JP3941979B2 - 内燃機関の冷却回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却水ジャケットを有する鋳造されたシリンダブロックと、冷却水通路を有するシリンダヘッドと、シリンダヘッドとシリンダブロックの間の共通のフランジ面と、シリンダブロック内の冷却水ガイドとを備え、この冷却水ガイドが供給通路または戻し通路として形成され、この冷却水ガイドの少なくとも一つの冷却水ガイドがフランジ面に開口している、内燃機関の冷却回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の内燃機関がドイツ連邦共和国特許出願公開第4322030号公報に記載されている。この内燃機関の冷却回路の場合、シリンダブロックの冷却水ジャケットとシリンダヘッドの冷却水通路が冷却水ガイドを介して冷却水ポンプに接続されている。冷却水ガイドは内燃機関のシリンダブロック内に設けられ、供給通路または戻り通路として形成されている。その際、冷却水ガイドが一部がシリンダブロック内の穴として形成されている。この穴は冷却水ガイドの主通路に開口している。この穴はシリンダヘッド内の冷却水通路に冷却水を供給する働きをする。このような冷却回路の場合には、穴を介して主通路にシリンダヘッド内の冷却ジャケットを接続することに問題がある。主通路が冷却水ガイドの一部としてシリンダヘッドに統合され、鋳造によって形成されるので、その位置に関して大きな誤差が生じる。この誤差は鋳造工程で鋳型の個々の部分の間の位置のずれによって生じる。製作誤差変動幅内で生じる、冷却水ガイドの鋳造部分の位置のずれにより、冷却水ガイド内の開口領域に穴が常に正確に付設されるとは限らない。その際、大量生産のための充分なプロセス信頼性が常に得られるとは限らない。更に、鋳造されたシリンダブロック内に穴を製作するためには、付加的な時間とコストがかかる。
【0003】
更に、米国特許第4,530,315号明細書により、2つのシリンダ列が互いにV字状に配置されたシリンダブロックが知られている。シリンダブロック内での冷却水ジャケットに対する冷却水案内は、V字状に配置されたシリンダの隅部に形成された縦方向通路を介して行われる。シリンダブロックに対する縦方向通路の接続は、比較的に幅の広い鋳込まれた凹部を介して直接行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これに対して、本発明の根底をなす課題は、シリンダブロック内の冷却水ジャケットと冷却水ガイドとの間の接続を簡単にかつプロセス的に確実に製作することができ、大量生産に適するように、冒頭に述べた内燃機関の冷却回路を改良することである。その際特に、流れ技術的に重要な範囲(絞り個所、移行部)は、その位置と、冷却回路の個々の区間に対する付設の観点から、高い精度で製作可能であるべきである。更に、冷却回路内の流量の調和ができるだけ簡単にできるようにすべきである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は本発明に従い、冷却水ジャケットと少なくとも一つの冷却水ガイドとの間に、フランジ面から出発してシリンダブロックに鋳込まれたスリットの形をした接続部が設けられていることによって解決される。供給通路または戻り通路として形成された冷却水ガイドの区間に対する、シリンダブロック内の冷却水ジャケットの接続部が、フランジ面から出発してシリンダブロックに鋳込まれたスリットの形をしていると、この接続部は簡単に製作可能であり、プロセス的に信頼性がある。このスリットはその鋳造技術的な製作に基づいて、鋳型を適切に形成することにより、確かな位置にひいてはプロセス的に確実に配置または位置決めされる。鋳造された冷却水ガイドの位置のずれは、金型によって接続部を一緒に形成することにより、影響を受けない。更に、接続部の鋳造技術的な製作は付加的な加工ステップが不要である。そうでない場合、この加工ステップは穴を形成するために必要である。更に、冷却水ジャケットと冷却水ガイドとの間の接続部が鋳造技術的に形成される場合には、鋳込まれたスリットの形状を適合させることによって冷却水流の調和が達成されるという利点がある。
【0006】
冷却水流の調和の際の高い精度は、冷却水ジャケットと冷却水ガイドを接続するためのスリットの深さがその幅よりも大きいことによって有利に達成される。シリンダブロックの鋳物ブランクの製作後、次の加工ステップで、フランジ面が加工されて材料除去される。製作誤差に基づいて、フランジ面の除去厚さは部品毎に異なる。接続するスリットを製作する際に、スリットの深さがその幅よりも大きいと、除去率が異なる場合でも、フランジ面に対して垂直なスリットの横断面に対する影響が、幅が比較的に広いスリットの場合よりも小さい。スリットの幅Bガプロセス的に確実に製作できる程度に低減されると、スリットの横断面に対する鋳物ブランクの後加工の影響が最小となる。従って、所定の横断面を得るために、それぞれのスリットの深さが比較的に大きいので、フランジ面の後加工時の除去率の影響は最小となる。
【0007】
冷却水ジャケットが入口側と出口側でそれぞれ少なくとも一つのスリットを介して冷却水ガイド(供給通路と戻り通路)に接続されていると、内燃機関の冷却回路の形成とシリンダブロックの製作はきわめて簡単であり、かつ低コストである。
冷却水ジャケットに接続されたスリットが隣接するシリンダに対してほぼ半径方向に延びていると、シリンダ周りの均一な流れが有利に得られる。
【0008】
更に、各々のシリンダに、入口側のスリットと出口側のスリットが設けられていると、冷却水ジャケットの貫流が非常に均一になる。それによって、シリンダブロック内の横流冷却をきわめて簡単に行うことができる。この横流冷却は、入口側と出口側のスリットが直径方向に配置されていることにより、非常に均一である。
【0009】
特に、多気筒型内燃機関の場合には、冷却水ジャケットと冷却水ガイドを接続するスリットが幾何学的に調和され、その横断面と特にその深さが圧力降下(冷却水ポンプからの離隔距離)に依存して採寸されていると、冷却水貫流の調和がきわめて有利に達成可能である。すべてのスリットの幾何学形状を調和させることにより、個々のシリンダにおいて均一な冷却水流が生じる。
【0010】
冷却水ジャケットと冷却水ガイドを接続するための鋳込まれたスリットをシリンダブロック内に備えたこのような冷却水ガイドは、オープンデッキ構造のシリンダブロックに特に適している。
本発明の他の効果と有利な実施形は従属請求項および以下の記載から明らかである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図に基づいて詳しく説明する。
この実施の形態で示した内燃機関は、180°のV角度の二つのシリンダ列を有し、分離平面E−Eに沿って垂直方向に分離されたクランクケースを備えている。このクランクケースは二つの半部1,2を有する。この半部はシリンダブロック3,4を含んでいる。同時に図示していないクランク軸の回転軸線である縦方向軸線Aがこの分離平面E−E内を延びている。クランク軸は連接棒5を介してピストン6に連結されている。ピストンは水平な平面H−H内で動く。各々のシリンダ列にはシリンダヘッド7が付設されている。このシリンダヘッドは分離平面T−T内でクランクケース半部1,2またはそれぞれのシリンダブロック3,4に載っている。シリンダヘッド7は図示していないガス交換弁を備えた吸気通路8と排気通路9を備えている。各々のシリンダ列のシリンダブロックは冷却水ジャケット10を備え、シリンダヘッド7は冷却水通路11を備えている。
【0012】
図示していない冷却水ポンプを収容するための凹部13がシリンダブロック3の端面12に設けられている。この冷却水ポンプは二つの流出口14を経てシリンダ列1,2に冷却水を供給する。この流出口14の一方は、シリンダ列1に付設された主供給通路16への入口15として形成されている。他方の流出口は下向きの流出フランジ17に形成されている。第2の主供給通路20は冷却水ポンプから離れているシリンダ列2に付設され、接続通路21によって流出通路17に接続されている。両主供給通路はそれぞれ分離面T−Tに隣接して長手軸線Aの下方においてこの長手軸線に対して平行にそれぞれのシリンダブロック3,4の下側の壁18,19内で延びている。通路21の区間22は熱交換管23として形成され、図示していない冷却リブをその外周壁に備え、内燃機関のオイルパン24内で延びている。熱交換管23は分離面E−Eを架橋し、下側の壁19内に形成された接続通路21の他の区間25に接続している。
【0013】
クランクケース半部1,2またはシリンダブロック3,4の上側の壁26,27内で、主戻り通路28,29が長手軸線Aに対して平行に延びている。この主戻り通路は次に説明するように、シリンダブロック3,4の冷却水ジャケット10と、シリンダヘッド7の冷却水通路11に接続している。横方向通路31として形成された捕集通路が端面12の範囲において壁26,27内に設けられている。この捕集通路は流出管32を介して図示していない水/空気−熱交換器に接続している。
【0014】
主供給通路16,20と、主戻り通路28,29と、横方向通路31と、接続通路21の区間25は、壁18,19,26,27内に鋳込まれている。
冷却回路の他の構造は簡単化するために、図1において右側に示したシリンダ列だけを例にして説明する。左側のシリンダ列1に形成された冷却回路の部分は右側のシリンダ列と同じように形成されている。シリンダ列のシリンダ毎に、フランジ面33(分離面T−T)から出発する通路34a〜34cは主供給通路20に開口している。この通路34a〜34cは鋳造技術的に製作され、本実施の形態では円筒形に形成され、主供給通路20をシリンダヘッド7の冷却水通路11に接続する働きをする。そのために、シリンダヘッドの冷却水通路11はシリンダ毎に、鋳込まれた入口区間35を備えている。この入口区間はフランジ面33の範囲において図示していないシリンダヘッドガスケットを介して、付設されたそれぞれの通路34a〜34cに接続されている。主戻り通路29には、フランジ面33から出発して鋳込まれた3つの通路36a〜36cが開口している。この通路はシリンダヘッド7内の戻り区間37を介して冷却水通路11に接続されている。通路34a〜34cと36a〜36cは冷却水ジャケット10に対して間隔をおいて延びている。すなわち、通路は冷却水ジャケット10の隣接区間よりも、シリンダ軸線38から大きな半径方向距離を有する。冷却水ジャケット10はシリンダ毎に、スリット39a〜39cを介してそれぞれの通路34a〜34cに接続されている。冷却水ジャケット10は反対側でそれぞれ、スリット40a〜40cを介して通路36a〜36cの一つに接続されている。スリット39a〜39cはフランジ面33から出発し、シリンダ軸線38の方向に延び、そして通路34a〜34cまたは36a〜36cと同様に同じ鋳造工程で製作されている。冷却水ジャケット10は各々のシリンダの範囲においてスリット39a〜39cと通路34a〜34cを介して冷却回路の主供給通路20に接続している。冷却水ジャケット10は反対側においてシリンダ毎に、スリット40a〜40cと通路36a〜36cを介して主戻り通路29に接続されている。従って、内燃機関の運転中に、シリンダブロックの範囲に横方向流れが生じる。
【0015】
絞り損失と乱流を回避するために、スリット39a〜39cの入口範囲(通路34a〜34c寄りのその側)は丸められている。すなわち、入口半径を有する。冷却水ジャケット内でシリンダ周りの流れを均一に分配するために、入口側のスリット39a〜39cはシリンダ軸線に対して半径方向に延びている。更に、シリンダ周りの流れを一層均一にするために、出口側のスリット40a〜40cは入口側のスリットに対して直径方向に配置され、同様にシリンダ軸線に対して半径方向に延びている。各々のシリンダの入口側と出口側のスリットは均一な横流冷却を達成するために、シリンダ中心(シリンダブロックの長手方向のシリンダ中心)で対向するように、すなわち図示していないその接続線がシリンダブロックの長手方向に対して直角に延びるように配置されている。
【0016】
内燃機関の運転中、図示していない冷却水ポンプは図1に記入した方向矢印に沿って入口15または接続通路21を経て主供給通路16,20内に冷却水流を供給する。そして、冷却水流は端面12から軸線Aに沿って両シリンダ列に分配される。入口側の通路34a〜34cと出口側の通路36a〜36cを経て、冷却水流はシリンダヘッド7の冷却水通路11を通過する。これらの通路の横断面寸法により、冷却水流を調和させることができる。その際特に、冷却水ポンプからのそれぞれのシリンダの離隔距離を考慮すべきである。冷却水流の調和は流入側または流出側で単一的に行うと効果的である。その際、個々の通路の横断面はそれぞれのシリンダに割り当てられた部分流の割合を決定する。各シリンダの部分流の均一な分配は、それぞれの圧力損失に適合した通路の横断面寸法によって行うことができる。各シリンダの部分流の調和を入口側で行うと有利である。なぜなら、誤差に起因する、個々の圧力損失の偏差がこの場所で比較的に小さいからである。絞り損失を避けるために、出口側の通路の寸法を大きくすると有利である。
【0017】
冷却水回路の各々の部分流からスリット39a〜39cを経て他の部分流が分岐される。この部分流は冷却水ジャケット10のそれぞれの区間に供される。それによって、各々のスリットの流路横断面は、シリンダヘッドとシリンダブロックへの冷却水部分流のシリンダ毎の分配を決定する。一方、各々の通路の流路横断面はシリンダ毎の全体の部分流(シリンダヘッド+シリンダブロック)を決定する。各々のスリットの流路横断面を適切に調和させることにより、各シリンダの部分流がシリンダヘッドとシリンダブロックに定めて分配される。この分配も入口側で流路横断面を調和させることによって、すなわちスリット39a〜39cの調和した採寸によって効果的に行われる。出口側のスリット40a〜40cの流路横断面は、できるだけ絞りのない還流を可能にするために大きく形成される。
【0018】
スリット39a〜39cと40a〜40cの流路横断面を採寸する際に製作誤差をできるだけ小さくするために、スリットは、その深さがその幅Bよりも大きくなるように形成されている。それによって、フランジ面33の加工時の除去率の影響が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】端面の範囲の内燃機関の概略横断面図である。
【図2】シリンダヘッド寄りのシリンダブロックのフランジ面の平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図である。
【符号の説明】
3,4 シリンダブロック
7 シリンダヘッド
10 冷却水ジャケット
11 冷却水通路
16,20 主供給通路
28,29 主戻り通路
33 フランジ面
34a〜34c 通路
36a〜36c 通路
39a〜39c スリット
40a〜40c スリット

Claims (12)

  1. 冷却水ジャケット(10)を有する鋳造されたシリンダブロック(3,4)と、冷却水通路(11)を有するシリンダヘッド(7)と、シリンダヘッドとシリンダブロックの間の共通のフランジ面(33)と、シリンダブロック内の冷却水ガイド(16,20,28,29,34a〜34c,36a〜36c)とを備え、この冷却水ガイドが供給通路または戻し通路として形成され、この冷却水ガイドの少なくとも一つの冷却水ガイド(34a〜34c,36a〜36c)がフランジ面に開口している、内燃機関の冷却回路において、冷却水ジャケットと少なくとも一つの冷却水ガイドとの間に、フランジ面から出発してシリンダブロックに鋳込まれたスリット(39a〜39c,40a〜40c)の形をした接続部が設けられていることを特徴とする内燃機関の冷却回路。
  2. スリット(39a〜39c,40a〜40c)の深さがその幅よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の冷却回路。
  3. 冷却水ジャケット(10)が少なくとも一つの入口側のスリット(39a〜39c)を介して供給通路(16,20,34a〜34c)に接続され、かつ少なくとも一つの出口側のスリット(40a〜40c)を介して戻り通路(28,29,36a〜36c)に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の冷却回路。
  4. スリット(39a〜39c,40a〜40c)がシリンダに対してほぼ半径方向に延びていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  5. 各々のシリンダに、入口側のスリット(39a〜39c)と出口側のスリット(40a〜40c)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  6. 入口側のスリット(39a〜39c)と出口側のスリット(40a〜40c)がシリンダに関して直径方向に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  7. 各シリンダの入口側のスリット(39a〜39c)と出口側のスリット(40a〜40c)の接続線が、シリンダブロックの長手方向に対してほぼ直角に延びていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  8. 内燃機関が列をなして配置された少なくとも2つのシリンダを備え、各々のシリンダに入口側のスリット(39a〜39c)が設けられ、冷却水流を調和させるためにスリットの深さ(T)が異なっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  9. 内燃機関が列をなして配置された少なくとも2つのシリンダを備え、各々のシリンダに出口側のスリット(40a〜40c)が設けられ、冷却水流を調和させるためにスリットの深さ(T)が異なっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  10. シリンダブロック(3,4)の片側に配置されたスリット(39a〜39c,40a〜40c)がそれぞれ、シリンダブロックの長手方向に延びる主通路(16,20,28,29)に接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  11. 入口側のスリット(39a〜39c)が冷却水ジャケット(10)と反対のその側に、少なくとも一つの流入半径を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
  12. シリンダブロック(3,4)がオープンデッキ構造で形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の内燃機関の冷却回路。
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