JP3939716B2 - 物干し竿支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物のバルコニーを構成するコンクリート立ち上がり壁面やバルコニーの金属製手摺支柱間に設置される物干し竿支持装置に関するものである。
本発明は、物干し竿を両端で支持する1対の竿掛けアームと該竿掛けアームをそれぞれ支持して上下方向にスライド可能なスライド柱と、該スライド柱を建物の壁面やバルコニーの手摺支柱間等に固定するための支柱固定金具からなり、前記スライド柱を伸長して干し物を高く掛け干し、また収納時に物干し竿を取り外すことなく上向き方向に竿掛けアームを回動させてから、下方向に引き下げて収納可能な物干し竿支持装置に関するものである。
従来より竿掛けアームを回動させて上向き方向に収納するタイプの物干し竿掛けとして、特公平1−4800号、特公平1−20918号、特公平7−96080号、特許第2673419号、特許第3163035号、特許第3051696号、特許第3034471号、特開平9−327596号、特開平8−107993号等が知られている。
然しながら、上記の従来装置は、竿掛けアームを回動させて上向きに方向に収納する機構が複雑で、動きがスムーズでなく、また、部品数が多いために製作コストが高い等の欠点があり、その改良に関する発明が多い。
また、上記物干し装置は、竿掛けアームを回動させて上向き方向に収納するタイプの物干し竿掛けを上部に冠持したスライド柱を上下方向にスライド可能として、該スライド柱を建物の壁面やバルコニーの手摺等に支柱固定金具により固定する構成として、前記スライド柱を伸長して前記竿掛けアームの高さを調整する装置が組み込まれている。
竿掛けアームの高さ調整装置としての従来技術には、特公平7−41116号、実用新案登録第2502955号、特許第2828827号、特開平7−328284号、特開平9−308799号等が知られている。
然しながら、上記の従来装置の中には、単なるスライド柱にストッパーレバーを設けたもので、該ストッパーレバーを誤って操作してしまうと物干し具を取り付けたスライド柱が急落して大変危険であった。また、この点を改良するためにスライド柱を上下方向にスライドさせる機構と安全機構を組み込むと、該機構がが複雑で部品数が多くなり、製作コストが高価になってしまっている。
また、上述の竿掛けアームを回動させて上向き方向に収納するタイプの物干し竿掛けにおいて、竿掛けアームの収納を、高さ調整用のスライド柱の全面にガイド溝を設けて、該ガイド溝内で竿掛けアームの縁部を挟持した特許第3163035号、特許第3051696号並びに特許第3034471号等も知られている。
然しながら、上記の従来例においては、物干し金物の利用者と対向する形で前記スライド柱の前面長手方向に刻設されたガイド溝が露出されており、該ガイド溝内に竿掛けアームを収納する際、並びにスライド柱を上下動させる際には、前記スライド柱は手で持って操作する構成であることから、ガイド溝と竿掛けアーム間で指を挟む等の怪我が発生するおそれがある。また、ガイド溝は、美観を損ねるのもでスライド柱の外観上には、溝が刻設されていない方がデザイン的にも優れた製品になる。
特公平1−4800号公報 特公平1−20918号公報 特公平7−96080号公報 特許第2673419号公報 特許第3163035号公報 特許第3051696号公報 特許第3034471号公報 特開平9−327596号公報 特開平8−107993号公報 特公平7−41116号公報 実用新案登録第2502955号公報 特許第2828827号公報 特開平7−328284号公報 特開平9−308799号公報
而して、本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、竿掛けアームを回動させて上向き方向に収納する竿掛けアーム収納部分、並びに、前記物干し竿掛けを上部に冠持したスライド柱を上下方向にスライド可能に構成して、竿掛けアームの高さ調整をする部分を、徹底して簡略化し複雑な動きや機構を排除しスムーズな動きの竿掛けアーム収納操作、並びに安全なスライド柱の高さ調整操作が出来る物干し竿支持装置を具現化する。
また、本発明における竿掛けアームは、該竿掛けアームに刻設された第一のスライド溝の端部で前記第一のスライド溝の延長上に並列して第一のアーム枢着軸と第二のアーム枢着軸を突設して設け、該第一並びに第二のアーム枢着軸をアーム固定具の上壁と斜壁、並びにR壁が構成する竿掛けアーム挟持部に嵌着し、該アーム挟持部の範囲で摺動及び回動自在に枢設し、該第一のアーム枢着軸が前記アーム挟持部の上壁に当接され、第二のアーム枢着軸が斜壁下部に当接されると、前記竿掛けアームは長手方向が水平方向から略40度に保持されて干し物乾燥時に非常に効率の良い物干し竿掛けを具現化する。
また、本発明においては、竿掛けアームの収納時に、竿掛けアーム挟持部と竿掛けアームが横揺れしたり、ガタツキがあることで、強風時に音を発生することがあり、この音鳴りを防止した物干し竿支持装置を具現化する。
更にまた、本発明では、前記作動部の部品数を簡素化して製作コストを安価することが可能な物干し竿支持装置を具現化する。
本発明の物干し竿支持装置は、バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁等に固定される支柱固定金具、該支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパーを介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱、該スライド柱上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部を有したアーム固定具、該アーム固定具の竿掛けアーム挟持部に第一のアーム枢着軸、及び第二のアーム枢着軸にて枢着される竿掛けアームを有している。
而して、前記竿掛けアームにはアーム上背側縁部に刻設した長手方向に伸びる第一のスライド溝と、該第一のスライド溝より内部側に位置して第一のスライド溝と並行して刻設された第二のスライド溝を有し、前記第一のスライド溝の端部で前記第一のスライド溝の延長上に並列して第一のアーム枢着軸と第二のアーム枢着軸を突設して設け、該第一並びに第二のアーム枢着軸をアーム固定具の上壁と斜壁、並びにR壁が構成する竿掛けアーム挟持部に嵌着し、該アーム挟持部の範囲で摺動及び回動自在に枢設し、該第一のアーム枢着軸が前記アーム挟持部の上壁に当接され、第二のアーム枢着軸が斜壁下部に当接されると前記竿掛けアームの長手方向が水平方向から略40度に保持される構成とした。
また、前記竿掛けアームは、該竿掛けアームの先端部を持ち上げて垂直方向まで回動することで竿掛けアームの収納動作に入るが、前記第二のスライド溝端部に設けた開口にアーム挟持部の両側より突設された一対の案内突起が挿着して挟持され、更に前記竿掛けアームの第一のスライド溝の開口には、アーム挟持部の両側より突設された一対のガイド突起が挿着して挟持され竿掛けアームを下方向に摺動可能に構成している。
本発明の物干し竿支持装置は、バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁等に固定される支柱固定金具、該支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパーを介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱、該スライド柱上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部を有したアーム固定具、該アーム固定具の竿掛けアーム挟持部に第一のアーム枢着軸及び第二のアーム枢着軸にて枢着される竿掛けアームあって、前記支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在なスライド柱は、ストッパーレバーを介して摺動方向に連結保釈可能であり、該ストッパーレバーは、蝶型摘子を介して前記支柱固定具の左右両方向に伸張し、該ストッパーレバーの操作を支柱固定具の左右に大きく突出した前記蝶型摘子にて左右のどちらかの方向で任意に操作可能となし、前記スライド柱の高さを上下動せしめ竿掛けアームの高さ調整可能としている。
従って、前記支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在なスライド柱は蝶型摘子を介して支柱固定金具の左右両方向で操作でき、該操作は蝶型摘子が支柱固定具の左右に大きく突出している構造であることから、直視して操作可能で、竿掛けアームの高さ調整操作を容易にしている。
更に本発明においては、前記竿掛けアームの出幅が500mmの場合に、第一のスライド溝内を摺動するガイド突起と第二のスライド溝内を摺動する案内突起間の距離が略100mmに設定することで竿掛けアームのガタツキを防止する効果を得ることが可能である。
また、本発明において、前記竿掛けアームに刻設される第一のスライド溝、並びに第二のスライド溝を挟持するガイド突起、そして案内突起はそれぞれ合成樹脂等を被覆した構成部材からなり、前記竿掛けアームを収納、並びに竿掛け位置に設定する際に金属音の発生を防止し、該合成樹脂被覆材の厚さ及び大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアームの横揺れや、ガタツキを大幅に軽減した物干し竿支持装置を提供する。
更にまた、本発明においては、前記スライド柱を円柱、半円柱、又は角パイプ形状のホロー形状材として押出成形し、該ホロー形状材からなるスライド柱は、支柱固定金具に支持挿着するために該支柱固定金具と対向する面を除き、他面は平面またはR面から形成され掌、指等が挿入できる長手方向の溝を作らないことで収納する竿掛けアームと長手方向の溝間に指が挟まれ怪我をすることを防止した物干し竿支持装置を提供する。
斯くして、本発明においては、竿掛けアームを回動させて上向き方向に収納する竿掛けアーム収納部分、並びに、前記物干し竿掛けを上部に冠持したスライド柱を上下方向にスライド可能として、竿掛けアームの高さ調整をする部分を、徹底して簡略化して複雑な動きや機構を排除し、スムーズな動きの竿掛けアーム収納操作、並びに安全なスライド柱の高さ調整操作が出来るようになった。
また、本発明では、前記作動部の部品数を従来装置に比較して、簡素化できるので、製作コストを安価することが可能となった。
更に、本発明においては竿掛けアームに刻設される第一のスライド溝、並びに第二のスライド溝を挟持するガイド突起、そして案内突起はそれぞれ合成樹脂等を被覆した構成部材からなり、前記竿掛けアームを収納、並びに竿掛け位置に設定する際に金属音の発生を防止し、該合成樹脂被覆材の厚さ及び大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアームの横揺れや、ガタツキによる音鳴りを大幅に軽減したた物干し竿支持装置を提供することができた。
本発明の物干し竿支持装置は、バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁等に固定される支柱固定金具、該支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパーを介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱、該スライド柱上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部を有したアーム固定具、該アーム固定具の竿掛けアーム挟持部に第一のアーム枢着軸及び第二のアーム枢着軸にて枢着される竿掛けアームである。
而して、本発明における竿掛けアームは、アーム上背側縁部に刻設した長手方向に伸びる第一のスライド溝と、該第一のスライド溝より内部側に位置して第一のスライド溝と並行して刻設された第二のスライド溝を有し、前記第一のスライド溝の端部で前記第一のスライド溝の延長上に並列して第一のアーム枢着軸と第二のアーム枢着軸を突設して設け、該第一並びに第二のアーム枢着軸をアーム固定具の上部壁と斜壁並びにR壁が構成する竿掛けアーム挟持部に嵌着し、該アーム挟持部の範囲で摺動及び回動自在に枢設し、該第一のアーム枢着軸が前記アーム挟持部の上壁に当接され、第二のアーム枢着軸が斜壁下部に当接されると、前記竿掛けアームの長手方向が水平方向から略40度に保持される構成とすることが好ましい。
また、前記竿掛けアームは、該竿掛けアームを垂直方向まで回動して収納動作に入る際に、前記第二のスライド溝端部に設けた開口にアーム挟持部の両側より突設された一対の案内突起が挿着して挟持され、更に前記竿掛けアームの第一のスライド溝の開口には、アーム挟持部の両側より突設された一対のガイド突起が挿着して挟持され、竿掛けアームを下方向に摺動可能に構成することが好ましい。
本発明は、バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁等に固定される支柱固定金具、該支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパーを介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱、該スライド柱上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部を有したアーム固定具、該アーム固定具の竿掛けアーム挟持部に第一のアーム枢着軸、及び第二のアーム枢着軸にて枢着される竿掛けアームあって、前記支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在なスライド柱は、ストッパーレバーを介して摺動方向に連結保釈可能であり、該ストッパーレバーは蝶型摘子を介して前記支柱固定具の左右両方向に伸張し、該ストッパーレバーの操作を支柱固定具の左右に突出した蝶型摘子て任意に操作可能となし、前記スライド柱の高さを上下動せしめ竿掛けアームの高さ調整可能に構成することが好ましい。
また、本発明においては、前記竿掛けアームの出幅が500mmの場合に、第一のスライド溝内を摺動するガイド突起と第二のスライド溝内を摺動する案内突起間の距離が略100mmに設定することで竿掛けアームのガタツキを防止することが好ましい。
更に、本発明においては、竿掛けアームに刻設される第一のスライド溝、並びに第二のスライド溝を挟持するガイド突起、並びの案内突起はそれぞれ合成樹脂等を被覆した構成部材からなり、前記竿掛けアームを収納、並びに竿掛け位置に設定する際に金属音の発生を防止し、該合成樹脂被覆材の厚さ及び大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアームの横揺れガタツキを軽減することが好ましい。
更にまた、本発明においては、スライド柱を円柱や半円形、または角パイプ形状のホロー成形材として押出成形し、該ホロー材はスライド柱を支柱固定金具に支持内挿する面を除き他面は平面またはR面で形成され、掌や指等が挿入できる竿掛けアーム収納ガイド溝等の長手方向に刻設される溝を作らないことが好ましい。
本発明の実施例を図1乃至図10に基づき説明する。図1は本発明の物干し竿支持装置を説明する側面図、図2はアーム挟持部の形状を示す要部断面説明図、図3は竿掛けアームの形状説明図で特に図2に枢着する竿掛けアーム端部を示す拡大図、図4は竿掛けアームがアーム挟持部に枢着され該部分での作動状態を説明する駆動図、図5及び図6はスライド柱と竿掛けアームの高さ調整機構を示す説明図、図7は及び図8は支柱固定金具とスライド柱との係合関係を説明するもので、図7は斜視説明図、図8は支柱固定金具とスライド柱部断面図、図9は蝶型摘子の形状説明図、図10は図9の平面図である。
図1乃至図4に於いて、1はバルコニーやベランダの手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁、2は該コンクリート立ち上がり壁1にアンカーボルト等にて固定される支柱固定金具、3は該支柱固定金具2に支持内挿され上下方向に摺動自在なスライド柱である。
而して、スライド柱3は前記支柱固定金具2に内装されたストッパーレバー4を介して前記上下摺動方向の動きを固定したり摺自在にコントロールでき、スライド柱3の高さを調整するもので、該ストッパーレバー4の先端部には蝶型摘子5がビス等で固着されている。そして該蝶型摘子5の両端部である摘子5a、5bは前記支柱固定金具2の左右に大きく突出して設けられており、左右どちらかの使い勝手にて前記ストッパーレバー4を操作できる。
前記スライド柱3の上端部には、アーム固定具6が冠着されており、該アーム固定具6にはスライド柱3への冠着部7、該冠着部7内に設けられたアーム挟持部8、該アーム挟持部8に形成された上壁9、斜壁10、R壁11を有している。
そして前記上壁9、斜壁10、R壁11の形状は図2に拡大して示してある。
尚、図2における12a、12b、12c・・・は組み立て用のビス孔を示している。
斯くして、竿掛けアーム13にはアーム上方の背側縁部14に刻設された長手方向に伸びる第一のスライド溝15と、該第一のスライド溝15より内部側に位置して第一のスライド溝15と並行して刻設された第二のスライド溝16を有し、前記第一のスライド溝15の端部で前記第一のスライド溝15の延長上に並列して第一のアーム枢着軸16と第二のアーム枢着軸17を突設して設け、該第一並びに第二のアーム枢着軸17、18をアーム固定具6の上壁9と斜壁10並びにR壁11が構成する竿掛けアーム挟持部8に嵌着し、該アーム挟持部8の範囲で摺動及び回動自在に枢設し、該第一のアーム枢着軸17が前記アーム挟持部8の上壁9に当接され第二のアーム枢着軸18が斜壁10下部に当接されると前記竿掛けアーム13’の長手方向が水平方向から略40度に保持される。
また、前記竿掛けアーム13’は、該竿掛けアーム13’を垂直方向まで回動して収納動作に入る際に前記第二のスライド溝16端部に設けた開口19(図3示す)にアーム挟持部8の両側より突設された一対の案内突起20(図2に示す)が挿着して挟持され、更に前記竿掛けアーム13’の第一のスライド溝15の開口21(図3に示す)には前記上壁9の縁部でアーム挟持部8の両側より突設された一対のガイド突起22(図2に示す)が挿着して挟持され竿掛けアーム8を下方向に摺動可能に構成している。
図4は前記竿掛けアーム13の動作を示している。図1にて示されている垂直方向に収納された竿掛けアーム13を上に引き上げるとアーム挟持部8の上壁9に第一の枢着軸17が当接する。
竿掛けアーム13aはこの時の状態を図示しており、この状態で第一のアーム枢着軸17を中心に略半径40mmの第二の枢着軸18が軌道し、斜壁10に当たり竿掛けアーム12bが予め設定された40度の仰角を持って固定される。
前記竿掛けアーム13bが40度の仰角を持って保持された状態では、第二のアーム枢着軸18はR壁11に当接し、竿掛けアーム13bの下方向の動きを阻止している。
尚、R壁11は、第一のアーム枢着軸17を中心として、第二のアーム枢着軸18がスムーズに軌道できる役目を担っている。
斯くして本発明においては、形状が単純化され、該部分の部品数も竿掛けアーム12とアーム挟持部8を有する冠着部7のみの構成になるため、スムーズな動きをする機構が安価に製作でき、製造コストの削減が計れた。
また、本発明の竿掛けアーム13の高さ調整機構を、図5乃び図10にて詳説する。図5及び図6はスライド柱と竿掛けアームの高さ調整機構を示す説明図、図7は及び図8は支柱固定金具とスライド柱との係合関係を説明するもので、図7は斜視説明図、図8は支柱固定金具とスライド柱部断面図、図9は蝶型摘子の形状説明図、図10は図9の平面図であり、前記図1乃至図4と同一符号は同一構成要素を示している。
本発明における竿掛けアーム13の高さ調整機構は、バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁1等に固定される支柱固定金具2、該支柱固定金具2に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパー4を介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱3、該スライド柱3上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部8を有したアーム固定具6、該アーム固定具6の竿掛けアーム挟持部8に第一のアーム枢着軸17及び第二のアーム枢着軸18にて枢着される竿掛けアーム13であって、前記支柱固定金具2に支持内挿され上下方向に摺動自在なスライド柱3はストッパーレバー4を介して摺動方向に連結保釈可能であり、該ストッパーレバー4は蝶型摘子5を介して前記支柱固定金具2の左右両方向に伸張、突出し、該ストッパーレバー4の操作を支柱固定金具2の左右に突出した蝶型摘子5のそれぞれの摘子5a、5bて任意に操作可能となし、前記スライド柱3の高さを上下動せしめ竿掛けアーム13の高さ調整可能に構成した。
而して、図5はスライド柱3を上部方向に持ち上げることにより前記蝶型摘子5、並びにストッパーレバー4に連繋されたラッチ爪23がスライド柱3に穿設された固定孔24a、24b、24c・・・より抜脱され、スライド柱3が上部方向に摺動できる状態を示している。尚、25はストッパーレバー4の回転軸内に内装されたスプリングであり、該スプリング25は前記ラッチ爪23を常にスライド柱3側に押圧している。
また、図6は前記蝶型摘子5、並びにストッパーレバー4に連繋されたラッチ爪23がスライド柱3に穿設された固定孔24a、24b、24c・・・いずれかに挿着されて前記スライド柱3が固定された状態を示しており、この状態がスライド柱3の上部に冠着された竿掛けアーム13の高さを設定する状態を作る。
斯くして、図7乃至図10は支柱固定金具2とスライド柱3の係合関係並びに蝶型摘子5の形状を説明するもので、図7乃至図10において、2は支柱固定金具、3はスライド柱、5は蝶型摘子、4はストッパーレバー、23はラッチ爪である。蝶型摘子5は支柱固定金具2の左右両側に大きく突出し左右両側のどちらかでも操作できるように摘子5a、5bを有している。
また支柱固定金具2の前記スライド柱3との係合部26a、26bは支持固定金具2に設けたスライド柱3が嵌合して摺動可能な係合溝27a、27bを有する。
而して、図8は支柱固定金具2の係合溝27a、27bにスライド柱3が摺動可能に係合している状態を示している。
本発明においては、スライド柱3を円柱28(図8の例)や半円形、または角パイプ形状のホロー材と成し、該ホロー材はスライド柱3を支持内挿する支柱固定金具3に対向するホロー材の面29を除き他面30は平面またはR面から形成され掌、指等が挿入できる竿掛けアーム13の収納ガイド溝等の長手方向に刻設される溝を作らない構成とすることで、該溝と竿掛けアーム間で指を挟んで怪我をすることを防止した。
そして、前記スライド柱3の高さ調整は、スライド柱3を利用者が持ち、該スライド柱3を上部方向に引っ張るのみで高さを高くすることができ、スライド柱3を低く下げる場合には、該スライド柱3を持ち、前記支柱固定金具2の左右両側に大きく突出した摘子5a、または5bを引くことで、ラッチ爪23が固定孔24a、24b、24c・・・等より抜脱して容易に引き下げ操作が安全に行える。
また、本発明の大きな特徴として、前記竿掛けアーム13の出幅Wが500mmの場合に、第一のスライド溝15内を摺動するガイド突起22と第二のスライド溝16内を摺動する案内突起20間の距離Lが略100mmに設定することで竿掛けアーム13の収納位置でのガタツキを防止することができた。
更に、本発明においては、竿掛けアーム13に刻設される第一のスライド溝15、並びに第二のスライド溝16を挟持するガイド突起22,並びの案内突起20はそれぞれ合成樹脂等を被覆した構成部材からなり、前記竿掛けアーム13を収納、並びに竿掛け位置に設定する際に、金属音の発生を防止し、該合成樹脂被覆材の厚さ及び大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアーム13の横揺れガタツキを軽減することができた。
また、上述のことと同様に本発明においては、前記第一のアーム枢着軸17、並びに第二のアーム枢着軸18にも合成樹脂等からなる軸キャップ等を被覆せしめると、該第一のアーム枢着軸17、並びに第二のアーム枢着軸18は、アーム挟持部8の内部を移動する際に金属音の発生を防止しでき、前記軸キャップの厚さ、大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアーム13の横揺れを軽減することが可能である。
斯くして、本発明においては、竿掛けアームを回動させて上向き方向に収納する竿掛けアーム収納部分、並びに、前記物干し竿掛けを上部に冠持したスライド柱を上下方向にスライド可能として、竿掛けアームの高さ調整をする部分を、徹底して簡略化して複雑な動きや機構を排除し、スムーズな動きの竿掛けアーム収納操作、並びに安全なスライド柱の高さ調整操作が出来るようになった。
また、本発明では、前記作動部の部品数を従来装置に比較して、簡素化できるので、製作コストを安価することが可能となった。
更に、本発明においては竿掛けアームに刻設される第一のスライド溝、並びに第二のスライド溝を挟持するガイド突起、そして案内突起は、それぞれ合成樹脂等を被覆した構成部材からなり、前記竿掛けアームを収納、並びに竿掛け位置に設定する際に金属音の発生を防止し、該合成樹脂被覆材の厚さ及び大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアームの横揺れや、ガタツキによる音鳴りを大幅に軽減したた物干し竿支持装置を提供することが可能になり、産業上の利用価値は多大なものがある。
本発明の実施例を説明する側面図である。 アーム挟持部の形状を示す要部拡大断面図図である。 竿掛けアームの形状を説明図する一部拡大図である。 竿掛けアームの作動状態を説明する駆動図である。 竿掛けアームの高さ調整機構説明図である。 竿掛けアームの高さ調整機構説明図である。 支柱固定金具とスライド柱との係合関係を示す斜視説明図である。 支柱固定金具とスライド柱との係合関係を示す断面図である。 蝶型摘子の形状説明図である。 図9の平面図である。
符号の説明
1 コンクリート立ち上がり壁
2 支柱固定金具
3 スライド柱
4 ストッパーレバー
5 蝶型摘子
5a、5b 摘子
6 アーム固定具
7 冠着部
8 アーム挟持部
9 上壁
10 斜壁
11 R壁
12a、12b、12c、12d 組み立て用ビス孔
13、13’(13a、13b) 竿掛けアーム
14 背側縁部
15 第一のスライド溝
16 第二のスライド溝
17 第一のアーム枢着軸
18 第二のアーム枢着軸
19 開口
20 案内突起
21 開口
22 ガイド突起
23 ラッチ爪
24a、24b、24c・・・ 固定孔
25 スプリング
26a、26b 係合部
27a、27b 係合溝
28 円柱
29 ホロー材の面
30 他面
W:竿掛けアームの出幅
L:ガイド突起と案内突起間の距離

Claims (5)

  1. バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁等に固定される支柱固定金具、該支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパーを介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱、該スライド柱上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部を有したアーム固定具、該アーム固定具の竿掛けアーム挟持部に第一のアーム枢着軸及び第二のアーム枢着軸にて枢着される竿掛けアームにあって、
    前記竿掛けアームにはアーム上背側縁部に刻設し長手方向に伸びる第一のスライド溝と該第一のスライド溝より内部側に位置して第一のスライド溝と並行して刻設された第二のスライド溝を有し、
    前記第一のスライド溝の端部で前記第一のスライド溝の延長上に並列して第一のアーム枢着軸と第二のアーム枢着軸を突設して設け、
    該第一並びに第二のアーム枢着軸をアーム固定具の上部壁と斜壁並びにR壁が構成する竿掛けアーム挟持部に嵌着し、
    該アーム挟持部の範囲で摺動及び回動自在に枢設し、該第一のアーム枢着軸が前記アーム挟持部の上壁に当接され第二のアーム枢着軸が斜壁下部に当接されると前記竿掛けアーム長手方向が水平方向から略40度に保持される構成となし、 また、前記竿掛けアームは該竿掛けアームを垂直方向まで回動して収納動作に入る際に前記第二のスライド溝端部に設けた開口にアーム挟持部の両側より突設された一対の案内突起が挿着して挟持され、
    更に前記竿掛けアームの第一のスライド溝の開口にはアーム挟持部の両側より突設された一対のガイド突起が挿着して挟持され竿掛けアームを下方向に摺動可能に構成したこと、
    を特徴とする物干し竿支持装置。
  2. バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁等に固定される支柱固定金具、該支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在でストッパーを介して摺動方向に連結釈放可能なスライド柱、該スライド柱上端部に冠着され竿掛けアーム挟持部を有したアーム固定具、該アーム固定具の竿掛けアーム挟持部に第一のアーム枢着軸及び第二のアーム枢着軸にて枢着される竿掛けアームあって、
    前記支柱固定金具に支持内挿され上下方向に摺動自在なスライド柱はストッパーレバーを介して摺動方向に連結保釈可能であり、
    該ストッパーレバーは蝶型摘子を介して前記支柱固定具の左右両方向に伸張し、
    該ストッパーレバーの操作を支柱固定具の左右に突出した蝶型摘子て任意に操作可能となし、
    前記スライド柱の高さを上下動せしめ竿掛けアームの高さ調整可能としたこと、
    を特徴とする物干し竿支持装置。
  3. 前記竿掛けアームの出幅が500mmの場合に、第一のスライド溝内を摺動するガイド突起と第二のスライド溝内を摺動する案内突起間の距離が略100mmに設定することで竿掛けアームのガタツキを防止すること、
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の物干し竿支持装置。
  4. 前記竿掛けアームに刻設される第一のスライド溝並びに第二のスライド溝を挟持するガイド突起並びの案内突起はそれぞれ合成樹脂等を被覆した構成部材からなり、
    前記竿掛けアームを収納並びに竿掛け位置に設定する際に金属音の発生を防止し、
    該合成樹脂被覆材の厚さ及び大きさを調整することで内部公差を吸収して竿掛けアームの横揺れガタツキを軽減すること、
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の物干し竿支持装置。
  5. 前記スライド柱を円柱や半円形、または角パイプ形状のホロー材と成し、
    該ホロー材はスライド柱を支持内挿する支柱固定金具に対向する面を除き他面は平面またはR面から形成され掌、指等が挿入できる長手方向の溝を作らないこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の物干し竿支持装置。
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