JP2007147089A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜ヒータが原因で起る炭化水素系冷媒使用冷蔵庫の事故を低減させる。
【解決手段】ガラス管外周に放熱部材を備え、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下の寸法で確保し、上記コイル状ヒータ線温度を100V使用時炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃以下を保持し、且つガラス管表面温度を350℃以下とした除霜ヒータを備えた冷蔵庫に於いて、100V、200Vを切換える切換装置と半波整流を行い、しかも自身抵抗を持つ制御素子と、上記除霜用ヒータとを直列に接続し、圧縮機と並列に接続される除霜回路を構成し、上記除霜ヒータをタイマー等の指示により発熱させる。
【選択図】図7

Description

本発明は冷凍サイクルの冷却器に付着した霜を除霜する除霜ヒータを備えた冷蔵庫に関するものである。
除霜ヒータを備えた冷蔵庫に関する従来技術として、特許文献1に記載のものがある。この例は冷却器の下方に、ニクロム線をコイル状にし、それをガラス管内に配置し除霜用管ヒータを備えている。この冷却器と除霜用管ヒータとの間には屋根を設けて、冷却器から滴下する除霜水が除霜用管ヒータに直接接触することを防止している。又、除霜用管ヒータとその下部の樋との間には樋を保護するために電気的に絶縁保持された底辺が設けられており、除霜用ヒータが割れた場合にヒータ線が樋まで垂れ下がって樋を損傷するのを防止し、除霜水を介した漏電を防止している。
又、特許文献2には除霜ヒータ温度を冷媒のイソブタン発火温度以下にするため、絶縁材で充填密封されたシース管内にヒータ線を設け、シース管の外周に伝熱促進用のフィンを備えた除霜ヒータが記載されている。
特開平8−54172号公報 特開2000−283635号公報
以下、従来技術における課題について説明する。図9は従来の冷蔵庫を示す図である。冷蔵庫本体51は内部に冷凍室52と冷蔵室53を有し、これらの間を区画する中仕切壁56を有している。冷凍室52の前面開口部にはこの開口部を閉塞する冷凍室扉54が備えられ、冷蔵室53の前面開口部にはこの開口部を閉塞する冷蔵室扉55が備えられている。
中仕切壁56には冷凍室52内の食品と熱交換した冷気を後述する冷却器に戻す通路57と冷蔵室53内の食品と熱交換した冷気を冷却器に戻す通路58とが設けられている。通路57と通路58とを介して冷凍室52及び冷蔵室53と連通する冷却機室59が冷凍室52の背部に設けられており、この冷却機室59内には冷却器60、除霜ヒータ61、冷気循環ファン62が備えられている。冷却機室59と冷凍室52の間には、これらの室間を仕切る区画仕切63が設けられており、この区画仕切63には冷気吹出口64が形成されている。これらの構成によって、冷却器60と熱交換して冷却された冷気は冷気循環ファン62によって、冷気吹出口64より冷凍室52に吹出される。
図10において、除霜ヒータ61と冷却器60との間にはアルミニウム製の屋根65が設けられ、冷却器60に付着した霜を除霜ヒータの熱で融解した時、除霜水が直接除霜ヒータにかかるのを防止する。
通常、除霜ヒータのガラス管61aは、放熱が悪い為に除霜時に表面温度が500℃近辺の温度となる。この為、除霜中にガラス管に水滴が直接滴下すると水蒸気爆発状態を呈し、大きな音を発生させることとなる。このような水蒸気爆発状態に近い状態であれば、発生する音は冷蔵庫の外部にまで聞こえてしまうほどの音となり、使用者に不安感を与えてしまう。これを防ぐのが屋根65の役目である。
除霜ヒータ61の下部にはアルミニウム製の保護板66が設置されており、この保護板66はガラス管61aが衝撃等で割れたときに、除霜水を庫外に排水する樹脂製の樋67を保護するものである。図10はガラス管61aが衝撃等で割れた状態を示しており、保護板66は、ヒータ線61bが垂れ下がり樋67に触れるのを防止する。このアルミニウム製の保護板66は絶縁保持されているものであるから、もし、ヒータ線61bがこの保護板66に垂れ下がってきても、冷蔵庫本体51の金属部に電気がリークする等と云うことがない。
又、特許文献2に記載のように、ヒータ線を絶縁材で覆う構造とした場合、次のような問題があった。ヒータ線が通電されると、ヒータ線が発熱するためにシース管のみではなく、ヒータ線を覆う絶縁材自体も加熱される。上記の特許文献2では、シース管の両端をキャップで密閉している。この為、ヒータ線周囲を絶縁材で覆うと、絶縁材を介してキャップに熱が伝えられることとなる。このとき、キャップにシリコンゴムのように耐熱特性の高いものを使用したとしても、その耐熱温度は約145℃程度であり、この耐熱温度よりも高温であればキャップが損傷することとなる。この場合、絶縁材とキャップとの間に断熱部材を別途設けることが必要となってしまう。
又、可燃性冷媒を用いた場合に、冷媒漏れを起こしたときに備えてヒータ線の発熱温度を低く設定すると、除霜ヒータとしての出力が低下することとなり、除霜ヒータとしての除霜性能を低下させることとなる。一方、絶縁材自体に断熱特性の優れたものを使用すると、ヒータ線の温度を外部に伝えることができず、この場合も除霜ヒータとしての性能を低下させることにつながる。
本発明の目的は、上記した如き環境下で使われる除霜ヒータに関し冷媒が炭化水素系冷媒となっても除霜ヒータが原因で発火することがない冷蔵庫を提供することにある。
即ち、冷蔵庫の据付け時電源電圧100V、200Vの間違いは応々にして生じる。この電圧違いで除霜ヒータの発熱量が異常に拡大し、発火等に至る事故が想定される。
又、冷蔵庫の輸出時除霜ヒータを電源電圧に対応して新たに開発しなければならないと云う煩わしさもあった。
本発明は上記課題を解消し、除霜ヒータが原因で起る炭化水素系冷媒使用冷蔵庫の事故を低減させることを目的としたものである。
本発明は上記目的を達成すべくなされたものである。
即ち、ガラス管外周に放熱部材を備え、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下の寸法で確保し、上記コイル状ヒータ線温度を100V使用時炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃以下を保持し、且つガラス管表面温度を350℃以下とした除霜ヒータを備えた冷蔵庫に於いて、100V、200Vを切換える切換装置と半波整流を行い、しかも自身抵抗を持つ制御素子と、上記除霜用ヒータとを直列に接続し、圧縮機と並列に接続される除霜回路を構成し、上記除霜ヒータをタイマー等の指示により発熱させるようにしたものであるから、ガラス管表面温度、ヒータ線温度を100V、200Vに関係なく、100V仕様時の温度とすることが出来るものである。このことにより除霜ヒータが原因で炭化水素系冷媒が発火する等と云う事項を防止出来ることは勿論200V仕様として該除霜ヒータを特別に設計する煩わしさがなくなるものである。
又、切換装置は少なくとも(a)(b)接点を有し(b)接点は直接ガラス管除霜ヒータ側に(a)接点は制御素子を介して除霜ヒータに接続され、切換装置の接点は据付時基板で検出する100V、200Vの電源電圧に応じ上記(a)(b)接点を切換えるようにしたものであるから若し誤って200V電源電圧を冷蔵庫に供給してしまうようなことがあっても、該除霜ヒータが原因で発火、故障等するのを防止出来るものである。
又、除霜の終了を検出するセンサーの検知温度を基板内に入力し、基板から出る除霜終了の指示で切換装置による給電を中止させるようにしたものであるから除霜開始、終了を自動的に行なうことが出来る冷蔵庫が得られるものである。
又、放熱部材は帯状薄板をコイル状にガラス管に巻き付けた放熱フィンであり、この放熱フィンと前記ガラス管との隙間を0.1〜0.5mmとしたものであるから100V、200Vに関係なく、ガラス管表面温度を350℃以下、ヒータ線温度を炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃とすることが出来る他、ガラス管への放熱部材の組み込みが容易に行なえるものである。
又、制御素子は冷蔵庫の温度制御等を行なう基板内に設けると共に制御素子には放熱フィンを設けたものであるから制御素子の取り扱いが容易となることは勿論、熱の為に制御素子が損傷することがないものである。
又、除霜ヒータは直径10.5mm肉厚1mmのガラス管内にコイル状に巻いた線径0.5mmのニクロム線を有し、該ニクロム線は外径7.5mmに巻かれて挿入されているものであるから、ニクロム線がガラス管に接触しガラス管を局部的に温め、ガラス管表面温度を異常に温度上昇させることがないものである。
本発明は以上説明した如くガラス管外周に放熱部材を備え、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下の寸法で確保し、上記コイル状ヒータ線温度を100V使用時炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃以下を保持し、且つガラス管表面温度を350℃以下とした除霜ヒータを備えた冷蔵庫に於いて、100V、200Vを切換える切換装置と半波整流を行い、しかも自身抵抗を持つ制御素子と、上記除霜用ヒータとを直列に接続し、圧縮機と並列に接続される除霜回路を構成し、上記除霜ヒータをタイマー等の指示により発熱させるようにしたものであるから、ガラス管表面温度、ヒータ線温度を100V、200Vに関係なく、100V仕様時の温度とすることが出来るものである。このことにより除霜ヒータが原因で炭化水素系冷媒が発火する等と云う事項を防止出来ることは勿論200V仕様として該除霜ヒータを特別に設計する煩わしさがなくなるものである。
以下本発明の実施例を図1〜図8を用いて説明する。
図1は本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図であり、図2は図1の要部拡大図であり、図3は図2の除霜ヒータ横断面説明図であり、図4は図3中の放熱フィン斜視図であり、図5は図3とは異なる実施例を説明する除霜ヒータの要部拡大斜視図であり、図6は本発明を備えた冷凍サイクルの説明図であり、図7は、図6に使用される除霜ヒータの制御回路図であり、図8は図7の除霜回路の詳細を示す図である。
先ず図1〜図4に於いて、冷蔵庫本体1は内部に冷凍室2と冷蔵室3等を有している。冷凍室2の前面には開口部を閉塞する冷凍室扉4が備えられ、冷蔵室3の前面には開口部を閉塞する冷蔵室扉5が備えられている。冷凍室2と冷蔵室3間には両室の間を区画する中仕切壁6が設けられ、中仕切壁6には冷凍室2内の食品と熱交換した冷気を後述する冷却器に戻す通路7と冷蔵室3内の食品と熱交換した冷気を冷却器に戻す通路8とが設けられている。
冷凍室2の背部には区画仕切13によって仕切られた冷却機室9が設けられている。そしてこの冷却機室9内には冷却器10、除霜ヒータ11、冷気循環ファン12が設けられている。本実施例では、除霜ヒータ11は冷却器10の下方に配置され、冷却器の上方に配置された冷気循環ファン12によって、冷却機室9内の下方から流入した戻り冷気が上方へと送られる。上方へと送られた冷気は冷却器10により冷却され、区画仕切13に設けられた冷気吹出口14より冷凍室2に吹出される。
除霜ヒータ11と冷却器10との間にはアルミニウム製の上部カバー(屋根)15が設けられる。この上部カバー15は、冷却器10に付着した霜を除霜ヒータ11の熱で融解した際に、冷却器10から滴下する除霜水が直接除霜ヒータ11にかかるのを防止するために設けられている。通常、従来仕様の除霜ヒータ11のガラス管11a(図3参照)は除霜ヒータ11発熱時、表面温度で500℃近辺の温度となる。このガラス管11aに水滴が直接滴下すると、水蒸気爆発状態を起こし冷蔵庫の外部にまで聞こえてしまう程の大きな音となり、使用者に不安感を与えてしまう。これを防ぐのが上部カバー15の役目である。
除霜ヒータ11のガラス管11aの外周には上記ガラス管の表面温度500℃を低下させる放熱部材が配設される。本実施例では、図3、図4に示す如くフィン形状のアルミニウム製放熱フィンがガラス管11aの外周に巻きつけられている。この放熱フィン16は、帯状薄板を図4に示す如くコイル状に巻いたものである。この帯状薄板は細長く薄い長方形の板材であり、コイル状に成形されたときに内径側となるところに図には示してないが予めディンプル状の凹凸をつけて絞っておく。コイル成形時には絞った側の長辺が、ガラス管11aとほぼ同じ外径、あるいはそれよりも若干大きな外径をもつ棒状の成形用当て材(雇)に連続的にコイル状に巻き付ける。その後所定寸法にカットしてスパイラルフィンを形成する。そしてこのできあがったスパイラルフィンを、ガラス管11aに通すことで先の除霜ヒータ11は形成される。なお、この実施例においては、スパイラル状に成形された際の内径となる長辺と外径となる長辺に曲率の違いが現れ、何等意識せずに巻回すると外径側長辺に亀裂が入る場合や、思わぬ個所が折れ曲がってしまうという問題がある。本実施例では、内側を絞ることで曲率の違いに対応しているが、外周側にスリットを入れることでも上記の問題は解決できる。しかし、本実施例の場合内側を絞る構造を採用することで、ガラス管に近い部分の放熱量の拡大も図っている。
本実施例におけるガラス管11aの直径は10.5mmとしているので、帯状薄板を巻き付ける成形用当て材の直径を11.1mmとした。この結果、コイル状に巻いた放熱フィン16の中心穴16aを略11.1mmに成形出来、10.5mmのガラス管11aに容易に挿通することができる。
このスパイラル状の放熱フィン16は従来の保護板の代わりも果たす。即ち、ガラス管11aがなんらかの衝撃で割れるようなことがあっても、ガラス管11aの長手方向にわたって巻き付けられた形になっている放熱フィン16が、ガラス管11aが崩れてもそのガラス管11aの崩れをある程度防ぐので、ヒータ線11bをガラス管内に保持し、ガラス管11aが破損してもヒータ線11bの垂れ下がりを抑制することができる。尚、本実施例においては先に説明した上部カバー15(図2参照)の剛性が後述する如く、この働きを補助してくれるものである。
次に図3に基づいて、除霜ヒータ11について説明する。外径10.5mm、内径8.5mmのガラス管11a内に、ヒータ線11bを配設し、このガラス管11aの両端部をゴム栓17で覆うことにより除霜ヒータ11が構成されている。尚、18は位置決め部材である。
ヒータ線11bの両端はリード線19に接続され、その接続部にはヒータ線11bの直線部11cとリード線19とを接続する接続金具21が配置される。この除霜ヒータ11は、直径10.5mm、肉厚1mmのガラス管11a内に、コイル状に巻いた線径0.5mmのニクロム線を有し、該ニクロム線は外径7.5mmに巻かれて挿入されている。又、図に示す如く仕切板18は、外径がガラス管11aの内径より大きく形成され、略中央部が一部を残してガラス管11aの内方に向かって切り起こされている。この切り起こし部には接続金具21が配置され(切り起こし部そのものを接続金具21としてもよいし、切り起こし部に接続金具21を固定しても良い)、ここでリード線19と直線部11cが接続される。ガラス管11aの長さとヒータ線11bの長さが決まれば、仕切板18はガラス管11a内には入り込まないので、ヒータ線11bの位置が決まる。更にゴム栓17によってガラス管11aの両端が封止されている。
尚、コイル状に巻いたヒータ線11bのコイル部の両側には図3にも示す如く、直線状に形成される直線部11cを有している。これはヒータ線11bが発熱する熱でゴム栓17が損傷するのを防止するためのものである。ゴム栓17はシリコンゴム等の耐熱特性の高い材料により作られるが、このゴム栓17の耐熱温度も通常145℃以下である。ところが、ヒータ線11bのコイル部の温度はガラス管11a内にあること等よりヒータ線表面温度で400℃〜500℃と、ゴム栓17の耐熱温度よりもはるかに高い温度となる。この熱がガラス管内の空気を介し、そのままの温度でゴム栓17に伝わると、ゴム栓17は高熱によって損傷してしまう。しかし、直線部11cはもともとの発熱量が少ないため、400℃〜500℃まで至らない。この理由から、本実施例ではヒータ線11bのコイル部の両側には直線部11cを備えるようにしている。この構成によって、直線部11c部に対応したガラス管内空気温度、ガラス管表面温度をコイル部よりも低温化し、高温のヒータ線11b及びガラス管11aの熱がゴム栓17に伝導することを抑えている。
この直線部11cの距離は、長い程ゴム栓17への熱伝導を防ぐ効果を奏するのではあるが、距離を長くしすぎると除霜ヒータの能力が低下してしまう。このため、ゴム栓17の耐熱温度とヒータ線11bの発熱温度とを考慮した距離としている。即ち、この直線部11cを長くとれば熱によるゴム栓17の損傷を確実に抑えられるが、限られたガラス管11aの長手方向長さ寸法の中でこの直線部11cを長くしすぎると、直線部上部の冷却器10に着いた霜の融解が遅れ、除霜時間が長くなってしまう。従って通常は15mm〜20mmに設定されている。
放熱フィン16は、400℃〜500℃前後のヒータ線温度を例えば350℃〜400℃近辺まで低下させる働きを有している。即ち、この放熱フィン16はガラス管11aと熱交換してガラス管11a表面温度を300℃〜350℃近辺まで低下させる働きを有し、放熱面積、熱伝導効率等はこの働きを達成するに見合った値としている。さらに、ヒータ線11bの温度は、ガラス管11aが放熱フィン16によって冷却されていることにより、ヒータ線11bの冷却が促進される結果、350℃〜400℃近辺まで低下する。
一方、ガラス管11aと熱交換した放熱フィン16は、図2にも示す如く冷却器10の奥行寸法D2略全域に熱を放射する。換言すると、上記放熱フィン16の外径寸法は、上部カバー15の奥行寸法L1と同等若しくは大きくしてある。又、冷却器10の奥行寸法D2に対しては、冷却運転時の通風抵抗との関係で半分以下とする。したがって、この放熱フィン16の上部カバー15の下方投影面より外側に位置する部分は、冷却器10からの除霜水が滴下する場合があるが、放熱フィン16の当該部分は、ほぼ上下方向に鉛直に伸びた形状としているため、滴下した除霜水を溜めることなくそのまま樋20側に滴下させることができる。
このような放熱フィン16とすることにより、除霜水を受ける樋20、或いは通路7、8に付いた霜を除霜時に好適に融解することは勿論、冷却器10の除霜を短縮することができる。即ち、放熱フィン16は、熱線を樋20、通路7、8に導くように方向付けをしていると云える。
かかる構成を有する冷蔵庫に於いて、冷却器10への霜の堆積量が増加すると、冷却器10表面と熱交換する空気との伝熱が阻害され通風抵抗が増加する、或いは圧縮機の運転積算時間が設定値に到達する。これを検知した冷蔵庫は、後述するタイマーに指示を出し除霜ヒータ11への通電を開始する。
ヒータ線11bに通電が開始されると、ヒータ線11bからガラス管11a、放熱フィン16を介し冷却器10や周辺部品に熱線を放射する。これにより冷却器10や樋20等に着いた霜を除霜水に融解する。
このような放熱フィン16を巻回した本実施例における除霜ヒータ11は、細いガラス管11aに対して、上部カバーL1と同等若しくはそれより大きな放熱フィンを周囲に取り付けてあるので、冷却器10下端を広範囲な面で加熱する。これにより除霜時間の短縮を図ることができる。
尚、上記放熱フィン16の外径D3(図5参照)は29mmである。これは冷却器の奥行寸法D2を60mmとした時の数値で、上記放熱フィン16は目安として冷却器の奥行寸法D2の1/2以下とするのが良い。これは除霜ヒータ11が風の流れの抵抗になるのを阻止するためである。
これと共に、ガラス管11aが割れた場合でも、上記放熱フィン16がガラス管11a外周に取付けられていること、及びゴム栓同士を上部カバーで固着(後述)させたものであるから、ガラス管割れ時も、ゴム栓が上部カバーに支持されガラス管11aが斜くことがないので、垂れ下がったヒータ線が周囲部品に損傷を与えることがない。更には、ガラス管11a割れ時、冷蔵庫本体1の金属部に従来の如く電気がリークする等と云う問題がなくなるものである。
更には、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下としている。このため、0.5mmより大きくした場合と比較してヒータ線の単位長さ当りの発熱量を下げることができる。又、ガラス管が割れた時のコイル状ヒータ線の崩れをガラス管内壁で防止することができる。
次に図5を用いて説明する。図5に於いて、17はゴム栓であり、16は放熱フィンであり、11aはガラス管である。放熱フィン16は幅方向の一端縁がガラス管11aに当接(放熱フィン16の面がガラス管11aに直交)するように巻き付けられているため、前述したように、当然内径側と外径側における曲率の違いを吸収する必要がある。このため放熱フィン16の内側(ガラス管側)近くには絞り部16cが設けられ反ガラス管側は平面に作られている。このようにして放熱フィン16は図に示す如くゴム栓17間のガラス管11aに巻き付けられている。換言すると、この放熱フィン16はガラス管11aの両端に設けられたゴム栓間のガラス管11aの長さ一杯に設けられている。
16bは放熱フィンの巻き始めと終りに設けられた折り曲げ部である。この折り曲げ部16bは端部で上記ゴム栓17を損傷するのを防止するためのもので、放熱フィンの巻き始めと終りを折り曲げて形成したものであるが、別部品をこの折り曲げの代りに設けても良いことは当然のことである。
又、この折り曲げ部16bのL2寸法は巻ピッチP1寸法より小さく作られているので、巻ピッチP1寸法がこの折り曲げ部16bのために変わることはない。尚、この巻ピッチP1は5mm〜15mmである。
次に図6をもって、炭化水素系のイソブタンを冷媒として使った冷蔵庫に除霜ヒータを使った例を説明する。除霜ヒータとしては、上記実施例1乃至実施例2に示したもののいずれを利用しても有効である。
図6は冷凍サイクルを示している。圧縮機26、凝縮器27、キャピラリチューブ28、冷却器29が直列にしかも環状に接続され、冷凍サイクルが構成されている。従来、その冷凍サイクル内に封入される冷媒には物性が安定し、扱いやすい点からフロン系冷媒が使用されていた。
しかし、近年はオゾン層破壊や地球温暖化への影響が極めて少ない(炭化水素系冷媒)、例えばプロパン(R−290a)やイソブタン(R600a)の展開が図られている。以下この炭化水素系冷媒をHC冷媒と称する。
上記冷凍サイクルには、このHC冷媒が封入されている。このHC冷媒は冷却器29の溶接部等に破損があった場合、除霜運転時に冷蔵庫内に漏洩することが考えられる。このHC冷媒が冷蔵庫内に充満すると、除霜ヒータが発熱した時、HC冷媒に引火する危険性がある。
即ち、除霜運転時には除霜ヒータより冷却器が加熱されるため、冷却器29内のイソブタンは大気圧よりも高い圧力(約3kg/cm2)となり、冷蔵庫内に漏洩する。尚、冷却運転時には冷却器内のイソブタンは大気圧に対し、負圧になっておりイソブタンが冷蔵庫内に漏洩することはない。
次に図6に於いて、30は冷気循環ファン、31は除霜ヒータである。冷気循環ファン30は冷却器29で冷却された冷気を冷凍室、或いは冷蔵室に強制的に冷気を循環する。また、除霜ヒータ31は上記冷却器29に霜が堆積した時、その霜を融解する為のもので、具体的構成は図3、図5の通りである。
即ち、以上の如き構成を有する冷凍サイクルの冷却器は図1にも示す如く冷凍室2の背部に形成された冷却機室9内に設置される。
そして、この冷却器10は通常一本のパイプを蛇行状に折り曲げ、この蛇行状に折り曲げたパイプに直交するよう放熱フィンを取付けて構成されているものである。
しかし、この冷却器10であっても数個所のパイプ継ぎ部(入口、出口パイプを含め)を有している。
このパイプ継ぎ部は冷蔵庫組立後(冷媒封入後)厳重なる洩れチェックが行なわれるが、万一の場合も想定される。
若し、上記継ぎ部にガス洩れがあると(冷蔵庫使用時も同じ)洩れたガスは冷却機室9(除霜ヒータ31のある所)に溜まったり冷凍室に溜まることとなる。
このガスが溜まった状態で除霜ヒータ31が発熱し、ヒータ線温度が発火点温度の594℃を超えるようなことがあると、洩れ量にもよるが爆発の危険性が出て来る。
そこで、この種冷媒(炭化水素系冷媒)を使用した冷蔵庫にあっては、先の除霜ヒータの温度(特にヒータ線温度)がきわめて重要となる。
即ち、除霜ヒータのガラス管が割れ、ヒータ線がむき出しになることもあり得る。従って、該ヒータ線温度が炭化水素系冷媒の発火点温度594℃に絶対にならない温度に該除霜ヒータを設計する必要が出て来る。
この為冷蔵庫の製造メーカでは、上記除霜ヒータのヒータ線温度を594℃マイナス100℃として該除霜ヒータの設計を行なう。
実際の設計に当っては、上記594℃マイナス100℃の温度を厳守する為に更に余裕を見て50℃〜100℃マイナスした温度400℃〜450℃ヒータ線温度を狙うのが一般的である。
本発明は、この50℃〜100℃のヒータ線温度低下に先に述べた放熱フィン16を設けたり、ガラス管とヒータ線との間に隙間をとるようにしたものである。
換言すると、上記奪った熱を冷却器29側に放熱しガラス管表面温度は勿論、ガラス管内温度の低下を図ったものである。
従って、除霜性能は低下することなく、ガラス管表面温度を低下させ、ヒータ線温度の低下を図ることが出来るものである。
更には、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との間に隙間を確保して、ヒータ線が極部的に変形してもガラス管にヒータ線が容易に当らないようにし、ガラス管の極部的温度上昇を防止するようにしたものである。
上記の如く構成した除霜ヒータを冷蔵庫に適用した例を次に説明する。
先ず除霜ヒータに通電が開始された時、若し冷却器29に破損部があると、その破損部よりHC冷媒が漏洩する。
このHC冷媒、例えばイソブタンの発火温度は594℃であるため、この発火温度よりも100〜150℃低いヒータ線11bの温度を低くする必要がある。
本実施例ではさらに安全を考慮し例えば394℃に設定している。
即ち、本実施例は先の除霜ヒータ11(ガラス管11a、ヒータ線11b)に放熱フィン16を設け394℃以下にするものである。この放熱フィン16の形状及び形態は任意に選べば良い。必要なのは除霜ヒータ11の温度を下げることができる放熱部材(放熱フィン)であれば良い。
尚、本実施例に於いては、可燃性冷媒に対して防爆性を考慮し使用される二重ガラス管ヒータではなく、一重のガラス管としている。上述のような一重ガラス管に於いては、放熱フィン16によりガラス管11a温度を低下させることができ、この作用によってガラス管11a内の空気温度をも下げることができるので、ガラス管内に設けられるヒータ線11bの温度上昇も抑えヒータ線11bの温度までも394℃以下にすることができる。
即ち、二重ガラス管を用いた場合には、内側のガラス管と外側のガラス管との間の空気が断熱材の役目を果してしまい、たとえ放熱フィンを付けても直ちにヒータ線温度を394℃以下にすることはできず、他に巻き線のピッチを変える等の方法が必要となってしまう。本実施例は二重ガラス管とは異なる構造としており、ヒータ線11bの熱がガラス管を経て放熱フィンに奪われるため、ガラス管及びヒータ線の温度を394℃以下とすることができる。又、このように効率的にヒータ線11bの熱が放熱フィン16によって周囲に伝わるため、冷却器の除霜を小さい消費電力で行なうことが可能となる。
尚、実施例で説明した冷蔵庫は、上から冷凍室、冷蔵室を備えた冷蔵庫であるが、本発明にかかる冷蔵庫はこれに限らず、冷却器の下部に除霜ヒータを配置し、その下部に樋を有する冷蔵庫であれば、例えば上から回転扉式の冷蔵室、引出し扉式の野菜室、引出し扉式の冷凍室を備えたものであっても構わない。又、当然ながら、冷気の戻り流路についても、図1に示した流路に限らず、他形式、例えば、冷却器の側方下部に戻る流路形式であっても何等差し支えない。
以上説明した如き構成を有す除霜ヒータであれば、HC冷媒が例え庫内側に洩れ出るようなことがあっても、安全に使用することが出来る訳であるが、このものを電圧200V地域にそのままの形で輸出することは出来ない。
即ち、電圧100V150W仕様の除霜ヒータを電圧200Vで使用すると発熱量は4倍の600Wになり、HC冷媒の発火点温度である594℃を大きく超えてしまうことは勿論、周辺の部品を熱で損傷し、発火にまで至らしめる危険性さえあった。このように電圧100V仕様の除霜ヒータを間違って200Vで使用してしまった時、或いは200V地域への輸出時上記のような問題を生じないようにする為には、除霜ヒータ自体を再設計する必要がある訳であるが、本発明は制御手段で対応し、該除霜ヒータの損傷を防止すると共に電圧200V地域への輸出を可能としたものである。
以下この手段を図7、図8に基づいて説明する。
図に於いて、40は圧縮機、41はこの圧縮機40と直列に接続されたタイマー、このタイマー41は後述する基板内で圧縮機40の運転時間が所定の時間に達した時に除霜運転側に切換える。
42は制御基板であり、冷蔵庫等の温度制御等を行なう為の種々の部品を備えている。勿論この制御基板42は基板内で直流電源を作り、動作しているものである。
43は切換装置、44は制御素子(例えばダイオード)、45は除霜ヒータ、46は温度ヒューズ、これら項番43、44、45、46により除霜回路47が構成されている。
この除霜回路47は先の圧縮機40とは並列に設けられ、上記タイマー41が除霜運転に切換った時に動作する。
尚、上記除霜回路47には制御素子44をバイパスするバイパス線48も備えられている。このバイパス線48と制御素子44との使い分けは電源電圧が100Vである時はバイパス線48を電源電圧が200Vである時には制御素子44側を使うよう構成されている。
尚、上記除霜ヒータ45は先にも説明した如く、ガラス管外周にガラス管表面温度を低下させることが出来る放熱部材を備え、更にコイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下とし、上記コイル状ヒータ線温度をHC冷媒の発火点温度マイナス100℃〜150℃以下にするようにしたものである。
又、上記制御素子44は半波整流の役目と抵抗の役目を果す素子(ダイオード)である。即ち、この制御素子44は交流波形の片側の山をカットし、電源除霜ヒータ45に入る入力を半分とし、200V時600Wの発熱量となる除霜ヒータ45を発熱量300Wとすると共に、制御素子44自身に設けた抵抗により電流値を3アンペアから2.1アンペアに落す役目をもっている。この制御素子44は当然先に説明した基板42に設置し、放熱フィン等により消費した熱量を外部に放熱させるようにしても良いものである。
図8は図7中の除霜回路47を詳細に説明する図である。図8に於いて41はタイマー、43は切換装置、44は制御素子、48はバイパス線、45は除霜ヒータ、46は温度ヒューズ、而して温度ヒューズ46は冷却器等に取付けられ除霜ヒータ発熱時冷却器が異常な温度にまで加熱された時、上記除霜回路47への通電を遮断する。
又、切換装置43は図にも示す如く(a)(b)の接点を有し、電源電圧が100Vの時には接点(b)側に接片43cが来るよう設定され、電源電圧が200Vの時には接点(a)側に接片43cが来るよう作られている。
これにより100Vの時にはバイパス線48側で除霜ヒータを発熱させ、当初設定した発熱量例えば150Wを確保するものである。
又、200Vで除霜ヒータ45を発熱させる時には制御素子44側で発熱させ当初設定した発熱量例えば100Vと同じ150Wを確保するものである。
この200V150Wを確保する手段が制御素子44であり、先にも説明した如く交流の半波を整流し、本来600Wとなる所を300Wとし、更に制御素子44のもつ抵抗を使って電流を3アンペアから2.1アンペアに下げるものである。
尚、初めから200Vが判別出来る時にはバイパス線48を単に切断する方式を採用すれば切換装置43を簡略化若しくは使わなくても済むものである。
又、制御基板42は冷蔵庫据付時の電源電圧(100V、200V)を瞬時に判定する機能を持っている。
そして、この判定した情報を切換装置43に与え、接点(a)(b)を選択するようにしても良いものである。
このようによると、据付業者、或いは使用者は据付時、この電源電圧判定に特に気を使わなくても良いものである。
何故ならば100V、200Vの誤選択で除霜ヒータを損傷、故障させることがないものである。
本発明は以上説明した如く構成したものであるから次の如き効果が得られるものである。
即ち、ガラス管外周に放熱部材を備え、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下の寸法で確保し、上記コイル状ヒータ線温度を100V使用時炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃以下を保持し、且つガラス管表面温度を350℃以下とした除霜ヒータを備えた冷蔵庫に於いて、100V、200Vを切換える切換装置と半波整流を行い、しかも自身抵抗を持つ制御素子と、上記除霜用ヒータとを直列に接続し、圧縮機と並列に接続される除霜回路を構成し、上記除霜ヒータをタイマー等の指示により発熱させるようにしたものであるから、ガラス管表面温度、ヒータ線温度を100V、200Vに関係なく、100V仕様時の温度とすることが出来るものである。このことにより除霜ヒータが原因で炭化水素系冷媒が発火する等と云う事項を防止出来ることは勿論200V仕様として該除霜ヒータを特別に設計する煩わしさがなくなるものである。
又、切換装置は少なくとも(a)(b)接点を有し(b)接点は直接ガラス管除霜ヒータ側に(a)接点は制御素子を介して除霜ヒータに接続され、切換装置の接点は据付時基板で検出する100V、200Vの電源電圧に応じ上記(a)(b)接点を切換えるようにしたものであるから若し誤って200V電源電圧を冷蔵庫に供給してしまうようなことがあっても、該除霜ヒータが原因で発火、故障等するのを防止出来るものである。
又、除霜の終了を検出するセンサーの検知温度を基板内に入力し、基板から出る除霜終了の指示で切換装置による給電を中止させるようにしたものであるから除霜開始、終了を自動的に行なうことが出来る冷蔵庫が得られるものである。
又、放熱部材は帯状薄板をコイル状にガラス管に巻き付けた放熱フィンであり、この放熱フィンと前記ガラス管との隙間を0.1〜0.5mmとしたものであるから100V、200Vに関係なく、ガラス管表面温度を350℃以下、ヒータ線温度を炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃とすることが出来る他、ガラス管への放熱部材の組み込みが容易に行なえるものである。
又、制御素子は冷蔵庫の温度制御等を行なう基板内に設けると共に制御素子には放熱フィンを設けたものであるから制御素子の取り扱いが容易となることは勿論、熱の為に制御素子が損傷することがないものである。
又、除霜ヒータは直径10.5mm肉厚1mmのガラス管内にコイル状に巻いた線径0.5mmのニクロム線を有し、該ニクロム線は外径7.5mmに巻かれて挿入されているものであるから、ニクロム線がガラス管に接触しガラス管を局部的に温め、ガラス管表面温度を異常に温度上昇させることがないものである。
本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の除霜ヒータ横断面説明図である。 図3中の放熱フィン斜視図である。 図3とは異なる実施形態を説明する除霜ヒータの要部拡大斜視図である。 本発明を備えた除霜ヒータの放熱フィンとヒータ線との巻き方向を説明する図である。 図6中に使用される除霜ヒータの制御回路図である。 図7の除霜回路の詳細を示す図である。 従来冷蔵庫の縦断面図である。 図9の除霜ヒータ部の縦断面説明図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体、2…冷凍室、3…冷蔵室、4…冷凍室扉、5…冷蔵室扉、6…中仕切壁、7…通路、8…通路、9…冷却機室、10…冷却器、11…除霜ヒータ、11a…ガラス管、11b…ヒータ線、11c…コイルエンド部、12…冷気循環ファン、13…区画仕切、14…冷気吹口、15…上部カバー、15a…取付脚、15b…締付片、16…放熱部材(放熱フィン)、16a…中心穴、17…ゴム栓、17a…取付溝、18…位置決め部材、19…リード線、20…樋、20a…排水口、20b…樋加熱用金属板、20c…取付脚、21…接続金具、22…放熱部材(放熱フィン)、23…上部カバー、23a…天井面、23b…垂直片、24…放熱フィン、25…穴、26…圧縮機、27…凝縮器、28…キャピラリチューブ、29…冷却器、30…冷気循環ファン、40…圧縮機、41…タイマー、42…制御基板、43…切換装置、44…制御素子、45…除霜ヒータ、46…温度ヒューズ、47…除霜回路、48…バイパス線。

Claims (6)

  1. ガラス管外周に放熱部材を備え、コイル状に巻かれたヒータ線とガラス管との隙間を0.5mm以下の寸法で確保し、上記コイル状ヒータ線温度を100V使用時炭化水素系冷媒の発火点温度マイナス100℃以下を保持し、且つガラス管表面温度を350℃以下とした除霜ヒータを備えた冷蔵庫に於いて、100V、200Vを切換える切換装置と半波整流を行い、しかも自身抵抗を持つ制御素子と、上記除霜用ヒータとを直列に接続し、圧縮機と並列に接続される除霜回路を構成し、上記除霜ヒータをタイマー等の指示により発熱させるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 切換装置は少なくとも(a)(b)接点を有し(b)接点は直接ガラス管除霜ヒータ側に(a)接点は制御素子を介して除霜ヒータに接続され、切換装置の接点は据付時基板で検出する100V、200Vの電源電圧に応じ上記(a)(b)接点を切換えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 除霜の終了を検出するセンサーの検知温度を基板内に入力し、基板から出る除霜終了の指示で切換装置による給電を中止させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 放熱部材は帯状薄板をコイル状にガラス管に巻き付けた放熱フィンであり、この放熱フィンと前記ガラス管との隙間を0.1〜0.5mmとした請求項1記載の冷蔵庫。
  5. 制御素子は冷蔵庫の温度制御等を行なう基板内に設けると共に制御素子には放熱フィンを設けたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 除霜ヒータは直径10.5mm肉厚1mmのガラス管内にコイル状に巻いた線径0.5mmのニクロム線を有し、該ニクロム線は外径7.5mmに巻かれて挿入されていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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