JP2012162881A - 電線共同溝の蓋板旋錠装置 - Google Patents

電線共同溝の蓋板旋錠装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来型電線共同溝用蓋板の取付基枠に施錠装置を取付ける。
【解決手段】
シリンダ基枠14の一側に設けたガイド筒25内にばね28で付勢させた可動筒30を収容し、該シリンダ基枠の中央に嵌合固着したシリンダ錠47の外周にロック筒60を位置させ、前記シリンダ基枠の上面に取付けた可動蓋40の一端に設けた押圧部41と前記可動筒30の上端を当接させ、且つ、該可動筒の側面と前記ロック筒60のガイド溝65とをガイドピン67で連結してなり、前記可動蓋40の開閉動で可動筒30とガイドピン67を介してロック筒60を上下動させ、前記シリンダ錠47の作動軸51でロック筒60を時計方向または反時計方向に回動させてロックまたはアンロックさせることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電線、電話ケ−ブルまたは光通信ケ−ブル等のライフラインを埋設した地下埋設型電線共同溝に装着した蓋板の安全性を高める施錠装置に関する。
従来、電線、電話ケ−ブル等のライフラインを埋設してある地下埋設型電線共同溝には、作業者が定期点検や故障を修理するための作業用開口部に、複数の蓋板が開閉可能に取り付けてある。そして、この種の共同溝は都市部の路面に多数存在している。
共同溝の蓋板には、埋設してある電線、電話ケ−ブル等への悪戯、盗難、破壊行為などを防止するため、蓋板が簡単に開かないように安全対策として、蓋板2の裏側(下面)に取り付けた下面板7には施錠部8を、また、蓋板2には開口防止装置70を取付けてある(図3、19)。
開口防止装置70は、図18、19に示す如く、蓋板2に装着させた取付基枠3に設けた係止段部4の嵌合孔5に合致させた係止鍔部71の中央下部に、左右にそれぞれ窓部74を有した筒状のねじ受部73を設け、該ねじ受部の下部中央に形成した通孔に締付ねじ75の下部を軸支してある。この締付ねじ75に中央を螺合させた圧着板77は、両端長手方向をそれぞれ窓部74から突出させ、該締付ねじの上端に設けた係止頭部76の上面に凹入状に形成した六角孔に係合させた締付冶具(図示せず)を回転させることにより、該圧着板を昇降動可能に装着してある。
開口防止装置70の蓋板2への取付けは、該開口防止装置の係止鍔部71の長手方向を、取付基枠3に設けた嵌合孔5の短手方向と合致させて挿入させた後、該開口防止装置を90度回転して圧着板77の長手方向を嵌合孔5の長手方向と直角方向に交差させて取付基枠3の係止段部4と開口防止装置70の係止鍔部71とを合致させる。次いで、レンチなどの締付治具を前記締付ねじ75の頭部76に設けた六角孔に合致させて回動することにより、圧着板77を上昇させて係止段部4の下面に圧着して開口防止装置70を係止させて止めることにより嵌合孔5が開口するのを防止している。
開口防止装置70は、構成が簡単でコストが安価で経済的であるが、通常の締付冶具、例えば、六角レンチで締付ねじ75を簡単に回動して開閉されるおそれがある。そのため、前記ライフラインを埋設した共同溝の開口部に取付けた蓋体を簡単に開口されるおそれがあった。このライフラインに、悪戯、盗難、または破壊行為などを行う不法行為者が、該共同溝の蓋体を簡単に開口できることはセキュリティーの面から安全上問題である。
地下埋設型電線共同溝の開口部に取付けた、扉の機能を有した蓋板2が簡単に開錠されないような施錠装置を取付ける場合、セキュリティーを高めるには必然的に構造が複雑となり、大型化したり重量が増したりしてコストが高くなって不経済的となり、さらに、機能を高めた施錠装置への交換作業が大変で非能率的であるなどの問題点を有していた。
そこで、従来の蓋板2に取付けられている開口防止装置70を取付けるための取付基枠3をそのまま使用して、悪戯、盗難、または破壊行為などを防止することができ、簡単に開錠することのできない施錠装置を取替可能に取り付けられるようにすることを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、上面に蓋受凹部18を有した鍔板部15の下方に嵌合段部16を形成し、該嵌合段部の中央に設けたシリンダ孔17の周縁一方にねじ止孔19を設け、他方に垂直方向のガイド筒25を形成し、該ガイド筒の内側壁面中央に縦溝部26を設け、内部にばね28で付勢させた可動筒30を上下動可能に収容し、前記蓋受凹部18に嵌合する可動蓋40の基端に設けた押圧部41を前記ガイド筒25の開口付近に枢動可能に軸支すると共に、該押圧部と前記可動筒30の上端とを当接してなるシリンダ基枠14と、上端に係止鍔部49を有した本体48の中央軸心方向に回動可能に取付けた作動軸51の下端を本体48の底面から突出させて周面に面取部52を設けたシリンダ錠47と、下面中央に前記作動軸51が嵌通する面取軸孔62を有した筒部61を、前記シリンダ錠47の外周に位置して前記筒部61の上端周縁に圧着片63、64の各上端を筒部61の上端面より高くして取付け、壁面の周方向にガイド溝65を形成してなるロック筒60と、一端をガイド筒25に収容した可動筒30の側壁に設けたピン孔32に挿通し、他端をガイド筒25の縦溝部26を介してロック筒60のガイド溝65に挿通して連結し、可動筒30の上下動をロック筒60に伝達するガイドピン67とからなり、前記ロック筒60は、前記シリンダ錠47の作動軸51を時計方向または反時計方向に回動させてロック筒60をロックまたはアンロックさせ、前記可動蓋40の開閉動で可動筒30に取付けたガイドピン67を介してロック筒60を上下動させて蓋板2の取付基枠3に着脱可能に取付けてなることを特徴とする。また、前記シリンダ錠47は、中央軸心方向に位置した作動軸51の下端を本体48の底面から突出させて周面に面取部52を形成し、該面取部にロック筒60の面取軸孔62を嵌挿することにより、作動軸51の回動と共にロック筒60がガイド溝65内のガイドピン67にガイドされて時計方向または反時計方向に回動してロックまたはアンロックさせ、作動軸51に差し込まれたロックキー54は、ロック筒60がロック位置のときには作動軸51からの抜き差しが可能で、ロック筒60がアンロック位置のとき、作動軸51からロックキー54の引き抜きを不可能に形成してなることを特徴とする。さらに、前記シリンダ基枠14のガイド筒25に収容した可動筒30は、上方を開口した内筒部33に小ばね38で弾発させた圧着軸35を挿通し、該圧着軸の上端に設けた係止鍔部36を前記可動蓋40の一端に設けた押圧部41と摺動可能に当接させ、前記可動蓋40の開閉動で可動筒30と圧着軸35を同時に上下動させることにより、前記可動蓋40のガタ付きを防止してなることを特徴とする。
したがって、施錠装置13を従来型電線共同溝用蓋板2の取付基枠3に取付ける場合、シリンダ錠47にロックキー54を差し込んでロック筒60をアンロック位置に回動してから前記取付基枠3の嵌合孔5に嵌合し、次いで、ロックキー54を回動させてロック筒60をロック位置に回動してからロックキー54をシリンダ錠47から引き抜き、さらに、シリンダ基枠14に取付けた可動蓋40を閉じると、該可動蓋の押圧部41で押圧されているガイド筒25内の可動筒30が上昇すると同時に、該可動筒とロック筒60とを連結しているガイドピン67と共にロック筒60が上昇し、該ロック筒に取付けたロック位置の圧着片63、64で前記取付基枠3の下面側を圧接して取付基枠3の厚みの誤差により生じる施錠装置13のガタ付を防止すると共に確実にロックすることができる。また、可動蓋40を開閉動するだけで施錠装置13を取付基枠3にワンタッチで確実に取付けることができる。さらに、可動蓋40の固着ねじ43をシリンダ基枠14のねじ止孔19に螺着して、シリンダ錠4を施錠するので不正開口を確実に防止することができて安全であると共に、従来型電線共同溝用蓋板2をそのままセキュリティー付き蓋板にすることができるので大変経済的である。
電線共同溝の開口部に複数の蓋板を取付けた状態の斜視図である。 蓋板の取付基枠に取付けた施錠装置の平面図である。 下面板に取付けた施錠装置と蓋板に取付けた施錠装置の関係を示す断面図である。 可動蓋を開いた状態の施錠装置の側面図である。 施錠装置の底面図である。 施錠装置の分解断面図である。 シリンダ基枠の底面図である。 図7のA―A線断面図である。 ロック筒の平面図である。 ロック筒の底面図である。 図9のB―B線断面図である。 可動筒とロック筒をガイドピンで連結した状態の断面図である。 ロックキーをシリンダ錠に差し込んだ施錠装置を取付基枠に嵌合させた状態の側面図である。 図13のC―C線断面図である。 シリンダ錠に差し込んだロックキーを回動した状態の側面図である。 ロックキーを引き抜いて可動蓋を閉じた施錠状態を示す側面図である。 図16のD―D線断面図である。 従来の開口防止装置の断面図である。 従来の開口防止装置を取付基枠に取付けた状態の断面図である。
本発明の実施形態を図面により説明すると、図1は電線共同溝の開口部に複数の蓋板を取付けた状態の斜視図、図2は蓋板の取付基枠に取付けた施錠装置の平面図、図4は可動蓋を開いた状態の施錠装置の側面図、図5は施錠装置の底面図、図6は施錠装置の分解断面図、図7はシリンダ基枠の底面図、図8は図7のA―A線断面図、図9はロック筒の平面図、図10はロック筒の底面図、図11は図9のB―B線断面図、図12は可動筒とロック筒をガイドピンで連結した状態の断面図、図13はロックキーをシリンダ錠に差し込んだ施錠装置を取付基枠に嵌合させた状態の側面図、図14は図13のC―C線断面図、図15はシリンダ錠に差し込んだロックキーを回動した状態の側面図、図16はロックキーを引き抜いて可動蓋を閉じた状態の側面図、図17は図16のD―D線断面図である。
施錠装置13は、図6に示す如く、耐腐食性を有する金属材、例えば、ステンレス材により形成したシリンダ基枠14の一側に設けたガイド筒25内に、ばね28で付勢させた可動筒30を上下動可能に収容してある。このシリンダ基枠14の中央に設けたシリンダ孔17に嵌合固着したシリンダ錠47の外周にロック筒60を位置させ、該シリンダ基枠の上面で枢動可能に取付けた可動蓋40の基端に設けた押圧部41と前記可動筒30とを当接させてある。さらにこの可動筒30の側面とロック筒60のガイド溝65とをガイドピン67で連結させてなり、前記可動蓋40の基端を支点に枢動させると、押圧部41の押し圧力で上下動する可動筒30とガイドピン67を介してロック筒60が上下動し、シリンダ錠47の作動軸51によりロック筒60を時計方向または反時計方向に回動可能に取付けてある。
シリンダ基枠14は、図7、8に示すごとく、蓋板2の取付基枠3に設けた係止段部4に係止する扁平な鍔部15の下面に、取付基枠3の嵌合孔5に挿通させる嵌合段部16を一体に形成してある。この嵌合段部16の中央にシリンダ錠47を嵌合固着させるシリンダ孔17を設け、該シリンダ孔の上面には該シリンダ孔を開閉する可動蓋40が嵌合する蓋受凹部18を形成し、嵌合段部16の一側垂直方向には、上面を開口したガイド筒25を一体に設けてある。
図6、8に示すように、ガイド筒25は、底面中央に水抜孔27を設け、垂直方向の内側壁面中央にガイドピン67を貫通させる縦溝部26を形成し、図7に示すごとく、内側壁面の一角を切り欠いて後記するロック筒60に取付けた小圧着片64が位置するスペースである面取部29を設けてある。
21は嵌合段部16に設けたねじ孔で、図7に示すごとく、シリンダ孔17と直角方向で該シリンダ孔に先端を貫通してなり、該ねじ孔に螺合したねじ軸21aでシリンダ孔17に着脱可能に嵌合したシリンダ錠47の本体48を圧着固定してシリンダ錠の回転と脱落を防止している。
22は弛み止ねじ孔で、図7に示すごとく、ねじ孔21内の中間部に垂直方向に貫通して形成し、該弛み止ねじ孔に螺合した止ねじ軸23で、ねじ孔21に螺合したねじ軸21aが弛むのを防止している。
30はガイド筒25内にばね28を介して収容した可動筒で、図6に示す如く、略中央にばね受段部31を環状に形成し、該ばね受段部の上方に該可動筒の軸心方向と直角方向にピン孔32を設けてある。該可動筒の内側に設けた内筒部33は、底面に小径の水抜孔34を設け、該内筒部の内部に小ばね38と圧着軸35を挿通し、該圧着軸の上端に設けた係止鍔部36を、前記可動蓋40の押圧部41と摺動可能に当接して収容してある。
40はシリンダ基枠14の上面に取付ける可動蓋で、図6、14に示すごとく、基端に設けた押圧部41にピン孔44を設け、該ピン孔とガイド筒25の上端に設けたピン孔20を合致させて止ピン45を挿通して軸支すると共に、前記シリンダ基枠14の蓋受凹部18に嵌合可能に取付けてある。この可動蓋40の先端に設けたねじ孔42に遊嵌させた固着ねじ43は、シリンダ基枠14の蓋ねじ孔19に螺合可能に形成してある。
可動蓋40の基端に設けた押圧部41は、図6、14に示す如く、可動蓋40が垂直に位置すると、押圧部41の下端である短尺辺41aと前記ガイド筒25に収容した可動筒30の圧着軸35とが当接し、ばね28、38の弾発力に抗して押し下げられる。可動蓋40が止ピン45を支点に枢動してシリンダ基枠14の蓋受凹部18内に嵌合すると、押圧部41の内側長尺辺41bと可動筒30の圧着軸35が当接してばね28と小ばね38の弾発力で上昇可能に設けてある(図17)。
47はシリンダ錠で、前記シリンダ基枠14のシリンダ孔17内に着脱可能に嵌合させ、図6に示すごとく、円筒状の本体48と、該本体の上端にシリンダ孔17の上端に係止する係止鍔部49と、前記本体の中央軸心方向にロックキー54で回動する作動軸51とからなり、該作動軸は本体48の下面から下方を突出して周面に面取部52を設けてある。このシリンダ錠47は、安全機能を向上させたものと交換することにより、簡単にセキュリティー効果を高めることができる。
シリンダ錠47に差し込むロックキー54は、ロック筒60がロック状態のときに作動軸51への抜き差しが可能であり、また、ロック筒60がアンロック状態のときに、ロックキー54はシリンダ錠47の作動軸51から引き抜き不可能とし、施錠装置13のロック忘れを確実に防止している。
図6に示すように、ロック筒60は、シリンダ錠47の本体48の外周に嵌合する筒部61の下面中央に、シリンダ錠47の作動軸51が挿通して周方向に固定する面取軸孔62を設けてある。この筒部61の開口部周縁に該筒部の上端面より高くした大圧着片63と小圧着片64を設け、筒部61の壁面にロック筒60が周方向に90度回動するためのガイド溝65を形成してある。
面取軸孔62は、シリンダ錠47の作動軸51の下端周面に設けた面取部52が嵌合する切欠部62aを設けてあり、面取部52と同一形状に面取して挿通してあるので空転することがない。作動軸51の回動と共にロック筒60は、筒部61の周面に周方向に四分の一円周、即ち、90度の角度に開口したガイド溝65に挿通したガイドピン67により周方向(時計方向または反時計)に回動する。このガイドピン67の他端は、ガイド筒25の縦溝部26を介して可動筒30のピン孔32に挿通して連結してあるため、該可動筒の上下動をガイドピン67を介してロック筒60に伝達して上下動させるものである。
ロック筒60の上端に取付けた圧着片63、64は、図9、10に示す如く、一方の大圧着片63は、筒部61の上端で面取軸孔62に設けた切欠部62aの延長上に位置してある。他方の小圧着片64は、反対側に位置するガイド筒25に当たらない角度で、且つ、前記嵌合段部16の周縁から外側に出ないようガイド筒25の面取部29側に傾けて取付けることにより、ロック筒の筒部61を中心として両側から取付基枠3を圧着可能に取付けてある。
ロック筒60に取付けた圧着片63、64の取付け位置は、取付基枠3の嵌合孔5の長手方向と並行に位置した状態をアンロック位置とし、嵌合孔5の長手方向とロック筒60の圧着片63、64が直角方向に位置した状態をロック位置となるように取付けてある。したがって、ロック筒60が周方向に四分の一回転及び逆転することにより、ロックまたはアンロックさせることができる。
ロック筒60の上端に取付けた大圧着片63と小圧着片64の高さは、筒部61の上端面より高く形成してある。前記蓋板2に取付けてある取付基枠3は、鋳造して形成してあるため係止段部4の厚さがそれぞれ相違する場合がある。したがって、ロック筒60の筒部61の上端と圧着片63、64を同じ高さにすると、取付基枠3の係止段部4の厚さが、例えば、薄い場合、可動蓋40を閉じて可動体30とロック筒60が上昇したとき、上昇したガイドピン67は縦溝部26の上端に到達して停止するが、ロック筒60の圧着片63、64の上端が係止段部4の裏面を十分に圧着できない場合が生ずる。
そこで、取付基枠3の係止段部4の厚さが相違しても確実に係止段部4の裏面を圧接させるため、圧着片63、64の上端を筒部61の上端面より高く形成したことにより、係止段部4の厚みの相違による差を吸収して係止段部4の裏面に確実に圧着させて施錠装置のガタ付きを防止して確実に取付けることができる。
一方、ロック筒60の圧着片63、64を係止段部4の裏面に圧着したとき、前記ガイドピン67は、係止段部4の厚さの相違により縦溝部26の上端に到達しないで停止する場合がある。すると、ガイドピン67の他端が連結している可動筒30は途中で止まり、可動蓋40の押圧部41と可動筒30とが十分に当接しない場合が生じる。するとシリンダ基枠14に取付けた可動蓋40の押圧部41が可動筒30に十分に圧着されないので、該可動蓋のガタ付きや故障の原因となるおそれがある。そのため、可動筒30の内筒部33に収容した圧着軸35を小ばね38で常に付勢させることにより、係止鍔部36の上端を押圧部41に常に当接させ、取付基枠3の係止段部4の厚さが相違することにより生じたギャップを吸収して可動蓋40のガタ付きを防止している。
以下、本発明の実施形態の作用について説明すると、施錠装置13を蓋板2の取付基枠3に取付ける場合、予め施錠装置13の可動蓋40を開き、ロック筒60が下がった状態で、且つ、シリンダ錠47に差し込まれたロックキー54がアンロック位置の状態で取付基枠3の嵌合孔5に挿入する。
図13、14に示すごとく、アンロック状態の施錠装置13は、シリンダ基枠14の長手方向とロック筒60の大小圧着片63、64が並行に位置するため、取付基枠3の嵌合孔5に引っ掛かることなくスムースに挿入でき、鍔部15を係止段部4に係止させて簡単に嵌合することができる。
次いで、図15に示すごとく、シリンダ錠47に差し込まれたロックキー54でシリンダ錠47を回動させると、該シリンダ錠の下方に位置した作動軸51と嵌合しているロック筒60は、周方向に突出して設けたガイドピン67に案内されてガイド溝65内を周方向に回動して圧着片63、64をロック位置に移動させる。
さらに、ロックキー54をシリンダ錠47の作動軸51から抜き取り、樹立している可動蓋40を下方に回転して蓋受凹部18に嵌合させてシリンダ孔17を閉じ、該可動蓋に取付けた固着ねじ43を蓋ねじ孔19に螺着する(図16)。
可動蓋40が閉じると、該可動蓋の押圧部41の短尺辺41aで押圧されている可動筒30と圧着軸35は、押圧部41の長尺辺41bに摺動して可動筒30と圧着軸35はばね28、38の弾発力により上昇する。それと同時に、ガイドピン67と連動してロック筒60が上昇して、圧着片63、64の上端は取付基枠3の係止段部4の下面に圧着係止する(図17)。
可動蓋40を閉じることにより、ロック筒60の圧着片63、64で取付基枠3の係止段部4を裏面側から圧着し、取付基枠3に緩嵌していた施錠装置13が取付基枠3にワンタッチで圧着してガタツキを防止すると同時に蓋板2をロックすることができる。
前記のごとく、従来の蓋板2に設けた取付基枠3に施錠装置13を取付けることができるので、施錠装置つきの新しい蓋板に交換する必要がなく、従来の蓋板2をそのまま使用できるので、セキュリティー機能を安価で経済的に高めたて施錠装置を提供することができる。
施錠装置13の開錠は、可動蓋40の固着ねじ43を治具で弛めた後、可動蓋40を回動して開くと同時に押圧部41の長尺辺41bから短尺辺41a方向に摺動して圧着軸35と可動筒30を下方に押し下げると、可動筒30とロック筒60を連結したガイドピン67によりロック筒60が下方に移動し、圧着片63、64は取付基枠3の裏面から離れて下方に移動する。
このロック筒60の圧着片63、64による圧着がなくなると、取付基枠3内の施錠装置13はガタツキを生じるが、ロック筒60はロック位置にあるため、施錠装置13を取付基枠3から引き抜くことができない。
ついで、シリンダ錠47にロックキー54を差込み、作動軸51を回動させるとロック筒60が周方向に回動して圧着片63、64をアンロック位置に移動させて開錠することにより施錠装置13を取り出すことができる。
シリンダ錠47に差し込んだロックキー54は、ロック筒60がアンロック位置にあるとシリンダ軸50から引き抜くことができない。しかし、ロック筒60がロック位置にあると引き抜くことができる。そのため、施錠装置の施錠忘れを確実に防止することができる利点を有するものである。
13 施錠装置
14 シリンダ基枠
15 鍔部
16 嵌合段部
17 シリンダ孔
18 蓋受凹部
19 ねじ孔
20 ピン孔
25 ガイド筒
26 縦溝部
28 ばね
30 可動筒
31 ばね受段部
32 ピン孔
35 圧着軸
36 係止鍔部
38 小ばね
40 可動蓋
41 押圧部
47 シリンダ錠
48 本体
49 係止鍔部
51 作動軸
54 ロックキー
60 ロック筒
61 筒部
63 大圧着片
64 小圧着片
65 ガイド溝
67 ガイドピン

Claims (3)

  1. 上面に蓋受凹部(18)を有した鍔部(15)の下方に嵌合段部(16)を形成し、該嵌合段部の中央に設けたシリンダ孔(17)の周縁一方にねじ止孔(19)を設け、他方に垂直方向のガイド筒(25)を形成し、該ガイド筒の内側壁面中央に縦溝部(26)を設け、内部にばね(28)で付勢させた可動筒(30)を上下動可能に収容し、前記蓋受凹部(18)に嵌合する可動蓋(40)の基端に設けた押圧部(41)を前記ガイド筒(25)の開口付近に枢動可能に軸支すると共に、該押圧部と前記可動筒(30)の上端とを当接してなるシリンダ基枠(14)と、
    上端に係止鍔部(49)を有した本体(48)の中央軸心方向に回動可能に取付けた作動軸(51)の下端を本体(48)の底面から突出させて周面に面取部(52)を設けたシリンダ錠(47)と、
    下面中央に前記作動軸(51)が挿通する面取軸孔(62)を有した筒部(61)を、前記シリンダ錠(47)の外周に位置して前記筒部(61)の上端周縁に圧着片(63)(64)の各上端を筒部(61)の上端面より高くして取付け、壁面の周方向にガイド溝部(65)を形成してなるロック筒(60)と、
    一端をガイド筒(25)に収容した可動筒(30)の側壁に設けたピン孔(32)に挿通し、他端をガイド筒(25)の縦溝部(26)を介してロック筒(60)のガイド溝(65)に挿通して連結し、可動筒(30)の上下動をロック筒(60)に伝達するガイドピン(67)とからなり、
    前記ロック筒(60)は、シリンダ錠(47)の作動軸(51)を時計方向または反時計方向に回動させてロック筒(60)をロックまたはアンロックさせ、可動蓋(40)の開閉動で可動筒(30)に取付けたガイドピン(67)を介してロック筒(60)を上下動させて蓋板(2)の取付基枠(3)に着脱可能に取付けてなることを特徴とする電線共同溝の蓋板旋錠装置。
  2. 前記シリンダ錠(47)は、中央軸心方向に位置した作動軸(51)の下端を本体(48)の底面から突出させて周面に面取部(52)を形成し、該面取部にロック筒(60)の面取軸孔(62)を嵌挿することにより、作動軸(51)の回動と共にロック筒(60)がガイド溝(65)内のガイドピン(67)にガイドされて時計方向または反時計方向に回動してロックまたはアンロックさせ、作動軸(51)に差し込まれたロックキー(54)は、ロック筒(60)がロック位置のとき作動軸(51)からの抜き差しが可能で、ロック筒(60)がアンロック位置のとき作動軸(51)からロックキー(54)の引き抜きを不能にしてなることを特徴とする請求項1記載の電線共同溝の蓋板旋錠装置。
  3. 前記シリンダ基枠(14)のガイド筒(25)に収容した可動筒(30)は、上方を開口した内筒部(33)に小ばね(38)で弾発させた圧着軸(35)を挿通し、該圧着軸の上端に設けた係止鍔部(36)を前記可動蓋(40)の基端に設けた押圧部(41)と摺動可能に当接させ、前記可動蓋(40)の開閉動により可動筒(30)と圧着軸(35)を同時に上下動させることにより、前記可動蓋(40)のガタ付きを防止してなることを特徴とする請求項1または2記載の電線共同溝の蓋板旋錠装置。
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