JP3944626B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車が走行時に歩行者、自転車、バイク等と衝突した際に、歩行者や自転車、バイク等の乗員(以下、歩行者等という。)が車体に直接に当ることを防止して歩行者等を保護するためのエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
歩行者等と自動車の車体との衝突から歩行者等を保護する手段として、衝突が検知又は予知されたときに、車体外面に沿ってエアバッグを展開させ、このエアバッグによって該歩行者等が車体に直接に当ることを防止する外面展開型エアバッグ装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
自動車の車体外面が湾曲ないし屈曲していると、エアバッグが車体外面に沿って展開したときに、エアバッグと車体外面との間に隙間が生じることがある。
【0004】
本発明は、車体外面が湾曲又は屈曲していても、該車体外面との間に殆ど隙間を生じさせることなくエアバッグが該車体外面に沿って展開する外面展開型エアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアバッグ装置は、車体外面に沿って膨張するエアバッグと、該エアバッグ内にガスを供給するガス発生器とを有するエアバッグ装置において、該エアバッグは、車体外面に対面する裏面及びそれと反対側の表面との一方につまみ部が設けられ、これにより、膨張時に該つまみ部を設けた側が凹に反った形状となるものであり、該つまみ部は、該エアバッグを構成するパネルの一部がエアバッグの外方又は内方につまみ出され、このつまみ出された部分の基端側同士が接合されて形成されたものであり、該つまみ部にガス導入口が設けられており、該つまみ部に前記ガス発生器の少なくとも一部が連結されていることを特徴とするものである。
【0006】
かかる本発明のエアバッグ装置にあっては、エアバッグは、内部にガスが導入されると、つまみ部を設けた側が凹に反った形状に膨張する。従って、車体外面の凹又は凸に合せてつまみ部をエアバッグに設けておくことにより、エアバッグは車体外面との間に殆ど隙間を生じさせることなく膨張するようになる。
【0007】
このつまみ部は、エアバッグを構成するパネルの一部がエアバッグの外方又は内方につまみ出され、このつまみ出された部分の基端側同士が接合されて形成されたものである。このつまみ部は、容易に形成することができる。
【0008】
本発明では、このつまみ部にガス導入口設けられている。つまみ部が出っ張っているので、このつまみ部のガス導入口にガス発生器等を接続し易い
【0009】
【発明の実施の形態】
下、図面を参照して参考例及び本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
第1図は参考例に係る外面展開型エアバッグ装置のエアバッグの製造手順を示す説明図であり、(a)図はこのエアバッグの分解斜視図、(b)図はエアバッグ中間体の斜視図、(c)図はエアバッグ製品の斜視図、(d)図は(c)図のD−D線に沿う断面図である。また、第2図(a)はこのエアバッグの膨張時の斜視図、第2図(b),(c)はそれぞれ第2図(a)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。第3図は、このエアバッグを備えた外面展開型エアバッグ装置の設置態様及びエアバッグ展開状況を示す自動車の車体前部の側面図である。
【0011】
この外面展開型エアバッグ装置は、第3図に示す通り、自動車の車体前端部付近からフード2の外面に沿って展開可能なエアバッグ1と、このエアバッグ1を膨張させるためのガス発生器4を備えている。なお、該フード2の外面を含むこの自動車の車体前部外面は、全体として上方に凸に湾曲した形状となっている。
【0012】
このエアバッグ1は、展開時に該フード2の外面と対面するロワーパネル6と、その反対側のアッパーパネル8の2枚のパネルからなる。第1図(a)に示す通り、これらのロワーパネル6及びアッパーパネル8は、それぞれ略長方形のパネルであり、両者はほぼ同一の形状及び大きさ(表面積)を有している。
【0013】
エアバッグ1製品を製造するに当っては、まず、これらロワーパネル6及びアッパーパネル8の周縁部同士を縫合等による線状結合部10により結合し、第1図(b)に示す袋状のエアバッグ中間体12を作製する。該線状結合部10は、このエアバッグ中間体12の周縁部に沿って周回するように設けられている。
【0014】
次いで、ロワーパネル6の中央部付近において互いに隣接する部分同士を重ね合わせるように該ロワーパネル6の中央部付近をつまみ上げ、そのつまみ上げた部分の基端部に沿って該ロワーパネル6の重なり合った部分同士を縫合等による線状結合部14によって結合(つまみ縫い)し、つまみ部16を形成する。この結果、第1図(c),(d)に示すように、ロワーパネル6が該つまみ部16によってその中央部付近に向って窄められたエアバッグ1製品が製造される。なお、この参考例では、線状結合部14はパネル6,8の長辺と略平行方向に延在している。
【0015】
このようにロワーパネル6がその中央部付近に向って窄まった状態にあるエアバッグ1内にガス発生器4からガスが導入されると、第2図(a)〜(c)に示すように、該エアバッグ1は全体としてロワーパネル6側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0016】
なお、このエアバッグ1には、適宜の位置にガス発生器4からのガス導入口(図示略)が設けられている。
【0017】
このエアバッグ1は、平常時(自動車が歩行者や自転車、バイク等と衝突した状況にないとき)には、フード2と隣接する車体前端部付近の内部(車体内部)領域に設置された容器状のリテーナ(エアバッグ保持部材)18内に折り畳まれた状態で収容されている。このリテーナ18の上面には、エアバッグ膨出用の開口が設けられている。
【0018】
このリテーナ18の上面開口は、平常時には、車体前端部付近の上面の外装部材の一部を構成するリッド(蓋状体。図示略)によって閉鎖されている。このリッドは、エアバッグ1が膨張するときには、このエアバッグ1によって押し開かれてリテーナ18の上面開口を車体外部に開放するようになっている。
【0019】
なお、この自動車のフロントバンパ20等の車体前端部には、当該自動車が歩行者や自転車、バイク等との衝突を感知する衝突感知センサや衝突予知センサ(図示略)が設けられている。上記外面展開型エアバッグ装置は、この衝突感知センサや衝突予知センサが衝突を感知又は予知するとガス発生器4を作動させ、該ガス発生器4からのガスをエアバッグ1内に導入して該エアバッグ1を膨張させるように構成されている。
【0020】
この自動車が歩行者や自転車、バイク等に衝突すると、該衝突感知センサや衝突予知センサがこの衝突を感知又は予知し、ガス発生器4からエアバッグ1内にガスが導入されてエアバッグ1の膨張が開始される。エアバッグ1は、その内部に導入されたガス圧により前記リッドを押し開いて車体外部に膨出し、車体前端部付近からフード2の外面に沿って展開しようとする。この際、エアバッグ1は、前述の通り、全体としてフード2と対面するロワーパネル6側に凹曲するように膨張する。このため、該エアバッグ1は、フード2の外面に沿って密着して展開するようになる。
【0021】
このように、上記外面展開型エアバッグ装置にあっては、エアバッグ1は、フード2との間に殆ど隙間を生じさせることなく該フード2に沿って密着して膨張展開するので、該フード2上に展開した時にフード2にフィットするようになり、フード2上でずれにくいものとなる。
【0022】
第4図は、本発明の実施の形態に係る外面展開型エアバッグ装置のエアバッグの構成を示す説明図であり、(a)図はこのエアバッグの分解斜視図、(b)図はこのエアバッグ製品の斜視図である。また、第5図は第4図(b)のエアバッグ製品の要部拡大斜視図であり、第6図はこのエアバッグとガス発生器との接続構造を示す要部分解斜視図である。
【0023】
この実施の形態に係る外面展開型エアバッグ装置は、凸曲した車体外面に沿って展開可能なエアバッグ1Aと、このエアバッグ1Aを膨張させるためのガス発生器4Aを備えている。
【0024】
このエアバッグ1Aは、展開時に該車体外面と対面するロワーパネル6Aと、その反対側のアッパーパネル8Aの2枚のパネルからなる。第4図(a)に示す通り、これらのロワーパネル6A及びアッパーパネル8Aは、それぞれ略長方形のパネルであり、両者はほぼ同一の形状及び大きさ(表面積)を有している。また、該ロワーパネル6Aの中央部付近には、該ガス発生器4Aからのガス導入口22が設けられている。
【0025】
これらのロワーパネル6Aとアッパーパネル8Aとは、その周縁部に沿って周回するように設けられた縫合等よりなる線状結合部10Aによって互いの周縁部同士が結合され、袋状とされている。また、このロワーパネル6Aの中央部付近にはつまみ部16Aが設けられており、該ロワーパネル6Aは、このつまみ部16Aによってその中央部付近に向って窄められたものとなっている。
【0026】
このつまみ部16Aは、ロワーパネル6Aの中央部付近においてガス導入口22を挟んで対向した部分同士を重ね合わせるように該ロワーパネル6Aの中央部付近をつまみ上げ、そのつまみ上げた部分の基端部に沿って該ロワーパネル6Aの重なり合った部分同士を縫合等による線状結合部24,26によって結合(つまみ縫い)することにより形成されている。なお、このつまみ部16Aを形成するに当り、該ガス導入口22は、このつまみ部16Aの頂部付近に配置されている。
【0027】
該線状結合部24,26は、それぞれこのつまみ部16Aの基端部の両裾部分から該基端部に沿って互いに接近方向に延在し、つまみ部16Aの頂部に向かう線状結合部28,30に連なっている。該線状結合部28は、つまみ部16Aの頂部の該ガス導入口22の一方のサイドから該つまみ部16Aの基端部側に延在され、該基端部側において、線状結合部24の前記端部24aと接合されている。また、該線状結合部30は、つまみ部16Aの頂部の該ガス導入口22の他方のサイドから該線状結合部28と交わることなく該つまみ部16Aの基端部側に延在され、該基端部側において、線状結合部26の前記端部26aと接合されている。
【0028】
これらの線状結合部28,30は、所定距離だけ離隔しており、それらの間のつまみ部16Aの内部領域には、ガス導入口22とエアバッグ1Aの内部領域とを連通するダクト32が形成されている。
【0029】
また、つまみ部16Aの該ダクト32の両サイド領域には、それぞれ該つまみ部16Aの頂部から各線状結合部28,30の延在方向に沿って切込み部34,36が設けられている。これらの切込み部34,36を設けたことにより、ダクト32は筒状となっている。
【0030】
ガス発生器4Aには、該ガス発生器4Aからのガスをエアバッグ1A内に導入するためのガス導入管38が連結されている。このガス発生器4Aをエアバッグ1Aに接続するに当っては、ガス導入口22からダクト32内に該ガス導入管38の先端側を挿入し、次いで、ホースバンド等の締結具40によりダクト32を該ガス導入管38の先端側の側周面に締め付ける。
【0031】
この実施の形態では、ロワーパネル6Aとアッパーパネル8Aとは、線状結合部10Aよりも内側の領域において、縫合等よりなる線状結合部42,44,46,48によって結合されている。これらの線状結合部42,44,46,48は、第4図(b)に示すように、それぞれロワーパネル6A及びアッパーパネル8Aの短辺方向又は長辺方向と平行方向に延在され、且つ互いに該ロワーパネル6A及びアッパーパネル8Aの中央部の領域を枠状に取り囲むように配置されている。
【0032】
これらの線状結合部42〜48によって、エアバッグ1Aの内部領域は、中央側の第1室50と、該第1室50を取り囲む略四角環形の第2室52とに区画されている。
【0033】
なお、隣り合う線状結合部42,44,46,48の端部同士の間の領域は、該第1室と第2室との間のガスの流通を確保する連通部54,56,58,60となっている。また、これらの連通部54,56,58,60に臨む線状結合部42,44,46,48の各端部には、該連通部54,56,58,60内をガスが流通したときにそのガス圧によって各線状結合部42,44,46,48が断裂することを防止するために、補強用の環状結合部62a,62b,64a,64b,66a,66b,68a,68bが設けられている。
【0034】
ガス発生器4Aからのガスがエアバッグ1A内に導入されると、該エアバッグ1Aは、つまみ部16Aによりロワーパネル6Aがその中央部付近に向って窄められた状態になっているので、全体として該ロワーパネル6A側に凹曲した形状に膨張する。このため、該エアバッグ1Aは、車体外部側に凸曲した車体外面に沿って密着して展開するようになる。
【0035】
さらに、このエアバッグ1Aの周縁部に沿って周回するように細長い室52が形成されており、このエアバッグ1Aは、膨張すると該室52の長手方向に高い剛性を有するようになる。これにより、自動車走行中に該エアバッグ1Aがフード上面等を覆うように膨張したときに、該エアバッグ1Aが風圧によってめくり上がるようなことがない。そのため、この外面展開型エアバッグ装置においては、該エアバッグ1Aをフード等に密着させるよう留め付ける手段を車体等に設ける必要が全くない。
【0036】
なお、この外面展開型エアバッグ装置にあっては、ロワーパネル6Aとアッパーパネル8Aとがその周縁部よりも内側の領域において線状結合部42,44,46,48によって互いに結合されているので、エアバッグ1Aの膨張時の厚みが規制される。また、エアバッグ1Aは、全体として車体外面の凸曲形状に追従して膨張展開し易いものとなる。
【0037】
この実施の形態では、つまみ部16Aにガス導入口22及びダクト32を設け、このダクト32をホースバンド等の締結具40で該ガス導入管38の先端側に締め付けるだけでガス発生器4Aがエアバッグ1Aに接続することができるので、接続作業が極めて容易である。
【0038】
なお、線状結合部42〜48の構成は、第4図(b)の構成に限られるものではなく、例えば、第7図に示す螺旋状のものであってもよい。第7図は、実施の形態に係るエアバッグ1Bの斜視図である。
【0039】
このエアバッグ1Bは、それぞれほぼ同一の形状及び大きさを有する略長方形のロワーパネル6Bとアッパーパネル8Bとからなり、両者の周縁部同士が線状結合部10Bにより結合されている。この線状結合部10Bは、ロワーパネル6B及びアッパーパネル8Bの周縁部に沿って周回するように設けられている。該ロワーパネル6Bの中央部付近にはつまみ部16Bが設けられている。このつまみ部16Bは前記つまみ部16Aと同様の構成を有している。
【0040】
即ち、このつまみ部16Bの頂部にはガス導入口22Aが設けられている。また、このつまみ部16Bは、その基端部に沿って設けられた線状結合部24A,26Aによりつまみ縫いが施されると共に、線状結合部28A,30Aにより、つまみ部16Aの内側には、該ガス導入口22Aとエアバッグ1Bの内部領域とを連通するダクト32Aが形成されている。さらに、このつまみ部16Bに切込み部34A,36Aを設けたことにより、該ダクト32Aは筒状となっている。
【0041】
このエアバッグ1Bにおいては、該ロワーパネル6Bとアッパーパネル8Bとは、その周縁部よりも内側の領域において、該つまみ部16Bの周囲を旋回しながら該周縁部に向って徐々に拡径する螺旋状に延設された線状結合部70によって互いに結合されている。
【0042】
第8図は本発明のさらに別の実施の形態に係る外面展開型エアバッグ装置のエアバッグとガス発生器との接続構造を示す分解斜視図であり、第9図はこのエアバッグの膨張時の斜視図である。
【0043】
この実施の形態でも、該外面展開型エアバッグ装置は、車体外部側に凸曲した車体外面に沿って展開可能なエアバッグ1Cと、このエアバッグ1Cを膨張させるためのガス発生器4Bを備えている。
【0044】
このエアバッグ1Cは、展開時に車体外面と対面するロワーパネル6Cと、その反対側のアッパーパネル8Cとからなる。これらのロワーパネル6Cとアッパーパネル8Cとは、それぞれほぼ同一の形状及び大きさを有する略長方形のパネルである。このロワーパネル6Cの中央部付近には、該ロワーパネル6Cの長辺方向に細長く延在したつまみ部16Cが設けられている。該ロワーパネル6Cは、このつまみ部16Cによってその中央部付近に向って窄められたものとなっている。
【0045】
このつまみ部16Cは、ロワーパネル6Cの中央部付近において該ロワーパネル6Cをつまみ上げ、次いで、そのつまみ上げた部分の基端部を線状結合部72,74,76により結合することにより形成されている。このつまみ部16Cの内側の領域には、該線状結合部72,74,76により、該ロワーパネル6Cの長辺方向に延在するチューブ状の室78が区画されている。
【0046】
このつまみ部16Cの長手方向の一端側付近の頂部にガス発生器4Bからのガス導入口22Bが設けられている。このガス導入口22Bは、該室78内に連通している。
【0047】
このガス導入口22Bの両サイドには、つまみ部16Cの頂部から該つまみ部16Cの基端部側に向って延在すると共に、その途中からUターンして該つまみ部16Cの頂部に戻るように延在した1対の略U字形の線状結合部80,82が設けられている。この線状結合部80,82により、つまみ部16Cの内側の領域に該ガス導入口22Bに連なるダクト32Bが形成されている。
【0048】
また、つまみ部16Cのこれら線状結合部80,82によって略U字形に囲まれた領域内には、それぞれつまみ部16Cの頂部から該つまみ部16Cの基端部側に向って切込み部84,86が設けられている。これにより、ダクト32Bは筒状となっている。
【0049】
前記線状結合部72,74,76は、このつまみ部16Cの基端部に沿って直列に配置されている。また、隣り合う該線状結合部72,74,76の端部同士は離隔したものとなっており、該隣り合う線状結合部72,74,76同士の間には前記室78とエアバッグ1Cの内部領域とを連通する連通部88,90が形成されている。
【0050】
ガス発生器4Bには、該ガス発生器4Bからのガスをエアバッグ1C内に導入するための略クランク形に屈曲した形状のガス導入管38Aが連結されている。このガス導入管38Aは、複数個(第8図では2個のみ図示)のガス噴出口100が設けられている。
【0051】
このガス導入管38Aは、ガス導入口22Bからダクト32Bを通して室78内に挿入され、ホースバンド等の締結具40Aによりダクトに接続される。
【0052】
ガス発生器4Bが作動すると、該ガス発生器4Bからのガスはガス導入管38A内を通過し、該ガス導入管38Aの室内挿入部98に設けられたガス噴出口100から室78内に噴出され、次いで、該室78内から連通部88,90を介してエアバッグ1C内に導入される。
【0053】
なお、この実施の形態では、ロワーパネル6Cとアッパーパネル8Cとは、その周縁部よりも内側の領域において、対面する部位同士が線状結合部102,104によって互いに連結されている。
【0054】
該線状結合部102は、このロワーパネル6C及びアッパーパネル8Cの一方の長辺側からつまみ部16Cを取り囲むように略コ字型に延在している。この線状結合部102には、線状結合部102で囲まれる領域の内外を連通させてエアバッグ1C内のガスの流通を確保するための連通部106,108,110が設けられている。
【0055】
該線状結合部104は、該線状結合部102によって囲まれた領域内において、つまみ部16Cの延在方向と略平行方向に延在されている。なお、この線状結合部104の両端側は、該線状結合部102と接しておらず、この線状結合部104の両端側と該線状結合部102との間に連通部118,120が形成されている。
【0056】
この外面展開型エアバッグ装置にあっては、ガス発生器4Bからのガスがガス導入管38Aを通って室内挿入部98のガス噴出口100から室78内に噴出され、さらに、この室78内から連通部88,90を介してエアバッグ1Cの内部領域に導入されることにより、エアバッグ1Cが膨張する。そして、このエアバッグ1Cは、ロワーパネル6Cが該つまみ部16Cによりその中央部付近に窄められているので、全体的に該ロワーパネル6C側に凹曲した形状に膨張し、凸曲した車体外面に沿って密着して展開するようになる。
【0057】
なお、このエアバッグ1Cの膨張に際し、ガス発生器4Bからのガスは、まずガス導入管38Aの室内挿入部98に設けられた複数個のガス噴出100から分散されて室78内に噴出される。その後、このガスは、該室78内から複数個の連通部88,90を介してさらに分散されてエアバッグ1C内に導入される。これにより、該エアバッグ1C内に万遍なくガスが行き渡るようになり、該エアバッグ1Cは極めて均一に膨張することができる。
【0058】
また、このエアバッグ1Cは、線状結合部102,104により膨張時の厚みが規制されると共に、車体外面の凸曲形状に追従して膨張し易いものとなっている。
【0059】
上記実施の形態において、エアバッグ1Cが膨張するときにアッパーパネル8Cが過度にロワーパネル6Cから膨らみ出すことを抑制するために、ロワーパネル6Cとアッパーパネル8Cとをその周縁部よりも内側の領域において結合する線状結合部等の構成は任意であり、第8,9図の構成に限られるものではない。このような線状結合部の構成は、例えば次の第10,11図に示すようなものであってもよい。なお、第10図は、本発明の他の実施の形態に係るエアバッグの斜視図、第11図(a),(b)は、それぞれ第10図のA−A線、B−B線に沿う断面図であり、各図中、第8,9図と同一の符号は同一の部分を示している。
【0060】
この実施の形態では、ロワーパネル6Cとアッパーパネル8Cとは、その周縁部よりも内側の領域において、対面する部位同士が計6ヶ所に設けられた環状結合部124,126,128,130,132,134によって結合されている。該環状結合部124,126,128は、ロワーパネル6C及びアッパーパネル8Cの短辺方向の中央部分よりも一半側において該ロワーパネル6C及びアッパーパネル8Cの長辺方向と平行方向に等間隔に配置されている。また、該環状結合部130,132,134は、ロワーパネル6C及びアッパーパネル8C短辺方向の中央部分よりも他半側において該ロワーパネル6C及びアッパーパネル8Cの長辺方向と平行方向に等間隔に配置されている。
【0061】
この第10,11図に示したエアバッグのその他の構成は、前述のエアバッグ1Cと同様のものであり、同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0062】
上記の各実施の形態において、エアバッグは、自動車の車体前部に設けられたフード等、凸曲した形状を有する車体外面に沿って膨張展開するように構成されているが、本発明の外面展開型エアバッグ装置にあっては、エアバッグは、凹曲した車体外面に沿って膨張展開するように構成することもできる。
【0063】
エアバッグを凹曲した車体外面に沿って膨張展開するように構成するには、該エアバッグの展開時に車体外面と対面するロワーパネルと反対側のアッパーパネルにつまみ部を設ければよい。このように構成すると、該アッパーパネルがつまみ部によって窄められたものとなり、エアバッグは、該アッパーパネル側に凹曲した形状に膨張するようになる。これにより、該エアバッグは、凹曲した車体外面に沿って展開可能となる。
【0064】
上記の各実施の形態では、エアバッグを構成するロワーパネル(又はアッパーパネル)の中央部付近につまみ部を1個設けているが、例えば、次の参考例に係る第12〜19図エアバッグ1D〜1Kのように、つまみ部を2個以上設けてもよく、ロワーパネル(又はアッパーパネル)の中央部付近以外の箇所につまみ部を設けてもよい。
【0065】
第12図(a)は、このような参考例に係るエアバッグ1Dの平面図であり、第12図(b),(c)は、それぞれ第12図(a)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。
【0066】
第12図に示すエアバッグ1Dにおいては、ロワーパネル6Dとアッパーパネル8Dとは、線状結合部10Dによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部136,138,140によって結合されている。各線状結合部136,138,140は、それぞれロワーパネル6D及びアッパーパネル8Dの長辺方向と略平行方向に延在されており、該ロワーパネル6D及びアッパーパネル8Dの短辺方向に互いに並列に配置されている。
【0067】
各線状結合部136,138,140の両端側は、該ロワーパネル6D及びアッパーパネル8Dの周縁部に沿って延在した線状結合部10Dとは接しておらず、各線状結合部136,138,140の両端部と該線状結合部10Dとの間には、エアバッグ1D内において該線状結合部136,138,140によって区画された領域同士の間のガスの流通を確保する連通部142a,142b,144a,144b,146a,146bが形成されている。
【0068】
これらの線状結合部136,138,140により、このエアバッグ1Dの内部領域は、計4個の室150,152,154,156に区画されている。
【0069】
ロワーパネル6Dの各室150,152,154,156を覆う4箇所の領域の中央部付近には、それぞれつまみ部158,160,162,164が設けられている。
【0070】
なお、このエアバッグ1Dには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0071】
このように構成されたエアバッグ1Dが膨張するときには、各室150〜156がロワーパネル6D側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Dは全体として該ロワーパネル6D側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0072】
第13図(a)は参考例に係るエアバッグ1Eの平面図であり、第13図(b),(c)は、それぞれ第13図(a)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。
【0073】
第13図に示すエアバッグ1Eにおいては、ロワーパネル6Eとアッパーパネル8Eとは、線状結合部10Eによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部170,172によって結合されている。
【0074】
該線状結合部170は、ロワーパネル6E及びアッパーパネル8Eの中央部付近の領域を取り囲むように配置されており、該ロワーパネル6E及びアッパーパネル8Eの長辺方向に長い略長方形の枠形状に延在されている。また、該線状結合部172は、この線状結合部170によって取り囲まれた領域を該ロワーパネル6E及びアッパーパネル8Eの長辺方向に二分するよう設けられており、該ロワーパネル6E及びアッパーパネル8Eの短辺方向と略平行方向に延在されている。
【0075】
エアバッグ1Eの内部領域は、これらの線状結合部170,172により、該エアバッグ1Eの中央部付近においてロワーパネル6E及びアッパーパネル8Eの長辺方向に隣接した第1及び第2の室174,176と、これら第1及び第2の室174,176を取り囲む第3の室178とに区画されている。
【0076】
これら第1及び第2の室174,176を取り囲むように延在された線状結合部170には、第1室と第3室とを連通する連通部180,182と、第2室176と第3室178とを連通する連通部184,186が設けられている。
【0077】
ロワーパネル6Eの中央部付近の第1及び第2の室174,176を覆う2箇所の領域には、それぞれつまみ部188,190が設けられている。
【0078】
なお、このエアバッグ1Eには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0079】
このように構成されたエアバッグ1Eが膨張するときには、該第1及び第2の室174,176がロワーパネル6E側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Eは全体として該ロワーパネル6E側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0080】
第14図(a)は参考例に係るエアバッグ1Fの平面図であり、第14図(b)は第14図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0081】
第14図に示すエアバッグ1Fにおいては、ロワーパネル6Fとアッパーパネル8Fとは、線状結合部10Fによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部196,198,200によって結合されている。
【0082】
線状結合部196,198,200は、それぞれロワーパネル6F及びアッパーパネル8Fの長辺方向と略平行方向に延在されており、該ロワーパネル6F及びアッパーパネル8Fの短辺方向に互いに並列に配置されている。また、各線状結合部196,198,200の両端部は、該ロワーパネル6F及びアッパーパネル8Fの周縁部に沿って設けられた線状結合部10Fに接している。
【0083】
このエアバッグ1Fの内部領域は、該線状結合部196,198,200により、計4個の室202,204,206,208に区画されている。なお、各線状結合部196,198,200には、これらの隣り合う室202,204,206,208同士を連通する連通部210,212,214,216,218,220が設けられている。
【0084】
ロワーパネル6Fの各室202,204,206,208を覆う4箇所の領域の中央部付近には、それぞれつまみ部222,224,226,228が設けられている。
【0085】
なお、このエアバッグ1Fには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0086】
このように構成されたエアバッグ1Fが膨張するときには、各室202〜208がロワーパネル6F側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Fは全体として該ロワーパネル6F側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0087】
第15図(a)は参考例に係るエアバッグ1Gの平面図であり、第15図(b)は第15図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0088】
第15図に示すエアバッグ1Gにおいては、ロワーパネル6Gとアッパーパネル8Gとは、線状結合部10Gによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部234,236,238,240,242によって結合されている。
【0089】
各線状結合部234,236,238,240,242は、それぞれロワーパネル6G及びアッパーパネル8Gの短辺方向と略平行方向に延在されており、該ロワーパネル6G及びアッパーパネル8Gの長辺方向に互いに並列に配置されている。また、各線状結合部234,236,238,240,242の両端部は、該ロワーパネル6G及びアッパーパネル8Gの周縁部に沿って設けられた線状結合部10Gに接している。
【0090】
このエアバッグ1Gの内部領域は、該線状結合部234,236,238,240,242により、計6個の室244,246,248,250,252,254に区画されている。なお、各線状結合部234,236,238,240,242には、これらの隣り合う室244,246,248,250,252,254同士を連通する連通部256,258,260,262,264,266,268,270が設けられている。
【0091】
ロワーパネル6Gの各室244,246,248,250,252,254を覆う6箇所の領域の中央部付近には、それぞれつまみ部272,274,276,278,280,282が設けられている。
【0092】
なお、このエアバッグ1Gには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0093】
このように構成されたエアバッグ1Gが膨張するときには、各室244,246,248,250,252,254がロワーパネル6G側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Gは全体として該ロワーパネル6G側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0094】
第16図(a)は参考例に係るエアバッグ1Hの平面図であり、第16図(b),(c)は、それぞれ第16図(a)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。
【0095】
第16図に示すエアバッグ1Hにおいては、ロワーパネル6Hとアッパーパネル8Hとは、線状結合部10Hによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部288,290,292,294,296,298によって結合されている。
【0096】
該線状結合部288及び290は、それぞれロワーパネル6H及びアッパーパネル8Hの短辺方向の中央部付近よりも一半側及び他半側において、該ロワーパネル6H及びアッパーパネル8Hの長辺方向と平行方向に延在されている。該線状結合部288,290の両端側は線状結合部10Hに接合している。
【0097】
線状結合部292,294,296,298は、該線状結合部288,298によって挟まれたエアバッグ1Hの中央部付近の領域をロワーパネル6H及びアッパーパネル8Hの長辺方向に5等分するように配置されており、それぞれ該ロワーパネル6H及びアッパーパネル8Hの短辺方向に延在している。
【0098】
エアバッグ1Hの内部領域には、線状結合部10Hと該線状結合部288との間に室300が区画されており、該線状結合部10Hと線状結合部290との間に室302が区画されている。また、これらの線状結合部288,290によって挟まれた領域において、該線状結合部292,294,296,298によって5つの室304,306,308,310,312(第16図(b))が区画されている。これらの室304〜312は、ロワーパネル6H及びアッパーパネル8Hの長辺方向に直列に隣接している。
【0099】
なお,線状結合部288,290には、それぞれ上記の室300,302と、室304,406,308,310,312とを連通する連通部316,318,320,322,324,326,328,330,332,334が設けられている。
【0100】
ロワーパネル6Hの各室304,306,308,310,312を覆う5箇所の領域の中央部付近には、それぞれつまみ部336,338,340,342,344が設けられている。
【0101】
なお、このエアバッグ1Hには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0102】
このように構成されたエアバッグ1Hが膨張するときには、各室304,306,308,312がそれぞれロワーパネル6H側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Hは全体として該ロワーパネル6H側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0103】
第17図(a)は参考例に係るエアバッグ1Iの平面図であり、第17図(b),(c)は、それぞれ第17図(a)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。
【0104】
第17図に示すエアバッグ1Iにおいては、ロワーパネル6Iとアッパーパネル8Iとは、線状結合部10Iによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部350,352,354,356,358,360によって結合されている。
【0105】
該線状結合部350,352は、それぞれロワーパネル6I及びアッパーパネル8Iの長短辺方向の中央部付近よりも一半側及び他半側において、該ロワーパネル6I及びアッパーパネル8Iの短辺方向と平行方向に延在されている。該線状結合部350,352の両端側は線状結合部10Iに接合している。
【0106】
線状結合部354,356,358,360は、該線状結合部350,352によって挟まれたエアバッグ1Iの中央部付近の領域をロワーパネル6I及びアッパーパネル8Iの短辺方向に5等分するように配置されており、それぞれ該ロワーパネル6I及びアッパーパネル8Iの長辺方向に延在している。
【0107】
エアバッグ1Iの内部領域には、線状結合部10Iと該線状結合部350との間に室362が区画されており、該線状結合部10Iと線状結合部352との間に室364が区画されている。また、これらの線状結合部350,352とによって挟まれた領域において、該線状結合部354,356,358,360よって5つの室366,368,370,372,374が区画されている。これらの室366〜374は、ロワーパネル6H及びアッパーパネル8Hの短辺方向に並列に隣接している。
【0108】
該線状結合部350,352には、それぞれ上記の室362,364と、室366,368,370,372,374とを連通する連通部376,378,380,382,384,386,388,390,392,394が設けられている。
【0109】
ロワーパネル6Iの各室366,368,370,372,374を覆う5箇所の領域の中央部付近には、それぞれつまみ部396,398,400,402,404が設けられている。
【0110】
なお、このエアバッグ1Iには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0111】
このように構成されたエアバッグ1Iが膨張するときには、各室366,368,370,372,374がそれぞれロワーパネル6I側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Iは全体として該ロワーパネル6I側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0112】
第18図(a)は参考例に係るエアバッグ1Jの平面図であり、第18図(b)は第18図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0113】
第18図に示すエアバッグ1Jにおいては、ロワーパネル6Jとアッパーパネル8Jとは、線状結合部10Jによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による線状結合部408によって結合されている。
【0114】
該線状結合部408は、第18図(a)に示すように、ロワーパネル6J及びアッパーパネル8Jの短辺方向の中央部付近であって、該ロワーパネル6J及びアッパーパネル8Jの長辺方向に延在した領域において、該短辺方向に交互に略U字形に凸曲及び凹曲しながら該長辺方向に蛇行するように延在されている。この線状結合部408により、エアバッグ1Jの該ロワーパネル6J及びアッパーパネル8Jの短辺方向の中央部付近の領域は、該ロワーパネル6J及びアッパーパネル8Jの長辺方向に並列した6個の室410,412,414,416,418,420(第15図(b))に区画されている。
【0115】
ロワーパネル6Jの各室410,412,414,416,418,420を覆う6箇所の領域の中央部付近には、それぞれつまみ部422,424,426,428,430,432が設けられている。
【0116】
なお、このエアバッグ1Jには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0117】
このように構成されたエアバッグ1Jが膨張するときには、各室410,412,414,416,418,420がロワーパネル6J側に凹曲するように膨張するので、該エアバッグ1Jは全体として該ロワーパネル6J側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0118】
上記第12〜18図に示したエアバッグ1D〜1Jは、それぞれ細長い室を有しており、膨張すると該室の長手方向に高い剛性を有するようになる。これにより、自動車走行中に該エアバッグ1D〜1Jがフード上面等を覆うように膨張したときに、該エアバッグ1D〜1Jが風圧によってめくり上がるようなことがなく、該エアバッグ1Aをフード等に密着させるよう留め付ける手段を車体等に設ける必要もない。
【0119】
第19図(a)は参考例に係るエアバッグ1Kの平面図であり、第19図(b)は第19図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0120】
第19図に示すエアバッグ1Kにおいては、ロワーパネル6Kとアッパーパネル8Kとは、線状結合部10Kによってその周縁部に沿って互いに結合されると共に、その周縁部よりも内側の領域において、縫合等による環状結合部436,438,440,442によって結合されている。
【0121】
環状結合部436,440は、比較的直径の大きな環状結合部であり、それぞれロワーパネル6K及びアッパーパネル8Kの長辺方向の一半側及び他半側の中央部付近に設けられている。また、環状結合部438,442は、該環状結合部436,440よりも直径の小さな環状結合部であり、それぞれ該環状結合部436,440の内側領域において該環状結合部436,440と略同心状に設けられている。
【0122】
エアバッグ1Kの内部領域のロワーパネル6K及びアッパーパネル8Kの長辺方向の一半側及び他半側には、これらの環状結合部436,438,440,442により、それぞれドーナツ形の室444と室446とが形成されている。
【0123】
なお、該環状結合部436及び440とには、それぞれ該室444及び446と、該室444及び446の外部領域の室448とを連通する連通部450,452,454,456が設けられている。
【0124】
ロワーパネル6Jには、室444と該ロワーパネル6Kの長辺方向の一端側との間の領域、該室444と室446との間の領域、及び該室446とロワーパネル6Kの長辺方向の他端側との間の領域にそれぞれつまみ部458,460,462が設けられている。
【0125】
なお、このエアバッグ1Kには、適宜の位置に膨張用のガス導入口(図示略)が設けられている。
【0126】
このように構成されたエアバッグ1Kが膨張するときには、ロワーパネル6Kが上記3箇所の領域においてつまみ部458,460,462によって窄まった状態になっているので、エアバッグ1Kは全体として該ロワーパネル6K側に凹曲した形状に膨張するようになる。
【0127】
本発明の外面展開型エアバッグ装置にあっては、エアバッグは、車体前部に設けられたフード外面に沿って展開するよう構成されるだけでなく、該フード以外の車体各部の外面に沿って展開するように構成されてもよい。
【0128】
例えば、参考例に係る第20図エアバッグ1Lは、車体前部のフード470の外面からウィンドシールド472の外面に沿って展開するよう構成されている。このエアバッグ1Lにおいては、フード470及びウィンドシールド472と対面するロワーパネル(符号略)とは反対側のアッパーパネル(符号略)につまみ部16Lが設けられており、該エアバッグ1Lは、膨張するときには全体として該アッパーパネル側に凹曲した形状に膨張し、フード470の外面からウィンドシールド472の外面に沿って密着して展開するようになっている。なお、第20図中、符号4Lはこのエアバッグ1Lを膨張させるためのガス発生器を示し、符号18Lは、平常時にこのエアバッグ1Lを収容するためのリテーナを示している。
【0129】
また、第20図のエアバッグ1Mは、車体後部のトランクルーム(図示略)のリッド474の外面からリアウィンドシールド476の外面に沿って展開するように構成されている。このエアバッグ1Mにおいても、リッド474及びリアウィンドシールド476と対面するロワーパネル(符号略)とは反対側のアッパーパネル(符号略)につまみ部16Mが設けられており、該エアバッグ1Mは、膨張するときには全体として該アッパーパネル側に凹曲した形状に膨張し、リッド474の外面からリアウィンドシールド476の外面に沿って密着して展開するようになっている。
【0130】
第20図のエアバッグ1Nは、自動車が走行時に歩行者や自転車、バイク等と衝突しそうになったときに車体前端部の外面に沿って展開し、衝突時の歩行者等への衝撃を緩和するように構成されている。このエアバッグ1Nにおいては、車体前端部と対面するロワーパネル(符号略)につまみ部(図示略)が設けられており、該エアバッグ1Nは、膨張するときには全体として該ロワーパネル側に凹曲した形状に膨張し、車体前端部の外面に沿って密着して展開するようになっている。
【0131】
第20図のエアバッグ1Pは、自動車が走行時に歩行者や自転車、バイク等と衝突しそうになったときに車体後端部の外面に沿って展開し、衝突時の歩行者等への衝撃を緩和するように構成されている。このエアバッグ1Pにおいては、車体後端部と対面するロワーパネル(符号略)につまみ部(図示略)が設けられており、該エアバッグ1Pは、膨張するときには全体として該ロワーパネル側に凹曲した形状に膨張し、車体後端部の外面に沿って密着して展開するようになっている。
【0132】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、車体外面が車体外部側に凸曲或いは車体内部側に凹曲していても、該車体外面との間に殆ど隙間を生じることなくエアバッグを車体外面に沿って展開させる外面展開型エアバッグ装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例に係る外面展開型エアバッグ装置のエアバッグの製作手順を示す説明図である。
【図2】 第1図のエアバッグの膨張時の態様を示す説明図である。
【図3】 第1図の外面展開型エアバッグ装置の設置態様及びエアバッグの展開状況を示す自動車の車体前部の側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る外面展開型エアバッグ装置のエアバッグの構成を示す説明図である。
【図5】 第4図のエアバッグの要部斜視図である。
【図6】 第4図の外面展開型エアバッグ装置のエアバッグとガス発生器との接続構造を示す要部分解斜視図である。
【図7】 実施の形態に係るエアバッグ1Bの斜視図である。
【図8】 本発明のさらに別の実施の形態に係る外面展開型エアバッグ装置の分解斜視図である。
【図9】 第8図の外面展開型エアバッグ装置のエアバッグ膨張時の斜視図である。
【図10】 本発明の異なる実施の形態に係る外面展開型エアバッグ装置のエアバッグ膨張時の斜視図である。
【図11】 第10図のエアバッグの断面図である。
【図12】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Dの構成を示す説明図である。
【図13】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Eの構成を示す説明図である。
【図14】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Fの構成を示す説明図である。
【図15】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Gの構成を示す説明図である。
【図16】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Hの構成を示す説明図である。
【図17】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Iの構成を示す説明図である。
【図18】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Jの構成を示す説明図である。
【図19】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置1Kの構成を示す説明図である。
【図20】 参考例に係る外面展開型エアバッグ装置の構成を示す自動車の側面図である
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1I,1J,1K,1L,1M,1N,1P エアバッグ
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F,6G,6H,6I,6J,6K ロワーパネル
8,8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8H,8I,8J,8K アッパーパネル
16,16A,16B,16C,16L,16M つまみ部

Claims (7)

  1. 車体外面に沿って膨張可能なエアバッグと、該エアバッグ内にガスを供給するガス発生器とを有するエアバッグ装置において、
    該エアバッグは、車体外面に対面する裏面及びそれと反対側の表面との一方につまみ部が設けられ、これにより、膨張時に該つまみ部を設けた側が凹に反った形状となるものであり、
    該つまみ部は、該エアバッグを構成するパネルの一部がエアバッグの外方又は内方につまみ出され、このつまみ出された部分の基端側同士が接合されて形成されたものであり、
    該つまみ部にガス導入口が設けられており、該つまみ部に前記ガス発生器の少なくとも一部が連結されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1において、該つまみ部は、前記パネルの一部をつまみ上げ、該パネルの重なり合った部分同士を線状結合部によって結合することにより形成されており、
    該ガス導入口は、該つまみ部の頂部付近に配置されており、
    該線状結合部は、
    該つまみ部の基端部の両裾部分からそれぞれ該基端部に沿って互いに接近方向に延在しており、且つ該接近方向の端部同士が離隔している1対の第1の線状結合部と、
    該つまみ部の頂部の該ガス導入口の一方のサイドから該つまみ部の基端部側に延在され、該基端部側において、一方の該第1の線状結合部の前記端部と接合されている第2の線状結合部と、
    該つまみ部の頂部の該ガス導入口の他方のサイドから、該第2の線状結合部と交わることなく、該つまみ部の基端部側に延在され、該基端部側において、他方の該第1の線状結合部の前記端部と接合されている第3の線状結合部と
    からなり、
    該第2の線状結合部と第3の線状結合部とは、所定距離離隔しており、それらの間の該つまみ部の内部領域には、前記ガス導入口と前記エアバッグの内部領域とを連通するダクトが形成されており、
    該第2の線状結合部及び第3の線状結合部の該ダクトと反対側には、それぞれ、該つまみ部の頂部から該第2の線状結合部及び第3の線状結合部の延在方向に沿って切込み部が設けられており、これにより、該ダクトは筒状となっており、
    前記ガス発生器には、該ガス発生器からのガスを前記エアバッグ内に導入するためのガス導入管が連結されており、前記ガス導入口から該ダクト内に該ガス導入管が挿入され、締結具により該ダクトが該ガス導入管の側周面に締め付けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1において、該つまみ部は、前記パネルの中央部付近をつまみ上げ、該パネルの重なり合った部分同士を線状結合部によって結合することにより形成されており、
    該ガス導入口は、該つまみ部の頂部付近に配置されており、
    該線状結合部は、
    該つまみ部の基端部に沿って該つまみ部の長手方向に直列状に、且つ互いに間隔をあけて延在した複数の第1の線状結合部と、
    該ガス導入口の両サイドにおいて、該つまみ部の頂部から該つまみ部の基端部側に向って延在すると共に、該第1の線状結合部に到達する前にUターンして該つまみ部の頂部に戻るように延在した1対の略U字形の第2の線状結合部と
    からなり、
    該第1の線状結合部により、該つまみ部の内側領域には、該つまみ部の長手方向に延在するチューブ状の室が区画されており、且つ該第1の線状結合部同士の間を通して、該室の長手方向の異なる位置において、該室内と前記エアバッグの内部とが連通しており、
    1対の該第2の線状結合部同士は所定距離離隔しており、それらの間に、該ガス導入口と該室内とを連通するダクトが形成されており、
    該つまみ部のうち、これら第2の線状結合部によって略U字形に囲まれた領域内には、それぞれ、該つまみ部の頂部から該つまみ部の基端部側に向って切込み部が設けられており、これにより、該ダクトは筒状となっており、
    前記ガス発生器には、該ガス発生器からのガスを前記エアバッグ内に導入するためのガス導入管が連結されており、前記ガス導入口から該ダクト内に該ガス導入管が挿入され、締結具により該ダクトが該ガス導入管の側周面に締め付けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項3において、該ガス導入管は、略クランク形に屈曲した形状となっており、
    該ガス導入管には、その長手方向に位置を異ならせて複数個のガス噴出口が設けられており、
    該ガス導入管は、前記ガス導入口から前記ダクトを通して前記室内に挿入されており、該ガス導入管のうち該室内に挿入された部分は、前記つまみ部の長手方向に延在していることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記エアバッグの前記裏面を構成するパネルと前記表面を構成するパネルとが、各々の周縁部よりも内側の領域において部分的に結合されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項5において、該エアバッグの該裏面を構成するパネルと該表面を構成するパネルとは、各々の周縁部よりも内側の領域において前記つまみ部を取り囲むように延設された線状結合部により結合されており、
    該線状結合部により、該エアバッグの内部領域は、該つまみ部の内側領域に連通した第1室と、該第1室を取り囲む第2室とに区画されており、
    該線状結合部の延在方向の途中部には、該延在方向に位置を異ならせて、該第1室と第2室とを連通する複数の連通部が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項5において、該エアバッグの該裏面を構成するパネルと該表面を構成するパネルとは、各々の周縁部よりも内側の領域の複数箇所において、対面する部位同士が環状結合部によって結合されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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