JP3784020B2 - 物干し竿掛け - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は集合住宅のバルコニー等に設置される折り畳み収納型の物干し竿掛けに関するものである。
【0002】
集合住宅のバルコニー等に設置される物干し竿掛けは、出幅の狭いバルコニーを有効に活用するために、バルコニー手摺の支柱やバルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁に固設するための一対の固定部材と、該固定部材に取着された一対の物干し竿支持アームから成り、該一対の物干し竿支持アームは、物干し竿掛けの不使用時に前記固定部材に対してそれぞれ折り畳み収納の可能で、バルコニー側に前記それぞれの物干し竿支持アームが突出することがないよう構成されているものが多い。
【0003】
然しながら、物干し竿掛けの物干し竿支持アームを折り畳むには、該物干し掛けに装架されている物干し竿を取り外し他の場所に収納する等の作業が必要で、実際には利用されていない機能である。
【0004】
而して本発明は、前記物干し竿支持アームを折り畳む前に、物干し竿の片づけ及び収納が簡単行える物干し竿掛けを提供するものである。
【0005】
【従来の技術】
従来の折り畳み収納型物干し竿掛けについて、図11及び図12に基づき二例説明する。
【0006】
図11において、一対の物干し竿掛け51a、51bは、物干し竿52を装架する間隔を適宜設定してバルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁(図示せず)に、固定部材53a、53bをアンカーボルト54等を介して固着されている。前記固定部材53a、53bには、それぞれ丁番55a、55bを介して物干し竿支持アーム56a、56bが設けられている。物干し竿支持アーム56a、56bには、各々竿挿通孔57a、57a'、57a"・・・、57b、57b'、57b"・・・が穿設されており、該竿挿通孔57a、57a'、57a"・・・、57b、57b'、57b"・・・間に物干し竿52を装架させて、洗濯物を干すことが出来る。
【0007】
また、前記物干し竿支持アーム56a、56bは、洗濯物を干さない時、丁番55a、55bを中心にそれぞれ横方向に回動可能であり、この状態を図11は、物干し竿支持アーム56a'、56b'として示している。
【0008】
而して、物干し竿支持アーム56a'、56b'の状態は、物干し竿掛け51a、51bが、洗濯物を干さない時に、バルコニー内部側に突出して邪魔になることから、折り畳み収納する様に工夫され、前記固定部材53a、53bと物干し竿支持アーム56a、56bを、それぞれ丁番55a、55bにて折り畳み可能に連繋した構成としている。
【0009】
然しながら、前記構成では、物干し竿支持アーム56a'、56b'の如く折り畳む時、物干し竿52が物干し竿支持アーム56a、56b間に装架された状態では、物干し竿支持アームを折り畳むことが出来ない。
【0010】
従って、物干し竿52は、物干し竿支持アーム56a、56bを折り畳む前に、物干し竿掛け51a、51bより取り外し、物干し竿52を他の場所に片づけなくてはならない。
【0011】
図11に示す従来製品は、前述の面倒な作業があることから、物干し竿支持アームの折り畳み収納機構は使用されていないのが現状である。
【0012】
斯くして、図12の従来例において、一対の物干し竿掛け51a、51bは、物干し竿52を装架する間隔を適宜に設定して、コンクリート立ち上がり壁(図示せず)に固定部材58a、58b、をアンカーボルト54等を介して固着されている。前記固定部材58a、58bは、それぞれアーム支持軸59a、59bを介して回動可能な物干し竿支持アーム60a、60bが挟持されており、該物干し竿支持アーム60a、60bには各々竿挿通孔57a、57a'、57a"・・・、57b、57b'、57b"・・・が穿設されており、該竿挿通孔57a、57a'、57a"・・・、57b、57b'、57b"・・・間に物干し竿52を装架させて、洗濯物を干すことが出来る。
【0013】
また、前記物干し竿支持アーム60a、60bは、固定部材58a、58bに対してアーム支持軸59a、59bにて回動自在に挟持されているので、物干し竿支持アーム60a、60bを60a'、60b'の方向、または、60a"、60b"の方向に回動させ、係止ピン61等の働きにより、それぞれの所定位置にて任意に固定出来る。斯くして、図12の従来製品においては、物干し竿支持アーム60a'、60b'の位置と60a"、60b"の位置は、洗濯物を干すために利用される部位で、バルコニー内部側に物干し及び物干し竿支持アームは、突出している。然し、物干し竿支持アーム60a、60bの位置は、該アームが下方に下がり、コンクリート製立ち上がり壁(図示せず)に平行状態となり、バルコニー内部側には突出する物はなくなるので、この状態にを、物干し竿掛け51a、51bの折り畳み収納状態と位置決めしている。
【0014】
そして、前記物干し竿支持アーム60a、60bの状態は、図12の如く物干し竿52”も竿挿通孔57a、57bに挿通したまま回動して、保管できるので、図11の従来製品の如く、物干し竿掛けを折り畳み収納する場合、物干し竿を物干し竿掛けより取り外し、他に保管するような、煩わしさがなくなった。
【0015】
然しながら、図12の製品は、バルコニー内部側のコンクリート立ち上がり壁に沿って物干し竿52"が装架されており、該物干し竿52"が子供達の足掛かりとなって、バルコニー手摺を構成するコンクリート製立ち上がり壁をよじ登る手助けをしてしまうと言う危険を生み出してしまった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
而して、従来の折り畳み収納型物干し竿掛けは、図11の従来製品の如く物干し竿掛けをバルコニー内部側に突出することなく折り畳み収納しようとすると、予め、物干し竿を物干し竿掛けより取り外し他の場所に収納、保管することを、余儀なくされる。
【0017】
また、図11の改良製品である図12の製品にあっては、バルコニー内部側に突出する物干し竿支持アームを下方向に回動させて、物干し竿共、下方向に折り畳み収納しょうとすると、該物干し竿が、子供達の足掛かりとなって、バルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁をよじ登る手助けをしてしまうと言う構造上大変危険な製品になると言う問題点があった。
【0018】
本発明は、洗濯物を干さない時には、予め、物干し竿を物干し竿掛けより取り外し他の場所に保管収納することもなく、簡単にバルコニー内部側に突出している物干し竿支持アーム等を折り畳み収納でき、該収納の機構が、足掛かり等の構造上の欠陥を生じさせない折り畳み収納型物干し竿掛けを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、集合住宅のバルコニー等に設置される折り畳み収納型物干し竿掛けに関するものである。
【0020】
集合住宅のバルコニー等に設置される物干し竿掛けは、物干し竿や、洗濯物等の落下防止や、建物全体の美観維持も考慮され、バルコニー内部外壁部に設けたり、バルコニー手摺の支柱やバルコニー手摺を構成するコンクリート立ち上がり壁に固設するために、出幅の狭いバルコニーを物干し竿支持アームが目一杯に横断して、洗濯物のドライエリアに成っていることが多い。
【0021】
而して、本発明は、洗濯物がない場合や、乾燥取り込み後、速やかに物干し竿掛けと、物干し竿を簡単、且つ容易に折り畳み収納可能な物干し竿掛けを提供することでバルコニーを有効利用できる。
【0022】
本発明の構成は、物干し竿を適宜な間隔をもって装架する一対の物干し竿掛けが必要で、本発明の物干し竿掛けは、左右同一形状部材から成る物干し竿掛けを一例に詳説する。
【0023】
本発明の物干し竿掛けは、バルコニー手摺の支柱や、バルコニー手摺を構成するコンクリート製の立ち上がり壁にアンカーボルト等の取付金具を用いて固定部材を取り付ける。
【0024】
前記、固定部材は、物干し竿支持アームの高さ調整用摺動アームを両側より挟持する摺動子と、該摺動子に規制され上下に摺動して高さを調整された前記摺動アームの高さを維持固定するためのスプリング、係止ピンから成るロック機構を有している。
【0025】
また、前記固定部材の摺動子を嵌合して上下に滑動する高さ調整用摺動アームの上端部にには、円盤状の物干し竿支持アーム載置台を設けてある。
【0026】
前記、円盤状の物干し竿支持アーム載置台上には、物干し竿支持アームを固着した回転板が冠着されており、該回転板は前記アーム載置台上で少なくとも90度回転可能に摘子が設けられている。
【0027】
而して、本発明の一番の特徴は、前記回転板上で両端を固定されたパイプ形状体からなる棒状部材を折り曲げ加工にて形成した物干し竿支持アームを有することであり、該物干し竿支持アームは丸パイプ、丸鋼、または角パイプ、角鋼等物干しの重量に耐える材質、形状を適宜選択して製作されている。また、上記棒状部材は、アルミダイキャスト等に於いても製造可能な形状材である。
【0028】
前記回転板上で物干し竿支持アームの両端を固定する位置は、固定されて、立ち上がる物干し竿支持アームの間隔が、装架される物干し竿の直径より大きく、該物干し竿を収納保持した状態で少なくとも一定方向に90度回転出来る間隙を有していることであり、通常は一定方向に収納保持される物干し竿を遊嵌した状態で複数本の物干し竿が、平行に立ち上がった物干し竿支持アーム間で積み重ねられ、遊嵌した状態で保持される構成とした。
【0029】
更に、物干し竿支持アームは、前記物干し竿の保持間隙を設けた後、バルコニー内部側に、くの字または直角に平行段違いで伸張した形状となし、平行段違いの下部側は複数本の物干し竿を装架可能にU字型を複数個形成し、前記平行段違い上部側は前記物干し竿が、物干し竿支持アームから離脱しないようガイドアームを形成している。
【0030】
斯くして、本発明は、上記形状を有する一対の物干し竿掛けをバルコニー手摺を形成するコンクリート製立ち上がり壁に適宜間隔を持って固着する。
【0031】
物干し竿掛けは、立ち上がり壁等にアンカーボルト等固定金具を介して固着される固定部材、該固定部材に対して摺動し、高さを調整出来る摺動アーム、該摺動アーム上部に設けられた円盤状支持アーム載置台、該円盤状支持アーム載置台に冠着して回転可能に設けられる回転板、該回転板上には物干し竿を保持収納しても少なくとも一定方向に90度回転可能な間隔を有して植設、固定された棒状部材から成る物干し竿支持アームから構成されている。
【0032】
前記回転板上で両端を固定され立ち上がる物干し竿支持アームの間隔は、後で載置収納される物干し竿の直径より十分に大きく取り、前記回転板が物干し竿支持アームをバルコニー内部側に突出する状態となっても、少なくとも90度回転することにより載置収納される物干し竿を挟持するような状態で複数本の物干し竿を積み重ね遊嵌している。
【0033】
而して、物干し竿支持アームの下部には、前述の様に構成された物干し竿保持収納部を設け、該物干し竿支持アームは更にバルコニー内部側にくの字または直角に平行段違いで伸張しているような形状となし、該平行段違いの下部側は複数本の物端竿を装架可能にU字形フック部を形成し前記平行段違い上部側は物干し竿が物干し竿支持アームから離脱しないようガイドアームを形成した。
【0034】
本発明の物干し竿掛けは、上記構成とすることにより、洗濯物を干す場合、バルコニー手摺内部側に一対の物干し竿支持アームを突設させて配置し、物干し竿を装架して洗濯物を干すことが出来る。
【0035】
乾いた洗濯物を取り込んだ後は、前記支持アーム載置台を互いに向き合う方向で90度回転せしめ、物干し竿支持アームを前記立ち上がり壁と物干し竿支持アームの長手方向を並列させた状態に折り畳むと共に、物干し竿を物干し竿支持アームの固定位置部分に設けた物干し竿保持収納部に収納した。
【0036】
本発明は、上述した構成とすることにより、物干し竿支持アーム載置台と該載置台上で両端を固定され立ち上がるパイプから成る物干し竿収納部で積み重ねて物干し竿を収納載置出来るため、従来の物干し竿掛けの如く、物干し竿支持アームを折り畳み収納する場合に、物干し竿を物干し竿掛けから取り外して他の場所に収納保管する煩わしい作業がなくなった。
【0037】
また、本発明の物干し竿収納載置場所は、その構成上バルコニー手摺やコンクリート立ち上がり壁上部に位置するため、収納保管された物干し竿が該部分の足掛かりとなり構造上危険となることはない。
【0038】
更に、本発明は物干し竿を前記物干し竿収納部に収納載置したまま、対向して設けられた物干し竿支持アームを載置台上で90度回転させ、バルコニー内部側に突出している前記物干し竿支持アームをバルコニー手摺を構成する立ち上がり壁と並列状態に折り畳むことが容易に行える。
【0039】
【発明の実施の形態】
【実施例1】
本発明の実施の形態を図1乃至図10に基づき説明する。図1は、本発明の物干し竿掛けとバルコニー手摺を構成する立ち上がりコンクリート壁及び該コンクリート壁上端に設けられるトップレールとの関係を説明する側面図である。
【0040】
図1において、1は本発明の物干し竿掛け本体を示し、該物干し竿掛け本体1はバルコニー2の出幅先端部でバルコニー手摺を構成するコンクリート製の立ち上がり壁3、該立ち上がり壁3の上端部に設けられたトップレール4から成る。
【0041】
本発明の物干し竿掛け本体1は、コンクリート製の立ち上がり壁3にアンカーボルト5a、5b等の取付金具を介して固定部材6を取り付ける。
【0042】
前記固定部材6は物干し竿支持アーム7の高さ調整用摺動アーム8を両側より挟持する摺動子9a、9bと、該摺動子9a、9bに規制され上下動する前記高さ調整用摺動アーム8の調整位置を維持固定するためのスプリング10、係止ピン11から成るロック機構12を有している。
【0043】
また、前記固定部材6の摺動子9a、9bを嵌合して上下に滑動する高さ調整用摺動アーム8の上端部には円盤状支持アーム載置台13を設けている。
前記円盤状支持アーム載置台13には物干し竿支持アーム7を固着した回転板14が冠着されており、該回転板14は前記円盤状支持アーム載置台13上で少なくとも90度回転可能で、該回転を操作する摘子15が設けられている。
【0044】
而して、本発明の一番の特徴は、物干し竿16a、16b、16cを装架するために前記回転板14上で両端を固定された物干し竿支持アーム7の構成や形状であり、該物干し竿支持アーム7は、アルミやステンレス、スチール製の丸パイプ、丸鋼、または角パイプ、角鋼等物干しの重量に耐える材質を適宜選択して折り曲げ加工して製作されたり、アルミダイキャストにて製作される棒状部材17、17'である。
【0045】
前記回転板14上で物干し竿支持アーム7を固定する位置は、固定されて立ち上がる物干し竿支持アーム7の棒状部材17、17'の間隔が、装架される物干し竿16a’の直径より大きく、該物干し竿16a'を収納保持した状態で少なくとも一定方向に90度回転出来る間隙Rを有していることであり、通常は一定方向に収納保持される物干し竿16a、16b、16cを遊嵌した状態で積み重ねられ、保持される構成としている。
【0046】
更に物干し竿支持アーム7は、前記回転板14上で棒状部材17、17'を用い物干し竿16a、16b、16cの保持収納部18を設けた後、バルコニー内部側にくの字、または、直角に平行段違いで伸張した形状となし、平行段違いの下部側棒状部材17は、複数本の物干し竿16a、16b、16cを装架可能にU字型フック19a、19b、19cを複数個形成し、前記平行段違い上部側棒状部材17'に連繋し、該上部側棒状部材17'は前記挿着された物干し竿16a、16b、16cが物干し竿支持アーム7から離脱しないようガイドアーム20を形成している。
【0047】
図2乃至図7は、上記物干し竿支持アーム7の駆動操作を説明するもので、図2は物干し支持アーム7の側面図を示し、該図2においては、物干し竿16a、16b、16cが、U字型フック19a、19b、19cに装架され、バルコニー内部側(矢印A)に突出して、洗濯物を干せる状態にある。
【0048】
図3は、前記図2を平面図にて示したもので、対向して設けられた同一部材の物干し支持アーム7と物干し支持アーム7'は適宜な間隔を有して立ち上がり壁3(図1参照)に固定されている一対の物干し竿掛けを構成しており、該一対の物干し支持アーム7、7'間に物干し竿16a、16b、16cが装架されている。
【0049】
図4は、洗濯物を取り込み物干し竿16a、16b、16cを物干し支持アーム7の下部に設けられた保持収納部18に積み重ね収納した状態を示す側面図であり、図5は図4の平面図にて、前記一対の物干し竿支持アーム7、7'の関連を示している。
【0050】
図5にて示された様に物干し竿16a、16b、16cは回転板14上で両端を固定された物干し竿支持アーム7の棒状部材17、17'が形成する保持収納部18に遊嵌した状態にて保持されている。
【0051】
前記回転板14上で物干し竿支持アーム7を固定する位置は、固定されて立ち上がる物干し竿支持アーム7の間隔が装架される物干し竿16a、16b、16cのの直径より大きく、該物干し竿を収納保持した状態で少なくとも一定方向に収納保持される物干し竿16a、16b、16cを遊嵌した状態で積み重ねられ保持される構成とした。
【0052】
図6は、前記物干し竿支持アーム7、7'を図5矢印方向に回動し、バルコニー手摺構成様立ち上がり壁に平行する状態で折り畳まれた状態を示す側面図であり、図7は図6の平面図を示している。
【0053】
図6及び図7に於いて回転板14、14'は図5より、それぞれ90度回転して物干し竿支持アーム7、7'を折り畳み、前記物干し竿16a、16b、16cは積み重ねられて物干し竿支持アーム下端に設けられた物干し竿の収納保持部18、18'に収まっており、該物干し竿16a、16b、16cの収納位置は、前記立ち上がり壁3の上部に位置するために足掛かりとなることはない。
【0054】
更に、図8は、前記固定部材6と摺動アームの8の関係を詳説するための拡大要部側面図であり、図9は、図8におけるA-A断面図である。
【0055】
図8及び図9において、6は固定部材、7は物干し竿支持アーム、8は高さ調整用摺動アーム、9a、9bは前記固定部材8から突設して設けられた摺動子、10はスプリング、11は係止ピンから成るロック機構で、該ロック機構11はレバー20の働きにより、前記ロック機構11をON−OFF操作できる。
【0056】
また前記固定部材6の摺動子9a、9bを嵌合して上下に滑動する高さ調整用摺動アーム8は前記ロック機構11を開放して摺動させることにより、物干し竿支持アーム7の高さ調整が行え、洗濯物をバルコニーの高い位置で干すことが可能になるほか、前記固定部材6の立ち上がり壁への取付位置を下げることにより、折り畳み収納した前記物干し竿支持アームを図1にて示したトップレール4の天端より低く下げ降ろしして、建物外部から物干し竿掛けが目立たない構成とすることもできる。
【0057】
【実施例2】
図10は上述した実施例1の物干し竿支持アーム7と回転板14及び支持アーム載置台13との構成を変形せしめた一例を示す斜視組立説明図であり、本実施例に於いては、回転板14に回転板の回動を規制する機構を取り入れている所に特徴を有する。
【0058】
即ち、図10は高さ調整用摺動アーム8の上端に固定された支持アーム載置台13を設け、該支持アーム載置台13に回転可能に回転板14を冠着し、該回転板14上に一端を固定された物干し竿支持アーム7の棒状部材17を設ける。
【0059】
前記棒状部材17が回転板14に固定されて立ち上がり、実施例1と同様にバルコニー内部側にくの字、または、直角に伸張した形状で物干し竿支持アーム7を形成して棒状部材17'として回転板14上に戻り、該回転板14上に穿たれた摺動溝21を貫通して、前記支持アーム載置台13に固定される構成となし、前記支持アーム載置台13上で物干し竿支持アーム7が摺動溝21に規制された回動を可能としている。
【0060】
而して、本発明に於いて、回転板14上で両端を固定される物干し竿支持アーム7は、棒状部材17、17'を折り曲げて物干し竿を装架させるU字型フック19a、19b、19c等を形成した如く製作され、前記回転板14上の棒状部材17、17'の立ち上がり部で物干し竿16a、16b、16c等の保持収納部18を構成したものである。
【0061】
また、回転板14上で両端を固定される物干し竿支持アーム7は、棒状部材17、17'を折り曲げて物干し竿を装架させるU字型フック19a、19b、19c等を形成した如く製作され、前記回転板14上の棒状部材17、17'の立ち上がり部で物干し竿16a、16b、16c等の保持収納部18を形成すると共にバルコニー内部側にくの字または直角に平行段違いで伸張した形状となし、該平行段違いの下部側棒状部材17は物干し竿を装架可能にU字型フック19a、19b、19c等を複数個形成し、前記平行段違い上部側棒状部材17'に連繋し、該上部側棒状部材17'は前記挿着された物干し竿16a、16b、16cが物干し竿支持アーム7から離脱しないようガイドアーム20を形成した。
【0062】
更に、本発明に於いては、回転板14上で両端を固定される物干し竿支持アーム7は、棒状部材17、17'を折り曲げて形成した如く製作されており、前記回転板14上の棒状部材17、17'の立ち上がり部で物干し竿16a、16b、16c等の保持収納部18を形成し、前記回転板14の回転により物干し竿16a、16b、16cを前記保持収納部18に装架したままで前記物干し竿支持アーム7を回動して、該物干し竿支持アーム7がバルコニー内部側に突出した状態から回転折り畳み収納状態に可変出来る構成とした。
【0063】
本発明の他の実施例として、物干し竿支持アーム7の高さ調整用摺動アーム8の上端に固定された支持アーム載置台13を設け、該支持アーム載置台13に回転可能に回転板14を冠着し、該回転板14上に一端を固定された物干し竿支持アーム7の棒状部材17を設け、該棒状部材17が立ち上がりバルコニー内部側にくの字または直角に伸張した形状となし、該棒状部材17は物干し竿16a、16b、16cを装架可能にU字フック19a、19b、19c等を複数個形成すると共に、該棒状部材17は物干し竿16a、16b、16cが前記物干し竿支持アーム7から離脱しないようガイドアーム20を形成して回転板14上に戻り、該回転板14上に穿たれた摺動溝21を貫通して前記支持アーム載置台13に固定される構成を提案している。
【0064】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、物干し竿支持アームの棒状部材により、物干し竿が回転板上で収納載置出来るため、従来の物干し竿掛けの如く、物干し竿支持アームを折り畳み収納する場合に、物干し竿を物干し竿掛けから取り外して他の場所に保管収納する煩わしい作業がなくなり、簡単に物干し竿掛けの折り畳み収納が可能となった。
【0065】
また、本発明の物干し竿収納載置場所は、その構成上、バルコニー手摺やコンクリート製立ち上がり壁上部に位置するため、収納保管された物干し竿が、該部分で足掛かりとなり構造上危険となることがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の駆動操作を説明する側面図である。
【図3】本発明の駆動操作を説明する平面図である。
【図4】本発明の駆動操作を示す側面図である。
【図5】本発明の駆動操作を示す平面図である。
【図6】本発明の駆動操作を示す側面図である。
【図7】本発明の駆動操作を説明する平面図である。
【図8】本発明の摺動アームの動きを説明する側面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す斜視組立説明図である。
【図11】本発明に関連する従来例を説明する要部斜視説明図である。
【図12】本発明に関連する他の従来例を示す要部斜視説明図である。
【符号の説明】
1 物干し竿掛け本体
2 バルコニー
3 コンクリート立ち上がり壁
4 トップレール
5a、5b アンカーボルト
6 固定部材
7 物干し竿支持アーム
8 高さ調整用摺動アーム
9a、9b 摺動子
10 スプリング
11 係止ピン
12 ロック機構
13 支持アーム載置台
14 回転板
15 摘子
16a、16b、16c 物干し竿
17、17' 棒状状部材
18 保持収納部
19a、19b、19c、U字型フック
20 ガイドアーム
21 摺動溝
51a、51b 物干し竿掛け
52 物干し竿
53a、53b 固定部材
54a、54b、54c、54d アンカーボルト
55a、55b丁番
56a、56b 物干し竿支持アーム
57a、57a'、57a" ・・・ 竿挿通孔
57b、57b'、57b"・・・竿挿通孔
58a、58b 固定部材
59a、59b アーム支持軸
60a、60b 物干し竿支持アーム
61a、61a'、61a"、・・・係止ピン
Claims (4)
- 回転板14上で両端を固定される物干し竿支持アーム7は棒状部材17、17'を折り曲げて物干し竿を装架させるU字型フック19a、19b、19c等を形成した如く製作され、
前記回転板14上の棒状部材17、17'の立ち上がり部で物干し竿16a、16b、16c等の保持収納部18を形成すると共にバルコニー内部側にくの字または直角に平行段違いで伸張した形状となし、
該平行段違いの下部側棒状部材17は物干し竿を装架可能にU字型フック19a、19b、19c等を複数個形成して前記平行段違い上部側棒状部材17'に連繋し、
該上部側棒状部材17'は前記挿着された物干し竿16a、16b、16cが物干し竿支持アーム7から離脱しないようガイドアーム20を形成し、
前記回転板14の回転により物干し竿16a、16b、16cを前記保持収納部18に装架したままで前記物干し竿支持アーム7を回動して前記物干し竿支持アーム7がバルコニー内部側に突出した状態から回転折り畳み収納状態に可変出来ることを特徴とする物干し竿掛け。 - 前記物干し竿支持アーム7は高さ調整用摺動アーム8の上端に固定された支持アーム載置台13上に設けられ、
該支持アーム載置台13上に回転可能に回転板14を冠着し、
該回転板14上に一端を固定された物干し竿支持アーム7の棒状部材17を設け、
該棒状部材17が立ち上がりU字型フック19a、19b、19c等を複数個形成すると共に、
該棒状部材17は物干し竿が前記物干し竿支持アーム7から離脱しないようガイドアーム20を形成して回転板14上に戻り、
該回転板14上に穿たれた摺動溝21を貫通して前記支持アーム載置台13に固定される構成となし、
前記支持アーム載置台13上で物干し竿支持アーム7が回動可能としたことを特徴とする請求項1記載の物干し竿掛け。 - 前記回転板14は物干し竿支持アーム7の高さ調整用摺動アーム8の上端部に少なくても90度回転可能に冠着され、該高さ調整用摺動アーム8はコンクリート製立ち上がり壁等に固定された固定部材6に上下に摺動可能に装着されている請求項1または請求項2に記載の物干し竿掛け。
- 前記回転板14は物干し竿支持アーム7の高さ調整用摺動アーム8の上端部に少なくとも90度回転可能に冠着され、該高さ調整用摺動アーム8はコンクリート製立ち上がり壁等に固定された固定部材6に上下に摺動可能に装着される構成となし、該固定部材6は前記高さ調整用摺動アーム8を最下部に下げ降ろした状態にてコンクリート製立ち上がり壁等に固定した際に物干し竿支持アーム7の先端がコンクリート製立ち上がり壁等の天端より上部にはみ出さない位置で固定することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の物干し竿掛け。
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