JP2010268539A - ハンドホール用点検蓋旋錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドホールの点検蓋に取付けた施錠装置の掛け忘れを防止する。
【解決手段】中央に四隅を面取りした長辺部6と短辺部7とからなる八角形の係止孔5を設けたフランジ板2の上方に取付けた上部筒10は、シリンダ室11の内壁面の対向する面の軸心方向にガイド溝部14を設け、前記フランジ板2の下方に取付けた下部筒21は、下面の直角方向を切り欠いたピンガイド溝部22を設け、内部に前記下部筒21に挿通する頭部25の下方に設けた軸部28の下端にピン溝部29を有した回転軸24と、該回転軸のピン溝部29に挿通するロックピン35と、前記回転軸24の軸部28に巻装したばね31と、前記ばね31とロックピン35との間に介在させるばね止リング32とからなる掛止作動部Cを取付け、下部筒21の下端に前記回転軸24を上方に付勢させて軸受リング38を固着してある。
【選択図】図6

Description

本発明は、電力用ケーブル、電話ケ−ブル、光通信ケ−ブル、信号用ケーブルなどの地下に埋設してあるライフラインを接続・分岐または点検するための地下埋設型共同溝、即ち、ハンドボールにおける点検蓋に取付ける施錠装置に関する。
従来、地下に埋設してあるガス管、水道管、電力用ケーブル、電話ケ−ブル、光通信ケ−ブルなどのライフラインを接続・分岐または点検するために設けたハンドホールには、作業者が定期点検や故障を修理するために出入りする点検作業用の開口部が設けられ、該開口部には開閉可能な点検蓋が取付けられている。
前記点検蓋は一重または二重式に取付けられ、各蓋には、共同溝内に埋設してある電力用ケーブル、電話ケーブル、光通信ケーブル、信号用ケーブルなどへの悪戯、または、盗難、破壊行為などを防止するために、簡単に開かないようにそれぞれ施錠装置が設けられている。
前記施錠装置は、安全上、複数の異種施錠手段を組合せて形成してあり、通常、ハンドホールの側壁に設けた掛止フックと係合する掛止手段と、前記掛止手段の不法作動を防止するため施錠装置本体の上部筒内に収容して上方向にのみ引き抜き可能なシリンダ錠と、該シリンダ錠の取り出し防止するキャップ蓋を前記シリンダ室の上方に設けた蓋室内に取出可能に収容して設けてある。これら異種施錠手段はそれぞれ専用の開閉手段を有した開閉治具を用いて開閉を行っている。
例えば、上部筒内に収容したシリンダ錠は、開閉治具に取付けた専用鍵を使用してシリンダ錠の係止爪を開閉して施錠し、キャップ蓋は、開閉冶具の一端に取付けた磁石に吸着させて上方に引き上げて取り出すことができる。このキャップ蓋は、通常の冶具、例えば、ドライバーやペンチなどでは開口することができない仕組みになっている。
また掛止手段は、前記上部筒の内部に開閉冶具の下端を挿入して回転軸の上端に嵌合させた後、該開閉冶具を回動して回転軸を回転させることにより、該回転軸に取付けた掛止アームを回動させてハンドボールの壁面に設けてある掛止フックの下面に移動してロックさせる施錠装置が知られている。
特開平11−107304号公報
前記施錠装置をハンドホールの点検蓋、特に二重式点検蓋の内蓋へ取付けて使用する場合、それぞれ異種で複数の施錠手段の施錠操作を行うために掛け忘れが生じやすい。特に、掛止手段はロックアームを回転させることによりロック又はアンロックの操作を行うため、確実にロックしたか否かを目視できないため構造のため、掛け忘れが生じやすく安全性に問題点があった。
本発明は、異種の施錠手段を多段に組合せて形成した施錠装置において、盗難防止をはじめ、地震や走行車両などの衝撃による点検蓋の弛みや脱落を防止することは勿論であるが、特に、作業終了後において、外見上、ロック状態またはアンロック状態の見分けが困難な掛止作動部の掛け忘れを確実に防止して安全性を高めることを目的とするハンドホール用点検蓋の施錠装置を提供する。
本発明は上記課題を解決するために、中央に四隅を面取りして対をなす長辺部6と短辺部7とからなる八角形の係止孔5を設けたフランジ板2の上方にキャップ蓋Aとシリンダ錠Bを収容する上部筒10を設け、前記フランジ板2の下方に掛止作動部Cを有した下部筒21を設けてなる点検蓋旋錠装置において、前記上部筒10は、シリンダ室11の内壁面の対向する面にそれぞれ軸心方向にガイド溝部14を設け、前記下部筒21は、下部に略四分の一円周を開口したピンガイド溝部22を設け、該下部筒内には上面中央に嵌合凹部26を有した頭部25の下方に設けた軸部28の下端にピン溝部29を有した回転軸24と、前記ピック溝部29に挿通するロックピン35と、該軸部に巻装するばね31と、該ばねとロックピン35との間に介在させるばね止リング32とからなる掛止作動部Cを装着し、前記下部筒21の下端に前記回転軸の軸部28を軸承する軸受リング38を固着して前記回転軸を前記ばね31で上方に付勢すると共に回転可能に軸承してなり、前記掛止作動部Cの開閉は、ロックピン35がロック位置のとき、キャップ蓋Aとシリンダ錠Bを取り外した上部筒10内に開閉ハンドル41の操作軸42を挿入して下端を該回転軸の頭部25に嵌合させ、操作軸42を押し下げて該回転軸の頭部25を前記フランジ板の係止孔5から下方に離脱させた後、該開閉ハンドルを回動してロックピン35をアンロック状態に位置させると、前記操作軸の下端が前記回転軸の頭部25と係合状態で回転が規制され、該操作軸の両側に設けたガイド突起43が前記上部筒のシリンダ室11の下部に掛止して引き抜きが規制されて開閉ハンドル41が上部筒10から引き抜けないようにしたことを特徴とする。また、前記フランジ板2は、係止孔5の下方の短辺部7aがロック方向で、右側の長辺部6aをアンロック方向に位置させて、前記フランジ板2の上部に取付けた上部筒10のシリンダ室11に設けたガイド溝部14を前記係止孔の長辺部6と直角方向に位置させ、前記下部筒21の下部に設けたピンガイド溝22を、前記係止孔5の下方の短辺部7aと右側の長辺部6aの間を略四分の一円周に開口させて設けたことを特徴とする。さらに、前記掛止作動部Cの回転軸24は、頭部25の上面中央に六角形の嵌合凹部26を設け、上縁両側に前記嵌合凹部26の上下方向の対角線と並行に前記フランジ板2の係止孔5と係合する係止段部27を設け、軸部28の下端に設けたピン溝部29の開口方向を、前記嵌合凹部26の上下方向の対角線と同一方向に形成したことを特徴する。さらにまた、前記開閉ハンドル41は、操作軸42の下端に六角形の回動突部44を設け、前記操作軸の周面両側に前記上部筒10のガイド溝部14に挿通するガイド突起43を前記回動突部44の左右方向の対角線と直角方向に設けたことを特徴とする。
以上のごとく、本発明は、掛止作動部Cのロックピン35を開閉ハンドル41の回動操作により回転軸24を回動してロック・アンロックする際、開閉ハンドル41がアンロック位置のときには操作軸42は、先端の回動突起44が前記回転軸24の頭部25と係合状態のままで回転方向が規制され、ガイド突起43は前記上部筒10のシリンダ室11の下面、即ち係止部13aに掛止して引き抜きが規制されて、開閉ハンドル41が上部筒10から引き抜くことができず、アンロック状態、即ち、錠の掛け忘れを確認することができる。さらに、掛止作動部Cがロック状態のときは、開閉ハンドル41の操作軸42に設けたガイド突起43がシリンダ室11のガイド溝部14と合致して上方に引き抜きが可能となり、ロック状態であることを確認できる。これにより、物理的に掛止作動部Cの掛け忘れを確実に防止することができるという利点がある。
ハンドホールの二重点検蓋の内蓋に施錠装置を取付けた使用状態を示す断面図である。 内蓋に取付けた施錠装置の要部拡大図である。 施錠装置の中央断面図である。 開閉ハンドルの正面図である。 開閉ハンドルの操作軸の底面図である。 施錠装置の分解斜視図である。 フランジ板の平面図である。 図7のA―A線断面図である。 施錠装置の上部筒内からキャップ蓋とシリンダ錠を除いたロック状態の平面図である。 ロック状態の施錠装置の上部筒に開閉ハンドルを挿入した状態の一部破断した断面図である。 図10のB―B線断面図である。 図10のC―C線断面図である。 ロック状態の回転軸の嵌合凹部に開閉ハンドルの回動突起を嵌合した状態の一部破断した断面図である。 開閉ハンドルを押し込んでロック状態の回転軸をフランジ板の係止孔から下方から押し下げて離脱させた状態の一部破断した断面図である。 開閉ハンドルを回動させて回転軸のロックピンをアンロック状態にした断面図である。 アンロック状態時に、開閉ハンドルの離脱不能状態を示す一部破断した断面図である。 図16のD―D線断面図である。
本発明の実施形態を図面により説明すると、図1はハンドホールの二重点検蓋の内蓋に施錠装置を取付けた使用状態を示す断面図、図2は内蓋に取付けた施錠装置の要部拡大図、図3は施錠装置の中央断面図、図4は開閉ハンドルの正面図、図5は開閉ハンドルの操作軸の底面図、図6は施錠装置の分解斜視図、図7はフランジ板の平面図、図8は図7のA―A線断面図、図9は施錠装置の上部筒内からキャップ蓋とシリンダ錠を除いたロック状態の平面図である。施錠装置1は、非磁性材で耐腐食性を有する金属材、例えば、ステンレス材により形成したフランジ板2の上部にキャップ蓋Aと、シリンダ錠Bを収容する上部筒10を取付け、前記フランジ板2の下部に施錠手段である掛止作動部Cを収容する下部筒21を取付けて同心状に形成してある。
前記フランジ板2は、図6〜8に示すごとく、上面中央に上面凹部3、下面中央に下面凹部4を同心状に形成し、該上下両面凹部の中央に係止孔5を設けてある。前記係止孔5は、それぞれ向かい合う対辺が長辺部6と短辺部7とからなり、四隅を面取りして略八角形に形成してある。図7、11に示すごとく、係止孔5の長尺方向に位置する長辺部6がフランジ板2の上下方向になるように位置させ、係止孔5の下方の短辺部7aがロック方向、右側の長辺部6aがアンロック方向になるように設けてある。
上部筒10は、図3、6に示すごとく、内部にシリンダ錠Bを収容するシリンダ室11を設け、該シリンダ室の上方にシリンダ室より大径でキャップ蓋Aを嵌合させるキャップ室12、下方にシリンダ室より大径な大径室13、さらに大径室13の上部に係止部13aをそれぞれ設けてある。前記シリンダ室11の内壁面には、対向する位置に一対のガイド溝部14を軸心方向に設け、該ガイド溝部から直角方向に位置をずらせた上部に、シリンダ錠Bの上部外面に設けた係止突起18を嵌合させる係止溝部15を設けてあり、該シリンダ室の内壁面の下面には大径室13に連なる係止部13aを設けてある。前記上部筒10は、シリンダ室11のガイド溝部14が前記フランジ板2の係止孔5の長手方向である長辺部6と直角方向、即ち、左右方向に位置するように取付けてある。
前記キャップ室12内に蓋するキャップ蓋Aは、磁性材で耐腐食性を有する金属材をキャップ状に形成してなり、図3、6に示すごとく、前記キャップ室12に落とし込みで隙間なく嵌合させることにより、市販のドライバーなどでは取り出すことができず、開閉ハンドル41の枝部の一端に取付けた強力な磁石47をキャップ蓋Aの上面に吸着させて上方に引き上げて取り出すことができる。このキャップ蓋は円形が好ましい。
前記シリンダ錠Bは、図3、6に示す如く、該シリンダ錠の上端に設けた係止鍔部17をキャップ室12の下端に係止させて収容し、シリンダ室11の内壁面の上部に設けた係止溝部15にシリンダ錠Bの外面に設けた係止突起18を嵌合してシリンダ錠Bの回転を防止し、シリンダ錠の下部に設けた係止爪部19を回動して遠心方向に突出させ、シリンダ室11の下面の係止部13aに掛止させると該シリンダ錠を上方に取り出せなくなる。
このようにシリンダ錠Bの上面に設けた鍵孔に開閉ハンドル41に装着してあるシリンダキー46を挿入して回転させることにより係止爪部19を回動させてシリンダ室11の下面に設けた係止部13aと係脱させて、シリンダ錠Bをシリンダ室11からの出し入れを防止できる。即ち、シリンダ室11内にシリンダ錠Bが収容されていると、回転軸24を操作するための開閉ハンドル41を挿入することができないので安全である。
前記掛止作動部Cは、図6に示すごとく、丈夫で耐腐食性を有する金属材により形成した下部筒21内に取付けられており、該下部筒の下端に底板を兼ねた軸受リング38を固着してある。
前記下部筒21は、図6、12に示すごとく、略四分の一円周を切欠いたピンガイド溝部22を下端に設け、該ピンガイド溝部の両端部は、それぞれロックピンの幅の半分の長さ分だけ外方に広く切り欠いて、該ロックピンが略90度回動できるようにしてある。該ピンガイド溝部の開口方向は、前記係止孔5の下方の短辺部7a側をロック方向にし、右側の長辺部6a側をアンロック方向にして略四分の一円周の長さに開口させ、前記フランジ板2の下面中央に前記上部筒10と同心状に取付けてある。
掛止作動部Cは、前記下部筒21内に上下動可能且つ回転可能に収容する回転軸24と、該回転軸を上方に付勢するばね31と、前記回転軸24の下部に形成したやや小径の軸部28の下部に水平方向に設けたピン溝部29に挿通するロックピン35と、ばね31とロックピン35との間に介在させるばね止リング32とからなり、前記下部筒21の下端に固着させた前記軸受リング38の軸孔39に回転軸24の軸部28を前記軸受リング38の軸孔39に挿通して上下動と回動をスムースに行えるように軸承してある。
前記回転軸24は、前記下部筒21内に挿通する円柱状の頭部25の上面中央に六角形の嵌合凹部26を設け、同じく頭部25の上端周縁であって前記嵌合凹部26の上下方向の対角線と並行に切り欠いて形成した対をなす係止段部27を設け、前記頭部25の下部に段部24aを介して形成したやや小径の軸部28の下端には、直径方向に前記嵌合凹部26の上下方向の対角線と同一方向にピン溝部29を形成してある。
前記回転軸24の軸部28に巻装するばね31の上端は、前記回転軸の頭部25の下面に設けた段部24aに当接し、下端は軸部28に挿通したばね止リング32に係止され、前記ばね止リング32の下面は前記ロックピン35の上面に当接している。このロックピン35は、ばね31の弾発力によりばね止リング32を介して常に下方に付勢されているため、回転軸24の上下動や回転動の動きに対し、ガタ付くことなくスムースに追従して上下動や回動することができる。
前記ロックピン35は、図6、12に示すごとく、前記下部筒21の内壁に接するように掛止機能を有する半円状の係止鍔部36を後端に設けてあり、該係止鍔部は前記下部筒21内に位置する回転軸24の軸部28に設けたピン溝部29を挿通しているロックピン35が前進して回転軸24から脱落するのを防止している。
開閉ハンドル41は、図4、5に示すごとく、T字型に形成してあり、操作軸42の下端の略周面で軸心方向と直角方向に一対のガイド突起43を設けてあり、軸心方向の下端に六角形の回動突部44を設けてある。前記ガイド突起43はこの回動突起44の向かい合う面と同一方向に設けてある。
前記開閉ハンドル41の上端一側には、前記キャップ蓋Aを磁力により吸着させて取り出す外すための強力な磁石47を設けてあり、他側には前記シリンダ錠Bを開閉するシリンダキー46を装着し、作業中にシリンダキーが紛失するのを防止している。
以下、本発明の実施の形態の作用について説明すると、施錠装置1を取付けた内蓋52のロック状態は、図1、2に示すごとく、ハンドホール50の壁面に取付けた掛止フック54の下側に掛止作動部Cのロックピン35が掛止してあり、内蓋52を上方へ持ち上げようとすると、ロックピン35が掛止フック54と係止して上方へ持ち上げることができない状態、即ち、ロック状態である。
施錠装置1を開錠するには、まず開閉ハンドル41に設けた磁石47を、上部筒10内上部に装着したキャップ蓋Aの上面に合致させ、強力な磁力によりキャップ蓋Aを吸着して上部筒10内から上方に引き上げて、上部筒10の外部に取り出す。
キャップ蓋Aを外した後、シリンダ室11内のシリンダ錠Bにシリンダキー46を差し込み、係止爪部19を回動させてシリンダ室11の係止部13aとの掛止を外すことによりシリンダ室11の外部に害シリンダ錠を取り出す。このシリンダ錠Bは、施錠装置1と別体であり、定期的又は必要な時に別のものと交換することができ、シリンダ錠をもっと精度のよいものに交換することによってより高度な安全性を維持することができる。
主たる施錠手段である掛止作動部Cは、図9、10、11に示す如く、フランジ板2の係止孔5内に、回転軸24の頭部25の上部両側に設けた係止段部27が下方からばね31で付勢されてフランジ板2の長辺部6に該係止段部27が嵌合係止されてロックされている。
掛止作動部Cを開錠する場合、図10、11に示すごとく、シリンダ錠Bを取出したシリンダ室11の底面に見える回転軸24の上面中央部に設けた嵌合凹部26に対し、開閉ハンドル41の操作軸42に設けた回動突起44を嵌合させて行う。
開錠操作は、図10、13に示すごとく、開閉ハンドルの操作軸42の下部両側に設けたガイド突起43を上部筒10のシリンダ室11に設けたガイド溝14内に挿入させると、それぞれ同形の回動突起44と嵌合凹部26の位置が一致しているため、操作軸42を下降させると回動突起44を嵌合凹部26に嵌合させることができる。
次いで、図14に示すごとく、開閉ハンドルの操作軸42をばね31の弾発力に抗して押し下げて、回転軸24の頭部25がフランジ板2の係止孔5内から下方に押し下げ、フランジ板2の下面と頭部25の上面との間に隙間を有するまで押し下げて摩擦抵抗を生じないようにした状態で、開閉ハンドル41をアンロック位置に回動させる。
図15に示すごとく、開閉ハンドルの操作軸42で回転軸24を回動してロックピン35を掛止フック54の下面からアンロック位置に回動させた(図17)後、開閉ハンドル41の押圧力を解消させると、回転軸24はばね31の弾発力で押し上げられて頭部25の上面がフランジ板2の係止孔5の下面に当接して係止する(図16)。即ち、図17に示すごとく、回転軸24が回動すると係止孔5の短辺部7と、回転軸の頭部25の係止段部27とが並行に位置し、頭部25の径が短辺部7の長さより長いため、該頭部の上縁が係止孔5の短辺部7側の下面に当接して係止する。この場合、ガイド突起43は、上部筒10の内面に設けたガイド溝部14の位置から略90度移動し、係止部13aに掛止して該ガイド突起43はシリンダ室内を上方に移動できないアンロック状態となる。
前記掛止作動部Cがアンロック状態のときは、開閉ハンドル41の操作軸42は、ガイド突起43が上部筒10のシリンダ室11の下部に設けた係止部13aに掛止しているため上方への移動が規制され、回動突部44の下端は回転軸24の嵌合凹部26に係止していて抜けず、該開閉ハンドルの回転が規制される。
施錠装置1の掛止作動部Cがロック状態のときは、開閉ハンドル41を引き抜くことができるが、アンロック状態のときは前記したごとく、開閉ハンドル41が抜けないため掛止作動部Cがアンロック状態であることを物理的に判別できるため、錠の掛け忘れを確実に防止することができる。即ち、開閉ハンドル41は、ロックピン35がロック状態でない限り施錠装置1から引き抜くことができないので、施錠忘れを確実に防止することができる利点を有する。
施錠装置1を取付けた内蓋52をハンドホール50の点検孔に取付ける場合、あらかじめロック状態にしてある掛止作動部Cの上部筒10内に開閉ハンドル41を挿入し、一度アンロック状態にして開閉ハンドル41を施錠装置1に挿入した状態にしてから点検孔に取付け、次いで、前記した手順を行うことによりロックピン35をロック状態にしてから開閉ハンドル41を引き抜くことにより掛止作動部Cの施錠を行う。
さらに、上部筒10のシリンダ室11にシリンダ錠Bを収容して、シリンダキー46を操作して係止爪部19をシリンダ室11の係止部13aに掛止させて施錠した後にシリンダキーを取り外し、ついで、キャップ蓋Aを上部筒10の上部に設けたキャップ室12内に落とし込んで空回りさせるようにして閉錠作業が完了する。
1 施錠装置
2 フランジ板
5 係止孔
6 長辺部
7 短辺部
10 上部筒
11 シリンダ室
14 ガイド溝部
21 下部筒
22 ガイド溝部
24 回転軸
25 頭部
26 嵌合凹部
27 係止段部
28 軸部
29 ピン溝部
31 ばね
32 ばね止リング
35 ロックピン
38 軸受リング
41 開閉ハンドル
42 操作軸
43 ガイド突起
44 回動突起
52 内蓋
A キャップ蓋
B シリンダ錠
C 掛止作動部

Claims (4)

  1. 中央に四隅を面取りして対をなす長辺部(6)と短辺部(7)とからなる八角形の係止孔(5)を設けたフランジ板(2)の上方にキャップ蓋(A)とシリンダ錠(B)を収容する上部筒(10)を設け、前記フランジ板(2)の下方に掛止作動部(C)を有した下部筒(21)を設けてなる点検蓋旋錠装置において、
    前記上部筒(10)は、シリンダ室(11)の内壁面の対向する面にそれぞれ軸心方向にガイド溝部(14)を設け、前記下部筒(21)は、下部に略四分の一円周を開口したピンガイド溝部(22)を設け、
    該下部筒内には上面中央に嵌合凹部(26)を有した頭部(25)の下方に設けた軸部(28)の下端にピン溝部(29)を有した回転軸(24)と、前記ピック溝部(29)に挿通するロックピン(35)と、該軸部に巻装するばね(31)と、該ばねとロックピン(35)との間に介在させるばね止リング(32)とからなる掛止作動部(C)を装着し、前記下部筒(21)の下端に前記回転軸の軸部(28)を軸承する軸受リング(38)を固着し前記回転軸を前記ばね31で上方に付勢すると共に回転可能に軸承してなり、
    前記掛止作動部(C)の開閉は、ロックピン(35)がロック位置のとき、キャップ蓋(A)とシリンダ錠(B)を取り外した上部筒(10)内に開閉ハンドル(41)の操作軸(42)を挿入して下端を該回転軸の頭部(25)に嵌合させ、操作軸(42)を押し下げて該回転軸の頭部(25)を前記フランジ板の係止孔(5)から下方に離脱させた後、該開閉ハンドルを回動してロックピン(35)をアンロック状態に位置させると、前記操作軸の下端が前記回転軸の頭部(25)と係合状態で回転が規制され、該操作軸の両側に設けたガイド突起(43)が前記上部筒のシリンダ室(11)の下部に掛止して引き抜きが規制されて開閉ハンドル(41)が上部筒(10)から引き抜けないようにしたことを特徴とするハンドホール用点検蓋旋錠装置。
  2. 前記フランジ板(2)は、係止孔(5)の下方の短辺部(7a)がロック方向で、右側の長辺部(6a)をアンロック方向に位置させて、前記フランジ板(2)の上部に取付けた上部筒(10)のシリンダ室(11)に設けたガイド溝部(14)を前記係止孔の長辺部(6)と直角方向に位置させ、前記下部筒(21)の下部に設けたピンガイド溝(22)を、前記係止孔(5)の下方の短辺部(7a)と右側の長辺部(6a)の間を略四分の一円周に開口させて設けたことを特徴とする請求項1記載のハンドホール用点検蓋旋錠装置。
  3. 前記掛止作動部(C)の回転軸(24)は、頭部(25)の上面中央に六角形の嵌合凹部(26)を設け、上縁両側に前記嵌合凹部(26)の上下方向の対角線と並行に前記フランジ板(2)の係止孔(5)と係合する係止段部(27)を設け、軸部(28)の下端に設けたピン溝部(29)の開口方向を、前記嵌合凹部(26)の上下方向の対角線と同一方向に形成したことを特徴する請求項1又は2記載のハンドホール用点検蓋旋錠装置。
  4. 前記開閉ハンドル(41)は、操作軸(42)の下端に六角形の回動突部(44)を設け、前記操作軸の周面両側に前記上部筒(10)のガイド溝部(14)に挿通するガイド突起(43)を前記回動突部(44)の左右方向の対角線と直角方向に設けたことを特徴とする請求項1記載のハンドホール用点検蓋旋錠装置。
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