JP2715878B2 - サスペンションレールの引出取付構造 - Google Patents
サスペンションレールの引出取付構造Info
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- JP2715878B2 JP2715878B2 JP5332778A JP33277893A JP2715878B2 JP 2715878 B2 JP2715878 B2 JP 2715878B2 JP 5332778 A JP5332778 A JP 5332778A JP 33277893 A JP33277893 A JP 33277893A JP 2715878 B2 JP2715878 B2 JP 2715878B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、机の袖部やワゴンなど
に適用されるサスペンションレールの引出取付構造に関
するものである。
に適用されるサスペンションレールの引出取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】サスペンションレールは、内側に開口す
るチャンネル部材状の外側レールと、この外側レールの
内側にスライド可能に装入されその前部および後部で引
出しの側面の前部および後部を担持する内側レールとに
より構成されるのが一般的である。
るチャンネル部材状の外側レールと、この外側レールの
内側にスライド可能に装入されその前部および後部で引
出しの側面の前部および後部を担持する内側レールとに
より構成されるのが一般的である。
【0003】しかして、従来のサスペンションレールへ
の引出取付構造は、内側レールの側壁の前部および後部
に、内面側に突出する上向爪を切り起こして形成すると
ともに、引出しの側壁の少なくとも前部および後部に、
外面側に突出し前記上向爪に上下方向から係脱可能な下
向係合凹所を形成しておく。そして、左右のサスペンシ
ョンレールの内側レールを外側レールからそれぞれ前方
最突出位置に引き出した状態で、それらの内側レールの
後部および前部の計4つの上向爪に同時に引出しの左右
の係合凹所を上方から係合させて、引出し全体を内側レ
ールに同時に担持させ、その状態で内側レールと引出し
の適宜箇所をネジ止め等により固定するようにしてい
る。
の引出取付構造は、内側レールの側壁の前部および後部
に、内面側に突出する上向爪を切り起こして形成すると
ともに、引出しの側壁の少なくとも前部および後部に、
外面側に突出し前記上向爪に上下方向から係脱可能な下
向係合凹所を形成しておく。そして、左右のサスペンシ
ョンレールの内側レールを外側レールからそれぞれ前方
最突出位置に引き出した状態で、それらの内側レールの
後部および前部の計4つの上向爪に同時に引出しの左右
の係合凹所を上方から係合させて、引出し全体を内側レ
ールに同時に担持させ、その状態で内側レールと引出し
の適宜箇所をネジ止め等により固定するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サスペンシ
ョンレールの内側レールと外側レールの間のスライド抵
抗は一般に極めて小さいものであるため、内側レールを
外側レールから引き出した状態は、内側レールに僅かで
も長手方向の力が加わると該内側レールが直ぐに後退し
て外側レール内に没入してしまうような不安定なもので
ある。したがって、引出しを上方から垂直に降下させて
その左右の係合凹所を内側レールの4つの上向爪に正確
に位置決めすることが必須の取付条件となり、それがで
きない場合、すなわち、一方の内側レールのみに引出し
の一部が片当たりしたような場合には、左右の内側レー
ルの位相がずれて最初から作業をやり直す必要が生じ、
極めて効率が悪いという問題が生じる。しかも、位置決
めを完了するまでは引出しの全荷重を作業者が支持しな
ければならないため、労力的にも相当の困難を要する。
以上のような理由から、従来の引出取付構造を採用する
サスペンションレールにおいて、引出しを効率良く取付
けるためには、数人がかりで作業を行うことが必要とさ
れており、極めて作業効率が悪いという問題がある。
ョンレールの内側レールと外側レールの間のスライド抵
抗は一般に極めて小さいものであるため、内側レールを
外側レールから引き出した状態は、内側レールに僅かで
も長手方向の力が加わると該内側レールが直ぐに後退し
て外側レール内に没入してしまうような不安定なもので
ある。したがって、引出しを上方から垂直に降下させて
その左右の係合凹所を内側レールの4つの上向爪に正確
に位置決めすることが必須の取付条件となり、それがで
きない場合、すなわち、一方の内側レールのみに引出し
の一部が片当たりしたような場合には、左右の内側レー
ルの位相がずれて最初から作業をやり直す必要が生じ、
極めて効率が悪いという問題が生じる。しかも、位置決
めを完了するまでは引出しの全荷重を作業者が支持しな
ければならないため、労力的にも相当の困難を要する。
以上のような理由から、従来の引出取付構造を採用する
サスペンションレールにおいて、引出しを効率良く取付
けるためには、数人がかりで作業を行うことが必要とさ
れており、極めて作業効率が悪いという問題がある。
【0005】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、作業者一人でも引出しを内側レール
に簡単かつ確実に取り付け得るようにしたサスペンショ
ンレールの引出取付構造を提供することを目的としてい
る。
れたものであって、作業者一人でも引出しを内側レール
に簡単かつ確実に取り付け得るようにしたサスペンショ
ンレールの引出取付構造を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0007】すなわち、本発明に係るサスペンションレ
ールの引出取付構造は、内側に開口するチャンネル部材
状の外側レールと、この外側レールの内側にスライド可
能に装入されその側壁の後部および前部で引出しの側壁
の後部および前部を担持する内側レールとを具備してな
るサスペンションレールにおいて、内側レールは、後部
に第1の係合部を有するとともに、前部に第2の係合部
を有しており、引出しは、後端部に外側レールの上縁に
係接する下向ガイド面を有するとともに、後部に前記第
1の係合部に対して前後方向から係脱する第1の被係合
部を有し、さらに前部に前記第2の係合部に対して上下
方向から係脱する第2の被係合部を有している。そし
て、内側レールを外側レール内に略完全に没入させた状
態で、引出しの下向ガイド面を外側レールの上縁に係接
させて該引出しの後部を内側レールの後部に合致する位
置にまでスライド移動させ、第1の被係合部を第1の係
合部に係合させた後、引出しを若干後傾させた姿勢から
略水平となる姿勢にまでその前部を降下させ、第2の被
係合部を第2の係合部に係合させてなる。
ールの引出取付構造は、内側に開口するチャンネル部材
状の外側レールと、この外側レールの内側にスライド可
能に装入されその側壁の後部および前部で引出しの側壁
の後部および前部を担持する内側レールとを具備してな
るサスペンションレールにおいて、内側レールは、後部
に第1の係合部を有するとともに、前部に第2の係合部
を有しており、引出しは、後端部に外側レールの上縁に
係接する下向ガイド面を有するとともに、後部に前記第
1の係合部に対して前後方向から係脱する第1の被係合
部を有し、さらに前部に前記第2の係合部に対して上下
方向から係脱する第2の被係合部を有している。そし
て、内側レールを外側レール内に略完全に没入させた状
態で、引出しの下向ガイド面を外側レールの上縁に係接
させて該引出しの後部を内側レールの後部に合致する位
置にまでスライド移動させ、第1の被係合部を第1の係
合部に係合させた後、引出しを若干後傾させた姿勢から
略水平となる姿勢にまでその前部を降下させ、第2の被
係合部を第2の係合部に係合させてなる。
【0008】そして、前記第1の係合部が内側レールの
側壁の内面に突設した前向爪であり、第1の被係合部が
引出しの側壁の外面に突設した後方開口部であり、前向
爪の上縁を前傾させているものであることを特徴とす
る。
側壁の内面に突設した前向爪であり、第1の被係合部が
引出しの側壁の外面に突設した後方開口部であり、前向
爪の上縁を前傾させているものであることを特徴とす
る。
【0009】この場合、外側レールと内側レールの間に
は、適宜、1又は2以上の中間レールを介在させること
ができる。
は、適宜、1又は2以上の中間レールを介在させること
ができる。
【0010】また、同様の効果を奏する他の実施の態様
としては、第1の係合部が内側レールの側壁の内面に突
設した前方開口部であり、第1の被係合部が引出しの側
壁の外面に突設した後向爪であり、後向爪の下縁を前傾
させているものが挙げられる。
としては、第1の係合部が内側レールの側壁の内面に突
設した前方開口部であり、第1の被係合部が引出しの側
壁の外面に突設した後向爪であり、後向爪の下縁を前傾
させているものが挙げられる。
【0011】第2の係合部および第2の被係合部の具体
的な実施の態様としては、第2の係合部が内側レールの
側壁の内面に突設した上向爪であり、第2の被係合部が
引出しの側壁の外面に突設した下方開口部であるもの
や、第2の係合部が内側レールの側壁の内面に突設した
上方開口部であり、第2の被係合部が引出しの側壁の外
面に突設した下向爪であるものが挙げられる。
的な実施の態様としては、第2の係合部が内側レールの
側壁の内面に突設した上向爪であり、第2の被係合部が
引出しの側壁の外面に突設した下方開口部であるもの
や、第2の係合部が内側レールの側壁の内面に突設した
上方開口部であり、第2の被係合部が引出しの側壁の外
面に突設した下向爪であるものが挙げられる。
【0012】引出しの側壁に第1、第2の被係合部を簡
単に形成するためには、引出しの側壁に前後方向に伸び
る横断面コ字形の金具を取着し、この金具の後端と引出
しの側壁との間に後方開口部を形成するとともに、金具
の下面を打ち抜いて下方開口部を形成してなるものが好
ましい。
単に形成するためには、引出しの側壁に前後方向に伸び
る横断面コ字形の金具を取着し、この金具の後端と引出
しの側壁との間に後方開口部を形成するとともに、金具
の下面を打ち抜いて下方開口部を形成してなるものが好
ましい。
【0013】
【作用】このような構成において、先ず、内側レールを
外側レール内に略完全に没入させ、その状態で、引出し
の後端部に設けた下向ガイド面を外側レールの上縁に係
接させる。次に、引出しを、その下向ガイド面と外側レ
ールの上縁との間でスライドさせながら外側レールに沿
って押し込んでゆき、該引出しの後部が内側レールの後
部に達した位置で第1の被係合部を第1の係合部に係合
させる。そして、引出を若干後傾させて(事前に後傾さ
せておいてもよい)、その前部を該引出しが略水平姿勢
となる位置にまで降下させ、引出しの前部が内側レール
の前部に達した位置で第2の被係合部を第2の係合部に
係合させる。この状態で内側レールは第1の係合部およ
び第1の被係合部を介して引出しの後部の荷重を支持
し、第2の係合部および第2の被係合部を介して引出し
の前部の荷重を支持するものとなる。したがって、この
時点でサスペンションレールへの引出しの取付作業がネ
ジ止め等の作業を残して略完了する。
外側レール内に略完全に没入させ、その状態で、引出し
の後端部に設けた下向ガイド面を外側レールの上縁に係
接させる。次に、引出しを、その下向ガイド面と外側レ
ールの上縁との間でスライドさせながら外側レールに沿
って押し込んでゆき、該引出しの後部が内側レールの後
部に達した位置で第1の被係合部を第1の係合部に係合
させる。そして、引出を若干後傾させて(事前に後傾さ
せておいてもよい)、その前部を該引出しが略水平姿勢
となる位置にまで降下させ、引出しの前部が内側レール
の前部に達した位置で第2の被係合部を第2の係合部に
係合させる。この状態で内側レールは第1の係合部およ
び第1の被係合部を介して引出しの後部の荷重を支持
し、第2の係合部および第2の被係合部を介して引出し
の前部の荷重を支持するものとなる。したがって、この
時点でサスペンションレールへの引出しの取付作業がネ
ジ止め等の作業を残して略完了する。
【0014】しかして、本発明においては、内側レール
を外側レール内に略完全に没入させた状態で引出しを押
し込む操作を行うだけであるから、内側レールが移動端
にあってそれ以上不慮に移動することがなく、しかも、
仮に内側レールが前方へスライド移動していたとして
も、引出しを押し込んで第1の被係合部を第1の係合部
に係合させる際に該係合部を介して内側レールが所定没
入位置まで必然的に案内されることになる。したがっ
て、比較的無造作に操作しても、第1の被係合部と第1
の係合部との係合状態が確実に得られるものとなる。し
かも、その間、引出しの下向ガイド面が外側レールの上
縁に係接し、引出しの荷重の一部が外側レールに担持さ
れるため、作業者は引出しを片持的に支持するだけでよ
く、全荷重を支持する場合に比べて遥かに労力的に軽減
されたものになる。そして、最後に引出しの前部を自重
で落とし込む程度で、第2の被係合部も第2の係合部に
簡単に係合させることができる。
を外側レール内に略完全に没入させた状態で引出しを押
し込む操作を行うだけであるから、内側レールが移動端
にあってそれ以上不慮に移動することがなく、しかも、
仮に内側レールが前方へスライド移動していたとして
も、引出しを押し込んで第1の被係合部を第1の係合部
に係合させる際に該係合部を介して内側レールが所定没
入位置まで必然的に案内されることになる。したがっ
て、比較的無造作に操作しても、第1の被係合部と第1
の係合部との係合状態が確実に得られるものとなる。し
かも、その間、引出しの下向ガイド面が外側レールの上
縁に係接し、引出しの荷重の一部が外側レールに担持さ
れるため、作業者は引出しを片持的に支持するだけでよ
く、全荷重を支持する場合に比べて遥かに労力的に軽減
されたものになる。そして、最後に引出しの前部を自重
で落とし込む程度で、第2の被係合部も第2の係合部に
簡単に係合させることができる。
【0015】この時、前向爪の上縁を前傾させているの
で、引出しの挿入を完了する直前に、その傾斜に応じて
引出しの前端が持ち上げられ、その際に下向ガイド面と
外側レール上縁との係接状態が解除される。そのため、
その後に引出しを降下させる際に、引出しが爪と開口部
との係合部分を支点に回動しても、下向ガイド面と外側
レール上縁との干渉が防止されるものとなる。もちろん
後向爪の下縁を前傾させても、上記と同様の作用効果を
得られる。
で、引出しの挿入を完了する直前に、その傾斜に応じて
引出しの前端が持ち上げられ、その際に下向ガイド面と
外側レール上縁との係接状態が解除される。そのため、
その後に引出しを降下させる際に、引出しが爪と開口部
との係合部分を支点に回動しても、下向ガイド面と外側
レール上縁との干渉が防止されるものとなる。もちろん
後向爪の下縁を前傾させても、上記と同様の作用効果を
得られる。
【0016】また、第2の被係合部と第2の係合部の関
係をも、爪と開口部の組み合わせにより構成した場合に
は、極めて簡単に係脱構造を実現することができる。
係をも、爪と開口部の組み合わせにより構成した場合に
は、極めて簡単に係脱構造を実現することができる。
【0017】さらにまた、引出しの側壁に前後方向に伸
びる横断面コ字形の金具を取着し、この金具の後端と引
出しの側壁との間に後方開口部を形成するとともに、金
具の下面を打ち抜いて下方開口部を形成した場合には、
引出しの側壁に第1、第2の被係合部を極めて簡単に形
成することができる。
びる横断面コ字形の金具を取着し、この金具の後端と引
出しの側壁との間に後方開口部を形成するとともに、金
具の下面を打ち抜いて下方開口部を形成した場合には、
引出しの側壁に第1、第2の被係合部を極めて簡単に形
成することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図12を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0019】この実施例のサスペンションレール1は、
図1〜図3に示すように、机の袖部2において引出し3
をスライド自在に保持するものであり、袖部2の内壁2
1に固設した外側レール4と、この外側レール4の内側
にスライド可能に保持されその側壁61の後部および前
部で引出し3の側壁31の後部および前部を担持する内
側レール6と、これらの外側レール4および内側レール
6の間をスライド自在に連結する中間レール5とから構
成されている。
図1〜図3に示すように、机の袖部2において引出し3
をスライド自在に保持するものであり、袖部2の内壁2
1に固設した外側レール4と、この外側レール4の内側
にスライド可能に保持されその側壁61の後部および前
部で引出し3の側壁31の後部および前部を担持する内
側レール6と、これらの外側レール4および内側レール
6の間をスライド自在に連結する中間レール5とから構
成されている。
【0020】外側レール4は、図4〜図6に示すよう
に、側壁41の上下両縁42、43を部分円筒面に沿っ
て内側に折り曲げたチャンネル部材状のもので、側壁4
1の外面所要箇所に穿設した下向爪44を介して該外側
レール4を袖部内壁21に水平に固定している。
に、側壁41の上下両縁42、43を部分円筒面に沿っ
て内側に折り曲げたチャンネル部材状のもので、側壁4
1の外面所要箇所に穿設した下向爪44を介して該外側
レール4を袖部内壁21に水平に固定している。
【0021】中間レール5は、側壁51の上下両縁5
2、53を部分円筒面に沿って内側に折り曲げさらにそ
の先端縁54、55を部分円筒面に沿って外側に折り返
した概略チャンネル状のもので、前記外側レール4の内
側に配設され、該外側レール4に第1のボールベアリン
グ機構7を介してスライド自在に連結されている。この
ボールベアリング機構7は、外側レール4の上下両縁4
2、43の部分円筒面を一方の転動面とし、中間レール
5の先端縁54、55の部分円筒面を対面側の転動面と
してその間に長手方向に沿って多数の転動ボール71を
配設したもので、これらの転動ボール71ははしご状を
なすリテーナ72の各区画に分配配置されて転動範囲を
規制され、ボール71間の距離が一定に保持されてい
る。
2、53を部分円筒面に沿って内側に折り曲げさらにそ
の先端縁54、55を部分円筒面に沿って外側に折り返
した概略チャンネル状のもので、前記外側レール4の内
側に配設され、該外側レール4に第1のボールベアリン
グ機構7を介してスライド自在に連結されている。この
ボールベアリング機構7は、外側レール4の上下両縁4
2、43の部分円筒面を一方の転動面とし、中間レール
5の先端縁54、55の部分円筒面を対面側の転動面と
してその間に長手方向に沿って多数の転動ボール71を
配設したもので、これらの転動ボール71ははしご状を
なすリテーナ72の各区画に分配配置されて転動範囲を
規制され、ボール71間の距離が一定に保持されてい
る。
【0022】内側レール6は、側壁61の上下両縁6
2、63を部分円筒面に沿って外側に折り曲げたチャン
ネル部材状のもので、前記中間レール5の内側に配設さ
れ、該中間レール5に第2のボールベアリング機構8を
介してスライド自在に連結されている。このボールベア
リング機構8も前記第1のボールベアリング機構7と同
様の構造のもので、中間レール5の上下両縁52、53
の部分円筒面を一方の転動面とし、内側レール6の上下
両縁62、63の部分円筒面を対面側の転動面としてそ
の間に長手方向に沿って多数の転動ボール81を配設し
たもので、これらの転動ボール81ははしご状をなすリ
テーナ82の各区画に分配配置されて転動範囲を規制さ
れ、ボール81間の距離が一定に保持されている。
2、63を部分円筒面に沿って外側に折り曲げたチャン
ネル部材状のもので、前記中間レール5の内側に配設さ
れ、該中間レール5に第2のボールベアリング機構8を
介してスライド自在に連結されている。このボールベア
リング機構8も前記第1のボールベアリング機構7と同
様の構造のもので、中間レール5の上下両縁52、53
の部分円筒面を一方の転動面とし、内側レール6の上下
両縁62、63の部分円筒面を対面側の転動面としてそ
の間に長手方向に沿って多数の転動ボール81を配設し
たもので、これらの転動ボール81ははしご状をなすリ
テーナ82の各区画に分配配置されて転動範囲を規制さ
れ、ボール81間の距離が一定に保持されている。
【0023】以上のようにして、このサスペンションレ
ール1は、外側レール4、中間レール5および内側レー
ル6がボールベアリング機構7、8を介してテレスコー
プ状に連結され、内側レール6が中間レール5内に略完
全に没入しかつ中間レール5が外側レール4内に略完全
に没入する収納位置と、内側レール6が中間レール5か
ら最大に突出しかつ中間レール5が内側レール6から最
大に突出する使用位置との間で、引出し3をスライド自
在に保持し得るようになっている。なお、各レール4、
5、6の間にはスライド範囲を制限して抜け止めを図る
適宜の手段が講じられている。
ール1は、外側レール4、中間レール5および内側レー
ル6がボールベアリング機構7、8を介してテレスコー
プ状に連結され、内側レール6が中間レール5内に略完
全に没入しかつ中間レール5が外側レール4内に略完全
に没入する収納位置と、内側レール6が中間レール5か
ら最大に突出しかつ中間レール5が内側レール6から最
大に突出する使用位置との間で、引出し3をスライド自
在に保持し得るようになっている。なお、各レール4、
5、6の間にはスライド範囲を制限して抜け止めを図る
適宜の手段が講じられている。
【0024】このような構成のサスペンションレール1
において、内側レール6には、図1、図4、図7および
図8に示すように、側壁61の後部を内側に切り起こし
て第1の係合部たる前向爪64が形成され、また、図
1、図4、図6および図9に示すように、側壁61の前
部を内側に切り起こして第2の係合部たる上向爪65が
形成されている。そして、前記前向爪64の上縁64a
を前傾させている。
において、内側レール6には、図1、図4、図7および
図8に示すように、側壁61の後部を内側に切り起こし
て第1の係合部たる前向爪64が形成され、また、図
1、図4、図6および図9に示すように、側壁61の前
部を内側に切り起こして第2の係合部たる上向爪65が
形成されている。そして、前記前向爪64の上縁64a
を前傾させている。
【0025】一方、引出し3の側壁31には、図1、図
2、図5、図6、図7、図10および図11に示すよう
に、前後方向に伸びる横断面コ字形の膨出部91を有し
た金具9が取着されている。そして、この金具9の膨出
部91の後端と引出し3の側壁31との間に、前記内側
レール6の前向爪64に対して前後方向から係脱し得る
第1の被係合部たる後方開口部32(図7、図11参
照)が形成されている。また、この金具9の膨出部91
の前端下面には、前記内側レール6の上向爪65に対し
て上下方向から係脱し得る第2の被係合部たる下方開口
部33が打ち抜いて形成されている。さらに、この金具
9の上縁には側方に伸びるひさし92が設けてあり、そ
のひさし92の後端部に、外側レール4の上縁42に係
接する本発明に係る下向ガイド面たるスライダ35が取
着されている。
2、図5、図6、図7、図10および図11に示すよう
に、前後方向に伸びる横断面コ字形の膨出部91を有し
た金具9が取着されている。そして、この金具9の膨出
部91の後端と引出し3の側壁31との間に、前記内側
レール6の前向爪64に対して前後方向から係脱し得る
第1の被係合部たる後方開口部32(図7、図11参
照)が形成されている。また、この金具9の膨出部91
の前端下面には、前記内側レール6の上向爪65に対し
て上下方向から係脱し得る第2の被係合部たる下方開口
部33が打ち抜いて形成されている。さらに、この金具
9の上縁には側方に伸びるひさし92が設けてあり、そ
のひさし92の後端部に、外側レール4の上縁42に係
接する本発明に係る下向ガイド面たるスライダ35が取
着されている。
【0026】次に、本実施例の引出取付構造によって引
出し3をサスペンションレール1に取り付ける手順につ
いて説明する。
出し3をサスペンションレール1に取り付ける手順につ
いて説明する。
【0027】先ず、サスペンションレール1の内側レー
ル6を中間レール5内に略完全に没入させ、さらに中間
レール5を外側レール4内に略完全に没入させた図12
に示す収納位置に保持する。そして、図4および図12
に示すように、引出し3の後端上縁部に設けたスライダ
35を外側レール4の上縁42に係接させる。次に、引
出し3を、そのスライダ35と外側レール42との間で
スライドさせながら、後傾姿勢を保って押し込んでゆ
く。引出し3の後部が内側レール4の後部に達する手前
までくると、後方開口部32が前向爪64に係合し始
め、このとき後方開口部32の上縁32aが前向爪64
の前傾した上縁64aに乗り上げて引出し3の後部全体
が図12に矢印で示すように経過的に持ち上がるととも
に、このときスライダ35が外側レール4の上縁42か
ら離れる。そして、最終的に開口部32が前向爪64に
深く係合する。しかる後、今度は若干後傾姿勢にある引
出し3を水平姿勢にするために、開口部32と前向爪6
4との係合部分を支点にして該引出し3の前部を自重に
より落とし込む。これにより、引出し3の前部で下方開
口部33が上向爪65に係合する。この結果、図1に示
す状態で、内側レール6は、前向爪64および後方開口
部32を介して引出し3の後部の荷重を支持し、上向爪
65および下方開口部33を介して引出し3の前部の荷
重を支持するものとなる。したがって、後は内側レール
6と引出し3の適宜箇所をネジ止めすることにより、引
出し3のサスペンションレール1への取付作業を完了す
ることができる。
ル6を中間レール5内に略完全に没入させ、さらに中間
レール5を外側レール4内に略完全に没入させた図12
に示す収納位置に保持する。そして、図4および図12
に示すように、引出し3の後端上縁部に設けたスライダ
35を外側レール4の上縁42に係接させる。次に、引
出し3を、そのスライダ35と外側レール42との間で
スライドさせながら、後傾姿勢を保って押し込んでゆ
く。引出し3の後部が内側レール4の後部に達する手前
までくると、後方開口部32が前向爪64に係合し始
め、このとき後方開口部32の上縁32aが前向爪64
の前傾した上縁64aに乗り上げて引出し3の後部全体
が図12に矢印で示すように経過的に持ち上がるととも
に、このときスライダ35が外側レール4の上縁42か
ら離れる。そして、最終的に開口部32が前向爪64に
深く係合する。しかる後、今度は若干後傾姿勢にある引
出し3を水平姿勢にするために、開口部32と前向爪6
4との係合部分を支点にして該引出し3の前部を自重に
より落とし込む。これにより、引出し3の前部で下方開
口部33が上向爪65に係合する。この結果、図1に示
す状態で、内側レール6は、前向爪64および後方開口
部32を介して引出し3の後部の荷重を支持し、上向爪
65および下方開口部33を介して引出し3の前部の荷
重を支持するものとなる。したがって、後は内側レール
6と引出し3の適宜箇所をネジ止めすることにより、引
出し3のサスペンションレール1への取付作業を完了す
ることができる。
【0028】以上のような引出取付構造であると、内側
レール6を外側レール4内に略完全に没入させた状態で
引出し3を押し込む操作を行うことができる。このた
め、内側レール6が移動端にあってそれ以上不慮に移動
することがなく、しかも、仮に内側レール6が前方へス
ライド移動していたとしても、引出し3を押し込んで後
方開口部32を前向爪64に係合させる際に該前向爪6
4を介して内側レール6が所定没入位置まで必然的に案
内されることになる。したがって、比較的無造作に操作
しても、後方開口部32と前向爪64との係合状態が確
実に得られるものとなる。しかも、その間、引出し3の
スライダ35が外側レール4の上縁42に係接し、引出
し3の荷重の一部が外側レール4に担持されるため、作
業者は引出し3を片持的に支持するだけでよく、全荷重
を支持する場合に比べて遥かに労力的に軽減されたもの
になる。そして、最後に引出し3の前部を落とし込む程
度で、下方開口部33も上向爪65に簡単に係合させる
ことができる。
レール6を外側レール4内に略完全に没入させた状態で
引出し3を押し込む操作を行うことができる。このた
め、内側レール6が移動端にあってそれ以上不慮に移動
することがなく、しかも、仮に内側レール6が前方へス
ライド移動していたとしても、引出し3を押し込んで後
方開口部32を前向爪64に係合させる際に該前向爪6
4を介して内側レール6が所定没入位置まで必然的に案
内されることになる。したがって、比較的無造作に操作
しても、後方開口部32と前向爪64との係合状態が確
実に得られるものとなる。しかも、その間、引出し3の
スライダ35が外側レール4の上縁42に係接し、引出
し3の荷重の一部が外側レール4に担持されるため、作
業者は引出し3を片持的に支持するだけでよく、全荷重
を支持する場合に比べて遥かに労力的に軽減されたもの
になる。そして、最後に引出し3の前部を落とし込む程
度で、下方開口部33も上向爪65に簡単に係合させる
ことができる。
【0029】また、本実施例では、前向爪64の上縁6
4aを前傾させているので、引出し3の挿入を完了する
直前に、その傾斜に応じて引出し3の後端が持ち上げら
れ、その際にスライダ35と外側レール上縁42との係
接状態が解除されることになる。そのため、その後に引
出し3の前縁を落とし込む際に、前向爪64と後方開口
部32との係合部分を支点にして引出し3が回動して
も、スライダ35と外側レール上縁42との干渉が防止
されるものとなる。
4aを前傾させているので、引出し3の挿入を完了する
直前に、その傾斜に応じて引出し3の後端が持ち上げら
れ、その際にスライダ35と外側レール上縁42との係
接状態が解除されることになる。そのため、その後に引
出し3の前縁を落とし込む際に、前向爪64と後方開口
部32との係合部分を支点にして引出し3が回動して
も、スライダ35と外側レール上縁42との干渉が防止
されるものとなる。
【0030】さらに、本実施例では、引出し3の側壁3
1に前後方向に伸びる横断面コ字形の金具9を取着し、
この金具9の後端と引出し3の側壁31との間に後方開
口部32を形成するとともに、金具9の下面に下方開口
部33を打ち抜いて形成しているため、引出し3の側壁
31に第1、第2の被係合部を極めて簡単に形成するこ
とができる。
1に前後方向に伸びる横断面コ字形の金具9を取着し、
この金具9の後端と引出し3の側壁31との間に後方開
口部32を形成するとともに、金具9の下面に下方開口
部33を打ち抜いて形成しているため、引出し3の側壁
31に第1、第2の被係合部を極めて簡単に形成するこ
とができる。
【0031】なお、本発明は上述した実施例のみに限定
されるものではない。例えば、前記実施例では第1の係
合部を内側レールの側壁の内面に突設した前向爪とし、
第1の被係合部を引出しの側壁の外面に突設した後方開
口部としたが、その逆の関係、すなわち、第1の係合部
を内側レールの側壁の内面に突設した前方開口部とし、
第1の被係合部を引出しの側壁の外面に突設した後向爪
とすることもできる。
されるものではない。例えば、前記実施例では第1の係
合部を内側レールの側壁の内面に突設した前向爪とし、
第1の被係合部を引出しの側壁の外面に突設した後方開
口部としたが、その逆の関係、すなわち、第1の係合部
を内側レールの側壁の内面に突設した前方開口部とし、
第1の被係合部を引出しの側壁の外面に突設した後向爪
とすることもできる。
【0032】また、前記実施例では、第2の係合部を内
側レールの側壁の内面に突設した上向爪とし、第2の被
係合部を引出しの側壁の外面に突設した下方開口部とし
たが、その逆の関係として、第2の係合部を内側レール
の側壁の内面に突設した上方開口部とし、第2の被係合
部を引出しの側壁の外面に突設した下向爪とすることも
できる。
側レールの側壁の内面に突設した上向爪とし、第2の被
係合部を引出しの側壁の外面に突設した下方開口部とし
たが、その逆の関係として、第2の係合部を内側レール
の側壁の内面に突設した上方開口部とし、第2の被係合
部を引出しの側壁の外面に突設した下向爪とすることも
できる。
【0033】さらに、前記実施例では、前向爪の上縁を
前傾させているが、後向爪を採用する場合にはその下縁
を前傾させるようにすればよい。
前傾させているが、後向爪を採用する場合にはその下縁
を前傾させるようにすればよい。
【0034】さらにまた、サスペンションレールは中間
レールがないものや中間レールを2以上用いているもの
も対象とし、レール間をボールベアリングの代わりにロ
ーラ等で支承するようにしたものも本発明の技術的範囲
に含まれる。
レールがないものや中間レールを2以上用いているもの
も対象とし、レール間をボールベアリングの代わりにロ
ーラ等で支承するようにしたものも本発明の技術的範囲
に含まれる。
【0035】その他、各部の具体的な断面形状なども、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るサスペンションレールの引
出取付構造は、以上説明したように、引出しの後部上縁
を外側レールの上縁に沿ってスライドさせながら該引出
しを押し込み、その後部を内側レールの後部に前後方向
から係合させた後、引出しの前部を降下させて内側レー
ルの前部に上下方向から係合させるようにしたものであ
る。そのため、作業者一人でも、引出しの後部の荷重を
外側レールに支持させた状態で該引出しを押し込み、し
かる後、前部を落とし込むという極めて簡単な操作を行
うだけで、引出しを内側レールに確実に取り付け得るも
のとなり、作業効率を従来に比べて格段に改善できる効
果が奏される。特に、前向爪の上縁を前傾させ、または
後向爪の下縁を前傾させているので、引出しの前部を落
とし込む際に、引出しが爪と開口部との係合部分を支点
に回動しても、下向ガイド面と外側レール上縁との干渉
を防止でき、組み立ての簡単化を促進する。
出取付構造は、以上説明したように、引出しの後部上縁
を外側レールの上縁に沿ってスライドさせながら該引出
しを押し込み、その後部を内側レールの後部に前後方向
から係合させた後、引出しの前部を降下させて内側レー
ルの前部に上下方向から係合させるようにしたものであ
る。そのため、作業者一人でも、引出しの後部の荷重を
外側レールに支持させた状態で該引出しを押し込み、し
かる後、前部を落とし込むという極めて簡単な操作を行
うだけで、引出しを内側レールに確実に取り付け得るも
のとなり、作業効率を従来に比べて格段に改善できる効
果が奏される。特に、前向爪の上縁を前傾させ、または
後向爪の下縁を前傾させているので、引出しの前部を落
とし込む際に、引出しが爪と開口部との係合部分を支点
に回動しても、下向ガイド面と外側レール上縁との干渉
を防止でき、組み立ての簡単化を促進する。
【0037】また、各係合部および被係合部を爪と開口
部の関係から構成することにより、構造的な簡略化も図
れるものとなる。
部の関係から構成することにより、構造的な簡略化も図
れるものとなる。
【図1】本発明の一実施例を示し、机の袖部にサスペン
ションレールを介して引出しを取付けた状態の斜視図。
ションレールを介して引出しを取付けた状態の斜視図。
【図2】同実施例の袖部を示す正面図。
【図3】同側断面図。
【図4】同実施例のサスペンションレールを内面側から
見た図。
見た図。
【図5】図4におけるV-V 線断面図。
【図6】同実施例のサスペンションレールを上向爪及び
下方開口部とともに分解して示す斜視図。
下方開口部とともに分解して示す斜視図。
【図7】同実施例の前向爪及び後方開口部を示す斜視
図。
図。
【図8】同実施例の前向爪を示す断面図。
【図9】同実施例の上向爪を示す断面図。
【図10】同実施例の下方開口部を示す図。
【図11】同実施例の金具を示す図。
【図12】同実施例の取付手順を示す説明図。
3…引出し 4…外側レール 6…内側レール 9…金具 31…側壁 32…第1の被係合部(後方開口部) 33…第2の被係合部(下方開口部) 35…下向ガイド面(スライダ) 42…上縁 51…側壁 64…第1の係合部(前向爪) 65…第2の係合部(上向爪)
Claims (6)
- 【請求項1】内側に開口するチャンネル部材状の外側レ
ールと、この外側レールの内側にスライド可能に装入さ
れその側壁の後部および前部で引出しの側壁の後部およ
び前部を担持する内側レールとを具備してなるサスペン
ションレールにおいて、 内側レールは、後部に第1の係合部を有するとともに、
前部に第2の係合部を有しており、 引出しは、後端部に外側レールの上縁に係接する下向ガ
イド面を有するとともに、後部に前記第1の係合部に対
して前後方向から係脱する第1の被係合部を有し、さら
に前部に前記第2の係合部に対して上下方向から係脱す
る第2の被係合部を有しており、 内側レールを外側レール内に略完全に没入させた状態
で、引出しの下向ガイド面を外側レールの上縁に係接さ
せて該引出しの後部を内側レールの後部に合致する位置
にまでスライド移動させ、第1の被係合部を第1の係合
部に係合させた後、引出しを若干後傾させた姿勢から略
水平となる姿勢にまでその前部を降下させ、第2の被係
合部を第2の係合部に係合させてなり、 第1の係合部が内側レールの側壁の内面に突設した前向
爪であり、第1の被係合部が引出しの側壁の外面に突設
した後方開口部であり、前向爪の上縁を前傾させている
ことを特徴とするサスペンションレールの引出取付構
造。 - 【請求項2】内側に開口するチャンネル部材状の外側レ
ールと、この外側レールの内側にスライド可能に装入さ
れその側壁の後部および前部で引出しの側壁の後部およ
び前部を担持する内側レールとを具備してなるサスペン
ションレールにおいて、内側レールは、後部に第1の係
合部を有するとともに、前部に第2の係合部を有してお
り、引出しは、後端部に外側レールの上縁に係接する下
向ガイド面を有するとともに、後部に前記第1の係合部
に対して前後方向から係脱する第1の被係合部を有し、
さらに前部に前記第2の係合部に対して上下方向から係
脱する第2の被係合部を有しており、内側レールを外側
レール内に略完全に没入させた状態で、引出しの下向ガ
イド面を外側レールの上縁に係接させて該引出しの後部
を内側レールの後部に合致する位置にまでスライド移動
させ、第1の被係 合部を第1の係合部に係合させた後、
引出しを若干後傾させた姿勢から略水平となる姿勢にま
でその前部を降下させ、第2の被係合部を第2の係合部
に係合させてなり、第1の係合部が内側レールの側壁の
内面に突設した前方開口部であり、第1の被係合部が引
出しの側壁の外面に突設した後向爪であり、後向爪の下
縁を前傾させていることを特徴とするサスペンションレ
ールの引出取付構造。 - 【請求項3】第2の係合部が内側レールの側壁の内面に
突設した上向爪であり、第2の被係合部が引出しの側壁
の外面に突設した下方開口部であることを特徴とする請
求項1又は2記載のサスペンションレールの引出取付構
造。 - 【請求項4】内側に開口するチャンネル部材状の外側レ
ールと、この外側レールの内側にスライド可能に装入さ
れその側壁の後部および前部で引出しの側壁の後部およ
び前部を担持する内側レールとを具備してなるサスペン
ションレールにおいて、内側レールは、後部に第1の係
合部を有するとともに、前部に第2の係合部を有してお
り、引出しは、後端部に外側レールの上縁に係接する下
向ガイド面を有するとともに、後部に前記第1の係合部
に対して前後方向から係脱する第1の被係合部を有し、
さらに前部に前記第2の係合部に対して上下方向から係
脱する第2の被係合部を有しており、内側レールを外側
レール内に略完全に没入させた状態で、引出しの下向ガ
イド面を外側レールの上縁に係接させて該引出しの後部
を内側レールの後部に合致する位置にまでスライド移動
させ、第1の被係合部を第1の係合部に係合させた後、
引出しを若干後傾させた姿勢から略水平となる姿勢にま
でその前部を降下させ、第2の被係合部を第2の係合部
に係合させてなり、第1の係合部が内側レールの側壁の
内面に突設した前向爪であり、第1の被係合部が引出し
の側壁の外面に突設した後方開口部であり、第2の係合
部が内側レールの側壁の内面に突設した上方開口部であ
り、第2の被係合部が引出しの側壁の外面に突設した下
向爪であることを特徴とするサスペンションレールの引
出取付構造。 - 【請求項5】内側に開口するチャンネル部材状の外側レ
ールと、この外側レールの内側にスライド可能に装入さ
れその側壁の後部および前部で引出しの側壁の後部およ
び前部を担持する内側レールとを具備してなるサスペン
ションレールにおいて、内側レールは、後部に第1の係
合部を有するとともに、前部に第2の係 合部を有してお
り、引出しは、後端部に外側レールの上縁に係接する下
向ガイド面を有するとともに、後部に前記第1の係合部
に対して前後方向から係脱する第1の被係合部を有し、
さらに前部に前記第2の係合部に対して上下方向から係
脱する第2の被係合部を有しており、内側レールを外側
レール内に略完全に没入させた状態で、引出しの下向ガ
イド面を外側レールの上縁に係接させて該引出しの後部
を内側レールの後部に合致する位置にまでスライド移動
させ、第1の被係合部を第1の係合部に係合させた後、
引出しを若干後傾させた姿勢から略水平となる姿勢にま
でその前部を降下させ、第2の被係合部を第2の係合部
に係合させてなり、第1の係合部が内側レールの側壁の
内面に突設した前方開口部であり、第1の被係合部が引
出しの側壁の外面に突設した後向爪であり、第2の係合
部が内側レールの側壁の内面に突設した上方開口部であ
り、第2の被係合部が引出しの側壁の外面に突設した下
向爪であることを特徴とするサスペンションレールの引
出取付構造。 - 【請求項6】内側に開口するチャンネル部材状の外側レ
ールと、この外側レールの内側にスライド可能に装入さ
れその側壁の後部および前部で引出しの側壁の後部およ
び前部を担持する内側レールとを具備してなるサスペン
ションレールにおいて、内側レールは、後部に第1の係
合部を有するとともに、前部に第2の係合部を有してお
り、引出しは、後端部に外側レールの上縁に係接する下
向ガイド面を有するとともに、後部に前記第1の係合部
に対して前後方向から係脱する第1の被係合部を有し、
さらに前部に前記第2の係合部に対して上下方向から係
脱する第2の被係合部を有しており、内側レールを外側
レール内に略完全に没入させた状態で、引出しの下向ガ
イド面を外側レールの上縁に係接させて該引出しの後部
を内側レールの後部に合致する位置にまでスライド移動
させ、第1の被係合部を第1の係合部に係合させた後、
引出しを若干後傾させた姿勢から略水平となる姿勢にま
でその前部を降下させ、第2の被係合部を第2の係合部
に係合させてなり、第1の係合部が内側レールの側壁の
内面に突設した前向爪であり、第1の被係合部が引出し
の側壁の外面に突設した後方開口部であり、第2の係合
部が内側レールの側壁の内面に突設した上向爪であり、
第2の被係合部が引出しの側壁の外面に突設した下方開
口部であり、引出しの側壁に前後方向に伸びる横断面コ
字形の金具を取着し、この金具の後端と引出しの側壁と
の間に後方開口部を形成するとともに、金具の下面を打
ち抜いて下方開口部を形成してなることを特徴とするサ
スペンションレールの引出取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5332778A JP2715878B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | サスペンションレールの引出取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5332778A JP2715878B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | サスペンションレールの引出取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07184729A JPH07184729A (ja) | 1995-07-25 |
JP2715878B2 true JP2715878B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=18258725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5332778A Expired - Fee Related JP2715878B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | サスペンションレールの引出取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2715878B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4692660B2 (ja) * | 2009-03-19 | 2011-06-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 回収装置および画像形成装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5332778A patent/JP2715878B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07184729A (ja) | 1995-07-25 |
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---|---|---|---|
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