JP2007057070A - 防振連結ロッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造によってロッド本体の大型化や重量化を回避しつつ、荷重入力下におけるばね特性の線形性を向上せしめることができて、特に大荷重の入力下における低動ばね化を有効に実現することにより、優れた防振効果を発揮することができる新規な構造の防振連結ロッドを提供する。
【解決手段】 長手状とされたロッド本体12の長手方向両端にそれぞれブッシュ組付孔44,46を有する連結部を設けて、それら連結部の少なくとも一方にインナ軸部材58とアウタ筒部材44を本体ゴム弾性体62で連結してなる防振ブッシュ14を設ける一方、ロッド本体に対して、インナ軸部材58を軸直角方向で挟む少なくとも一方の側にコイルスプリング74を配設すると共に、かかるコイルスプリング74の中心軸が、主たる振動入力方向である一対のブッシュ組付孔44,46を繋ぐ直線に平行な方向に延びるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば自動車におけるパワーユニットを支持フレームに防振連結するトルクロッド等に好適に採用される、防振ブッシュが組み込まれた防振連結ロッドに関するものである。
従来から、例えば自動車におけるトルクロッド等、二つの部材間に介装されてそれらを防振連結する各種のロッド部材として、防振連結ロッドが知られている。かかる防振連結ロッドでは、振動伝達を抑えつつ、二つの部材を連結するために、一般に、硬質のロッド本体の端部に防振ブッシュを組み付けた構造とされており、ロッド本体の端部が防振ブッシュを介して各部材に取り付けられるようになっている。このような防振連結ロッドは、例えば、特許文献1(特開2004−316798号公報)の図4に示されている。
ところで、このような防振連結ロッドでは、インナ軸金具とアウタ筒金具を本体ゴム弾性体で連結した防振ブッシュが採用されており、アウタ筒金具がロッド本体に固着される一方、インナ軸部材が連結対象部材に取り付けられるようになっている。そして、振動に対する防振効果が、かかる防振ブッシュの本体ゴム弾性体の弾性変形作用によって発揮されるようになっている。
ところが、かくの如き従来構造の防振連結ロッドでは、防振効果が、専ら、防振ブッシュの本体ゴム弾性体によって発揮されるに過ぎないことから、要求される防振特性を充分に且つ安定して実現することが難しい場合がある。特に、防振ゴムブッシュでは、許容配設スペースによるサイズの制約等により、本体ゴム弾性体のばね特性の線形領域を充分に確保することが難しい。そのために、防振連結ロッドへの入力荷重が大きくなると、本体ゴム弾性体のばね定数が非線形的に大きくなってしまい、高動ばね化して防振性能が著しく低下するという不具合があった。
なお、防振効果の向上を実現するべく、特許文献2(実開昭61−120602号公報)には、ロッド本体をシリンダ機構からなる流体封入構造とすることが提案されている。しかしながら、ロッド本体を中空の流体封入構造とすると、構造が複雑となって製造も著しく難しくなると共に、ロッド本体の強度が低下し易く、また、封入流体の漏れに対してメンテナンスや耐久性が問題となり易い。そのために、このような流体封入構造は、現実的ではない。
特開2004−316798号公報 実開昭61−120602号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、簡易な構造によってロッド本体の大型化や重量化を回避しつつ、荷重入力下におけるばね特性の線形性を向上せしめることができて、特に大荷重の入力下における低動ばね化を有効に実現することにより、優れた防振効果を発揮することができる新規な構造の防振連結ロッドを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意な組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載されたもの、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明の第一の態様は、ロッド本体における長手方向の両端部分にそれぞれ連結部が設けられると共に、該連結部の少なくとも一方がブッシュ組付孔を有しており、該ブッシュ組付孔には防振ブッシュが組み付けられて、該防振ブッシュを構成するインナ軸部材が本体ゴム弾性体によって該ロッド本体に弾性連結された防振連結ロッドにおいて、前記インナ軸部材を軸直角方向で挟んだ少なくとも一方の側に位置して、該ロッド本体における両端部分の前記連結部をつなぐ直線に対して中心軸が平行となるようにコイルスプリングが配設されており、該インナ軸部材が前記ブッシュ組付孔に対して軸直角方向に相対変位せしめられた際に該コイルスプリングに対して圧縮方向の荷重が及ぼされるようになっていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、コイルスプリングを配設することにより、ロッド本体に作用せしめられる軸方向荷重の少なくとも一部がコイルスプリングによって分担されるようになっている。これにより、大きな荷重の作用時における本体ゴム弾性体の弾性変形とコイルスプリングの全体としてのばねの非線形的な高動ばね化を低減することが出来る。即ち、ばね特性の線形性を長いストローク領域で高度に且つ容易に得ることの出来るコイルスプリングを利用して、かかるコイルスプリングに荷重を分担せしめることにより、大きな荷重の入力下でもばね定数の急激な上昇を防ぐことが出来るのである。
なお、少なくとも一方の端部に防振ブッシュが取り付けられた防振連結ロッドに対して適用されると共に、コイルスプリングがロッド本体の軸方向(一対の連結部をつなぐ直線の延出方向)に中心軸が延びるように配設されていることから、コイルスプリングの中心軸に対して傾斜した方向に荷重が作用することを回避することが出来る。それ故、目的とするばね定数の安定した発現を達成することが出来て、優れた防振性能の安定した発揮を実現することが出来る。
また、本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記防振ブッシュにおける前記インナ軸部材を軸直角方向一方向で挟んだ両側において、前記本体ゴム弾性体を軸方向に貫通する肉抜部が形成されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、本体ゴム弾性体を軸方向に貫通する肉抜部を、インナ軸部材を軸直角方向一方向で挟むように形成することにより、本体ゴム弾性体のばね成分の寄与を軽減乃至は回避することが出来て、コイルスプリングのばねがより支配的となるようにされている。それ故、特に大荷重の作用時におけるばね定数の急激な上昇をより有利に防ぐことが出来る。
また、本発明の第三の態様は、前記第二の態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記肉抜部を挟んで前記インナ軸部材と反対側に前記コイルスプリングが配設されて、該コイルスプリングが該インナ軸部材に対して離隔配置されていると共に、該コイルスプリングの該インナ軸部材側の端面が前記本体ゴム弾性体によって覆われていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、インナ軸部材に対して軸直角方向で離隔するようにコイルスプリングが配設されていることにより、小荷重の入力時には、防振ブッシュにおける本体ゴム弾性体の変形によって低動ばね化を図ることが出来る。それ故、小振幅振動の入力時における振動の低減効果を一層有効に発揮せしめることが出来る。また、コイルスプリングのインナ軸部材側の端面が本体ゴム弾性体によって覆われていることにより、荷重の入力によってコイルスプリングとインナ軸部材が接近し当接するように相対変位せしめられた場合にも、当接打音の発生を有効に防ぐことが出来る。
また、本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか一つの態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記防振ブッシュにおける前記本体ゴム弾性体には、該本体ゴム弾性体の外周面に開口するポケット部が形成されている一方、前記ロッド本体には、該ポケット部の開口に接続される収容凹所が前記ブッシュ組付孔の内周面に開口して形成されており、それらポケット部と収容凹所の両方に跨がって前記コイルスプリングが収容状態で配設されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、防振ブッシュの大径化を伴うことなく、コイルスプリングの軸方向での自由長を大きく設定することが可能とされている。それ故、コイルスプリングや防振ブッシュの各別の設計自由度を大きく確保することが出来る。
また、本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れか一の態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記連結部の何れか一方に前記防振ブッシュが組み付けられている一方、該連結部の何れか他方にボールジョイントが設けられていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、連結部の何れか一方に防振ブッシュが組み付けられていると共に、他方にボールジョイントが設けられていることから、ロッド本体に作用せしめられる荷重をロッド本体の軸方向に一層有利に限定することが出来て、コイルスプリングによって荷重をより巧く受けることが出来る。それ故、低動ばね化を一層有利に実現することが出来て、防振性能の向上を図ることが出来る。
また、本発明の第六の態様は、前記第一乃至第五の何れか一つの態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記防振ブッシュには、前記本体ゴム弾性体の外周面にアウタ筒部材が固着されており、該アウタ筒部材が前記ブッシュ組付孔に対して圧入固定されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、本体ゴム弾性体の外周面にアウタ筒部材を固着せしめることにより、防振ブッシュをロッド本体に対して容易に組み付けることが出来る。
特に本態様は、前記第四の態様と組み合わせられて採用され得る。このような前記第四の態様との組み合わせにおいては、アウタ筒部材に対して貫通形成される窓部が設けられて、該窓部が本体ゴム弾性体に形成されたポケット部と位置合せされることによりポケット部が窓部を通じてアウタ筒部材の外周面に開口せしめられると共に、ブッシュ組付孔に対するアウタ筒部材の組付け状態下において、窓部が収容凹所のブッシュ組付孔の内周面における開口に対して位置合せされることにより、ポケット部の開口と収容凹所の開口がアウタ筒部材に形成される窓部を通じて連通されて、それらポケット部と収容凹所の両方に跨ってコイルスプリングが収容状態で配設される態様を取り得る。
また、本発明の第七の態様は、前記第一乃至第六の何れか一つの態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記ロッド本体の少なくとも一部が二枚のプレス金具を重ね合わせて構成されており、それら二枚のプレス金具の重ね合わせ面間に前記コイルスプリングが収容状態で配設されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、ロッド本体を二枚のプレス金具を重ね合わせて構成することにより、複雑な形状となり易いロッド本体を比較的容易に得ることが出来る。
また、本発明の第八の態様は、前記第一乃至第六の何れか一つの態様に係る防振連結ロッドにおいて、前記ロッド本体が一体成形品で構成されていると共に、該ロッド本体には前記ブッシュ組付孔から外方に延びる装着孔が貫通形成されており、該装着孔における外側開口部を覆うカバー部材が該ロッド本体に固着されて、該カバー部材で軸方向一方の端部を支持せしめられた状態で前記コイルスプリングが該装着孔に挿通状態で配設されていることを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされた防振連結ロッドにおいては、ロッド本体を一体成形品で構成することにより、優れた強度を備えたロッド本体を特別な補強構造を設けることなく容易に得ることが出来る。
また、ロッド本体に形成された装着孔に対してコイルスプリングを挿入配置すると共に、装着孔の開口を覆うカバー部材を装着することによって、ロッド本体に対してコイルスプリングを簡単に収容状態で取り付けることが出来る。それ故、生産性の向上などを図ることも出来る。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた防振連結ロッドにあっては、簡易な構造によってロッド本体の大型化や重量化を回避しつつ、荷重入力下におけるばね特性の線形性を向上せしめることができて、特に大荷重の入力下における低動ばね化を有効に実現することにより優れた防振効果を発揮することが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1〜図4には、本発明の第一の実施形態としての防振連結ロッドである自動車用のトルクロッド10が示されている。トルクロッド10は、長手状のロッド本体12に対して、その長手方向一方の側に防振ブッシュとしての第一のゴムブッシュ14が取り付けられていると共に、長手方向他方の側に防振ブッシュとしての第二のゴムブッシュ16が取り付けられている。そして、第一のゴムブッシュ14が図示しない自動車のパワーユニットに取り付けられる一方、第二のゴムブッシュ16が同じく図示しない自動車の車両ボデーに取り付けられることにより、トルクロッド10がパワーユニットと車両ボデーの間に装着されて、パワーユニットから車両ボデーへの振動伝達を抑えつつ、パワーユニットのトルク反力を緩衝的に車両ボデーに伝達せしめるようになっている。なお、以下の説明において、上下方向とは、図2における上下方向を言うものとする。
より詳細には、本実施形態におけるロッド本体12は、その全体に亘って、それぞれ略同一形状とされたプレス金具としての上側分割板金具18と下側分割板金具20が、板厚方向で上下に重ね合わせられて構成された分割構造体とされている。これら上下の分割板金具18,20は、その組付け状態での平面図が図1に示されていると共に、組付け状態での縦断面図が図4に示されているように、何れも、全体が略一定の薄肉板形状を有しており、全体として略長手平板形状を呈している。なお、何れの分割板金具18,20も、第一のゴムブッシュ14が設けられる長手方向一方の側(図1〜図4中、右側)から、第二のゴムブッシュ16が設けられる長手方向他方の側(図1〜図4中、左側)に向かって、次第に板幅寸法が小さくされている。
また、上下の分割板金具18,20には、長手方向一方の端部近くの相対応する位置において、円形の大径開口部22,24が形成されている一方、長手方向他方の端部近くの相対応する位置において、円形の小径開口部26,28が形成されている。
更にまた、これら上下の分割板金具18,20には、長手方向の略中央部分の相対応する位置において、略半円形断面をもって長手方向に延びる配設部30,32が重ね合わせ面に開口するように形成されている。また、配設部30,32は、長手方向一方の側の端部が大径開口部22,24に接続されている。そして、配設部30,32の重ね合わせ面における開口が上下の分割板金具18,20の重ね合せにより相互に覆蓋されることにより、略円形断面でロッド本体12の長手方向に延びる収容凹所としての配設凹所34がロッド本体12に対して形成されている。また、この配設凹所34は、長手方向他方の端部が大径開口部22,24に接続されて開口せしめられている。
さらに、上側分割板金具18には、大径開口部22の内周縁部から上方に向かって所定の高さで突出する第一の上側分割筒状部36が一体形成されていると共に、小径開口部26の内周縁部から上方に向かって所定高さで突出する第二の上側分割筒状部38が一体形成されている。
また一方、下側分割板金具20には、大径開口部24の内周縁部から下方に向かって所定高さで突出する第一の下側分割筒状部40が一体形成されている。更に、下側分割板金具20には、小径開口部28の内周縁部から下方に向かって所定高さで突出する第二の下側分割筒状部42が一体形成されている。
ここにおいて、上述の如き構造とされた上下の分割板金具18,20は、平板形状を有するステンレス鋼などの金属板を適当な形状に打ち抜くと共に、プレス加工によって上下の第一及び第二の分割筒状部36,38,40,42や上下の配設部30,32を、それぞれプレス成形することにより、有利に形成される。特に、このようなプレス金具で上下の分割板金具18,20を形成することにより、ロッド本体12を十分な強度と寸法精度を確保しつつ、薄肉コンパクトに形成することが出来るのであり、しかも優れた量産性が実現され得る。また、上下の第一及び第二の分割筒状部36,38,40,42の径方向寸法や軸方向寸法等の大きさを任意に設定できることに加えて、上下の配設部30,32の形状や形成する位置等も大きな自由度をもって設定し、それを容易に形成することが可能となるのである。
これら上下の分割板金具18,20は、図4に示されているように、その全面に亘って板厚方向で上下に重ね合わせられて相互に固着されており、それによって、一体的なロッド本体12が形成されている。かかる重ね合せに際しては、重ね合わせられた上下の分割板金具18,20がスポット溶接等によって相互に接着されることにより、上下の分割板金具18,20が分離不能に固着されている。
このようにして形成されたロッド本体12には、第一の上下の分割筒状部36,40の協働によって、上下の分割板金具18,20の重ね合わせ面に対して直交する一軸上に延びる大径円筒形状のブッシュ組付孔としての第一の組付筒部44が形成されていると共に、第二の上下の分割筒状部38,42の協働によって、上下の分割板金具の重ね合わせ面に対して直交する一軸上に延びる小径円筒形状のブッシュ組付孔としての第二の組付筒部46が形成されている。これにより、ロッド本体12の長手方向両端部分に連結部が形成されており、特に本実施形態では、各連結部にそれぞれブッシュ組付孔が形成されている。
また、第二の組付筒部46には、第二のゴムブッシュ16を構成するブッシュ本体48がセットされる。
かかるブッシュ本体48は、図3,図4に示されているように、厚肉小径の円筒形状を有するインナ軸部材としてのインナ筒金具50に対して、径方向外方に所定距離を隔てて薄肉大径の円筒形状を有するアウタ筒部材としてのアウタ筒金具52が、略同一中心軸上に配設されていると共に、それらインナ筒金具50とアウタ筒金具52の径方向対向面間に全体として略厚肉円筒形状を有する本体ゴム弾性体54が介装されており、本体ゴム弾性体54の内外周面にインナ筒金具50とアウタ筒金具52がそれぞれ加硫接着された一体加硫成形品として形成されている。なお、本実施形態では、インナ筒金具50は、アウタ筒金具52に比して軸方向寸法が大きくされており、インナ筒金具50がアウタ筒金具52の軸方向両側の開口から突出するようにされている。
そして、このブッシュ本体48が上下の分割板金具18,20における上下の小径開口部26,28に対して圧入固定されている。これにより、ブッシュ本体48は、そのアウタ筒金具52が第二の組付筒部46に対して嵌着されており、第二の組付筒部46に対して固定的に組み付けられているのである。なお、かかる組付け状態下においては、インナ筒金具50が本体ゴム弾性体54によってロッド本体に弾性的に連結されている。
更にまた、第一の組付筒部44には、第一のゴムブッシュ14を構成するブッシュ本体56がセットされる。
かかるブッシュ本体56は、図3,図4に示されているように、厚肉小径の円筒形状を有するインナ軸部材としての内筒金具58に対して径方向外方に所定距離を隔てて薄肉大径の円筒形状を有するアウタ筒部材としての外筒金具60が配設されていると共に、それら内筒金具58と外筒金具60との径方向対向面間に全体として略厚肉円筒形状を有する本体ゴム弾性体62が介装されており、本体ゴム弾性体62の内外周面に内筒金具58と外筒金具60がそれぞれ加硫接着された一体加硫成形品として形成されている。なお、本実施形態では、内筒金具58の中心軸が外筒金具60の中心軸に対してロッド本体12の長手方向一方の側に偏倚して位置するように内筒金具58と外筒金具60が相互に位置決めされている。
また、本体ゴム弾性体62には、内筒金具58を軸直角方向に挟んだ一方の側に位置して周方向に半周未満の所定長さをもって延びる肉抜部としての第一のスリット64が軸方向に貫通して形成されている一方、内筒金具58を挟んだ軸直角方向他方の側には、周方向に半周未満の所定長さをもって延びる肉抜部としての第二のスリット66が軸方向に貫通して形成されている。
さらに、本体ゴム弾性体62には、第二のスリット66を軸直角方向に挟んだ他方の側に位置するようにポケット部68が形成されている。このポケット部68は、略円形断面をもって径方向で延びるように形成されており、その一方の側の端部が第二のスリット66までは至らないように形成されていると共に、他方の側の端部が本体ゴム弾性体62の周壁面に開口せしめられている。これにより、本体ゴム弾性体62においてポケット部68の底壁面を構成する部分(ポケット部68と第二のスリット66を軸直角方向で仕切る部分)が薄肉とされている。また、外筒金具60には、ポケット部68の開口部分に対応する位置に窓部70が形成されており、この窓部70を通じてポケット部68がブッシュ本体56の外周面に開口せしめられている。
そして、このブッシュ本体56が、上下の分割板金具18,20における上下の大径開口部22,24に圧入されることによって、ブッシュ本体56がロッド本体12に対して取り付けられている。これにより、ブッシュ本体56は、その外筒金具60が第一の組付筒部44に対して固定的に組み付けられているのである。なお、かかる組付け状態下において、内筒金具58は、本体ゴム弾性体62によってロッド本体12に対して弾性的に連結されている。
また、ブッシュ本体56のロッド本体12に対する組付状態下、ブッシュ本体56の第一,第二のスリット64,66の対向方向がロッド本体12の長手方向となるようブッシュ本体56がその中心軸回りの周方向でロッド本体12に対して位置合せされている。
さらに、ブッシュ本体56のロッド本体12に対する組付状態下、ブッシュ本体56におけるポケット部68(窓部70)が、ロッド本体12の長手方向において第一の組付筒部44に向かって開口位置せしめられている。また、本実施形態では、ポケット部68の開口部と窓部70の形状及びサイズが、ロッド本体12に形成されている配設凹所34の開口部の形状及びサイズと同一とされており、ブッシュ本体56のロッド本体12に対する組付状態下において、ブッシュ本体56がその中心軸回りの周方向で位置決めされることにより、ポケット部68が窓部70を介して配設凹所34に接続されている。これにより、ロッド本体12とブッシュ本体56において、略一定の円形断面でロッド本体12の長手方向に延びる収容部72が形成されている。
ここにおいて、かかる収容部72には、圧縮型のコイルスプリング74が収容状態で配設されている。このコイルスプリング74は、略一定の矩形断面形状を有しており、上述の説明からも明らかなように、ロッド本体12を構成する上下の分割板金具18,20の重ね合わせ面間に配設されている。また、コイルスプリング74は、第一のゴムブッシュ14における内筒金具58を軸直角方向で挟む一方の側に配置されており、その中心軸が大径開口部22,24と小径開口部26,28を繋ぐ直線に平行な方向であるロッド本体12の長手方向(ロッド本体12の軸方向)で延びるように配設されている。
また、コイルスプリング74は、その軸方向一方の端部がポケット部68に突出せしめられており、軸方向一方の端面がポケット部68において本体ゴム弾性体62に当接せしめられていると共に、軸方向他方の端部が配設凹所34に収容されており、軸方向他方の端面が配設凹所34において上下の分割板金具18,20に当接せしめられている。これにより、振動入力時における内筒金具58と外筒金具60との軸直角方向での相対変位によってロッド本体12の長手方向でコイルスプリング74の伸縮方向での変形が許容されるようになっている。
なお、特に本実施形態におけるコイルスプリング74は、軸直角方向で第二のスリット66を挟んで内筒金具58と反対側に配設されており、第二のスリット66を設けることによって薄肉とされている本体ゴム弾性体62の一部を介してコイルスプリング74と内筒金具58が軸直角方向で離隔配置されている。更に、本実施形態では、組付け状態下におけるコイルスプリング74が略自由長とされていることから、コイルスプリング74によって押圧される等して本体ゴム弾性体62に作用せしめられる応力や変形が軽減されて、本体ゴム弾性体62の耐久性を向上せしめることが出来る。また、コイルスプリング74は、その外周面が略全周に亘って収容部72を構成する周壁面から僅かに離隔して配設されている。これにより、コイルスプリング74の伸縮変形時における摺動摩擦を低減乃至は回避して、スムーズな変形を実現することが出来るようになっている。
而して、上述の如き構造とされたトルクロッド10においては、その装着状態下で第一及び第二のゴムブッシュ14,16のインナ筒金具50と内筒金具58の間に、ロッド本体12の長手方向で振動が及ぼされると、第一及び第二のゴムブッシュ14,16における本体ゴム弾性体54,62の弾性変形に基づく防振効果が発揮される。それに加えて、特に第一及び第二のゴムブッシュ14,16のインナ筒金具50と内筒金具58がロッド本体12の長手方向(主たる振動入力方向である、第一のゴムブッシュ14と第二のゴムブッシュ16を繋ぐ直線に平行となる方向)で接近せしめられる際には、第二のゴムブッシュ16における内筒金具58と外筒金具60(第一の組付筒部44)がロッド本体12の長手方向で相対的に変位せしめられて、コイルスプリング74が軸方向で圧縮変形せしめられることから、かかるコイルスプリング74の弾性変形に基づく防振効果が発揮されることとなるのである。
このような本実施形態に従う構造とされたトルクロッド10においては、ロッド本体12の軸方向(長手方向)に作用せしめられる入力荷重が、第一のゴムブッシュ14と第二のゴムブッシュ16の各本体ゴム弾性体54,62の弾性変形のみならず、ロッド本体12に配設されたコイルスプリング74によっても弾性的に分担支持されるようになっている。ここにおいて、コイルスプリング74は、ばね特性の線形性が長いストローク領域で高度に且つ容易に得られることから、特に大振幅振動の入力時におけるトルクロッド10のばね成分(本体ゴム弾性体54,62とコイルスプリング74の全体としてのばね)のばね定数が非線形的に上昇することを防ぐことが出来て、優れた防振性能を得ることが出来るのである。
また、本実施形態では、第一のゴムブッシュ14の中心軸と第二のゴムブッシュ16の中心軸を軸直角方向で繋ぐ直線の延出方向であるロッド本体12の長手方向でコイルスプリング74の中心軸が延びるように、圧縮形のコイルスプリング74がロッド本体12に対して組み付けられている。それ故、主に軸方向に荷重が作用せしめられるトルクロッド10において、コイルスプリング74に作用せしめられる荷重が、コイルスプリング74の中心軸方向に対して傾斜方向で作用せしめられることが有利に回避されて、コイルスプリング74を配設することによるばね定数の線形化効果を安定して得ることが出来る。
また、第一のゴムブッシュ14の本体ゴム弾性体62において、ロッド本体12の長手方向で内筒金具58を挟み込む両側には、本体ゴム弾性体62を軸方向に貫通するように第一,第二のスリット64,66が形成されている。これにより、荷重の入力方向であるロッド本体12の長手方向における本体ゴム弾性体62のばね成分の寄与を軽減乃至は回避することが出来る。更に、荷重入力時における本体ゴム弾性体62の弾性変形が第一,第二のスリット64,66が形成されることによって比較的広いストローク領域に亘って略線形的なばね特性を得ることが可能な剪断変形とされることから、より有利に広いストローク領域に亘る低動ばね化を実現することが出来る。しかも、剪断変形によるばね成分は、圧縮変形又は引張変形せしめられる場合のばね成分に比して小さいことから、コイルスプリング74の寄与率を一層高めて、線形的なばね特性を得ることが出来る。
また、ロッド本体12がプレス金具である上側分割板金具18と下側分割板金具20を重ね合わせることにより構成されている。これにより、複雑な形状を有するロッド本体12を容易に得ることが出来る。特に本実施形態では、コイルスプリング74が収容状態で配設される配設凹所34も上側分割板金具18と下側分割板金具20の重ね合わせ面間に形成されていることから、コイルスプリング74をそれら上側分割板金具18と下側分割板金具20の重ね合わせ前に組み付けることによって、ロッド本体12に対して容易に収容状態で組み付けることが出来る。
また、本実施形態では、本体ゴム弾性体62に対してポケット部68を設けて、かかるポケット部68を外筒金具60に形成された窓部70を通じて配設凹所34に連通せしめることにより、コイルスプリング74を収容配置する収容部72が形成されている。これにより、コイルスプリング74の軸方向での自由長を大きな自由度で設定可能であり、要求特性に応じたばね特性の設定を有利に実現することが出来る。
次に、図5〜図9には、本発明の第二の実施形態としての防振連結ロッドである自動車用のトルクロッド76が示されている。このトルクロッド76では、長手状とされたロッド本体78として、ダイキャスト等によって形成された一体成形金具が採用されている。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態と実質的に同一の部材乃至は部位については、それぞれ、図中に第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細な説明を省略する。
より詳細には、ロッド本体78は、全体として略直線的に延びる長手状の厚肉板形状とされており、特に本実施形態では、アルミニウム等の金属材料による一体成形品として形成されている。また、ロッド本体78には、長手方向一方の端部付近において円形の大径開口部80を有する大径円筒形状のブッシュ組付孔としての第一の組付筒部82が設けられており、かかる第一の組付筒部82を利用して本実施形態における防振ブッシュとしての第一のゴムブッシュ84が形成されていると共に、長手方向他方の端部付近において円形の小径開口部86を有する小径円筒形状のブッシュ組付孔としての第二の組付筒部88が設けられており、かかる第二の組付筒部88を利用して本実施形態における防振ブッシュとしての第二のゴムブッシュ90が形成されている。そして、これら第一の組付筒部82及び第二の組付筒部88と一体的に形成されたアーム部92によって第一の組付筒部82と第二の組付筒部88が連結されることにより、本実施形態に係るロッド本体78が形成されている。なお、アーム部92は、第一の組付筒部82側から第二の組付筒部88側に向かって平面視で次第に狭幅となるように形成されていると共に、側面視で次第に厚肉となるように形成されている。また、アーム部92には、平面視で幅方向両側(図5中、上下)に延び出すフランジ状の補強部94が設けられている。
また、ロッド本体78の長手方向一方の側の端面には、装着孔としての配設孔96が設けられている。配設孔96はロッド本体の長手方向に延びる円形孔であって、長手方向一方の端部がロッド本体78の長手方向一方の側の端面に開口せしめられていると共に、長手方向他方の端部が大径開口部80に接続せしめられている。
また、上述したように第二の組付筒部88を利用して本実施形態における第二のゴムブッシュ90が形成されている。この第二のゴムブッシュ90は、図8,図9に示されているように、厚肉小径の円筒形状を有するインナ軸部材としてのインナ筒金具98が第一の組付筒部82に対して同一中心軸上に配設されていると共に、それらインナ筒金具98と第一の組付筒部82の径方向対向面間に、全体として略厚肉円筒形状を有する本体ゴム弾性体100が介装されて形成されている。
更にまた、第一の組付筒部82には、第一のゴムブッシュ84を構成するブッシュ本体56がセットされる。このブッシュ本体56は、前記第一の実施形態に示されたブッシュ本体(56)と略同一の構造とされていることから、ここでは冗長な記載を避けるために説明を省略する。なお、本実施形態では、ブッシュ本体56が前記第一の実施形態と周方向で略180度ずれるようにロッド本体78に対して組み付けられており、これに伴って、第一のスリット64が内筒金具58を挟んでロッド本体78の長手方向他方の側(第二のゴムブッシュ90側)に形成されていると共に、第二のスリット66が内筒金具58を挟んでロッド本体78の長手方向一方の側(第一のゴムブッシュ84側)に形成されている。
そして、このブッシュ本体56が、ロッド本体78における大径開口部80に圧入されることによって、外筒金具60が第一の組付筒部82に対して嵌着されて、ブッシュ本体56がロッド本体78に対して取り付けられている。なお、本実施形態では、図8,図9に示されているように、第一のゴムブッシュ84の中心軸の方向と第二のゴムブッシュ90の中心軸の方向が略90度ずれるように各ゴムブッシュ84,90が設けられている。
また、ブッシュ本体56のロッド本体78に対する組付状態下、ブッシュ本体56の第一,第二のスリット64,66の対向方向がロッド本体78の長手方向となるようにブッシュ本体56がその中心軸回りの周方向でロッド本体78に対して位置合せされている。
さらに、ブッシュ本体56のロッド本体78に対する組付状態下、ブッシュ本体56におけるポケット部68(窓部70)が、ロッド本体78の長手方向において、第一の組付筒部82側である長手方向一方の側に向かって開口するようにブッシュ本体56がその周方向で位置決めされてロッド本体78に対して組み付けられている。また、本実施形態では、ポケット部68の開口部と窓部70の形状及びサイズが、ロッド本体78に形成されている配設孔96の開口部の形状及びサイズと同一とされており、ブッシュ本体56のロッド本体78に対する組付状態下において、ポケット部68が窓部70を介して配設孔96に接続されている。
ここにおいて、配設孔96には、コイルスプリング74が配設されている。このコイルスプリング74は、ロッド本体78の長手方向でコイルスプリング74の中心軸が延びるように配設されており、コイルスプリング74の軸方向一方の側の端部がロッド本体78における配設孔96から長手方向一方の側に向かって突出せしめられていると共に、軸方向他方の側の端部がロッド本体78における配設孔96から長手方向他方の側に向かって突出せしめられて、配設孔96に接続されたポケット部68に収容されている。
さらに、ロッド本体78の軸方向一方の側(図5中、右)の端面には、長手方向で重ね合わせられるカバー部材102が取り付けられている。かかるカバー部材102は、横向きの略カップ形状であって、コイルスプリング74のロッド本体78への配設状態において、コイルスプリング74のロッド本体78から突出せしめられた部分を覆うように取り付けられている。また、その開口部には、幅方向(図5中、上下方向)外方に向かって広がる略矩形フランジ状の固定部104が一体形成されており、かかる固定部104がロッド本体78の一方の側の端面に重ね合わせられていると共に、その四隅がロッド本体78にボルト固定されることにより、カバー部材102がロッド本体78に対して固定的に組み付けられている。これにより、カバー部材102によって配設孔96の軸方向一方の側の開口が覆蓋されており、もって、カバー部材102とポケット部68と配設孔96の協働によって、収容部106が形成されている。そして、かかる収容部106、延いてはロッド本体78に対してコイルスプリング74が収容状態で配設されているのである。なお、本実施形態では、コイルスプリング74の軸方向一方の端面がポケット部68において本体ゴム弾性体62に当接せしめられていると共に、軸方向他方の端面がカバー部材102に当接せしめられており、本体ゴム弾性体62の弾性変形に応じてロッド本体78の長手方向でコイルスプリング74の伸縮変形が許容されるようになっている。
このような本実施形態に従う構造とされたトルクロッド76においても、前記第一の実施形態と略同様に、ロッド本体78にコイルスプリング74を配設することにより、大荷重の入力時においても線形性を示す優れたばね特性を有するコイルスプリング74によって入力荷重を分担させて、大荷重の入力時における低動ばね化を実現することが出来る。
また、特に本実施形態では、ロッド本体78をダイキャスト等によって得られる一体成形品とする一方、ロッド本体78の一方の側の端面に配設孔96を設けて、かかる配設孔96に対してコイルスプリング74を挿入状態で配設すると共に、ロッド本体78の一方の側の端面に配設孔96の開口を覆蓋するようにカバー部材102を取り付けることにより、コイルスプリング74が収容状態で配設されるようになっている。これにより、ロッド本体78に対するコイルスプリング74の収容状態での組付けを容易に行うことが出来る。
また、ロッド本体78を一体成形品とすることにより、容易に高強度のロッド本体78を得ることが出来て、耐久性や信頼性の向上を図ることが出来る。
次に、図10,図11には、本発明の第三の実施形態としての防振連結ロッドである自動車用のトルクロッド108が示されている。この本実施形態に係るトルクロッド108では、上側分割板金具18と下側分割板金具20を重ね合わせることにより構成される分割構造体とされたロッド本体12の長手方向略両端部分に設けられた第一の組付筒部44と第二の組付筒部46において、第一の組付筒部44には、第一のゴムブッシュ14が設けられている一方、第二の組付筒部46には、ボールジョイント110が設けられている。なお、以下の説明において、前記第一又は第二の何れかの実施形態と実質的に同一の部材乃至は部位については、図中に同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
より詳細には、ボールジョイント110は、ジョイント筒金具112とホルダ筒部材114を含んで構成されている。ジョイント筒金具112は、全体として厚肉小径の略円筒形状を呈している。また、ジョイント筒金具112の軸方向中央部分の外形寸法が、軸方向中央に向かって次第に大きくなっており、ジョイント筒金具112の軸方向中央部分が略球状湾曲面を呈する球状部116とされている。なお、本実施形態では、ジョイント筒金具112の内径寸法が軸方向全長に亘って略一定とされている。
また、ホルダ筒部材114は、全体として薄肉大径の略円筒形状であって、特に本実施形態では、硬質の合成樹脂材料によって形成されている。また、ホルダ筒部材114の軸方向中央部分には、ジョイント筒金具112の中央部分に形成された球状部116の表面形状に対応する形状とされた球帯状の嵌合凹溝118が形成されている。
そして、ジョイント筒金具112とホルダ筒部材114は、略同軸上に配置されて、ジョイント筒金具112がホルダ筒部材114に嵌挿される。要するに、ジョイント筒金具112における球状部116とホルダ筒部材114における嵌合凹溝118が嵌合せしめられることにより、ジョイント筒金具112とホルダ筒部材114が相互に組み付けられて、本実施形態におけるボールジョイント110が構成されている。なお、ホルダ筒部材114の軸方向両端部は、ジョイント筒金具112に対して軸直角方向で離隔せしめられており、ジョイント筒金具112のこじり方向での変位が容易に許容されるようになっている。
このような構造とされたボールジョイント110は、ホルダ筒部材114がロッド本体12の第二の組付筒部46に圧入されること等により、内挿状態で嵌め付けられている。なお、本実施形態では、ボールジョイント110を構成するジョイント筒金具112とホルダ筒部材114が何れも硬質の材料によって形成されていると共に、それらジョイント筒金具112とホルダ筒部材114が球状部116と嵌合凹溝118の少なくとも一部において直接的に重ね合わせられて相互に組み付けられている。また、ボールジョイント110を構成するホルダ筒部材114は、ロッド本体12(第二の組付筒部46)に対して直接的に組み付けられている。換言すれば、ボールジョイント110は、ゴム弾性体等の緩衝部材を実質的に介することなく組み付けられた硬質のジョイント筒金具112とホルダ筒部材114を含んで構成されていると共に、ロッド本体12に対してゴム弾性体等の緩衝部材を介することなく取り付けられている。
そして、このようなボールジョイント110の取付状態下において、ロッド本体12の長手方向一方の端部に設けられた第一のゴムブッシュ14が図示しない自動車のパワーユニットに取り付けられると共に、長手方向他方の端部に取り付けられたボールジョイント110が同じく図示しない自動車の車両ボデーに取り付けられることにより、前記第一の実施形態と同様にトルクロッド108が自動車に対して組み付けられるようになっている。
このような本実施形態に従う構造とされたトルクロッド108においては、ボールジョイント110によってトルクロッド108の一方の端部を自動車に組み付けることにより、ロッド本体12に作用せしめられる荷重をトルクロッド108の軸方向であるロッド本体12の長手方向に限定することが出来て、コイルスプリング74による荷重の分担が一層有利に実現されることとなる。それ故、特に大荷重入力下における低動ばね化をより有利に実現することができる。
また、本実施形態では、ボールジョイント110におけるジョイント筒金具112及びホルダ筒部材114が何れも硬質の材料によって形成されていると共に、それらジョイント筒金具112とホルダ筒部材114が、緩衝材などを介することなく直接摺動可能に連結されている。しかも、ホルダ筒部材114が緩衝材等を介することなく、硬質材料で形成されたロッド本体12の第二の組付筒部46に直接的に組み付けられている。これにより、特定の周波数域の振動入力時に問題となり易いトルクロッド108の剛体共振を有利に回避することが出来る。即ち、連結部の一方である第二の組付筒部46に対して上述の如き構造とされたボールジョイント110を設けて、かかるボールジョイント110によってトルクロッド108の一方の端部が車両ボデーに組み付けられることから、ボールジョイント110の配設部位におけるトルクロッド108の軸方向(ロッド本体12の長手方向)での剛性を十分に高めて、剛体共振が発生する共振周波数を実質的に剛体共振が問題となり得ない高周波数域に設定することが出来るのである。
次に、図12,図13には、本発明の第四の実施形態としての防振連結ロッドである自動車用のトルクロッド120が示されている。この本実施形態に係るトルクロッド120では、一体成形品とされたロッド本体122の長手方向略両端部分に設けられた第一の組付筒部82と第二の組付筒部88において、第一の組付筒部82には、第一のゴムブッシュ84が設けられている一方、第二の組付筒部88には、ボールジョイント110が設けられている。なお、以下の説明において、前記第一乃至第三の何れかの実施形態と実質的に同一とされた部材乃至は部位については、図中に同一の符号を付すことにより、ここでは、説明を省略する。
より詳細には、ロッド本体122は、前記第二の実施形態におけるロッド本体78と同様に、第一の組付筒部82と第二の組付筒部88がアーム部92によって連結された構造を有している。また、本実施形態におけるロッド本体122では、前記第二の実施形態におけるロッド本体78と異なり、第一の組付筒部82の中心軸と第二の組付筒部88の中心軸が略平行となるように、それら組付筒部82,88が形成されている。そして、第一の組付筒部82に前記第二の実施形態と略同一の構造を有する第一のゴムブッシュ84が設けられていると共に、第二の組付筒部88に前記第三の実施形態に示された構造を有するボールジョイント110が設けられており、それら第一のゴムブッシュ84及びボールジョイント110を介して、ロッド本体122の長手方向両端部分がそれぞれ図示しない自動車のパワーユニットと車両ボデーに連結されている。
このような本実施形態に従う構造とされたトルクロッド120においても、前記第二,第三の実施形態に示された効果と同様な効果が有効に発揮されることとなる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第一乃至第四の実施形態においては、略直線的に延びるロッド本体12,78を例示したが、ロッド本体は必ずしも直線的な形状を有している必要はなく、湾曲せしめられていても良い。なお、湾曲形状のロッド本体を採用する場合には、ロッド本体の長手方向両端部分に形成される大径開口部22,24と小径開口部26,28の各中心軸を繋ぐ直線と平行となる方向で中心軸が延びるようにコイルスプリング74がロッド本体に配設されることにより、主たる入力荷重をコイルスプリング74によって有効に分担させることが出来る。
また、前記第一乃至第四の実施形態に示されているように、第一のゴムブッシュ14,84を構成する本体ゴム弾性体62には、第一,第二のスリット64,66が本体ゴム弾性体62を軸方向で貫通するように形成されていることが、ばね特性の線形化などの効果を得るために望ましいが、これらのスリット64,66はなくてもよい。
また、コイルスプリング74の形状やサイズ、或いは、断面形状等は、要求されるばね特性等に応じて適宜に設定されるものであって、前記各実施形態における具体的な例示によって何等限定されるものではない。
また、前記第一,第三の実施形態では、ロッド本体12がその全体に亘って上側分割板金具18と下側分割板金具20によって構成された分割構造体とされているが、ロッド本体を分割構造体とする場合には、必ずしもロッド本体の全体に亘って分割構造とされている必要はなく、ロッド本体の一部が分割構造とされていても良い。具体的には、例えば、ロッド本体においてコイルスプリングが配設される部分のみを分割構造として、上側分割板金具を収容部を覆う蓋状の部材として形成することも出来る。これによれば、ロッド本体が略全体に亘って一体成形品で形成されることによりロッド本体の強度を有利に得ることが出来ると共に、コイルスプリングの収容部を分割構造とすることにより、コイルスプリングをロッド本体に対して容易に収容状態で組み付けることが可能となる。
また、ボールジョイントを採用する場合には、剛体共振の防止効果を有効に得るために、前記第三,第四の実施形態で示されているボールジョイント110の如く、ばね成分を有していないことが望ましいが、必ずしもばね成分を含まない構造のボールジョイントのみが採用されるわけではない。例えば、ジョイント筒金具112の球状部116とホルダ筒部材114の嵌合凹溝118の摺接面間に緩衝層を設けたボールジョイントや、ホルダ筒部材114の外周面と第二の組付筒部46,88の内周面との嵌合面間に緩衝層を配設したボールジョイント等を採用することも可能である。
また、ロッド本体12,78,122に配設されるコイルスプリング74は、必ずしも一つだけである必要はなく、複数が設けられていても良い。具体的には、例えば、前記第一の実施形態に示されたトルクロッド10において、第一のゴムブッシュ14が組み付けられた大径開口部22,24の内周面において、配設凹所34と径方向で対向位置する部分に開口する第二の配設凹所を形成して、この第二の配設凹所に対して、第一の配設凹所34の収容部72と同様な収容部を形成すると共に、コイルスプリングを収容配置することも可能である。これにより、第一のゴムブッシュ14において、内筒金具58を挟んだ軸直角方向両側にそれぞれ各一つのコイルスプリング74が組み付けられることとなる。そして、内筒金具58が、ロッド中心軸方向で何れの側に相対変位せしめられた際にも、コイルスプリングによる圧縮弾性力が発揮されるようにできる。
また、前記第一の実施形態に示されたトルクロッド10において、第二のゴムブッシュ16にコイルスプリングを組み込むことも出来る。その場合には、例えば第二のゴムブッシュとして、第一のゴムブッシュ14と同様な構造のものを採用しても良い。或いは、第二のゴムブッシュ16において、そのアウタ筒金具52に貫通窓を形成すると共に、ロッド本体12には、ロッド中心軸方向で小径開口部28内面に開口するポケット部を形成する。そして、このポケット部にコイルスプリングを収容配置する。このコイルスプリングの付勢力を、インナ筒金具50がロッド中心軸方向で軸直角方向に相対変位せしめられた際に、本体ゴム弾性体54を介して作用せしめることが出来る。
また、前記各実施形態では、内筒金具58と外筒金具60を本体ゴム弾性体62で連結してなるブッシュ本体56をロッド本体12,76,108,120とは別体として形成して、このブッシュ本体56をロッド本体12,76,108,120に対して圧入固定することにより第一のゴムブッシュ14,84が構成されているが、第一のゴムブッシュ14,84を構成するブッシュ本体56は、必ずしも外筒金具60を備えている必要はない。
具体的には、例えば、ロッド本体12における第一の組付筒部44に対して内筒金具58に厚肉の略円筒形状とされた本体ゴム弾性体62を被着形成してなるブッシュ本体を圧入して固定することにより、第一のゴムブッシュを構成することも可能である。このような構造は、特に、前記第一の実施形態に示されているような分割構造とされたロッド本体12を採用する場合に有効である。なお、第一のゴムブッシュが前述の如き外筒金具60を有しない構造とされている場合には、図8に示された前記第二の実施形態における本体ゴム弾性体100のように、本体ゴム弾性体の軸方向両端において軸直角方向に突出する突出部を設けて、かかる突出部を第一の組付筒部44に対して軸方向で密着状態として重ね合わせることにより、ブッシュ本体をロッド本体12に対して軸方向で有利に位置決め固定することが出来る。
さらに、ロッド本体に対して直接的に本体ゴム弾性体を加硫接着せしめることにより、内筒金具とロッド本体を本体ゴム弾性体で弾性連結した第一のゴムブッシュを得ることも可能である。具体的には、例えば、ロッド本体78に形成される第一の組付筒部82の内周側に第一の組付筒部82から所定距離を隔てて内筒金具58が配置された状態でそれらロッド本体78と内筒金具58を成形金型にセットし、ロッド本体78と内筒金具58との対向面間に本体ゴム弾性体62を加硫成形することによって、ロッド本体78と内筒金具58が弾性連結された第一のゴムブッシュを構成しても良い。このような構造は、前記第二の実施形態に示されているような一体成形品によって形成されたロッド本体78に外筒金具60を有しないゴムブッシュを採用する場合に好適である。
また、前記各実施形態では、コイルスプリング74がロッド本体12,76,108,120に収容状態で配設されていたが、コイルスプリング74は、例えば、ブッシュ本体56における内筒金具58と外筒金具60との軸直角方向対向面間に配設されていても良い。このような構造を採用することにより、コイルスプリング74をロッド本体12,76,108,120に組み付ける作業を特別に要することなく、ブッシュ本体56をロッド本体12,76,108,120に組み付けることによってコイルスプリング74を容易にロッド本体12,76,108,120に組み付けることが可能となる。
また、前記各実施形態では、本体ゴム弾性体62に形成される第二のスリット66よりもブッシュ軸直角方向で外方にコイルスプリング74が配設されているが、コイルスプリング74は、例えば、軸直角方向で内筒金具58と第二のスリット66の間に配設されていても良い。
また、コイルスプリング74は、荷重入力のない組付け状態下で必ずしも略自由長とされている必要はなく、例えば、予め圧縮された状態で組み付けられていても良い。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の第一の実施形態としてのトルクロッドを示す平面図である。 図1に示されたトルクロッドを示す側面図である。 図1に示されたトルクロッドを示す横断面図であって、図2におけるIII−III断面に相当する図である。 図1に示されたトルクロッドを示す縦断面図であって、図1におけるIV−IV断面に相当する図である。 本発明の第二の実施形態としてのトルクロッドを示す平面図である。 図5に示されたトルクロッドを示す側面図である。 図5に示されたトルクロッドを示す背面図である。 図5に示されたトルクロッドを示す横断面図であって、図6におけるVIII−VIII断面に相当する図である。 図5に示されたトルクロッドを示す縦断面図であって、図5におけるIX−IX断面に相当する図である。 本発明の第三の実施形態としてのトルクロッドを示す横断面図であって、図11におけるX−X断面に相当する図である。 図10に示されたトルクロッドを示す横断面図であって、図10におけるXI−XI断面に相当する図である。 本発明の第四の実施形態としてのトルクロッドを示す横断面図であって、図13におけるXII−XII断面に相当する図である。 図12に示されたトルクロッドを示す横断面図であって、図12におけるXIII−XIII断面に相当する図である。
符号の説明
10 トルクロッド
12 ロッド本体
14 第一のゴムブッシュ
16 第二のゴムブッシュ
34 配設凹所
44 第一の組付筒部
46 第二の組付筒部
56 ブッシュ本体
58 内筒金具
62 本体ゴム弾性体
74 コイルスプリング

Claims (8)

  1. ロッド本体における長手方向の両端部分にそれぞれ連結部が設けられると共に、該連結部の少なくとも一方がブッシュ組付孔を有しており、該ブッシュ組付孔には防振ブッシュが組み付けられて、該防振ブッシュを構成するインナ軸部材が本体ゴム弾性体によって該ロッド本体に弾性連結された防振連結ロッドにおいて、
    前記インナ軸部材を軸直角方向で挟んだ少なくとも一方の側に位置して、該ロッド本体における両端部分の前記連結部をつなぐ直線に対して中心軸が平行となるようにコイルスプリングが配設されており、該インナ軸部材が前記ブッシュ組付孔に対して軸直角方向に相対変位せしめられた際に該コイルスプリングに対して圧縮方向の荷重が及ぼされるようになっていることを特徴とする防振連結ロッド。
  2. 前記防振ブッシュにおける前記インナ軸部材を軸直角方向一方向で挟んだ両側において、前記本体ゴム弾性体を軸方向に貫通する肉抜部が形成されている請求項1に記載の防振連結ロッド。
  3. 前記肉抜部を挟んで前記インナ軸部材と反対側に前記コイルスプリングが配設されて、該コイルスプリングが該インナ軸部材に対して離隔配置されていると共に、該コイルスプリングの該インナ軸部材側の端面が前記本体ゴム弾性体によって覆われている請求項2に記載の防振連結ロッド。
  4. 前記防振ブッシュにおける前記本体ゴム弾性体には、該本体ゴム弾性体の外周面に開口するポケット部が形成されている一方、前記ロッド本体には、該ポケット部の開口に接続される収容凹所が前記ブッシュ組付孔の内周面に開口して形成されており、それらポケット部と収容凹所の両方に跨がって前記コイルスプリングが収容状態で配設されている請求項1乃至3の何れか一項に記載の防振連結ロッド。
  5. 前記連結部の何れか一方に前記防振ブッシュが組み付けられている一方、該連結部の何れか他方にボールジョイントが設けられている請求項1乃至4の何れか一項に記載の防振連結ロッド。
  6. 前記防振ブッシュには、前記本体ゴム弾性体の外周面にアウタ筒部材が固着されており、該アウタ筒部材が前記ブッシュ組付孔に対して圧入固定されている請求項1乃至5の何れか一項に記載の防振連結ロッド。
  7. 前記ロッド本体の少なくとも一部が二枚のプレス金具を重ね合わせて構成されており、それら二枚のプレス金具の重ね合わせ面間に前記コイルスプリングが収容状態で配設されている請求項1乃至6の何れか一項に記載の防振連結ロッド。
  8. 前記ロッド本体が一体成形品で構成されていると共に、該ロッド本体には前記ブッシュ組付孔から外方に延びる装着孔が貫通形成されており、該装着孔における外側開口部を覆うカバー部材が該ロッド本体に固着されて、該カバー部材で軸方向一方の端部を支持せしめられた状態で前記コイルスプリングが該装着孔に挿通状態で配設されている請求項1乃至6の何れか一項に記載の防振連結ロッド。
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