JP3947919B2 - 情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、情報の送受信を、ユーザに、直感的に把握させることができるようにした情報処理システム、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどのネットワークに接続した機器から、ネットワーク上の他の機器に、ユーザの個人情報を送信する機会は、非常に多い。
【0003】
例えば、汎用のパーソナルコンピュータから通信販売のWebサイトにアクセスして、ユーザが商品を購入する場合(所謂、オンラインショッピング)、ユーザは、クレジットカード番号、ユーザ名、電話番号などの個人情報を、パーソナルコンピュータから所定のコンピュータに送信する必要がある。また、例えば、所定のWebサイトで実施されるアンケートに回答する場合、ユーザは、アンケートの回答を、例えばパーソナルコンピュータから、所定のコンピュータに送信する必要がある。また、購入した電化製品のユーザ登録を、ネットワークを介して行う場合、ユーザは、登録情報を、パーソナルコンピュータから所定のコンピュータに送信する必要がある。
【0004】
その他、ネットワークを介した各種チケットの予約や株式の売買などの電子商取引においても、ユーザは、取引に必要な情報を、インターネットなどのネットワークを介して、送信先として指定された所定のコンピュータに送信する必要がある。
【0005】
以上に挙げた例の他にも、ネットワークに接続された機器から、ネットワーク上の他の機器に個人情報を送信する機会は非常に多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、ネットワークに接続された機器から、ネットワーク上の他の機器に対して、ユーザの個人情報を送信する場合、情報が送信されたか否か、および情報はどこに送信されたのかを、ユーザに、容易に把握させることができないという課題があった。その結果、ユーザに不安感を感じさせるという課題があった。
【0007】
特に、パーソナルコンピュータなどの機器から、ネットワーク上の他の機器に送信される情報の中に、先に挙げたクレジットカード番号のような、機密性の高い情報が含まれている場合、その情報が、送信先として正しい送信相手に送信されているのか否かを知ることは、ユーザにとって重要なことである。従って、その情報が、送信先として正しい送信相手に送信されているのか否かが分からないと、ユーザに不安を抱かせるという問題があった。
【0008】
また、パーソナルコンピュータなどの機器から、ネットワーク上の他の機器に送信される情報が、どの位、重要な(機密性の高い)情報であるのかを、ユーザが知ることなく、勝手に情報が送信されてしまうことがあるという問題があった。
【0009】
ところで、例えば汎用のパーソナルコンピュータのディスプレイに、3次元仮想空間を表示させ、その空間内に、ユーザの意志で、自由に移動させることが可能なキャラクタを表示させるシステムが実現されている。このような仮想空間において、オンラインショップを行ったり、各種のアンケートを行うことがある。
【0010】
従来、上述のような3次元仮想空間において、オンラインショップやアンケートを行う場合、パーソナルコンピュータは、課金用のWebページや、アンケート用のWebページを表示するためのウィンドウを、3次元仮想空間の表示とは別に、ディスプレイに表示し、表示されたウィンドウを介して、送受信される情報の入力などを受け付けることが多かった。しかしながら、このように、課金用のWebページや、アンケート用のWebページを表示するためのウィンドウを、3次元仮想空間の表示とは別に表示する場合、3次元仮想空間の中における一貫したサービスの提供ができないという問題がある。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、情報の送受信を、ユーザに、直感的に把握させると共に、送信される情報の重要度を、ユーザに、直感的に把握させることができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理システムは、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置より、情報を受信する受信手段を備え、第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定手段と、情報ごとに、情報の重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれを記憶する記憶手段と、第1の情報処理装置に複数の情報を送信する場合、記憶手段より、送信する複数の情報のそれぞれに対して設定された重要度のそれぞれのうち、最も高い重要度に対応した画像を読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された画像の表示を制御する表示制御手段と、複数の情報を第1の情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理装置は、他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定手段と、情報ごとに、情報の重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれを記憶する記憶手段と、他の情報処理装置に複数の情報を送信する場合、記憶手段より、送信する複数の情報のそれぞれに対して設定された重要度のそれぞれのうち、最も高い重要度に対応した画像を読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された画像の表示を制御する表示制御手段と、複数の情報を他の情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
前記他の情報処理装置より、前記情報の要求を受信する受信手段をさらに設けるようにし、前記読み出し手段には、受信手段により前記情報の要求が受信された場合、要求された前記情報の重要度に対応した前記画像を読み出すようにさせることができる。
【0015】
前記情報は、ユーザの氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号、およびメールアドレスのうち、少なくとも1つ以上の情報を含むようにすることができる。
【0016】
ユーザからの前記情報の入力を受け付ける受付手段をさらに設けるようにし、前記記憶手段には、前記受付手段により前記入力が受け付けられた前記情報を記憶するようにさせることができる。
【0018】
前記表示制御手段には、前記情報の送信を案内する動画像の表示をさらに制御させ、前記送信手段には、前記動画像の表示が終了してから、前記情報を前記他の情報処理装置に送信させるようにすることができる。
前記表示制御手段には、前記画像の表示を制御させるとともに、前記情報を送信するか否かの選択を促すメッセージの表示をさらに制御させるようにすることができる。
【0019】
本発明の情報処理方法は、他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定ステップと、他の情報処理装置に複数の情報を送信する場合に、情報ごとに、情報の重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれが記憶された記憶装置から、送信する複数の情報のそれぞれに対して設定された重要度のそれぞれのうち、最も高い重要度に対応した画像を読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理により読み出された画像の表示を制御する表示制御ステップと、複数の情報を他の情報処理装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明のプログラムは、他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定ステップと、他の情報処理装置に複数の情報を送信する場合に、情報ごとに、情報の重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれが記憶された記憶装置から、送信する複数の情報のそれぞれに対して設定された重要度のそれぞれのうち、最も高い重要度に対応した画像の読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出された画像の表示を制御する表示制御ステップと、複数の情報の他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステップとを情報処理装置を制御するコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0021】
本発明の情報処理システムにおいては、第1の情報処理装置では、第2の情報処理装置より、情報が受信される。また、第2の情報処理装置では、第1の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかがユーザの指示に応じて設定され、情報ごとに、情報の重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれが記憶され、第1の情報処理装置に複数の情報を送信する場合、送信する複数の情報のそれぞれに対して設定された重要度のそれぞれのうち、最も高い重要度に対応した画像が読み出され、読み出された画像の表示が制御される。そして、複数の情報が第1の情報処理装置に送信される。
【0022】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかがユーザの指示に応じて設定され、情報ごとに、情報の重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれが、予め記憶されている。そして、他の情報処理装置に複数の情報を送信する場合、送信する複数の情報のそれぞれに対して設定された重要度のそれぞれのうち、最も高い重要度に対応した画像が読み出され、読み出された画像の表示が制御され、複数の情報が他の情報処理装置に送信される。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図である。図1において、インターネットなどにより構成されるネットワーク1には、通信販売事業者2の通販サーバ11、コンテンツ配信事業者3のコンテンツ配信サーバ21、その他のWebサーバ4、金融サーバ5、並びにクライアントコンピュータ6−1乃至6−n(以下の説明において、クライアントコンピュータ6−1乃至6−nを個々に区別する必要がない場合、まとめてクライアントコンピュータ6と称する)が接続されている。
【0024】
通信販売事業者2は、オンラインショップにより商品を販売する事業を行っている。通信販売事業者2に設置されている通販サーバ11は、通信販売事業者2により管理され、ネットワーク1を介して、クライアントコンピュータ6に対して、商品の紹介、および販売を行うとともに、クライアントコンピュータ6からの商品の注文を受け付ける。
【0025】
コンテンツ配信事業者3は、ネットワーク1を介して、クライアントコンピュータ6に、音楽、映像、またはソフトウェアなどのコンテンツを有料、または無料で配信する事業を行っている。コンテンツ配信サーバ21は、ネットワーク1を介して、クライアントコンピュータ6に対して、コンテンツの紹介、および販売を行うとともに、クライアントコンピュータ6からのコンテンツの注文に応じて、対応するコンテンツを配信する。
【0026】
Webサーバ4は、例えば、ネットワーク1を介して、Webページを公開している。またWebサーバ4は、クライアントコンピュータ6から、例えば、アンケート結果、ユーザの個人情報などを含む所定の情報を取得する。
【0027】
金融サーバ5は、銀行、またはクレジットカード会社などの金融機関により管理されているサーバであり、ネットワーク1を介した他のサーバからの要求に従って、代金の所定の口座への支払処理(所定の口座からの引き落とし処理)を実行する。
【0028】
クライアントコンピュータ6は、そのユーザにより管理、操作されており、例えば、通販サーバ11より、販売されている商品に関する情報(商品の値段、機能、外観の画像など)を受信し、ディスプレイ208(図6)に表示する。また、クライアントコンピュータ6は、ディスプレイ208に表示された商品の中から、ユーザにより購入が指示された商品を、通販サーバ11に注文する。その際、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208には、クライアントコンピュータ6から通販サーバ11に送信される情報の重要度に応じた、異なる画像が表示される。この表示処理の詳細な説明は後述する。
【0029】
また、クライアントコンピュータ6は、例えば、コンテンツ配信サーバ21より、配信されているコンテンツに関する情報(コンテンツのアイコン、値段、タイトルなど)を受信し、ディスプレイ208(図6)に表示する。また、クライアントコンピュータ6は、ディスプレイ208に表示されたコンテンツの中から、ユーザによりダウンロードが指示されたコンテンツを、コンテンツ配信サーバ21に注文する。その際、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208には、クライアントコンピュータ6からコンテンツ配信サーバ21に送信される情報の重要度に応じた、異なる画像が表示される。この表示処理の詳細な説明は後述する。
【0030】
また、クライアントコンピュータ6は、例えば、Webサーバ4により公開されているWebページなどを、ディスプレイ208に表示させる。また、クライアントコンピュータ6は、Webサーバ4に、ユーザの個人情報などを送信する際、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に、送信される情報の重要度に応じた、異なる画像を表示させる。
【0031】
次に、図2は、通販サーバ11の構成例を表している。図2において、CPU51は、ROM52に記憶されているプログラム、または記憶部59からRAM53にロードされたプログラムに従って、後述する図10、図15、および図29のフローチャートに示されている処理を含む、各種の処理を実行する。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0032】
CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インターフェース55も接続されている。
【0033】
入出力インターフェース55には、キーボード、マウスなどよりなる操作部56、スピーカなどよりなる音声出力部57、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ58、ハードディスクなどより構成される記憶部59、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部60が接続されている。通信部60は、インターネットを含むネットワーク1を介しての通信処理を行う。
【0034】
入出力インターフェース55にはまた、必要に応じてドライブ61が接続され、磁気ディスク71、光ディスク72、光磁気ディスク73、或いは半導体メモリ74などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部59にインストールされる。
【0035】
図3は、通販サーバ11の記憶部59に記憶されているデータベースの例を示している。商品データベース91は、通信販売事業者2が、ネットワーク1を介した通信販売により販売している商品の値段、機能、外観の画像、在庫の有無、その他、商品に関する情報を、商品毎に管理したデータベースである。
【0036】
ユーザ情報データベース92は、商品の注文を受け付ける際にクライアントコンピュータ6から受信した、商品を注文したユーザの個人情報を、注文された商品毎に管理したデータベースである。購入履歴データベース93は、過去に通販サーバ11が、ネットワーク1を介して、複数のクライアントコンピュータ6より収集した、商品の購入履歴に関する情報を管理したデータベースである。注文ユーザ登録データベース94は、通信販売の注文を受け付けたユーザを登録するデータベースである。なお、記憶部59には、図3に示されているデータベース以外の情報(プログラムを含む)も記憶される。
【0037】
次に、図4は、コンテンツ配信サーバ21の構成例を表している。図4において、CPU121は、ROM122に記憶されているプログラム、または記憶部129からRAM123にロードされたプログラムに従って、後述する図40のフローチャートに示されている処理を含む、各種の処理を実行する。RAM123にはまた、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0038】
CPU121、ROM122、およびRAM123は、バス124を介して相互に接続されている。このバス124にはまた、入出力インターフェース125も接続されている。
【0039】
入出力インターフェース125には、キーボード、マウスなどよりなる操作部126、スピーカなどよりなる音声出力部127、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ128、ハードディスクなどより構成される記憶部129、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部130が接続されている。通信部130は、インターネットを含むネットワーク1を介しての通信処理を行う。
【0040】
入出力インターフェース125にはまた、必要に応じてドライブ131が接続され、磁気ディスク141、光ディスク142、光磁気ディスク143、或いは半導体メモリ144などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部129にインストールされる。
【0041】
コンテンツ配信サーバ21においては、記憶部129には、図5に示されるようなデータベースが記憶されている。図5において、コンテンツデータベース161は、コンテンツ配信サーバ21が、ネットワーク1を介して配信しているコンテンツの値段、機能、その他、コンテンツに関する情報を、コンテンツ毎に管理したデータベースである。
【0042】
ユーザ情報データベース162は、コンテンツの配信要求を受け付ける際にクライアントコンピュータ6から受信した、コンテンツを要求したユーザの個人情報を、コンテンツ毎に管理したデータベースである。購入履歴データベース163は、過去にコンテンツ配信サーバ21が、ネットワーク1を介して、複数のクライアントコンピュータ6より収集した、商品の購入履歴に関する情報を管理したデータベースである。なお、記憶部129には、図5に示されているデータベース以外の情報(プログラムを含む)も記憶される。
【0043】
次に、図6は、クライアントコンピュータ6の構成例を表している。図6において、CPU201は、ROM202に記憶されているプログラム、または記憶部209からRAM203にロードされたプログラムに従って、後述する図9、図13、図14、図30、図31、図33、図36、図38、および図39のフローチャートに示されている処理を含む、各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0044】
CPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204にはまた、入出力インターフェース205も接続されている。
【0045】
入出力インターフェース205には、キーボード、マウスなどよりなる操作部206、スピーカなどよりなる音声出力部207、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ208、ハードディスクなどより構成される記憶部209、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部210が接続されている。通信部210は、インターネットを含むネットワーク1を介しての通信処理を行う。
【0046】
入出力インターフェース205にはまた、必要に応じてドライブ211が接続され、磁気ディスク221、光ディスク222、光磁気ディスク223、或いは半導体メモリ224などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部209にインストールされる。
【0047】
次に、図7は、クライアントコンピュータ6のCPU201により実行されるプログラムの例を示すブロック図である。図7において、入力監視プログラム241は、操作部206に入力される操作を監視し続け、ユーザにより操作部206が操作されると、対応する操作情報を、ワールド管理プログラム242に伝える。ワールド管理プログラム242は、通信販売、およびコンテンツ配信において、入力監視プログラム241、表示プログラム243、データ管理プログラム244、および通信プログラム245に、各種の処理を実行させる。例えば、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241からの操作情報、通信プログラム245から供給された通信情報、またはデータ管理プログラム244から供給された情報に従って、ディスプレイ208に表示させる画像を演算し、その結果決定された画像を表示プログラム243に供給する。
【0048】
表示プログラム243は、ワールド管理プログラム242から供給された画像を、ディスプレイ208に表示させる。データ管理プログラム244は、ユーザの個人情報(氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス、およびクレジットカード番号など)の記録、および更新の処理を管理する。また、データ管理プログラム244は、オブジェクト(クライアントコンピュータ6が、通販サーバ11、コンテンツ配信サーバ21、またはWebサーバ4に情報を送信する際に、送信する情報の重要度と対応して、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に表示させる画像のこと。例えば、図20のオブジェクト472)の記録、および更新を管理する。また、データ管理プログラム244は、ユーザが過去に購入した商品、およびコンテンツの購入履歴の記録、および更新を管理する。通信プログラム245は、通信部210を介した通信処理を実行し、情報の送受信を行う。
【0049】
次に、図8は、クライアントコンピュータ6の記憶部209に記憶されているデータベースの例を示している。ユーザ情報データベース261は、通販サーバ11、コンテンツ配信サーバ21、またはWebサーバ4に送信する、ユーザの個人情報を管理したデータベースである。ユーザ情報データベース261には、ユーザの個人情報が、個人情報毎に重要度と対応付けられて記憶されている(詳細は、図16を参照して後述する)。
【0050】
オブジェクトデータベース262は、クライアントコンピュータ6が、通販サーバ11、コンテンツ配信サーバ21、またはWebサーバ4に情報を送信する際に、送信する情報の重要度と対応して、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に表示させる画像のデータを管理しているデータベースである。本実施の形態においては、情報が送信される際に、情報が送信されることを示す画像を、ディスプレイ208に表示するようになっている。また、その際、送信される情報の重要度に応じて、異なる画像がディスプレイ208に表示される。オブジェクトデータベース262には、この画像が記憶されている。
【0051】
購入履歴データベース263は、過去にクライアントコンピュータ6が、ネットワーク1を介して、通販サーバ11、またはコンテンツ配信サーバ21から購入した商品(コンテンツ)の購入履歴に関する情報を管理したデータベースである。なお、記憶部59には、図8に示されているデータベース以外の情報(プログラムを含む)も記憶される。
【0052】
本実施の形態においては、ユーザが通信販売事業者2に商品を注文する場合、クライアントコンピュータ6は、まず、通販サーバ11より、通信販売事業者2が販売している1品以上の商品のデータを取得し、ディスプレイ208に表示させる。そして、クライアントコンピュータ6は、ディスプレイ208に表示された商品の中から、ユーザにより選択された商品を、通販サーバ11に注文する。
【0053】
クライアントコンピュータ6は、通販サーバ11より取得した商品のデータをディスプレイ208に表示させるとき、3次元仮想空間としての店舗(以下、仮想店舗と称する)を表示させ、その仮想店舗内に、商品を陳列して表示させる。
【0054】
次に、図9および図10のフローチャートを参照して、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に仮想店舗を表示し、仮想店舗に商品を表示するまでの処理、すなわち店舗表示処理について説明する。図9のフローチャートは、クライアントコンピュータ6の処理を、図10のフローチャートは、通販サーバ11の処理を、それぞれ表している。
【0055】
なお、以下の説明において、クライアントコンピュータ6の処理は、CPU201が各種のプログラムを実行することにより行われる。また、通販サーバ11の処理は、CPU51が各種のプログラムを実行することにより行われる。また、クライアントコンピュータ6、および通販サーバ11間の通信は、ネットワーク1を介して行われる。
【0056】
クライアントコンピュータ6の入力監視プログラム241は、操作部206に入力される操作を監視し続け、操作部206が操作されると、どのような操作がされたかという操作情報を、ワールド管理プログラム242に通知する。図9のステップS1において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241から通知される操作情報に基づいて、操作部206より仮想店舗の表示の指示が入力されたか否かを判定し、操作部206より仮想店舗の表示の指示が入力されない場合、ステップS1の処理を繰り返す。
【0057】
ワールド管理プログラム242は、操作部206より仮想店舗の表示の指示が入力されるまでステップS1の処理を繰り返す。そして、ワールド管理プログラム242が、操作部206より仮想店舗の表示の指示が入力されたと判定したとき、処理はステップS2に進む。
【0058】
ステップS2において、ワールド管理プログラム242は、仮想店舗に陳列表示させる商品のデータを通販サーバ11に要求するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、通販サーバ11に、仮想店舗に陳列表示させる商品のデータを要求する。この要求は、クライアントコンピュータ6の通信部210からネットワーク1を介して、通販サーバ11に送信される。
【0059】
通販サーバ11のCPU51は、図10のステップS11において、クライアントコンピュータ6より、仮想店舗に陳列表示させる商品のデータの要求を受信するまで待機し、通信部60を介して、クライアントコンピュータ6より、要求を受信したとき、処理はステップS12に進む。
【0060】
ステップS12において、通販サーバ11のCPU51は、商品データベース91より、仮想店舗に表示させる商品のデータを読み出し、これを、通信部60からネットワーク1を介して、クライアントコンピュータ6に送信する。図11は、商品データベース91の例を示す図である。図11において、1番上の行には、左側から順番に、「商品区分」、「商品コード」、「商品名」、「価格」、「ユーザに要求する情報項目」、および「アイコン」が示されている。
【0061】
「商品区分」は、販売している商品の種類(例えば、栄養補助剤、CD、靴、および本)による分類を示している。「商品コード」は、商品を特定するために、商品毎に予め割り振られたコードである。「商品名」は商品の名称である。「ユーザに要求する情報項目」は、ユーザに商品を販売する際に、ユーザに要求する情報の項目を示している。「アイコン」は、仮想店舗に陳列表示させる商品のアイコンである。このアイコンは、例えば、商品の外観を模した3次元画像とすることができる。
【0062】
本実施の形態においては、販売する商品の種類に従って、異なる仮想店舗を表示することができ(例えば、本屋、靴屋、帽子屋、栄養補助販売店、またはCD販売店など)、図11に示されるように、仮想店舗毎に、表示させる商品のデータが管理されている。すなわち、図11の1番左側の列「商品区分」には、上から順番に「栄養補助剤」および「CD」のように、商品の種類毎に整理されている。
【0063】
例えば、図9のステップS1で、栄養補助剤を扱っている仮想店舗を表示するように指示された場合、クライアントコンピュータ6は、ステップS2において、栄養補助剤の商品のデータを、通販サーバ11に要求する。そこで、クライアントコンピュータ6から要求を受信した通販サーバ11は、ステップS12において、図11の栄養補助剤に区分されている商品の商品コード、商品名、価格、およびアイコンを、クライアントコンピュータ6に送信する。
【0064】
ステップS12の処理の後、処理はステップS11に戻り、上記したステップS11以降の処理を繰り返す。
【0065】
図9のステップS3において、クライアントコンピュータ6は、通販サーバ11がステップS12で送信した商品のデータを、通信部210を介して受信する。通信プログラム245は、この通信情報をワールド管理プログラム242に通知する。ステップS4において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に、仮想店舗の表示を指示すると共に、ステップS3で受信された商品のデータに基づいて、仮想店舗の所定の位置に、商品の画像(アイコン)を表示するように、表示プログラム243に要求する。表示プログラム243は、ワールド管理プログラムからの要求に従って、ディスプレイ208に、仮想店舗を表示させ、仮想店舗内の所定の位置に商品の画像(アイコン)を表示させる。
【0066】
図12は、ステップS4においてクライアントコンピュータ6のディスプレイ208に表示される画像の例を示している。図12においては、ブラウザ401内の仮想空間表示領域402には、3次元仮想空間が表示される。仮想空間表示領域402内には、仮想店舗405が表示されている。操作ボタン403が、例えばマウス(操作部206)によりクリックされると、予め設定された所定の処理が実行される。移動操作ボタン404が、例えばマウス(操作部206)によりクリックされると、クリックされた位置に表示されている矢印の向きに応じて、仮想空間表示領域402のアングルが移動される。
【0067】
仮想店舗405には、2個の商品アイコン407−1およびアイコン407−2(以下、商品アイコン407−1およびアイコン407−2を、個々に区別する必要がない場合、まとめて商品アイコン407と称する)が表示されている。商品アイコン407は、3次元画像として表示させることができる。また、商品アイコン407は、ステップS3で受信された商品のデータに含まれている。また、仮想空間表示領域402には、商品の仮想店舗405の店主にあたる店エージェント406が表示されている。この店エージェント406も、3次元画像として表示させることができる。
【0068】
以上のようにして、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に、仮想店舗405が表示され、仮想店舗405内の所定の位置に、商品に対応する商品アイコン407が表示される。ユーザは、例えば、マウス(操作部206)で、商品アイコンをダブルクリックすることにより、購入する商品を選択することができる。
【0069】
次に、図13乃至図15のフローチャートを参照して、仮想店舗405に表示された商品アイコン407を選択して、ユーザが商品を購入するまでの処理、すなわち商品の売買処理について説明する。なお、図13および図14のフローチャートは、クライアントコンピュータ6の処理を表し、図15のフローチャートは、通販サーバ11の処理を表している。また、以下の説明において、クライアントコンピュータ6の処理は、CPU201が各種のプログラムを実行することにより行われる。また、通販サーバ11の処理は、CPU51が各種のプログラムを実行することにより行われる。
【0070】
クライアントコンピュータ6の入力監視プログラム241は、操作部206に入力される操作を監視し続け、操作部206が操作されると、どのような操作がされたかという操作情報を、ワールド管理プログラム242に通知する。図13のステップS51において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241から通知される操作情報に基づいて、操作部206より商品アイコン407を選択する操作が入力されたか否かを判定し、操作部206より商品アイコン407を選択する操作が入力されない場合、ステップS51の処理を繰り返す。
【0071】
そうして、操作部206より商品アイコン407を選択する操作が入力されるまでステップS51の処理を繰り返す。そして、ワールド管理プログラム242が、操作部206より商品アイコン407を選択する操作が入力されたと判定したとき、処理はステップS52に進む。
【0072】
ステップS52において、ワールド管理プログラム242は、選択された商品アイコン407に対応する商品の販売を通販サーバ11に要求するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、通販サーバ11に、選択された商品アイコン407に対応する商品の販売を要求する。この要求は、クライアントコンピュータ6の通信部210からネットワーク1を介して、通販サーバ11に送信される。なお、この要求には、選択された商品アイコン407に対応する商品の商品コードが含まれている。後にこの要求を受信した通販サーバ11は、この商品コードにより、販売を要求された商品を特定することができる。
【0073】
通販サーバ11のCPU51は、図15のステップS81において、クライアントコンピュータ6より、商品の販売要求を受信するまで待機し、通信部60を介して、クライアントコンピュータ6より、商品の販売要求を受信したとき、処理はステップS82に進む。
【0074】
ステップS82において、通販サーバ11のCPU51は、受信した商品の販売要求に含まれている商品コードを読み出す。次に、CPU51は、図11の商品データベース91を検索し、受信した販売要求に含まれている商品コードと同一の商品コードを特定する。次に、CPU51は、特定された商品コードに対応する商品を販売する際に、ユーザに要求する情報項目(例えば、氏名、住所、およびクレジットカード番号)を、図11の商品データベース91より読み出す。その後、処理はステップS83に進む。
【0075】
ステップS83において、CPU51は、ステップS82で読み出された、ユーザに要求する情報項目に対応する情報(例えば、氏名、住所、およびクレジットカード番号)を、通信部60を介して、クライアントコンピュータ6に要求する。
【0076】
図13のステップS53において、クライアントコンピュータ6の通信プログラム245は、ステップS83で通販サーバ11が送信した、情報の要求(例えば、氏名、住所、およびクレジットカード番号)を受信する。ステップS54において、ワールド管理プログラム242は、ユーザ情報データベース261を検索し、要求されている情報を検索し、要求されている情報に対応する重要度を特定する。図16は、ユーザ情報データベース261の例を表している。図16のユーザ情報データベース261において、左側の列「ユーザ情報」には、ユーザの個人情報が記録されている。
【0077】
すなわち、図16の上から順番に、ユーザの氏名「鈴木大介」、メールアドレス「suzuki@xxx.co.jp」、住所「東京都新宿区xxx町1−2−3」、電話番号「03−xxxx−xxxx」、クレジットカード番号「0123456789」、および金銭「\123456」が記録されている。また、その下には「購入履歴」が示されている。この「購入履歴」は、ユーザが過去に購入した商品の商品名、購入日時、および値段などの情報が記録されている。さらにその下に、「その他の情報」が記録されている。
【0078】
また右側の列「重要度」には、個人情報毎の重要度が1乃至5の5段階評価で記録されている。すなわち、氏名の重要度は「1」、メールアドレスの重要度は「1」、住所の重要度は「2」、電話番号の重要度は「4」、クレジットカード番号の重要度は「5」、金銭の重要度は「5」、購入履歴の重要度は「1」、その他の情報の重要度は「1」として設定、記録されている。なお、情報毎の重要度は、デフォルトで設定しておくようにすることもできるし、ユーザが、任意で設定することも可能である。
【0079】
そこで、ステップS54において、ワールド管理プログラム242は、ユーザ情報データベース261を検索し、要求されている情報、および要求されている情報に対応する重要度を特定する。例えば、要求されている情報が、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号である場合、ワールド管理プログラム242は、図16のユーザ情報データベース261を検索し、氏名に対応する重要度「1」、住所に対応する重要度「2」、およびクレジットカード番号に対応する重要度「5」を特定する。
【0080】
ステップS55において、ワールド管理プログラム242は、ステップS54で特定した情報に対応する重要度の中から、最も高い重要度を特定する。例えば、要求されている情報が、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号である場合、ワールド管理プログラム242は、氏名に対応する重要度「1」、住所に対応する重要度「2」、およびクレジットカード番号に対応する重要度「5」を比較し、クレジットカード番号に対応する重要度「5」を、最も高い重要度として特定する。次に、ワールド管理プログラム242は、オブジェクトデータベース262を参照して、最も高い重要度に対応するオブジェクトを特定する。
【0081】
図17は、オブジェクトデータベース262の例を表している。図17において、左側の列には重要度が示され、右側の列には重要度に対応するオブジェクトが示されている。ワールド管理プログラム242は、このオブジェクトデータベース262の中から、最も高い重要度に対応するオブジェクトを特定する。例えば、重要度「5」が、最も高い重要度である場合、ワールド管理プログラム242は、重要度「5」に対応するオブジェクト、すなわち図17の重要度5に対応する、「秘密」と記されたかばんのオブジェクトを特定する。
【0082】
なお、図17の重要度「1」に対応するオブジェクトの欄にはオブジェクトが記録されていない。もし、最も高い重要度が「1」であった場合、以下のようにオブジェクトが特定される。すなわち、ユーザの個人情報の各項目には、それぞれ対応するオブジェクトが、図18に示されるように記録されている。
【0083】
図18において、左側の列には「情報項目」が示され、右側の列には、情報項目に対応するオブジェクトが示されている。すなわち、図18の左側の列には、上から順番に、「名前」、「メールアドレス」、「住所」、「電話番号」、「クレジットカード番号」、「お金」、「購入履歴」、および「その他の情報」の情報項目が示され、右側の列には、各情報項目に対応するオブジェクトが示されている。
【0084】
もし、最も高い重要度が「1」であった場合、クライアントコンピュータ6から通販サーバ11に送信される情報の項目、全てに対応するオブジェクトが特定される。
【0085】
最も重要度の高い情報に対応するオブジェクトが特定された後、処理はステップS56に進む。
【0086】
ステップS56において、ワールド管理プログラム242は、情報の送信を許可するか否かの選択を促す画面を表示するように、表示プログラム243に指示する。表示プログラム243は、情報の送信を許可するか否かの選択を促す画面を、図19および図20に示されるように表示する。
【0087】
例えば、図12において、商品アイコン407−2が、ユーザにより選択された場合、図19に示されるように、店エージェント406の台詞として案内表示451「帽子ですね。お名前と住所とカード番号が必要です。」が表示される。ユーザは、この表示により、この商品(帽子)を購入するためには、ユーザの氏名、住所、およびカード番号を通販サーバ11に送信しなくてはならないことを知ることができる。
【0088】
図19に示される画面が数秒間表示された後、表示プログラム243は、ディスプレイ208に、図20に示される画面を表示させる。図20においては、店エージェント406の右側に情報提供エージェント471、およびオブジェクト472、が表示されている。オブジェクト472は、ステップS55で特定されたオブジェクトである。このように、情報の重要度に対応するオブジェクトを表示するようにすることにより、ユーザに、送信される情報の重要度を、直感的に把握させることが可能となる。なお、オブジェクト472は、3次元画像とすることができる。オブジェクト472は、情報提供エージェント471の直近に表示される。
【0089】
また、情報提供エージェント471の台詞として案内表示473「お名前と住所とカード番号を渡しますか。 YES NO」が表示されている。ユーザは、この案内表示473により、個人情報を送信するか否かの選択を促されていることを知ることができる。また、ユーザは、マウス(操作部206)で、案内表示473中の「YES」の表示をクリックすることにより、個人情報の送信を選択することができる。反対に、ユーザは、マウス(操作部206)で、案内表示473中の「NO」の表示をクリックすることにより、個人情報を送信しないことを選択することができる。
【0090】
表示プログラム243が、図20に示される画面をディスプレイ208に表示した後、処理はステップS57に進む。ステップS57において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241からの操作情報に基づいて、案内表示473中の「YES」がクリックされたか否かを判定し、「YES」がクリックされなかった、すなわち、「NO」がクリックされたと判定した場合、処理はステップS58に進む。
【0091】
ステップS58において、ワールド管理プログラム242は、ディスプレイ208より、図20の情報提供エージェント471、オブジェクト472、および案内表示473の表示を消去し、図12の画面を表示するように、表示プログラム243に指示する。表示プログラム243は、ディスプレイ208より、情報提供エージェント471、オブジェクト472、および案内表示473の表示を消去し、図12の画面を表示させる。その後、ステップS59に進む。
【0092】
ステップS59において、ワールド管理プログラム242は、個人情報を送信しない旨の通知を通販サーバ11に送信するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、通販サーバ11に、個人情報を送信しない旨を通知する。その後、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理を繰り返す。
【0093】
通販サーバ11のCPU51は、クライアントコンピュータ6がステップS59で送信した個人情報を送信しない旨の通知を、通信部60を介して受信すると、図15のステップS84において、クライアントコンピュータ6より個人情報を受信しなかったと判定し、一連の売買処理を終了する。
【0094】
図13のステップS57において、ワールド管理プログラム242が、案内表示473中の「YES」がクリックされたと判定した場合、処理は図14のステップS60に進む。
【0095】
ステップS60において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、情報提供エージェント471の直近に表示されているオブジェクト472の、店エージェント406側への移動を開始する。
【0096】
図21は、ディスプレイ208に表示されているオブジェクト472の表示位置が移動する際の、表示位置の軌道の例を示す図である。図21において、オブジェクト472は、情報提供エージェント471から店エージェント406に向かう山形の矢印を軌道として、情報提供エージェント471から店エージェント406側に、その表示位置が移動する。情報提供エージェント471から店エージェント406側への、オブジェクト472の表示位置の移動速度は、ユーザがマウス(操作部206)によりオブジェクト472をクリックすることができる程度の速度とされる。例えば、オブジェクト472が情報提供エージェント471から店エージェント406側まで移動するのに要する時間は、10秒間乃至30秒間の間のいずれかとすることができる。
【0097】
オブジェクト472は、ステップS60において、図21に示される軌道に沿って、情報提供エージェント471から店エージェント406に向かって移動を開始する。なお、図21に示されている山形の矢印は、実際には表示されない。
【0098】
ステップS61において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラムからの操作情報に基づいて、情報提供エージェント471から店エージェント406に移動中のオブジェクト472が、マウス(操作部206)によりクリックされたか否かを判定し、マウス(操作部206)によりクリックされていない場合、ステップS62に進む。
【0099】
ステップS62において、ワールド管理プログラム242は、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の移動が完了したか否かを判定し、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の移動画完了していない場合、処理はステップS61に戻り、ステップS61以降の処理が繰り返される。
【0100】
ステップS62において、ワールド管理プログラム242が、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の移動が完了したと判定した場合、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示し、図22に示されるような画面をディスプレイ208に表示させる。図22においては、オブジェクト472が店エージェント406の直近に表示され、店エージェント406の台詞として案内表示491「確かに受け取りました。」が表示される。この案内表示491により、ユーザは、情報の受け渡しが完了したと把握する(ただし、実際には、この時点では、まだ情報は送信されていない)。その後、処理はステップS63に進む。
【0101】
ステップS63において、ワールド管理プログラム242は、商品の販売に必要な情報(例えば、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号)を通販サーバ11に送信するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、通販サーバ11に、商品の販売に必要な情報(例えば、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号)を送信する。これらの情報は、クライアントコンピュータ6の通信部210からネットワーク1を介して、通販サーバ11に送信される。
【0102】
例えば、商品の販売に必要な情報が、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号である場合、クライアントコンピュータ6から通販サーバ11に対して、図16の氏名「鈴木大介」、住所「東京都新宿区xxx町1−2−3」、およびクレジットカード番号「0123456789」が送信される。
【0103】
通販サーバ11のCPU51は、クライアントコンピュータ6がステップS63で送信した個人情報を、通信部60を介して受信すると、図15のステップS84において、クライアントコンピュータ6より個人情報を受信したと判定し、処理はステップS85に進む。
【0104】
ステップS85において、通販サーバ11のCPU51は、受信された個人情報に不足があるか否かを判定すると共に、無効な情報があるか否かを判定する。すなわち、通販サーバ11のCPU51は、第1に、商品を販売する際に必要とされる個人情報の全てが、受信された個人情報の中にそろっているか否かを判定する。例えば、商品を販売する際に必要とされる個人情報が、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号である場合、通販サーバ11のCPU51は、ユーザの氏名、住所、およびクレジットカード番号の全てが受信されているか否かを判定する。
【0105】
通販サーバ11のCPU51は、第2に、受信した個人情報が無効であるか否かを判定する。例えば、ユーザの住所が実在しないものであったり、クレジットカード番号に誤りがあったりするか否かを判定する。そして、通販サーバ11のCPU51が、受信された個人情報に不足はない判定すると共に、無効な情報はないと判定した場合、処理はステップS86に進む。
【0106】
ステップS86において、通販サーバ11のCPU51は、金融サーバ5に、ユーザの口座から商品の代金を引き落として、通信販売事業者2の口座に振り込むように要求する。この要求には、ユーザのクレジットカード番号が含まれている。
【0107】
金融サーバ5は、図23のステップS101において、通販サーバ11がステップS86で送信した要求を受信し、ステップS102において、受信した要求に従って、ユーザの口座から商品の代金を引き落として、通信販売事業者2の口座に振り込む処理を実行する。この際、通販サーバ11から受信したユーザのクレジットカード番号が利用される。
【0108】
図15に戻って、ステップS87において、通販サーバ11のCPU51は、注文ユーザ登録データベース94に、ステップS86で口座からの代金引き落としを要求したユーザを、商品配達先として登録する。その際、ユーザが注文した商品の商品コード、ユーザの氏名、住所、クレジットカード番号が、注文ユーザ登録データベースに登録される。なお、通信販売事業者2では、この注文ユーザ登録データベース94に登録されたユーザに対して、商品コードに対応する商品の発送が行われる。
【0109】
ステップS88において、通販サーバ11のCPU51は、通信部60を介して、クライアントコンピュータ6に、手続き完了を通知する。
【0110】
クライアントコンピュータ6のワールド管理プログラム242は、ステップS63の処理の後、ステップS64において、予め設定された所定の時間(例えば1分間)のカウントを開始し、カウントが終了する前に通販サーバ11より、手続き完了の通知が受信されたか否かを判定する。そして、所定時間内に、ステップS88で通販サーバ11が送信した手続き完了の通知を、通信部210を介して受信した場合、ステップS64において、ワールド管理プログラム242は、所定時間内に手続き完了の通知が受信されたと判定し、処理はステップS65に進む。
【0111】
ステップS65において、ワールド管理プログラム242は、購入履歴データベース263に、購入された商品の購入日、購入時刻、商品名、商品コード、および金額を記録して、購入履歴データベース263を更新する。その後、一連の売買処理を終了する。
【0112】
所定時間内に、ステップS88で通販サーバ11が送信した手続き完了の通知を、通信部210を介して受信しなかった場合、ステップS64において、クライアントコンピュータ6のワールド管理プログラム242は、所定時間内に手続き完了の通知が受信されなかったと判定し、処理はステップS66に進む。
【0113】
ここで、一旦、図15のフローチャートのステップS85に戻って、ステップS85において、通販サーバ11のCPU51が、受信された個人情報に不足があると判定するか、または、無効な情報があると判定した場合、処理はステップS89に進む。
【0114】
ステップS89において、通販サーバ11のCPU51は、通信部60を介して、クライアントコンピュータ6に、商品の購入が不許可である旨を通知する。
【0115】
このとき、クライアントコンピュータ6は、通信部210を介して、ステップS89で通販サーバ11が送信した通知を受信すると、ステップS64において、ワールド管理プログラム242は、通販サーバ11より、所定時間内に手続き完了の通知が受信されなかったと判定し、処理はステップS66に進む。
【0116】
ステップS66において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図24に示される画面を表示させる。ただし、ステップS66においては、オブジェクト472は、店エージェント406の直近に表示されている。
【0117】
次に、ステップS67において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、店エージェント406から、情報提供エージェント471に向かって、オブジェクト472の表示位置を移動させてゆく。
【0118】
すなわち、図24において、オブジェクト472は、店エージェント406から情報提供エージェント471に向かう山形の矢印を軌道として、店エージェント406から情報提供エージェント471側に、その表示位置が移動する。オブジェクト472が店エージェント406から情報提供エージェント471側まで移動するのに要する時間は、例えば、5秒間とすることができる。なお、図24に示されているオブジェクト472の移動を示す矢印は、実際には表示されない。オブジェクト472の情報提供エージェント471への移動が完了した後、処理はステップS68に進む。
【0119】
ステップS68において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図25に示される画面を表示させる。図25においては、図24で表示されていた情報提供エージェント471およびオブジェクト472は消去され、店エージェント406の台詞として案内表示511「申し訳ありません。先ほどの帽子の購入手続ができませんでした。詳しくはここをクリックしてください。」が表示される。ユーザは、この案内表示511により、商品の購入手続ができなかったことを知ることができる。また、図25の案内表示511中の「ここをクリック」の部分には下線が引かれている。ユーザは、マウス(操作部206)で「ここをクリック」の部分をクリックすることにより、どのような理由で、商品の購入手続ができなかったのかを知ることができる。
【0120】
ここで、図14のステップS61に戻って、ワールド管理プログラム242が、情報提供エージェント471から店エージェント406に移動中のオブジェクト472が、マウス(操作部206)によりクリックされたと判定した場合、処理はステップS69に進む。すなわち、図26に示されるように、情報提供エージェント471から店エージェント406側に移動中のオブジェクト472に、マウスのカーソル531が合わせられ、この状態でマウスがクリックされた場合、処理はステップS69に進む。なお、図26に示されているオブジェクト472の移動を示す矢印は、実際には表示されない。
【0121】
ステップS69において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図27に示されるような画面を表示させる。図27においては、図26において、情報提供エージェント471から店エージェント406に向かって移動中だったオブジェクト472が、移動してきた軌跡をたどって、情報提供エージェント471側に向かって移動する。なお、図27に示されているオブジェクト472の移動を示す矢印は、実際には表示されない。
【0122】
ステップS69の処理の後、処理は図13のステップS56に戻り、ステップS56以降の処理が繰り返される。
【0123】
以上のようにして、商品の売買処理が行われる。送信される情報の重要度に対応するオブジェクトを表示するようにすることにより、ユーザに、送信される情報の重要度がどの程度のものか(どの位、重要な情報なのか)を、直感的に把握させることが可能となる。
【0124】
クライアントコンピュータ6のステップS60乃至ステップS63の処理に明示されているように、クライアントコンピュータ6から通販サーバ11に対して、実際に個人情報を送信するタイミング(ステップS63)は、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208上で、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の受け渡しが完了した後になっている。図28は、この情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の受け渡しと、個人情報の送信のタイミングを示す図である。
【0125】
図28においては、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の受け渡しのディスプレイ208への表示が「表示処理」として示されている。また、個人情報の送信が「送信処理」として示されている。図28において横軸は時間である。表示処理は、t1乃至t2の間、行われる。送信処理は、t2乃至t3の間、行われる。t1からt2までの時間(表示処理に要する時間;t2−t1)は、例えば30秒間とすることができる。また、t2からt3までの時間(送信処理に要する時間;t3−t2)は、例えば1秒未満とすることができる。
【0126】
従来、情報を送信する場合(例えばファイルなどをアップロードする場合)、送信処理と同時に、送信状況を示すダイアログを表示していた。そのようにした場合、ユーザが、情報の送信中に送信を取りやめるとき、情報は、既に部分的に送信されてしまっていた。送信を中断した情報が、機密性の高い情報である場合、その情報を、部分的といえども、不必要に送信してしまうことは、セキュリティ上好ましくない。そこで、図14のステップS60乃至ステップS63に示されるように、送信処理を表示処理の直後、すなわちt2のタイミングで行うことにより、この問題を解決することができる。
【0127】
すなわち、送信処理を表示処理の直後、すなわちt2のタイミングで行うようにすることにより、万が一、ユーザが、表示処理中に送信を取りやめても、実際の送信処理はまだ行われていないので、不必要な情報の送信を防止することができる。
【0128】
また、従来、3次元仮想空間において、オンラインショップを行う場合、クライアントコンピュータ6は、課金用のWebページを表示するためのウィンドウを、3次元仮想空間の表示とは別に、ディスプレイ208に表示し、表示されたウィンドウを介して、個人情報の入力を受け付けることが多かった。このように、課金用のWebページを表示するためのウィンドウを、3次元仮想空間の表示とは別に表示する場合、3次元仮想空間の中における一貫したサービスの提供ができないという問題がある。
【0129】
これに対して、本発明においては、課金用のWebページを表示するためのウィンドウを、3次元仮想空間の表示とは別に表示することなく、3次元仮想空間の中において、一貫したサービスを提供することが可能となる。
【0130】
ところで、本発明においては、ユーザ毎の商品の購入履歴に基づいて、ユーザが所望しそうな商品をユーザに推薦することができる。次に、図29乃至図31のフローチャートを参照して、商品推薦処理について説明する。なお、図29のフローチャートは、通販サーバ11の処理を、図30および図31のフローチャートは、クライアントコンピュータ6の処理を、それぞれ示している。また、以下の説明において、クライアントコンピュータ6の処理は、CPU201が各種のプログラムを実行することにより行われる。また、通販サーバ11の処理は、CPU51が各種のプログラムを実行することにより行われる。
【0131】
図29のステップS201において、通販サーバ11のCPU51は、通信部60からネットワーク1を介して、クライアントコンピュータ6に商品の購入履歴を要求する。この要求は、定期的(例えば1週間に1回)送信するようにしても良いし、通販サーバ11の管理者が設定した任意のタイミングで送信するようにしても良い。
【0132】
図30のステップS221において、クライアントコンピュータ6のワールド管理プログラム242は、通信プログラム245からの通信情報に基づいて、購入履歴の要求を受信するまで待機する。クライアントコンピュータ6が、通信部210を介して、ステップS201で通販サーバ11が送信した購入履歴の要求を受信すると、処理はステップS222に進む。
【0133】
ステップS222において、ワールド管理プログラム242は、購入履歴データベース263に記録されている購入履歴を読み出す。図32は、購入履歴データベース263に記録されている購入履歴の例を示している。図32に示されるように、購入履歴データベース263には、ユーザが過去に購入した商品の購入日、購入時刻、商品名、商品コード、および金額が記録されている。これら、図32に示された情報が、ステップS222で読み出される。
【0134】
次に、ステップS223において、ワールド管理プログラム242は、ユーザ情報データベース261より、購入履歴に設定された重要度を特定する。すなわち、ワールド管理プログラム242は、図16に示されているユーザ情報データベース261の購入履歴に対応する重要度「1」を特定する。
【0135】
ステップS224において、ワールド管理プログラム242は、オブジェクトデータベース262より、重要度に対応するオブジェクトを特定する。すなわち、ワールド管理プログラム242は、図17に示されているオブジェクトデータベース262より、重要度「1」に対応するオブジェクトを特定する。図17においては、重要度「1」に対応するオブジェクトは「なし」(存在しない)なので、ワールド管理プログラム242は、図18の下から2行目に示されている購入履歴に対応するオブジェクトを特定する。
【0136】
ステップS225において、ワールド管理プログラム242は、購入履歴の送信を許可するか否かの選択を促す画面を表示するように、表示プログラム243に指示する。表示プログラム243は、情報の送信を許可するか否かの選択を促す画面を、図20に示されるように表示する。ただし、ステップS225においては、図20に示されている案内表示473には、「お名前と住所とカード番号を渡しますか。 YES NO」の代わりに、「購入履歴を渡しますか。 YES NO」が表示される。また、ステップS225においては、図20に示されているオブジェクト472(「秘密」の文字が記されたかばん)の代わりに、ステップS224で特定されたオブジェクト(図18の購入履歴のオブジェクト。以下、このオブジェクトを購入履歴オブジェクトと称する)が表示される。
【0137】
ユーザは、マウス(操作部206)で、案内表示473中の「YES」の表示をクリックすることにより、購入履歴を送信することを選択することができる。反対に、ユーザは、マウス(操作部206)で、案内表示473中の「NO」の表示をクリックすることにより、購入履歴を送信しないことを選択することができる。
【0138】
表示プログラム243が、購入履歴の送信を許可するか否かの選択を促す画面をディスプレイ208に表示した後、処理はステップS226に進む。ステップS226において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241からの操作情報に基づいて、案内表示473中の「YES」がクリックされたか否かを判定し、「YES」がクリックされなかった、すなわち、「NO」がクリックされたと判定した場合、処理はステップS227に進む。
【0139】
ステップS227において、ワールド管理プログラム242は、購入履歴を送信しない旨の通知を通販サーバ11に送信するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、通販サーバ11に、購入履歴を送信しない旨を通知する。その後、クライアントコンピュータ6の一連の商品推薦処理画終了される。
【0140】
通販サーバ11のCPU51は、クライアントコンピュータ6がステップS227で送信した、購入履歴を送信しない旨の通知を、通信部210を介して受信すると、図29のステップS202において、クライアントコンピュータ6より購入履歴を受信しなかったと判定し、一連の商品推薦処理を終了する。
【0141】
ステップS226において、ワールド管理プログラム242が、案内表示473中の「YES」がクリックされたと判定した場合、処理は図31のステップS228に進む。
【0142】
ステップS228において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、情報提供エージェント471の直近に表示されているオブジェクトの、店エージェント406側への移動を開始する。オブジェクトの移動の表示は、図21を参照して上述したステップS60の処理の場合と同様である。ただし、ステップS228においては、図21に示されているオブジェクト472(「秘密」の文字が記されたかばん)の代わりに、ステップS224で特定された購入履歴オブジェクトが移動される。
【0143】
ステップS229において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラムからの操作情報に基づいて、情報提供エージェント471から店エージェント406に移動中の購入履歴オブジェクトが、マウス(操作部206)によりクリックされたか否かを判定し、マウス(操作部206)によりクリックされた場合、ステップS230に進む。
【0144】
ステップS230において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、情報提供エージェント471から店エージェント406に向かって移動中だった購入履歴オブジェクトを、情報提供エージェント471側に向かって移動させる。
【0145】
ステップS230の処理の後、処理は図30のステップS225に戻り、ステップS225以降の処理が繰り返される。
【0146】
ステップS229において、ワールド管理プログラム242が、情報提供エージェント471から店エージェント406に移動中の購入履歴オブジェクトが、マウス(操作部206)によりクリックされていないと判定した場合、処理はステップS231に進む。
【0147】
ステップS231において、ワールド管理プログラム242は、情報提供エージェント471から店エージェント406への購入履歴オブジェクトの移動が完了したか否かを判定し、情報提供エージェント471から店エージェント406への購入履歴オブジェクトの移動画完了していない場合、処理はステップS229に戻り、ステップS229以降の処理が繰り返される。
【0148】
ステップS231において、ワールド管理プログラム242が、情報提供エージェント471から店エージェント406への購入履歴オブジェクトの移動が完了したと判定した場合、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示し、図22に示されるような画面をディスプレイ208に表示させる。ただし、この際、オブジェクト472の代わりに、購入履歴オブジェクトが表示される。
【0149】
ステップS232において、ワールド管理プログラム242は、ステップS222で読み出した購入履歴を通販サーバ11に送信するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、通販サーバ11に、購入履歴を送信する。購入履歴は、クライアントコンピュータ6の通信部210からネットワーク1を介して、通販サーバ11に送信される。
【0150】
通販サーバ11のCPU51は、クライアントコンピュータ6がステップS232で送信した購入履歴を、通信部60を介して受信すると、図29のステップS202において、クライアントコンピュータ6より購入履歴を受信したと判定し、処理はステップS203に進む。
【0151】
ステップS203において、通販サーバ11のCPU51は、購入履歴データベース93に、受信した購入履歴を記録する。通販サーバ11は、ほかのユーザの購入履歴も保持しており、複数のユーザの購入履歴に基づいて、ユーザの商品に対する嗜好の偏りを演算する。次に、通販サーバ11のCPU51は、演算された嗜好の偏りに応じて、ユーザに推薦する商品のリストを作成する。例えば、栄養補助剤を頻繁に購入するユーザは、トレーニング機器も頻繁に購入しているという一般的な傾向があったとする。ここで、ステップS202で受信した購入履歴から、あるユーザが栄養補助剤を頻繁に購入している傾向が判明した場合、通販サーバ11のCPU51は、このユーザに推薦する商品として、トレーニング機器のリストを作成する。
【0152】
ステップS204において、通販サーバ11のCPU51は、通信部60からネットワーク1を介して、クライアントコンピュータ6に、ステップS203で作成した推薦する商品のリスト(商品のデータを含む)を送信し、ユーザに商品を推薦するように、クライアントコンピュータ6に要求する。
【0153】
図31のステップS233において、クライアントコンピュータ6は、通信部210を介して、通販サーバ11がステップS204で送信した推薦する商品のリストを受信する。ステップS234において、ワールド管理プログラム242は、通信プログラム245より、推薦する商品のリストを受信した旨の通信情報を受けると、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、仮想店舗を表示させ、受信された推薦リストに基づいて、ユーザに推薦する商品の商品アイコンを陳列表示させる。これ以降、ユーザが推薦された商品を購入する場合、図13乃至図15のフローチャートを参照して説明した売買処理が実行される。
【0154】
ところで、図13乃至図15のフローチャートを参照して説明した売買処理、および図29乃至図31のフローチャートを参照して説明した商品推薦処理を行うために、ユーザは、予め、ユーザ情報データベース261に、ユーザの個人情報、および重要度を登録しておく必要がある。すなわち、ユーザは、予め、図16に示されているユーザ情報データベース261における、氏名、メールアドレス、住所、電話番号、クレジットカード番号、および金銭を登録しておく必要がある。また、ユーザは、氏名、メールアドレス、住所、電話番号、クレジットカード番号、金銭、購入履歴、およびその他の情報にそれぞれ対応する重要度を、任意に設定することができる。次に、図33のフローチャートを参照して、クライアントコンピュータ6の個人情報設定処理、すなわち個人情報に対応する重要度の設定処理について説明する。
【0155】
ユーザは、操作部206を、予め指定された所定の手順で操作することにより、クライアントコンピュータ6に、個人情報の登録を行うことができる。ワールド管理プログラム242は、図33のステップS301において、入力監視プログラム241からの操作情報に基づいて、個人情報の設定が指示されるまで、個人情報の設定が指示されたか否かを判定し続け、待機する。ステップS301において、ワールド管理プログラム242が、個人情報の設定が指示されたと判定した場合、処理はステップS302に進む。
【0156】
ステップS302において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図34に示されるような画面を表示させる。図34においては、情報提供エージェント471の台詞として案内表示601「あなたの情報について教えてください。」が表示されている。ユーザは、この案内表示601により、個人情報の入力を受け付ける処理が実行されることを知ることができる。
【0157】
図34に示される画面が数秒間表示された後、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図35に示されるような個人情報設定ダイアログ621を表示させる。ユーザは、キーボードおよびマウス(操作部208)を操作することにより、個人情報ダイアログ621内の所定の欄内に個人情報を入力し、また個人情報に対応する重要度を設定することができる。
【0158】
すなわち、個人情報ダイアログ621の中央には上から順番に、氏名入力欄622、メールアドレス入力欄623、住所入力欄624、電話番号入力欄625、カード番号入力欄626、購入履歴案内欄627が表示されている。
【0159】
ユーザは、操作部208を操作して、氏名入力欄622に氏名を入力することができる。ユーザは、操作部208を操作して、メールアドレス入力欄623にメールアドレスを入力することができる。ユーザは、操作部208を操作して、住所入力欄624に住所を入力することができる。ユーザは、操作部208を操作して、電話番号入力欄625に電話番号を入力することができる。ユーザは、操作部208を操作して、カード番号入力欄626にクレジットカード番号を入力することができる。
【0160】
また、個人情報ダイアログ621の右よりには上から順番に、氏名に対応する重要度設定欄631−1、メールアドレスに対応する重要度設定欄631−2、住所に対応する重要度設定欄631−3、電話番号に対応する重要度設定欄631−4、クレジットカード番号に対応する重要度設定欄631−5、購入履歴に対応する重要度設定欄631−6、およびその他の情報に対応する重要度設定欄631−7が表示されている。
【0161】
ユーザは、操作部208を操作して、これらの重要度設定欄631−1乃至631−7内の重要度を、1,2,3,4,5のうち何れかに設定することができる。
【0162】
ステップS304において、ワールド管理プログラム242は、図35の個人情報設定ダイアログ621に対する個人情報の入力、および重要度の設定を受け付ける。
【0163】
個人情報設定ダイアログ621に対する個人情報の入力、および重要度の設定を受け付けが終了した後、ステップS305において、ワールド管理プログラム242は、個人情報設定ダイアログ621に入力された個人情報、および個人情報毎に設定された重要度を、ユーザ情報データベース261に記憶させる。その結果、図16に示されるようなユーザ情報データベース261が、記憶部209内に記憶される。
【0164】
ところで、以上の説明においては、重要度毎のオブジェクトは、図17に示されるように、予め設定されている。しかし、ユーザが、重要度に対応するオブジェクトを、任意に設定することができるようにしてもよい。次に、図36のフローチャートを参照して、クライアントコンピュータ6のオブジェクト設定処理について説明する。
【0165】
ユーザは、操作部206を、予め指定された所定の手順で操作することにより、重要度毎のオブジェクトの設定を行うことができる。ワールド管理プログラム242は、図36のステップS331において、入力監視プログラム241からの操作情報に基づいて、オブジェクトの設定が指示されるまで、オブジェクトの設定が指示されたか否かを判定し続け、待機する。ステップS331において、ワールド管理プログラム242が、オブジェクトの設定が指示されたと判定した場合、処理はステップS332に進む。
【0166】
クライアントコンピュータ6の記憶部209には、予め、重要度と対応付けるためのオブジェクトの候補が、複数個、順番付けて記憶されている。ステップS332において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、オブジェクト設定ダイアログを表示させる。オブジェクト設定ダイアログには、重要度1,2,3,4,5毎に、オブジェクトを指定する欄(以下、オブジェクト指定欄と称する)が設けられている。オブジェクト指定欄には、記憶部209に記憶されているオブジェクトの候補の1つが表示されている。
【0167】
ユーザは、操作部206を操作することにより、オブジェクト指定欄に表示されるオブジェクトの候補を、次の候補に変更することができる。従って、ユーザは、所望するオブジェクトがオブジェクト指定欄に表示されるまで、オブジェクトの候補を順に変更してゆくことができる。
【0168】
ステップS333において、ワールド管理プログラム242は、オブジェクト設定ダイアログにおいて、重要度1,2,3,4,5毎のオブジェクトの指定を受け付ける。ユーザが、重要度1,2,3,4,5の全てに対応するオブジェクトの指定を完了した後、操作部206に所定の操作を入力すると、処理はステップS334に進む。
【0169】
ステップS334において、ワールド管理プログラム242は、ステップS333で指定を受け付けた、重要度とオブジェクトの対応関係を、オブジェクトデータベース262に記憶させて、オブジェクトデータベース262を更新する。
【0170】
以上のようにして、オブジェクト設定処理が実行される。
【0171】
次に、クライアントコンピュータ6がコンテンツ配信サーバ21からコンテンツの配信を受ける場合について説明する。
【0172】
コンテンツ配信サーバ21は、コンテンツデータベース161内に、配信しているコンテンツに関する情報を記録している。図37は、コンテンツデータベース161の例を示している。なお、図37には、音楽のコンテンツが例として示されているが、このことは、コンテンツデータベース161が、音楽のコンテンツに関する情報のみを記録していることを意味するものではない。
【0173】
図37のコンテンツデータベース161においては、左側の列から順番に、「分類」、「アーティスト名」、「曲コード」、「曲名」、「価格」、「ユーザに要求する情報項目」、および「アイコン」に関する情報が記録されている。「分類」は、「新譜」、「洋楽」、「邦楽」などのように分類されている。「新譜」には、配信が開始されて間もない曲が分類されている。「洋楽」には、外国のアーティストにより演奏された曲が分類されている。「邦楽」には、国内のアーティストにより演奏された曲が分類されている。
【0174】
図37の左から2列目「アーティスト名」には、曲を演奏しているアーティストのアーティスト名が記録されている。図37の左から3列目「曲コード」には、曲のそれぞれを識別するためのコードが記録されている。図37の左から4列目「曲名」には、曲のタイトルが記録されている。図37の左から5列目「価格」には、曲を配信する際にユーザが支払う配信代が記録されている。図37の左から6列目「ユーザに要求する情報項目」には、曲を配信する際に、ユーザに要求する情報の項目が記録されている。図37の1番右側の列「アイコン」には、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に仮想店舗を表示する際に、仮想店舗内に陳列表示するためのアイコンが記録されている。
【0175】
コンテンツ配信サーバ21は、クライアントコンピュータ6から、仮想店舗に陳列表示させる商品(コンテンツ)を送信するようにとの要求を受信した場合、コンテンツデータベース161に記録されたコンテンツに関する情報を送信する。例えば、クライアントコンピュータ6から、「新譜」に分類されている曲の情報のみの送信を要求された場合、コンテンツ配信サーバ21は、「新譜」に分類されている曲の情報のみを、クライアントコンピュータ6に送信する。「洋楽」、および「邦楽」など、ほかの分類に関しても、同様である。また、クライアントコンピュータ6より、全てのコンテンツに関する情報の送信が要求された場合、コンテンツ配信サーバ21は、全てのコンテンツに関する情報を、クライアントコンピュータ6に送信する。
【0176】
クライアントコンピュータ6は、コンテンツ配信サーバ21から受信したコンテンツに関する情報に基づいて、ディスプレイ208に表示された仮想店舗に、コンテンツの個々に対応するアイコンを陳列表示させる。なお、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に、仮想店舗を表示し、仮想店舗に商品(コンテンツ)のアイコンを表示させるまでの店舗表示処理の詳細な内容は、図9および図10のフローチャートを参照して説明した店舗表示処理と同様である。
【0177】
すなわち、図9および図10のフローチャートを参照して説明した、クライアントコンピュータ6と通販サーバ11の間での店舗表示処理において、通販サーバ11により実行されている処理と同様の処理を、コンテンツ配信サーバ21が実行する。その結果、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208には、仮想店舗が表示され、仮想店舗内の所定の位置に、コンテンツに対応するアイコンが陳列表示される。
【0178】
ユーザは、仮想店舗内の所定の位置にコンテンツに対応して表示されているアイコンを指定することにより、所望のコンテンツを選択することができる。コンテンツ配信サーバ21は、ユーザにより選択されたコンテンツを、クライアントコンピュータ6に配信する。次に、仮想店舗に表示されたアイコンがユーザにより選択され、選択されたアイコンに対応するコンテンツを配信するまでのコンテンツ配信処理について、図38乃至図40のフローチャートを参照して説明する。以下、コンテンツとして、音楽(曲)を配信する場合を例として説明するが、コンテンツ配信サーバ21は、音楽以外のコンテンツを配信することも、勿論、可能である。音楽以外のコンテンツが配信される場合も、以下の処理と同様の処理が行われる。
【0179】
なお、図38および図39のフローチャートは、クライアントコンピュータ6の処理を表し、図40のフローチャートは、コンテンツ配信サーバ21の処理を表している。また、以下の説明において、クライアントコンピュータ6の処理は、CPU201が各種のプログラムを実行することにより行われる。また、コンテンツ配信サーバ21の処理は、CPU121が各種のプログラムを実行することにより行われる。
【0180】
クライアントコンピュータ6のディスプレイ208には、仮想店舗が表示され、仮想店舗内の所定の位置に、曲(コンテンツ)に対応するアイコン(以下、コンテンツアイコンと称する)が、既に表示されているとする。この状態において、クライアントコンピュータ6の入力監視プログラム241は、操作部206に入力される操作を監視し続け、操作部206が操作されると、どのような操作がされたかという操作情報を、ワールド管理プログラム242に通知する。
【0181】
図38のステップS401において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241から通知される操作情報に基づいて、操作部206よりコンテンツアイコンを選択する操作が入力されたか否かを判定し、操作部206よりコンテンツアイコンを選択する操作が入力されない場合、ステップS401の処理を繰り返す。
【0182】
ワールド管理プログラム242は、操作部206よりコンテンツアイコンを選択する操作が入力されるまでステップS401の処理を繰り返す。そして、ワールド管理プログラム242が、操作部206よりコンテンツアイコンを選択する操作が入力されたと判定したとき、処理はステップS402に進む。
【0183】
ステップS402において、ワールド管理プログラム242は、選択されたコンテンツアイコンに対応する曲(コンテンツ)の配信をコンテンツ配信サーバ21に要求するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、コンテンツ配信サーバ21に、選択されたコンテンツアイコンに対応する曲(コンテンツ)の配信を要求する。この要求は、クライアントコンピュータ6の通信部210からネットワーク1を介して、コンテンツ配信サーバ21に送信される。
【0184】
コンテンツ配信サーバ21に送信される要求には、選択されたコンテンツアイコンに対応する曲の曲コードが含まれている。後にこの要求を受信したコンテンツ配信サーバ21は、この曲コードにより、配信を要求された曲を特定することができる。
【0185】
コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、図40のステップS431において、クライアントコンピュータ6より、曲(コンテンツ)の配信要求を受信するまで待機し、通信部130を介して、クライアントコンピュータ6より、曲(コンテンツ)の配信要求を受信したとき、処理はステップS432に進む。
【0186】
ステップS432において、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、受信した、曲(コンテンツ)の配信要求に含まれている曲コードを読み出す。次に、CPU121は、図37のコンテンツデータベース161を検索し、受信した配信要求に含まれている曲コードと同一の曲コードを特定する。次に、CPU121は、特定された曲コードに対応するコンテンツを配信する際に、ユーザに要求する情報項目(例えば、氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレス)を、図37のコンテンツデータベース161より読み出す。その後、処理はステップS433に進む。
【0187】
ステップS433において、CPU121は、ステップS432で読み出された、ユーザに要求する情報項目に対応する情報(例えば、氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレス)を、通信部130を介して、クライアントコンピュータ6に要求する。
【0188】
図38のステップS403において、クライアントコンピュータ6の通信プログラム245は、ステップS433でコンテンツ配信サーバ21が送信した、情報の要求(例えば、氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレス)を受信する。ステップS404において、ワールド管理プログラム242は、図16のユーザ情報データベース261を検索し、要求されている情報を検索し、要求されている情報に対応する重要度を特定する。図16の説明は既にしてあるので、ここでは省略する。
【0189】
例えば、要求されている情報が、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレスである場合、ワールド管理プログラム242は、図16のユーザ情報データベース261を検索し、氏名に対応する重要度「1」、クレジットカード番号に対応する重要度「5」、およびメールアドレスに対応する重要度「1」を特定する。
【0190】
ステップS405において、ワールド管理プログラム242は、ステップS404で特定した、情報に対応する重要度の中から、最も高い重要度を特定する。例えば、要求されている情報が、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレスである場合、ワールド管理プログラム242は、氏名に対応する重要度「1」、クレジットカード番号に対応する重要度「5」、およびメールアドレスに対応する重要度「1」を比較し、クレジットカード番号に対応する重要度「5」を、最も高い重要度として特定する。次に、ワールド管理プログラム242は、図17および図18のオブジェクトデータベース262を参照して、最も高い重要度に対応するオブジェクトを特定する。図17および図18の説明は既にしてあるので、ここでは省略する。
【0191】
例えば、重要度「5」が、最も高い重要度である場合、ワールド管理プログラム242は、重要度「5」に対応するオブジェクト、すなわち図17の重要度5に対応する、「秘密」と記されたかばんを特定する。
【0192】
最も重要度の高い情報に対応するオブジェクトが特定された後、処理はステップS406に進む。
【0193】
ステップS406において、ワールド管理プログラム242は、情報の送信を許可するか否かの選択を促す画面を表示するように、表示プログラム243に指示する。表示プログラム243は、情報の送信を許可するか否かの選択を促す画面を、図19および図20に示されるように表示する。ただし、ステップS406においては、図19の案内表示451は、「帽子ですね。お名前と住所とカード番号が必要です。」の代わりに、例えば「タイトルAですね。お名前とカード番号とメールアドレスが必要です。」のように表示される。また、図20の案内表示473は、「お名前と住所とカード番号を渡しますか。 YES NO」の代わりに、「お名前とカード番号とメールアドレスを渡しますか。 YES NO」のように表示される。それ以外の表示は、既に説明した通りである。
【0194】
なお、図20のオブジェクト472は、ステップS405で特定されたオブジェクトである。オブジェクト472は、情報提供エージェント471の直近に表示される。
【0195】
ユーザは、マウス(操作部206)で、案内表示473中の「YES」の表示をクリックすることにより、個人情報を送信することを選択することができる。反対に、ユーザは、マウス(操作部206)で、案内表示473中の「NO」の表示をクリックすることにより、個人情報を送信しないことを選択することができる。
【0196】
表示プログラム243が、図20に示される画面をディスプレイ208に表示した後、処理はステップS407に進む。ステップS407において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラム241からの操作情報に基づいて、案内表示473中の「YES」がクリックされたか否かを判定し、「YES」がクリックされなかった、すなわち、「NO」がクリックされたと判定した場合、処理はステップS408に進む。
【0197】
ステップS408において、ワールド管理プログラム242は、ディスプレイ208より、図20の情報提供エージェント471、オブジェクト472、および案内表示473の表示を消去し、元の仮想店舗、およびコンテンツアイコンを表示するように、表示プログラム243に指示する。表示プログラム243は、ディスプレイ208より、情報提供エージェント471、オブジェクト472、および案内表示473の表示を消去し、元の仮想店舗、およびコンテンツアイコンを表示させる。その後、ステップS409に進む。
【0198】
ステップS409において、ワールド管理プログラム242は、個人情報を送信しない旨の通知をコンテンツ配信サーバ21に送信するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、コンテンツ配信サーバ21に、個人情報を送信しない旨を通知する。その後、処理はステップS401に戻り、ステップS401以降の処理を繰り返す。
【0199】
コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、クライアントコンピュータ6がステップS409で送信した個人情報を送信しない旨の通知を、通信部130を介して受信すると、図40のステップS434において、クライアントコンピュータ6より個人情報を受信しなかったと判定し、一連のコンテンツ配信処理を終了する。
【0200】
ステップS407において、ワールド管理プログラム242が、案内表示473中の「YES」がクリックされたと判定した場合、処理は図39のステップS410に進む。
【0201】
ステップS410において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、図21に示されるように、情報提供エージェント471の直近に表示されているオブジェクト472の、店エージェント406側への移動を開始する。図21の詳細な説明は既にしてあるので、ここでは省略する。
【0202】
ステップS411において、ワールド管理プログラム242は、入力監視プログラムからの操作情報に基づいて、情報提供エージェント471から店エージェント406に移動中のオブジェクト472が、マウス(操作部206)によりクリックされたか否かを判定し、マウス(操作部206)によりクリックされた場合、ステップS412に進む。
【0203】
すなわち、図26に示されるように、情報提供エージェント471から店エージェント406側に移動中のオブジェクト472に、マウスのカーソル531が合わせられ、この状態でマウスがクリックされた場合、処理はステップS412に進む。なお、図26に示されているオブジェクト472の移動を示す矢印は、実際には表示されない。
【0204】
ステップS412において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図27に示されるような画面を表示させる。図27の詳細な説明は既にしてあるので、ここでは省略する。
【0205】
ステップS412の処理の後、処理は図38のステップS406に戻り、ステップS406以降の処理が繰り返される。
【0206】
ステップS411において、ワールド管理プログラム242が、情報提供エージェント471から店エージェント406に移動中のオブジェクト472が、マウス(操作部206)によりクリックされていないと判定した場合、処理はステップS413に進む。
【0207】
ステップS413において、ワールド管理プログラム242は、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の移動が完了したか否かを判定し、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の移動が完了していない場合、処理はステップS411に戻り、ステップS411以降の処理が繰り返される。
【0208】
ステップS413において、ワールド管理プログラム242が、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の移動が完了したと判定した場合、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示し、図22に示されるような画面をディスプレイ208に表示させる。図22の詳細な説明は既にしてあるので、ここでは省略する。その後、処理はステップS414に進む。
【0209】
ステップS414において、ワールド管理プログラム242は、商品の販売に必要な情報(例えば、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレス)をコンテンツ配信サーバ21に送信するように、通信プログラム245に指示する。通信プログラム245は、コンテンツ配信サーバ21に、商品の販売に必要な情報(例えば、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレス)を送信する。これらの情報は、クライアントコンピュータ6の通信部210からネットワーク1を介して、コンテンツ配信サーバ21に送信される。
【0210】
例えば、商品の販売に必要な情報が、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレスである場合、クライアントコンピュータ6からコンテンツ配信サーバ21に対して、図16の氏名「鈴木大介」、クレジットカード番号「0123456789」、およびメールアドレス「suzuki@xxx.co.jp」が送信される。
【0211】
コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、クライアントコンピュータ6がステップS414で送信した個人情報を、通信部130を介して受信すると、図40のステップS434において、クライアントコンピュータ6より個人情報を受信したと判定し、処理はステップS435に進む。
【0212】
ステップS435において、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、受信された個人情報に不足があるか否かを判定すると共に、無効な情報があるか否かを判定する。すなわち、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、第1に、コンテンツを配信する際に必要とされる個人情報の全てが、受信された個人情報の中にそろっているか否かを判定する。例えば、コンテンツを配信する際に必要とされる個人情報が、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレスである場合、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、ユーザの氏名、クレジットカード番号、およびメールアドレスの全てが受信されているか否かを判定する。
【0213】
コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、第2に、受信した個人情報が無効であるか否かを判定する。例えば、ユーザの住所が実在しないものであったり、クレジットカード番号に誤りがあったりするか否かを判定する。そして、コンテンツ配信サーバ21のCPU121が、受信された個人情報に不足はない判定すると共に、無効な情報はないと判定した場合、処理はステップS436に進む。
【0214】
ステップS436において、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、金融サーバ5に、ユーザの口座から商品の代金を引き落として、コンテンツ配信事業者3の口座に振り込むように要求する。この要求には、ユーザのクレジットカード番号が含まれている。
【0215】
金融サーバ5は、図23のフローチャートに示された処理と同様の処理を実行する。すなわち、金融サーバ5は、コンテンツ配信サーバ21がステップS436で送信した要求を受信し、受信した要求に従って、ユーザの口座から商品の代金を引き落として、コンテンツ配信事業者3の口座に振り込む処理を実行する。この際、コンテンツ配信サーバ21から受信したユーザのクレジットカード番号が利用される。
【0216】
図40に戻って、ステップS437において、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、通信部130を介して、クライアントコンピュータ6に、要求された曲(コンテンツ)を配信する。
【0217】
クライアントコンピュータ6のワールド管理プログラム242は、ステップS414の処理の後、ステップS415において、予め設定された所定の時間(例えば1分間)のカウントを開始し、カウントが終了する前にコンテンツ配信サーバ21より、曲(コンテンツ)の受信が開始されたか否かを判定する。そして、所定時間内に、コンテンツ配信サーバ21より、曲(コンテンツ)の受信が開始された場合、ステップS415において、ワールド管理プログラム242は、所定時間内に曲(コンテンツ)の受信が開始されたと判定し、処理はステップS416に進む。
【0218】
ステップS416において、ワールド管理プログラム242は、購入履歴データベース263に、購入(配信)された商品(コンテンツ)の購入日、購入時刻、コンテンツ名、曲コード、および金額を記録して、購入履歴データベース263を更新する。その後、処理はステップS417に進む。
【0219】
ステップS417において、ワールド管理プログラム242は、コンテンツ配信サーバ21より受信が開始されたコンテンツを、記憶部210に記憶させる。なお、記憶部210に記憶された曲は、クライアントコンピュータ6に備えられている再生用ソフトウェアにより再生することができる。また、曲を受信しながら再生する(ストリーミング)ようにしてもよい。
【0220】
所定時間内に、コンテンツ配信サーバ21より曲(コンテンツ)の受信が開始されなかった場合、ステップS415において、クライアントコンピュータ6のワールド管理プログラム242は、所定時間内に曲(コンテンツ)の受信が開始されなかったと判定し、処理はステップS418に進む。
【0221】
ここで、一旦、図40のフローチャートのステップS435に戻って、ステップS435において、コンテンツ配信サーバ21のCPU121が、受信された個人情報に不足がある判定するか、または、無効な情報があると判定した場合、処理はステップS438に進む。
【0222】
ステップS438において、コンテンツ配信サーバ21のCPU121は、通信部130を介して、クライアントコンピュータ6に、コンテンツの配信が不許可である旨を通知する。
【0223】
このとき、クライアントコンピュータ6は、通信部210を介して、コンテンツ配信サーバ21が送信した通知を受信すると、ステップS435において、ワールド管理プログラム242は、コンテンツ配信サーバ21より、所定時間内に曲(コンテンツ)の受信が開始されなかったと判定し、処理はステップS418に進む。
【0224】
ステップS418において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図24に示される画面を表示させる。ただし、ステップS418においては、オブジェクト472は、店エージェント406の直近に表示されている。
【0225】
次に、ステップS419において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、図24に示されるように、店エージェント406から、情報提供エージェント471に向かって、オブジェクト472の表示位置を移動させてゆく。図24の詳細な説明は既にしてあるので、ここでは省略する。オブジェクト472の情報提供エージェント471への移動が完了した後、処理はステップS420に進む。
【0226】
ステップS420において、ワールド管理プログラム242は、表示プログラム243に指示して、ディスプレイ208に、図25に示される画面を表示させる。図25の詳細な説明は既にしてあるので、ここでは省略する。ただし、ステップS420においては、図25の案内表示511「申し訳ありません。先ほどの帽子の購入手続ができませんでした。詳しくはここをクリックしてください。」の代わりに、「申し訳ありません。先ほどのタイトルAの配信ができませんでした。詳しくはここをクリックしてください。」が表示される。ユーザは、この案内表示511により、曲(コンテンツ)の配信ができなかったことを知ることができる。
【0227】
以上のようにして、コンテンツ配信処理が行われる。以上に説明したように、クライアントコンピュータ6からコンテンツ配信サーバ21に情報を送信する場合、ディスプレイ208に、情報が送信されることを表示することにより、ユーザは、容易に、情報が送信されることを把握することができる。また、送信される情報の重要度(機密性の高さ)に応じて、異なる画像(オブジェクト)を表示することにより、ユーザは、送信される情報が、どの位、重要な情報であるのかを直感的に把握することが可能となる。
【0228】
また、クライアントコンピュータ6のステップS410、ステップS411、ステップS413、およびステップS414の処理に明示されているように、クライアントコンピュータ6からコンテンツ配信サーバ21に対して、実際に個人情報を送信するタイミング(ステップS414)は、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208上で、情報提供エージェント471から店エージェント406へのオブジェクト472の受け渡しが完了した後になっている。その結果、ユーザは、ステップS410、ステップS411、およびステップS413の処理が終了した時点で、すでに情報の送信は完了したと把握するが、実際には、その時点では、情報は送信されていない。
【0229】
実際に情報を送信するタイミング(ステップS414)を、情報の送信をユーザに案内する表示(ステップS410、ステップS411、ステップS413)が終了した後にすることにより、情報の送信の案内を表示中に、ユーザが情報の送信を取りやめにした場合、情報の一部が外部に送信されてしまうことを防止することができる。従って、不必要な情報の送信を減少させることが可能となる。
【0230】
従来、ユーザが、情報の送信を指示してから、その送信を取りやめようと思いつくのは、情報の送信を指示してから、数秒間のうちであることが多い。従って、ユーザが情報の送信を指示してから数秒間乃至数十秒間、ユーザには、情報を送信しているように見せかけて、実際は送信しないようにしておくことにより、ユーザが情報の送信を取りやめる場合に、情報の一部(または全て)が、送信されてしまうことを防ぐことができる。
【0231】
なお、以上に説明した、本発明の実施の形態においては、クライアントコンピュータ6のディスプレイ208に、重要度毎に異なるオブジェクトを表示させることにより、送信される情報が、どの位、重要な情報であるのかを、ユーザに提示している。この場合、送信される情報の重要度は、視覚情報として、ユーザに提示されている。しかしながら、送信される情報の重要度は、視覚情報以外の情報として、ユーザに提示することも可能である。
【0232】
例えば、音声情報として、ユーザに重要度を提示するようにしてもよい。すなわち、送信される重要度毎に、異なる音声(例えば、重要度が1の場合、「情報が送信されるよ」、重要度が2の場合、「ちょっと重要な情報が送信されるよ」、重要度が3の場合、「重要な情報が送信されるよ」、重要度が4の場合、「とても重要な情報が送信されるよ」、重要度が5の場合、「最重要な情報が送信されるよ」)を、音声出力部207から出力させるようにしてもよい。
【0233】
また、送信される情報の重要度は、視覚情報、および聴覚情報以外の情報、すなわち、味覚、嗅覚、体性感覚など、ユーザが識別することができれば、いかなる情報として、ユーザに提示しても良い。
【0234】
また、以上に説明した、本発明の実施の形態においては、重要度は1乃至5の5段階で設定するようになされているが、このことは、重要度の設定が、5段階であることに限定されることを意味するものではない。重要度の設定は、重要か否かの2段階で設定するようにしてもよいし、「重要」、「普通」、および「重要ではない」の3段階で設定するようにしてもよい。勿論、4段階で設定するようにしてもよいし、6段階以上で設定するようにしてもよい。
【0235】
また、以上の説明中において、通販サーバ11、コンテンツ配信サーバ21、Webサーバ4、金融サーバ5、およびクライアントコンピュータ6のうちの、所定の2つ以上の装置間で行われる通信において送受信される情報のうち任意の情報を、所定の手段により暗号化して送受信するようにすることができる。このように暗号化した情報を送受信することにより、より安全に情報の送受信を行うことが可能となる。
【0236】
また、以上の説明においては、ユーザが、クライアントコンピュータ6に操作を入力する場合、操作部206として、マウスやキーボードを用いているが、このことは、本発明が、操作部206として、マウスやキーボードを用いることに限定されるものではない。操作部206として、例えば、ジョグダイヤルのような回転押圧型操作素子を用いるようにしても良い。その他、ユーザからの指示を入力することができるものなら、どのようなものを操作部206として用いても良い。
【0237】
また、以上の説明においては、クライアントコンピュータ6と通販サーバ11、およびクライアントコンピュータ6とコンテンツ配信サーバ21の間の通信を例にして、本発明を説明したが、本発明は、上記以外の機器の組み合わせで、複数の機器間で通信を行う場合にも、適用することが可能である。例えば、Webサーバ4とクライアントコンピュータ6間、金融サーバ5とクライアントコンピュータ6間、クライアントコンピュータ6同士の間などで、一方の機器から、他方の機器に情報を送信する場合に、本発明を適用することが可能である。
【0238】
また、以上の説明においては、ユーザが利用する機器として、汎用のパーソナルコンピュータ(クライアントコンピュータ6)を例にしているが、ユーザが利用する機器は、クライアントコンピュータ6に限定されるものではない。上述した説明中でクライアントコンピュータ6により実行される処理を、例えば、携帯情報端末装置、携帯電話機、およびPHS(Personal Handy-phone System)に、実行させるようにしても良い。上述した説明中でクライアントコンピュータ6により実行される処理を、操作手段、通信手段、および表示手段を有するその他の機器に、実行させることが可能である。
【0239】
また、以上の説明においては、ネットワーク1としてインターネットを例にして説明したが、ネットワーク1は、インターネット以外のものでも良い。例えば、LAN(Local Area Network)でも良い。
【0240】
なお、本明細書において、ROM52,122,202、RAM53,123,203を含むプログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0241】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0242】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ネットワーク上の機器間で、情報の送受信を行うことができる。
【0243】
また、本発明によれば、情報が送信されることを、ユーザに直感的に把握させることができる。また、本発明によれば、送信される情報が、どの位、重要な(機密性の高い)情報であるのかを、ユーザに把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】通販サーバの構成例を示すブロック図である。
【図3】通販サーバの記憶部に記憶されるデータベースの例を示すブロック図である。
【図4】コンテンツ配信サーバの構成例を示すブロック図である。
【図5】コンテンツ配信サーバの記憶部に記憶されるデータベースの例を示すブロック図である。
【図6】クライアントコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図7】クライアントコンピュータを制御するプログラムの構成を説明する図である。
【図8】クライアントコンピュータの記憶部に記憶されるデータベースの例を示すブロック図である。
【図9】クライアントコンピュータの店舗表示処理を説明するフローチャートである。
【図10】通販サーバの店舗表示処理を説明するフローチャートである。
【図11】商品データベースの例を示す図である。
【図12】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す図である。
【図13】クライアントコンピュータの売買処理を説明するフローチャートである。
【図14】クライアントコンピュータの売買処理を説明する、図13に続くフローチャートである。
【図15】通販サーバの売買処理を説明するフローチャートである。
【図16】ユーザ情報データベースの例を示す図である。
【図17】オブジェクトデータベースの例を示す図である。
【図18】オブジェクトデータベースの例を示す別の図である。
【図19】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す図である。
【図20】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す別の図である。
【図21】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す、さらに別の図である。
【図22】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す図である。
【図23】金融サーバの代金引き落とし処理を説明するフローチャートである。
【図24】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す図である。
【図25】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す別の図である。
【図26】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す、さらに別の図である。
【図27】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す図である。
【図28】情報の送信のタイミングを説明する図である。
【図29】通販サーバの商品推薦処理を説明するフローチャートである。
【図30】クライアントコンピュータの商品推薦処理を説明するフローチャートである。
【図31】クライアントコンピュータの商品推薦処理を説明する、図30に続くフローチャートである。
【図32】購入履歴データベースの例を示す図である。
【図33】クライアントコンピュータの個人情報設定処理を説明するフローチャートである。
【図34】クライアントコンピュータのディスプレイの表示例を示す図である。
【図35】個人情報設定ダイアログの例を示す図である。
【図36】クライアントコンピュータのオブジェクト設定処理を説明するフローチャートである。
【図37】コンテンツデータベースの例を示す図である。
【図38】クライアントコンピュータのコンテンツ配信処理を説明するフローチャートである。
【図39】クライアントコンピュータのコンテンツ配信処理を説明する、図38に続くフローチャートである。
【図40】コンテンツ配信サーバのコンテンツ配信処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク, 2 通信販売事業者, 3 コンテンツ配信事業者, 4 Webサーバ, 5 金融サーバ, 6 クライアントコンピュータ, 51 CPU, 60 通信部, 91 商品データベース, 94 注文ユーザ登録データベース, 121 CPU, 130 通信部, 161 コンテンツデータベース, 201 CPU, 206 操作部, 208 ディスプレイ, 209 記憶部, 210 通信部, 241 入力監視プログラム, 242 ワールド管理プログラム, 243 表示プログラム, 244 データ管理プログラム, 245 通信プログラム, 261 ユーザ情報データベース, 262 オブジェクトデータベース, 263 購入履歴データベース, 405 仮想店舗, 406 店エージェント, 407 商品アイコン, 471情報提供エージェント, 472 オブジェクト

Claims (9)

  1. ネットワークに接続された第1の情報処理装置、および前記第1の情報処理装置に情報を送信する第2の情報処理装置から構成される情報処理システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記第2の情報処理装置より、前記情報を受信する受信手段を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記第1の情報処理装置に送信する複数の前記情報に対して、前記情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定手段と、
    前記情報ごとに、前記情報の前記重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれを記憶する記憶手段と、
    前記第1の情報処理装置に複数の前記情報を送信する場合、前記記憶手段より、送信する複数の前記情報のそれぞれに対して設定された前記重要度のそれぞれのうち、最も高い前記重要度に対応した前記画像を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記画像の表示を制御する表示制御手段と、
    複数の前記情報を前記第1の情報処理装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、前記情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定手段と、
    前記情報ごとに、前記情報の前記重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれを記憶する記憶手段と、
    前記他の情報処理装置に複数の前記情報を送信する場合、前記記憶手段より、送信する複数の前記情報のそれぞれに対して設定された前記重要度のそれぞれのうち、最も高い前記重要度に対応した前記画像を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記画像の表示を制御する表示制御手段と、
    複数の前記情報を前記他の情報処理装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記他の情報処理装置より、前記情報の要求を受信する受信手段をさらに備え、
    前記読み出し手段は、前記受信手段により前記情報の要求が受信された場合、要求された前記情報の前記重要度に対応した前記画像を読み出す
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報は、ユーザの氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号、およびメールアドレスのうち、少なくとも1つ以上の情報を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. ユーザからの前記情報の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記受付手段により前記入力が受け付けられた前記情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記情報の送信を案内する動画像の表示をさらに制御し、
    前記送信手段は、前記動画像の表示が終了してから、前記情報を前記他の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記画像の表示を制御するとともに、前記情報を送信するか否かの選択を促すメッセージの表示をさらに制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、前記情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定ステップと、
    前記他の情報処理装置に複数の前記情報を送信する場合に、前記情報ごとに、前記情報の前記重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれが記憶された記憶装置から、送信する複数の前記情報のそれぞれに対して設定された前記重要度のそれぞれのうち、最も高い前記重要度に対応した前記画像を読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップの処理により読み出された前記画像の表示を制御する表示制御ステップと、
    複数の前記情報を前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 他の情報処理装置に送信する複数の情報に対して、前記情報ごとに複数の重要度のうちのいずれかをユーザの指示に応じて設定する設定ステップと、
    前記他の情報処理装置に複数の前記情報を送信する場合に、前記情報ごとに、前記情報の前記重要度のそれぞれに対応して表示される画像のそれぞれが記憶された記憶装置から、送信する複数の前記情報のそれぞれに対して設定された前記重要度のそれぞれのうち、最も高い前記重要度に対応した前記画像の読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出された前記画像の表示を制御する表示制御ステップと、
    複数の前記情報の前記他の情報処理装置への送信を制御する送信制御ステップと
    を情報処理装置を制御するコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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