JP3942459B2 - 空気バネ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の走行安定性を高めつつ耐久性を維持できる空気バネに関し、例えば、鉄道車両の台車、特にボルスタレスタイプ台車に使用されるボルスタレス空気バネに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気バネの一種として、下側の取付部材の上部に積層ゴムを介してゴム等で筒状に形成されたダイヤフラムを配置すると共に、この上に上側の取付部材が取り付けられ、振動発生部或いは振動受け部にこれら取付部材の何れか一方がそれぞれ連結されるような構造を有し、鉄道車両の台車に用いられているボルスタレス空気バネが、知られている。
そして、このボルスタレス空気バネでは、振動の入力により軸方向に沿った相対変位が一対の取付部材間に生じるようになっている。
【0003】
例えば、この種のボルスタレス空気バネの一例として、図6に示されるようなものが知られており、この図に基づき従来技術を説明する。
この図に示すように、このボルスタレス空気バネ110は、上面板114と中間材118とをゴム材などで形成されたダイヤフラム116で連結し、このダイヤフラム116がパンクしてダイヤフラム116の内圧が0となった時における車両の非常走行用としての積層ゴム120が、中間材118と下面板112との間に配置される構造となっている。
【0004】
つまり、従来のこのボルスタレス空気バネ110には、ダイヤフラム116と直列的に配置される形で積層ゴム120が設けられているが、この積層ゴム120のばね定数は、重い鉄道車両の車体を支える関係から、約10000N/mm程度とされ、硬いバネとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のボルスタレス空気バネ110では、ダイヤフラム116の内圧が0の時におけるばね定数が非常に高くなる関係から、内圧0時にはクッション性が乏しく、振動が路面側から車体に直接伝わる欠点があった。
これに対して、ゴム硬度の低いゴム材を採用することなどで、この積層ゴム120のばね定数を下げてバネを柔らかくすることは可能であるが、この場合には、荷重変動による車両の例えば前後左右方向の撓み量の変化が大きくなるので、ダイヤフラム116内に空気が封入された状態では、かえって走行安定性を阻害する要因になる可能性があった。
【0006】
さらに、ゴム硬度の低いゴム材を採用して積層ゴム120を柔らかくした場合、積層ゴム120を形成するゴム材の劣化が早まって空気バネの耐久性が低下する虞もあった。
本発明は上記事実を考慮し、車両の走行安定性を高めつつ耐久性を維持し得る空気バネを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の空気バネは、振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、
振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、
これら一対の取付部材間に配設されてこれら一対の取付部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラムと、
上記一対の取付部材間に配設され且つ、複数のゴム材を積み重ねた構造とされる積層ゴムと、
ダイヤフラムの一端側を積層ゴムに固定してダイヤフラムと積層ゴムとを直列に接続する中間材と、
一方の取付部材に一端が取り付けられると共に他端が中間材より他方の取付部材側に突出しつつ、上記一対の取付部材間に配設され且つ、積層ゴムのばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材と、
を有したことを特徴とする。
【0008】
請求項1に係る空気バネの作用を以下に説明する。
振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材との間に、筒状のダイヤフラムが配設されて、これら部材の相対変位に伴ってこのダイヤフラムが弾性変形する。
【0009】
従って、振動発生部が振動を発生させた場合、第1の取付部材或いは第2の取付部材の何れか一方を介して振動がダイヤフラムに伝達され、これら第1の取付部材と第2の取付部材の間の相対的な移動に伴うダイヤフラムの変形により振動が吸収されて、第1の取付部材或いは第2の取付部材の他方に連結された振動受け部側に振動が伝達され難くなる。
【0010】
さらに、これら一対の取付部材間には、複数のゴム材を積み重ねて積層した構造とされる積層ゴムだけでなく、積層ゴムのばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材が、配設されている。そして、ダイヤフラムの一端側を積層ゴムに固定する中間材が、ダイヤフラムと積層ゴムとを直列に接続し、一方の取付部材に一端が取り付けられる弾性ストッパ材の他端が、この中間材より他方の取付部材側に突出した構造とされている。
この為、積層ゴムだけでなく弾性ストッパ材を有することにより、ダイヤフラムがパンクした時であっても、弾性ストッパ材により荷重を支持できるので、積層ゴムの硬さが従来例の積層ゴムと同様の硬さのままでも、空気バネ全体として高いクッション性が得られる。
以上より、ゴム硬度の低いゴム材を積層ゴムに採用しなくとも良くなるので、空気バネが設置された車両の走行安定性を高めることができ、また、積層ゴムの劣化が早まらないので、空気バネの耐久性を維持することが可能となる。
【0011】
請求項2に係る空気バネの作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様な作用を奏する。但し本請求項では、弾性ストッパ材が、一対の支持部材とこれら一対の支持部材に接着されるストッパゴムとで形成され、これら一対の支持部材とストッパゴムとの間の2箇所の接着部分間を繋ぐ直線が、積層ゴムの積み重ね方向と交差する方向に延びるという構成になっている。
【0012】
つまり、本請求項では、2箇所の接着部分間を繋ぐ直線が、積層ゴムに車体等の荷重の加わる方向である積層ゴムの積み重ね方向に対して交差する方向に延びているので、弾性ストッパ材がいわゆる剪断タイプのストッパとなり、空気バネの小型化が図れることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態に係る空気バネを図1から図3に示し、これらの図に基づき本実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る空気バネであるボルスタレス空気バネ10は、図示しない例えばサポート金具側へ連結される円板状に形成された第1の取付部材である下面板12を備えている。また、この図示しないサポート金具が車両の車輪等と連結されることになる。
【0014】
この下面板12の中央には、気体を吸排気する為の円筒状の第1ポート金具14が溶接等により固定されており、この第1ポート金具14の外周に、封止の為のOリング16が取り付けられている。また、下面板12の上部には、円筒状に形成され且つばね定数が約10000N/mm程度とされた積層ゴム18が、下面板12の上面と加硫接着されて配置されている。
【0015】
そして、この積層ゴム18は、それぞれリング状に金属で形成された複数のリング板20と、それぞれリング状にゴム材で形成された複数の弾性体22とを、交互に積み重ねて積層した構造とされている。
この積層ゴム18の上部には、リング状に金属で形成された連結用リング24が、積層ゴム18の上面と加硫接着されて配置されており、この連結用リング24の上面には、リング状に形成された中間材26が、ボルト28によりねじ止められて固定されている。
【0016】
一方、この中間材26の直上の位置には、図1及び図2に示すように、車両の図示しない車体側に連結されて車体の荷重を支持する第2の取付部材である上面板32が位置している。この上面板32の中央には、気体を吸排気する為の円筒状の第2ポート金具34が嵌合等により固定されており、この第2ポート金具34の外周に、封止の為のOリング36が取り付けられている。
【0017】
以上より、上記の第1ポート金具14及び第2ポート金具34に配管が繋がれて、このボルスタレス空気バネ10の外部の空間とボルスタレス空気バネ10内の空間Sとが、これらポート金具14、34により連通可能とされており、空気等の気体がこれらポート金具14、34により吸排できるようになっている。
そして、少なくともボルスタレス空気バネ10内の空間Sと、ボルスタレス空気バネ10の下に配置されて圧縮空気を溜める為の図示しない補助タンクとの間が、第1ポート金具14を介して繋がっている。
【0018】
一方、この上面板32の下部側中央部には、円盤状に形成された連結金具38が取り付けられており、ステンレス鋼製の摺動板40がこの連結金具38の下面側に配置されている。また、上面板32の下部側外周部には、ポリエチレン製の摺動シート44がゴム製の弾性材42を介して固定されている。
【0019】
これら上面板32と中間材26との間には、円筒状にゴム材で形成された弾性膜であるダイヤフラム46が配設されており、このベローズの役割をするダイヤフラム46の両端部には、それぞれ膨らんだ形状の補強部46A、46Bがリング状に設けられている。
さらに、この内の下側の補強部46Aが中間材26及び連結用リング24側に固定されて、このダイヤフラム46の下端側が封止されており、上側の補強部46Bが、摺動シート44と連結金具38との間の上面板32の部分に固定されて、このダイヤフラム46の上端側が封止されている。つまり、ダイヤフラム46内の空間となるボルスタレス空気バネ10内の空間Sが上面板32及び中間材26等により封止されている。
【0020】
他方、図1に示すように、この中間材26の内周側には、積層ゴム18のばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材50が取り付けられている。この弾性ストッパ材50は、一対の支持部材である上端板52及び下端板54と、これら上端板52及び下端板54にそれぞれ接着される円柱形状のストッパゴム56とで、形成されている。
そして、この弾性ストッパ材50の上端板52が、中間材26の内周面と緩く嵌め合わされたフランジ材58に、ボルト64によってねじ止められて連結されており、また、下端板54が下面板12上に固定されている。
【0021】
この際、図1に示すように、外周側に円盤状に広がるフランジ材58が中間材26よりも上面板32側に突出した位置で固定されており、このフランジ材58の上面にテフロン(登録商標)製の摺動板60が配置されている。また、この弾性ストッパ材50のばね定数を実質的に決定するストッパゴム56のばね定数は、500N/mm〜2000N/mmとされている。
【0022】
さらに、下端板54には、第1ポート金具14の内周部分と一端が繋がると共に他端が下端板54の外周面外に繋がる第1空気孔66が、形成されており、また、フランジ材58には、このフランジ材58を上下に貫通する第2空気孔68が形成されている。
従って、本実施の形態では、弾性ストッパ材50の外周側と積層ゴム18の内周側との間の空間S1及び、これら空気孔66、68を介して、第1ポート金具14から空間S内に空気が吸排可能とされることになる。
【0023】
次に、本実施の形態に係るボルスタレス空気バネ10の作用を説明する。
振動発生部となる車輪側に連結される下面板12と、振動受け部である車体側に連結される上面板32との間に、中間材26が配置されており、下面板12と中間材26との間に積層ゴム18が配設されると共に、中間材26と上面板32との間に円筒状のダイヤフラム46が配設されている。また、下面板12及び上面板32にそれぞれ取り付けられたポート金具14、34によって、ダイヤフラム46内の空間となる空間Sに空気が吸排されつつ、これら下面板12と上面板32との間の相対変位に伴って、このダイヤフラム46が弾性変形することになる。
【0024】
従って、車輪側で振動が発生した場合、下面板12及び積層ゴム18を介して振動がダイヤフラム46に伝達され、上面板32と下面板12の間の相対的な移動に伴うダイヤフラム46の変形により振動が吸収されて、上面板32に連結された車体に振動が伝達され難くなる。
【0025】
さらに、これら下面板12と上面板32との間には、複数のゴム材を積み重ねて積層した構造とされる積層ゴム18だけでなく、この積層ゴム18のばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材50が、配設されている。そして、この弾性ストッパ材50は、上端板52及び下端板54と、これら上端板52及び下端板54にそれぞれ接着される円柱形状のストッパゴム56とで、形成されている。
【0026】
従って、積層ゴム18だけでなく弾性ストッパ材50を有することにより、図3に示すように、ダイヤフラム46がパンクして上面板32が下降した時であっても、下面板12がばね定数の低い弾性ストッパ材50のフランジ材58にまず当接し、この弾性ストッパ材50が車体の荷重を支持するので、積層ゴム18の硬さが従来例の積層ゴム18と同様の硬さのままでも、ボルスタレス空気バネ10全体として高いクッション性が得られる。
【0027】
以上より、ゴム硬度の低いゴム材を積層ゴム18に採用しなくとも良くなるので、ボルスタレス空気バネ10が設置された車両の走行安定性を高めることができ、また、積層ゴム18の劣化が早まらないので、ボルスタレス空気バネ10の耐久性を維持することが可能となる。
【0028】
他方、本実施の形態では、フランジ材58が中間材26よりも上面板32側に突出する形で、弾性ストッパ材50が設置されている。
この為、この弾性ストッパ材50の存在により、ダイヤフラム46がパンクして内圧が0となっても、積層ゴム18よりも先に弾性ストッパ材50に上面板32が接触するので、車両の荷重を確実にまずこの弾性ストッパ材50によって支持できるようになる。
【0029】
尚この際、連結金具38に取り付けられたステンレス鋼製の摺動板40が、フランジ材58に取り付けられるテフロン製の摺動板60に当接するので、車両の前後左右方向に過大な力が加わった場合でも、これらが滑って相対的変位可能となる。
【0030】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る空気バネを図4に示し、この図に基づき本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図4に示すように本実施の形態でも、中間材26の内周側に、積層ゴム18のばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材70の上端側が取り付けられている。
【0031】
但し、この弾性ストッパ材70は、第1の実施の形態と異なった形状とされ、一対の支持部材であるそれぞれ金属製の上側プレート72及び外筒74と、これら上側プレート72及び外筒74にそれぞれ接着される円柱形状のストッパゴム76とで、形成されており、この弾性ストッパ材70の外筒74の上端部が、中間材26にボルト64を介してねじ止められて連結されている。
【0032】
つまり、この弾性ストッパ材70の存在により、本実施の形態も第1の実施の形態と同様に、車両の走行安定性を高めつつボルスタレス空気バネ10の耐久性を維持することが可能となる。
また、中間材26には、空間Sと積層ゴム18の内周側の空間との間を連通する空気孔78が形成されている。従って、本実施の形態では、弾性ストッパ材70の外周側と積層ゴム18の内周側との間の空間S1及び、空気孔78を介して、第1ポート金具14から空間S内に空気が吸排可能とされることになる。
【0033】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る空気バネを図5に示し、この図に基づき本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
図5に示すように本実施の形態でも第2の実施の形態と同様に、中間材26の内周側に、積層ゴム18のばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材70の上端側が取り付けられている。
【0034】
但し、この弾性ストッパ材70は、第2の実施の形態のものと近似した構造となっているが、本実施の形態では、上側プレート72の下側に金属製で棒状の軸材73が溶接等により連結されており、これら上側プレート72と軸材73とが一体的な構造となっている。この為、この弾性ストッパ材70は、一対の支持部材である上側プレート72、軸材73と外筒74と、これら上側プレート72、軸材73及び外筒74にそれぞれ接着されるリング状のストッパゴム76とで、形成されている。
つまり、この弾性ストッパ材70の存在により、本実施の形態も第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、車両の走行安定性を高めつつボルスタレス空気バネ10の耐久性を維持することが可能となる。
【0035】
この一方、本実施の形態では、軸材73の外周側に筒状の外筒74が配置され、これら軸材73と外筒74との間に、リング状に形成されたストッパゴム76が配置される構造となっている。そして、軸材73の外周面とストッパゴム76の内周面との間及び、外筒74の内周面とストッパゴム76の外周面との間の2箇所の接着部A1、A2間をこれらの面に対して直交して繋ぐ直線Lが、積層ゴム18の積み重ね方向Yと交差する方向に延びている。
【0036】
従って、本実施の形態では、軸材73、外筒74と、ストッパゴム76との間の2箇所の接着部A1、A2間を繋ぐ直線Lが、積層ゴム18に車体の荷重が加わる方向である積層ゴム18の積み重ね方向Yに対して交差する方向に延びているので、弾性ストッパ材70がいわゆる剪断タイプのストッパとなる。つまり、剪断タイプのストッパであれば弾性ストッパ材70が小型化できるので、弾性ストッパ材70を有してしても、ボルスタレス空気バネ10の小型化が図れることになる。
【0037】
尚、上記実施の形態において、振動発生部側に下面板12を連結し、振動受け部側に上面板32を連結するような構成としたが、この逆の構成としても良い。また、上記実施の形態の説明において、振動を減衰して低減するようにしたが、振動の中でも突発的に存在する大きな振幅である衝撃を本発明は緩衝することもできる。
他方、上記実施の形態において、車両等の車体に入力される外部振動の防振を目的としたが、本発明は、例えば車両以外の他の建設機械、農業機械等の用途にも用いられることはいうまでもなく、また、ボルスタレス空気バネ以外の空気バネにも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の空気バネは上記構成としたので、車両の走行安定性を高めつつ耐久性を維持できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るボルスタレス空気バネの断面図であって、図2の1−1矢視線断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るボルスタレス空気バネの平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るボルスタレス空気バネの図1と同様の断面図であって、ダイヤフラムがパンクした状態を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るボルスタレス空気バネの図1と同様の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るボルスタレス空気バネの図1と同様の断面図である。
【図6】従来技術のボルスタレス空気バネの断面図である。
【符号の説明】
10 ボルスタレス空気バネ
12 下面板(第1の取付部材)
18 積層ゴム
26 中間材
32 上面板(第2の取付部材)
46 ダイヤフラム
50 弾性ストッパ材
52 上端板
54 下端板
56 ストッパゴム
70 弾性ストッパ材
72 上側プレート
73 軸材
74 外筒
76 ストッパゴム
Claims (2)
- 振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、
振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、
これら一対の取付部材間に配設されてこれら一対の取付部材の相対変位に伴って弾性変形する筒状のダイヤフラムと、
上記一対の取付部材間に配設され且つ、複数のゴム材を積み重ねた構造とされる積層ゴムと、
ダイヤフラムの一端側を積層ゴムに固定してダイヤフラムと積層ゴムとを直列に接続する中間材と、
一方の取付部材に一端が取り付けられると共に他端が中間材より他方の取付部材側に突出しつつ、上記一対の取付部材間に配設され且つ、積層ゴムのばね定数よりばね定数が低い弾性ストッパ材と、
を有したことを特徴とする空気バネ。 - 弾性ストッパ材が、一対の支持部材とこれら一対の支持部材に接着されるストッパゴムとで形成され、
これら一対の支持部材とストッパゴムとの間の2箇所の接着部分間を繋ぐ直線が、積層ゴムの積み重ね方向と交差する方向に延びることを特徴とする請求項1記載の空気バネ。
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CN102691744A (zh) * | 2011-03-23 | 2012-09-26 | 东洋橡胶工业株式会社 | 空气弹簧用下面板及其制造方法以及车辆用空气弹簧 |
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