JP3944498B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷凍サイクルの冷蔵庫に付着した霜を除霜する除霜ヒータを備えた冷蔵庫に関するものである。
除霜ヒータを備えた冷蔵庫に関する従来技術として特許文献1に記載のものがある。この例では冷却器の下方に、ニクロム線をコイル状にしたものをガラス管で覆った除霜用管ヒータを備えている。この冷却器と除霜用管ヒータとの間には屋根を設けて、冷却器から滴下する除霜水が除霜用管ヒータに直接接触することを防止している。また、除霜用管ヒータとその下部の樋との間には樋を保護するために電気的に絶縁保持された底板が設けられており、除霜用ヒータが割れた場合にヒータ線が樋まで垂れ下がって樋を損傷するのを防止し、除霜水を介した漏電を防止している。
また、特許文献2には除霜ヒータ温度を冷媒のイソブタン発火温度以下にすべく、絶縁材で充填密封されたシース管内にヒータ線を設け、シース管の外周に伝熱促進用のフィンを備えた除霜ヒータが記載されている。
特開平8-54172
特開2000-283635
以下、従来の技術における課題について述べる。
図11は従来の冷蔵庫を示す図である。図11において、51は冷蔵庫本体であり、この冷蔵庫本体51は内部に冷凍室52と冷蔵室53を有し、これらの間を区画する中仕切壁56が備えられている。冷凍室52の前面開口部にはこの開口部を閉塞する冷凍室扉54が備えられ、冷蔵室53の前面開口部にはこの開口部を閉塞する冷蔵室扉55が備えられている。
中仕切壁56には冷凍室52内の食品と熱交換した冷気を後述する冷却器に戻す通路57と冷蔵室53内の食品と熱交換した冷気を冷却器に戻す通路58とが設けられている。通路57と通路58とを介して冷凍室52及び冷蔵室53と連通する冷却器室59が冷凍室52の背部に設けられており、この冷却器室59内には冷却器60、除霜ヒータ61、冷気循環ファン62が備えられる。冷却器室59と冷凍室の間には、これらの室間を仕切る区画仕切63が設けられており、この区画仕切63には冷気吹出口64が形成されている。これらの構成によって、冷却器60と熱交換して冷却された冷気は冷気循環ファン62によって、冷気吹出口64より冷凍室52に吹出される。
除霜ヒータ61と冷却器60との間にはアルミ製の屋根65が設けられ、この屋根65は冷却器60に付着した霜を除霜ヒータの熱で融解した時、冷却器60より滴下する除霜水が直接除霜ヒータにかかるのを防止するものである。
通常、除霜ヒータのガラス管61aは除霜ヒータ線61b発熱時表面温度で500℃近辺の温度となる。このガラス管に水滴が直接滴下すると水蒸気爆発状態を呈し、大きな音を発生させることとなる。このような水蒸気爆発状態に近い状態であれば、発生する音は冷蔵庫の外部にまで聞こえてしまうほどの音となり、使用者に不安感を与えてしまうこととなってしまう。これを防ぐのが屋根65の役目である。
除霜ヒータ61の下部にはアルミ製の保護板66が設置されており、この保護板66はガラス管61aが衝撃等で割れたときに樋67を保護するものである。図12はガラス管61aが衝撃等で割れた状態を示すものであり、ヒータ線61bが図12に示す如く下に垂れた、該ヒータ線61bが冷却器60から滴下する除霜水を受けて、庫外に排水するのを助ける樹脂製の樋67に触れるのを防止する。このアルミ製の保護板66は絶縁保持されているものであるから、若し、ヒータ線61bが、この保護板66に垂れ下がってきても、冷蔵庫本体51の金属部に電気がリークする等と云うことがないものである。
冷凍室52や冷蔵室53を冷却する場合には、冷却器60に冷媒を流し、冷却器60を冷却する。これと同時に運転される冷気循環ファン62の作用により冷却器60と熱交換して冷却された冷気が冷気吹出口64より冷凍室52に吹き出される。冷凍室52に吹き出された冷気は冷凍室52内の冷凍食品を冷却し、通路57を介して再び冷却器60、除霜ヒータ61部に戻される。一方冷蔵室53側は冷却器60で冷却された冷気を冷気循環ファン62で図には示してないが冷蔵庫専用冷却通路を使って冷蔵室53に吹き出す。ここでも冷蔵食品と熱交換して冷蔵食品を冷却する。そして冷却後の冷気は、通路58を通して冷却器60、除霜ヒータ61部に戻るものである。
冷却器60と熱交換する空気は冷凍室扉54及び冷蔵室扉55の開閉による外気の流入や冷凍室52及び冷蔵室53の食品に含まれる水分の蒸発等により高湿化された空気であることから、冷却器60にその湿気は霜となって着霜、堆積する。堆積量が増加するに従って冷却器60表面と熱交換する空気との伝熱が阻害されると共に通風抵抗となって風量が低下する。この結果熱通過率が低下して冷却不足が発生する。
そこで、この冷却不足がおこる前に、除霜ヒータ61に通電を開始する。ヒータ線61bに通電が開始されると、ヒータ線61bからガラス管61aを介して冷却器60や周辺部品に熱線が放射される。このとき、保護板66に放射された熱線は保護板66の形状から、一部がガラス管61aを介してヒータ線61bに反射される。又、除霜ヒ−タから出る熱によって融解した除霜水は一部が直接樋67に落ち、その他は屋根65に落ちる。尚この屋根65はガラス管61aに比較し、低温である為、ここでは水蒸気爆発には至らないものである。
一般的に除霜ヒータ61のヒータ線61b表面は云うまでもなくガラス管61a表面温度は非常に高温度となる。これは保護板66が除霜ヒータ61の近傍にあり、一旦ガラス管を介して放射された熱線が保護板66で戻されガラス管61aは勿論ヒータ線61bを異常に加熱してしまう。この結果として、除霜ヒータ61の両端を封止するゴム栓を熱で損傷する可能性があった。
また、ゴム栓の損傷保護の為にヒータ線端部に作られるコイルエンド部(コイル状でなくヒータ線61bを所定の長さで折り返して撚った直線部を長くとると、ガラス管等を一定とした時、コイルエンド部上部の冷却器60に着いた霜の融解が遅れ、除霜時間が長くなると云う課題があった。
更に図に示す如き形状の除霜ヒータ61では冷却器60の奥行寸法D1に対し1/4〜1/5と小さい為に熱線が冷却器60の全奥行D1にいきわたらず(図13の如く)除霜時間を遅らせてしまうと云う課題があった。
また、特許文献2に記載のように、ヒータ線を絶縁材で覆う構造とした場合、次のような問題があった。ヒータ線が通電されると、ヒータ線が発熱するためにシース管のみではなく、ヒータ線を覆う絶縁材自体も加熱される。上記の特許文献2では、シース管の両端をキャップで密閉しているため、ヒータ線周囲を絶縁材で覆っていると、絶縁材を介してキャップへと熱が伝えられることとなる。このとき、キャップにシリコンゴムのように耐熱特性の高いものを使用したとしても、その耐熱温度は約145℃程度であり、この耐熱温度よりも高温であればキャップが損傷することとなる。その場合、絶縁材とキャップとの間に断熱部材を別途設けることが必要となってしまう。
また、ヒータ線の発熱温度を低く設定すると、除霜ヒータとしての出力が低下することとなり、除霜ヒータとしての性能を低下させることとなる。一方、絶縁材自体に断熱特性の優れたものを使用すると、ヒータ線の温度を外部に伝えることができず、この場合も除霜ヒータとしての性能を低下させることにつながる。したがって、除霜ヒータとしての出力を確保するにはヒータ線を長くせざるを得ず、庫内の有効容積の減少につながることとなる。
また、除霜ヒータ自体は冷却器の近傍に配置されているため、冷蔵庫の通常運転時には周囲の温度はマイナス30℃以下となる。除霜運転時にはヒータ線は通電時には数百度となるものであるが、これらの温度変化に対する絶縁材の膨張収縮について考慮したものではなかった。また、絶縁材で覆われたヒータ線のそれ自体の温度を考慮したものではなかった。
本発明は可燃性冷媒を使用することによる上述の課題に鑑みてなされたものであり、安全性と効率性の向上を図った冷蔵庫を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、ガラス管内にコイル状に巻かれたヒータ線を有する除霜ヒータを冷却器の下方に備えた冷蔵庫において、前記ガラス管の外周に放熱部材を備え、前記放熱部材は帯状薄板をコイル状に巻きつけ、その内周がガラス管の外周に接するか若しくは近接するようにガラス管に取付けられるようにした。
また、前記ヒータ線はコイル状に巻かれたコイル部とこのコイル部の両側に配置される直線部とを有し、前記ガラス管の両側には前記ガラス管を封止する封止部材を有し、前記放熱部材は、前記コイル部と対向するガラス管の外周に備えられるものとした。
また、可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルに接続された冷却器を断熱箱体内に備え、前記冷却器の下方に除霜ヒータが配設される冷蔵庫において、本発明では、前記除霜ヒータは、ガラス管内にコイル状に巻かれたコイル部とこのコイル部の両側に位置する直線部とを備えたヒータ線と、前記ガラス管の両端を封止し前記ヒータ線又は前記ヒータ線と接続されるリード線を通すために前記ガラス管の内外を連通する穴部を有する封止部材と、前記コイル部に対向するガラス管の外周に放熱部材を備え、前記放熱部材は帯状薄板をコイル状に巻きつけ、前記ガラス管を前記放熱部材に挿通したことを特徴とする。
また、上記のものにおいて、前記冷却器と前記ガラス管との間に屋根部材を備え、前記放熱部材は前記ガラス管に巻き付けられる薄板状の放熱フィンであり、前記放熱フィン幅は前記屋根部材の幅よりも大きく、前記冷却器の奥行幅よりも小さく、前記放熱フィンの前記屋根部材の下方投影面の外側部分は鉛直方向に延伸した形状とした。また、同じく上記のものにおいて、前記冷却器と前記ガラス管との間に屋根部材を備え、前記放熱部材を前記屋根部材に連接する補助部材を放熱フィンとした除霜ヒータを備えたものとした。
また、前記コイル部の巻きピッチを2.0mm以下とし前記コイル部の巻きピッチよりも前記放熱部材のピッチを大きくし、前記コイル部と前記ガラス管との距離を1mm以下とすることにより、前記ヒータ線の発熱温度を400℃以下とし、可燃性冷媒の発火点温度以下に抑えたものとした。
本発明によれば、可燃性冷媒を使用した冷蔵庫の除霜運転に際しても、安全性と効率性の向上が図れ、また、信頼性にも優れた冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図1から図10を用いて説明する。
図1は本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図であり、図2は図1の要部拡大図であり、図3は図2の除霜ヒータ横断面説明図であり、図4は図3中の放熱フィン説明図であり、図5は図3とは異なる実施例を説明する除霜ヒータ横断面説明図であり、図6は図5中の放熱フィン説明図であり、図7は図5とは異なる実施例を説明する放熱フィンの傾斜図であり、図8は図7のP矢斜図であり、図9は本発明を備えた除霜ヒータの横断面説明図であり、図10は本発明を備えた冷凍サイクルの説明図である。
先ず「図1〜図4」を用いて第一の実施形態について説明する。冷蔵庫本体1は内部に冷凍室2と冷蔵室3を有している。冷凍室2の前面には開口部を閉塞する冷凍室扉4が備えられ、冷蔵室3の前面には開口部を閉塞する冷蔵室扉5が備えられている。冷凍室2と冷蔵室3間には両室の間を区画する中仕切壁6が設けられ、中仕切壁6には冷凍室2内の食品と熱交換した冷気を後述する冷却器に戻す通路7と冷蔵室3内の食品と熱交換した冷気を冷却器に戻す通路8とが設けられている。
冷凍室2の背部には区画仕切13によって仕切られた冷却器室9が配置され、この冷却器室9内には冷却器10、除霜ヒータ11、冷気循環ファン12が設けられている。本実施例では、除霜ヒータ11は冷却器11の下方に配置され、冷却器の上方に配置された冷気循環ファン14によって、冷却器室9内の下方から流入した戻り冷気が上方へと送られる。上方へと送られた冷気は冷却器10により冷却され、区画仕切13に設けられた冷気吹出口14より冷凍室2に吹出される。
除霜ヒータ11と冷却器10との間にはアルミ製の屋根15が設けられる。この屋根15は冷却器10に付着した霜を除霜ヒータ11の熱で融解した際に、冷却器10から滴下する除霜水が直接除霜ヒータ11にかかるのを防止するものである。通常除霜ヒータ11のガラス管11aは除霜ヒータ11発熱時表面温度で500℃近辺の温度となる。このガラス管11aに水滴が直接滴下すると水蒸気爆発状態を起こし冷蔵庫の外部にまで聞えてしまう程の大きな音となり、使用者に不安感を与えてしまう。これを防ぐのが屋根15の役目である。
除霜ヒータ11のガラス管11aの外周には放熱部材が配設される。本実施例ではフィン形状の放熱フィンがガラス管11aの外周に巻きつけられている。この放熱フィン16は、帯状薄板を図4に示す如くコイル状に巻いたものである。この帯状薄板は、ガラス管11aとほぼ同じ外径、あるいはそれよりも若干大きな外径をもつ雇にコイル状に連続的に巻き付け、これを所定寸法にカットしたものである。なお、帯状薄板をコイル状に巻き付ける場合には、外周側にスリットを入れる、あるいは内側を絞る、等によって行なうものである。本実施例では、帯状薄板の一側端を絞ることによって、中心穴16a側が波形となるようにコイル状に形成している。外周側にスリットを入れる場合と比較して、放熱フィン16全体としての放熱面積が大きくなり、また、ガラス管11aとの接触面積も大きくなるため、より効率的な放熱が可能となる。
本実施例におけるガラス管11aの直径は10.5mmとしているので、帯状薄板を巻き付ける雇の直径を11.0〜11.5mm位にしておく。この結果、コイル状に巻いた放熱フィン16をガラス管11aに取付ける時には11.0〜11.5mmに形成された中心穴16aを10.5mmのガラス管11aに挿通すれば良いものである。
而して、上記放熱フィン16は従来の保護板の代りをも果すものである。即ち、上記ガラス管11aがなんらかの衝撃で割れるようなことがあっても、ガラス管11aの長手方向にわたって巻き付けられた形になっている放熱フィン16が、ガラス管11aが崩れてもヒータ線11bを保持するので従来の如く、ガラス管11aが破損してもヒータ線11bが垂れ下がることがないものである。
本実施例では、放熱フィン16をアルミニウムで形成している。ガラス管11aよりも熱伝導率の高い部材を使用することによって、効率的にヒータ線11bの熱を外部へと放熱することができる。また、ガラス管11aの周囲に放熱フィン16を巻き付ける構造を採用した本実施例では、放熱フィン16の重量が大きくなるとガラス管11aに対する重量負荷となり、ガラス管11aの破損につながることとなる。したがって、熱伝導性の良い部材の中でも、例えば、銅と比較して軽量であり、成形性も良く、コスト的にも優れたアルミニウムを使用しているものである。
すなわち、放熱フィンを帯状薄板とし、ガラス管と同じ径の雇いに連続的に巻き付け、これを所定寸法にカットし放熱フィンとしたものであるから、生産性が良いことはもちろん、ガラス管への取付けも雇で作った穴にガラス管を挿通すれば良いので容易に行なうことが出来ることは勿論、原価的には非常に有利なものとなる。
次に図3に於いて、上記除霜ヒータ11に付いて説明する。この除霜ヒータ11は外径10.5mm、内径8.5mmのガラス管11a内に、ヒータ線11bを配設し、このガラス管の両端部を覆う封止部材17を備えている。符号18で示した部材は位置決め部材であり、この位置決め部材18の作用については後述する。
ヒータ線11bの両端はリード線19に接続され、その接続部にはヒータ線11bの直線部11cとリード線19とを接続する接続金具21が配置される。この除霜ヒータ11は直径10.5mm、肉厚1mmのガラス管内に線径0.5mmのニクロム線を外径7.0mmのコイル状に巻いたヒータ線11bを、図に示す如く仕切板18で内在させ、さらにガラス管11aの両端を封止部材17で封止したものである。この封止部材17として本例ではゴム栓を使用している。
なお、コイル状に巻いたヒータ線11bのコイル部の両側には図3にも示す如く直線状に形成される直線部11cを有している。これはヒータ線11bが発熱する熱でゴム栓17が損傷するのを防止する為のものである。ゴム栓17はシリコンゴム等の耐熱特性の高い材料により作られるが、このゴム栓17の耐熱温度も通常145℃以下である。ところがヒータ線11bのコイル部の温度は、500℃と、ゴム栓17の耐熱温度よりもはるかに高い温度となる。これは、ガラス管11aの内部には発熱しているヒータ線11bを備えており、さらには、上方の屋根や下方の保護板等からの熱の反射によって温度が相乗的に上昇するからである。この熱がそのままの温度でゴム栓17に伝わるとゴム栓17は高熱によって損傷してしまうこととなる。
しかし、直線部11cはもともとの発熱量が少ないため、500℃にはならない。したがって、本例ではヒータ線11bのコイル部の両側には直線部11cを備えることとしている。この構成によって、ヒータ線11b及びガラス管11aの熱がゴム栓17に伝導するのを阻止することができる。
この直線部11cの距離が長いほどゴム栓17への熱伝導を防ぐ効果を奏するものであるが、距離を大きくしすぎると除霜ヒータの能力低下につながることから、ゴム栓17の耐熱温度とヒータ線11bの発熱温度とを考慮した距離(例えば15mm〜20mm)としている。すなわち、この直線部11cを長くとれば熱によるゴム栓17の損傷を阻止することは可能であるが限られた寸法の中でこの直線部11cを長くとると云うことは、ワット密度(単位長さ当りの発熱量)をどんどん高くする方向に進みヒータ線11bのコイル部の温度を高くする方向に働いてしまう。したがって、通常は15mm〜20mmに設定されている。本例では、コイル部がガラス管11aの中央部に位置するように、換言すれば、両側の直線部11cの長さが同程度となるようにゴム栓17とガラス管11cその間に備えられる位置決め部材18によって、コイル部の位置を定めている。このように両側で位置が決められた状態でヒータ線11bは発熱し、ゴム栓17への熱の過剰な伝達を防止し、コイル部での発熱を放熱フィン16によって効率的に外部へと放熱し、信頼性を高めている。
すなわち、上述のように放熱フィン16がガラス管11aよりも熱伝導率が高く、ガラス管11a内部にコイル部を有する部分には放熱フィン16が配置されているため、500℃前後にも上昇し得るガラス管11a内の温度を、例えば350℃近辺まで低下させる働きを有している。放熱フィン16の外周方向の長さを十分に取れば、放熱性もよく、フィンピッチをコイル部よりも大きくしても十分に放熱効果を奏する。このように、放熱フィン16がガラス管11aと熱交換してガラス管11aの表面温度を350℃から300℃まで低下させることができるような放熱面積、熱伝導率の良い放熱フィン16を使用することによって、ヒータ線11b温度自体も350℃近辺まで低下するものである。
一方ガラス管11aと熱交換した放熱フィン16は図2にも示す如く冷却器10の奥行寸法D2全域に熱を放射する。換云すると上記放熱フィン16の大きさは屋根15寸法L1より大きくしておくもので、冷却器10の奥行寸法D2に出来る限り近づけておくのが良い。したがって、この放熱フィン16の、屋根15の下方投影面より外側の位置の部分は、冷却器10からの除霜水が滴下する場合があるが、放熱フィン16の当該部分は、ほぼ鉛直に伸びた形状としているため、滴下した除霜水を溜めることはない。
この大きさの放熱フィン16とすることにより除霜水を受ける樋20、或いは通路7、8に付いた霜を除霜時に融解するのに好適であることは勿論冷却器10の除霜を短縮出来るものである。
かかる構成を有する冷蔵庫に於いて冷却器10への霜の堆積量が増加すると、冷却器10表面と熱交換する空気との伝熱が阻害され通風抵抗が低下する。これを検知した冷蔵庫は、除霜ヒータ10への通電を開始する。
ヒータ線11bに通電が開始されると、ヒータ線11bからガラス管11a、放熱フィン16を介し冷却器10や周辺部品に熱線を放射する。これにより冷却器10や樋20等に着いた霜を除霜水に融解する。
この時に放熱フィン16をもった本発明の除霜ヒータは細いガラス管11aを屋根L1より大きな放熱フィンとしたので冷却器10下端を広範囲な面で加熱する。これにより除霜時間の短縮が図れるものである。
これと共にガラス管11aに割れると云う事故があった場合でも上記放熱フィン16がガラス管11a外周に取付けられているので、ガラス管11aが崩れ、ヒータ線11bがガラス管11a外に垂れ周囲部品を損傷すると云うことがないものである。
更にはガラス管11a割れ時、冷蔵庫本体1の金属部に従来の如く電気がリークする等と云う問題がなくなるものである。
次に図5、図6をもって実施例1とは異なる実施例を説明する。除霜ヒータ11はガラス管11a、ヒータ線11b、ゴム栓17を備えて構成されている。ヒータ線11bは両側に直線部11cを有している。直線部11cはゴム栓17内に位置する接続金具21によってリード線19と接続されている。ガラス管11aの外周には放熱部材22が巻き付けられている。この放熱フィン22は、棒状(針金状)部材をコイル状に巻いたものである。この放熱フィン22は実施例1で説明した放熱フィン16と比較すると放熱面積がとれないので巻ピッチを狭くしてある。この放熱フィン22は、放熱源としてヒータ線11bを、実施例1ほど出力を大きくは出来ないが、全体の発熱量を例えば160Wを140W等と下げることと組み合わせることによりガラス管11a、ヒータ線11b温度を所望の温度まで下げることができる。すなわち、加熱されたガラス管11aの熱は放熱フィン22に伝達され放熱フィン22を介して除霜を促進する。これにより、ガラス管11a、ヒータ線11bの温度は大巾に低減されるものである。更にガラス管11aに割れる事故があった場合でも、ガラス管11aは放熱フィン22により崩れを防止されるので、ヒータ線11bの垂れ下がりはないものとできる。
図7、図8をもって、実施例1、2とは異なる実施例を説明する。
図に於いて、本実施例の放熱部材23は、放熱部材(放熱フィン)付門形形状の屋根としている。この屋根23の水平片、すなわち天井面23aは冷却器からの除霜水の滴下を受けるものである。屋根23は補助部材たる両側の垂直片23bを有している。この両側の垂直片23bは除霜ヒータ11(図2)の熱を放熱する放熱フィン24を形成するものである。
すなわち、両側の補助部材たる垂直片23bに予め除霜ヒータ11を挿通することが出来る穴25を明けておき、これを図7、8に示す如く、互い違いに内側に折り曲げ、該穴25を一致させ、ここに除霜ヒータ11を挿通するものである。
このようにすることにより屋根23と放熱フィン24は一体になるので、屋根23を放熱フィン24として活用出来ることは勿論放熱フィン24を折り曲げ形成した後に出来る窓26は加熱された空気の出口にもなるので、門形形状の屋根23内に加熱空気が溜ることなく、冷却器側に送り込めるものである。
このとき、穴25の穴径は除霜ヒータ11が直径10.5mmであった場合には、11.0〜11.5mm位に形成し、除霜ヒータ11のガラス管11aが該穴25にスムーズに入るよう構成しておくものである。
なお、本実施例では門形形状の屋根23の補助部材たる垂直片23bの両方に切込みスリットを入れ、そのスリットより内側に折り曲げ、放熱フィンを形成したが、門形でなく放熱面積との関係で、これは選択できるもので、本実施例は屋根23を放熱フィン24の一部として活用する案を提案するものである。
上記の如く構成することにより、ガラス管11aの放熱面積は放熱フィン24分拡大する。このことによりガラス管11a温度は大巾に低減される。換云すると、ヒータ線11b温度も低下する結果となり、ゴム栓17(図3)が熱の為、損傷することがないものである。
さらに、ガラス管11aが割れるようなことがあっても、ガラス管11aは放熱フィン24により支えられるので、ガラス管が崩れ、内部のヒータ線11bが樋20(図2)側に垂れ下がると云うことがない。
次に図9、図10をもつて、炭化水素系のイソブタンを冷媒として使った冷蔵庫に除霜ヒータを使った例で説明する。
図10は冷凍サイクルを示したものであり、圧縮機26、凝縮器27、キャピラリチューブ28、冷却器29が直列にしかも環状に接続され、冷凍サイクルを構成している。従来、この冷凍サイクル内に封入される冷媒には物性が安定し、扱いやすい点からフロン系冷媒が使用されてきた。このフロン系冷媒はオゾン層破壊や地球温暖化への影響が極めて少ない炭化水素系冷媒例えばプロパン(R−290a)やイソブタン(R600a)への展開が図られてきている。以下この炭化水素系冷媒をHC冷媒と称する。
而して本実施例の冷凍サイクルにはこのHC冷媒が封入されている。このHC冷媒は冷却器29の溶接部等に破損があった場合、除霜運転時に冷蔵庫内に漏洩する。
このHC冷媒が冷蔵庫内に充満すると、除霜ヒータ発熱時HC冷媒に引火する危険性をもっている。
すなわち、除霜運転時には除霜ヒータより冷却器が加熱されるため、冷却器29内のイソブタンは大気圧よりも高い圧力(約3Kg/cm2)となり、冷蔵庫内に漏洩する。尚冷却運転時には冷却器内のイソブタンは大気圧に対し、負圧になっておりイソブタンが冷蔵庫内に漏洩することはない。さらに通常圧縮機が停止しても冷却器のイソブタンは大気圧とほぼ同様であることより、冷蔵庫内にほとんど漏洩することはないものである。
図10に示すように、冷却器29の近傍には冷気循環ファン30及び除霜ヒータ31が配設されている。通常、冷却器29及び除霜ヒータ31は冷却器室に備えられ、冷却器の上方に配置された冷気循環ファン30が運転することによって冷却器29で冷却された冷気が冷蔵室、冷凍室内へと送られ、室内の食品を冷却する。また、同じく冷気循環ファン30によって、冷蔵室あるいは冷凍室からの戻り冷気を冷却器の下方から冷却器室へと送り、この戻り冷気は再び冷却器29で冷却されて、この冷気を冷凍室、或いは冷蔵室に送る。このように冷気循環ファン30は強制的に冷気を循環する。
また、除霜ヒータ31は冷却器29に霜が堆積した時、その霜を融解するためのもので、具体的構成は図9の通りである。除霜ヒータ31は、ガラス管31aによってヒータ線31bを覆い、このヒータ線31bはコイル部aと直線部bとから成り、コイル部aはガラス管31aの内径が8.5mmの時には外径7.5mmのコイル状に巻かれて構成される。この場合、コイル部の外周とガラス管31aの内周との間の距離は0.5mm程度であり、すなわち、ガラス管31a内にはガラス管内表面と近接してヒータ線31bが設けられているものである。また、コイル部aの巻ピッチは2.0mm以下で巻かれている。このように巻ピッチを2.0mm以下とすると隣り合うヒータ線同士の影響を受け、ヒータ線31bのコイル部a自身の発熱量以上に温度上昇する可能性を持っている。さらには、コイル部aとガラス管31aの内周との距離が1mm以下と近接しているため、この発熱量以上に温度上昇した熱がガラス管31aへと伝達しやすくなっている。
上述のような構成を備える除霜ヒータ31は、コイル部aに対向するガラス管31a温度はヒータ線31b温度近くまで上昇する。本実施例では、コイル部aは外径7.5mmに巻かれており、ガラス管31aの内径を8.5mmとしているため、ガラス管31aのうち、コイル部aに対向する部分の温度がヒータ線31b温度と近くなるため、この熱で両端のゴム栓32はその熱で損傷してしまうこととなる。
ヒータ線31bの直線部bは、両端のゴム栓32の損傷を防止すべくヒータ線31bを直線状にした部分を指している。この部分の発熱量は当然少ないため、この直線部bに対向するガラス管31aの部分の温度は、コイル部aに相当するガラス管31a温度迄には到達しない。しかし、この直線部bの寸法が短い時にはコイル部aの熱影響を受けガラス管内の空気温度、ガラス管31aも当然加熱される。このため、通常はL2寸法を15mm以上確保しておく必要がある。
ゴム栓32はガラス管31aの両端を封止するもので耐熱性(例えば145℃)のシリコンゴム等で作られている。ヒータ線の位置決め部材33はガラス管31aの端部を構成し、ガラス管31a端部に設けられている。この位置決め部材33によって、ヒータ線31bのコイル部aの位置決めを行なう。すなわち、コイル部aがガラス管31aの長手方向中央部に配置されるように位置決め部材33が備えられている。
直線部bとリード線35とを接続する接続金具34の位置は、先の位置決め部材33によって位置決めされる。このことにより、コイル部aの位置決めとともにゴム栓32と直線部bのL2寸法は所定寸法に設定出来るものである。
かかる構成を有する除霜ヒータ31を備えた冷蔵庫において、冷却器29に霜が堆積し、霜取りを必要とした時には除霜ヒータ31への通電が開始される。この除霜ヒータへの通電が開始された時若し冷却器29に破損部があった場合には、その破損部よりHC冷媒が漏洩してしまうこととなる。このHC冷媒、例えばイソブタンの発火温度は494℃であるため、この発火温度よりもヒータ線31bの温度を低くする必要がある。本実施例では、さらに安全を考慮し400℃以下、すなわち394℃に設定している。
すなわち、本実施例は先の除霜ヒータ31(ガラス管31a、ヒータ線31b)に放熱フィン36を設け394℃以下にするものである。この放熱フィン36は実施例1、2、3等で示す形状及び形態で任意に選べば良い。必要なのは除霜ヒータ31の温度を下げることが出来る放熱部材(放熱フィン)、例えば、ガラス管31aよりも熱伝導率の高い部材を放熱部材である。したがって、コイル部aに対向するガラス管31aには、ガラス管31aよりも熱伝導率のよいコイル状の放熱フィンが配設されているため、ガラス管31aと近接して設けられたヒータ線31bのコイル部aの熱が効率良く外部へと放熱される。このため、たとえ、コイル部aの巻ピッチが2.0mm以下であっても、HC冷媒の発火点温度に達することはない。また、コイル部aの発熱量のうち、ガラス管31aを伝達して両端部のゴム栓32へと伝わる熱量は、放熱フィンから放熱される熱量を差し引いたものとなるため、ゴム栓32の破損を防ぐことが出来る。
なお、本実施例においては、可燃性冷媒に対して防爆性を考慮し使用される二重ガラス管ヒータでなく、一重のガラス管としている。上述のような一重ガラス管においては、放熱フィン36によりガラス管31a温度を低下させることができ、この作用によってガラス管31a内の空気温度をも下げることが出来るので、ガラス管内設けられるヒータ線31bの温度の上昇を抑えヒータ線31bの温度までも394℃以下にすることが出来るものである。
すなわち、二重ガラス管を用いた場合には、内側のガラス管と外側のガラス管との間の空気が断熱材の役目を果してしまい、たとえ放熱フィンを付けても直ちにヒータ線温度を394℃以下にすることはできず、他に巻き線のピッチを変える等の方法が必要となってしまう。本実施例は、このように内外ガラス管間の断熱空気層を生じ熱効率に問題の残る二重ガラス管とは異なる構成であり、ヒータ線31bの熱がガラス管を経て放熱フィンに奪われるため、ガラス管及びヒータ線の温度を394℃以下とすることができるものである。また、このようにヒータ線31bの巻きピッチを2.0mm以下とすることができ、効率的にヒータ線31bの熱が放熱フィン36によって周囲に伝わるため、冷却器29の除霜を小さい消費電力で行うことが可能となる。
本発明の各実施例は、以上説明した如き構成を有するものであるから次の如き効果を有するものである。
すなわち、ガラス管内にコイル状に巻かれたヒータ線を内蔵し、両端をゴム栓で密封した除霜用ヒータを冷却器下部に設置した冷蔵庫に於いて、内周が上記ガラス管外周に接するか若しくは近接するよう取付けられた放熱部材(放熱フィン)をゴム栓間に設けたものであるから、ヒータ線から出た熱線が再び除霜ヒータに戻ることなく、ガラス管割れ時のガラス管崩れをなくし、ヒータ線の垂れ下りを防止できるものである。
これと同時に本発明においては、ガラス管温度は勿論、ヒータ線の温度を下げることが出来るものである。このことによって、ゴム栓の損傷等をなくすことが出来る冷蔵庫が得られるものである。
また、放熱部材を帯状薄板或いは棒状放熱部材とし、ガラス管と同じ径の雇いに連続的に巻き付け、これを所定寸法にカットし放熱部材(放熱フィン)としたものであるから、生産性が良いことは勿論ガラス管への取付けも雇で作った穴にガラス管を挿通すれば良いので容易に行なうことが出来ることは勿論、原価的には非常に有利なものとなる。
また、放熱部材を除霜ヒータ上部に設置される屋根に連接する補助部材を放熱フィンとしたものであるから、屋根までも放熱フィンとして活用出来るので、ガラス管に取り付ける放熱フィンを減らすことが出来るものである。
また、ガラス管に取付ける放熱部材の外形を除霜ヒータ上部に設置される屋根寸法(L1)より大きくしたものであるから、従来と違って冷却器の奥行寸法全域を加熱することが出来、除霜時間を短縮することが出来るものである。
また、ガラス管内にコイル状に巻かれたヒータ線を内蔵し、両端をゴム栓で密封した除霜ヒータを冷却器下部に設置し冷媒として炭化水素系のイソブタンを用いた冷蔵庫に於いて除霜ヒータを構成するガラス管の表面温度及びヒータ線温度とを放熱部材(放熱フィン)を用いて設定温度以下に押えるようにしたものであるから、冷却器の破損部等よりHC冷媒が漏れるようなことがあってもそのHC冷媒の発火源となることがないものである。
さらに、除霜ヒータの発熱時の温度を炭化水素系のイソブタンの発火点温度494℃マイナス100℃である394℃とすべく放熱部材(放熱フィン)をガラス管に巻き付けた除霜ヒータとしたものであるから冷蔵庫使用状態に於いては放熱部材(放熱フィン)が除霜ヒータを構成するガラス管、及びヒータ線温度ともに、安全率を見た394℃以下とする事ができるので、除霜ヒータがHC冷媒の引火源となることがないものである。
本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の除霜ヒータ横断面説明図である。 図3中の放熱フィン説明図である。 図3とは異なる実施形態を説明する除霜ヒータ横断面説明図である。 図5中の放熱フィン説明図である。 図5とは異なる実施形態を説明する放熱フィンの傾斜図である。 図7のP矢視図である。 本発明を備えた除霜ヒータの横断面説明図である。 本発明を備えた冷凍サイクルの説明図である。 従来冷蔵庫の縦断面図である。 図11の横断面説明図である。 図11の縦断面説明図である。
符号の説明
6…中仕切壁、7…通路、8…通路、9…冷却器室、10…冷却器、11…除霜ヒータ、11a…ガラス管、11b…ヒータ線、11c…直線部、12…冷気循環ファン、13…区画仕切、15…屋根、16…放熱フィン、18…位置決め部材、19…リード線、20…樋、21…接続金具。

Claims (6)

  1. ガラス管内にコイル状に巻かれたヒータ線を有する除霜ヒータを冷却器の下方に備えた冷蔵庫において、前記ガラス管の外周に放熱部材を備え、前記放熱部材は帯状薄板をコイル状に巻きつけ、その内周がガラス管の外周に接するか若しくは近接するようにガラス管に取付けられたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ヒータ線はコイル状に巻かれたコイル部とこのコイル部の両側に配置される直線部とを有し、前記ガラス管の両側には前記ガラス管を封止する封止部材を有し、
    前記放熱部材は、前記コイル部と対向するガラス管の外周に備えられる請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 可燃性冷媒を封入した冷凍サイクルに接続された冷却器を断熱箱体内に備え、前記冷却器の下方に除霜ヒータが配設される冷蔵庫において、
    前記除霜ヒータは、ガラス管内にコイル状に巻かれたコイル部とこのコイル部の両側に位置する直線部とを備えたヒータ線と、前記ガラス管の両端を封止し前記ヒータ線又は前記ヒータ線と接続されるリード線を通すために前記ガラス管の内外を連通する穴部を有する封止部材と、前記コイル部に対向するガラス管の外周に放熱部材を備え、前記放熱部材は帯状薄板をコイル状に巻きつけ、前記ガラス管を前記放熱部材に挿通したことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記冷却器と前記ガラス管との間に屋根部材を備え、前記放熱部材は前記ガラス管に巻き付けられる薄板状の放熱フィンであり、前記放熱フィン幅は前記屋根部材の幅よりも大きく、前記冷却器の奥行幅よりも小さく、前記放熱フィンの前記屋根部材の下方投影面の外側部分は鉛直方向に延伸した形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷却器と前記ガラス管との間に屋根部材を備え、前記放熱部材を前記屋根部材に連接する補助部材を放熱フィンとした除霜ヒータを備えた請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記コイル部の巻きピッチを2.0mm以下とし前記コイル部の巻きピッチよりも前記放熱部材のピッチを大きくし、前記コイル部と前記ガラス管との距離を1mm以下とすることにより、前記ヒータ線の発熱温度を400℃以下とし、可燃性冷媒の発火点温度以下に抑えたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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