JP3940496B2 - 床パネルの締結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床パネルの締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅等の建築物において、柱と柱の間に柱の補強の為に一方の柱の根元部から上端部に向かって延びる筋かいが設けられる事が多い。このような筋かいの取付け構造において、筋かいを壁面から後退させた位置に取付けできる締結金具が考案されている。締結金具同士が干渉しない取付け構造となっている(特開平6─57823号公報参照)。
【0003】
上記のような締結金具を用いて建物ユニットの構造体同士を接合する場合には、建物ユニット間に壁面があると壁面が障害となって一人では作業出来ず、二人での締結作業となる。即ち、一方のボルト頭部を一人が回転を押さえて、他の一人が他方のボルトの螺子部にナットをねじ込んで締結作業をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような接合構造の場合には、締結作業をするとボルト頭を回転させない様にしながら、他端のナットを締めながらの作業となるので、間に壁等の障害物があると、一人では締結作業が出来ないと言った問題がある。
又、従来の接続具では、接合強度が不足するといった問題もある。
【0005】
本発明は、上記のこのような問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、これらの問題点を解消し、一人作業で床パネル同士を強固に締結できる床パネルの締結構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、床構造材を枠組みして形成された床パネルと壁パネルとを備えた建物において、締結ボルト、ナットとこの締結ボルト、ナットの廻り止め治具とを備え、隣接する床パネル同士を引き寄せながら締結する床パネルの締結構造であって、一対の金具本体からなり、金具本体が、前記並設された床構造材に直交する床構造材に取り付けられる取付け片と、この取付け片の一側面に立設された締結片と、前記取付け片と前記締結片の両側面に取り付けられた側板と、からなり、締結片に締結ボルトの挿通孔が形成され、廻り止め治具が、締結ボルトのボルト頭部またはナットの外形と対応した形状の切り欠き部を有する板状片でなり、この切り欠き部にボルト頭部またはナットを挿入して取り付けられた廻り止め治具が、締結ボルト、ナットの締結時に、前記側板の間に緩みなく挿入されて回転不能になされ金具本体に係止されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
請求項1記載の本発明は、
一対の金具本体からなり、金具本体が、並設された床構造体に直交する床構造材に取り付けられる取付け片と、この取付け片の一側面に立設された締結片と、前記取付け片と前記締結片の両側面に取り付けられた側板と、からなり、締結片に締結ボルトの挿通孔が形成され、廻り止め治具が、締結ボルトの頭部またはナットの外形と対応した形状の切り欠き部を有する板状片でなり、この切り欠き部にボルト頭部またはナットを挿入して取り付けられた廻り止め治具が、締結ボルト、ナットの締結時に、前記側板の間に緩みなく挿入されて回転不能になされ金具本体に係止されているので、現場での締結作業を一人で行うことができる。しかも部材同士は緊密に締結され、建物ユニットの接合強度を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の床パネルの締結構造を用いて、床構造材の締結方法を示す説明図である。図2の(イ)は金具本体を示す説明図、(ロ)は廻り止め治具を示す説明図である。
【0009】
本実施例では、部材の締結金具が、建物ユニットの床構造材同士の締結に際して使用されている。床構造材は枠組みされて、床パネルを形成している。そして、床パネルの端部に壁パネルを立設して、矩形を構成して建物ユニットが形成されている。建物ユニットを複数組み合わせてユニット建物が形成されている。
図1に示す様に、床パネル10a、10bを形成する床構造材11b、11dの外面同士が隣接されている。床構造材11a、11bは直交して床パネル10aの一端部を形成している。同様に床構造材11c、11dも隣接する床パネルの一端部を形成している。
【0010】
締結金具19は、一対の金具本体20と廻り止め治具30と締結ボルト15a、ナット15bから構成されている。
金具本体20は、図2(イ)に示す様に、略直角に屈折した2辺の板状片からなっている。板状片の一辺には構造材に固定できる取付片20bが設けられている。そして、他の一辺には締結ボルト15を挿通できる挿通孔21aのある締結片20cとを備えている。
又板状片の短辺の両側面には側板20a、20aが取り付けられている。
廻り止め治具30は、図2(ロ)に示す様に、外形が矩形をして、中央部に切り欠き部30aのある板状片からなされている。そして、中央部に設けられた切り欠き部30aは締結ボルト15のボルト頭部15aを嵌合できる形状になされている。即ち、ボルト頭部15aを嵌合できれば切り欠き部30aの形状はどの様な形状でもよい。例えば、廻り止め治具30の中央部に切り欠き孔を設けても良い。
又、廻り止め治具30の外形は締結金具20に設けられている側板20a、20aの間に挿入できて、且つ緩みのない外形寸法となっている。
締結ボルト15は一端にボルト頭部15aを有して、他端には螺子部が刻まれて長尺ボルトからなされている。又、ボルト頭部15aは金具本体20に設けられている挿通孔21aより大きな外形となっている。そのため締結ボルトを金具本体に挿入する際に、ボルト頭部15aが締結片で止まるようになされている。
【0011】
次に、廻り止め治具30を用いて床構造材11b、11d同士の接合の説明をする。
隣接する床構造材11b、11dに締結ボルトを挿通できる挿通孔21b、21cを挿通しておく。孔の開口位置は、金具本体20を床構造材の一側面に取付けた際に、金具本体20の締結片20cの締結ボルト挿通孔21aと、挿通孔21b、21cとが、同一軸芯になる様な位置に設けられる。
そして、一対の金具本体を床構造材11a、11cの側面に金具本体20の取付け片20bをそれぞれ取付ける。
締結ボルト15を一方の金具本体20の締結片20cの挿通孔21aより挿通して、ボルト頭15aを一方の金具本体20の締結片20cに係止してから、廻り止め治具30を、金具本体20の締結片20cと側板20a、20aの間に挿入して、ボルト頭15aに廻り止め治具30の切り欠き部30aを嵌合させる。
そして、廻り止め治具30で締結ボルト15のボルト頭15aの回転を防止させながら、他方の金具本体20に挿通された締結ボルト15の螺子部にナット15bを螺入させて、ナット15bを締めるだけで床構造材同士は締結される。
このようにナット15bを締めるときに締結ボルト15はボルト頭部15aが固定されているので回転しない。従って一人作業で締結作業を行うことができる。
【0012】
以上の様に、床構造材11b、11d同士を締結する際に、廻り止め治具30が、金具本体20の締結片20cと側板20a、20aの間に挿入して、締結ボルト15のボルト頭部15aの回転を防止させながら、他方の金具本体20に挿通された締結ボルト15の螺子部にナット15bを螺入させて床構造材11b、11d同士を締結できるので、現場での締結作業を一人で行うことができる。しかも床構造材同士は緊密に締結され、建物ユニットの接合強度を向上させることができる。
【0013】
また、本実施例は建物ユニットの床構造材に使用しているが、用途は建物ユニットに限定されないのは勿論である。一般の建物でも使用することができる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、一対の金具本体からなり、金具本体が、並設された床構造材に直交する床構造材に取り付けられる取付け片と、この取付け片の一側面に立設された締結片と、前記取付け片と前記締結片の両側面に取り付けられた側板と、からなり、締結片に締結ボルトの挿通孔が形成され、廻り止め治具が、締結ボルトのボルト頭部またはナットの外形と対応した形状の切り欠き部を有する板状片でなり、この切り欠き部にボルト頭部またはナットを挿入して取り付けられた廻り止め治具が、締結ボルト、ナットの締結時に、前記側板の間に緩みなく挿入されて回転不能になされ金具本体に係止されているので、現場での締結作業を一人で行うことができる。しかも構造材同士は緊密に締結され、建物ユニットの接合強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の締結金具を用いて、床パネルの締結構造を示す説明図である。
【図2】 図2の(イ)は金具本体を示す説明図、(ロ)は廻り止め治具を示す説明図である。
【符号の説明】
10a、10b 床パネル
11a、11b 床構造材
11c、11d 床構造材
15 締結ボルト
15a ボルト頭部
15b ナット
19 締結金具
20 金具本体
20a 側板
20b 取付け片
20c 締結片
21a、21b、21c 挿通孔
22 挿通孔
30 廻り止め治具
30a 切り欠き部

Claims (1)

  1. 床構造材を枠組みして形成された床パネルと壁パネルとを備えた建物において、締結ボルト、ナットとこの締結ボルト、ナットの廻り止め治具とを備え、隣接する床パネルの並設された床構造材を引き寄せながら締結する床パネルの締結構造であって、
    一対の金具本体からなり、金具本体が、前記並設された床構造材に直交する床構造材に取り付けられる取付け片と、この取付け片の一側面に立設された締結片と、前記取付け片と前記締結片の両側面に取り付けられた側板と、からなり、締結片に締結ボルトの挿通孔が形成され、
    廻り止め治具が、締結ボルトのボルト頭部またはナットの外形と対応した形状の切り欠き部を有する板状片でなり、この切り欠き部にボルト頭部またはナットを挿入して取り付けられた廻り止め治具が、締結ボルト、ナットの締結時に、前記側板の間に緩みなく挿入されて回転不能になされ金具本体に係止されていることを特徴とする床パネルの締結構造
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