JP2006187486A - シャワーハンガ付き手摺 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャワーを浴びやすくすることができると同時に手摺を使いやすくすることができるシャワーハンガ付き手摺Aの提供を目的とする。
【解決手段】壁面2に固定されるブラケット3により壁面2から離れて取り付けられる手摺杆1と、
手摺杆1に連結され、手摺杆1から壁面2に対して斜め方向で、かつ壁面側の位置でシャワーヘッド4を保持するとともに、シャワーヘッド4から垂下するシャワーホース5を手摺杆1に対して指先がスムーズに挿入できる程度の間隔以上離れた壁面側にガイドするシャワーハンガ6とを有するシャワーハンガ付き手摺Aを構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明はシャワーハンガ付き手摺に関するものである。
従来、シャワーハンガ付き手摺としては特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、シャワーハンガ付き手摺は、ブラケットによって浴室の壁面に固定される手すりバーと、この手すりバーに対してスライド自在に連結されるシャワーハンガーとを有し、手摺として使用される手すりバーを介して該手すりバー前面においてシャワーヘッドを保持する。
実用新案登録第3097939号公報
上記従来例におけるように、近年、身体を洗うときの腰掛けた姿勢のままでシャワーを浴びやすく、また、シャワー後に立ち上がる際などにおいて支えとなるように、シャワーハンガと手摺を備えた浴室設備が求められている。
しかしながら、シャワーハンガには、保持するシャワーヘッドからの散水によってシャワーを浴びやすいように、一般的には水栓やカウンタなどの他の設備の配置や浴室のスペースの都合から壁面周辺においてシャワーを浴びやすいように、その取り付け位置が要求される。一方、手摺には、一般的に、使用時において把持しやすく、不使用時において邪魔にならないように、壁面に対する適正な取り付け間隔が要求される。
したがって、上記従来例のようにシャワーハンガによるシャワーヘッドの保持位置を手摺の前方、すなわち浴室内方側にしてしまうと、手摺の分だけシャワーの散水範囲が浴室内方側に設定され、身体を洗う位置から浴室内方側に移動しなければシャワーを適切に浴びることができなくなったり、あるいはシャワーを浴びた位置のままでは手摺に手が十分に届かなくなったりしてしまう。また、これを防ぐために手摺を壁面に近接させたり、あるいは細くしたりしてしまうと、今度は手摺自体が把持しにくくなってしまう。
さらに、シャワーヘッドの保持位置が手摺の前方であると、シャワーホースが手摺の前方に垂れ下がることになり、このことによっても手摺が掴みにくくなってしまう。
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、シャワーを浴びやすくすることができると同時に手摺を使いやすくすることができるシャワーハンガ付き手摺の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
壁面2に固定されるブラケット3により壁面2から離れて取り付けられる手摺杆1と、
手摺杆1に連結され、手摺杆1から壁面2に対して斜め方向で、かつ壁面側の位置でシャワーヘッド4を保持するとともに、シャワーヘッド4から垂下するシャワーホース5を手摺杆1に対して指先がスムーズに挿入できる程度の間隔以上離れた壁面側にガイドするシャワーハンガ6とを有するシャワーハンガ付き手摺を提供することにより達成される。
本発明によれば、手摺杆1の壁面2に対する相対位置などを変えることなくシャワーヘッド4を壁面2に近接させることができ、同時に手摺杆1とシャワーヘッド4との相対位置を遠離させることができるために、手摺杆1の壁面2との適正な取り付け間隔などを維持して手摺杆1自体を把持しやすくできるとともに、水栓等を使用して身体を洗った位置においてシャワーを適切に浴びることができ、かつ、そのままの位置で手摺杆1をしっかりと把持することができる。また、手摺杆1から壁面2に対して斜め方向で、かつ壁面側の位置でシャワーヘッド4を保持することにより、シャワーホース5を手摺杆1の壁面2側における離れた位置にガイドすることができ、シャワーを浴びる位置である手摺杆1前方から手摺杆1を把持しやすくすることができる。この場合におけるシャワーホース5と手摺杆1の間隔は、手摺杆1を把持しやすいように、すなわち指先をスムーズに挿入できるように、例えば50mm程度以上に設定することが望ましい。
上記シャワーハンガ6は手摺杆1に固定することも可能であるが、手摺杆1に対して可動にした場合には、上述した従来例のように手摺杆1に沿ってシャワーハンガ6をスライド自在にしたり、あるいは回転自在にしたりすることが可能となり、使い勝手をより向上でき、あるいは身体を洗った位置から手が十分に届く範囲にシャワーヘッド4を移動させたりすることなどが可能となる。なお、回転自在にする場合には、上述したように手摺杆1を掴みやすくできる範囲などを考慮して回転可能範囲を設定することが望ましい。また、上記従来例のようにシャワーヘッド4を保持する部位を断面C字形状に形成する場合には、上記回転可能範囲においてシャワーヘッド4を着脱しやすいように、すなわちこの範囲においてシャワーホース5を挿抜するための開放端が前方を向くように、シャワーハンガ6に開放端を配置することが望ましい。
なお、シャワーハンガ6によるシャワーヘッド4の保持位置は、浴室のレイアウトなどを考慮して手摺杆1の右斜め後方あるいは左斜め後方のいずれかに適宜設定することが可能であり、さらに、手摺杆1の鉛直方向や水平方向などの壁面2設置時の向きや形状などについても適宜決定することが可能である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シャワーを浴びやすくすることができると同時に手摺を使いやすくすることができるために、入浴をより快適にすることができる。
図1に本発明の実施の形態を示す。図1において、11は浴槽、12はカウンタ13や水栓14、鏡15などに面した洗い場であり、シャワーハンガ付き手摺Aは、浴槽11と洗い場12の行き来や洗い場12で腰掛けたり立ち上がったりしたときなどに手が容易に届く位置である浴槽11と洗い場12の境界部分の浴室壁面(壁面2)に取り付けられる。
このシャワーハンガ付き手摺Aは、図2ないし図4に示すように、ブラケット3によって浴室壁面2に取り付けられる手摺杆1と、手摺杆1に連結されるシャワーハンガ6とを有する。手摺杆1は、ステンレス製のパイプ16の両端を合成樹脂材からなるキャップ17で閉塞して形成され、図2(a)に示すようにパイプ16の内壁面にキャップ17の弾性脚17aが圧接し、またパイプ16に開設される係止孔16aに弾性脚17aを係止させることによりキャップ17がパイプ16に固定される。パイプ16は握りやすいように外径が30ミリ程度の円形断面に形成され、その長さは、手摺としての使い勝手や後述するシャワーハンガ6に望ましいスライド範囲等を考慮して適宜決定される。一方、キャップ17は、例えばABS樹脂にクロムメッキを施して形成されることによりステンレスからなる手摺杆1とのデザインの調和が図られる。
手摺杆1を浴室壁面2に固定するブラケット3は、ブラケット本体3aにブラケットカバー3bを装着して形成され、上記キャップ17同様ABS樹脂のクロムメッキにより形成される。ブラケット本体3aは、手摺杆1への取付壁と浴室壁面2への取付壁とを対向面に備えたほぼ中空ボックス形状で、浴室壁面2に対してネジ止めしやすくするように、上記手摺杆1取付壁から浴室壁面2取付壁側に行くにしたがって広がるようにして形成されるとともに、適宜の一面を開放して形成される。また、上記手摺杆1への取付壁の外面は手摺杆1の外周に嵌合可能な曲面に形成され、浴室壁面2への取付壁には、手摺杆1への固定壁を手摺杆1に対してネジ止めしやすくするように図示しない開口部が開設される。このブラケット本体3aは、図3(a)に示すように、浴室壁面2から手摺杆1が邪魔になるほど過度に突出することなく握りやすい程度の適宜の間隔S1を隔てて固定できるように、具体的には上記浴室壁面2への取付壁によって浴室壁面2に取り付けた際に手摺杆1への取付壁が壁面2から50ミリ程度離れるように形成される。
上記ブラケット本体3aは、手摺杆1を鉛直方向に向けて固定するために手摺杆1の上下端に対応して浴室壁面2に上下方向に一対固定され、上述したネジ止めのための開放面は、ネジ止めしやすさを考慮して手摺杆1の上端に対応するブラケット本体3aにおいては上面側に、下端に対応するものにおいては下面側に配置される。また、上記開放面は、ブラケット本体3aの浴室壁面2への固定後にブラケット本体3aに装着されるブラケットカバー3bによって閉塞され、これによりブラケット3の外観が高められる。なお、ブラケットカバー3bはブラケット本体3aに対して嵌合により固定される。
一方、シャワーハンガ6は、図2および図3に示すように、手摺杆1に連結されるガイドアーム18と、ガイドアーム18の先端に取り付けられ、シャワーヘッド4を保持可能に形成されるハンガブロック19とを有する。
ガイドアーム18は、略円筒状に形成されるホルダ20の上部から手摺杆1に対してほぼ直角方向にアーム21を延設して形成される。上記ホルダ20は合成樹脂材により形成されて手摺杆1の外径よりもやや大きい程度の内径を備え、中空部に手摺杆1が挿通されることにより手摺杆1に沿ってスライド移動自在で、かつ、手摺杆1回りに水平回転自在であり、シーソースイッチ状のストッパ22によって手摺杆1の任意の位置に固定できるように形成される。
ストッパ22は、ホルダ20に形成される軸部23に垂直回転自在に連結されて回動操作により手摺杆1に圧接する固定姿勢と手摺杆1から離れる開放姿勢とに移行可能で、図3(b)に示す固定姿勢から図における矢印方向にやや押圧することにより開放姿勢に移行する。このストッパ22はねじりバネ24によって固定姿勢側に付勢され、シャワーの水圧等によって妄りにガイドアーム18が移動することが防止される。
アーム21は、手摺杆1より細径のステンレスパイプ16によって形成され、ホルダ20から手摺杆1に対して直交方向に膨隆するボス20aに一端が外嵌し、ボス20aに対してネジ止めされることによりホルダ20に取り付けられる。このアーム21はハンガブロック19によってシャワーヘッド4を保持した際にシャワーヘッド4やシャワーホース5が手摺杆1から握りやすい程度の間隔S2を隔てるように、具体的には図2(b)に示すように手摺杆1の外周からシャワーホース5等の中心軸線、すなわち後述するハンガ部25の開口25aの中心を通る垂線Cまでおよそ120ミリ程度離れるような長さに形成される。また、アーム21のホルダ20に対する反対端は、ハンガブロック19に形成されるボス19aに外嵌し、このボス19aにネジ止めされることにより、ハンガブロック19に取り付けられる。
ハンガブロック19は、横向きのほぼ円柱状に形成され、上記のボス19aが形成されてアーム21が連結されるベースブロック26と、シャワーヘッド4を保持可能なハンガ部25を備えてベースブロック26に連結されるヘッドブロック27とを有する。上記ハンガ部25は断面略C字形状に形成され、シャワーホース5を開口25aから挿入してシャワーホース5に案内されるシャワーヘッド4を自重によってハンガ部25に係止させることによりシャワーヘッド4を保持する一般的なシャワーフックと同じ構造のもので、洗い場12側からシャワーヘッド4を係止しやすいように開口25aは浴室壁面1の反対側、すなわち洗い場12に向いて配置される。
また、上記ヘッドブロック27とベースブロック26は、図3(b)および図4(b)に示すように、空転自在に連結されるボルト39とナット40によって連結されるとともに、ベースブロック26に形成される円弧状のガイド溝26a内にヘッドブロック27に形成されるガイド突起27aが差し込まれることにより、上記ボルト28を回転中心にして、ガイド溝26a内におけるガイド突起27aの摺動可能範囲内で垂直回転可能に連結される。このガイド溝26aは、ハンガ部25に引っ掛けられたシャワーヘッド4が脱落しないように、図4(b)に示すように上記ボルト28を中心に30度程度の角度に渡って設けられ、したがってベースブロック26に対してヘッドブロック27を回転させることにより、図4(c)において実線で示すようにシャワーヘッド4をほぼ鉛直方向に保持する通常姿勢から、二点鎖線で示すようにシャワーヘッド4を浴室内方側にやや傾斜した状態で保持する傾斜姿勢までハンガ部25を回転させることができる。なお、ハンガブロック19は、上記ガイド溝26aとガイド突起27aの間に生じる摩擦などによってシャワーヘッド4の水圧等により不用意に回転することが防止される。
したがって、以上のシャワーハンガ付き手摺Aは、先ず、パイプ16にキャップ17、17を取り付けて手摺杆1をサブアッセンブリするとともに、ベースブロック26とヘッドブロック27をボルトナットで連結して形成されるハンガブロック19にアーム21、ホルダ20を組み付けてガイドアーム18をサブアッセンブリした後、ガイドアーム18の中空部に手摺杆1を挿通させ、この後、手摺杆1をブラケット本体3a、3aに、ブラケット本体3a、3aを浴室壁面2に取り付けて、最後にブラケットカバー3b、3bを装着することにより浴室に設置することができる。また、設置状態においては、手摺杆1が浴室壁面2から握りやすい程度適度に離れて固定されるために、掴みやすい上に洗い場12から手が届きやすく、さらに、腰掛けた姿勢や立ち上がった姿勢のままで十分に手が届く程度の長さを備えて浴槽11と洗い場12の境界に配置されるために、洗い場12での姿勢の変更や洗い場12と浴槽11との行き来の際に身体の支えとして使用することができる。
一方、手摺杆1に取り付けられるシャワーハンガ6は、図2(b)、図3(a)や図4(c)において二点鎖線で示すように、手摺杆1に沿って上下方向にスライド移動自在であるとともに、手摺杆1回りに水平回転自在であり、かつ、手摺杆1に対してシャワーヘッド4を適度な範囲内で垂直回転させて保持することができるために、洗い場12での位置や姿勢に合わせてシャワーヘッド4の位置を調整して散水範囲を調節することができ、洗い場12で腰掛けた姿勢や立ち上がった姿勢に合わせてシャワーを浴びることができる。さらに、上述したように洗い場12から手が届きやすい手摺杆1にシャワーハンガ6を連結することにより、調節のためのストッパ22等への操作も楽にすることができる。加えて、シャワーハンガ6によってシャワーヘッド4やシャワーホース5が手摺杆1から適度に離されることから、上述した手摺杆1の握りやすさが損ねられることはない。
また、この実施の形態において、シャワーハンガ付き手摺Aは、さらに使い勝手を向上させるために水平回転機構を備える。この水平回転機構は、手摺杆1に対してハンガブロック19をスライド移動不能な状態に維持したまま水平回転可能にするもので、アーム21を備える上部ブロック28とストッパ22を備える下部ブロック29を水平回転可能に連結して上述したガイドアーム18を構成することにより形成される。
図3(b)に示すように、上記上部ブロック28には外周側から内周側に向かって掘り込むことにより下端部に断面L字形状の連結片30が全周に渡って連続して設けられ、一方、下部ブロック29の上端部には、手摺杆1に面する内周側から外周側に向かって掘り込むことにより上記連結片30に係合可能な断面逆L字形状の被連結片31が設けられる。したがって、やや弾性変形を伴って連結片30と被連結片31を係合させて上部ブロック28と下部ブロック29を連結させることによりガイドアーム18を形成することができ、この状態で連結片30と被連結片31を摺動させることによりスイッチ22によって手摺杆1に固定された下部ブロック29に対して上部ブロック28を独立して水平回転させ、アーム21を介してハンガブロック19を下部ブロック29、すなわち手摺杆1に対して水平回転させることができる。
さらに、ハンガブロック19の手摺杆1に対する水平回転範囲を規制してハンガブロック19の浴室壁面2への衝接や洗い場12方向への突出を防止するために、上述した水平回転機構には回転規制手段が設けられる。回転規制手段は、図3(b)や図4(a)に示すように、上述した連結片30にガイドピン32を設け、被連結片31にガイドスリット33を設けることにより形成されるもので、連結片30と被連結片31の係合に伴ってガイドピン32がガイドスリット33内に収容される。これにより、上部ブロック28と下部ブロック29の相対水平回転は、ガイドスリット33内におけるガイドピン32の移動可能範囲内、すなわち、ガイドスリット33の回転中心に対する形成角度に限られ、この実施の形態においては、図3(a)において2点鎖線で示すように、ハンガブロック19が手摺杆1の軸心を通る垂直平面Fより壁面2側に後退する後退姿勢と、洗い場12側にやや飛び出す前進姿勢とに移行可能な範囲Lに設定される。なお、ハンガブロック19は、上記ガイドピン32とガイドスリット33の間に生じる摩擦などによってシャワーヘッド4の水圧等により不用意に回転することが防止される。
したがってこの実施の形態において、ハンガブロック19を後退姿勢にし、かつハンガ部25を傾斜姿勢にすることにより、浴室壁面2近傍、すなわち鏡等にかなり近い位置でシャワーを浴びることができ、また、この状態においてシャワーヘッド4やシャワーホース5が手摺杆1の斜め後方に配置されるために、手摺杆1は前面など、すなわち洗い場12側から握りやすい状態になる。例えば、手摺杆1を握ったままシャワーを浴びたい場合などにおいては、手摺杆1をしっかりと握りやすくすることができると同時に、シャワーを適切に浴びることができる。
さらに、シャワー不使用時にはハンガブロック19を後退位置にすることでシャワーヘッド4やシャワーホース5が浴室壁面2に沿うようになり、あまり邪魔にならず、一方、シャワーヘッド4をシャワーハンガ6から取り外したい時には、ハンガブロック19を前進姿勢にするだけで手摺杆1とほぼ同位置、すなわち手が十分届く範囲にシャワーヘッド4を移動させることができる。また、ハンガブロック19の洗い場12側への回転範囲が適宜規制されることにより、洗い場12側へのハンガブロック19等の過度な突出によりけが等を誘発することもない。
加えて、ハンガブロック19の後退姿勢への移動に伴ってシャワーヘッド4も手摺杆1回りに回転するために、シャワーの散水範囲が手摺杆1の前面等から手摺杆1のやや斜め方向に変位する。したがって図1に示すように浴槽11と洗い場12の境界に手摺杆1を固定し、手摺杆1の洗い場12側にするこの実施の形態においては、ハンガブロック19を後退姿勢にすることにより、洗い場12の鏡15等の正面に向かってシャワーの散水範囲を設定することができる。
図5に本発明の変形例を示す。なお、この変形例において、上述した実施の形態と同一の構成要素は図中に同一の符号を付して説明を省略する。この変形例において、ガイドアーム18の上部ブロック28は、上述した実施の形態におけるアーム21とベースブロック26を兼ねて形成される。この上部ブロック28は合成樹脂材により略円柱状に形成され、手摺杆1が挿通される開口部や下部ブロック29に連結される連結片30等を基端部に備えるとともに、ヘッドブロック27が連結される先端部側に行くにしたがって漸次やや小径となる柱状のアーム部34を備える。また、連結片30は下部ブロック29の被連結片31に、ガイドピン32がガイドスリット33内に滑動自在に係止、挿入され、ハンガブロック19を前進・後退姿勢に保持するために上部ブロック28の基端部にはハンドル35が形成される。
ハンドル35は、図5(b)および(c)に示すように、ハンドルキャップ36にハンドルピン37を連結して形成され、上記ハンドルキャップ36は上部ブロック28の基端部に形成されるキャップ連結部38に連結され、ハンドルピン37はハンドルキャップ36のピン孔36aに挿入される。ハンドルキャップ36は、有底円筒形状のキャップ部36bと、キャップ部36bの底壁から側壁を越える高さまで円柱状に突出して形成される突き当て部36cとを有し、キャップ部36bの側壁内方に適宜の間隙を隔てて突き当て部36cが形成される。また、ハンドルピン37は、棒状に形成されてキャップ部36bの側壁に開設される上述したピン孔36aに差し込まれて嵌合固定され、挿入先端はキャップ部36bと突き当て部36cの間の間隙に至る。
一方、上述したキャップ連結部38は、上部ブロック28の基端部に円筒状に突出して形成されるキャップ受け部38aと、キャップ受け部38aに形成される切り欠き部38bとを有する。上記キャップ受け部38aは、キャップ部36bの内径よりやや小さい外径と突き当て部36cの外径よりやや大きい内径を備え、内部の空隙が上部ブロック28の中空部に連通する。このキャップ受け部38aはキャップ部36bと突き当て部36cの間隙に差し込まれるようにして挿入され、挿入後にピン孔36aに挿入されるハンドルピン37の先端が切り欠き部38bに差し込まれることにより抜け止めされるハンドルキャップ36を垂直回転可能に保持する。また、切り欠き部38bは、ハンドルピン37の直径よりやや大きい幅を備えてキャップ受け部38aの側面に設けられるスリットであり、キャップ受け部38a周りに上部ブロック28の先端側に漸次近接するように延設されて形成される。
このため、ハンドル35を回転操作すると、回転に伴って切り欠き部38b内を移動するハンドルピン37にガイドされてハンドルキャップ36がハンドル35ブロックの先端側に移動し、同時に突き当て部36cがハンドル35ブロックの中空部内に進入して中空部に挿通される手摺杆1を側方から押圧するため、上部ブロック28が手摺杆1に移動不能に固定される。このハンドル35の固定は再びハンドル35を逆方向に回転させることにより解除可能であり、したがってハンガブロック19の位置を決めた後ハンドル35を回転操作してハンガブロック19を固定し、この後再度ハンガブロック19の位置を変更したい場合には、再度ハンドル35を操作すればよい。
以上の変形例においては、ハンドル35を設けることにより下部ブロック29、すなわち手摺杆1に対するハンガブロック19の水平回転操作をスムーズにすることができる。なお、この変形例においては、例えば上部ブロック28の先端に所定角度回転可能なヒンジを介してヘッドブロック27を連結することにより、ハンガ部25を通常姿勢から傾斜姿勢まで回転可能にすることが可能である。
なお、以上の実施の形態においては、シーソースイッチ状のストッパ22で手摺杆1を押圧することによりガイドアーム18を手摺杆1に固定する場合を示したが、ガイドアーム18と手摺杆1の固定は単にガイドアーム18の開口部を手摺杆1の外径よりもやや小さくするなどして摺動抵抗を高めたり、あるいは上記変形例におけるハンドル35などによっても行うことが可能である。また、上部ブロック28と下部ブロック29およびベースブロック26とヘッドブロック27における回転自在な連結構造やハンガブロック19等の姿勢保持手段についても同様にハンドル35等を設けるなどして適宜変更することが可能である。
本発明を示す図で、浴室の全体斜視図である。 本発明のシャワーハンガ付き手摺を示す図で、(a)は側面図、(b)は正面図である。 シャワーハンガを説明する図で、(a)は本発明のシャワーハンガ付き手摺の平面図、(b)はシャワーハンガの構造を示す要部断面図である。 シャワーハンガを説明する図で、(a)は図3(b)における4A-4A線断面図、(b)は図3(b)における4B-4B線断面図、(c)はシャワーヘッド等の動作を説明する図である。 本発明の変形例を示す図で、(a)は平面図、(b)は要部側面図、(c)はハンドルの構造等を説明する要部側面図である。
符号の説明
1 手摺杆
2 壁面
3 ブラケット
4 シャワーヘッド
5 シャワーホース
6 シャワーハンガ

Claims (1)

  1. 壁面に固定されるブラケットにより壁面から離れて取り付けられる手摺杆と、
    手摺杆に連結され、手摺杆から壁面に対して斜め方向で、かつ壁面側の位置でシャワーヘッドを保持するとともに、シャワーヘッドから垂下するシャワーホースを手摺杆に対して指先がスムーズに挿入できる程度の間隔以上離れた壁面側にガイドするシャワーハンガとを有するシャワーハンガ付き手摺。


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