JP3948535B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に関し、特に、書換耐性を向上させることが可能となる、不揮発性半導体記憶装置におけるメモリトランジスタの構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電気的に書込および消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記憶装置の一例としてフラッシュメモリは広く知られている。図13は、従来のフラッシュメモリにおけるメモリトランジスタ1の構造の一例を示す断面図である。
【0003】
図13に示されるように、メモリトランジスタ1は、ソース(Source)/ドレイン(Drain )となるn型の高濃度不純物領域3a,3bと、フローティングゲート7と、コントロールゲート9と、p+ 不純物領域5とを備える。高濃度不純物領域3a,3bは、p型半導体基板2の主表面2aから半導体基板2内に延在し、その間にチャネル形成領域2bを挟むように間隔をあけて形成される。p+ 不純物領域5は、ドレインとなる高濃度不純物領域3aを取囲むように主表面2aから高濃度不純物領域3aの直下にまで延在するように形成されている。
【0004】
フローティングゲート7は、上記のチャネル形成領域2b上にトンネル絶縁層6を介在して形成される。コントロールゲート9は、フローティングゲート7上に層間絶縁層8を介在して形成される。コントロールゲート9とフローティングゲート7の側壁を覆うように側壁絶縁層10a,10bがそれぞれ形成される。
【0005】
次に、上記の構造を有するフラッシュメモリにおけるデータの書込原理について説明する。なお、以下には、NOR型フラッシュメモリの場合のデータの書込原理を説明する。
【0006】
NOR型フラッシュメモリでは、一般にチャネルホットエレクトロン(以下単に「CHE」と称する)によるフローティングゲート7へのデータの書込(電子の注入)が行なわれる。このCHEによる書込の原理については、C. Fiegna et. al. “Simple and Efficient modeling of EPROM writing”, IEEE Trans. Electron Devices, vol. 38, p.603, 1991などに詳しく記載されている。要約すれば、ドレイン近傍の急峻な電界で加速されたチャネル電子のうち、酸化膜のバリア高さ以上に加速された高エネルギ電子をフローティングゲートに注入するというものである。
【0007】
上記のようなCHEによる書込を行なう際には、ドレイン近傍に急峻な電界勾配を設けるため、ドレインとなるn+ 高濃度不純物領域3aを取囲むようにp+ 不純物領域5を設けることが一般的である。このことに関しては、たとえば、K. Yoshikawa et. al.“Technology requirements for mega bit CMOS EPROMs”, IEDM Tech. Dig., p.456, 1984などに記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のp+ 不純物領域5を設けることに起因して、次に説明するような問題点が生じていた。
【0009】
ここで、チャネル電流Idとゲート電流Igとによって書込(フローティングゲート7に電子を注入する動作)効率ηを、η=Ig/Idと定義する。この場合、書込効率ηを向上させるにはドレイン(高濃度不純物領域3a)近傍に高電界領域を設ければよいことが定性的に容易に理解できる。すなわち、p+ 不純物領域5の濃度を高めることにより書込効率ηを向上させることが可能となる。
【0010】
しかし、p+ 不純物領域5の濃度を高めることにより、下記のような不都合が生じていた。図14は、図13に示されるメモリトランジスタ1のドレイン(高濃度不純物領域3a)とその近傍とを拡大した断面図である。図15(a),(b)は、それぞれ図14におけるA−A′線とB−B′線とに沿う不純物の濃度分布を示す図である。
【0011】
図15(a)、(b)に示されるように、p+ 不純物領域の濃度は、チャネル方向(B−B′線と平行な方向)よりも基板の深さ方向(A−A′線と平行な方向)で高くなっていることがわかる。そのため、基板の深さ方向におけるp+ 不純物領域5と高濃度不純物領域3aとの間のpn接合の近傍において、特に高電界領域が形成され、図16に示されるようにインパクトイオン化(Impact Ionization )により多数のキャリア(電子あるいは正孔)が発生する。この傾向はp+ 不純物領域5の濃度を高めることによりさらに顕著なものとなると考えられる。
【0012】
上記のようなインパクトイオン化により、図4において点線で示されるように、ドレイン(高濃度不純物領域3a)接合部においてリーク電流が増加する。そして、インパクトイオン化により発生した電子−正孔対の一部は、ドレイン(高濃度不純物領域3a)接合部での電界により、図14に示されるpath(経路)3に従ってトンネル絶縁層6中に注入される。これが、いわゆるドレインアバランシェホットキャリア注入と呼ばれる現象であり、この現象により、メモリトランジスタ1の特性が劣化することはよく知られている(たとえばE. Takeda et. al. IEE Proc., 130, 144 (1983) 参照)。具体的には、図6に示されるように、書込・消去の繰返し回数(書換回数)の増加に伴い、書込後(電子をフローティングゲート7に注入した後)のメモリトランジスタ1のしきい値電圧Vthが低下する。すなわち、フラッシュメモリの書換耐性が劣化するという問題点があった。その結果、書換回数の増加に伴い書込・消去動作後のメモリトランジスタ1のしきい値電圧Vthの差(ΔVth)が小さくなり、1回当りの書込・消去効率が低下していた。
【0013】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。この発明の目的は、書込効率を低下させることなく書換耐性を向上させることが可能となる不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、主表面を有する第1導電型の半導体基板と、第2導電型の第1と第2の高濃度不純物領域と、フローティングゲートと、コントロールゲートと、第1導電型の不純物領域と、第2導電型の第1の低濃度不純物領域とを備える。第1と第2の高濃度不純物領域は、上記の主表面から半導体基板内に延在し、チャネル形成領域を規定するように間隔をあけて形成される。フローティングゲートは、チャネル形成領域上に第1の絶縁層を介在して形成される。コントロールゲートは、フローティングゲート上に第2の絶縁層を介在して形成される。不純物領域は、第1の高濃度不純物領域を取囲むように主表面から第1の高濃度不純物領域下にまで延在する。第1の低濃度不純物領域は、第1の高濃度不純物領域の下方に第1の高濃度不純物領域および不純物領域と接して形成される。そして、第1の高濃度不純物領域におけるチャネル形成領域側の側端部は、第1の低濃度不純物領域におけるチャネル形成領域側の側端部よりもチャネル形成領域側に張り出す。
【0015】
上記のコントロールゲートとフローティングゲートの側壁を覆うように側壁絶縁層が形成される。また、第2の高濃度不純物領域下方には第2の高濃度不純物領域に接して第2導電型の第2の低濃度不純物領域が形成される。そして、第1と第2の高濃度不純物領域のチャネル形成領域側の側端部はフローティングゲートの端部下に位置し、第1と第2の低濃度不純物領域のチャネル形成領域側の側端部は側壁絶縁層の端部下に位置する。
【0016】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法では、まず、第1導電型の半導体基板の主表面上に、第1の絶縁層,フローティングゲート,第2の絶縁層およびコントロールゲートを順次積層してなる積層構造を形成する。この積層構造をマスクとして用いて第2導電型の不純物を半導体基板内に選択的に注入することにより、主表面から半導体基板内に延在する第2導電型の第1と第2の高濃度不純物領域を積層構造の両側に形成する。また、積層構造をマスクとして用いて第1導電型の不純物を半導体基板内に選択的に注入することにより、第1の高濃度不純物領域を取囲むように主表面から第1の高濃度不純物領域の下にまで延在する第1導電型の不純物領域を形成する。積層構造の側壁を覆うように側壁絶縁層を形成する。積層構造と側壁絶縁層とをマスクとして用いて第2導電型の不純物を半導体基板内に選択的に注入することにより、不純物領域と接するように第1の高濃度不純物領域の下方に第1の高濃度不純物領域と接して第2導電型の第1の低濃度不純物領域を形成する。なお、上記の積層構造をマスクとして用いることには、半導体基板上に積層構造以外にマスク層を形成し、このマスク層とともに積層構造をマスクとして用いる場合も含まれる。また、第1と第2の高濃度不純物領域は、同時に形成されるものであってもよく、別工程で形成されるものであってもよい。さらに、上記の不純物領域は、第1と第2の高濃度不純物領域のいずれか一方の形成の前後のいずれに形成されるものであってもよい。
【0017】
上記の第2の高濃度不純物領域の下方には、第2の高濃度不純物領域に接して第2導電型の第2の低濃度不純物領域が形成され、この第2の低濃度不純物領域は上記の第1の低濃度不純物領域と同時に形成される。
【0018】
上記の第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物は、好ましくは、第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物と異なる種類のものであり、第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物の拡散係数は第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の拡散係数よりも大きいことが好ましい。
【0019】
上記の第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物と上記の第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の種類は同じであってもよい。この場合、第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物の注入エネルギは、第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の注入エネルギよりも大きいことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図12を用いて、この発明の実施の形態について説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のメモリトランジスタ1を示す断面図である。図1に示されるように、p型半導体基板2は主表面2aを有し、この主表面2aから半導体基板2内に延在するようにn型の高濃度不純物領域3a,3bが間隔をあけて形成される。なお、このn型高濃度不純物領域3a,3bは、n型の半導体基板の主表面に形成されたpウェル領域内に形成されるものであってもよい。
【0022】
高濃度不純物領域3aの直下には、この高濃度不純物領域3aよりも低濃度のn型の不純物を含む低濃度不純物領域4aが形成される。この低濃度不純物領域4aと高濃度不純物領域3aとを取囲むようにp+ 不純物領域5が形成される。このp+ 不純物領域5には、1×1017cm-3程度以上の濃度のp型の不純物が含まれることが好ましい。このp+ 不純物領域5の濃度を高めることにより、フローティングゲート7への電子の注入効率、すなわち書込効率を向上させることが可能となる。
【0023】
チャネル形成領域2b上にはトンネル絶縁層6を介在してフローティングゲート7が形成され、このフローティングゲート7上にはONO膜などからなる層間絶縁層8を介在してコントロールゲート9が形成される。コントロールゲート9とフローティングゲート7の側壁を覆うように側壁絶縁層10a,10bがそれぞれ形成される。
【0024】
次に、図2〜図6を用いて、本実施の形態1におけるメモリトランジスタ1の特徴部分について詳しく説明する。
【0025】
図2は、図1に示されるメモリトランジスタ1における高濃度不純物領域3aのチャネル形成領域2b側の側端部とその近傍とを拡大した断面図である。図2に示されるように、チャネル形成領域2b側に位置する高濃度不純物領域3aの側端部は、チャネル形成領域2b側に位置する低濃度不純物領域4aの側端部よりもチャネル形成領域2b側に張り出している。そのため、チャネル方向(B1−B1′線と平行な方向)においては高濃度不純物領域3aとp+ 不純物領域5とが直接接することとなり、フローティングゲート7の直下に高電界領域を設けることが可能となる。そのため、少なくとも従来例と同程度の書込効率を得ることが可能となる。
【0026】
一方、半導体基板2の深さ方向(A1−A1′線と平行な方向)においては、低濃度不純物領域4aの形成により、図3に示されるように高濃度不純物領域3aの直下におけるp+ 不純物領域5の濃度を従来例よりも低減することが可能となる。それにより、高濃度不純物領域3aとその直下のp+ 不純物領域5aとの間に高電界領域が形成されることを効果的に抑制できる。それにより、高濃度不純物領域3a直下におけるインパクトイオン化による電子−正孔対の発生を効果的に抑制することが可能となる。図4には、ドレイン電圧Vdとチャネル電流Idとの関係が示されているが、この図に示されるように、たとえば実デバイスの動作条件Vd=4.5Vにおいて従来例(n- 注入なし)の場合と比べ〜2桁程度リーク電流を低減できることがわかる。このことより、低濃度不純物領域4aの形成によって上記のインパクトイオン化による電子−正孔対の発生を抑制可能なことが推察される。
【0027】
他方、書込効率については、図5に示されるように、書込効率の低下は認められなかった。なお、図5では、約1500Å程度の厚みの側壁絶縁層10a,10bを形成した後、リンイオンを約60keV,1×1014cm-2程度注入することにより低濃度不純物領域4aを形成した場合のデータが示されている。また、ドレイン電圧Vdは約4.5Vとし、コントロールゲート9の電圧Vgは約8V程度とした。
【0028】
以上のように、この発明に係る低濃度不純物領域4aを形成することにより、書込効率を低下させることなく、高濃度不純物領域3a直下におけるインパクトイオン化による電子−正孔対の発生を効果的に抑制することが可能となる。その結果、図6に示されるように、10000回の書換後においても書込側のメモリトランジスタ1のしきい値電圧Vthの変動を効果的に抑制することが可能となる。すなわち、従来例よりも書換耐性を向上させることが可能となる。
【0029】
次に、図7〜図10を用いて、この発明に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリトランジスタ1の形成方法について説明する。図7〜図9は、メモリトランジスタ1の形成工程における特徴的な第1工程〜第3工程を示す断面図である。図10は、メモリトランジスタ1の形成方法の変形例における特徴的な工程を示す断面図である。
【0030】
まず、図7に示されるように、半導体基板2の主表面2a上に、トンネル絶縁層6,フローティングゲート7,層間絶縁層8,コントロールゲート9を順次積層してなる積層構造を形成する。この積層構造上からソース形成領域上に延在するようにレジスト11aを形成する。このレジスト11aと積層構造とをマスクとして用いて、砒素(As)1×1014〜1×1015cm-2程度を約30〜50keV程度で注入し、ボロン(B)5×1013〜3×1014cm-2程度を約20〜40keV程度で注入する。それにより、高濃度不純物領域3aとp+ 不純物領域5とをそれぞれ形成する。なお、高濃度不純物領域3aとp+ 不純物領域5とは、いずれが先に形成されてもよい。
【0031】
上記のレジスト11aを除去した後、上記の積層構造上から高濃度不純物領域3a上に延在するようにレジスト11bを形成する。このレジスト11bと積層構造とをマスクとして用いて、砒素あるいはリン(P)を所定量注入する。それにより、ソースとなる高濃度不純物領域3bが形成される。
【0032】
上記のレジスト11bを除去した後、たとえば850℃〜900℃程度の温度での熱処理を施すことにより、各拡散種が拡散して所望の接合が形成される。
【0033】
次に、上記の積層構造を覆うように主表面2a上にたとえば約1500Å程度の厚みの絶縁層を形成し、これに異方性エッチング処理を施す。それにより、図9に示されるように、コントロールゲート9とフローティングゲート7の側壁を覆うように側壁絶縁層10a,10bが形成される。その後、上記の積層構造の一部と側壁絶縁層10bと高濃度不純物領域3bとを覆うようにレジスト11cを形成する。このレジスト11cと、上記の積層構造と、側壁絶縁層10aとをマスクとして用いて、リンイオンを高濃度不純物領域3aの直下に注入する。条件は、たとえば、約40〜約70keV,5×1013〜2×1014cm-2程度である。それにより、高濃度不純物領域3a直下に低濃度不純物領域4aが形成される。このとき、低濃度不純物領域4aは側壁絶縁層10aをマスクとして用いて半導体基板2内にリンイオンが注入されることによって形成されるので、低濃度不純物領域4aにおけるチャネル形成領域2b側に位置する側端部は、高濃度不純物領域3aにおけるチャネル形成領域2b側に位置する側端部よりもチャネル形成領域2bから離れて配置される。また、高濃度不純物領域3aの形成に用いた砒素よりも拡散係数の大きいリンを低濃度不純物領域4aの形成のために用いることにより、電界緩和機能は優れたものとなる。
【0034】
以上のようにして低濃度不純物領域4aを形成した後、レジスト11cを除去する。以上の工程を経て図1に示されるメモリトランジスタ1が形成されることとなる。
【0035】
次に、図10を用いて、メモリトランジスタ1の形成方法の変形例について説明する。上記の場合と同様の方法で積層構造を形成し、この積層構造上からソース形成領域上に延在するようにレジスト11dを形成する。そして、このレジスト11dと積層構造とをマスクとして用いて、図10に示されるように、砒素あるいはボロンを所定のエネルギで半導体基板2内に注入する。
【0036】
このとき、低濃度不純物領域4a形成のための砒素の注入エネルギを、高濃度不純物領域3aの形成のための砒素の注入エネルギよりも高くする。それにより、高濃度不純物領域3aのチャネル形成領域26側の側端部近傍に位置するp+ 不純物領域5の濃度を低下させることなく、高濃度不純物領域3aの直下に低濃度不純物領域4aを形成することが可能となる。
【0037】
(実施の形態2)
次に、図11および図12を用いて、この発明の実施の形態2について説明する。図11は、この発明の実施の形態2におけるメモリトランジスタ1を示す断面図である。図12は、図11に示されるメモリトランジスタ1の形成工程における特徴的な工程を示す断面図である。
【0038】
図11に示されるように、本実施の形態2では、ソースとなる高濃度不純物領域3bの直下にも低濃度不純物領域4bが形成されている。それ以外の構造に関しては上述の実施の形態1の場合と同様である。
【0039】
次に、上記の低濃度不純物領域4bの形成方法について説明する。図12に示されるように、上述の実施の形態1の場合と同様の工程を経て側壁絶縁層10a,10bまでを形成する。そして、上記の積層構造と側壁絶縁層10a,10bとをマスクとして用いて、ソース側とドレイン側とに同時にリンイオンを注入する。注入条件に関しては、上記の実施の形態1の場合と同様である。それにより、低濃度不純物領域4a,4bを同時に形成する。
【0040】
上記のようにソース側に低濃度不純物領域4bを形成することにより、図9に示されるレジスト11cの形成工程を省略できる。それにより、製造コストを低減することが可能となる。また、ゲート長の縮小(短チャネル化)に伴い、図9に示されるようなドレイン側のみの開口を形成することが困難となることが考えられる。この場合には、レジスト11cの形成のやり直しなど不必要な工程の増加を招くことが懸念される。しかしながら、本実施の形態2の場合のようにレジスト11cの形成を省略することにより、上記のような懸念は解消される。
【0041】
なお、上記の低濃度不純物領域4bを高濃度不純物領域3bの直下に形成したとしてもメモリトランジスタ1の特性上全く問題はない。
【0042】
以上のようにこの発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る不揮発性半導体記憶装置では、第1の高濃度不純物領域の下方に第1の低濃度不純物領域が形成され、第1の高濃度不純物領域におけるチャネル形成領域側の側端部は第1の低濃度不純物領域におけるチャネル形成領域側の側端部よりもチャネル形成領域側に張り出している。そのため、第1の高濃度不純物領域の側端部のみが第1導電型の不純物領域と直接接することとなり、この第1の高濃度不純物領域の側端部近傍においてのみ高電界領域を形成することが可能となる。それにより、書込効果を高く維持することが可能となる。一方、上述のように第1の高濃度不純物領域の下方に第1の低濃度不純物領域が形成されているので、第1の高濃度不純物領域の下方に高電界領域が形成されるのを効果的に抑制することが可能となる。それにより、この第1の高濃度不純物領域の下方において従来例のようにインパクトイオン化により多数のキャリアが発生することを効果的に抑制することが可能となる。その結果、このキャリアが第1の絶縁層(トンネル絶縁層)に注入されることをも効果的に抑制でき、不揮発性半導体記憶装置の書換耐性を向上させることが可能となる。
【0044】
なお、コントロールゲートとフローティングゲートの側壁を覆うように側壁絶縁層が形成された場合には、この側壁絶縁層によって、第1の低濃度不純物領域のチャネル形成領域側の側端部を第1の高濃度不純物領域のチャネル形成領域側の側端部よりもチャネル形成領域からほぼ確実に遠ざけることが可能となる。それにより、上述の効果がほぼ確実に得られる。
【0045】
この発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、第1の絶縁層,フローティングゲート,第2の絶縁層およびコントロールゲートからなる積層構造の側壁を覆うように側壁絶縁層を形成し、この側壁絶縁層と積層構造とをマスクとして用いて第1の低濃度不純物領域を形成している。それに対し、第1の高濃度不純物領域は上記の積層構造をマスクとして用いて形成され、その際に積層構造の側壁上には側壁絶縁層は形成されない。それにより、第1の高濃度不純物領域のチャネル形成領域側の側端部が第1の低濃度不純物領域のチャネル形成領域側の側端部よりもチャネル形成領域側に張り出すように第1の高濃度不純物領域および第1の低濃度不純物領域をそれぞれ形成することが可能となる。それにより、書込効率を低下させることなく書換耐性を向上させることが可能となる不揮発性半導体記憶装置が得られる。
【0046】
なお、第1と第2の低濃度不純物領域を同時に形成することにより、第1の高濃度不純物領域のみを露出させ第2の高濃度不純物領域を覆うマスク層を形成する必要がなくなる。それにより、プロセスを簡略化することが可能となる。また、メモリトランジスタの微細化によりチャネル長方向におけるコントロールゲートやフローティングゲートの幅が縮小された場合には上記のようなマスク層の形成が困難となることが懸念されるが、マスク層の形成自体を省略できるので、その懸念も解消され得る。
【0047】
また、第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物の拡散係数が第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の拡散係数よりも大きくなるようにそれぞれの不純物を選択した場合には、低濃度不純物領域による電界緩和効果を増大させることが可能となる。それにより、さらに効果的に書換耐性を向上させることが可能となる。
【0048】
また、第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物の注入エネルギを第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の注入エネルギよりも大きくした場合には、第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物が第1の高濃度不純物領域におけるチャネル形成領域側の側端部近傍に注入されることを効果的に抑制することが可能となる。それにより、第1の高濃度不純物領域におけるチャネル形成領域側の側端部近傍にのみ選択的に高電界領域を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における不揮発性半導体記憶装置のメモリトランジスタを示す断面図である。
【図2】 図1におけるドレイン側に位置する高濃度不純物領域とその近傍とを拡大した断面図である。
【図3】 (a)は、図2におけるA1−A1′線に沿う不純物の濃度分布を示す図である。
(b)は、図2におけるB1−B1′線に沿う不純物の濃度分布を示す図である。
【図4】 ドレイン電圧Vdとチャネル電流Idとの関係を示す図である。
【図5】 この発明に係るメモリトランジスタにおける書込時間としきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
【図6】 書換回数としきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
【図7】 図1に示されるメモリトランジスタの形成工程の特徴的な第1工程を示す断面図である。
【図8】 図1に示されるメモリトランジスタの形成工程の特徴的な第2工程を示す断面図である。
【図9】 図1に示されるメモリトランジスタの形成工程の特徴的な第3工程を示す断面図である。
【図10】 この発明に係る不揮発性半導体記憶装置におけるメモリトランジスタの形成方法の変形例における特徴的な工程を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態2における不揮発性半導体記憶装置のメモリトランジスタを示す断面図である。
【図12】 図11に示されるメモリトランジスタの形成工程の特徴的な工程を示す断面図である。
【図13】 従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリトランジスタを示す断面図である。
【図14】 図13に示されるメモリトランジスタのドレイン側の高濃度不純物領域とその近傍とを拡大した断面図である。
【図15】 (a)は、図14におけるA−A′線に沿う不純物の濃度分布を示す図である。
(b)は、図14におけるB−B′線に沿う不純物の濃度分布を示す図である。
【図16】 インパクトイオン化によりキャリアが発生する機構を説明するための図である。
【符号の説明】
1 メモリトランジスタ、2 半導体基板、2a 主表面、2b チャネル形成領域、3a,3b 高濃度不純物領域、4a,4b 低濃度不純物領域、5p+ 不純物領域、6 トンネル絶縁層、7 フローティングゲート、8 層間絶縁層、9 コントロールゲート、10a,10b 側壁絶縁層、11a,11b,11c,11d レジスト。
Claims (4)
- 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、
前記主表面から前記半導体基板内に延在し、チャネル形成領域を規定するように間隔をあけて形成された第2導電型の第1と第2の高濃度不純物領域と、
前記チャネル形成領域上に第1の絶縁層を介在して形成されたフローティングゲートと、
前記フローティングゲート上に第2の絶縁層を介在して形成されたコントロールゲートと、
前記第1の高濃度不純物領域を取囲むように前記主表面から前記第1の高濃度不純物領域下にまで延在する第1導電型の不純物領域と、
前記第1の高濃度不純物領域の下方に前記第1の高濃度不純物領域および前記不純物領域と接して形成された第2導電型の第1の低濃度不純物領域とを備え、
前記第1の高濃度不純物領域における前記チャネル形成領域側の側端部は、前記第1の低濃度不純物領域における前記チャネル形成領域側の側端部よりも前記チャネル形成領域側に張り出し、
前記コントロールゲートと前記フローティングゲートの側壁を覆うように側壁絶縁層が形成され、
前記第2の高濃度不純物領域の下方に、前記第2の高濃度不純物領域に接して第2導電型の第2の低濃度不純物領域が形成され、
前記第1と第2の高濃度不純物領域の前記チャネル形成領域側の側端部は前記フローティングゲート端部下に位置し、
前記第1と第2の低濃度不純物領域の前記チャネル形成領域側の側端部は前記側壁絶縁層端部下に位置する、不揮発性半導体記憶装置。 - 第1導電型の半導体基板の主表面上に、第1の絶縁層,フローティングゲート,第2の絶縁層およびコントロールゲートを順次積層してなる積層構造を形成する工程と、
前記積層構造をマスクとして用いて第2導電型の不純物を前記半導体基板内に選択的に注入することにより、前記主表面から前記半導体基板内に延在する第2導電型の第1と第2の高濃度不純物領域を前記積層構造の両側に形成する工程と、
前記積層構造をマスクとして用いて第1導電型の不純物を前記半導体基板内に選択的に注入することにより、前記第1の高濃度不純物領域を取囲むように前記主表面から前記第1の高濃度不純物領域の下にまで延在する第1導電型の不純物領域を形成する工程と、
前記積層構造の側壁を覆うように側壁絶縁層を形成する工程と、
前記積層構造と前記側壁絶縁層とをマスクとして用いて第2導電型の不純物を前記半導体基板内に選択的に注入することにより、前記不純物領域と接するように前記第1の高濃度不純物領域の下方に前記第1の高濃度不純物領域に接して第2導電型の第1の低濃度不純物領域を形成するとともに、前記第2の高濃度不純物領域の下方に前記第2の高濃度不純物領域に接して第2の低濃度不純物領域を形成する工程と、
を備えた、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 前記第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物は、前記第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物と異なる種類のものであり、
前記第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物の拡散係数は、前記第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の拡散係数よりも大きい、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 前記第1の低濃度不純物領域の形成のための不純物と前記第1の高濃度不純物領域の形成のための不純物の種類は同じであり、
前記第1の低濃度不純物領域の形成のための前記不純物の注入エネルギは、前記第1の高濃度不純物領域の形成のための前記不純物の注入エネルギよりも大きい、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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