JP3469318B2 - マンホール蓋受枠のレベル調整具 - Google Patents

マンホール蓋受枠のレベル調整具

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基之 古賀
勇 結城
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、道路下に設置されたマ
ンホールの蓋を路面レベルに嵩上げする際に用いる蓋受
枠のレベル調整具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、道路下に設置されたマンホールの
蓋をその上端面が路面との間に段差が生じないように嵩
上げする先行技術はよく知られている。マンホールに
は、各種の形式があり、蓋受枠を載置するマンホール上
端の首部ブロック上面に、上方へ直立された蓋受枠固定
用のインサートボルトが立設されている形式のもので
は、このインサートボルトを利用してマンホール蓋受枠
の嵩上げが簡単に行える。しかし、マンホールには、上
述のインサートボルトが立設されていない形式のものも
あり、この場合には、例えば特開昭60−80629号
公報あるいは特開昭63−251528号公報等に記載
されているように蓋受枠のレベル調整具を用いるものが
提案されている。 【0003】図4および図5は、上述の先行技術に開示
された蓋受枠レベル調整具50およびその使用状態を示
している。このレベル調整具50は、蓋受枠60のフラ
ンジ部61を挟持するコ字状のフランジ挟持部54と、
その外側に固着されたナット部52を介して該ナット部
52に螺合された調整用ボルト51とから構成されてい
る。そして嵩上げに際し、蓋受枠60のフランジ部61
の複数箇所に半径方向からフランジ挟持部54を嵌合さ
せた状態で、調整用ボルト51をマンホールの上端の首
部ブロック67上に直立させ、調整用ボルト51の突出
長を適宜に調整することによって蓋受枠60の高さを、
路面68の上端レベルに適合するように一致させてい
る。 【0004】路面68に対し蓋受枠60の高さおよびそ
の傾斜状態を一致させたあと、フランジ部61の下面と
首部ブロック67の上面との間に内型枠63、外型枠6
4をセットし、両型枠63、64の間に生じた空隙部6
5に急硬性セメント66を注入する。急硬性セメント6
6が硬化したあと、外型枠64および内型枠63を撤去
し、受枠60の周囲を砕石や土砂等で埋め戻し、上部を
アスファルトにより舗装する。これによって、受枠60
の嵩上げ作業を完了する。 【0005】尚、上記の図4にあっては、フランジ挟持
部54の上面に螺孔55を穿設してこの螺孔55に調整
用ビス53を螺合することができる構成としている。こ
れは、フランジ挟持部54の内巾に比較して挟持される
受枠60のフランジ61部の厚みが薄いとき、フランジ
部61の上面をビスで押圧するためのものである。これ
によって、厚みの異なる受枠のフランジ部61に対して
も、レベル調整具50を確実に取り付けることができ
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術の蓋受枠レベル調整具においては、図5を参照し
て判るように、蓋受枠60のフランジ部61の円周複数
箇所に、複数のレベル調整具50が位置し、このレベル
調整具50の全体が、外型枠64で囲まれたセメント注
入空間部に位置しているために、セメント66を注入し
てセメントが硬化するにつれて、該レベル調整具65が
そのまま埋められてしまい、再利用できないのが実状で
ある。 【0007】道路に沿って設置してあるマンホールの数
は多数であり、また1箇所のマンホールの蓋受枠におい
てこのようなレベル調整具が複数個必要であるので、道
路下に築造してあるマンホールの設置数を考えると、そ
のレベル調整具50の必要数も大量となり、マンホール
蓋の嵩上げ経費が膨大に嵩むという問題点があった。 【0008】本発明は、上述した問題点に鑑み、レベル
調整具の一部を再利用可能にして経済性を高めたマンホ
ール蓋受枠のレベル調整具を提供することを目的とする
ものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるレベル調整具は、マンホール蓋受枠
のフランジ部を半径方向から挟持するU字形のフランジ
挟持部材と、該フランジ挟持部材の外端面に着脱可能に
固定されるナット部材と、ナット部材に直立状に螺合さ
れて蓋受枠をマンホール上端の首部ブロック上面に支持
する高さ調整用ボルトとからなり、マンホール蓋受枠の
嵩上げ調整時には、調整用ボルトが螺合されたナット部
材をボルトとセット状態で、蓋受枠のフランジ部外周に
固定されたフランジ挟持部材に着脱可能に固定セットさ
せ、モルタル充填後においてモルタルが所要に硬化した
あと、調整用ボルト及びナット部材をフランジ挟持部か
ら離脱して再利用可能にしてなることを特徴とする。 【0010】 【作用】上記のように構成されたレベル調整具による
と、マンホール蓋受枠の嵩上げ施工に際して、モルタル
充填後にモルタルが所要に硬化した後に、レベル調整具
を構成する調整用ボルトおよびナット部材をフランジ挟
持部材から離脱して、これを次の嵩上げ施工に際して再
利用できることで、蓋受枠のレベル調整具にかかる材料
費を従来例のものに比して半分程度以下に低減でき、嵩
上げ施工コストの低減を図ることができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図1および図2を参照して判るよう
に、本発明の蓋受枠レベル調整具は、マンホール蓋受枠
1のフランジ部2を半径方向から挟持するU字形のフラ
ンジ挟持部材5と、該フランジ挟持部材5の外端面に着
脱可能に固定されるナット部材4と、ナット部材4に直
立状に螺合されて蓋受枠1をマンホール上端の首部ブロ
ック11上面に支持する高さ調整用ボルト3から構成し
ている。また、上記ナット部材4は、フランジ部材5へ
の着脱が可能な摺動部12と、調整ボルト3が螺合され
るナット部4’とからなっている。 【0012】更に詳しく説明すると、蓋受枠レベル調整
具の一部となるフランジ挟持部材5には、蓋受枠1のフ
ランジ部2を半径方向から挟持できるように形成された
上側板部5’と下側板部5”とを有している。上側板部
5’には一つの雌ネジ穴13’が形成されて、調整ビス
13がこの雌ネジ穴13’に螺合している。該調整ビス
13の上下動により、フランジ挟持部材5の内巾に比較
して蓋受枠1のフランジ部2の厚みが薄いとき、フラン
ジ部2の上面を押圧することができるので、厚みの異な
るフランジ部2に対しても対応できるようになってい
る。また、フランジ挟持部材5の外端面15の上下両側
には、二つの細長い貫通孔15’が形成されている。蓋
受枠レベル調整具の他の一部に含まれるナット部材4の
摺動部12に一体に形成された長アーム部16および短
アーム部17は、該二つの細長い貫通孔15’をそれぞ
れ挿通できる。長アーム部16の長手中央部に貫通孔1
6’が形成されているので、調整ビス13がこの貫通孔
16’を挿通してビスの下端部が受枠のフランジ部2の
上面に当たるようになっている。尚、必要に応じて該貫
通孔16’をU字状切り欠き部にしても良い。長アーム
部16は細長い貫通孔15’を挿通して、フランジ挟持
部材5の上板部5’の下面と蓋受枠1のフランジ部2の
上面との間に挿入されるが、短アーム部17はその端面
がフランジ2の端面2’と接触するだけに留まる。 【0013】ナット部材4とこれに螺合されている調整
ボルト3とによって、本発明の蓋受枠レベル調整具にお
ける他の一部を構成している。上述したように、ナット
部材4は、フランジ部材5への着脱が可能な摺動部12
と、調整ボルト3が螺合されるナット部4’とからなっ
ている。摺動部12に一体に形成された長アーム部16
および短アーム部17が、上記フランジ挟持部材5の外
端面15に形成された二つの細長い貫通孔15’をそれ
ぞれ挿通できるようになっている。摺動部12の垂直部
18には、調整ボルト3が螺合されるナット部4を固着
しており、該ナット部4に螺合された調整ボルト3を回
すことによって、摺動部12が上下動できる。摺動部1
2が上下動するにつれて、長アーム部16および短アー
ム部17が挿入されたフランジ挟持部材5が上下動する
ことになり、フランジ挟持部5によりフランジ部2が挟
持された状態の蓋受枠1のレベルを調整することができ
る。 【0014】図3は、本実施例において、蓋受枠1を設
置している状態を示す。蓋受枠1を設置するときまず
は、蓋受枠1のフランジ部2の複数箇所に蓋受枠の半径
方向からレベル調整具のフランジ挟持部材5を嵌合させ
た状態で、蓋受枠1をマンホールの細径部である首部ブ
ロック11の上端面に載置する。そして、弾性材の内型
枠7を蓋受枠1の下部内周面および首部ブロック11の
上部内周面に圧接することによって、蓋受枠1と首部ブ
ロック11との間に生じた環状の空隙部8を内側から密
閉する。それと同時に、前記ナット部材4の摺動部12
が上下動できるように形成した切り欠き部14を有する
外型枠9により、外側から該空隙部5を囲むようにす
る。そして、調整ボルト3の頭部を回すことにより、摺
動部12を含むナット部材4が上下動となり、摺動部1
2が装着されたフランジ挟持部材5の上下動に伴って、
路面6に対し蓋受枠1の高さおよびその傾斜状態を一致
させることができる。 【0015】次いで、蓋受枠1と首部ブロック11との
間に生じた環状の空隙部5にモルタル1を外型枠9の外
側から注入するが、モルタル注入に先行して、モルタル
10が外へ漏れないようするために、外型枠9に形成し
た切り欠き部14に対しベニヤ等の薄板材を利用し外型
枠9の外面から閉塞する。モルタルを注入した後に所要
に硬化した時点で、調整ボルト3を螺合した状態の、摺
動部12を含むナット部材4を、外型枠9の外側方向へ
引き抜くことによって外側へ離脱する。そして、外型枠
9および内型枠7を撤去し、蓋受枠1の周囲を砕石や土
砂等で埋め戻し、上部をアスファルト等により舗装す
る。これによって、蓋受枠1の設置作業を完了する。 【0016】従って、上述した蓋受枠レベル調整具を利
用することによって、マンホール蓋受枠1の嵩上げ調整
時には、調整用ボルト3が螺合されたナット部材4をボ
ルト3とセット状態で、蓋受枠1のフランジ部2の外周
に固定されたフランジ挟持部材5に着脱可能に固定セッ
トさせ、モルタル充填後においてモルタルが所要に硬化
したあと、調整用ボルト3及びナット部材4をフランジ
挟持部材4から離脱して再利用可能となる。 【0017】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明の蓋受枠
レベル調整具を使用することによって、マンホールの蓋
受枠を設置したあと、設置作業時に使用されたレベル調
整具の一部を簡単に離脱させることができるので、次の
設置作業に再利用でき、蓋受枠のレベル調整具にかかる
材料費を従来例の半分以下に低減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の蓋受枠レベル調整具を分解した状態を
示す斜視図 【図2】本発明の蓋受枠レベル調整具を蓋受枠のフラン
ジ2に取り付けた状態を示す断面図 【図3】本発明の蓋受枠レベル調整具を用いて蓋受枠を
設置している状態を示す断面図 【図4】従来の蓋受枠レベル調整具を示す斜視図 【図5】従来の蓋受枠レベル調整具を用いて蓋受枠を設
置している状態を示す断面図 【符号の説明】 3 調整ボルト 4 ナット部材 5 フ
ランジ挟持部 12 摺動部 13 調整ビス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】マンホール蓋枠受を、マンホール上端の首
    部ブロック上面にレベル調整具を介して路面レベルと符
    合する高さに嵩上げし、蓋受枠と首部ブロック上面との
    間に生じる空隙部に内型枠、外型枠をセットしてモルタ
    ルを充填するマンホール蓋受枠の嵩上げ用レベル調整具
    において、 上記レベル調整具は、マンホール蓋受枠のフランジ部を
    半径方向から挟持するU字形のフランジ挟持部材と、該
    フランジ挟持部材の外端面に着脱可能に固定されるナッ
    ト部材と、ナット部材に直立状に螺合されて蓋受枠をマ
    ンホール上端の首部ブロック上面に支持する高さ調整用
    ボルトとからなり、 マンホール蓋受枠の嵩上げ調整時には、調整用ボルトが
    螺合されたナット部材をボルトとセット状態で、蓋受枠
    のフランジ部外周に固定されたフランジ挟持部材に着脱
    可能に固定セットさせ、モルタル充填後においてモルタ
    ルが所要に硬化したあと、調整用ボルト及びナット部材
    をフランジ挟持部から離脱して再利用可能にしてなるこ
    とを特徴とするマンホール蓋受枠のレベル調整具。
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