JP2011012499A - 地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】閉塞具本体1のスカート部3にロック軸収納部6と錠前ユニット収納部21を形成し、ロック軸11の回転によって上下動する止め金板14の先端部を蓋4の開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20に締め付ける。錠前ユニット24Aのロータに連動するロック部材28aをスカート部3側のロック受部29aから離脱させることによって、錠前ユニット24Aをトッププレート部2の抜差し孔25から抜取る。錠前ユニット収納部21の側壁部22に開放部23を形成し、錠前ユニット24Aを抜取ってから、トッププレート部2を蓋4に沿ってスライドさせることによって、止め金板14の先端部を開蓋操作具差込み孔5の下方空間に入り込ませ、スカート部3を開蓋操作具差込み孔5から抜取る。
【選択図】図7
Description
この先行例の閉塞其は、閉塞具本体とロック軸と止め金板とで構成され、前記閉塞具本体は、対象の蓋の開蓋操作具差込み孔に嵌挿される軸筒部と、前記軸筒部の上端部に連設され、前記開蓋操作具差込み孔の周囲の水平壁部の上面凹部に嵌め込まれる上面盤部よりなる。
本発明の第2の課題は、ロック軸の操作ハンドル用受動部を回転式キャップによって外部から隠蔽してあり、回転式キャップの開放回転が錠前ユニットによって規制されているため、セキュリティ機能が更に改善された閉塞具を提供することである。
本発明の第3の課題は、回転式キャップとロック軸の係合によってロック軸の回転が規
制されているため、走行車両の振動衝撃等によって蓋に対する締め付けが自然に弛むことがない閉塞具を提供することである。
前記スカート部に形成したロック軸収納部に回転可能に収納され、前記トッププレート
部に形成した受孔に嵌合する上端部に、操作ハンドルの駆動部が係脱する受部を設けたロック軸と、
前記ロック軸に螺合して前記ロック軸収納部に収納され、前記ロック軸の回転によって上下動し、前記蓋の開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面に締め付けられる止め金板と、
前記スカート部に形成した錠前ユニット収納部に収納され、ロータに連動するロック部材がスカート部側のロック受部から離脱することによって、前記トッププレート部の抜差し孔から抜取り可能な錠前ユニットとから成り、
前記ロック軸収納部から違い方にある前記錠前ユニット収納部の側壁部に開放部を形成し、前記錠前ユニットを前記錠前ユニット収納部から抜取り、前記トッププレート部を前記蓋に沿ってスライドさせることによって、前記止め金板の先端部を前記開蓋操作具差込み孔の下方空間に入り込ませ、前記スカー卜部を前記開蓋操作具差込み孔から抜取るようにしたものである。
スカート部の開蓋操作具差込み孔からの抜取りを可能にするためには、止め金板の先端部を開蓋操作具差込み孔の下方空間内に入り込ませる必要がある。そのためには、錠前ユニットを錠前ユニット収納部から抜取り、止め金板の先端部の横幅だけトッププレート部を蓋に沿ってスライドさせる必要があり、このスライド動作のために、ロック軸収納部から違い方にある錠前ユニット収納部の側壁部に開放郎を形成してある。
すなわち、請求項1に係る発明では、開蓋操作具差込み孔からの閉塞具本体の脱着が、閉塞具に抜き取り可能に組み込まれた錠前ユニットによって規制され、錠前ユニットの鍵を有する者でなければ開蓋操作具差込み孔から閉塞具本体を離脱させることができないため、閉塞具のセキュリティ機能が改善される。
錠前ユニットとしては、軸方向長さが長いタイプの錠前ユニット24Aと、軸方向長さが短いタイプの錠前ユニット24Bの二種類が選択的に使用される。錠前ユニット24Aと錠前ユニット24Bの側面は、前記開放部23において露出する。
軸方向長さが長い錠前ユニット24Aの下面には、錠前ユニット収納部21の底壁部30の前記立ち上がり部31と同形の回り止め孔49を設けてある。軸方向長さが短い錠前ユニット24Bの上部側面には、回り止め突起26を設けてある。
軸方向長さが短い錠前ユニット24Bをトッププレート部2の抜差し孔25から錠前ユニット収納部21に収納するとき、前記回り止め突起26を前記左側壁部22の内側面溝27に挿入することによって、錠前ユニット24Bは軸周りの回転を制止される。錠前ユニット24Bの下面は、前記立ち上がり部31の上面に支持される。
錠前ユニット24A、24Bは、一般に使用されているシリンダー錠であり、内部構造の詳細な図示は省略してある。実施例図では、錠前ユニット24Aと錠前ユニット24Bは重層的に表示されており、軸方向長さが短い錠前ユニット24Bの下面が一点鎖線で示されている。
錠前ユニット24Bには、ロータに連動するロック部材28bが設けられており、ロック部材28bがスカート部3側のロック受部29bと係合することによって、錠前ユニット24Bはスカート部3に抜取り不能に保持される。
ロック受部29aは、錠前ユニット収納部21の内壁面の下部肩面によって形成され、ロック受部29bは、錠前ユニット収納部21の内壁面の途中部分に形成され、ロック受部29bはロック受部29aよりも高い位置にある。
錠前ユニット24A、24Bの上端部には、鍵孔への土砂の目詰まりや流入水による錠前ユニット24A、24Bの錆付き・腐食を防止するためにゴムキャップ32が被せられている。ゴムキャップ32の内側には、ステンレス板51を設けて防水性や強度などを高めることができる。
閉塞具を蓋4から取り外すときには、最初にゴムキャップ32を錠前ユニット24Aより外してから、鍵33を錠前ユニット24Aのロータの鍵孔47に挿入し、当該ロータを所定方向に回す。これによって、ロータに連動してロック部材28aが作動し、スカート部3側のロック受部29aとロック部材28aとの係合が解かれるから、錠前ユニット24Aを錠前ユニット収納部21及び抜差し孔25から抜取ることができる。
錠前ユニット収納部21の左側壁部22の残された上端部分が開蓋操作具差込み孔5に
嵌め込まれており、左側壁部22の外側面が開蓋操作具差込み孔5の内側面に当接しているため、このままでは閉塞具本体1を蓋4の上面に沿って水平方向にスライドさせることはできない。
かくして、止め金板14の先端部と開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20との干渉を起こすことなく、スカート部3は開蓋操作具差込み孔5を通り抜けることができる。
端脚部41の側面が、錠前ユニット24の上部外側面に当接しているため、回転式キャッ
プ40は回転不能に拘束されている。ゴムキャップ32の右端部には、回転式カップ4の脚部4
1、41の間に入り込むノーズ部44が形成されている。
その他の構成は、請求項1の発明の上記実施例とほぼ同様であるから詳細な説明を省略する。
ここで、錠前ユニット収納部21の左側壁部22の残された上端部分が開蓋操作具差込み孔5に嵌め込まれており、左側壁部22の外側面が開蓋操作具差込み孔5の内側面に当接しているため、このままでは閉塞具本体1を蓋4の上面に沿って水平方向にスライドさせることはできない。
の障害とならない。この前作業の後、閉塞具本体1をスライドさせると、止め金板14の先端部が開蓋操作具差込み孔5の下方空間内に入り込むため、止め金板14の先端部と開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20との干渉が起きることなく、スカート部3を開蓋操作具差込み孔5から引き抜くことができる。
回転制止用係合部45と回転制止用被係合部46が相係合することによって、ロック軸
11が軸周りの回転を制止される。そのため、走行車両の振動衝撃などによってロック軸
11が勝手に回転し、止め金金板14による締付けが自然に緩んでしまうことがない。図示の実施例では、回転制止用係合部45は凸部として形成され、回転制止用被係合部46は凹部として形成されているが、これは反対に形成しても良い。回転制止用係合部と回転制止用被係合部の形状、大きさ及び数は図示のものに限定されない。
止め金板14による閉塞具本体1の蓋4への締付け固定が成立したときにおけるロック軸11の回転角度位置は、蓋4の締付け部分の厚さ及び締付け度合によって変動するため、図示の実施例では、回転制止用被係合部46は、ロック軸11の軸心を中心とする円周上に複数個を放射状に設けてあり、ロック軸11の調整用戻し回転角度が可及的に小さくなるようにしてある。
その他の構成は、請求項2の発明の上記実施例とほぼ同様であるから詳細な説明を省略する。
2 トッププレート部
2a 外周フランジ部
3 スカート部
4 蓋
5 開蓋操作具差込み孔
6 ロック軸収納部
6a 内側面
6b 内側面
6c 内底面
7 ロック軸収納部の上壁部
8 上壁部の軸孔
9 ロック収納部の下壁部
10 下壁部の軸孔
11 ロック軸
12 トッププレート部の受孔
13 ロック軸のねじ輪部
14 止め金板
15 止め金板のねじ孔
16 ロック軸の上端部
17 ナット
18 ロック軸の上端部
19 操作ハンドル
20 開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面
21 錠前ユニット収納部
22 錠前ユニット収納部の左側壁部
23 左側壁部の開放部
24A 軸方向長さが長い錠前ユニット
24B 軸方向長さが短い錠前ユニット
25 トッププレート部2の抜差し孔
26 軸方向長さが短い錠前ユニット回り止め突起
27 左側壁部の内側面溝
28a 軸方向長さが長い錠前ユニットのロック部材
28b 軸方向長さが短い錠前ユニットのロック部材
29a ロック受部
29b ロック受部
30 錠前ユニット収納部の底壁部
31 底壁部の立ち上がり部
32 ゴムキャップ
33 錠前ユニットの鍵
34 操作ハンドルの鍵収納部
35 鍵の連結部材
36 操作ハンドルの握り部
37 操作ハンドルの駆動部
38 操作具本体の隔壁部
39 隔壁部の上端凹部
40 回転式キャップ
41 回転式キャップの脚部
42 水平枢軸
43 回転式キャップの主体部
44 ゴムキャップのノーズ部
45 回転式キャップの回転制止係合部
46 ロック軸の回転制止用被係合部
47 鍵孔
48 ナット回り止め用溝
49 回り止め孔
50 水抜き孔
51 ステンレス板
Claims (3)
- 対象の蓋の上面に当接し、開蓋操作具差込み孔を閉鎖するトッププレート部の下面側に前記開蓋操作具差込み孔に嵌め込まれるスカート部を設けた閉塞具本体と、
前記スカート部に形成したロック軸収納部に回転可能に収納され、前記トッププレート部に形成した受孔に嵌合する上端部に、操作ハンドルの駆動部が係脱する受部を設けたロック軸と、
ロック軸に螺合して前記ロック軸収納部に収納され、前記ロック軸の回転によって上下動し、前記蓋の開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面に締め付けられる止め金板と、
前記スカート部に形成した錠前ユニット収納部に収納され、ロータに連動するロック部材がスカート部側のロック受部から離脱することによって、前記トッププレート部の抜差し孔から抜取り可能な錠前ユニットとから成り、
前記ロック軸収納部から遠い方にある前記錠前ユニット収納部の側壁部に開放部を形成し、前記錠前ユニットを前記錠前ユニット収納部から抜取り、前記トッププレート部を前記蓋に沿ってスライドさせることによって、前記止め金板の先端部を前記開蓋操作具差込み孔の下方空間に入り込ませ、前記スカート部を前記開蓋操作具差込み孔から抜取るようにした、地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具。 - 請求項1の発明に係る閉塞具において、前記ロック軸収納部と前記錠前ユニット収納部との間の隔壁部に回転式キャップの一端部を水平枢軸によって支持し、回転式キャップの主体部が前記ロック軸の前記操作ハンドル用受部を隠蔽した位置にあるとき、前記錠前ユニットの上端部によって前記回転式キャップを回転不能に制止するようにしたことを特徴とする閉塞具。
- 請求項2の発明に係る閉塞具において、前記ロック軸がその軸周りに回転しないように保持する回転制止係合部を前記回転式キャップの主体部に設け、前記ロック軸の上端部に前記回転制止用係合部が係合する回転制止用被係合部を設けたことを特徴とする閉塞具。
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- 2009-07-03 JP JP2009159343A patent/JP4841651B2/ja active Active
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