JP3943238B2 - 小型マンホール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水本管の内部を点検等するために、下水本管に接続して設置される小型マンホール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、人がマンホールに入って点検作業等を行う必要がない下水道管の維持管理装置が使用されるようになったことに伴い、コンクリート製の大型マンホール装置に代って、立上がり管体の内径が30cm以下の合成樹脂製の小型マンホール装置が広く使用されるに至っている。
【0003】
ここで、従来、この種の小型マンホール装置としては、例えば、図3に示す構成の小型マンホール装置が知られている。
【0004】
この図3に示す小型マンホール装置は、上部には立上がり管接続口部1が形成されかつ両端側には流入側接続口部2および流出側接続口部3がそれぞれ形成された合成樹脂製の桝体4を備えており、この立上がり管接続口部1には合成樹脂製の立上がり管体5の下端部が嵌合接続されている。なお、この流入側接続口部2および流出側接続口部3には、下水本管6がそれぞれ嵌合接続されている。
【0005】
また、この立上がり管体5の上端部は、埋戻し時に締め固めて形成した座設置地盤部7上に設置された環状の受け座体8に遊嵌されている。
【0006】
さらに、この受け座体8の上面には蓋受け体9が位置決め載置されており、この位置決め載置された蓋受け体9の上面部にはマンホール蓋体10が開閉可能に嵌着されている。なお、このマンホール蓋体10の上面は、地表面11と略同一面上に配設されている。
【0007】
そして、この地表面11上を車両等が走行する際には、このマンホール蓋体10はその車両等から力を受けるが、この力はマンホール蓋体10から蓋受け体9を経て受け座体8に伝達されるため、その力に対応する大きさの力が受け座体8から座設置地盤部7に働くこととなる。このようにして、これらのマンホール蓋体10および蓋受け体9は、座設置地盤部7上に設置された受け座体8にて、車両等からの力に対して保持されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の小型マンホール装置のように、マンホール蓋体10等を座設置地盤部7上の受け座体8のみにて保持する構成では、この受け座体8の安定性を十分に確保できないため、不等沈下が起こり易い問題を有している。
【0009】
すなわち、この座設置地盤部7は、立上がり管体5の埋戻し時に、この立上がり管体5の外周近傍の砕石等をランマー等で締め固めて形成するものであるが、小型マンホール装置の設置場所によっては、ランマー等で十分に締め固めることができない場合があり、この場合には、その座設置地盤部7を強固にできず、その上に設置される受け座体8の安定性を十分に確保できないので、比較的大きな力が受け座体8から座設置地盤部7に作用する場合において、不等沈下が発生し易い問題がある。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、不等沈下の発生を防止できる小型マンホール装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の小型マンホール装置は、底板体と、この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に形成された略筒状の支持体と、この支持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され略筒状の流入側接続口部および流出側接続口部を有するとともに前記支持体の前記嵌挿孔の周縁にて支持される被支持面が外周に形成された略筒状の立上がり管接続口部を上部に有する合成樹脂製の桝体と、この桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続される合成樹脂製の立上がり管体と、この立上がり管体の上端部に嵌合接続される管受け口部を有するとともにこの管受け口部と一体的に形成されたフランジ部を有する環状の受け座体と、この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋受け体と、この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホール蓋体とを具備したことを特徴とするものである。
【0012】
そして、マンホール蓋体が、地表面上を走行する車両等から力を受けた場合において、この力はマンホール蓋体から蓋受け体、受け座体および立上がり管体を経て桝体に伝達されるため、その力に対応する大きさの力が桝体の立上がり管接続口部における被支持面から支持体の嵌挿孔の周縁に働くこととなる。さらに、この嵌挿孔の周縁に作用する力は、底板体から基礎に伝達される。このようにして、これらのマンホール蓋体、蓋受け体等は、受け座体のフランジ部に加えて、十分に強固な基礎上の底板体に位置決め載置された支持体の嵌挿孔の周縁にて保持されている。
【0013】
請求項2記載の小型マンホール装置は、底板体と、この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に形成された略筒状の支持体と、この支持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され略筒状の流入側接続口部および流出側接続口部を有するとともに略筒状の立上がり管接続口部を上部に有する合成樹脂製の桝体と、この桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続されるとともにこの下端部の近傍には前記支持体の前記嵌挿孔の周縁にて支持される被支持面が形成された突出段部を有する合成樹脂製の立上がり管体と、この立上がり管体の上端部に嵌合接続される管受け口部を有するとともにこの管受け口部と一体的に形成されたフランジ部を有する環状の受け座体と、この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋受け体と、この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホール蓋体とを具備したものである。
【0014】
そして、マンホール蓋体が、地表面上を走行する車両等から力を受けた場合において、この力はマンホール蓋体から蓋受け体および受け座体を経て立上がり管体に伝達されるため、その力に対応する大きさの力が立上がり管体の突出段部における被支持面から支持体の嵌挿孔の周縁に働くこととなる。さらに、この嵌挿孔の周縁に作用する力は、底板体から基礎に伝達される。このようにして、これらのマンホール蓋体、蓋受け体等は、受け座体のフランジ部に加えて、十分に強固な基礎上の底板体に位置決め載置された支持体の嵌挿孔の周縁にて保持されている。
【0015】
請求項3記載の小型マンホール装置は、請求項1または2記載の小型マンホール装置において、受け座体のフランジ部と蓋受け体の下端部との間に、前記蓋受け体の高さ位置を調整する環状の調整枠体を配設したものである。
【0016】
そして、受け座体のフランジ部と蓋受け体の下端部との間に、環状の調整枠体が配設されることにより、蓋受け体の高さ位置が調整されて、この蓋受け体に嵌着したマンホール蓋体の上面が地表面上に配設されている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の小型マンホール装置の第1の実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0018】
図1において、21は基礎で、この基礎21は、地盤の土質状態に応じて選択された砕石基礎、割栗石基礎、コンクリート基礎等であり、略平面状でかつ強固に形成されている。
【0019】
そして、この基礎21上には、所定の小型マンホール設置位置に位置して底板体22が配設されている。この底板体22は、合成樹脂等を混入したコンクリート、いわゆるポリコン等にて強固に成形されたもので、この底板体22の上面には係合段部23が形成されている。
【0020】
また、この底板体22の上面には、支持体25が位置決め載置されている。この支持体25は、合成樹脂等にて成形された上下面を開口した管状部材26と、この管状部材26の上端部に接着係合されたいわゆるポリコン等にて強固に成形した上面支持部としての支え部材27とにて形成されている。
【0021】
この管状部材26は、その下端部が前記底板体22の係合段部23に係合可能な寸法で円筒形状に形成されているとともに、図示しない下水本管が側方から嵌挿されている。また、前記支え部材27は、その中央部に円形状の嵌挿孔31を有するとともにこの嵌挿孔31の周縁に突出段部27a を有しており、この突出段部27a の上面は水平状の支持面32に形成されている。さらに、この支え部材27の下面には、前記管状部材26の上端部が係合可能な係合段部33が形成されている。
【0022】
一方、前記基礎21上には、合成樹脂等にて成形された桝体35が、この桝体35の下部を当接して前記支持体25の管状部材26内に配設した状態で設置されている。この桝体35は、両端側に略筒状の流入側接続口部36および流出側接続口部37がそれぞれ形成されているとともに、これらの流入側接続口部36および流出側接続口部37間にインバート部38が形成されている。また、この桝体35の上部には略筒状の立上がり管接続口部40が形成されている。
【0023】
そして、この立上がり管接続口部40は、前記支持体25の支え部材27における嵌挿孔31に嵌挿されており、この立上がり管接続口部40の上端側が前記支え部材27より上方に導出している。
【0024】
また、この立上がり管接続口部40の上端部近傍の内周面には、環状にパッキング装着凹部42が形成されており、このパッキング装着凹部42には環状のパッキング体43が装着されている。さらに、この立上がり管接続口部40の下端段部40a における下面は、前記支持面32にて支持された水平状の被支持面44に形成されている。
【0025】
次に、この桝体35の立上がり管接続口部40の内周には、合成樹脂等にて成形された立上がり管体45の下端部外周が、前記パッキング体43にて液密に保持された状態で嵌合接続されている。
【0026】
また、この立上がり管体45の上端部内周には、環状のパッキング体47にて液密に保持された状態で、内蓋48の下端部外周が嵌合接続されており、この内蓋48の上面には取っ手49が固着されている。
【0027】
一方、この立上がり管体45の上端部外周側には、受け座体51が嵌着されている。この受け座体51は、いわゆるポリコン或いは合成樹脂等にて環状に成形された第1の受け座部材53と、この第1の受け座部材53上に位置決め載置されいわゆるポリコン或いは合成樹脂等にて環状に成形された第2の受け座部材54とにて形成されている。
【0028】
この第1の受け座部材53は、略円形でかつ板状のフランジ部56を有し、このフランジ部56の中央には前記内蓋48が嵌挿可能な嵌挿孔58が形成されているとともに、このフランジ部56の下面には前記立上がり管体45の上端部外周に内周が嵌合接続可能な略円筒状の管受け口部55が突出形成されている。なお、この管受け口部55に前記立上がり管体45の上端部を嵌合接続した状態で、この立上がり管体45の上端部上面が前記フランジ部56の嵌挿孔58周縁の下面に当接するようになっている。そして、この第1の受け座部材53のフランジ部56は、埋戻し時に締め固めにて形成した座設置地盤部57上に配設されている。
【0029】
また、前記第2の受け座部材54は、中央部には前記内蓋48が遊嵌される遊嵌孔59が形成されているとともに、上面部には係合段部60が形成されている。
【0030】
そして、この第2の受け座部材54の係合段部60には、例えば鋳物製の蓋受け体61の下端部が係合されている。すなわち、この蓋受け体61は、前記受け座体51の第1の受け座部材53におけるフランジ部56の上面に、前記第2の受け座部材54を介して、位置決め載置されている。
【0031】
また、この蓋受け体61の上面部には、マンホール蓋体62が開閉可能に嵌着されており、このマンホール蓋体62の上面は地表面63と略同一面上に配設されている。
【0032】
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0033】
上記構成の小型マンホール装置が地表面63下に埋設された状態で、この地表面63と略同一面上に配設されたマンホール蓋体62が、その地表面63上を走行する車両等から力を受けた場合には、この車両等からの力の一部は、マンホール蓋体62から蓋受け体61、第2の受け座部材54を経て第1の受け座部材53に伝達されて、この第1の受け座部材53のフランジ部56から座設置地盤部57に働くこととなる。
【0034】
また、車両等からの力の一部は、マンホール蓋体62から蓋受け体61、第2の受け座部材54、第1の受け座部材53、立上がり管体45等を経て桝体35に伝達されるため、その力に対応する大きさの力が桝体35の立上がり管接続口部40における被支持面44から支え部材27における支持面32に働くこととなり、その結果、この支え部材27に作用する力は、管状部材26を経て底板体22から基礎21に伝達される。
【0035】
このようにして、これらのマンホール蓋体62、蓋受け体61等は、車両等からの力に対して沈下することのないよう、座設置地盤部57上の第1の受け座部材53のフランジ部56に加えて、十分に強固な基礎21上の底板体22に位置決め載置された支持体25の支え部材27にて保持されている。
【0036】
そして、上記第1の実施の形態によれば、マンホール蓋体62、蓋受け体61等を受け座体51のフランジ部56で保持するばかりでなく、立上がり管体45を嵌合接続した桝体35の立上がり管接続口部40における被支持面44を、基礎21上の底板体22に位置決め載置した支持体25の支え部材27における支持面32にて支持することにより、その立上がり管体45等を車両等からの力に対して保持するので、受け座体51の安定性を十分に確保でき、車両等からの力が比較的大きい場合においても、不等沈下の発生を防止できる。
【0037】
また、比較的大きな力がマンホール蓋体62、蓋受け体61等に作用する場合においても、その力の大部分は支持面32から支持体25等に伝達されるため、この支持体25の管状部材26内に配設されている桝体35の下側には大きな力が作用することがなく、桝体35の疲労等を防止でき、しかも、土圧等に基づく桝体35への悪影響をこの支持体25にて抑制できる。
【0038】
次に、本発明の小型マンホール装置の第2の実施の形態の構成を図面を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と略同一構成部分については、同一符号を付して、説明する。
【0039】
図2において、72は基礎21上に配設された底板体で、この底板体72は、合成樹脂等を混入したコンクリート、いわゆるポリコン等にて強固に成形されたもので、この底板体72の上面には係合凹部73が形成されている。
【0040】
また、75は前記底板体72上に位置決め載置された支持体で、この支持体75は、いわゆるポリコン等にて強固に成形された筒状本体部76を有し、この筒状本体部76の上端部には水平状の上面支持部77が一体に形成されている。また、この上面支持部77の中央部には、嵌挿孔81が形成されているとともに、この上面支持部77の上面における嵌挿孔81の周縁は、水平状の支持面82に形成されている。
【0041】
さらに、85は前記底板体72上に全体を前記支持体75内に配設した状態で設置された桝体で、この桝体85は合成樹脂等にて成形されており、両端側に略筒状の流入側接続口部36および流出側接続口部37がそれぞれ形成されているとともに、これらの流入側接続口部36および流出側接続口部37間にインバート部38が形成されている。また、この桝体85の上部には略筒状の立上がり管接続口部40が形成されている。さらに、この立上がり管接続口部40の内周面には環状のパッキング装着凹部42が形成され、環状のパッキング体43が装着されている。
【0042】
また、この桝体85の立上がり管接続口部40の内周には、合成樹脂等にて成形された立上がり管体95の下端部外周が、前記パッキング体43にて液密に保持された状態でかつ前記上面支持部77の嵌挿孔81に嵌挿された状態で嵌合接続されている。なお、この立上がり管体95の下端部と立上がり管接続口部40の傾斜状の下端部との間には、必要に応じて、環状の緩衝部材46が配設されている。
【0043】
また、この立上がり管体95の下端部の近傍には、外方に向って環状の突出段部96が折り曲げ形成されており、この断面矩形状の突出段部96は下面に前記上面支持部77における前記支持面82にて支持された被支持面97を有している。
【0044】
また、この立上がり管体95の上端部内周には、環状のパッキング体47にて液密に保持された状態で、内蓋48の下端部外周が嵌合接続されており、この内蓋48の上面には取っ手49が固着されている。
【0045】
一方、この立上がり管体95の上端部外周側には、環状の受け座体101 が嵌着されている。この受け座体101 は、いわゆるポリコン或いは合成樹脂等にて略円形でかつ板状に成形されたフランジ部56を有し、この座設置地盤部57上のフランジ部56の中央には前記内蓋48が嵌挿可能な嵌挿孔58が形成されているとともに、このフランジ部56の下面には略円筒状の管受け口部55が突出形成されている。さらに、このフランジ部56の上面には外周縁に位置して係合段部60が形成されている。
【0046】
そして、この受け座体101 のフランジ部56には、蓋受け体61が位置決め載置されている。この蓋受け体61の下端部外縁は、この受け座体101 の係合段部60に係合している。また、この蓋受け体61の下端部下面と、前記受け座体101 のフランジ部56の上面との間には、環状の調整枠体102 が、ボルト103 等で固定されている。
【0047】
この調整枠体102 は、マンホール蓋体62の上面が地表面63と略一致するように、蓋受け体61の上面の高さを調節する厚さ寸法に形成されている。なお、この調整枠体102 は、地表面63の傾斜に応じて蓋受け体61を受け座体101 に対して傾斜状に載置させる場合には、その地表面63の傾斜に対応する厚さ寸法に形成する。
【0048】
また、この蓋受け体61の上面部には、マンホール蓋体62が開閉可能に嵌着されており、このマンホール蓋体62の上面は地表面63と略同一面上に配設されている。
【0049】
次に、上記第2の実施の形態の作用を説明する。
【0050】
上記構成の小型マンホール装置が地表面63下に埋設された状態で、この地表面63と略同一面上に配設されたマンホール蓋体62が、その地表面63上を走行する車両等から力を受けた場合には、この車両等からの力の一部は、マンホール蓋体62から蓋受け体61および調整枠体102 を経て受け座体101 に伝達されて、この受け座体101 のフランジ部56から座設置地盤部57に働くこととなる。
【0051】
また、車両等からの力の一部は、マンホール蓋体62から蓋受け体61、調整枠体102 および受け座体101 を経て立上がり管体95に伝達されるため、その力に対応する大きさの力が、立上がり管体95の突出段部96における被支持面97から支持体75の上面支持部77における支持面82に働くこととなる。さらに、この上面支持部77に作用する力は、支持体75の筒状本体部76を経て底板体72から基礎21に伝達される。
【0052】
このようにして、これらのマンホール蓋体62、蓋受け体61等は、車両等からの力に対して沈下することのないよう、受け座体101 のフランジ部56に加えて、十分に強固な基礎21上の底板体72に位置決め載置された支持体75の上面支持部77にて保持されている。
【0053】
そして、上記第2の実施の形態によれば、マンホール蓋体62、蓋受け体61等を受け座体101 のフランジ部56で保持するばかりでなく、立上がり管体95の突出段部96における被支持面97を、基礎21上の底板体72に位置決め載置した支持体75の上面支持部77における支持面82にて支持することにより、その立上がり管体95等を車両等からの力に対して保持するので、受け座体101 の安定性を十分に確保でき、車両等からの力が比較的大きい場合においても、不等沈下の発生を防止できる。
【0054】
また、地表面63上を走行する車両等からの比較的大きな力がマンホール蓋体62、蓋受け体61等に作用する場合においても、その力の大部分は支持面82から支持体75等に伝達されるため、この支持体75の筒状本体部76内に配設されている桝体85には大きな力が作用することがなく、桝体85の疲労等を防止でき、しかも、土圧等に基づく桝体85への悪影響をこの支持体75にて抑制できる。
【0055】
さらに、受け座体101 のフランジ部56と蓋受け体61の下端部との間に環状の調整枠体102 を配設することにより、受け座体101 に対する蓋受け体61の高さ位置を容易に調整でき、マンホール蓋体62の上面を地表面63上に確実に配設させることができる。
【0056】
なお、上記第1の実施の形態においては、第1の受け座部材53および第2の受け座部材54は、互いに別部材である構成について説明したが、一つの部材で一体に形成した構成でもよい。
【0057】
また、上記第1の実施の形態について、上記第2の実施の形態と同様に、受け座体51のフランジ部56と蓋受け体61の下端部との間に、その蓋受け体61の高さ位置を調整する環状の調整枠体102 を配設した構成とすることもできる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、マンホール蓋体、蓋受け体等を受け座体のフランジ部で保持するばかりでなく、立上がり管体を嵌合接続した桝体の立上がり管接続口部における被支持面を底板体に位置決め載置した支持体の嵌挿孔の周縁にて支持することによりその立上がり管体等を保持するので、受け座体の安定性を十分に確保でき、不等沈下の発生を防止できる。
【0059】
請求項2記載の発明によれば、マンホール蓋体、蓋受け体等を受け座体のフランジ部で保持するばかりでなく、立上がり管体の突出段部における被支持面を底板体に位置決め載置した支持体の嵌挿孔の周縁にて支持することによりその立上がり管体等を保持するので、受け座体の安定性を十分に確保でき、不等沈下の発生を防止できる。
【0060】
請求項3記載の発明によれば、受け座体のフランジ部と蓋受け体の下端部との間に環状の調整枠体を配設することにより、蓋受け体の高さ位置を容易に調整でき、マンホール蓋体の上面を地表面上に確実に配設できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型マンホール装置の第1の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の小型マンホール装置の第2の実施の形態を示す縦断面図である。
【図3】従来の小型マンホール装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
22,72 底板体
25,75 支持体
31,81 嵌挿孔
35,85 桝体
36 流入側接続口部
37 流出側接続口部
40 立上がり管接続口部
44,97 被支持面
45,95 立上がり管体
51,101 受け座体
55 管受け口部
56 フランジ部
61 蓋受け体
62 マンホール蓋体
102 調整枠体

Claims (3)

  1. 底板体と、
    この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に形成された略筒状の支持体と、
    この支持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され略筒状の流入側接続口部および流出側接続口部を有するとともに前記支持体の前記嵌挿孔の周縁にて支持される被支持面が外周に形成された略筒状の立上がり管接続口部を上部に有する合成樹脂製の桝体と、
    この桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続される合成樹脂製の立上がり管体と、
    この立上がり管体の上端部に嵌合接続される管受け口部を有するとともにこの管受け口部と一体的に形成されたフランジ部を有する環状の受け座体と、
    この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋受け体と、
    この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホール蓋体と
    を具備したことを特徴とする小型マンホール装置。
  2. 底板体と、
    この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に形成された略筒状の支持体と、
    この支持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され略筒状の流入側接続口部および流出側接続口部を有するとともに略筒状の立上がり管接続口部を上部に有する合成樹脂製の桝体と、
    この桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続されるとともにこの下端部の近傍には前記支持体の前記嵌挿孔の周縁にて支持される被支持面が形成された突出段部を有する合成樹脂製の立上がり管体と、
    この立上がり管体の上端部に嵌合接続される管受け口部を有するとともにこの管受け口部と一体的に形成されたフランジ部を有する環状の受け座体と、
    この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋受け体と、
    この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホール蓋体と
    を具備したことを特徴とする小型マンホール装置。
  3. 受け座体のフランジ部と蓋受け体の下端部との間に、前記蓋受け体の高さ位置を調整する環状の調整枠体を配設した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の小型マンホール装置。
JP11552798A 1998-04-24 1998-04-24 小型マンホール装置 Expired - Lifetime JP3943238B2 (ja)

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