JPH11303192A - 小型マンホール装置 - Google Patents

小型マンホール装置

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JPH11303192A
JPH11303192A JP10115527A JP11552798A JPH11303192A JP H11303192 A JPH11303192 A JP H11303192A JP 10115527 A JP10115527 A JP 10115527A JP 11552798 A JP11552798 A JP 11552798A JP H11303192 A JPH11303192 A JP H11303192A
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Naoshi Shimoda
直志 霜田
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Maezawa Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不等沈下の発生を防止できる小型マンホール
装置を提供する。 【解決手段】 基礎21上に底板体22を設置し、この底板
体22上には支持体25の管状部材26を位置決め載置する。
この管状部材26の上端部には支持面32を有する支え部材
27を接着係合する。この底板体22上には立上がり管接続
口部40を上部に形成した合成樹脂製の桝体35を設置す
る。この立上がり管接続口部40には支え部材27に形成し
た嵌挿孔31の周縁にて支持可能な被支持面44を形成す
る。この立上がり管接続口部40には合成樹脂製の立上が
り管体45の下端部を嵌合接続する。この立上がり管体45
の上端部には第1の受け座部材53の管受け口部55を嵌合
接続し、この第1の受け座部材53のフランジ部56には、
蓋受け体61を第2の受け座部材54を介して位置決め載置
する。この蓋受け体61には開閉可能にマンホール蓋体62
を嵌着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水本管の内部を
点検等するために、下水本管に接続して設置される小型
マンホール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人がマンホールに入って点検作業
等を行う必要がない下水道管の維持管理装置が使用され
るようになったことに伴い、コンクリート製の大型マン
ホール装置に代って、立上がり管体の内径が30cm以下の
合成樹脂製の小型マンホール装置が広く使用されるに至
っている。
【0003】ここで、従来、この種の小型マンホール装
置としては、例えば、図3に示す構成の小型マンホール
装置が知られている。
【0004】この図3に示す小型マンホール装置は、上
部には立上がり管接続口部1が形成されかつ両端側には
流入側接続口部2および流出側接続口部3がそれぞれ形
成された合成樹脂製の桝体4を備えており、この立上が
り管接続口部1には合成樹脂製の立上がり管体5の下端
部が嵌合接続されている。なお、この流入側接続口部2
および流出側接続口部3には、下水本管6がそれぞれ嵌
合接続されている。
【0005】また、この立上がり管体5の上端部は、埋
戻し時に締め固めて形成した座設置地盤部7上に設置さ
れた環状の受け座体8に遊嵌されている。
【0006】さらに、この受け座体8の上面には蓋受け
体9が位置決め載置されており、この位置決め載置され
た蓋受け体9の上面部にはマンホール蓋体10が開閉可能
に嵌着されている。なお、このマンホール蓋体10の上面
は、地表面11と略同一面上に配設されている。
【0007】そして、この地表面11上を車両等が走行す
る際には、このマンホール蓋体10はその車両等から力を
受けるが、この力はマンホール蓋体10から蓋受け体9を
経て受け座体8に伝達されるため、その力に対応する大
きさの力が受け座体8から座設置地盤部7に働くことと
なる。このようにして、これらのマンホール蓋体10およ
び蓋受け体9は、座設置地盤部7上に設置された受け座
体8にて、車両等からの力に対して保持されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の小型マンホール装置のように、マンホール蓋体10等
を座設置地盤部7上の受け座体8のみにて保持する構成
では、この受け座体8の安定性を十分に確保できないた
め、不等沈下が起こり易い問題を有している。
【0009】すなわち、この座設置地盤部7は、立上が
り管体5の埋戻し時に、この立上がり管体5の外周近傍
の砕石等をランマー等で締め固めて形成するものである
が、小型マンホール装置の設置場所によっては、ランマ
ー等で十分に締め固めることができない場合があり、こ
の場合には、その座設置地盤部7を強固にできず、その
上に設置される受け座体8の安定性を十分に確保できな
いので、比較的大きな力が受け座体8から座設置地盤部
7に作用する場合において、不等沈下が発生し易い問題
がある。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、不等沈下の発生を防止できる小型マンホール装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の小型マン
ホール装置は、底板体と、この底板体に位置決め載置さ
れ嵌挿孔が上面に形成された略筒状の支持体と、この支
持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され略筒状
の流入側接続口部および流出側接続口部を有するととも
に前記支持体の前記嵌挿孔の周縁にて支持される被支持
面が外周に形成された略筒状の立上がり管接続口部を上
部に有する合成樹脂製の桝体と、この桝体の前記立上が
り管接続口部に下端部が嵌合接続される合成樹脂製の立
上がり管体と、この立上がり管体の上端部に嵌合接続さ
れる管受け口部を有するとともにこの管受け口部と一体
的に形成されたフランジ部を有する環状の受け座体と、
この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋
受け体と、この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホ
ール蓋体とを具備したことを特徴とするものである。
【0012】そして、マンホール蓋体が、地表面上を走
行する車両等から力を受けた場合において、この力はマ
ンホール蓋体から蓋受け体、受け座体および立上がり管
体を経て桝体に伝達されるため、その力に対応する大き
さの力が桝体の立上がり管接続口部における被支持面か
ら支持体の嵌挿孔の周縁に働くこととなる。さらに、こ
の嵌挿孔の周縁に作用する力は、底板体から基礎に伝達
される。このようにして、これらのマンホール蓋体、蓋
受け体等は、受け座体のフランジ部に加えて、十分に強
固な基礎上の底板体に位置決め載置された支持体の嵌挿
孔の周縁にて保持されている。
【0013】請求項2記載の小型マンホール装置は、底
板体と、この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に
形成された略筒状の支持体と、この支持体内に配設した
状態で前記底板体上に設置され略筒状の流入側接続口部
および流出側接続口部を有するとともに略筒状の立上が
り管接続口部を上部に有する合成樹脂製の桝体と、この
桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続され
るとともにこの下端部の近傍には前記支持体の前記嵌挿
孔の周縁にて支持される被支持面が形成された突出段部
を有する合成樹脂製の立上がり管体と、この立上がり管
体の上端部に嵌合接続される管受け口部を有するととも
にこの管受け口部と一体的に形成されたフランジ部を有
する環状の受け座体と、この受け座体の前記フランジ部
に位置決め載置される蓋受け体と、この蓋受け体に開閉
可能に嵌着されるマンホール蓋体とを具備したものであ
る。
【0014】そして、マンホール蓋体が、地表面上を走
行する車両等から力を受けた場合において、この力はマ
ンホール蓋体から蓋受け体および受け座体を経て立上が
り管体に伝達されるため、その力に対応する大きさの力
が立上がり管体の突出段部における被支持面から支持体
の嵌挿孔の周縁に働くこととなる。さらに、この嵌挿孔
の周縁に作用する力は、底板体から基礎に伝達される。
このようにして、これらのマンホール蓋体、蓋受け体等
は、受け座体のフランジ部に加えて、十分に強固な基礎
上の底板体に位置決め載置された支持体の嵌挿孔の周縁
にて保持されている。
【0015】請求項3記載の小型マンホール装置は、請
求項1または2記載の小型マンホール装置において、受
け座体のフランジ部と蓋受け体の下端部との間に、前記
蓋受け体の高さ位置を調整する環状の調整枠体を配設し
たものである。
【0016】そして、受け座体のフランジ部と蓋受け体
の下端部との間に、環状の調整枠体が配設されることに
より、蓋受け体の高さ位置が調整されて、この蓋受け体
に嵌着したマンホール蓋体の上面が地表面上に配設され
ている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の小型マンホール装
置の第1の実施の形態の構成を図面を参照して説明す
る。
【0018】図1において、21は基礎で、この基礎21
は、地盤の土質状態に応じて選択された砕石基礎、割栗
石基礎、コンクリート基礎等であり、略平面状でかつ強
固に形成されている。
【0019】そして、この基礎21上には、所定の小型マ
ンホール設置位置に位置して底板体22が配設されてい
る。この底板体22は、合成樹脂等を混入したコンクリー
ト、いわゆるポリコン等にて強固に成形されたもので、
この底板体22の上面には係合段部23が形成されている。
【0020】また、この底板体22の上面には、支持体25
が位置決め載置されている。この支持体25は、合成樹脂
等にて成形された上下面を開口した管状部材26と、この
管状部材26の上端部に接着係合されたいわゆるポリコン
等にて強固に成形した上面支持部としての支え部材27と
にて形成されている。
【0021】この管状部材26は、その下端部が前記底板
体22の係合段部23に係合可能な寸法で円筒形状に形成さ
れているとともに、図示しない下水本管が側方から嵌挿
されている。また、前記支え部材27は、その中央部に円
形状の嵌挿孔31を有するとともにこの嵌挿孔31の周縁に
突出段部27a を有しており、この突出段部27a の上面は
水平状の支持面32に形成されている。さらに、この支え
部材27の下面には、前記管状部材26の上端部が係合可能
な係合段部33が形成されている。
【0022】一方、前記基礎21上には、合成樹脂等にて
成形された桝体35が、この桝体35の下部を当接して前記
支持体25の管状部材26内に配設した状態で設置されてい
る。この桝体35は、両端側に略筒状の流入側接続口部36
および流出側接続口部37がそれぞれ形成されているとと
もに、これらの流入側接続口部36および流出側接続口部
37間にインバート部38が形成されている。また、この桝
体35の上部には略筒状の立上がり管接続口部40が形成さ
れている。
【0023】そして、この立上がり管接続口部40は、前
記支持体25の支え部材27における嵌挿孔31に嵌挿されて
おり、この立上がり管接続口部40の上端側が前記支え部
材27より上方に導出している。
【0024】また、この立上がり管接続口部40の上端部
近傍の内周面には、環状にパッキング装着凹部42が形成
されており、このパッキング装着凹部42には環状のパッ
キング体43が装着されている。さらに、この立上がり管
接続口部40の下端段部40a における下面は、前記支持面
32にて支持された水平状の被支持面44に形成されてい
る。
【0025】次に、この桝体35の立上がり管接続口部40
の内周には、合成樹脂等にて成形された立上がり管体45
の下端部外周が、前記パッキング体43にて液密に保持さ
れた状態で嵌合接続されている。
【0026】また、この立上がり管体45の上端部内周に
は、環状のパッキング体47にて液密に保持された状態
で、内蓋48の下端部外周が嵌合接続されており、この内
蓋48の上面には取っ手49が固着されている。
【0027】一方、この立上がり管体45の上端部外周側
には、受け座体51が嵌着されている。この受け座体51
は、いわゆるポリコン或いは合成樹脂等にて環状に成形
された第1の受け座部材53と、この第1の受け座部材53
上に位置決め載置されいわゆるポリコン或いは合成樹脂
等にて環状に成形された第2の受け座部材54とにて形成
されている。
【0028】この第1の受け座部材53は、略円形でかつ
板状のフランジ部56を有し、このフランジ部56の中央に
は前記内蓋48が嵌挿可能な嵌挿孔58が形成されていると
ともに、このフランジ部56の下面には前記立上がり管体
45の上端部外周に内周が嵌合接続可能な略円筒状の管受
け口部55が突出形成されている。なお、この管受け口部
55に前記立上がり管体45の上端部を嵌合接続した状態
で、この立上がり管体45の上端部上面が前記フランジ部
56の嵌挿孔58周縁の下面に当接するようになっている。
そして、この第1の受け座部材53のフランジ部56は、埋
戻し時に締め固めにて形成した座設置地盤部57上に配設
されている。
【0029】また、前記第2の受け座部材54は、中央部
には前記内蓋48が遊嵌される遊嵌孔59が形成されている
とともに、上面部には係合段部60が形成されている。
【0030】そして、この第2の受け座部材54の係合段
部60には、例えば鋳物製の蓋受け体61の下端部が係合さ
れている。すなわち、この蓋受け体61は、前記受け座体
51の第1の受け座部材53におけるフランジ部56の上面
に、前記第2の受け座部材54を介して、位置決め載置さ
れている。
【0031】また、この蓋受け体61の上面部には、マン
ホール蓋体62が開閉可能に嵌着されており、このマンホ
ール蓋体62の上面は地表面63と略同一面上に配設されて
いる。
【0032】次に、上記第1の実施の形態の作用を説明
する。
【0033】上記構成の小型マンホール装置が地表面63
下に埋設された状態で、この地表面63と略同一面上に配
設されたマンホール蓋体62が、その地表面63上を走行す
る車両等から力を受けた場合には、この車両等からの力
の一部は、マンホール蓋体62から蓋受け体61、第2の受
け座部材54を経て第1の受け座部材53に伝達されて、こ
の第1の受け座部材53のフランジ部56から座設置地盤部
57に働くこととなる。
【0034】また、車両等からの力の一部は、マンホー
ル蓋体62から蓋受け体61、第2の受け座部材54、第1の
受け座部材53、立上がり管体45等を経て桝体35に伝達さ
れるため、その力に対応する大きさの力が桝体35の立上
がり管接続口部40における被支持面44から支え部材27に
おける支持面32に働くこととなり、その結果、この支え
部材27に作用する力は、管状部材26を経て底板体22から
基礎21に伝達される。
【0035】このようにして、これらのマンホール蓋体
62、蓋受け体61等は、車両等からの力に対して沈下する
ことのないよう、座設置地盤部57上の第1の受け座部材
53のフランジ部56に加えて、十分に強固な基礎21上の底
板体22に位置決め載置された支持体25の支え部材27にて
保持されている。
【0036】そして、上記第1の実施の形態によれば、
マンホール蓋体62、蓋受け体61等を受け座体51のフラン
ジ部56で保持するばかりでなく、立上がり管体45を嵌合
接続した桝体35の立上がり管接続口部40における被支持
面44を、基礎21上の底板体22に位置決め載置した支持体
25の支え部材27における支持面32にて支持することによ
り、その立上がり管体45等を車両等からの力に対して保
持するので、受け座体51の安定性を十分に確保でき、車
両等からの力が比較的大きい場合においても、不等沈下
の発生を防止できる。
【0037】また、比較的大きな力がマンホール蓋体6
2、蓋受け体61等に作用する場合においても、その力の
大部分は支持面32から支持体25等に伝達されるため、こ
の支持体25の管状部材26内に配設されている桝体35の下
側には大きな力が作用することがなく、桝体35の疲労等
を防止でき、しかも、土圧等に基づく桝体35への悪影響
をこの支持体25にて抑制できる。
【0038】次に、本発明の小型マンホール装置の第2
の実施の形態の構成を図面を参照して説明する。なお、
上記第1の実施の形態と略同一構成部分については、同
一符号を付して、説明する。
【0039】図2において、72は基礎21上に配設された
底板体で、この底板体72は、合成樹脂等を混入したコン
クリート、いわゆるポリコン等にて強固に成形されたも
ので、この底板体72の上面には係合凹部73が形成されて
いる。
【0040】また、75は前記底板体72上に位置決め載置
された支持体で、この支持体75は、いわゆるポリコン等
にて強固に成形された筒状本体部76を有し、この筒状本
体部76の上端部には水平状の上面支持部77が一体に形成
されている。また、この上面支持部77の中央部には、嵌
挿孔81が形成されているとともに、この上面支持部77の
上面における嵌挿孔81の周縁は、水平状の支持面82に形
成されている。
【0041】さらに、85は前記底板体72上に全体を前記
支持体75内に配設した状態で設置された桝体で、この桝
体85は合成樹脂等にて成形されており、両端側に略筒状
の流入側接続口部36および流出側接続口部37がそれぞれ
形成されているとともに、これらの流入側接続口部36お
よび流出側接続口部37間にインバート部38が形成されて
いる。また、この桝体85の上部には略筒状の立上がり管
接続口部40が形成されている。さらに、この立上がり管
接続口部40の内周面には環状のパッキング装着凹部42が
形成され、環状のパッキング体43が装着されている。
【0042】また、この桝体85の立上がり管接続口部40
の内周には、合成樹脂等にて成形された立上がり管体95
の下端部外周が、前記パッキング体43にて液密に保持さ
れた状態でかつ前記上面支持部77の嵌挿孔81に嵌挿され
た状態で嵌合接続されている。なお、この立上がり管体
95の下端部と立上がり管接続口部40の傾斜状の下端部と
の間には、必要に応じて、環状の緩衝部材46が配設され
ている。
【0043】また、この立上がり管体95の下端部の近傍
には、外方に向って環状の突出段部96が折り曲げ形成さ
れており、この断面矩形状の突出段部96は下面に前記上
面支持部77における前記支持面82にて支持された被支持
面97を有している。
【0044】また、この立上がり管体95の上端部内周に
は、環状のパッキング体47にて液密に保持された状態
で、内蓋48の下端部外周が嵌合接続されており、この内
蓋48の上面には取っ手49が固着されている。
【0045】一方、この立上がり管体95の上端部外周側
には、環状の受け座体101 が嵌着されている。この受け
座体101 は、いわゆるポリコン或いは合成樹脂等にて略
円形でかつ板状に成形されたフランジ部56を有し、この
座設置地盤部57上のフランジ部56の中央には前記内蓋48
が嵌挿可能な嵌挿孔58が形成されているとともに、この
フランジ部56の下面には略円筒状の管受け口部55が突出
形成されている。さらに、このフランジ部56の上面には
外周縁に位置して係合段部60が形成されている。
【0046】そして、この受け座体101 のフランジ部56
には、蓋受け体61が位置決め載置されている。この蓋受
け体61の下端部外縁は、この受け座体101 の係合段部60
に係合している。また、この蓋受け体61の下端部下面
と、前記受け座体101 のフランジ部56の上面との間に
は、環状の調整枠体102 が、ボルト103 等で固定されて
いる。
【0047】この調整枠体102 は、マンホール蓋体62の
上面が地表面63と略一致するように、蓋受け体61の上面
の高さを調節する厚さ寸法に形成されている。なお、こ
の調整枠体102 は、地表面63の傾斜に応じて蓋受け体61
を受け座体101 に対して傾斜状に載置させる場合には、
その地表面63の傾斜に対応する厚さ寸法に形成する。
【0048】また、この蓋受け体61の上面部には、マン
ホール蓋体62が開閉可能に嵌着されており、このマンホ
ール蓋体62の上面は地表面63と略同一面上に配設されて
いる。
【0049】次に、上記第2の実施の形態の作用を説明
する。
【0050】上記構成の小型マンホール装置が地表面63
下に埋設された状態で、この地表面63と略同一面上に配
設されたマンホール蓋体62が、その地表面63上を走行す
る車両等から力を受けた場合には、この車両等からの力
の一部は、マンホール蓋体62から蓋受け体61および調整
枠体102 を経て受け座体101 に伝達されて、この受け座
体101 のフランジ部56から座設置地盤部57に働くことと
なる。
【0051】また、車両等からの力の一部は、マンホー
ル蓋体62から蓋受け体61、調整枠体102 および受け座体
101 を経て立上がり管体95に伝達されるため、その力に
対応する大きさの力が、立上がり管体95の突出段部96に
おける被支持面97から支持体75の上面支持部77における
支持面82に働くこととなる。さらに、この上面支持部77
に作用する力は、支持体75の筒状本体部76を経て底板体
72から基礎21に伝達される。
【0052】このようにして、これらのマンホール蓋体
62、蓋受け体61等は、車両等からの力に対して沈下する
ことのないよう、受け座体101 のフランジ部56に加え
て、十分に強固な基礎21上の底板体72に位置決め載置さ
れた支持体75の上面支持部77にて保持されている。
【0053】そして、上記第2の実施の形態によれば、
マンホール蓋体62、蓋受け体61等を受け座体101 のフラ
ンジ部56で保持するばかりでなく、立上がり管体95の突
出段部96における被支持面97を、基礎21上の底板体72に
位置決め載置した支持体75の上面支持部77における支持
面82にて支持することにより、その立上がり管体95等を
車両等からの力に対して保持するので、受け座体101 の
安定性を十分に確保でき、車両等からの力が比較的大き
い場合においても、不等沈下の発生を防止できる。
【0054】また、地表面63上を走行する車両等からの
比較的大きな力がマンホール蓋体62、蓋受け体61等に作
用する場合においても、その力の大部分は支持面82から
支持体75等に伝達されるため、この支持体75の筒状本体
部76内に配設されている桝体85には大きな力が作用する
ことがなく、桝体85の疲労等を防止でき、しかも、土圧
等に基づく桝体85への悪影響をこの支持体75にて抑制で
きる。
【0055】さらに、受け座体101 のフランジ部56と蓋
受け体61の下端部との間に環状の調整枠体102 を配設す
ることにより、受け座体101 に対する蓋受け体61の高さ
位置を容易に調整でき、マンホール蓋体62の上面を地表
面63上に確実に配設させることができる。
【0056】なお、上記第1の実施の形態においては、
第1の受け座部材53および第2の受け座部材54は、互い
に別部材である構成について説明したが、一つの部材で
一体に形成した構成でもよい。
【0057】また、上記第1の実施の形態について、上
記第2の実施の形態と同様に、受け座体51のフランジ部
56と蓋受け体61の下端部との間に、その蓋受け体61の高
さ位置を調整する環状の調整枠体102 を配設した構成と
することもできる。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、マンホー
ル蓋体、蓋受け体等を受け座体のフランジ部で保持する
ばかりでなく、立上がり管体を嵌合接続した桝体の立上
がり管接続口部における被支持面を底板体に位置決め載
置した支持体の嵌挿孔の周縁にて支持することによりそ
の立上がり管体等を保持するので、受け座体の安定性を
十分に確保でき、不等沈下の発生を防止できる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、マンホール
蓋体、蓋受け体等を受け座体のフランジ部で保持するば
かりでなく、立上がり管体の突出段部における被支持面
を底板体に位置決め載置した支持体の嵌挿孔の周縁にて
支持することによりその立上がり管体等を保持するの
で、受け座体の安定性を十分に確保でき、不等沈下の発
生を防止できる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、受け座体の
フランジ部と蓋受け体の下端部との間に環状の調整枠体
を配設することにより、蓋受け体の高さ位置を容易に調
整でき、マンホール蓋体の上面を地表面上に確実に配設
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型マンホール装置の第1の実施の形
態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の小型マンホール装置の第2の実施の形
態を示す縦断面図である。
【図3】従来の小型マンホール装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
22,72 底板体 25,75 支持体 31,81 嵌挿孔 35,85 桝体 36 流入側接続口部 37 流出側接続口部 40 立上がり管接続口部 44,97 被支持面 45,95 立上がり管体 51,101 受け座体 55 管受け口部 56 フランジ部 61 蓋受け体 62 マンホール蓋体 102 調整枠体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板体と、 この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に形成され
    た略筒状の支持体と、 この支持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され
    略筒状の流入側接続口部および流出側接続口部を有する
    とともに前記支持体の前記嵌挿孔の周縁にて支持される
    被支持面が外周に形成された略筒状の立上がり管接続口
    部を上部に有する合成樹脂製の桝体と、 この桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続
    される合成樹脂製の立上がり管体と、 この立上がり管体の上端部に嵌合接続される管受け口部
    を有するとともにこの管受け口部と一体的に形成された
    フランジ部を有する環状の受け座体と、 この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋
    受け体と、 この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホール蓋体と
    を具備したことを特徴とする小型マンホール装置。
  2. 【請求項2】 底板体と、 この底板体に位置決め載置され嵌挿孔が上面に形成され
    た略筒状の支持体と、 この支持体内に配設した状態で前記底板体上に設置され
    略筒状の流入側接続口部および流出側接続口部を有する
    とともに略筒状の立上がり管接続口部を上部に有する合
    成樹脂製の桝体と、 この桝体の前記立上がり管接続口部に下端部が嵌合接続
    されるとともにこの下端部の近傍には前記支持体の前記
    嵌挿孔の周縁にて支持される被支持面が形成された突出
    段部を有する合成樹脂製の立上がり管体と、 この立上がり管体の上端部に嵌合接続される管受け口部
    を有するとともにこの管受け口部と一体的に形成された
    フランジ部を有する環状の受け座体と、 この受け座体の前記フランジ部に位置決め載置される蓋
    受け体と、 この蓋受け体に開閉可能に嵌着されるマンホール蓋体と
    を具備したことを特徴とする小型マンホール装置。
  3. 【請求項3】 受け座体のフランジ部と蓋受け体の下端
    部との間に、前記蓋受け体の高さ位置を調整する環状の
    調整枠体を配設したことを特徴とする請求項1または2
    記載の小型マンホール装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030030358A (ko) * 2001-10-10 2003-04-18 박동수 맨홀 접속부 덮개 장치
WO2023248354A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 日本電信電話株式会社 地中埋設型構造物の補強方法

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