JPH11107304A - 地下共同溝の点検蓋旋錠装置 - Google Patents

地下共同溝の点検蓋旋錠装置

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JPH11107304A
JPH11107304A JP9287622A JP28762297A JPH11107304A JP H11107304 A JPH11107304 A JP H11107304A JP 9287622 A JP9287622 A JP 9287622A JP 28762297 A JP28762297 A JP 28762297A JP H11107304 A JPH11107304 A JP H11107304A
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JP
Japan
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cylinder
lid
locking
chamber
locking device
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Application number
JP9287622A
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English (en)
Inventor
Kosaku Matsubayashi
功作 松林
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Hikari Kairiku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Hikari Kairiku Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊上用の雌ねじ部を内部に形成し、異種の施
錠手段を多段に設けて点検蓋の無断開放を防止する。 【解決手段】周壁面に案内溝12及び掛止溝13を設け
た下部筒11内に、貫通孔19を有した作動軸15に、
掛止部26を前記案内溝から外方に突出させた係止片2
5を該作動軸に固定する。下部筒11の下端に取付けた
底蓋30の案内孔32に作動軸の案内筒16を回動可能
に挿通し、係止片25と底蓋との間にばね33を弾発し
てある。下部筒の上端を取付基枠の連通口36の下端に
固着し、該連通口の上端に下端を固着した上部筒41内
に雌ねじ部45を設けた鍵室44を設け、該鍵室の下部
に係止段部46を形成すると共に上部に蓋受室42を有
し、鍵操作により前記係止段部と係止する係止部片52
を下部に回動可能に設けたシリンダ錠50を前記鍵室内
に収容する。上面が平坦で磁性材からなる上蓋体55を
蓋受室42内に収容してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス管、水道管、
電話ケ−ブルまたは光通信ケ−ブル等を埋設した地下共
同溝における点検蓋の施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス管や水道管や電話ケ−ブル等
を埋設する地下共同溝には、適宜間隔毎に点検作業用の
開口部(所謂マンホ−ル)が設けてあり、該開口部には
点検作業用の蓋体が取付けられている。この蓋体には、
共同溝内に設置したガス管、水道管、電話ケ−ブル等に
対する悪戯、盗難、破壊行為などを防止するため蓋体が
開らかないように施錠装置が取付けられている。
【0003】この種の施錠装置は、例えば、実開平1−
53250号に示す如く、蓋体に取付けた施錠装置の係
止片を受枠内壁に設けた係止フックに係脱可能に形成し
てあり、該係止片を回動させる回動軸の上方にシリンダ
錠を装着し、前記係止片が簡単に作動できないようにし
てある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように地下共
同溝の開口部に開閉可能に取付けた蓋体は、点検作業等
の際に開放するもので頻繁には開閉することはない。そ
のため、施錠装置の係止片を弾発しているばねやねじ部
分が地下からの湿気や雨水等により錆たり腐食しやすい
ので耐久性が短かった。この場合、施錠装置が錆付いた
り腐食したりすると当該部分が脆くなり、蓋体の安全性
が損なわれると共に、蓋体の開閉作業が困難になるとい
う欠点を有していた。
【0005】この蓋体の開放を制御する係止片を操作す
る回動軸は、内部に収容させるシリンダ錠により保護さ
れているだけであるため、安全性が低くて危険であっ
た。また、電話ケ−ブルだけでなく、光通信ケ−ブルを
埋設させた総合地下共同溝の場合には、開口部が大きい
ため複数の蓋体を用いて開閉する構成になっている。こ
のように開口部が大きいと短時間に大勢の人が侵入でき
るので、万一、共同溝内に敷設してあるケ−ブル等が破
壊されると都市機能が長期間麻痺する危険があり、この
種の蓋体の安全には社会不安を防ぐためにも万全を期す
必要があった。
【0006】本発明は、異種の施錠手段を多重にして施
錠装置の安全性を高めると共に、該施錠装置に点検蓋を
吊り上げる支持部を取付ける雌ねじ部を設け、重量のあ
る点検蓋の移動を確実に行えるようにすることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのもので、周壁面に案内溝と段部を介して掛止
溝を水平方向に連設した下部筒内に、中心に貫通孔を有
した筒部の上端に頭部を有した作動軸を回動可能に収容
し、該作動軸の中間部には先端に設けた掛止部を前記案
内溝から外方に突出させた係止片の基部を周方向に固定
して取付け、該下部筒の下部に水抜孔を有した底蓋を取
付け、該底蓋の中心に設けた案内孔に前記筒部を回動可
能に挿通させると共に、前記係止片の下面と底蓋との間
にばねを弾発させ、該下部筒の上部を取付基枠の連通口
の下端に取付けると共に、該連通口の上端に下部を取付
けた上部筒の内部に設けたやや小径な鍵室の内壁面に雌
ねじ部を形成して該鍵室の下部に係止段部を設け、該鍵
室の周囲には複数の水抜孔を有した環状棚部を形成し、
該環状棚部の上部にやや大径な蓋受室を有した鍵室内
に、鍵操作により前記係止段部と係止する係止部片を下
部に回動可能に設けると共に該鍵室の内径よりやや大径
な係止鍔を上部に有したシリンダ錠を出し入れ自在に収
容してなり、上面板の中心に上端を固着させた上部筒内
の前記蓋受室内に、上面が平坦で磁着可能な部材からな
る上蓋体を該上面板と同一平面をなすように出入可能に
収容させることを特徴とする。また、磁力により蓋受室
内に収容した前記上蓋体を磁着させて取り出すマグネッ
ト部を一端に設けると共に回動用のハンドル片を左右に
形成し、前記作動軸の頭部上面に設けた嵌合凹部と嵌合
して回動させる嵌合部を他端に設けた開閉用治具を用い
て前記作動軸を回動させて解錠させることを特徴とす
る。さらに、前記上部筒内に設けた鍵室の内壁面に形成
した雌ねじ部に、止輪を具えた支持部の雄ねじ部を螺合
させ、前記施錠装置を取付けた重量を有した点検蓋を吊
り上げて開放させることを特徴とする。さらにまた、前
記上蓋体の上面に図形や数字等の粗面模様を刻印して粗
面に形成し、負圧を利用する吸着盤が吸着できないよう
にしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明にかかる実施の形態を図面
により説明すると、施錠装置10はステンレス等のさび
ない金属材で円筒状に形成した下部筒11と上部筒41
とを、大径な円盤状の取付枠35の中心に設けた連通孔
36の上下に夫々取付けてある。
【0009】下部筒11の中間壁面には、水平方向に略
1/8円周に案内溝12を形成し、該案内溝12の他端
部分から上方に位置させた段部12aを介して前記案内
溝より幅広にした掛止溝13を水平方向に略1/8円周
に連設してある。前記下部筒11内に収容する作動軸1
5は、ステンレス等の錆びない金属材で略円筒状に形成
してあり、上端を先細りに形成した頭部16の下部に小
径な角形部18を設けてある。この角形部18の下方に
はさらに小径な筒部19を形成し、また、該作動軸15
の中心に設けた貫通孔20の上端には角形状をした嵌合
凹部21を設けてある。
【0010】25はステンレス等の錆びない金属材で形
成した係止片で、先端をやや幅広に形成した掛止部26
を設け、基端には前記作動軸15の角形部18と周方向
に固定して取付ける掛止孔27を形成し、該掛止孔の略
周囲に位置させて係止片25の下面に係止部28を設け
てある。30は前記下部筒11の下部に取付ける底蓋
で、内面に設けた係止筒部31の中心部に、前記作動軸
15の筒部19を挿通させて回動可能に軸承させる案内
孔32を設けると共に、更に、複数の水抜孔30aを形
成してある。前記下部筒11内に収容するばね33の上
端は前記係止片25の係止部28に係止させ、下端は前
記底蓋30の内底面に設けた係止筒部31の周囲に掛止
させて係止片25および作動軸の頭部16を上方に強力
に弾発させてある。
【0011】35は、ステンレスなどの金属材で形成し
た取付基枠で、中央に設けた大径な連通孔36の下部に
は前記下部筒11の上端を取付け、該連通孔36の上部
には下部筒と略同径に形成した後記する上部筒41の下
端を固着させ、該取付基枠35の周縁には後記する点検
蓋60に取付けるため複数のねじ孔37を夫々設けてあ
る(図2)。
【0012】上部筒41の上方内部に大径な蓋受室42
を設け、該蓋受室の底面周囲に設けた環状棚部43の中
央部分にやや小径な鍵室44を形成し、この鍵室44の
内壁面には雌ねじ部45を設けてある。該鍵室44の下
端に設けた係止段部46を介して大径室47を形成して
あり、前記蓋受室42の環状棚部43には複数の水抜孔
48を適宜間隔毎に設けてある。
【0013】50は前記上部筒内に設けた鍵室44に収
容するシリンダ錠で、外形を略円筒状に形成し、上面に
は鍵室44の内径よりやや大径な係止鍔51を設けてあ
り、該シリンダ錠の下部偏心位置には回動可能に係止部
片52を有している。該係止鍔51に偏心させて設けた
鍵孔(図示せず)に鍵53を挿入して回転させることに
より、該係止部片52を回動させ、前記鍵室44の下部
に設けた係止段部46と係脱させることにより、該シリ
ンダ錠を鍵室44に出し入れすることができる。この鍵
室44内にシリンダ鍵50が位置していると、前記作動
軸15を操作することができない。また、シリンダ錠の
上部には鍵室よりやや大径な係止鍔51を設けてあるの
で、該シリンダ錠が鍵室44の下方に設けた大径室47
内に落下することがない。
【0014】55は前記上部筒41の蓋受室42内に着
脱可能に嵌合させる磁着可能な部材からなる上蓋体で、
該上蓋体は円形に形成して上面を略偏平にし、周縁部分
を肉厚にして重量を具有させてある。その上、該上蓋体
の上面には図形や記号や番号などを刻印形成することに
より凹凸状の粗面に形成し、負圧を用いる吸着盤が上蓋
体55に吸着できないようにしてある。
【0015】57はステンレスなどの金属材により形成
した上面板で、外形を円形または角形等の任意形状に形
成し、該上面板57の中央部に設けた取付孔58に前記
上部筒41の上端を同一平面をなすようにして固着し、
後記する点検蓋60に施錠装置10を取付けた際、該上
面板57と点検蓋60の表面が同一平面になるように形
成し、該施錠装置10は点検蓋60内に取付けてある。
【0016】60は地下共同溝に設けた受枠体63の点
検作業用の開口部63aに取付ける点検蓋で、本実施例
では約300kgの重量を有しており、該点検蓋60の
長手方向の両端部分に夫々設けた取付口61内に、前記
施錠装置の上部筒41を挿入する。この上部筒41の下
部に設けた取付基枠35のねじ孔37に各ボルト38を
螺合させて施錠装置10を点検蓋60に固着してある。
地下共同溝に設けた点検作業用の受枠体63の開口部6
3aの内壁面には、前記施錠装置10の係止片25が係
止する係止受部64を所定個所に夫々設けてある。
【0017】前記施錠装置10の係止片25や上蓋体5
5を開閉させる開閉用治具66の一端には、上蓋体55
を磁力により吸着させて取外すためのマグネット部67
及び左右方向に水平に伸ばしたハンドル片66a、66
aを設け、他端には前記作動軸15の頭部上面に設けた
嵌合凹部21に嵌合させて回動操作する嵌合部68を設
けてある。該マグネット部67は上蓋体55の外径より
小さく形成してある。
【0018】以下、本発明の実施の形態の作用について
説明すると、点検蓋60に装着した施錠装置10は、共
同溝内に設置したケ−ブル等への悪戯や盗難や破壊行為
等を防止して公共の安全性を確保するために異種の施錠
手段を多段に設けてある。
【0019】施錠装置10を取付けた点検蓋60は、該
点検蓋の表面と施錠装置10の上蓋体55の表面とを同
一平面に形成し、該上蓋体55の表面を粗面に形成する
が鍵穴は設けてない。即ち、上部筒41の蓋受室45の
内壁面と上蓋体55の外周面との間は、例えば、先を潰
した細い針金を差し込める隙間は殆ど無く、針金等を用
いて上蓋体を開けることはできない。
【0020】施錠装置10の第1の施錠手段である上蓋
体55を解錠させるには、図5に示す如く、開閉用治具
66の一端に設けた強力なマグネット部67を該上蓋体
に吸着させ、該開閉用治具を持ち上げることにより上蓋
体を蓋受部42内から取り出すことができる。この場
合、上蓋体55の上面が粗面であり、且つ、重量を有し
ているが強力な磁力によって吸着されるので取り出すこ
とができる。
【0021】上蓋体55には、鍵穴を設けてないので共
同溝の所有者のマ−クや番号や模様等は、該上蓋体の上
面全部を利用して刻印模様を形成することができる。さ
らに、マ−クや番号等を刻印することにより粗面に形成
してあるので、負圧を利用した吸着盤により上蓋体55
を吸着して取り出すことは不可能である。
【0022】施錠装置10の第2の施錠手段の解錠は、
図5に示すようにして、開閉用治具66のマグネット部
55で上蓋体55を取り出すと、上部筒内の鍵室44内
にシリンダ錠50の上面が見える。ついで、図6に示す
ように、鍵53を該シリンダ錠50の鍵穴に挿入して回
動させると、係止部片52が回動して鍵室44の下部に
設けた係止段部46から外れ、該シリンダ錠を鍵室44
から取り出すことができる(図7)。この場合、シリン
ダ錠の上面には、該鍵室の内径よりやや大径な係止鍔5
1を有しているので、該シリンダ錠が該鍵室44の下方
に存する大径室47内に落下することはない。
【0023】シリンダ錠50は、施錠装置10と別体で
あり、定期的又は必要な時に交換することができ、その
際にシリンダ錠の暗証番号を任意に変えたり、もっと精
度のよいシリンダ錠に交換することによって高度な安全
性を維持することができる。前もって交換用のシリンダ
錠の暗証番号を変えておけば、現場での点検交換作業時
間が短縮され、共同溝に適宜間隔毎に設けてある多数の
点検蓋60の点検作業を能率的に行うことができる。
【0024】施錠装置10の第3の施錠手段の解錠は、
図8に示す如く、シリンダ錠50を取出した上部筒41
の上面から、下部筒11内の上部に位置する作動軸15
の頭部が見える。そのため、開閉用治具66の他端に設
けた嵌合部68を挿入して、作動軸の頭部上面に設けた
嵌合凹部21に嵌合させる。次いで、係止片25を上方
に弾発しているばね33の強力な弾発力に抗して開閉用
治具66を押し下げて掛止溝13の一側に設けた係止段
部12aとの係合が外れるまで作動軸15を押し下げ、
該作動軸に取付けた係止片25が下部筒の掛止溝13の
下面に当接した後、開閉用治具66を時計方向に回動さ
せて作動軸15と共に該係止片を略1/4円周回転させ
ることにより、掛止溝13から案内溝12方向に移動さ
せて受枠体63に設けた係止受部64から係止片25の
掛止部26を外す(図9)。
【0025】施錠装置10の種類の異なる施錠手段を解
錠させた後、上部筒41の鍵室の内壁面を設けた雌ねじ
部45に、点検蓋60を吊上げるためのアイボルト等の
支持部70の雄ねじ部71を螺合し、該支持部の上部に
設けた止輪72にフック(図示せず )を引っかけ
たり、ワイヤ−の端部を止着させることにより、重量の
ある点検蓋60を吊り上げて受枠体63の開口部63a
を開放させて地下共同溝内の各種ケ−ブル等を点検する
ことができる。
【0026】図1において、点検蓋60に取付ける施錠
装置10は、複数の点検蓋60の全部に取付ける必要は
なく、例えば、5枚の点検蓋のいずれか1ケ所、望まし
くは中央の点検蓋60aにのみ係止片25を有した施錠
装置10を取付け、他の点検蓋には、支持部70の雄ね
じ部71を螺合させる鍵室44を有した上部筒41の下
端に固着させた取付基枠35から下部筒11を取外した
ものを取付けるだけでもよい。そのためにも取付基枠3
5を用いて上部筒41と下部筒11とを分離して形成し
てある。
【0027】この下部筒11と取付基枠35とは必要に
応じて分離できるように単に螺合させておき、必要に応
じて溶接して固着させるようにしてもよい。通常は、下
部筒11と上部筒41とは取付基枠35の連通口36に
固着させてある。各点検蓋60の外壁面に設けた係止板
(図示せず)を係合させることにより、中央に位置する
点検蓋60aを外せば他の点検蓋を外すことができるよ
うにし、施錠装置10の主要部分を少なくしてコストの
軽減および重量の軽減を図ることができる。
【0028】地下共同溝の受枠体63の開口部63aに
取付けた点検蓋60を施錠するには、前記解錠方法と手
順を逆にすればよく、まず、開閉用治具66の一端に設
けた嵌合部68を作動軸の頭部に設けた嵌合凹部21に
嵌合させてから該作動軸を回動させ、係止片25を案内
溝12から係止溝13内に移動させて前記係止受部64
の下側に位置させる。ついで、シリンダ錠を上部筒41
の鍵室44内に収容させた後、鍵53を操作して係止部
片52を係止段部46に掛止させ、その後、鍵53をシ
リンダ錠から取り外す。さらに、上蓋体55を上部筒4
1の内部上端に設けた蓋受室42内に落とし込んで解錠
作業を終了する。
【0029】前記上部筒41の蓋受室42の環状棚部に
は複数の水抜孔48を設けてあるので、上部筒41内に
浸入した土砂を含んだ雨水は蓋受室42内に溜まること
なく下方に流下する。このように、作動軸の貫通孔20
や底蓋の水抜孔30aから土砂を含んだ雨水を外部に排
出することができるため、上蓋体55やシリンダ−錠5
0や作動軸15などが長期間の使用に耐えることができ
るものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、各種の異なる構造からなる複
数の施錠手段を多段に設けることにより、第3者の悪戯
や盗難または破壊行為を防止して人の侵入を防止するこ
とができる。このように施錠手段が夫々相違するため、
鍵を解くための開閉用治具を有しないとり簡単に点検蓋
を解錠することができず、各種ケ−ブルや配管など共同
溝内に設置した公共施設を破壊から防止して安全を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下共同溝の受枠体に複数の点検作業用の点検
蓋を取付けた斜視図である。
【図2】施錠装置の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】受枠体の内壁面に設けた係止受部に施錠装置の
係止片を係止させた状態を示す一部破断した正面図であ
る。
【図5】開閉用治具の一端に設けたマグネット部により
上蓋体を吊り上げた状態の一部破断した正面図である。
【図6】シリンダ錠を鍵で開錠して取り出せる状態の要
部断面図である。
【図7】シリンダ錠を鍵室から取り出した状態の要部断
面図である。
【図8】開閉用治具の他端に設けた嵌合部で作動体を押
圧回動させる状態の一部破断した断面図である。
【図9】係止片を回動して開錠させる状態を示す図8の
B−B線断面図である。
【図10】支持部を上部筒の鍵室の内壁に設けた雌ねじ
部に螺合させた状態の一部破断した正面図である。
【符号の説明】
10 施錠装置 11 下部筒 12 案内溝 12a 段部 13 掛止溝 15 作動軸 16 頭部 19 筒部 20 貫通孔 25 係止片 26 掛止部 30 底蓋 32 案内孔 33 ばね 35 取付基枠 36 連通口 41 上部筒 42 蓋受室 44 鍵室 45 雌ねじ部 46 係止段部 50 シリンダ錠 51 係止鍔 52 係止部片 53 鍵 55 上蓋体 57 上面板 60 点検蓋 66 開閉用治具 67 マグネット部 68 嵌合部 70 支持部 71 雄ねじ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁面に案内溝と段部を介して掛止溝を
    水平方向に連設した下部筒内に、中心に貫通孔を有した
    筒部の上端に頭部を有する作動軸を回動可能に収容し、
    該作動軸の中間部には先端に設けた掛止部を前記案内溝
    から外方に突出させた係止片の基部を周方向に固定して
    取付け、該下部筒の下部に水抜孔を有した底蓋を取付
    け、該底蓋の中心に設けた案内孔に前記筒部を回動可能
    に挿通させると共に、前記係止片の下面と底蓋との間に
    ばねを弾発させ、 該下部筒の上部を取付基枠の連通口の下端に取付けると
    共に、該連通口の上端に下部を取付けた上部筒の内部に
    設けたやや小径な鍵室の内壁面に雌ねじ部を形成して該
    鍵室の下部に係止段部を設け、該鍵室の周囲に複数の水
    抜孔を有した環状棚部を形成し、該環状棚部の上部にや
    や大径な蓋受室を有した鍵室内に、鍵操作により前記係
    止段部と係止する係止部片を下部に回動可能に設けると
    共に該鍵室の内径よりやや大径な係止鍔を上部に有した
    シリンダ錠を出し入れ自在に収容してなり、 上面板の中心に上端を固着させた上部筒内の蓋受室内
    に、上面が平坦で磁着可能な部材からなる上蓋体を該上
    面板と同一平面をなすように出入可能に収容させること
    を特徴とする地下共同溝の点検蓋旋錠装置。
  2. 【請求項2】 磁力により蓋受室内に収容した前記上蓋
    体を磁着させて取り出すマグネット部を一端に設けると
    共に回動用のハンドル片を左右に形成し、前記作動軸の
    頭部上面に設けた嵌合凹部と嵌合して回動させる嵌合部
    を他端に設けた開閉用治具を用いて前記作動軸を回動さ
    せて解錠させることを特徴とする請求項1記載の地下共
    同溝の点検蓋旋錠装置。
  3. 【請求項3】 前記上部筒内に設けた鍵室の内壁面に形
    成した雌ねじ部に、止輪を具えた支持部の雄ねじ部を螺
    合させ、前記施錠装置を取付けた重量を有した点検蓋を
    吊り上げて開放させることを特徴とする請求項1記載の
    地下共同溝の点検蓋旋錠装置。
  4. 【請求項4】 前記上蓋体の上面に図形や数字等の粗面
    模様を刻印して粗面に形成し、負圧を利用する吸着盤が
    吸着できないようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の地下共同溝の点検蓋旋錠装置。
JP9287622A 1997-10-06 1997-10-06 地下共同溝の点検蓋旋錠装置 Pending JPH11107304A (ja)

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