JP2023056940A - マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具 - Google Patents

マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具 Download PDF

Info

Publication number
JP2023056940A
JP2023056940A JP2021166454A JP2021166454A JP2023056940A JP 2023056940 A JP2023056940 A JP 2023056940A JP 2021166454 A JP2021166454 A JP 2021166454A JP 2021166454 A JP2021166454 A JP 2021166454A JP 2023056940 A JP2023056940 A JP 2023056940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
guide
lock
lock member
engagement hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021166454A
Other languages
English (en)
Inventor
啓一 水口
Keiichi Mizuguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2021166454A priority Critical patent/JP2023056940A/ja
Publication of JP2023056940A publication Critical patent/JP2023056940A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

【課題】係合孔の孔縁部の厚さの異なる数種のマンホール蓋に汎用的に適用でき、着脱操作が容易で歩行の障害とならない閉塞具を提供する。【解決手段】閉塞具1は、傘部4とシリンダ部5を具備する本体2と、シリンダ部5に組み込まれるロック機構3とを具備する。本体2は、係合孔102に挿入され、これを閉塞する。ロック機構3は、ロータ7、弱圧ばね8、ロック部材9、強圧ばね10を具備する。ロータ7を下位の解錠位置、ロック部材9を下位の非ロック位置に配置して係合孔102に装着する。ロータ7を施錠位置へ90°回転させることにより、ばねでロック部材9と共に上昇させ、ロック部材9をロック位置に配置する。ロック位置でロック片20が閉塞具1を係合孔102から抜け止めする。さらにロータ7のみ60°回転させると、ガイド突起13がガイド溝17の固定端17eに至り、上下に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、マンホール蓋の開閉用操作工具を掛けるための係合孔を不使用時に塞ぐためにマンホール蓋に装着される閉塞具に関する。
地下敷設菅路などの点検修理のためにマンホール蓋を開放する際には、マンホール蓋に設けられた鍵孔(係合孔)に開閉操作工具である棒状手鍵のT字状先端部を挿入し、これを係合孔の孔縁下面部に係合させてマンホール蓋を引き起こし開放する。マンホール蓋の無断開放を防止する手段として、マンホール蓋の係合孔に、不使用時にこれを閉塞する盲栓を装着することが行われている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載された盲栓装置においては、係合孔に嵌め込まれる本体に主軸が回転自在に支持され、この主軸のねじ棒部に締め付けナットが螺合される。締め付けナットは、本体の垂直の割り溝に係合し、主軸の順方向回転により割り溝に沿って上昇し、マンホール蓋の下面に当接すると、本体上部の円盤部との間で孔縁部を挟持する。これにより、本体は係合孔を塞いで、抜き取り不能に固定される。
特開平10-205184号公報
上記従来の盲栓装置においては、孔縁部の厚さの異なる数種のマンホール蓋に対応するため、主軸のねじ棒部と本体の垂直の割り溝は相当に長く形成される。したがって、装着時には、締め付けナットを割り溝の下部所定位置から孔縁下面に当接するまで主軸を順方向に多数回回転操作し、また取り外し時にも、締め付けナットが本体の割り溝の下部所定位置に到るまで主軸を逆方向に多数回回転操作するという、面倒な作業を必要とする。
従って、本発明は、孔縁部の厚さの異なる数種のマンホール蓋に汎用的に適用でき、しかも着脱操作が容易な閉塞具を提供することを課題とする。
以下の説明において添付図面の符号を参照するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の閉塞具1は、円孔部102aとそれの対向両側に延びる長孔部102bとからなる、開蓋操作具の挿入用係合孔102を有するマンホール蓋101における当該係合孔102を塞ぐためにマンホール蓋101に装着される閉塞具1であって、係合孔102を塞ぐようにマンホール蓋101の上面に載置される傘部4と、傘部4の下面から係合孔102を貫通するように下方へ延出する円筒状のシリンダ部5とを具備する本体2と、シリンダ部5内に、上方から順次組み込まれる、ロータ7と、弱圧ばね8と、ロック部材9と、強圧ばね10とを含むロック機構3とを具備する。傘部4は、係合孔102の長孔部102bに係合して当該係合孔102に対するシリンダ部5の軸周りの装着位置を規制する係合突起6を具備する。シリンダ部5は、上端が傘部4上に円形開口11によって開放し、下端が底蓋12によって閉じ、内周にガイド突起13、側壁にガイド開口14を具備する。ガイド突起13は、ロータ7の外周に係合してそれの軸周り回動と上下動を案内する。ガイド開口14は、ロック部材9の軸周り回動と上下動を案内する。ロータ7は、操作工具を掛けることができるように円形開口11から露出する上端の工具掛け部15と、それの下方へ続く円筒部16とを具備する。ロータ7は、解錠位置と、そこから90°離れた施錠位置と、そこから90°より小さい角度離れた固定位置の3位置間を軸周り回動可能であると共に、工具掛け部15が円形開口11を塞ぐ上位の閉塞位置と、それがシリンダ部5内に押し込まれた下位の押下位置との間を上下動可能であり、弱圧ばね8により閉塞位置に付勢されてシリンダ部5内に嵌合される。ロータ7の円筒部16は、外周に、ガイド突起13に係合するガイド溝17を具備すると共に、下面に、環状に並んだ断面鋸歯状歯列からなる係合部18を有する。係合部18は、ロータ7の押下位置においてロック部材9と回転方向に係合し、ロック部材9を回転駆動できる。ロック部材9は、冠状部19とロック片20とを具備する。冠状部19は、上面に、ロータ7の係合部18と係脱可能に環状に並んだ断面鋸歯状歯列からなる対応係合部21を有する。ロック片20は、冠状部19の半径方向対向部から半径方向外方へ延出し、シリンダ部5のガイド開口14を移動自在に貫通する。ロック部材9は、係合部18,21を介してロータ7に回転及び上下駆動され、ロック片20を係合孔102の長孔部102bと対向させた非ロック位置と、長孔部102bと直交させたロック位置との間を90°回動可能であり、下位にある開離位置と上位にある当接位置との間を上下動可能で、強圧ばね10により上位の当接位置に付勢されてシリンダ部5内に嵌合される。ロータ7のガイド溝17は、シリンダ部5のガイド突起13と相対移動自在に係合することにより、シリンダ部5に対するロータ7の回動と上下動を案内するもので、円筒部16の上端に第1端17aから第2端17bまで水平方向90°の回転角にわたって延びる第1回転ガイド溝17cと、それの第2端から下方へ垂直に延びる上下ガイド溝17dと、それの下端に連続して第1回転ガイド溝17cと反対方向へ90°より小さい回転角にわたって回動端17eまで水平に延びる第2回転ガイド溝17fとを含む。シリンダ部5のガイド開口14は、ロック片20を貫通させてシリンダ部5に対するロック部材9の回動と上下動を案内するもので、水平方向90°の回転角にわたって第1端14aから第2端14bまで延びる回転ガイド開口14cと、それの第2端14bに連続してロック端14dまで垂直に上方へ延びる上下ガイド開口14eとを含む。シリンダ部5とロータ7及びロック部材9の動作と、ガイド突起13とガイド溝17及びガイド開口14とロック片20の相対位置の関係は以下のように設定される。ロータ7が押下位置においてロック部材9と係合部18,21を係合させた解錠位置にあるとき、シリンダ部5のガイド突起13がロータ7の第1回転ガイド溝17cの第1端17aにあり、ロック部材9のロック片20がシリンダ部5の回転ガイド開口14の第1端14aにあり、係合孔102の長孔部102bを上下に通過可能な非ロック位置にある。ロータ7が押下位置においてロック部材9を伴って解錠位置から施錠位置へ回動するとき、ガイド突起13がロータ7の第1回転ガイド溝17cの第1端17aから第2端17bへ相対移動すると同時に、ばね8,10の付勢力でロータ7がロック部材9と共に上昇し、ガイド突起13が上下ガイド溝17dの下端へ相対的に移動する。この間、ロック部材9のロック片20がシリンダ部5の回転ガイド開口14の第1端14aから第2端14bへ移動すると同時に、ばね8,10の付勢力で上下ガイド開口14eのロック端14dへ上昇してロック位置まで従動する。ロック位置においてロック片20が傘部4の下面との間に係合孔102の円孔部102aの外縁を挟持して、閉塞具1の係合孔102からの抜き取りを不能とする。ロータ7が施錠位置からさらに固定位置へ回動するとき、ロック部材9のロック片20がシリンダ部5の回転ガイド開口14のロック端14dにあってロック部材9の回動を阻止してロック位置に止める間、シリンダ部5のガイド突起13がロータ7の上下ガイド溝17dの下端から第2回転ガイド溝17fの回動端17eへ相対的移動し、ロータ7がばね8の弾性で係合部18,21の噛み合いを空転させつつ、単独で固定位置へ回動する。ロータ7が固定位置にあるとき、ロック部材9はロック位置を維持し、シリンダ部5のガイド突起13がロータ7の第2回転ガイド溝17fの回動端17eにあって、ロータ7の押し下げを阻止する。
本発明によれば、ロータ7の解錠位置から施錠位置への押し回しにより、即座にロック部材9をロック位置に配置し、ロータ7の解放により、ばね8,10による押し上げでロック部材9をマンホール蓋101の厚さに対応した所定位置で自動的に係合孔102の孔縁下面に当接させ、容易に係合孔102を塞ぐことができる。さらにロータ7の固定位置への回転により、ロータ7を上下方向に固定して歩行の障害を生じない。
本発明の実施形態に係る閉塞具とマンホール蓋を示す分解斜視図である。 図1の閉塞具の解錠状態における係合孔との関係を示す平面図である。 図2のA-A断面図である 図1の閉塞具の解錠状態における右側面図である。 図1の閉塞具の施錠状態における係合孔との関係を示す平面図である。 図5のB-B断面図である 図1の閉塞具の施錠状態における右側面図である。 図1の閉塞具の固定状態における係合孔との関係を示す平面図である。 図8のC-C断面図である 図1の閉塞具の固定状態における右側面図である。 図1の閉塞具における本体の平面図である。 図1の閉塞具における本体の正面図である。 図1の閉塞具における本体の側面図である。 図11のD-D断面図である。 図11のE-E断面図である。 図1の閉塞具におけるロータの平面図である。 図16のロータの正面図である。 図16のロータの右側面図である。 図16のF-F断面図である 図16のG-G断面図である 図16のH-H断面図である 図1の閉塞具におけるロック部材の平面図である。 図1の閉塞具におけるロック部材の正面図である。 図22のI-I断面図である。 図1の閉塞具の解錠状態における各部材の位置関係を示すもので、(a)は平面図、(b)はガイド溝とガイド突起との位置関係を示し、(c)はガイド開口とロック片との位置関係を示す説明図である。 図1の閉塞具の施錠状態における各部材の位置関係を示すもので、(a)は平面図、(b)はガイド溝とガイド突起との位置関係を示し、(c)はガイド開口とロック片との位置関係を示す説明図である。 図1の閉塞具の固定状態における各部材の位置関係を示すもので、(a)は平面図、(b)はガイド溝とガイド突起との位置関係を示し、(c)はガイド開口とロック片との位置関係を示す説明図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1において、閉塞具1を装着するマンホール蓋101の係合孔102は、中央の円孔部102aと、それの対向両側に延びる長孔部102bとからなる。係合孔102の上面側周囲には、閉塞具1の傘部4を嵌合させる凹部103が形成される。
閉塞具1は、係合孔102を塞ぐ本体2と、本体2に組み込まれるロック機構3とを具備する。
本体2は、図1,13~15によく示すように、係合孔102を塞ぐようにマンホール蓋101の上面に載置される概略円盤状の傘部4と、傘部4の下面から係合孔102を貫通して下方へ延出する円筒状のシリンダ部5とを具備する。傘部4の下面には、係合孔102に対するシリンダ部5の軸周りの装着位置を規制する位置決め係合部としての位置決め突起6が設けられる。
図1、3によく示すように、シリンダ部5内に、上方から順次、ロータ7、弱圧ばね8、ロック部材9、強圧ばね10が組み込まれ、ロック機構3を構成する。
シリンダ部5は、上端が傘部4上に円形開口11によって開放し、下端が底蓋12によって閉じ、内周にはロータ7の動作を案愛するガイド突起13、側壁にはロック部材9の動作を案内するガイド開口14が形成される。
ロータ7は、図1,6~21によく示すように、図示しない操作工具を掛けることができるように円形開口11から露出する上端の工具掛け部15と、それの下方へ続く円筒部16とを具備する。
ロータ7は、本体2に対して、解錠位置と、そこから90°離れた施錠位置と、そこから60°離れた固定位置の3位置間を軸周り回動可能である。円形開口11の周縁部には、工具掛け部15のマーク15aと向き合って、ロータ7の解錠位置、施錠位置、固定位置を示すマーク11a~11cが設けられ、ロータ7と本体2の相対回転位置を確認できる。
また、ロータ7は、工具掛け部15が円形開口11を塞ぐ上位の閉塞位置と、それがシリンダ部5内に押し込まれた下位の押下位置との間を上下動可能であり、弱圧ばね8により閉塞位置に付勢されてシリンダ部5内に嵌合される。
ロータ7の円筒部16は、外周に、ガイド突起13に係合するガイド溝17を具備すると共に、下面に、環状に並んだ断面鋸歯状歯列からなる係合部18を有する。係合部18は、ロータ7の押下位置においてロック部材9と回転方向に係合し、ロック部材9を回転駆動できる。
ロック部材9は、図1,22~24によく示すように、冠状部19と、ロック片20とを具備する。冠状部19は、上面に、ロータ7の係合部18と係脱可能に環状に並んだ断面鋸歯状歯列からなる対応係合部21を有する。
ロック片20は、冠状部19の半径方向対向部から半径方向外方へ延出し、シリンダ部5のガイド開口14を移動自在に貫通する。
ロック部材9は、係合部18,21を介してロータ7に回転及び上下駆動され、ロック片20を係合孔102の長孔部102bと対向させた非ロック位置(ロータ7の解錠位置に対応)と、長孔部102bと直交させたロック位置(ロータ7の施錠位置に対応)との間を90°回動可能であり、下位にある開離位置(ロータ7の押下位置に対応)と上位にある当接位置(ロータ7の閉塞位置に対応)との間を上下動可能で、強圧ばね10により上位の当接位置に付勢されてシリンダ部5内に嵌合される。
ロータ7のガイド溝17は、シリンダ部5のガイド突起13と相対移動自在に係合することにより、シリンダ部5に対するロータ7の回動と上下動を案内するもので、円筒部16の上端に第1端17aから第2端17bまで水平方向90°の回転角にわたって延びる第1回転ガイド溝17c(ロータ7の解錠位置(11a)、施錠位置(11b)間の回動を案内)と、それの第2端から下方へ垂直に延びる上下ガイド溝17d(ロータ7の押下位置、閉塞位置間の昇降を案内)と、それの下端に連続して第1回転ガイド溝17cと反対方向へ60°の回転角にわたって回動端17eまで水平に延びる第2回転ガイド溝17f(ロータ7の施錠位置(11b)、固定位置(11c)間の回動を案内)とを含む。
シリンダ部5のガイド開口14は、ロック片20を貫通させてシリンダ部5に対するロック部材9の回動と上下動を案内するもので、水平方向90°の回転角にわたって第1端14aから第2端14bまで延びる回転ガイド開口14c(ロック部材9の非ロック位置、ロック位置間の回動を案内)と、それの第2端14bに連続してロック端14dまで垂直に上方へ延びる上下ガイド開口14e(ロック部材9の開離位置、当接位置間の昇降を案内)とを含む。
シリンダ部5とロータ7及びロック部材9の動作と、ガイド突起13とガイド溝17及びガイド開口14とロック片20の相対位置の関係は以下のように設定される。
図2~4,25に示すように、ロータ7が押下位置においてロック部材9との係合部18,21を係合させた解錠位置(11a)にあるとき、シリンダ部5のガイド突起13がロータ7の第1回転ガイド溝17cの第1端17aの保持凹部17gにあり、ロック部材9のロック片20がシリンダ部5の回転ガイド開口14の第1端14aの保持凹部14fにあり、係合孔102の長孔部102bを上下に通過可能な非ロック位置にある。
図26に示すように、ロータ7が押下位置においてロック部材9を伴って解錠位置(11a)から施錠位置(11b)へ回動するとき、ガイド突起13がロータ7の第1回転ガイド溝17cの第1端17aから第2端17bへ相対移動すると同時に、ばね8,10の付勢力でロータ7がロック部材9と共に上昇し、ガイド突起13が上下ガイド溝17dの下端へ相対的に移動する。この間、ロック部材9のロック片20がシリンダ部5の回転ガイド開口14の第1端14aから第2端14bへ移動してロック位置に至り、同時に、ばね8,10の付勢力で上下ガイド開口14eのロック端14dへ上昇して当接位置までロータ7に従動する。
図5~7に示すように、ロック位置において当接位置に上昇したロック片20が傘部4の下面との間に係合孔102の円孔部102aの外縁を挟持して、閉塞具1の係合孔102からの抜き取りを不能とする。
図27に示すように、ロータ7が施錠位置(11b)からさらに固定位置(11c)へ回動するとき、ロック部材9のロック片20がシリンダ部5の回転ガイド開口14のロック端14dにあってロック部材9の回動を阻止してロック位置に止める間、シリンダ部5のガイド突起13がロータ7の上下ガイド溝17dの下端から第2回転ガイド溝17fの回動端17eへ相対的移動し、ロータ7がばね8の弾性で係合部18,21の噛み合いを空転させつつ、単独で固定位置へ回動する。ロータ7が固定位置(11c)にあるとき、ロック部材9はロック位置を維持し(図9,10,27c)、シリンダ部5のガイド突起13がロータ7の第2回転ガイド溝17fの回動端17eにあって、ロータ7の押し下げを阻止する。
閉塞具1を係合孔102へ装着するには、図2~4に示す状態で、傘部4の位置決め突起6を長孔部102bに合わせ、シリンダ部5を係合孔102の中央に挿入する。
次いで、操作工具でロータ7を押し下げ、係合部18,20を噛み合わせた上、図2において時計方向へ90°回転させ、ロータ7を施錠位置(11b)、ロック部材9をロック位置に配置したところでロータ7を解放する。ロータ7を解放すると、強圧ばね10の力でロック位置にあるロック部材9が垂直ガイド開口14eに沿って押し上げられ(図26(c))、ロック片20が自動的に係合孔102の孔縁下面に圧接される(図6)。 多数回の回転操作は不要である。ロック部材9は、垂直ガイド開口14e内の適宜の上下位置においてマンホール蓋101の孔縁下面に圧接されるから、孔縁部の厚さが異なる複数種のマンホール蓋101に汎用的にこの閉塞具1を適用することができる。
この状態から、さらにロータ7を図26において時計方向へ60°固定位置(11c)まで回転させると、ロック片20は図27(c)に示すように垂直ガイド開口14eのロック端14dに止まるのに対し、ロータ7は、ガイド突起13が第2回転ガイド溝17fにしたがって固定端17eに到るまで係合部18,21を空転させて回転する。ガイド突起13が固定端17eにあると、ロータ7は上下方向に固定されるから、歩行者の細いヒール等がロータ7に乗っても、ロータ7は陥没せず、したがって、ヒール等が開口11に嵌まって歩行の障害となることはない。
1 閉塞具
2 本体
3 ロック機構
4 傘部
5 シリンダ部
6 位置決め突起
7 ロータ(ロック機構)
8 弱圧ばね(ロック機構)
9 ロック部材(ロック機構)
10 強圧ばね(ロック機構)
11 円形開口
11a 解錠位置マーク
11b 施錠位置マーク
11c 固定位置マーク
12 底蓋
13 ガイド突起
14 ガイド開口
14a 第1端
14b 第2端
14c 回転ガイド開口
14d ロック端
14e 垂直ガイド
14f 保持凹部
15 操作工具掛け部
15a 位置指示マーク
16 円筒部
17 ガイド溝
17a 第1端
17b 第2端
17c 第1回転ガイド溝
17d 垂直ガイド溝
17e 固定端
17f 第2回転ガイド溝
17g 保持凹部
18 係合部
19 冠状部
20 ロック片
21 係合部
101 マンホール蓋
102 係合孔
102a 円孔部
102b 長孔部
103 凹部

Claims (4)

  1. 円孔部とそれの対向両側に延びる長孔部とからなる、開蓋操作具の挿入用係合孔を有するマンホール蓋における当該係合孔を塞ぐためにマンホール蓋に装着される閉塞具であって、
    前記係合孔を塞ぐようにマンホール蓋の上面に載置される傘部と、前記傘部の下面から前記係合孔を貫通するように下方へ延出する円筒状のシリンダ部とを具備する本体と、
    前記シリンダ部内に、上方から順次組み込まれる、ロータと、弱圧ばねと、ロック部材と、強圧ばねとを含むロック機構とを具備し、
    前記傘部は、前記係合孔に対する前記シリンダ部の軸周りの装着位置を規制する位置決め係合部を具備し、
    前記シリンダ部は、上端が前記傘部上に円形開口によって開放し、下端が底蓋によって閉じ、内周には、前記ロータの外周のガイド溝に相対移動自在に係合して当該ロータの軸周り回動と上下動を案内するガイド突起を具備すると共に、側壁には、前記ロック部材のロック片に相対移動自在に係合して当該ロック部材の軸周り回動と上下動を案内するガイド開口を具備し、
    前記ロータは、操作工具を掛けることができるように前記円形開口から露出する上端の工具掛け部と、それの下方へ続く円筒部とを具備し、前記シリンダ部内に、解錠位置、施錠位置、固定位置の3位置間軸周り回動可能、かつ前記工具掛け部が前記円形開口を塞ぐ上位の閉塞位置と、前記シリンダ部内に押し込まれた下位の押下位置との間を上下動可能で、前記弱圧ばねにより閉塞位置に付勢されて前記シリンダ部内に嵌合され、
    前記ロータの円筒部は、外周に前記ガイド溝を具備し、当該ガイド溝は、前記ガイド突起を係合させることにより、前記ロータを解錠位置と、そこから軸周りに90°離れた施錠位置まで回動案内する第1回転ガイド溝と、施錠位置において前記ロータを押下位置から閉塞位置まで昇降案内する垂直ガイド溝と、閉塞位置においてそこから90°より小さい角度離れた固定位置まで回動案内する第2回転ガイド溝とを含み、
    前記ロータの円筒部は、押下位置において前記ロック部材と回転方向に係合して当該ロック部材を非ロック位置とロック位置との間で軸周りに90°回転駆動できるように環状に並んだ断面鋸歯状歯列からなる係合部を下面に具備し、
    前記ロック部材は、上面に前記ロータの係合部と係脱可能に環状に並んだ断面鋸歯状歯列からなる対応係合部を有する冠状部と、当該冠状部から半径方向外方へ延出し前記シリンダ部のガイド開口を移動自在に貫通するロック片とを具備し、前記ロータの解錠位置と施錠位置間の押し回しに駆動され、前記ロック片を前記ガイド開口に沿い前記係合孔の長孔部と対向させた非ロック位置と当該長孔部と直交させたロック位置との間で90°回動可能、当該ロック片が前記蓋の下面から開離する下位の開離位置と当該ロック片が当該蓋の下面に圧接される上位の当接位置との間を上下動可能で、前記強圧ばねで当接位置に付勢されて前記シリンダ部内に嵌合され、
    前記シリンダ部のガイド開口は、前記ロック片を下位の開離位置において非ロック位置から軸周り90°離れたロック位置まで案内する回転ガイド開口と、ロック位置において当接位置まで昇降案内する垂直ガイド開口とを含み、
    前記弱圧ばね及び強圧ばねが圧縮されて、前記ロータが押下位置、解錠位置にあって、前記ロック部材が開離位置、非ロック位置にある状態で前記蓋の係合孔に挿入され、前記ロータが施錠位置へ押し回わされるのに連動して前記ロック部材がロック位置へ回動すると同時に、前記強圧ばねで前記ロータと共に当接位置へ上昇し、前記ロータが前記ロック部材を当接位置に止めたまま、前記係合部を空転させて固定位置へ更に押し回わされるとき、前記ガイド突起を前記第2回転ガイド溝内に配置することによって、前記ロータを前記シリンダ部に対して上下方向に固定するように構成されることを特徴とするマンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具。
  2. 前記ガイド開口は、前記各回転ガイド開口の一端の上部に、非ロック位置にある前記ロック片を保持する保持凹部を具備することを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具。
  3. 前記ガイド溝は、前記第1回転ガイド溝の一端の下部に、解錠位置において前記ガイド突起が係合する保持凹部を具備し、それによって前記ロータが解錠位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具。
  4. 前記ガイド溝は、前記第2回転ガイド溝の一端の下部に、固定位置において前記ガイド突起が係合する保持凹部を具備し、それによって前記ロータが固定位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具。
JP2021166454A 2021-10-08 2021-10-08 マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具 Pending JP2023056940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021166454A JP2023056940A (ja) 2021-10-08 2021-10-08 マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021166454A JP2023056940A (ja) 2021-10-08 2021-10-08 マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023056940A true JP2023056940A (ja) 2023-04-20

Family

ID=86005035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021166454A Pending JP2023056940A (ja) 2021-10-08 2021-10-08 マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023056940A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100199727A1 (en) Lever-handle lock
CA2612150A1 (en) Security key tool for manhole access opening security device
US10550613B2 (en) Pressing type latch device
EP1643176A2 (en) Valve lockout assembly
KR840001586Y1 (ko) 자물쇠 장치가 부착된 슬라이드 파스너용 슬라이더
JP2023056940A (ja) マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具
KR101876258B1 (ko) 회전 핸들용 캡
JP4197715B2 (ja) マンホール蓋の工具受棒用凹陥部の閉塞装置
JP5385934B2 (ja) マンホール蓋の鍵孔用閉塞栓錠装置
JP3134388U (ja) 押ボタン錠
JP3655265B2 (ja) マンホール蓋用施錠装置
JP2019007502A (ja) ガス栓のロック構造
JP3370299B2 (ja) 錠付ロック装置
JP2012162881A (ja) 電線共同溝の蓋板旋錠装置
JP6180589B1 (ja) マンホール蓋の開蓋操作具係合孔の閉塞具
JP4474268B2 (ja) マンホール蓋の施錠装置
JP5094785B2 (ja) ハンドホール用点検蓋旋錠装置
JPH072904Y2 (ja) グレーティング蓋用施錠装置
JP2008007963A (ja) 不正解錠防止装置
JP3705027B2 (ja) 扉閉止具
JP2006348596A (ja) 施錠装置
JP3105611U (ja) 軸長調節手段付サムターン
JP2017226968A (ja) 締付けファスナー
JP2005273189A (ja) 鍵錠用キャップ
JP3162724U (ja) 共同溝のグレーチング蓋旋錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240729