JP4841651B2 - 地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具 - Google Patents

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Description

本発明は、電線・ケーブル収容函渠や共同溝などの地中埋設物において、埋設物主体部の蓋やマンホール部の蓋の上面に装着され、蓋に設けられた開蓋操作具差込孔を通常時は使用不可の状態に確保するのに使用されるに閉塞具に関する。
従来のマンホール部の蓋では、上面部に設けた開蓋操作具差込み孔は路面に開口したまま放置されているため、ある期間経過すると泥や砂埃で目詰まりしてしまう。そのため、マンホール部の蓋を開放する際には泥や砂埃を除去する前作業を実施する必要があり、これに相当の手間と時間を要している。
ゴムキャップ等を受孔に嵌め込むことも提案されているが、単に嵌め込まれただけのキャップでは、走行車両の車輪や歩行者の靴先等との接触や振動によって、受孔から簡単に脱出してしまい、本来の閉塞機能を長期にわたって維持することができない。
そこで、開蓋操作具差込み孔を泥や砂埃の目詰まりから長期にわたって的確に防護できるようにした閉塞具が提供されている(特許文献1)。
この先行例の閉塞其は、閉塞具本体とロック軸と止め金板とで構成され、前記閉塞具本体は、対象の蓋の開蓋操作具差込み孔に嵌挿される軸筒部と、前記軸筒部の上端部に連設され、前記開蓋操作具差込み孔の周囲の水平壁部の上面凹部に嵌め込まれる上面盤部よりなる。
前記ロック軸は閉塞具本体の前記軸筒部に上下動可能に嵌挿され、バネにより上動付勢される。前記ロック軸の上端部には、操作ハンドルの駆動部が係合する受動部を設ける。前記止め金板は、前記水平壁部の下面側に突出した前記ロック軸の下端部に固着され、前記開蓋操作具差込み孔から出入り可能である。前記止め金板の上向きアーム部は前記水平壁部の開蓋操作具差込み孔に対して角度をなす下面溝部に係脱する。
この閉塞具では、開蓋操作具を使用しない通常時には、開蓋操作具差込み孔に閉塞具の前記軸筒部が嵌め込まれ、開蓋操作具差込み孔の周囲の前記上面凹部に閉塞具の前記上面盤部が嵌め込まれることによって、開蓋操作具差込み孔が完全に閉塞されるため、泥や砂埃の侵入が的確に阻止される。
また、この閉塞状態においては、前記止め金板の上向きアーム部が前記水平壁の下面溝部に係合し、該係合が前記バネの付勢によって堅因に保持されているため、走行車両の車輪等との接触や振動によって閉塞具が開蓋操作具差込み孔から無意図的に脱出することがない。
この閉塞具は、開蓋操作具差込み孔を泥や砂埃の目詰まりから的確に防護でき、また、走行車両の車輪等との接触や振動によって脱出することがない点において有用性のあるものであるが、前記ロック軸の回転操作は、必ずしも専用の操作ハンドルを用いなくても可能である構造であるため、セキュリティの点において難点がある。
近年、街路から電柱をなくし、各種の電力線や通信回線のケーブルを地中埋設の函渠や洞道に収納することが行なわれているが、敷設したケーブルの保守管理や交換作業のために地中埋設物の所要部分を開渠構造にすること、あるいは暗渠部分に所要間隔毎にマンホールを附設することが行われている。これらの開渠部分やマンホールの出入り口部には蓋が嵌められ、当該蓋は施錠装置によって地中埋設物本体やマンホール本体に施錠されている。
このように蓋自体が施錠装置によって地中埋設物本体などに錠止されていても、開蓋操作具差込み孔の閉塞具が施錠手段によって蓋に錠止されていないのでは、セキュリティにおいて欠けることになる。すなわち、閉塞具をバールなどの工具で抉じ開けることによって、開蓋操作具差込み孔を容易に露出させることができるからである。
特許第2587393号公報
本発明の第1の課題は、開蓋操作具差込み孔からの閉塞具の脱着が、閉塞具に抜き取り可能に組み込まれた錠前ユニットによって規制されているため、セキュリティ機能が改善された、地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具を提供することである。
本発明の第2の課題は、ロック軸の操作ハンドル用受動部を回転式キャップによって外部から隠蔽してあり、回転式キャップの開放回転が錠前ユニットによって規制されているため、セキュリティ機能が更に改善された閉塞具を提供することである。
本発明の第3の課題は、回転式キャップとロック軸の係合によってロック軸の回転が規
制されているため、走行車両の振動衝撃等によって蓋に対する締め付けが自然に弛むことがない閉塞具を提供することである。
請求項1の発明に係る地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具は、対象の蓋の上面に当接し、開蓋操作具差込み孔を閉鎖するトッププレート部の下面側に、前記開蓋操作具差込み孔に嵌め込まれるスカート部を設けた閉塞具本体と、
前記スカート部に形成したロック軸収納部に回転可能に収納され、前記トッププレート
部に形成した受孔に嵌合する上端部に、操作ハンドルの駆動部が係脱する受部を設けたロック軸と、
前記ロック軸に螺合して前記ロック軸収納部に収納され、前記ロック軸の回転によって上下動し、前記蓋の開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面に締め付けられる止め金板と、
前記スカート部に形成した錠前ユニット収納部に収納され、ロータに連動するロック部材がスカート部側のロック受部から離脱することによって、前記トッププレート部の抜差し孔から抜取り可能な錠前ユニットとから成り、
前記ロック軸収納部から違い方にある前記錠前ユニット収納部の側壁部に開放部を形成し、前記錠前ユニットを前記錠前ユニット収納部から抜取り、前記トッププレート部を前記蓋に沿ってスライドさせることによって、前記止め金板の先端部を前記開蓋操作具差込み孔の下方空間に入り込ませ、前記スカー卜部を前記開蓋操作具差込み孔から抜取るようにしたものである。
請求項2の発明に係る閉塞具は、請求項1の発明に係る前記閉塞具において、前記閉鎖具本体の前記ロック軸収納部と前記錠前ユニット収納部との間の隔壁部上部に回転式キャップの一端部を水平枢軸によって支持し、当該回転式キャップの主体部が前記ロック軸の前記操作ハンドル用受部を隠蔽した位置にあるとき、前記錠前ユニットの上端部によって前記回転式キャップを回転不能に制止するようにしたものである。
請求項3の発明に係る閉塞具は、請求項2の発明に係る前記閉塞具において、前記ロック軸がその軸周りに回転しないように保持する回転制止係合部を前記回転式キャップの主体部に設け、前記ロック軸の上端部に前記回転制止用係合部が係合する回転制止用被係合部を設けたものである。
請求項1の発明に係る閉塞具は、閉塞具本体のスカート部にロック軸収納部と錠前ユニット収納部を形成してあり、ロック軸に螺合した止め金板がロック軸の回転によって上下動して開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面に密接することによって、閉塞具本体が蓋に締付け固定されるものであるが、単にロック軸を回転させただけでは、止め金板の先端部は依然として開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面の下方空間に残されており、スカート部を開蓋操作具差込み孔から抜取るときには、止め金板の先端部が障害となる。
スカート部の開蓋操作具差込み孔からの抜取りを可能にするためには、止め金板の先端部を開蓋操作具差込み孔の下方空間内に入り込ませる必要がある。そのためには、錠前ユニットを錠前ユニット収納部から抜取り、止め金板の先端部の横幅だけトッププレート部を蓋に沿ってスライドさせる必要があり、このスライド動作のために、ロック軸収納部から違い方にある錠前ユニット収納部の側壁部に開放郎を形成してある。
すなわち、請求項1に係る発明では、開蓋操作具差込み孔からの閉塞具本体の脱着が、閉塞具に抜き取り可能に組み込まれた錠前ユニットによって規制され、錠前ユニットの鍵を有する者でなければ開蓋操作具差込み孔から閉塞具本体を離脱させることができないため、閉塞具のセキュリティ機能が改善される。
請求項2の発明に係る閉塞具では、ロック軸収納部と錠前ユニット収納部との間の隔壁部に回転式キャップの一端部を水平枢軸によって支持し、回転式キャップの主体部によってロック軸の操作ハンドル用受部を隠蔽したものであり、回転式キャップがロック軸の上端部を隠蔽した位置にあるときには、錠前ユニットの上端部によって回転式キャップの隠蔽解除方向への回転を制止したものであるから、操作ハンドル以外の回転操作手段でロック軸を回転させようと企図しても、ロック軸の上端部へのアクセス自体が不可能であり、閉塞具のセキュリティ機能が更に改善される。
請求項3の発明に係る閉塞具では、ロック軸がその軸周りに回転しないように保持する回転制止係合部を回転式キャップの主体部に設け、ロック軸の上端部に回転制止用係合部が係合する回転制止用被係合部を設けてあり、回転式キャップとロック軸の係合によってロック軸の軸周り回転が規制されているため、走行車両の振動衝撃等によって蓋に対する閉塞具の締め付けが自然に弛むことがない。
図1は請求項1の発明の一実施例に係る閉塞具の平面図であり、錠前ユニットのゴムキャップは外されている。 図2は図1の閉塞具の右側面図である。 図3は図1の閉塞具の底面図である。 図4は図1のA−A線断面図である。 図5は図1の閉塞具を蓋に装着したときの右側面図である。 図6は図1の閉塞具を蓋に装着したときの図4に対応した断面図である。 図7は図1の閉塞具を蓋から離脱させたときの説明図である。 図8は図1の閉塞具に使用される操作ハンドルと錠前ユニット用鍵の正面図である。 図9は図1の閉塞具が装着される蓋の要部平面図である。 図10は請求項2の発明の一実施例に係る閉塞具の平面図である。 図11は図10の閉塞具を蓋に装着したときの右側面図である。 図12は図10の閉塞具の底面図である。 図13は図10のB−B線断面図である。 図14は図10の閉塞具を蓋から離脱させたときの説明図である。 図15は図10の閉塞具に使用される回転式キャップの平面図である。 図16は図15の回転式キャップの左側面図である。 図17は図16の回転式キャップの底面図である。 図18は図10の閉塞具に使用される錠前ユニット用ゴムキャップの平面図である。 図19は図18のゴムキャップの底面図である。 図20は図18のゴムキャップの左側面図である。 図21は図18のC−C線断面図である。 図22は図21のD−D線断面図である。 図23は請求項3の発明の一実施例に係る閉塞具を示し、閉塞具を蓋から離脱させたときの説明図である。
セキュリティ機能の改善という目的を、閉塞具本体に抜取り可能に収納した錠前ユニットの介在によって、閉塞具の脱着時の操作性を損なわずに実現した。
図1から図9に示した請求項1の発明の一実施例では、閉塞具本体1のトッププレート部2は矩形状であり、スカート部3はトッププレート部2の下面側に外周フランジ部2aを残して一体に連設されている。この外周フランジ部2aは、閉塞具を蓋4に装着したとき、蓋4の開蓋操作具差込み孔5の孔縁部上面20に当接する。開蓋操作具差込み孔5の平面形状は、図9に示した通り、円形部の両側に該円形部の直径より幅狭の矩形状部を結合した形のものである。この形状は、太い丸棒の先端部に当該丸棒よりも小径の丸棒を直径方向に貫通して成る開蓋操作具(図示していない。)の先端部断面形状に合致するものである。
スカート部3の右側部分に設けたロック軸収納部6は、前後側面に貫通して形成されており、ロック軸収納部6の上壁部7の軸孔8と下壁部9の軸孔10には、ロック軸11が挿通されている。上壁部7の軸孔8はトッププレート部2の受孔12に連通している。ロック軸11を受孔12と軸孔8に途中まで挿通した段階で、ロック軸11のねじ輪部13に止め金板14が基端部のねじ孔15にて螺合される。その後、ロック軸11は下壁部9の軸孔10に挿通され、上端部16が受孔12に収納された段階で、ねじ輪部13の下端部にナット17が螺合される。このナット17は適当な手段によってロック軸11からの抜け止めがなされる。図示の実施例では、ナット17は、スカート部3の底面に形成したナット回り止め用溝48に嵌め込まれている。
ロック軸11の上端部16の平面六角形状の受部18に、図8に示したような操作ハンドル19の駆動部37を差込んで、ロック軸11をその軸周りに回転させると、ロック軸収納部6の内側面6a、6bによって回転を阻止された止め金板14は、ロック軸11の回転方向に対応して、ロック軸収納部6内で上下動する。ロック軸収納部6の側面開口から突出した止め金板14の前後両方の先端部が、蓋4の開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20に締め付けられることによって、閉塞具本体1が蓋4に締め付け固定される。
スカート部3の左側部分に形成した錠前ユニット収納部21の左側壁部22、すなわち、ロック軸収納部6から遠い方にある錠前ユニット収納部21の側壁部は、上部を残して後は全長にわたって削除され、開放部23が設けられている。錠前ユニット収納部21の底壁部30の上面には、水平断面が切欠円形の立ち上がり部31を設けてある。この立ち上がり部31には水抜き孔50を設けてある。
錠前ユニットとしては、軸方向長さが長いタイプの錠前ユニット24Aと、軸方向長さが短いタイプの錠前ユニット24Bの二種類が選択的に使用される。錠前ユニット24Aと錠前ユニット24Bの側面は、前記開放部23において露出する。
軸方向長さが長い錠前ユニット24Aの下面には、錠前ユニット収納部21の底壁部30の前記立ち上がり部31と同形の回り止め孔49を設けてある。軸方向長さが短い錠前ユニット24Bの上部側面には、回り止め突起26を設けてある。
軸方向長さが長い錠前ユニット24Aをトッププレート部2の抜差し孔25から錠前ユニット収納部21に収納するとき、前記立ち上がり部31を前記回り止め孔49に嵌め入れることによって、錠前ユニット24Aは軸周りの回転を制止される。
軸方向長さが短い錠前ユニット24Bをトッププレート部2の抜差し孔25から錠前ユニット収納部21に収納するとき、前記回り止め突起26を前記左側壁部22の内側面溝27に挿入することによって、錠前ユニット24Bは軸周りの回転を制止される。錠前ユニット24Bの下面は、前記立ち上がり部31の上面に支持される。
錠前ユニット24A、24Bは、一般に使用されているシリンダー錠であり、内部構造の詳細な図示は省略してある。実施例図では、錠前ユニット24Aと錠前ユニット24Bは重層的に表示されており、軸方向長さが短い錠前ユニット24Bの下面が一点鎖線で示されている。
錠前ユニット24Aには、ロータに連動するロック部材28aが設けられており、ロック部材28aがスカート部3側のロック受部29aと係合することによって、錠前ユニット24Aはスカート部3に抜取り不能に保持される。
錠前ユニット24Bには、ロータに連動するロック部材28bが設けられており、ロック部材28bがスカート部3側のロック受部29bと係合することによって、錠前ユニット24Bはスカート部3に抜取り不能に保持される。
ロック受部29aは、錠前ユニット収納部21の内壁面の下部肩面によって形成され、ロック受部29bは、錠前ユニット収納部21の内壁面の途中部分に形成され、ロック受部29bはロック受部29aよりも高い位置にある。
錠前ユニット24A、24Bの上端部には、鍵孔への土砂の目詰まりや流入水による錠前ユニット24A、24Bの錆付き・腐食を防止するためにゴムキャップ32が被せられている。ゴムキャップ32の内側には、ステンレス板51を設けて防水性や強度などを高めることができる。
図示の実施例では、軸方向長さの長い錠前ユニット24Aが使用されており、鍵33は図8に示したようにT字状の操作ハンドル19の握り部36に形成した鍵収納部34に収納され、紛失防止のために連結部材35によって操作ハンドル19に連結されている。
閉塞具を蓋4から取り外すときには、最初にゴムキャップ32を錠前ユニット24Aより外してから、鍵33を錠前ユニット24Aのロータの鍵孔47に挿入し、当該ロータを所定方向に回す。これによって、ロータに連動してロック部材28aが作動し、スカート部3側のロック受部29aとロック部材28aとの係合が解かれるから、錠前ユニット24Aを錠前ユニット収納部21及び抜差し孔25から抜取ることができる。
この後、操作ハンドル19の駆動部37をロック軸11の受部18に差込み、ロック軸11を所定方向に回すと、止め金板14はロック軸収納部6内で下動し、止め金板14の先端部が、蓋4の開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20から離れる。これによって、蓋4に対する閉塞具本体1の締付け固定が解除される。その後、止め金板14がロック軸収納部6の内底面6cに当接する最下降位置に到達するまで、ロック軸11の回転が続けられる。
錠前ユニット収納部21の左側壁部22の残された上端部分が開蓋操作具差込み孔5に
嵌め込まれており、左側壁部22の外側面が開蓋操作具差込み孔5の内側面に当接しているため、このままでは閉塞具本体1を蓋4の上面に沿って水平方向にスライドさせることはできない。
このスライドを可能にするには、初めに閉塞具本体1を前記左側壁部22の長さ相当分以上引き上げることによって、左側壁部22の外側面と開蓋操作具差込み孔5の内側面との干渉を解消して置く。止め金板14は最下降位置にあるため、閉塞具本体1の引き上げの際の障害とならない。この前作業の後、閉塞具本体1を左方向にスライドさせると、止め金板14の先端部が開蓋操作具差込み孔5の下方空間内に入り込むことになる。
かくして、止め金板14の先端部と開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20との干渉を起こすことなく、スカート部3は開蓋操作具差込み孔5を通り抜けることができる。
図10から図22に示した請求項2の発明の一実施例においては、トッププレート部2のロック軸収納部6と錠前ユニット収納部21との間の隔壁部38の上端凹部39には、回転式キャップ40の一端部の脚部41が収納され、水平枢軸42によってスカート部3に上下方向に回転可能に支持されている。ロック軸11の上端部16は、請求項1の発明のロック軸11より回転式キャップ40の主体部43の厚さ分だけ短縮されており、回転式キャップ40の主体部43は、ロック軸11の受部18を外部から隠蔽する作動位置に来たとき、トッププレート部2の受孔12にトッププレート部2の上面と面一に嵌合される。
回転式キャップ40の主体部43が前記隠蔽位置にあるとき、回転式キャップ40の基
端脚部41の側面が、錠前ユニット24の上部外側面に当接しているため、回転式キャッ
プ40は回転不能に拘束されている。ゴムキャップ32の右端部には、回転式カップ4の脚部4
1、41の間に入り込むノーズ部44が形成されている。
その他の構成は、請求項1の発明の上記実施例とほぼ同様であるから詳細な説明を省略する。
閉塞具を蓋4から取り外すときには、最初にゴムキャップ32を錠前ユニット24Aより外してから、鍵33を錠前ユニット24のロータの鍵孔47に挿入し、ロータを所定方向に回す。これによって、ロータに連動するロック部材28aがスカート部3側のロック受部29aから離脱するため、錠前ユニット24Aは錠前ユニット収納部21及び抜差し孔25から抜取られる。
錠前ユニット24Aの抜取りによって、錠前ユニット24Aによる回転式キャップ40の回転制止が解除されるため、回転式キャップ40を上方に跳ね上げ回転させることができる。露出したロック軸11の受部18に操作ハンドル19の駆動部37を差込み、ロック軸11を所定方向に回すと、止め金板14はロック軸収納部6内で下動し、止め金板14の先端部が、開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20から離れる。これによって蓋4に対する閉塞具本体1の締付け固定が解除される。その後、止め金板14がロック軸収納部6の内底面6cに当接する最下降位置に到達するまで、ロック軸11の回転が続けられる。
ここで、錠前ユニット収納部21の左側壁部22の残された上端部分が開蓋操作具差込み孔5に嵌め込まれており、左側壁部22の外側面が開蓋操作具差込み孔5の内側面に当接しているため、このままでは閉塞具本体1を蓋4の上面に沿って水平方向にスライドさせることはできない。
このスライドを可能にするには、初めに閉塞具本体1を前記左側壁部22の長さ相当分以上引き上げることによって、左側壁部22の外側面と開蓋操作具差込み孔5の内側面との干渉を解消する。止め金板14は最下降位置にあるため、閉塞具本体1の引き上げの際
の障害とならない。この前作業の後、閉塞具本体1をスライドさせると、止め金板14の先端部が開蓋操作具差込み孔5の下方空間内に入り込むため、止め金板14の先端部と開蓋操作具差込み孔5の孔縁部下面20との干渉が起きることなく、スカート部3を開蓋操作具差込み孔5から引き抜くことができる。
図23に示した請求項3の発明の一実施例では、回転式キャップの主体部43の下面には回転制止用係合部45を形成してあり、ロック軸11の上面には回転制止用被係合部46を形成してある。
回転制止用係合部45と回転制止用被係合部46が相係合することによって、ロック軸
11が軸周りの回転を制止される。そのため、走行車両の振動衝撃などによってロック軸
11が勝手に回転し、止め金金板14による締付けが自然に緩んでしまうことがない。図示の実施例では、回転制止用係合部45は凸部として形成され、回転制止用被係合部46は凹部として形成されているが、これは反対に形成しても良い。回転制止用係合部と回転制止用被係合部の形状、大きさ及び数は図示のものに限定されない。
止め金板14による閉塞具本体1の蓋4への締付け固定が成立したときにおけるロック軸11の回転角度位置は、蓋4の締付け部分の厚さ及び締付け度合によって変動するため、図示の実施例では、回転制止用被係合部46は、ロック軸11の軸心を中心とする円周上に複数個を放射状に設けてあり、ロック軸11の調整用戻し回転角度が可及的に小さくなるようにしてある。
その他の構成は、請求項2の発明の上記実施例とほぼ同様であるから詳細な説明を省略する。
1 閉塞具本体
2 トッププレート部
2a 外周フランジ部
3 スカート部
4 蓋
5 開蓋操作具差込み孔
6 ロック軸収納部
6a 内側面
6b 内側面
6c 内底面
7 ロック軸収納部の上壁部
8 上壁部の軸孔
9 ロック収納部の下壁部
10 下壁部の軸孔
11 ロック軸
12 トッププレート部の受孔
13 ロック軸のねじ輪部
14 止め金板
15 止め金板のねじ孔
16 ロック軸の上端部
17 ナット
18 ロック軸の上端部
19 操作ハンドル
20 開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面
21 錠前ユニット収納部
22 錠前ユニット収納部の左側壁部
23 左側壁部の開放部
24A 軸方向長さが長い錠前ユニット
24B 軸方向長さが短い錠前ユニット
25 トッププレート部2の抜差し孔
26 軸方向長さが短い錠前ユニット回り止め突起
27 左側壁部の内側面溝
28a 軸方向長さが長い錠前ユニットのロック部材
28b 軸方向長さが短い錠前ユニットのロック部材
29a ロック受部
29b ロック受部
30 錠前ユニット収納部の底壁部
31 底壁部の立ち上がり部
32 ゴムキャップ
33 錠前ユニットの鍵
34 操作ハンドルの鍵収納部
35 鍵の連結部材
36 操作ハンドルの握り部
37 操作ハンドルの駆動部
38 操作具本体の隔壁部
39 隔壁部の上端凹部
40 回転式キャップ
41 回転式キャップの脚部
42 水平枢軸
43 回転式キャップの主体部
44 ゴムキャップのノーズ部
45 回転式キャップの回転制止係合部
46 ロック軸の回転制止用被係合部
47 鍵孔
48 ナット回り止め用溝
49 回り止め孔
50 水抜き孔
51 ステンレス板

Claims (3)

  1. 対象の蓋の上面に当接し、開蓋操作具差込み孔を閉鎖するトッププレート部の下面側に前記開蓋操作具差込み孔に嵌め込まれるスカート部を設けた閉塞具本体と、
    前記スカート部に形成したロック軸収納部に回転可能に収納され、前記トッププレート部に形成した受孔に嵌合する上端部に、操作ハンドルの駆動部が係脱する受部を設けたロック軸と、
    ロック軸に螺合して前記ロック軸収納部に収納され、前記ロック軸の回転によって上下動し、前記蓋の開蓋操作具差込み孔の孔縁部下面に締め付けられる止め金板と、
    前記スカート部に形成した錠前ユニット収納部に収納され、ロータに連動するロック部材がスカート部側のロック受部から離脱することによって、前記トッププレート部の抜差し孔から抜取り可能な錠前ユニットとから成り、
    前記ロック軸収納部から遠い方にある前記錠前ユニット収納部の側壁部に開放部を形成し、前記錠前ユニットを前記錠前ユニット収納部から抜取り、前記トッププレート部を前記蓋に沿ってスライドさせることによって、前記止め金板の先端部を前記開蓋操作具差込み孔の下方空間に入り込ませ、前記スカート部を前記開蓋操作具差込み孔から抜取るようにした、地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具。
  2. 請求項1の発明に係る閉塞具において、前記ロック軸収納部と前記錠前ユニット収納部との間の隔壁部に回転式キャップの一端部を水平枢軸によって支持し、回転式キャップの主体部が前記ロック軸の前記操作ハンドル用受部を隠蔽した位置にあるとき、前記錠前ユニットの上端部によって前記回転式キャップを回転不能に制止するようにしたことを特徴とする閉塞具。
  3. 請求項2の発明に係る閉塞具において、前記ロック軸がその軸周りに回転しないように保持する回転制止係合部を前記回転式キャップの主体部に設け、前記ロック軸の上端部に前記回転制止用係合部が係合する回転制止用被係合部を設けたことを特徴とする閉塞具。
JP2009159343A 2009-07-03 2009-07-03 地中埋設物の開蓋操作具差込み孔の閉塞具 Active JP4841651B2 (ja)

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