JP4023463B2 - 防振装置用の空気圧式アクチュエータ - Google Patents
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Description
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様1の特徴とするところは、ベースハウジングに対して出力部材を離隔して対向配置せしめて該出力部材と該ベースハウジングをゴム弾性壁で連結することによりそれらベースハウジングと出力部材の対向面間に作用空気室を形成すると共に、該出力部材を該ベースハウジングに対して離隔方向に付勢する付勢手段を設ける一方、該作用空気室に外部から空気圧を及ぼす給排口を設けて該作用空気室に外部から負圧を及ぼすことにより該出力部材を該付勢手段による付勢力に抗してベースハウジング側に駆動変位せしめるようにした防振装置用の空気圧式アクチュエータにおいて、前記ベースハウジングと前記出力部材の一方の側から他方の側に向かって突出するストッパゴムを形成して、該ベースハウジングと該出力部材の他方の側に対する該ストッパゴムの当接により該出力部材の該ベースハウジングに対する接近方向の変位端を規定する一方、かかるベースハウジングと出力部材の他方の側における該ストッパゴムの当接部位において該ストッパゴムの当接面の端縁部付近が当接せしめられる位置に小突起を突出形成して、該ストッパゴムが当接した場合に該ストッパゴムの当接面がその端縁部において部分的に該小突起により持ち上げられるようにして、該ストッパゴムと該ベースハウジングまたは該出力部材との当接面間において端縁部に開口する隙間が形成されるようにした空気圧式アクチュエータにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様2の特徴とするところは、本発明の前記態様1に係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記ストッパゴムが前記ベースハウジングまたは前記出力部材の周方向に延びる環状とされていると共に、その周上の少なくとも一箇所において内周側から外周側に連続して延びる連通溝が形成されており、該ストッパゴムの当接状態下でも前記作用空気室における該ストッパゴムの内周側と外周側が該連通溝を通じて相互に連通状態に維持されるようになっていることにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様3の特徴とするところは、本発明の前記態様2に係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記小突起が、前記ストッパゴムの周方向において互いに所定距離を隔てて3つ以上形成されていることにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様4の特徴とするところは、本発明の前記態様3に係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記付勢手段としてコイルスプリングを採用すると共に、該コイルスプリングの軸方向一方の端部が、前記小突起によって軸直角方向に位置決めされていることにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様5の特徴とするところは、本発明の前記態様1乃至4の何れかに係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記出力部材を、前記ベースハウジングに向かって開口する略カップ形状の硬質材で形成すると共に、その周壁部を該ベースハウジングに向かって次第に拡開するスカート形状として、該スカート形状に傾斜した周壁部の内周面に前記ストッパゴムを形成したことにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様6の特徴とするところは、本発明の前記態様1乃至4の何れかに係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記出力部材を、前記ベースハウジングに向かって開口する略カップ形状の硬質材で形成して、その開口周縁部において外周側に向かって広がるフランジ状部を一体形成すると共に、該フランジ状部の外周縁部において該ベースハウジングに向かって突出する環状竪壁を一体形成して、該環状竪壁の突出先端部分に前記ストッパゴムを形成したことにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様7の特徴とするところは、本発明の前記態様1乃至6の何れかに係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記出力部材を小径の略カップ形状の硬質材で形成すると共に、その開口周縁部の外周側に離隔して固定リングを配設して、該出力部材の開口周縁部と該固定リングを略環状のプレート形状を有する前記ゴム弾性壁で連結する一方、前記ベースハウジングを大径の略カップ形状の硬質材で形成して、該出力部材を該ベースハウジングの開口部に向けて開口させて該固定リングを該ベースハウジングの周壁部分に対して流体密に固着することにより、それらベースハウジングと出力部材の対向面間に前記作用空気室が形成されていることにある。
空気圧式アクチュエータに関する本発明の態様8の特徴とするところは、本発明の前記態様1乃至7の何れかに係る空気圧式アクチュエータにおいて、前記ベースハウジングの中央部分を前記作用空気室に向かって突出させることにより外方に開口する中央凹所を形成し、該ベースハウジングを貫通して該中央凹所に突出する管状体によって前記給排口を構成したことにある。
自動車用防振装置に関する本発明の態様の特徴とするところは、本発明の前記態様1乃至8の何れかに係る空気圧式アクチュエータを備えた自動車用防振装置にある。
流体封入式防振装置に関する本発明の態様の特徴とするところは、第一の取付部材を筒状の第二の取付部材の一方の開口部側に離隔して配設し、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめて、該第二の取付部材の一方の開口部を該本体ゴム弾性体で流体密に覆蓋すると共に、該第二の取付部材の他方の開口部を可撓性膜で流体密に覆蓋し、更に該本体ゴム弾性体と該可撓性膜の間に仕切部材を配設して該第二の取付部材で固定的に支持せしめることにより、該仕切部材を挟んだ両側に壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成されて振動が入力される受圧室と壁部の一部が該可撓性膜で構成されて容積変化が許容される平衡室をそれぞれ形成すると共に、それら受圧室と平衡室を連通させる第一のオリフィス通路と該第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路をそれぞれ該仕切部材に形成する一方、該可撓性膜を挟んで該平衡室と反対側に本発明の前記態様1乃至8の何れかに係る空気圧式アクチュエータを配設して、前記出力部材の前記ベースハウジングに対する接近/離隔方向の変位に伴う出力を該可撓性膜に及ぼして該可撓性膜を変位させ該仕切部材における該第二のオリフィス通路の開口部に当接/離隔せしめることにより、該第二のオリフィス通路を遮断/連通するようにした流体封入式防振装置にある。
12 外壁部材
14 押圧金具
16 ゴム弾性壁
24 ポート
34 作用空気室
38 コイルスプリング
40 制限ゴム
44 当接突部
46 隙間
Claims (10)
- ベースハウジングに対して出力部材を離隔して対向配置せしめて該出力部材と該ベースハウジングをゴム弾性壁で連結することによりそれらベースハウジングと出力部材の対向面間に作用空気室を形成すると共に、該出力部材を該ベースハウジングに対して離隔方向に付勢する付勢手段を設ける一方、該作用空気室に外部から空気圧を及ぼす給排口を設けて該作用空気室に外部から負圧を及ぼすことにより該出力部材を該付勢手段による付勢力に抗してベースハウジング側に駆動変位せしめるようにした防振装置用の空気圧式アクチュエータにおいて、
前記ベースハウジングと前記出力部材の一方の側から他方の側に向かって突出するストッパゴムを形成して、該ベースハウジングと該出力部材の他方の側に対する該ストッパゴムの当接により該出力部材の該ベースハウジングに対する接近方向の変位端を規定する一方、かかるベースハウジングと出力部材の他方の側における該ストッパゴムの当接部位において該ストッパゴムの当接面の端縁部付近が当接せしめられる位置に小突起を突出形成して、該ストッパゴムが当接した場合に該ストッパゴムの当接面がその端縁部において部分的に該小突起により持ち上げられるようにして、該ストッパゴムと該ベースハウジングまたは該出力部材との当接面間において端縁部に開口する隙間が形成されるようにしたことを特徴とする空気圧式アクチュエータ。 - 前記ストッパゴムが前記ベースハウジングまたは前記出力部材の周方向に延びる環状とされていると共に、その周上の少なくとも一箇所において内周側から外周側に連続して延びる連通溝が形成されており、該ストッパゴムの当接状態下でも前記作用空気室における該ストッパゴムの内周側と外周側が該連通溝を通じて相互に連通状態に維持されるようになっている請求項1に記載の空気圧式アクチュエータ。
- 前記小突起が、前記ストッパゴムの周方向において互いに所定距離を隔てて3つ以上形成されている請求項2に記載の空気圧式アクチュエータ。
- 前記付勢手段としてコイルスプリングを採用すると共に、該コイルスプリングの軸方向一方の端部が、前記小突起によって軸直角方向に位置決めされている請求項3に記載の空気圧式アクチュエータ。
- 前記出力部材を、前記ベースハウジングに向かって開口する略カップ形状の硬質材で形成すると共に、その周壁部を該ベースハウジングに向かって次第に拡開するスカート形状として、該スカート形状に傾斜した周壁部の内周面に前記ストッパゴムを形成した請求項1乃至4の何れかに記載の空気圧式アクチュエータ。
- 前記出力部材を、前記ベースハウジングに向かって開口する略カップ形状の硬質材で形成して、その開口周縁部において外周側に向かって広がるフランジ状部を一体形成すると共に、該フランジ状部の外周縁部において該ベースハウジングに向かって突出する環状竪壁を一体形成して、該環状竪壁の突出先端部分に前記ストッパゴムを形成した請求項1乃至4の何れかに記載の空気圧式アクチュエータ。
- 前記出力部材を小径の略カップ形状の硬質材で形成すると共に、その開口周縁部の外周側に離隔して固定リングを配設して、該出力部材の開口周縁部と該固定リングを略環状のプレート形状を有する前記ゴム弾性壁で連結する一方、前記ベースハウジングを大径の略カップ形状の硬質材で形成して、該出力部材を該ベースハウジングの開口部に向けて開口させて該固定リングを該ベースハウジングの周壁部分に対して流体密に固着することにより、それらベースハウジングと出力部材の対向面間に前記作用空気室が形成されている請求項1乃至6の何れかに記載の空気圧式アクチュエータ。
- 前記ベースハウジングの中央部分を前記作用空気室に向かって突出させることにより外方に開口する中央凹所を形成し、該ベースハウジングを貫通して該中央凹所に突出する管状体によって前記給排口を構成した請求項1乃至7の何れかに記載の空気圧式アクチュエータ。
- 請求項1乃至8の何れかに記載の空気圧式アクチュエータを備えた自動車用防振装置。
- 第一の取付部材を筒状の第二の取付部材の一方の開口部側に離隔して配設し、それら第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめて、該第二の取付部材の一方の開口部を該本体ゴム弾性体で流体密に覆蓋すると共に、該第二の取付部材の他方の開口部を可撓性膜で流体密に覆蓋し、更に該本体ゴム弾性体と該可撓性膜の間に仕切部材を配設して該第二の取付部材で固定的に支持せしめることにより、該仕切部材を挟んだ両側に壁部の一部が該本体ゴム弾性体で構成されて振動が入力される受圧室と壁部の一部が該可撓性膜で構成されて容積変化が許容される平衡室をそれぞれ形成すると共に、それら受圧室と平衡室を連通させる第一のオリフィス通路と該第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされた第二のオリフィス通路をそれぞれ該仕切部材に形成する一方、該可撓性膜を挟んで該平衡室と反対側に請求項1乃至8の何れかに記載の空気圧式アクチュエータを配設して、前記出力部材の前記ベースハウジングに対する接近/離隔方向の変位に伴う出力を該可撓性膜に及ぼして該可撓性膜を変位させ該仕切部材における該第二のオリフィス通路の開口部に当接/離隔せしめることにより、該第二のオリフィス通路を遮断/連通するようにしたことを特徴とする流体封入式防振装置。
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