JP4081421B2 - 防振マウント組立体 - Google Patents
防振マウント組立体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4081421B2 JP4081421B2 JP2003339222A JP2003339222A JP4081421B2 JP 4081421 B2 JP4081421 B2 JP 4081421B2 JP 2003339222 A JP2003339222 A JP 2003339222A JP 2003339222 A JP2003339222 A JP 2003339222A JP 4081421 B2 JP4081421 B2 JP 4081421B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting member
- bracket
- cylindrical bracket
- cylindrical
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、本態様に従う構造とされた防振マウント組立体においては、第二の取付部材に形成された環状凹部によって嵌合ゴムの径方向外方への突出を抑えつつ、ゴムボリュームを確保することが可能となる。それ故、嵌合ゴムの耐久性を向上しつつ、圧縮代を確保することが可能となり、その結果、安定した位置決め特性を発揮することが可能となる。
本発明の第二の態様は、防振連結すべき一方の部材に取り付けられる第一の取付部材を筒状の第二の取付部材の軸方向一方の開口部側に離隔配置せしめて、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結したマウント本体を用い、該第二の取付部材を別体の筒状ブラケットに嵌め入れて固着することにより、該第二の取付部材が該筒状ブラケットを介して防振すべき他方の部材に取り付けられるようにした防振マウント組立体において、前記筒状ブラケットとして非鉄金属または合成樹脂材からなる軽量材製のものを採用し、前記第二の取付部材を該筒状ブラケットに隙間をもって嵌め入れると共に、該第二の取付部材を該筒状ブラケットに対して固定する固定手段を設ける一方、該第二の取付部材における前記第一の取付部材が配置されたほうの前記軸方向一方の開口部において該筒状ブラケットの軸方向端部に重ね合わせられるフランジ状部を一体形成すると共に、該第二の取付部材における該軸方向一方の端部付近において、該第二の取付部材と該筒状ブラケットの隙間に嵌合ゴムを圧縮状態で介在させて、該筒状ブラケットに対して該第二の取付部材を該嵌合ゴムを介して軸直角方向で位置決めすると共に、該第二の取付部材の該筒状ブラケットからの軸方向の抜け抗力が発揮されるようにして、前記筒状ブラケットに対してアクチュエータが組み付けられており、該アクチュエータによる付勢力が、前記マウント本体に対して、軸方向の抜け出し方向に向かって常時及ぼされるようにして、前記マウント本体が前記筒状ブラケットに組み付けられた状態で自動車への組み付けに用いられ、該自動車の車両ボデーに対して該筒状ブラケットが固定されることによって該自動車に装着されることを、特徴とする。
本態様の防振マウント組立体においては、マウント本体の第二の取付部材と筒状ブラケットの隙間に圧縮状態で介在せしめられた嵌合ゴムにより、第二の取付部材の筒状ブラケットからの軸方向の抜け抗力が発揮されることとなる。それ故、第二の取付部材を筒状ブラケットに対して嵌め入れるだけで、第二の取付部材を筒状ブラケットに対して固定手段で固定する前にも、マウント本体の筒状ブラケットに対する嵌め入れ状態が有利に保持され得る。従って、第二の取付部材を筒状ブラケットに嵌め入れた後の固定手段による固定作業を容易に行うことが出来ると共に、例えば、マウント本体を筒状ブラケットに嵌め入れるだけで搬送し、マウントの装着時に第二の取付部材と筒状ブラケットを固定手段で固定するような場合において、不必要にマウント本体が筒状ブラケットから抜け出してしまうことを防止することも可能となる。
なお、本態様におけるアクチュエータとしては、例えば、特開2003−130126号公報や特開2000−227137号公報等に記載されているように、マウント本体の内部に非圧縮性流体が封入された流体室を形成し、この流体室に形成された流体流路を開閉制御したり、流体室の圧力を加振制御したりする空気圧式アクチュエータや電磁式アクチュエータなどであって、マウント本体に対してコイルスプリングや板ばね等のバネ手段による付勢力を及ぼすものが具体的に挙げられるが、本態様の適用範囲がそのようなものに限定的に解釈されるべきでないことは、言うまでもない。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に係る防振マウント組立体において、前記自動車の前記車両ボデーに対して前記筒状ブラケットが固定されることによって該自動車に装着された状態下において、前記マウント本体の前記第二の取付部材が該筒状ブラケットに対してボルト固定されていることを、特徴とする。
12 マウント本体
14 第一の取付金具
16 第二の取付金具
18 本体ゴム弾性体
20 ブラケット
26 フランジ状部
42 嵌合ゴム
94 固定ボルト
138 ナット
Claims (6)
- 防振連結すべき一方の部材に取り付けられる第一の取付部材を筒状の第二の取付部材の軸方向一方の開口部側に離隔配置せしめて、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結したマウント本体を用い、該第二の取付部材を別体の筒状ブラケットに嵌め入れて固着することにより、該第二の取付部材が該筒状ブラケットを介して防振すべき他方の部材に取り付けられるようにした防振マウント組立体において、
前記筒状ブラケットとして非鉄金属または合成樹脂材からなる軽量材製のものを採用し、前記第二の取付部材を該筒状ブラケットに隙間をもって嵌め入れると共に、該第二の取付部材を該筒状ブラケットに対して固定する固定手段を設ける一方、該第二の取付部材における前記第一の取付部材が配置されたほうの前記軸方向一方の開口部において該筒状ブラケットの軸方向端部に重ね合わせられるフランジ状部を一体形成すると共に、該第二の取付部材における該軸方向一方の端部付近において、該第二の取付部材と該筒状ブラケットの隙間に嵌合ゴムを圧縮状態で介在させて、該筒状ブラケットに対して該第二の取付部材を該嵌合ゴムを介して軸直角方向で位置決めすると共に、該第二の取付部材の該筒状ブラケットからの軸方向の抜け抗力が発揮されるようにして、
前記第二の取付部材における軸方向一方の端部付近において、径方向内方に凹んで周方向に延びる環状凹部を形成して、該環状凹部に前記嵌合ゴムを設けたことを特徴とする防振マウント組立体。 - 防振連結すべき一方の部材に取り付けられる第一の取付部材を筒状の第二の取付部材の軸方向一方の開口部側に離隔配置せしめて、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結したマウント本体を用い、該第二の取付部材を別体の筒状ブラケットに嵌め入れて固着することにより、該第二の取付部材が該筒状ブラケットを介して防振すべき他方の部材に取り付けられるようにした防振マウント組立体において、
前記筒状ブラケットとして非鉄金属または合成樹脂材からなる軽量材製のものを採用し、前記第二の取付部材を該筒状ブラケットに隙間をもって嵌め入れると共に、該第二の取付部材を該筒状ブラケットに対して固定する固定手段を設ける一方、該第二の取付部材における前記第一の取付部材が配置されたほうの前記軸方向一方の開口部において該筒状ブラケットの軸方向端部に重ね合わせられるフランジ状部を一体形成すると共に、該第二の取付部材における該軸方向一方の端部付近において、該第二の取付部材と該筒状ブラケットの隙間に嵌合ゴムを圧縮状態で介在させて、該筒状ブラケットに対して該第二の取付部材を該嵌合ゴムを介して軸直角方向で位置決めすると共に、該第二の取付部材の該筒状ブラケットからの軸方向の抜け抗力が発揮されるようにして、
前記筒状ブラケットに対してアクチュエータが組み付けられており、該アクチュエータによる付勢力が、前記マウント本体に対して、軸方向の抜け出し方向に向かって常時及ぼされるようにして、
前記マウント本体が前記筒状ブラケットに組み付けられた状態で自動車への組み付けに用いられ、該自動車の車両ボデーに対して該筒状ブラケットが固定されることによって該自動車に装着されるようにしたことを特徴とする防振マウント組立体。 - 前記自動車の前記車両ボデーに対して前記筒状ブラケットが固定されることによって該自動車に装着された状態下において、前記マウント本体の前記第二の取付部材が該筒状ブラケットに対してボルト固定されている請求項2に記載の防振マウント組立体。
- 前記嵌合ゴムが前記第二の取付部材の外周面に加硫接着されている請求項1乃至3の何れかに記載の防振マウント組立体。
- 前記嵌合ゴムが前記筒状ブラケットの内周面に加硫接着されていると共に、前記第二の取付部材における前記フランジ状部と反対の軸方向端部側の所定長さに亘る部分が、該フランジ状部の形成された軸方向一方の端部側において該嵌合ゴムに当接せしめられる部分よりも、外径寸法の小さい小径部とされている請求項1乃至3の何れかに記載の防振マウント組立体。
- 前記マウント本体において、前記第二の取付部材に対して縮径加工が施されている請求項1乃至5の何れかに記載の防振マウント組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339222A JP4081421B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 防振マウント組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339222A JP4081421B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 防振マウント組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005106150A JP2005106150A (ja) | 2005-04-21 |
JP4081421B2 true JP4081421B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=34534461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003339222A Expired - Fee Related JP4081421B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 防振マウント組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4081421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11685443B2 (en) | 2020-07-22 | 2023-06-27 | The Pullman Company | Hydroelastic body mount |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4861875B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-01-25 | 東海ゴム工業株式会社 | 防振マウント組立体 |
JP4283858B2 (ja) | 2007-03-29 | 2009-06-24 | 東海ゴム工業株式会社 | 防振マウント組立体 |
JP5026837B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-09-19 | 東海ゴム工業株式会社 | 樹脂製筒形ブラケットとそれを用いた防振マウント組立体、樹脂製筒形ブラケットの製造方法 |
JP5085502B2 (ja) * | 2008-10-14 | 2012-11-28 | 東海ゴム工業株式会社 | 樹脂製筒形ブラケットとかかる樹脂製筒形ブラケットを用いた防振マウント組立体 |
US10851866B2 (en) | 2016-09-27 | 2020-12-01 | Bridgestone Corporation | Vibration damping device |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003339222A patent/JP4081421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11685443B2 (en) | 2020-07-22 | 2023-06-27 | The Pullman Company | Hydroelastic body mount |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005106150A (ja) | 2005-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4048156B2 (ja) | 流体封入式防振装置 | |
US7389976B2 (en) | Vibration damping device | |
EP2706257B1 (en) | Axially damped hydraulic mount assembly | |
JPH0989037A (ja) | マウント装置およびその製造方法 | |
JP4529142B2 (ja) | 防振装置 | |
US20110101582A1 (en) | Fluid-filled active engine mount | |
JP2007239883A (ja) | 能動型防振装置用電磁式アクチュエータ | |
US7007934B2 (en) | Fluid-filled vibration damping device | |
JP4081421B2 (ja) | 防振マウント組立体 | |
JP4340911B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2012102761A (ja) | 防振装置 | |
US7128311B2 (en) | Active vibration damping actuator and active damping apparatus using the same | |
JP5130094B2 (ja) | 圧力感応切換式オリフィス通路を備えた流体封入式防振装置 | |
JP2006275273A (ja) | 自動車用流体封入式エンジンマウントおよびそれを用いたパワーユニット支持機構 | |
JP4959390B2 (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP4081422B2 (ja) | マウント組立体 | |
JP4630216B2 (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP2006266425A (ja) | 能動型流体封入式防振装置 | |
JP2007032745A (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP2010032023A (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP5085502B2 (ja) | 樹脂製筒形ブラケットとかかる樹脂製筒形ブラケットを用いた防振マウント組立体 | |
JP4016343B2 (ja) | 防振用アクチュエータおよびそれを用いた能動型防振装置 | |
JP4023463B2 (ja) | 防振装置用の空気圧式アクチュエータ | |
JP3940090B2 (ja) | 流体封入式防振装置 | |
JP2008248930A (ja) | 樹脂製筒形ブラケットとそれを用いた防振マウント組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070314 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070314 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070718 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4081421 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |