JP3040543U - 弁筐類の嵩上げ装置 - Google Patents

弁筐類の嵩上げ装置

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JP3040543U
JP3040543U JP1997001242U JP124297U JP3040543U JP 3040543 U JP3040543 U JP 3040543U JP 1997001242 U JP1997001242 U JP 1997001242U JP 124297 U JP124297 U JP 124297U JP 3040543 U JP3040543 U JP 3040543U
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JP
Japan
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raising
cylinder
intermediate cylinder
valve casing
valve
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Application number
JP1997001242U
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English (en)
Inventor
喜代四 星野
直康 星野
光男 伊藤
Original Assignee
喜代四 星野
直康 星野
光男 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁筐類の下部まで周囲の土砂を掘り下げるこ
となく嵩上げを施工可能とする。 【構成】 上、下一対の筐体11、13とそれらの間に
配置される中間筒14とからなる弁筐類10の嵩上げの
ための装置である。嵩上げ時、既設の中間筒14の上に
嵩上げ筒15を重ねるために、嵩上げ筒15をおさめる
空間16を上部筐体11内に設け、上部筐体11と嵩上
げ筒15との間の位置決めのためにそれらの間隔にほぼ
等しい寸法の調整手段18を設け、またテーパ状の断面
形状を有する挿入リング19を隙間17に挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、上、下一対の筐体と、それらの間に配置される中間筒とからなり、 中間筒の上端部を上部筐体の接続口内に配置する弁筐類における嵩上げ装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の弁筐には例えば10年程前に提案された実開昭63−126680号 の考案がある。同考案は中継ぎ管を合成樹脂の如く切断容易な材料によって形成 し、それまで多用されていたねじ式弁筐によるのと同様に容易に必要な高さへの 調整が行なえるようしたものである。しかし、改修などで嵩上げが必要になった 場合、中継ぎ管を交換しなければならないという問題が生じた。それ以前のねじ 式弁筐ではねじ部が錆びついてしまって改修しようにも動かず外れもしないとい うことがある。前記考案ではその点改善されたものの、中継ぎ管交換のため数十 センチほど掘り起こす必要があり、余り有利であるとはいい難かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は最小限度の掘り 起こしで極く容易に嵩上げを実施することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は、上部筐体11の接続口12の内部の上位 に、中間筒14の上に重ねられる嵩上げ筒15が納まる空間16を用意し、嵩上 げ筒15の半径方向の位置決めのために、上部筐体11と中間筒14との間の隙 間17の寸法にほぼ等しい寸法の調整手段18を設け、前記隙間17に挿入され る挿入リング19の断面形状をテーパ状に形成したものである。
【0005】
【考案の実施の形態】 本考案を実施する弁筐類10は、上、下一対の筐体11、13と、それらの間 に配置される中間筒14とからなる。中間筒14の少なくとも上端部14aの側 は上部筐体11の接続口12の内側に配置される。例示の場合、下端部14bの 側も上部と同様下部筐体11の接続口22内に配置される。
【0006】 接続口12内に嵌め込まれた中間筒14の上端部14aは上部筐体11の突部 23に当接可能である。この中間筒14は例えば制水弁筐内部に納めるべき弁装 置Vを囲み、地上面等合致させるべき施工レベルHに適合した長さとすることが できる。中間筒14としてVP管、VU管等の合成樹脂管等を使用可能なことは 当然である。
【0007】 上部筐体11と中間筒14との間の隙間17には挿入リング19が挿し込まれ る。この挿入リング19はテーパ状乃至楔状の断面形状とし、リングの途中に分 離部25を設けて、拡縮可能とし、密に嵌合させることができる。下部筐体13 と中間筒14との間の隙間にも同様の挿入リング19を使用することができる。 挿入リング19には、テーパ状断面のリング本体から外方へ向けて、該リング1 9の取り外しのための突出片21を設けることができる。リング本体の外周に鍔 状部26を有する場合、突出片21はその外側に設ける。例示の突出片21は1 80度間隔に2箇所設けている。
【0008】 前記の上部筐体11は、接続口12の下端部から突縁部23までの寸法を従来 必要とされた寸法よりも大きくすることができる。その度合は任意であるが、例 えば使用を予定する嵩上げ筒15の上下寸法と同程度が一つの目安である。この 箇所が空間16であり、接続口12の内部上位に用意され、中間筒14の上に重 ねられる嵩上げ筒15が納まる部分である。
【0009】 嵩上げ筒15は、中間筒14とほぼ同径の筒状体を使用することができ、その 長さ(高さ)は嵩上げの度合に応じる。一般に何十センチもの嵩上げをするとい うのは例外で、数センチ内外が殆んどである。そこで本考案の場合も嵩上げ筒1 5の寸法を数センチ(実例では5cmと7cm)として試験を行ない良好な結果 を得た。それ以上の例外的な嵩上げには中間筒14の交換で対応することができ る。
【0010】 嵩上げ筒15の半径方向の位置決めのために、上部筐体11と中間筒14との 間の隙間17にほぼ等しい寸法の調整手段18を設ける。このような位置決めの ための調整手段18としては、上部筐体11の内面へ内向きに一体に設ける図示 の例があり、そのほかには嵩上げ筒15の外面へ外向きに設ける場合、及び上部 筐体11と嵩上げ筒15との間に挿し込むスペーサ状のものがある。例示の場合 には上部筐体11の鋳造によって形成することができ、下端には嵩上げ筒15の 誘導を容易にする傾斜部18aを設けることができる。
【0011】 上、下の筐体11、13と中間筒14との結合のために、上、下2箇所の接続 部分をねじ止めすることができる。27は小ボルトで示されたそのための止め具 を示す。このような止め具27は錆びたり腐食したりし易く、それを防止するた め筒状又はキャップ状のカバー28で覆うことができる。上部筐体11の開口は 蓋体30によって開閉可能とするが、開口内縁と蓋体外縁との接触部29には仕 上げ加工を施し、泥水等の流入や蓋の傾斜を防止する。
【0012】 さらに、蓋体30に手かぎ穴など凹部31がある場合、ヒールの嵌まり込み防 止等のために凹部31を埋める栓体32を嵌め付けることができる。また蓋体3 0の上面には例えば水のシンボルとして波のようなレリーフ33を施し、その凹 部に水色等の着色樹脂等を充填し着色部34を形成することも可能である。図2 参照。
【0013】 このような本案装置により嵩上げ作業を以下のように実施することができる。 図3(a)は弁筐類10が埋設された嵩上げ前の状態であり、これより高さhだ け嵩上げする。まず地表の舗装や土砂等を掘り取るが、その深さは上部筐体11 を取り外せる程度で良く、それ以上掘り下げる必要はない。図3(b)。このた め準備作業が実に簡単である。上部筐体11を取り外したのち、中間筒14の上 端に適切な長さ(高さ)を有する嵩上げ筒15を載せ(図3(c))、その上か ら上部筐体11を嵌める。さらに土砂を埋め戻し、上部筐体11の上面が新たな 地上面35となるように舗装をする。図3(d)。
【0014】
【考案の効果】
従って本考案によれば、嵩上げの際に、上部筐体11を中間筒14の上端から 外せば良いので、露出させる部分が極く少なくて済み、掘削により土砂等を除去 する手間がかからなくなり、上部筐体11のみ一旦取り外したのち嵩上げ筒15 を載せ、再度上部筐体11を取り付けて土砂等を埋め戻すことで嵩上げを完了す るため最小限度の時間及び経費で嵩上げを実施することができるという顕著な効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る弁筐類の嵩上げ装置の1実施例を
示す縦断面図。
【図2】蓋体部分を示す上面図。
【図3】(a)施工前の弁筐類の設置状態を示す断面
図。 (b)上部筐体を取り外すため地上部から土砂等を取り
除いた状態の断面図。 (c)中間筒上に嵩上げ筒を載せた状態の断面図。 (d)土砂等を埋め戻し嵩上げを終了した状態の断面
図。
フロントページの続き (72)考案者 星野 直康 埼玉県川口市元郷3丁目22番23号 (72)考案者 伊藤 光男 埼玉県浦和市東高砂町15番5号

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上、下一対の筐体と、それらの間に配置
    される中間筒とからなり、中間筒の上端部を上部筐体の
    接続口内に配置する弁筐類において、上部筐体11の接
    続口12の内部上位に、中間筒14の上に重ねられる嵩
    上げ筒15が納まる空間16を用意し、嵩上げ筒15の
    半径方向の位置決めのために、上部筐体11と中間筒1
    4との間の隙間17の寸法にほぼ等しい寸法の調整手段
    18を設け、前記隙間17に挿入される挿入リング19
    の断面形状をテーパ状に形成したことを特徴とする弁筐
    類の嵩上げ装置。
  2. 【請求項2】 挿入リング19の取り外しのための突出
    片21を同リング19の外周縁に突設した請求項1記載
    の弁筐類の嵩上げ装置。
  3. 【請求項3】 調整手段18は上部筐体11の内面へ内
    向きに一体に設け、その下端に筒の誘導のための傾斜部
    18aを設けた請求項1記載の弁筐類の嵩上げ装置。
JP1997001242U 1997-02-14 1997-02-14 弁筐類の嵩上げ装置 Expired - Lifetime JP3040543U (ja)

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Family

ID=43175113

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107990035A (zh) * 2017-12-04 2018-05-04 吕小红 一种阀门防护罩

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