JP4976952B2 - 路面補修方法及びそれに用いる転圧盤並びにガイド部材 - Google Patents

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本発明は、舗装道路におけるマンホールや情報ボックス等の新設時やマンホールや情報ボックス等の鉄蓋や受枠の交換持に、マンホールや情報ボックス等の周囲を掘削、舗装する際に、マンホールや情報ボックス等の受枠周囲の掘削部に路盤材を充填、転圧して補修する路面補修方法及びそれに用いる転圧盤並びにガイド部材に関するものである。
舗装道路に設置されるマンホールや情報ボックス等の周囲の舗装路面は、走行車両の振動の影響や経年劣化等によって陥没、沈下、クラックの発生、或いは破損等の劣化が生じ易く、舗装路面の補修作業が必要となる。また、マンホールや情報ボックス等の新設時やマンホールや情報ボックス等の鉄蓋や受枠の交換持に、マンホールや情報ボックス等の周囲を掘削して埋め戻しを行う際には、周囲の舗装路面との高さ調整が必要となる。これらの舗装路面の補修工程において、マンホールや情報ボックス等の周囲に充填される砕石、道路用鉄鋼スラグ、汚泥スラグ等の路盤材は、小型転圧機械を用いて転圧される。
例えば(特許文献1)には、「操作用把持部とアタッチメント装着用チャック部とを有する手持ち式振動機本体と、軸部先端側に設けられ振動機本体のアタッチメント挿着用チャック部に着脱自在に装着されるシャンク部と軸部後端に固定され略矩形状に形成された転圧面が設けられた転圧部とを有する転圧用アタッチメントと、を備え、転圧部の横幅が路面等のマンホール周りを掘削して設けられた掘削部の最小幅部より小さく形成されている手持ち式振動転圧機」が開示されている。
実開平6−46011号公報
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)の手持ち式振動転圧機では、掘削部の最小幅部を転圧することはできるが、転圧面が略矩形状に形成されている場合、円弧状に切断されるマンホール周りの掘削部を斑なく確実に転圧することが困難で、経時的に陥没等の不良が発生し易いという課題を有していた。
(2)(特許文献1)には、転圧部が転圧面の一辺側を円弧状に切欠いた円弧状ガイド部を有するものについても開示されており、マンホール部の丸い縁部に転圧部の円弧状ガイド部を沿わせて転圧することが記載されているが、マンホール部の縁部の曲率と円弧状ガイド部の曲率が同等でなければ、転圧部をマンホール部の縁部に沿わせて移動させることができず、また、円弧状ガイド部を有する転圧部では、矩形状に形成された情報ボックス等の周囲を転圧することができないため、マンホールの大きさ或いは情報ボックス等の形状に応じて複数の転圧用アタッチメントを用意し、交換する必要があり、汎用性に欠けるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、マンホールや情報ボックス等の受枠周囲を掘削、舗装する際に、その大きさや形状の違いによらず、マンホールや情報ボックス等の受枠の外周に沿って転圧盤を確実に案内することができ、受枠のフランジや掘削部の外周の舗装路面を破損することなく、マンホールや情報ボックス等の受枠周囲に充填される路盤材を高い圧力で短時間に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れた路面補修方法の提供、及び狭小部においても隅々まで斑なく均一に転圧することができ、転圧後の締まりがよく陥没等の不良が発生し難い信頼性、耐久性に優れた舗装路面を得ることができる路面補修方法に用いる転圧盤の提供、並びに受枠の外周に簡便に載置することができ、転圧作業時に移動することなく、確実に転圧盤を案内することができる取り扱い性、信頼性に優れた路面補修方法に用いるガイド部材の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の路面補修方法及びそれに用いる転圧盤並びにガイド部材は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の路面補修方法は、舗装道路におけるマンホールや情報ボックス等の受枠の外周を掘削して形成される掘削部に路盤材を充填、転圧して補修する路面補修方法であって、前記掘削部に前記路盤材を充填する路盤材充填工程と、前記受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材を前記フランジ上或いは前記掘削部に充填された前記路盤材上に載置するガイド部材載置工程と、前記ガイド部材の前記筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら前記筒状案内部に沿って前記小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材をフランジ上或いは掘削部に充填された路盤材上に載置するガイド部材載置工程と、ガイド部材の筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら筒状案内部に沿って小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程を有することにより、路盤材充填工程において掘削部に充填された路盤材を受枠の外周に沿って短時間で確実に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れる。
(2)ガイド部材載置工程でフランジ上或いは路盤材上に載置されたガイド部材により、転圧盤を案内することができるので、小型転圧機械のストロークが大きい場合でも、転圧盤の当接面を確実にガイド部材の外周面に沿って所望の位置に案内することができ、受枠の外周を効率的に転圧することができ、掘削部の外周の舗装路面を傷付けることなく、高い圧力で転圧を行うことができ、施工性に優れる。
(3)ガイド部材載置工程で受枠のフランジ上或いは掘削部に充填された路盤材上に載置されるガイド部材が、フランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するので、ガイド部材で受枠の外周を保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤が受枠に接触することがなく、フランジの変形などを防止でき、転圧作業の信頼性、安全性に優れる。
ここで、路盤材充填工程において掘削部に充填される路盤材としては、砕石(クラッシャラン)、道路用鉄鋼スラグ、汚泥スラグ等がある。砕石の中では粒度調整砕石、道路用鉄鋼スラグの中では粒度調整鉄鋼スラグが好適に用いられる。いずれも粒度が調整されているので、後工程の路盤材転圧工程において転圧することにより、十分な硬度をえることができ、短時間で道路を開放することができるためである。また、水と反応して硬化する性質を有する水硬性粒度調整鉄鋼スラグを用いた場合、転圧により短時間で道路開放に十分な硬度がえられると共に、時間経過により水と反応して硬化が進行して強度が向上するので、亀裂やひび割れ等が発生し難く安定性に優れる。汚泥スラグは下水等の汚泥にモルタルを混ぜたもので、汚泥を有効利用することができ安価で環境保護性に優れる。
路盤材転圧工程において、転圧盤を装着した小型転圧機械を使用することにより、受枠の外周から掘削部の外周までの狭い範囲を転圧することができ、安価な路盤材である砕石、道路用鉄鋼スラグ、汚泥スラグを用いて受枠の外周を固定することができる。
特に、ガイド部材で案内することにより、受枠の近傍を均一に転圧して締め固めることができるので、硬化後の亀裂やひび割れ等を効果的に防止できる。
ガイド部材は、ステンレス鋼製、アルミニウム製、鉄製等の金属で形成されたものが好適に用いられる。ガイド部材の筒状案内部は、マンホールや情報ボックス等の受枠のフランジの外周形状に応じて略円形状や略矩形状等の任意の形状に形成することができる。
筒状案内部を路盤材上に載置する場合は、筒状案内部の内周面がフランジの外周端面に嵌合して保持されるので、小型転圧機械の振動や外力などで移動することがなく、受枠の外周に沿って確実に転圧盤を案内することができる。尚、筒状案内部の板厚を2〜10mm程度に形成することにより、筒状案内部を路盤材上に載置しても、掘削部のほぼ全面を転圧することができ、転圧に悪影響を及ぼすことはない。
筒状案内部をフランジ上に載置する場合は、筒状案内部の内周に受枠の外周に嵌合される嵌合部を設けることにより、ガイド部材の位置ずれを防止できる。例えば、筒状案内部の底部や筒状案内部の高さ方向の途中にマンホールや情報ボックス等の受枠のフランジと同形状の環状の嵌合部を形成した場合、嵌合部の内側に受枠を挿通してガイド部材を固定することができ、より確実に転圧盤を案内することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の路面補修方法であって、前記路盤材充填工程の前工程として、前記受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周及び内周に充填材外周流出防止部材及び充填材内周流出防止部材を配設する充填材流出防止工程と、前記充填空間に前記充填材を充填する充填材充填工程と、を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)充填材流出防止工程で受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周及び内周に充填材外周流出防止部材及び充填材内周流出防止部材を配設することにより、充填材充填工程において充填空間に充填される充填材が掘削部側及びマンホール内に流出するのを防止することができ、充填材が完全硬化する前でも路盤材充填工程及び路盤材転圧工程を行って施工時間を短縮することができ、施工性に優れる。
ここで、充填材としては、樹脂モルタルや無収縮モルタル等が好適に用いられる。この充填材を充填する際に、受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周に充填材外周流出防止部材を配設して掘削部側への充填材の流出を防止すると共に、受枠の内周に沿って充填材内周流出防止部材として発泡ポリオレフィンやウレタンフォーム、ゴム板等の弾性シート等を巻き付け、それらの弾性により固定するか、更に必要に応じてバンド部材を充填材内周流出防止部材の内周に沿うように内張りする等して固定し、マンホール内への充填材の流出を防止することができる。尚、充填材の充填は、受枠のフランジに穿設された充填孔から行う。
充填材が完全硬化するのを待って路盤材充填工程や路盤材転圧工程を行ってもよいが、充填材外周流出防止部材を取り付けた状態で路盤材充填工程を行うことにより、充填材が完全硬化する前に作業を進めることができ、工期の短縮を図ることができる。尚、充填材が完全硬化してから路盤材充填工程を行う場合は、充填材外周流出防止部材は取り付けたまま使い捨てにしてもよいし、取り外して繰り返し使用してもよい。
充填材外周流出防止部材としては、充填材の流出を防止できるものであればよく、合成樹脂製のシートや鉄製やアルミニウム製等の薄肉の金属板などが好適に用いられる。予め受枠のフランジの外周の寸法に合わせて筒状に形成したものを用いてもよいが、シート状(板状)に形成されたものを受枠のフランジの外周に巻き付けるようにして配設することにより、受枠の形状や大きさなどによらず、確実に充填材が充填される充填空間を覆うことができ、汎用性、施工性に優れる。充填材外周流出防止部材を薄肉とすることにより、その上端部を受枠のフランジとガイド部材の筒状案内部との間に挟むようにして保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤の基盤部と充填材外周流出防止部材が干渉することがなく、施工性に優れる。
尚、前述の充填材内周流出防止部材やバンド部材などを装着した状態で、路盤材転圧工程を行った場合、より確実に充填材の変形などを防止することができ、充填材の完全硬化前の作業性を向上することができる。
本発明の請求項3に記載の路面補修方法は、舗装道路におけるマンホールや情報ボックス等の受枠の外周を掘削して形成される掘削部に路盤材を充填、転圧して補修する路面補修方法であって、前記受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材を前記受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周に配設するガイド部材配設工程と、前記掘削部に前記路盤材を充填する路盤材充填工程と、前記ガイド部材の前記筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら前記筒状案内部に沿って前記小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材を受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周に配設するガイド部材配設工程を有することにより、充填空間に充填される充填材の掘削部側への流出をガイド部材で防止し、充填材が完全硬化する前に路盤材充填工程や路盤材転圧工程を行って工期を短縮することや、硬化後或いは硬化が不十分な状態の充填材をガイド部材で保護し、路盤材充填工程で路盤材を充填する際に充填材が変形したり破損したりするのを防止することができ、施工性に優れる。
(2)繰り返し使用可能なガイド部材によって充填材の流出或いは変形や破損を防止することができ、別途、充填材外周流出防止部材を用いる必要がないので、省資源性に優れると共に、工程を簡略化することができ、施工性に優れる。
(3)ガイド部材の筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら筒状案内部に沿って小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程を有することにより、路盤材充填工程において掘削部に充填された路盤材を受枠の外周に沿って短時間で確実に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れる。
(4)ガイド部材配設工程でフランジの外周に配設されたガイド部材により、転圧盤を案内することができるので、小型転圧機械のストロークを大きくしても、転圧盤の暴れが発生することがなく、確実にガイド部材に沿って受枠の外周を転圧することができ、掘削部の外周の舗装路面を傷付けることなく、高い圧力で転圧を行うことができ、施工性に優れる。
(5)ガイド部材が、フランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するので、ガイド部材で受枠の外周を保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤が受枠に接触することがなく、フランジの変形などを防止でき、転圧作業の信頼性、安全性に優れる。
ここで、ガイド部材は、取付位置が請求項1と異なるだけであり、材質や形状などは請求項1で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
ガイド部材は、路盤材転圧工程の終了後に引き抜くことができる。
尚、路盤材充填工程に用いる路盤材や受枠を支持する充填材の材質も、請求項1及び2で説明したものと同様であるので、説明を省略する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の路面補修方法であって、前記路盤材充填工程の前工程として、前記充填空間の内周に充填材内周流出防止部材を配設する充填材内周流出防止工程と、前記充填空間に前記充填材を充填する充填材充填工程と、を備えている構成を有している。
この構成により、請求項3の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)充填材内周流出防止工程で受枠を支持する充填材が充填される充填空間の内周に充填材内周流出防止部材を配設することにより、充填材充填工程において充填空間に充填される充填材がマンホール内に流出するのを防止することができ、施工性に優れる。
本発明の請求項5に記載の転圧盤は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の路面補修方法に用いる転圧盤であって、前記ガイド部材の前記筒状案内部の外周面に当接する直線状の当接面と前記当接面と対向する面に膨出し前記掘削部の外周の曲率半径よりも曲率半径の小さな円弧状に形成された円弧部とを有する基盤部と、前記基盤部の上面に突設され前記小型転圧機械の駆動軸に連結される軸部と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)基盤部が、ガイド部材の筒状案内部の外周面に当接する直線状の当接面を有することにより、筒状案内部の形状や大きさによらず、基盤部の当接面の長手方向の任意の位置を筒状案内部の外周面に点接触させて案内することができるので、狭小な掘削部を斑なく均一に転圧することができ、施工性に優れる。
(2)基盤部が、当接面と対向する面に膨出し掘削部の外周の曲率半径よりも曲率半径の小さな円弧状に形成された円弧部を有することにより、円弧部の端面が掘削部の外周面に干渉することがなく、掘削部を確実かつ効率的に転圧することができ、転圧作業の信頼性に優れる。
(3)基盤部の上面に突設され小型転圧機械の駆動軸に連結される軸部を有することにより、既存の小型転圧機械の駆動軸に簡便に装着して路面補修方法の路盤材転圧工程に用いることができる。
ここで、転圧盤の基盤部は、当接面から円弧部の端面までの最大幅が、受枠のフランジ外周から掘削部の外周までの切断部長さよりも短く形成される。円弧部を有することにより狭い転圧面積でも安定して転圧を行うことができるので、マンホールや情報ボックス等の受枠周囲の舗装路面の補修に好適に用いることができる。
基盤部の当接面に合成ゴム製や合成樹脂製等の緩衝材を貼着した場合、金属製のガイド部材と基盤部が接触しても騒音が発生することがなく、夜間でも転圧作業を行うことができ、消音性、施工性に優れる。
軸部の端部には、小型転圧機械の駆動軸を連結するための挿着部が配設される。挿着部は軸部と駆動軸を連結することができればよく、使用する小型転圧機械の構造に応じて、適宜、選択することができる。挿着部に駆動軸を嵌入固定してもよいし、挿着部と駆動軸の端部に形成されたフランジ部をねじ止めなどの固定手段で固定してもよい。
転圧盤の基盤部の厚さは適宜、選択することができるが、薄い平板状に形成する場合は、側壁部を立設することにより基盤部を補強することができ、変形などを効果的に防ぐことができる。
転圧盤の基盤部の底面は平坦でもよいし、凹凸を形成してもよい。基盤部の底面に複数の突部をマトリックス状に突設したり、複数の凸条を波状に配置したりして凹凸を形成した場合、より大きな圧力で転圧を行うことができ、転圧後の路盤材の硬度を向上させることができる。具体的には、基盤部の底面に円柱状、三角柱状や四角柱状等の多角柱状、略截頭円錐状、略截頭角錐状等に形成された部材をマトリックス状(格子状)や千鳥状に立設したもの、略円形状や略半円形状、略三角形状等の基盤部の底面に向かって拡開した断面形状を有する部材を横に並べて波形に敷設したもの、基盤部の底面を削り複数の突起や凸条を形成したもの等が好適に用いられる。
尚、基盤部に対する軸部の取り付け角度は、小型転圧機械の駆動軸の角度に合わせて、小型転圧機械の進行方向に傾斜させる。小型転圧機械を駆動して駆動軸を長手方向に摺動させることにより、軸部で連結された基盤部が斜め上下方向に振動し、路盤を転圧しながら進行方向に移動させることができる。
この転圧盤は、掘削部に充填された路盤材の転圧以外にも、掘削によって緩んだ既設路盤や路床部の転圧作業にも好適に用いることができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の路面補修方法に用いるガイド部材であって、前記受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部と、前記筒状案内部の内周面又は上端部の少なくともいずれか一方に配設された把持部を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するので、受枠のフランジの外周に嵌合させるようにして掘削部に配設したり、路盤材上に載置したりするだけで、位置決め固定することができ、フランジを保護して転圧盤との接触を防ぐことができ、フランジの変形などを確実に防止でき、信頼性に優れる。
(2)筒状案内部の外周面に転圧盤の基盤部の当接面(端面)を当接させることにより、転圧盤をフランジの外周に沿って移動させることができ、掘削部の路盤材を短時間で効率的に転圧することができ、施工性、信頼性に優れる。
(3)筒状案内部の内周面又は上端部の少なくともいずれか一方に配設された把持部を有することにより、容易にガイド部材載置工程を行うことができると共に、路盤材転圧工程の終了後に、ガイド部材の撤去や運搬を簡便に行うことができ、取り扱い性、施工性に優れる。
ここで、ガイド部材については、請求項1で説明した通りであるが、筒状案内部の少なくとも下端部を肉厚に形成し、段差状(L字型)の切り欠き部を形成してもよい。これにより、フランジ外周の端部に切り欠き部を係合させてガイド部材をより確実に位置決め固定することができる。
また、筒状案内部の下端側で、転圧盤の当接面と接触する部分には、合成ゴム製や合成樹脂製等の緩衝材を貼着してもよい。これにより、金属製の筒状案内部と転圧盤の基盤部が直接、接触することがなく、消音性に優れ、夜間でも騒音を気にすることなく、路盤材転圧工程を行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のガイド部材であって、前記筒状案内部の内周に前記受枠の外周に嵌合される嵌合部を備えている構成を有している。
この構成により、請求項6の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)筒状案内部の内周に受枠の外周に嵌合される嵌合部を有することにより、筒状案内部を確実に固定して位置ずれを防止でき、施工性に優れる。
ここで、嵌合部は筒状案内部の位置ずれを防止できるものであればよいので、必ずしも筒状案内部の全周に渡って環状に形成する必要はなく、断続的に突起状に設けてもよい。
尚、受枠の外周面に当接する嵌合部の端面に合成ゴムなどの弾性部材を配設した場合、受枠や筒状案内部の寸法のばらつきを吸収して確実に固定できると共に、転圧作業時の振動などによる外力を吸収して、受枠や嵌合部の変形などを防止することができ、信頼性、取り扱い性に優れる。また、金属製の受枠と嵌合部が直接、接触しないので、路盤材転圧工程によりガイド部材が振動しても騒音が発生することがなく、消音性に優れる。
以上のように、本発明の路面補修方法及びそれに用いる転圧盤並びにガイド部材によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材をフランジ上或いは掘削部に充填された路盤材上に載置するガイド部材載置工程と、ガイド部材の筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら筒状案内部に沿って小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程を有することにより、路盤材充填工程において掘削部に充填された路盤材を受枠の外周に沿って短時間で確実に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れた路面補修方法を提供することができる。
(2)ガイド部材載置工程でフランジ上或いは路盤材上に載置されたガイド部材により、転圧盤を案内することができるので、小型転圧機械のストロークを大きくしても、転圧盤の暴れが発生することがなく、確実にガイド部材に沿って受枠の外周を転圧することができ、掘削部の外周の舗装路面を傷付けることなく、高い圧力で転圧を行うことができる施工性に優れた路面補修方法を提供することができる。
(3)フランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材で受枠の外周を保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤が受枠に接触することがなく、フランジの変形などを防止できる転圧作業の信頼性、安全性に優れた路面補修方法を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)充填材流出防止工程で受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周及び内周に充填材外周流出防止部材及び充填材内周流出防止部材を配設することにより、充填材充填工程において充填空間に充填される充填材が掘削部側及びマンホール内に流出するのを防止することができ、充填材が完全硬化する前でも路盤材充填工程及び路盤材転圧工程を行って施工時間を短縮することができる施工性に優れた路面補修方法を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)ガイド部材配設工程において受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周に配設されるガイド部材により、掘削部側への未硬化の充填材の流出や硬化後或いは硬化が不十分な状態の充填材の変形や破損を防止することができるので、別途、充填材外周流出防止部材を用いる必要がなく、省資源性に優れ、充填材が完全硬化する前に路盤材充填工程や路盤材転圧工程を行って工期を短縮することができる施工性に優れた路面補修方法を提供することができる。
(2)受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材を受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周に配設するガイド部材配設工程と、ガイド部材の筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら筒状案内部に沿って小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程を有することにより、路盤材充填工程において掘削部に充填された路盤材を受枠の外周に沿って短時間で確実に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れた路面補修方法を提供することができる。
(3)ガイド部材配設工程でフランジの外周に配設されたガイド部材により、転圧盤を案内することができるので、小型転圧機械のストロークを大きくしても、転圧盤の暴れが発生することがなく、確実にガイド部材に沿って受枠の外周を転圧することができ、掘削部の外周の舗装路面を傷付けることなく、高い圧力で転圧を行うことができる施工性に優れた路面補修方法を提供することができる。
(4)フランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材で受枠の外周を保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤が受枠に接触することがなく、フランジの変形などを防止できる転圧作業の信頼性、安全性に優れた路面補修方法を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)充填材内周流出防止工程で受枠を支持する充填材が充填される充填空間の内周に充填材内周流出防止部材を配設することにより、充填材充填工程において充填空間に充填される充填材がマンホール内に流出するのを防止することができる施工性に優れた路面補修方法を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)基盤部が、ガイド部材の筒状案内部の外周面に当接する直線状の当接面を有することにより、筒状案内部の形状や大きさによらず、基盤部の当接面の長手方向の任意の位置を筒状案内部の外周面に点接触させて案内することができ、狭小な掘削部を斑なく均一に転圧することができる施工性に優れた転圧盤を提供することができる。
(2)基盤部が、当接面と対向する面に膨出し掘削部の外周の曲率半径よりも曲率半径の小さな円弧状に形成された円弧部を有することにより、円弧部の端面が掘削部の外周面に干渉することがなく、掘削部を確実かつ効率的に転圧することができる転圧作業の信頼性に優れた転圧盤を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)筒状案内部を有するガイド部材を受枠のフランジの外周に嵌合させるようにして掘削部に配設したり、路盤材上に載置したりするだけで、位置決め固定することができ、フランジを保護して転圧盤との接触を防ぐことができ、フランジの変形などを確実に防止できる信頼性に優れたガイド部材を提供することができる。
(2)筒状案内部の外周面に転圧盤の基盤部の当接面(端面)を当接させることにより、転圧盤をフランジの外周に沿って移動させることができ、掘削部の路盤材を短時間で効率的に転圧することができる施工性、信頼性に優れたガイド部材を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)筒状案内部の内周に形成された嵌合部を受枠の外周に嵌合することにより、筒状案内部を確実に固定して位置ずれを防止できる施工性に優れたガイド部材を提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における路面補修方法及びそれに用いる転圧盤並びにガイド部材について、以下図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤について説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤を示す平面図であり、図1(b)は本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤を示す側面図であり、図1(c)は図1(b)のA−A線矢視断面図である。
図1中、1は本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤、2は平板状に形成された転圧盤1の基盤部、3aは基盤部2の直線状の当接面、3bは当接面3aと対向する面に膨出し円弧状に形成された基盤部2の円弧部、3cは基盤部2の前面壁、4a,4bは基盤部2の左右の側部に立設された側壁部、5は基盤部2の上面に突設され小型転圧機械の駆動軸に連結される転圧盤1の軸部、6は軸部5と小型転圧機械の駆動軸を連結するために軸部5の端部に配設された平板状の挿着部、6aは挿着部6の四隅に穿設されたボルトなどの固定手段が挿通される固定孔である。
転圧盤1の基盤部2の厚さは適宜、選択することができるが、側壁部4a,4bを立設することにより、薄い平板状に形成された基盤部2を補強して、変形などを効果的に防ぐことができる。
また、前面壁3cと側壁部4a,4bで基盤部2の前面側と両側面を囲むことにより、転圧作業時に基盤部2の上に路盤材がかかって堆積すること防止でき、施工性に優れる。
尚、基盤部2の底面は平坦でもよいし、凹凸を形成してもよい。基盤部2の底面に複数の突部をマトリックス状に突設したり、複数の凸条を波状に配置したりして凹凸を形成した場合、より大きな圧力で転圧を行うことができ、転圧後の路盤材の硬度を向上させることができる。
図2は本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤を装着した小型転圧機械を示す側面図である。
図2中、7は本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤1を装着した小型転圧機械、8は小型転圧機械7の駆動軸、8aは駆動軸8の端部に形成されたフランジ部、9は挿着部6とフランジ部8aを固定するボルトとナットなどのねじ止めによる固定手段である。尚、小型転圧機械7は従来公知のものであるので、詳細な構造の説明は省略する。
尚、挿着部6は軸部5と駆動軸8を連結することができればよく、使用する小型転圧機械7の構造に応じて、適宜、選択することができる。例えば、小型転圧機械7の駆動軸8を直接、嵌入固定する構造としてもよい。
次に、本発明の実施の形態1における路面補修方法について説明する。
図3(a)は実施の形態1における路面補修方法の充填材流出防止工程を示す要部平面図であり、図3(b)は実施の形態1における路面補修方法の充填材流出防止工程を示す要部断面側面図である。
図3中、11は舗装路面10に設置されたマンホール、11aは一方の内壁が傾斜して形成され地中に埋設されたマンホール11のコンクリートブロック、12はコンクリートブロック11aの上面に配設された環状の調整コンクリート、13’は調整コンクリート12の上部に後述する受枠15を支持するための充填材が充填される充填空間、13aは充填空間13’の外周に配設された合成樹脂製や金属製の充填材外周流出防止部材、14はコンクリートブロック11aの円周上に調整コンクリート12及び充填空間13’を貫通して埋設された固定用ボルト、14aは固定用ボルト14に螺合され上部に載置された受枠15のフランジ15aを高さ調整して支持する高さ調整コマ、15bは受枠15のフランジ15aに穿設された4箇所の充填孔、16は受枠15に嵌装された鉄蓋、17はマンホール11の受枠15の外周に形成された掘削部、25は発泡ポリオレフィンやウレタンフォーム、ゴム板等の弾性シートで形成され受枠15の内周に沿って巻き付けられた充填材内周流出防止部材である。
新たな受枠15を高さ調整コマ14aで舗装路面10の高さに合わせて高さ調整した後、充填材流出防止工程において、受枠15を支持する充填材が充填される充填空間13’の外周に充填材外周流出防止部材13aを配設して掘削部17側への充填材の流出を防止すると共に、受枠15の内周に沿って充填材内周流出防止部材25配設して、マンホール11内への充填材の流出を防止する。
充填材外周流出防止部材13aとしては、厚さが1mm程度の合成樹脂製のシートや鉄製,アルミニウム製等の金属板などが好適に用いられる。予め受枠15の外周の寸法に合わせて筒状に形成したものを用いてもよいが、シート状(板状)に形成されたものを受枠15の外周に巻き付けるようにして配設してもよい。これにより、受枠15の形状や大きさなどの違いに対応することができ、汎用性、施工性に優れる。
充填材外周流出防止部材13aや充填材内周流出防止部材25は、それ自身の弾性により固定するか、更に必要に応じてバンド部材を用いて固定することができる。
図4(a)は実施の形態1における路面補修方法の充填材充填工程を示す要部断面側面図であり、図4(b)は実施の形態1における路盤材充填工程を示す要部断面側面図である。
図4(a)中、13は充填空間13’に充填された樹脂モルタルや無収縮モルタル等の充填材である。
充填材充填工程における充填材13の充填は、図3(a)で示した受枠15のフランジ15aに穿設された充填孔15bから行う。
図4(b)中、18は掘削部17の調整コンクリート12及び充填材13の外周に充填された道路用鉄鋼スラグや汚泥スラグ等の路盤材である。
充填材充填工程の終了後、路盤材充填工程において、掘削部17に路盤材を充填する。
充填材13が完全硬化するのを待って路盤材充填工程を行ってもよいが、充填材外周流出防止部材13aを取り付けた状態で路盤材充填工程を行うことにより、充填材13が完全硬化する前に作業を進めることができ、工期の短縮を図ることができる。尚、充填材外周流出防止部材13aは取り付けたまま使い捨てにしてもよいし、取り外して繰り返し使用してもよい。
図5(a)は実施の形態1における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部平面図であり、図5(b)は実施の形態1における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部断面側面図である。
図5中、20はガイド部材載置工程において受枠15のフランジ15aの外周で充填材外周流出防止部材13aの上端側を挟むように路盤材18上に載置されたガイド部材、20aはフランジ15aの外周に沿うように円筒状に形成されたガイド部材20の筒状案内部、21は筒状案内部20aの内周面に対向して配設されたガイド部材20の一対の把持部、r1は掘削部17の外周の曲率半径、r2は路盤材転圧工程で用いる転圧盤1の基盤部2の円弧部3bにおける曲率半径である。
路盤材充填工程の終了後、ガイド部材載置工程において、ガイド部材20の筒状案内部20aをフランジ15aの外周に充填材外周流出防止部材13aを挟むように嵌合して路盤材18上に載置する。これにより、充填材外周流出防止部材13aが筒状案内部20aの外周に露出せず、後工程の路盤材転圧工程で邪魔になることがなく、施工性に優れる。
尚、充填材外周流出防止部材13aが薄いので、筒状案内部20aの内径は、受枠15のフランジ15aの外径とほぼ同等に形成してもよいが、充填材外周流出防止部材13aの厚さを考慮してフランジ15aの外径よりもやや大きめに形成することにより、筒状案内部20aが充填材外周流出防止部材13aに引っ掛かることなく、スムーズに嵌合され、ガイド部材20を簡便に位置決め固定することができる。
筒状案内部20aの内周面に把持部21が配設されているので、把持部21を握って簡便にガイド部材20の載置を行うことができる。また、把持部21を筒状案内部20aの内周面側に配置することにより、後工程の路盤材転圧工程で用いる転圧盤1の基盤部2や軸部5と干渉することがなく、取扱い性、施工性に優れる。
尚、把持部21の配置や数は本実施の形態に限定されるものではなく、筒状案内部20aの上端部に配置してもよい。
次に、路盤材転圧工程において、小型転圧機械7に取り付けられた転圧盤1の基盤部2の一側部に形成された直線状の当接面3aをガイド部材20の筒状案内部20aの外周面に当接させるようにして路盤材18の転圧を行う。
このとき、基盤部2の当接面3aと対向する面に膨出し、掘削部17の外周の曲率半径r1よりも小さな曲率半径r2を有する円弧部3bが形成されているので、基盤部2を水平面内で回転させるようにして当接面3aと筒状案内部20aの接触位置を変えながら転圧作業をすることにより、掘削部17の路盤材18を隅々まで効率的に転圧することができる。
本実施の形態では、充填材内周流出防止部材25を取り外した状態でガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を行ったが、充填材内周流出防止部材25を装着した状態で、路盤材転圧工程を行った場合、より確実に充填材13の変形などを防止することができ、充填材13の完全硬化前の作業性を向上することができる。
本実施の形態では、ガイド部材20の筒状案内部20a内周面をフランジ15aの外周面(端面)に嵌合させて路盤材18上に載置したが、肉厚に形成した筒状案内部20aの下端部に段差状(L字型)の切り欠き部を形成し、フランジ15aの外周の上端角部に切り欠き部を係合させて固定してもよい。確実に位置決め固定することができ、固定安定性に優れる。
また、本実施の形態では、円形に形成されたマンホール11に対し、筒状案内部20aが円筒状に形成されたガイド部材20を用いた場合について説明したが、矩形状に形成された情報ボックス等に対しては、その形状に合わせて筒状案内部20aを角筒状に形成すればよい。転圧盤1の基盤部2の当接面3aが直線状に形成されているので、筒状案内部20aが矩形状の場合でも、その外周に沿って案内することができる。
基盤部2の当接面3a又は筒状案内部20aの下端側で基盤部2の当接面3aと接触する部分の少なくともいずれか一方には、合成ゴム製や合成樹脂製等の緩衝材を貼着してもよい。これにより、金属製のガイド部材20の筒状案内部20aと基盤部2が接触しても騒音が発生することがなく、夜間でも転圧作業を行うことができ、消音性、施工性に優れる。
実施の形態1の路面補修方法は以上のように構成されているので以下の作用を有する。
(1)受枠15のフランジ15aの外周に沿うように形成された筒状案内部20aを有するガイド部材20を掘削部17に充填された路盤材18上に載置するガイド部材載置工程と、ガイド部材20の筒状案内部20aの外周面に小型転圧機械7の転圧盤1の一側面に形成された直線状の当接面3aを当接させながら筒状案内部20aに沿って小型転圧機械7を移動させる路盤材転圧工程を有することにより、路盤材充填工程において掘削部17に充填された路盤材18を受枠15の外周に沿って短時間で確実に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れる。
(2)ガイド部材載置工程で路盤材18上に載置されたガイド部材20により、転圧盤1を案内することができるので、小型転圧機械7のストロークが大きい場合でも、転圧盤1の当接面3aを確実にガイド部材20の外周面に沿って所望の位置に案内することができ、受枠15の外周を効率的に転圧することができ、掘削部17の外周の舗装路面10を傷付けることなく、高い圧力で転圧を行うことができ、施工性に優れる。
(3)ガイド部材載置工程で受枠15の掘削部17に充填された路盤材18上に載置されるガイド部材20が、フランジ15aの外周に沿うように形成された筒状案内部20aを有するので、ガイド部材20で受枠15の外周を保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤1が受枠15に接触することがなく、フランジ15aの変形などを防止でき、転圧作業の信頼性、安全性に優れる。
(4)掘削部17に路盤材18を充填する路盤材充填工程の前工程として、充填材流出防止工程で受枠15を支持する充填材13が充填される充填空間13’の外周及び内周に充填材外周流出防止部材13a及び充填材内周流出防止部材25を配設することにより、充填材充填工程において充填空間13’に充填される充填材13が掘削部17側及びマンホール11内に流出するのを防止することができ、充填材13が完全硬化する前でも路盤材充填工程及び路盤材転圧工程を行って施工時間を短縮することができ、施工性に優れる。
実施の形態1の路面補修方法に用いる転圧盤は以上のように構成されているので以下の作用を有する。
(1)基盤部2が、ガイド部材20の筒状案内部20aの外周面に当接する直線状の当接面3aを有することにより、筒状案内部20aの形状や大きさによらず、基盤部2の当接面3aの長手方向の任意の位置を筒状案内部20aの外周面に点接触させて案内することができるので、狭小な掘削部17を斑なく均一に転圧することができ、施工性に優れる。
(2)基盤部2が、当接面3aと対向する面に膨出し掘削部17の外周の曲率半径よりも曲率半径の小さな円弧状に形成された円弧部3bを有することにより、円弧部3bの端面が掘削部17の外周面に干渉することがなく、掘削部17を確実かつ効率的に転圧することができ、転圧作業の信頼性に優れる。
(3)基盤部2の上面に突設され小型転圧機械7の駆動軸8に連結される軸部5を有することにより、既存の小型転圧機械7の駆動軸8に簡便に装着して路盤材転圧工程に用いることができる。
実施の形態1の路面補修方法に用いるガイド部材は以上のように構成されているので以下の作用を有する。
(1)受枠15のフランジ15aの外周に沿うように形成された筒状案内部20aを有するので、受枠15のフランジ15aの外周に嵌合させるようにして路盤材18上に載置するだけで、位置決め固定することができ、フランジ15aを保護して転圧盤1との接触を防ぐことができ、フランジ15aの変形などを確実に防止でき、信頼性に優れる。
(2)筒状案内部20aの外周面に転圧盤1の基盤部2の当接面3aを当接させることにより、転圧盤1をフランジ15aの外周に沿って移動させることができ、掘削部17の路盤材18を短時間で効率的に転圧することができ、施工性、信頼性に優れる。
(3)筒状案内部20aの内周面に配設された把持部21を有することにより、容易にガイド部材載置工程を行うことができると共に、路盤材転圧工程の終了後に、ガイド部材20の撤去や運搬を簡便に行うことができ、取り扱い性、施工性に優れる。
(実施の形態2)
図6(a)は実施の形態2における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部平面図であり、図6(b)は実施の形態2における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部断面側面図である。尚、実施の形態1と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
図6において、実施の形態2における路面補修方法が行われるマンホール11が、実施の形態1と異なるのは、掘削によりコンクリートブロック11bの外周の掘削部17のほぼ全面に既設の路盤面17aが大きく露出している点である。
また、実施の形態2における路面補修方法が実施の形態1と異なるのは、路盤材充填工程の前に充填材外周流出防止部材13aを取り除いている点と、ガイド部材載置工程において、ガイド部材20の筒状案内部20aを受枠15のフランジ15a上に載置している点である。充填材13が完全硬化した後に、路盤材充填工程や路盤材転圧工程を行うことにより、充填材外周流出防止部材13aを取り除くことができ、再使用することができる。
尚、実施の形態2における路面補修方法に用いるガイド部材が実施の形態1と異なるのは、ガイド部材20の筒状案内部20aの内周に受枠15の外周に嵌合される環状の嵌合部22を有し、嵌合部22の端面に受枠15の外周面に当接する合成ゴム製の弾性部材22aが配設されている点である。
嵌合部22が受枠15の外周面に当接する弾性部材22aを有するので、受枠15や筒状案内部20aの寸法のばらつきを吸収して確実に固定できると共に、転圧作業時の振動などによる外力を吸収して、受枠15や嵌合部22の変形などを防止することができ、信頼性、取り扱い性に優れる。また、金属製の受枠15と嵌合部22が直接、接触しないので、路盤材転圧工程によりガイド部材20が振動しても騒音が発生することがなく、消音性に優れる。
尚、嵌合部22は筒状案内部20aの位置ずれを防止できるものであればよいので、必ずしも筒状案内部20aの全周に渡って環状に形成する必要はなく、断続的に突起状に設けてもよい。
実施の形態2における路面補修方法に用いる転圧盤は実施の形態1と同様なので説明を省略する。
尚、掘削によって既設の路盤面17aが緩むので、掘削部17に路盤材18を充填する前に、転圧盤1を装着した小型転圧機械7を用いて路盤面17aを転圧することにより、後工程の路盤材転圧工程において、路盤材18を確実に転圧することができ、補修後のマンホール11周辺の舗装路面に経時的に陥没等の不良が発生し難く、信頼性に優れる。
実施の形態2の路面補修方法は以上のように構成されているので、実施の形態1の(1)乃至(3)と同様の作用が得られる。
実施の形態2の路面補修方法に用いるガイド部材は以上のように構成されているので、実施の形態1で得られる作用と同様の作用に加え、以下の作用が得られる。
(1)筒状案内部20aの内周に受枠15の外周に嵌合される嵌合部22を有することにより、筒状案内部20aを確実に固定して位置ずれを防止でき、施工性に優れる。
(実施の形態3)
図7(a)は実施の形態3における路面補修方法のガイド部材配設工程及び充填材内周流出防止工程を示す要部断面側面図であり、図7(b)は実施の形態3における路面補修方法の充填材充填工程を示す要部断面側面図であり、図8は実施の形態3における路面補修方法の路盤材転圧工程を示す要部断面側面図である。尚、実施の形態1又は2と同様のものは、同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態3における路面補修方法が実施の形態1と異なるのは、路盤材充填工程の前工程として、充填空間13’の外周及び内周に充填材外周流出防止部材13a及び充填材内周流出防止部材25を配設する充填材流出防止工程を行う代わりに、充填空間13’の内周に充填材内周流出防止部材25を配設する充填材内周流出防止工程と、ガイド部材20を充填空間13’の外周に配設するガイド部材配設工程を行う点である。充填材外周流出防止部材13aの代わりにガイド部材20を用いているだけであり、充填材充填工程、路盤材充填工程、路盤材転圧工程は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
また、実施の形態3における路面補修方法に用いるガイド部材が実施の形態1と異なるのは、把持部21aが筒状案内部20aの上端に突設されている点である。路盤材転圧工程の終了後に、図8に示すように、把持部21aの開口部にバール30などを差し込んで引き上げることにより、ガイド部材20を掘削部17から引き抜いて回収することができる。筒状案内部20aは充填空間13’の外周を覆うのに必要最低限の高さにすることが好ましい。ガイド部材20を掘削部17から引き抜く際に、筒状案内部20aによって周囲の路盤材18を荒し難くするためである。また、ガイド部材20は調整コンクリート12に嵌合されて保持されるので、掘削部17が深い場合でも、筒状案内部20aが奥深くまで入り込まず、容易に引き抜くことができる。ガイド部材20を引き抜いた後は、必要に応じて、路盤材18を転圧してもよい。
尚、実施の形態3における路面補修方法に用いる転圧盤は実施の形態1と同様なので説明を省略する。
実施の形態3の路面補修方法は以上のように構成されているので、以下の作用が得られる。
(1)受枠15のフランジ15aの外周に沿うように形成された筒状案内部20aを有するガイド部材20を受枠15を支持する充填材13が充填される充填空間13’の外周に配設するガイド部材配設工程を有することにより、充填空間13’に充填される充填材13の掘削部17側への流出をガイド部材20で防止し、充填材13が完全硬化する前に路盤材充填工程や路盤材転圧工程を行って工期を短縮することや、硬化後或いは硬化が不十分な状態の充填材13をガイド部材20で保護し、路盤材充填工程で路盤材18を充填する際に充填材13が変形したり破損したりするのを防止することができ、施工性に優れる。
(2)繰り返し使用可能なガイド部材20によって充填材13の流出或いは変形や破損を防止することができ、別途、充填材外周流出防止部材13aを用いる必要がないので、省資源性に優れると共に、工程を簡略化することができ、施工性に優れる。
(3)ガイド部材20の筒状案内部20aの外周面に小型転圧機械7の転圧盤1の一側面を当接させながら筒状案内部20aに沿って小型転圧機械7を移動させる路盤材転圧工程を有することにより、路盤材充填工程において掘削部17に充填された路盤材18を受枠15の外周に沿って短時間で確実に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れる。
(4)ガイド部材配設工程でフランジ15aの外周に配設されたガイド部材20により、転圧盤1を案内することができるので、小型転圧機械7のストロークが大きい場合でも、転圧盤1の当接面3aを確実にガイド部材20の外周面に沿って所望の位置に案内することができ、受枠15の外周を効率的に転圧することができ、掘削部17の外周の舗装路面10を傷付けることなく、高い圧力で転圧を行うことができ、施工性に優れる。
(5)ガイド部材20が、フランジ15aの外周に沿うように形成された筒状案内部20aを有するので、ガイド部材20で受枠15の外周を保護することができ、路盤材転圧工程において、転圧盤1が受枠15に接触することがなく、フランジ15aの変形などを防止でき、転圧作業の信頼性、安全性に優れる。
(6)充填材内周流出防止工程で受枠15を支持する充填材13が充填される充填空間13’の内周に充填材内周流出防止部材25を配設することにより、充填材充填工程において充填空間13’に充填される充填材13がマンホール11内に流出するのを防止することができ、施工性に優れる。
本発明は、マンホールや情報ボックス等の周囲を掘削、舗装する際に、その大きさや形状の違いによらず、マンホールや情報ボックス等の外周に沿って転圧盤を確実に案内することができ、受枠のフランジや掘削部の外周の舗装路面を破損することなく、マンホールや情報ボックス等の周囲に充填される路盤材を高い圧力で短時間に転圧することができ、転圧の作業性、信頼性に優れた路面補修方法の提供、及び狭小部においても隅々まで斑なく均一に転圧することができ、転圧後の締まりがよく陥没等の不良が発生し難い信頼性、耐久性に優れた舗装路面を得ることができる路面補修方法に用いる転圧盤の提供、並びに受枠の外周に簡便に載置することができ、転圧作業時に移動することなく、確実に転圧盤を案内することができる取り扱い性、信頼性に優れた路面補修方法に用いるガイド部材の提供を行うことができ、舗装道路におけるマンホールや情報ボックス等の新設時やマンホールや情報ボックス等の鉄蓋や受枠の交換時に好適に用いることができる。
(a)本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤を示す平面図(b)本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤を示す側面図(c)図1(b)のA−A線矢視断面図 本発明の実施の形態1における路面補修方法に用いる転圧盤を装着した小型転圧機械を示す側面図 (a)実施の形態1における路面補修方法の充填材流出防止工程を示す要部平面図(b)実施の形態1における路面補修方法の充填材流出防止工程を示す要部断面側面図 実施の形態1における路面補修方法の充填材充填工程を示す要部断面側面図(b)実施の形態1における路盤材充填工程を示す要部断面側面図 (a)実施の形態1における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部平面図(b)実施の形態1における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部断面側面図 (a)実施の形態2における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部平面図(b)実施の形態2における路面補修方法のガイド部材載置工程及び路盤材転圧工程を示す要部断面側面図 (a)実施の形態3における路面補修方法のガイド部材配設工程及び充填材内周流出防止工程を示す要部断面側面図(b)実施の形態3における路面補修方法の充填材充填工程を示す要部断面側面図 実施の形態3における路面補修方法の路盤材転圧工程を示す要部断面側面図
符号の説明
1 転圧盤
2 基盤部
3a 当接面
3b 円弧部
3c 前面壁
4a,4b 側壁部
5 軸部
6 挿着部
6a 固定孔
7 小型転圧機械
8 駆動軸
8a フランジ部
9 固定手段
10 舗装路面
11 マンホール
11a,11b コンクリートブロック
12 調整コンクリート
13 充填材
13’ 充填空間
13a 充填材外周流出防止部材
14 固定用ボルト
14a 高さ調整コマ
15 受枠
15a フランジ
15b 充填孔
16 鉄蓋
17 掘削部
17a 路盤面
18 路盤材
20 ガイド部材
20a 筒状案内部
21,21a 把持部
22 嵌合部
22a 弾性部材
25 充填材内周流出防止部材
30 バール

Claims (7)

  1. 舗装道路におけるマンホールや情報ボックス等の受枠の外周を掘削して形成される掘削部に路盤材を充填、転圧して補修する路面補修方法であって、
    前記掘削部に前記路盤材を充填する路盤材充填工程と、前記受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材を前記フランジ上或いは前記掘削部に充填された前記路盤材上に載置するガイド部材載置工程と、前記ガイド部材の前記筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら前記筒状案内部に沿って前記小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程と、を備えたことを特徴とする路面補修方法。
  2. 前記路盤材充填工程の前工程として、前記受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周及び内周に充填材外周流出防止部材及び充填材内周流出防止部材を配設する充填材流出防止工程と、前記充填空間に前記充填材を充填する充填材充填工程と、を有することを特徴とする請求項1に記載の路面補修方法。
  3. 舗装道路におけるマンホールや情報ボックス等の受枠の外周を掘削して形成される掘削部に路盤材を充填、転圧して補修する路面補修方法であって、
    前記受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部を有するガイド部材を前記受枠を支持する充填材が充填される充填空間の外周に配設するガイド部材配設工程と、前記掘削部に前記路盤材を充填する路盤材充填工程と、前記ガイド部材の前記筒状案内部の外周面に小型転圧機械の転圧盤の一側面を当接させながら前記筒状案内部に沿って前記小型転圧機械を移動させる路盤材転圧工程と、を備えたことを特徴とする路面補修方法。
  4. 前記路盤材充填工程の前工程として、前記充填空間の内周に充填材内周流出防止部材を配設する充填材内周流出防止工程と、前記充填空間に前記充填材を充填する充填材充填工程と、を有することを特徴とする請求項3に記載の路面補修方法。
  5. 請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の路面補修方法に用いる転圧盤であって、前記ガイド部材の前記筒状案内部の外周面に当接する直線状の当接面と前記当接面と対向する面に膨出し前記掘削部の外周の曲率半径よりも曲率半径の小さな円弧状に形成された円弧部とを有する基盤部と、前記基盤部の上面に突設され前記小型転圧機械の駆動軸に連結される軸部と、を備えたことを特徴とする転圧盤。
  6. 請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の路面補修方法に用いるガイド部材であって、前記受枠のフランジの外周に沿うように形成された筒状案内部と、前記筒状案内部の内周面又は上端部の少なくともいずれか一方に配設された把持部を備えたことを特徴とするガイド部材。
  7. 前記筒状案内部の内周に前記受枠の外周に嵌合される嵌合部を備えたことを特徴とする請求項6に記載のガイド部材。
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