上に戸当りストッパーを固定する構造を改良したサ
ッシに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のサッシは、上枠,下枠および左
右の縦枠からなる枠体に引き違い障子を開閉可能に設け
てなり、その室内側の障子の召合せ框には施錠機構であ
るクレセントが取付けられている。このクレセントを有
する側の障子を最大に開けた場合、クレセントが縦枠に
衝突してクレセントおよび縦枠を損傷したり、或いはク
レセントと縦枠との間に手を挟んだりする恐れがあるた
め、これを防止する目的で、上記上枠および下枠には障
子の開きを規制するための戸当りストッパーが設けられ
ている。
【0003】一般的に下枠側の戸当りストッパーは、下
枠上に形成されたレールに係合させて固定されている。
また、下枠上には上記戸当りストッパーに近接して下枠
のレールを切除した掃出溝が形成され、下枠上に溜まっ
たゴミ等を室外へ掃き出せるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記サッシ
においては、建物の開口に据え付ける場合に、開口寸法
に合せて上枠および下枠の端部を切断して枠体横方向の
幅詰めを行う場合がある。しかしながら、このような枠
体横方向の幅詰めを行った場合、下枠上に戸当りストッ
パーを固定していたレールが切断され、戸当りストッパ
ーが掃出溝に位置するようになると、最早下枠に戸当り
ストッパーを固定することが困難になるという問題があ
った。
【0005】そこで、本発明の目的は、枠体幅方向の幅
詰めを行った場合でも下枠に戸当りストッパーを容易に
固定することができるサッシを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、上枠,下枠および左右の縦枠から
なる枠体に引き違い障子を開閉可能に設け、上記下枠上
に障子の開きを規制する戸当りストッパーを設けるとと
もに、該戸当りストッパーに近接して下枠のレールを切
除した掃出溝を形成してなるサッシであって、上記戸当
りストッパーを下枠のレールに係合させて固定してお
き、上記上枠および下枠の端部を切断して枠体横方向の
幅詰めをした際に、上記戸当りストッパーを下枠上に固
着具により固定することを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、上記戸当りスト
ッパーの底部に上記固着具を通す孔部を形成するために
未貫通の薄肉部を表面側に残した未貫通孔部が形成され
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、戸当りストッパーを
下枠のレールに係合させて固定しておき、上枠および下
枠の端部を切断して枠体横方向の幅詰めをした際に、上
記戸当りストッパーを下枠に固着具により固定するた
め、枠体幅方向の幅詰めをした場合でも下枠に戸当りス
トッパーを容易に固定することができる。
【0009】請求項2の発明によれば、上記戸当りスト
ッパーの底部に上記固着具を通す孔部を形成するために
未貫通の薄肉部を表面側に残した未貫通孔部が予め形成
されているため、戸当りストッパーを固着具で固定する
場合には、未貫通部の薄肉部を先の尖ったもので貫通さ
せるだけで固着具を通すための孔部を迅速容易にかつ正
確に開けることができ、施工性の向上が図れる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。図1において、1はサッシの枠体(サッ
シ枠ともいう)で、この枠体1は例えばアルミニウム合
金の押出形材からなる上枠1a,下枠1bおよび左右の
縦枠1c,1dからなり、これらがネジ等で方形に組立
られている。上記枠体1には引き違い障子、本例では内
外2枚構成の障子2a,2bが開閉可能に取付けられて
いる。各障子2a,2bは例えばアルミニウム合金の押
出形材からなる上框3a,下框3bおよび左右の縦框3
c,3dをネジ等で方形に組み、ガラス4を装着してな
る。また、内障子2aの召合せ側の縦框(召合せ框とも
いう)3cの外端部にはクレセント5が取付けられてい
る。
【0011】上記上枠1aおよび下枠1bには、図3に
示すように障子2a,2bをスライド開閉可能に支持す
るためのレール6a,6b,7a,7bが相対向して長
手方向に沿って形成されている。下枠1b上のレール7
a,7bの上端部には、室内側に突出した突条部8が長
手方向に沿って形成されている。また、上記下枠1bの
上部は、雨水の浸入を防止するために室内側を高くした
略階段状に形成されている。
【0012】そして、上記上枠1aおよび下枠1bの一
方の端部には、図1に示すようにクレセント5の破損等
を防止すべく内障子2aの最大開きを規制する例えば合
成樹脂からなる戸当りストッパー9,10が設けられて
いる。なお、上枠側の戸当りストッパー(上部戸当りス
トッパーともいう)9は、上枠1aの内障子用レール6
aおよびこれと対向する内縁リブ11の間にネジ等で固
定され、後述の如く上枠1aおよび下枠1bの端部を切
断して枠体幅方向の幅詰めをした場合には従来通り適宜
位置を調整して固定されるようになっている(図示省
略)。
【0013】下枠側の戸当りストッパー(下部戸当りス
トッパーともいう)10は、図2に示すように下枠1b
上の内障子用レール7aに係合して固定されている。こ
の戸当りストッパー10は、図4〜図6に示すように略
直方体状に形成され、その底部略中央には上記レール7
aからなる所定幅(20mm程度)の固定片12を差込
むための差込み溝13が形成されている。また、戸当り
ストッパー10の内部には差込み溝13に差込まれた固
定片12の突条部8下面に係合する係合突部14が形成
されている。
【0014】戸当りストッパー10の内部は、補強リブ
15を適宜有するように底部からくり抜かれたように中
空に加工されている。また、戸当りストッパー10の前
面部は傾斜して形成され、その略中央には上記係合突部
14等を加工するための開口部16が形成されている。
戸当りストッパー10は、例えば上記開口部16に指等
を引掛けて斜め後方へ引張ることにより固定片12から
離脱できるようになっている。
【0015】上記開口部16の下縁部17は平面状に形
成され、その下縁部17の中央に後述する如く固着具で
あるネジ18を通す孔部19を形成し易くするために
(図7参照)、その裏面である戸当りストッパー10の
底部には未貫通の薄肉部20を表面側に残した未貫通孔
部19aが形成されている。また、上記薄肉部20の裏
面中央には、薄肉部20を先の尖ったもの(ネジ,釘,
錐,ドリル等)で貫通させる際に位置決めとなる窪み2
1が形成されている。
【0016】戸当りストッパー10は下枠1bの内障子
用レール7aが形成された段部(レール形成面ともい
う)22上に設置されるようになっており、底部前端に
は段部22の前縁部に当接する当接部23が形成されて
いる。また、戸当りストッパー10の底部には、上記レ
ール7aを切除した部分との干渉を避けるための切欠溝
24が形成されている。このように構成された戸当りス
トッパー10は例えば射出成形等により一体成形されて
いる。上記下枠1bの段部22上面には上記ネジ18を
螺着するネジ孔25を形成する際の位置決めとなるV字
溝26が長手方向に沿って形成され、その裏面にはネジ
孔25を補強するための肉盛部27が長手方向に沿って
形成されている。
【0017】一方、戸当りストッパー10を図8に示す
ように下枠1b上の一端に配置固定するために、下枠1
a上には戸当りストッパー10の上記差込み溝13に対
応させて上記固定片12がレール7aの一部を残してそ
の両側を切除することにより形成されている。また、下
枠1b上には戸当りストッパー10に近接させて、詳し
くは戸当りストッパー10よりも内側に位置させてゴミ
等の掃出溝28がレール7aを所定幅で切除することに
より形成されている。
【0018】次に、本実施例の作用および戸当りストッ
パーの固定方法について説明する。先ず、サッシは予め
工場等で組立られ、上枠1aおよび下枠1bに戸当りス
トッパー9,10が固定される。下枠1bに戸当りスト
ッパー10を固定する場合には、下枠1b上に起立した
レール7aの一部からなる起立した固定片12に戸当り
ストッパー10の差込み溝13を差込み、戸当りストッ
パー10を上方から押圧することにより固定片12の突
条部8下面に係合突部14を係合させればよく、これに
より戸当りストッパー10を精度よく容易にかつ確実に
固定することができる。
【0019】上記サッシは、建物の開口に据え付けられ
るが、開口寸法よりも大きい場合には幅詰めが現地ない
し工務店等でなされる。例えば、枠体横方向の寸法が開
口寸法よりも寸法wだけ大きい場合には、上枠1aおよ
び下枠1bの端部を寸法wだけ切断して枠体1横方向の
幅詰めを行う(図9参照)。なお、その場合、障子2
a,2bの幅詰めも一緒に行われる。
【0020】このような枠体横方向の幅詰めをした場
合、特に下枠1bの戸当りストッパー側の端部を切断し
た場合、下枠1bの端部から固定片12までの寸法が変
ってしまい、或いは固定片12が切断されてしまう場合
がある。このような場合には、下枠1b上の端部に戸当
りストッパー10を上記固定片12に係合させて固定す
ることが困難になるため、下枠1b上の端部に戸当りス
トッパー10を配置して固着具であるネジ18で固定す
る。
【0021】戸当りストッパー10をネジ18で固定す
る場合、下枠1b上に固定片12が残っている場合には
その固定片12を切除し、掃出溝28の幅が狭くなる場
合にはレール7aを切除して掃出溝28を所定の幅にす
る。そして、戸当りストッパー10の底部に形成された
未貫通孔部19aの薄肉部20を先の尖ったもので貫通
させ、下枠1bにはネジ孔25を設けて、下枠1b上に
戸当りストッパー10をネジ18で固定すればよい(図
7参照)。なお、上記ネジ18はネジ孔25に雌ネジを
タッピングしつつ螺着される。
【0022】このように構成されたサッシによれば、戸
当りストッパー10を下枠1bのレール7aからなる固
定片12に係合させて固定しておき、上枠1aおよび下
枠1bの端部を切断して枠体横方向の幅詰めをした際
に、上記戸当りストッパー10を下枠1bに固着具であ
るネジ18により固定するようにしたので、枠体幅方向
の幅詰めをした場合でも下枠1bに戸当りストッパー1
0を容易に固定することができる。また、上記戸当りス
トッパー10の底部には上記ネジ18を通す孔部19を
形成するために未貫通の薄肉部20を表面側に残した未
貫通孔部19aが予め形成されているため、戸当りスト
ッパー10をネジ18で固定する場合には、未貫通部1
9aの薄肉部20を先の尖ったもので貫通させるだけで
ネジ18を通すための孔部19を迅速容易にかつ正確に
開けることができ、施工性の向上が図れる。なお、戸当
りストッパー10が下枠1bのレール7aに係合して固
定されている場合には、未貫通孔部19aが薄肉部20
で覆われていて外部から見えないので、外観の向上が図
れる。
【0023】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変形
等が可能である。例えば、サッシとしては、引き違い障
子を3枚以上有するものであってもよい。また、 固着
具としては、ネジ以外に例えばリベット等が適用可能で
ある。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0025】(1)請求項1の発明によれば、戸当りス
トッパーを下枠のレールに係合させて固定しておき、上
枠および下枠の端部を切断して枠体横方向の幅詰めをし
た際に、上記戸当りストッパーを下枠に固着具により固
定するため、枠体幅方向の幅詰めをした場合でも下枠に
戸当りストッパーを容易に固定することができる。
【0026】(2)請求項2の発明によれば、上記戸当
りストッパーの底部に上記固着具を通す孔部を形成する
ために未貫通の薄肉部を表面側に残した未貫通孔部が形
成されているため、戸当りストッパーを固着具で固定す
る場合には、未貫通部の薄肉部を先の尖ったもので貫通
させるだけで、固着具を通すための孔部を迅速容易にか
つ正確に開けることができ、施工性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるサッシを室内側から見
た正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】戸当りストッパーの斜視図である。
【図5】戸当りストッパーの断面図である。
【図6】戸当りストッパーの底面図である。
【図7】戸当りストッパーを下枠にネジで固定する状態
を示す拡大断面図である。
【図8】戸当りストッパーを下枠にネジを用いないで固
定する状態を示す正面図である。
【図9】戸当りストッパーを下枠にネジを用いて固定す
る状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 枠体 1a 上枠 1b 下枠 1c,1d 縦枠 2a,2b 障子 7a レール 10 戸当りストッパー 18 ネジ(固着具) 19 孔部 19a 未貫通孔部 20 薄肉部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠,下枠および左右の縦枠からなる枠
    体に引き違い障子を開閉可能に設け、上記下枠上に障子
    の開きを規制する戸当りストッパーを設けるとともに、
    該戸当りストッパーに近接して下枠のレールを切除した
    掃出溝を形成してなるサッシであって、上記戸当りスト
    ッパーを下枠のレールに係合させて固定しておき、上記
    上枠および下枠の端部を切断して枠体横方向の幅詰めを
    した際に、上記戸当りストッパーを下枠上に固着具によ
    り固定することを特徴とするサッシ。
  2. 【請求項2】 上記戸当りストッパーの底部には、上記
    固着具を通す孔部を形成するために未貫通の薄肉部を表
    面側に残した未貫通孔部が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のサッシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002357049A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Okamura Corp キャビネット等における扉の案内装置
JP2011127400A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Panasonic Electric Works Co Ltd 戸当たり部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002357049A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Okamura Corp キャビネット等における扉の案内装置
JP2011127400A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Panasonic Electric Works Co Ltd 戸当たり部材

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