JP2516066B2 - マンホ―ルの蓋高さ調整装置 - Google Patents

マンホ―ルの蓋高さ調整装置

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JP2516066B2
JP2516066B2 JP1105438A JP10543889A JP2516066B2 JP 2516066 B2 JP2516066 B2 JP 2516066B2 JP 1105438 A JP1105438 A JP 1105438A JP 10543889 A JP10543889 A JP 10543889A JP 2516066 B2 JP2516066 B2 JP 2516066B2
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基之 古賀
公一 井上
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HATSUKOO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、道路下に敷設されているマンホールの蓋の
上面レベルを、路面高さおよび傾斜に適合するように調
整するマンホールの蓋高さ調整装置に関する。
【従来の技術】
一般に道路下等には、上,下水道やガス管,電力用ケ
ーブル,通信用ケーブル等の挿通管路が敷設されてお
り、これらの配管系路には管理のためのマンホールが敷
設されている。このマンホールは、蓋の上面レベルが、
路面高さと一致するように設けられて通行障害とならな
いようにしている。 道路の舗装工事等を行った際、マンホール蓋の上面レ
ベルが、路面高さおよび傾斜に一致しない現象が起り、
蓋の嵩上げ工事等を行う必要が生じる。 従来、この種のマンホール蓋の高さ調整工法として
は、例えば、第4図に示すようにマンホール21の蓋受枠
24を設置する出入口部22の受部上端面22aに、所要の高
さを有する鉄片,コンクリート片あるいは木片等の高さ
調整用部材23(調整リングあるいはスペーサ等)を介在
させて、その上に蓋受枠24を設置することで蓋25の上面
レベルが路面高さに一致するよう調整している。そして
高さ調節用部材23の内側および外側にそれぞれ内枠26,
外枠27を固定し、内枠26と外枠27との環状空隙内にコン
クリートモルタル28を充填することにより蓋受枠24を固
定するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の調整工法では、高さ調節用部材23を介
して、現場合わせによりマンホール蓋の高さを調整して
いるので、各マンホール毎に高さの異なる調整用部材23
を多数個用意しなければならず、その在庫管理が面倒で
コスト高になる等の問題点があった。 またマンホール蓋が路肩方向に傾斜している場合に
は、傾斜角度に合わせた高さ調整部材が必要となり、高
さ調整用部材23の種類が益々増え、作業工数も増大して
道路交通止めの期間が長くなる等、交通対策上からも好
ましくない問題点がある。 また従来、例えば実公昭54−20839号公報に示すよう
に、蓋受枠を設置するマンホールの受部上端面に、蓋受
枠のフランジ部に挿通されるスタンド用のボルトを立設
させ、ボルトに螺入した2個のナットにより蓋受枠のフ
ランジ部を上面,下面から挟んで高さ調整を行う工法も
提案されているが、この調整工法では2個のナットを用
いる関係から調整作業がやりにくい問題点がある。 さらに上述の先行技術(実公昭54−20839号公報)に
は、スタンド用のボルトにU字状のバネ部材を挿通し
て、高さ調整作業を行う際にバネ力を利用する技術が開
示されているが、この方法による場合は、バネ部材の圧
縮調整範囲を大きく設定できない問題点があった。 本発明は、上述した問題点に鑑み、蓋高さの調整作業
が簡易に行え、しかも調整範囲(調整高さ)を大きく設
定できるマンホールの蓋高さ調整装置を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明はマンホール蓋受
枠を設置する受部上端面に、蓋受枠のフランジ部に設け
たボルト孔に挿通される複数本のスタンドボルトを立設
してなり、且つ受部上端面と蓋受枠のフランジ下面との
間にはバネ素材をつる巻き線状に巻いたコイルバネを介
在させてバネ力により蓋受枠を浮上支持させ、スタンド
ボルトに螺入された調整ナットの締付け量により蓋受枠
の上面レベルを路面高さに適合するように調整すること
を特徴とする。
【作 用】
このような構成によれば、蓋高さの調整作業に際し、
高さ調整される蓋受枠はコイルバネのバネ力によって浮
上支持され、スタンドボルトに螺入されたナットの締付
け操作のみによって蓋受枠の上面レベルを路面高さに適
合するように調整できるから、調整操作が簡易に行え
る。 また蓋受枠を浮上支持させるバネ部材は、バネ素材を
つる巻き線状に巻いたコイルバネとしてので、最大の圧
縮状態ではバネ部材が平板状に撓み、その撓み量を大き
くできるから蓋の調整範囲(調整高さ)を大きく設定で
きる。
【実 施 例】
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。 第1図は本発明が適用されたマンホールの上部構造を
示す断面図であり、図において符号1は道路下に敷設さ
れたコンクリート製マンホール、2はマンホール1の地
上出入口となる作業口、3はマンホール1の蓋体、4は
蓋体3が取付けられる蓋受枠である。 蓋体3および蓋受枠4は、鉄製または鋳鉄製が一般的
であり、蓋体3を取付けた蓋受枠4は、その基盤となる
環状のフランジ部4aを、コイルバネ5を介してマンホー
ル1の受部上端面2aに設置している。 すなわちマンホール1の受部上端面2aには、予め円周
上の少なくとも4箇所以上にスタンドボルト7が立設さ
れ、そのスタンドボルト7にはコイルバネ5が挿着され
ていて、コイルバネ5のバネ力により蓋受枠4が浮上支
持されている。 ここでコイルバネ5は、機械工学辞典に解説されてい
るように断面が円や長方形などの線材あるいは細い棒材
や薄板材を、つるまき線状に巻いて形成したバネ部材で
あり、図示の実施例では、第3図に示すように上部に行
くに従ってコイル径が順次小径となり、コイルが最大に
撓んだ状態では平板状になるような円錐コイルバネに成
形されている。 また上述のコイルバネ5を介して設置される蓋受枠4
のフランジ部4aには、スタンドボルト7が挿入されるボ
ルト孔が穿設されており、上記フランジ部4aより上面に
突出したスタンドボルト7には調整ナット8が螺入され
ている。 そして調整ナット8を締付けることにより、蓋受枠4
のフランジ部4aがコイルバネ5のバネ力に抗して押し下
げられるようにしてあり、しかしてナット8の締付け量
により蓋体3の高さ位置および傾斜角度が任意に調整す
ることができるようになっている。 なお上記蓋受枠の受部上端面2aに埋込まれたスタンド
ボルト7の周囲には、円錐コイルバネ5の底部が没入す
る凹部2bが形成されており、円錐コイルバネ5による蓋
受枠4の調整範囲を増大させている。 さらに受部上端面2aに載置された蓋受枠4のフランジ
部の内,外側には、蓋受枠4を固定するための円筒状の
内型枠9と外型枠10とがそれぞれ設置され、これらの内
型枠9と外型枠10とによって区画された環状空隙内にコ
ンクリートモルタル6が充填できるようにしている。 なおマンホール蓋の高さ調整作業に際しては、予め作
業口2の周囲の道路12を円形または角形に掘削した掘削
孔12aが形成されており、マンホール1の蓋体3を道路1
2の路面高さに合わせて調整し、蓋受枠4をコンクリー
トモルタル6によって固定した後に舗装等により補修さ
れる。 次いで、上述したように構成されたマンホールの蓋高
さ調整装置による蓋体3の嵩上げ作業について説明す
る。 まず、道路下に敷設されたマンホール1の作業口2に
蓋体3を取付けた蓋受枠4を固定する場合、予め上記作
業口2の周囲の道路12が円形または角形に掘削され、作
業口2を露出させる。 次に、蓋受枠の受部上端面2aに植設されたスタンドボ
ルト7にコイルバネ5を挿着し、スタンドボルト7の上
部より、蓋受枠4のフランジ部4aを取付けると共に、ス
タンドボルト7の上部よりナット8を螺入する。 続いて蓋受枠4の上面レベルが、道路12の高さに一致
するようナット8を締付けながら調整する。ナット8は
受部上端面2aに植設された複数本のスタンドボルト7を
締付するようになっているため、蓋受枠4の高さおよび
傾斜角度が任意に調整される。 上記蓋受枠4の高さ調整が終了した後は、蓋受枠4の
内,外側にそれぞれ内型枠9,外型枠10を設置し、上記内
型枠9と外型枠10との環状空隙内にコンクリートモルタ
ル6を充填して、その硬化によって蓋受枠4を固定す
る。 そして最後に、作業口2の周囲に掘削された掘削孔12
aの舗装等を補修して工事が完了する。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるマンホールの蓋高さ
調整装置によれば、高さ調整される蓋受枠4はコイルバ
ネ5のバネ力によって浮上支持され、スタンドボルト7
に螺入されたナット8の締付け操作によって蓋受枠4の
上面レベルを路面高さに適合するように調整できるか
ら、調整操作を簡易に行える。 また蓋受枠4を浮上支持させるバネ部材は、バネ素材
をつる巻き線状に巻いたコイルバネ5としたので、最大
の圧縮状態ではバネ部材が平板状に撓み、その撓み量を
大きくできるから蓋の高さ調整範囲(調整高さ)を大き
く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されたマンホールの上部構造を示
す断面図、第2図は第1図の要部を示す平面図、第3図
は本発明の1実施例によるコイルバネの斜視図、第4図
は従来例によるマンホール上部構造を示す断面図であ
る。 1……マンホール、2……作業口、2a……受部上端面、
2b……凹部、3……蓋体、4……蓋受枠、4a……フラン
ジ部、5……コイルバネ、6……コンクリートモルタ
ル、7……スタンドボルト、8……調整ナット、9……
内型枠、10……外型枠、12……道路、12a……掘削孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路下等に敷設されているマンホールの蓋
    を路面高さに調整するマンホールの蓋高さ調整装置にお
    いて、 マンホール蓋受枠を設置する受部上端面に、蓋受枠のフ
    ランジ部に設けたボルト孔に挿通される複数本のスタン
    ドボルトを立設し、 上記受部上端面と蓋受枠のフランジ下面との間にはバネ
    素材をつる巻き線状に巻いたコイルバネを介在させてバ
    ネ力により蓋受枠を浮上支持させ、スタンドボルトに螺
    入された調整ナットの締付け量により蓋受枠の上面レベ
    ルを路面高さに適合するように調整する手段を有してな
    るマンホールの蓋高さ調整装置。
  2. 【請求項2】蓋受枠の受部上端面と、蓋受枠のフランジ
    下面との間には内型枠,外型枠を設けて環状空間部を区
    画形成し、該空間部にモルタル等を充填する手段を有し
    てなる請求項1記載のマンホールの蓋高さ調整装置
JP1105438A 1989-04-24 1989-04-24 マンホ―ルの蓋高さ調整装置 Expired - Lifetime JP2516066B2 (ja)

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