JP2008190122A - スライドバー装置及びその取付施工方法 - Google Patents

スライドバー装置及びその取付施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外観が良好で清掃性にも優れたスライドバー装置を提供する。
【解決手段】シャワーフック18をスライドバー12に沿って上下にスライド移動可能に保持するスライドバー装置10において、雄側のヒンジ片側部材42及び雌側のヒンジ片側部材44の何れかの一方を、壁に締結具66にて締結固定するとともに、他方をスライドバー12の背面に取り付け、ヒンジ14,16にてスライドバー12を壁に取付固定し、またスライドバー12を回転させてヒンジ14,16の前側に持ち来して、スライドバー12にて締結具66による締結個所を背面側に隠蔽する。
【選択図】 図6

Description

この発明は、シャワーヘッドを掛止するシャワーフックをスライドバーに沿って上下にスライド移動可能に保持するスライドバー装置及びその取付施工方法に関する。
従来、シャワーヘッドを掛止するシャワーフックを、スライドバーに沿って上下にスライド移動可能に保持するスライドバー装置が浴室のシャワー装置等において広く用いられている。
図7はこのスライドバー装置の従来の一例を示している。
図において200はスライドバー装置で、202はその主体を成すスライドバーである。ここでスライドバー202は上下方向に配置されていて、壁等の取付基体に取り付けられている。
204は、このスライドバー202に沿って上下にスライド移動可能に保持されるシャワーフックで、嵌合孔205においてスライドバー202に摺動可能に嵌合されている。
シャワーフック204は、図中左端部にフック部206を有しており、そのフック部206の掛止孔208においてシャワーヘッドを脱着可能に掛止するようになっている。
このシャワーフック204の内部には、これをスライドバー202の所定位置に固定しロックするロック機構が設けられており、そして図中右端部に、そのロック機構を働かせてシャワーフック204をスライドバー202に固定し、或いはまたそのロック機構によるロックを解除して、シャワーフック204を移動可能とする回転ハンドル式の操作部210が設けられている。
212はスライドバー202の上端を壁等の取付基体に固定する上固定部,214はスライドバー202の下端を取付基体に固定する下固定部で、スライドバー202はこれら上固定部212,下固定部214によって取付基体に取付固定される。
通常、これら上固定部212,下固定部214は、上固定部材,下固定部材をそれぞれ壁に向って正面からビス等の締結具にて締結固定するとともに、それら上固定部材,下固定部材に対しスライドバー200の上端,下端をそれぞれ結合し、そして各固定部材に対する締結具による締結個所を、固定部材及びスライドバーとの結合部とともに、前端の化粧キャップ216を含むカバー部材218にて隠蔽した状態とする。
以上のようにスライドバーの上端と下端とを固定部にて壁に固定し、そしてその固定部分をカバー部材で隠蔽して成るスライドバー装置については下記特許文献1にも開示されている。
このように従来のスライドバー装置において、壁等に対し正面から固定部材をビス等締結具にて締結固定し、スライドバーをこの固定部材を介して壁に取り付けようとすると、固定部材をスライドバーの上端と下端とに位置させて、スライドバーの上端と下端とを、かかる固定部材にて壁に固定せざるを得ず、この場合固定部材の壁への締結具による締結個所を隠蔽するためのカバー部材が必要となり、且つそのカバー部材がスライドバーの上端と下端とで前方に突出した状態となってしまう。或いはスライドバーとカバー部材との継目が、スライドバーの上端と下端とで正面に露出した状態となってしまう。
この場合、それらカバー部材や継目が形状的に不連続な個所となって煩雑な感じを与え、美観を損なってしまう。
またその継目にはごみ等が入り込み易く、汚れの原因となるとともに、その継目部分は清掃性が悪く、清掃も難しいといった問題がある。
更にカバー部材がスライドバーとは別部品として必要で、このことがスライドバー装置のコストを増大させる要因となっていた。
特開平9−41442号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、外観が良好で清掃性にも優れたスライドバー装置及びその取付施工方法を提供することを目的として成されたものである。
而して請求項1はスライドバー装置に関するもので、シャワーヘッドを掛止するシャワーフックをスライドバーに沿って上下にスライド移動可能に保持するスライドバー装置であって、ヒンジを構成する一対のヒンジ片側部材のうちの縦のヒンジ軸を有する雄側のヒンジ片側部材、及び該ヒンジ軸に回転可能に嵌合する嵌合孔を有する雌側のヒンジ片側部材の何れかの一方を、壁等縦の取付基体に締結具にて締結固定するとともに、他方を前記スライドバーの該取付基体側の背面に取り付け、該一対のヒンジ片側部材の結合により該スライドバーを該取付基体に取付固定してあり、該スライドバーが前記一方のヒンジ片側部材の前記締結具による締結個所を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成してあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記スライドバーが、前記一方のヒンジ片側部材と前記他方のヒンジ片側部材とを含む前記ヒンジの全体を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成してあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記スライドバーが該スライドバーの上端側に配置された上位置のヒンジと下端側に配置された下位置のヒンジとによって前記取付基体に取付固定してあり、該スライドバーは、該取付基体に対してそれらヒンジの前側に位置した状態で該ヒンジよりも該取付基体に向って左右方向の幅が大とされているとともに、上端が前記上位置のヒンジと同等以上の高さ、下端が前記下位置のヒンジと同等以下の低さとなしてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、前記スライドバーは、前記左右方向の幅が前後方向の幅よりも大きい扁平形状となしてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1において、前記スライドバーは、下端から上端に到るまで前記取付基体に向って前記左右方向の幅が一様な幅で構成してあることを特徴とする。
請求項6は請求項1のスライドバー装置の取付施工方法であって、前記スライドバーを前記ヒンジ軸周りに前記取付基体側に回転させて、前記一方のヒンジ片側部材の前記取付基体とは反対側の前面を露出させた状態とし、該一方のヒンジ片側部材を該取付基体に向って正面から前記締結具にて該取付基体に締結固定した後に、該スライドバーを回転させて前記ヒンジの前側に持ち来し、該スライドバーにて前記締結具による前記一方のヒンジ片側部材の前記取付基体への締結固定個所を背面側に隠蔽した状態とすることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、雄側のヒンジ片側部材,雌側のヒンジ片側部材のうちの何れか一方を、壁等の取付基体に締結具にて締結固定するとともに、他方をスライドバーの背面に取り付け、それら一対のヒンジ片側部材の結合により、スライドバーを取付基体に取付固定するとともに、スライドバーを、一方のヒンジ片側部材の締結具による締結場所を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成したもので、本発明によれば、スライドバーを取付基体の側に回転させ、壁に固定される側の一方のヒンジ片側部材の前面を露出させた状態で、取付基体の正面からこれをビス等の締結具にて容易に取付基体に締結固定することができ、そしてその後においてスライドバーをヒンジの前側に位置させることで、かかるスライドバーを隠蔽部材として締結具による締結個所を背面側に隠蔽状態とすることができる。
かかる本発明では、スライドバーが締結具による締結個所を隠蔽する隠蔽部材を兼ねているため、少なくとも締結具による締結個所を隠蔽するためのカバー部材を省略することが可能であり、これによりスライドバー装置を構成する部品点数を削減し得て所要コストを安価となすことができる。
また外観上で最も重要なスライドバーの正面の形状ないし外観、更には側面の形状ないし外観を、スライドバーの下端から上端に到るまで継目の無い形状,外観となし得るため、従来のスライドバー装置のようにカバー部材がスライドバーよりも前方に突出したり、或いはカバー部材とスライドバーとの継目が前面に露出したりする問題を解決し得、スライドバー装置の美観を良好となすことができる。
またその継目にごみ等が入り込んで汚れの原因となったり、その継目が清掃困難な個所となって清掃が難しいといった従来の問題を併せて解決することができる。
尚ヒンジの前側に位置させたスライドバーは、その状態で回転不能に固定状態とすることもできるし、或いはまた回転可能なままとなしておくこともできる。
本発明では、上記スライドバーを、上記一方のヒンジ片側部材と他方のヒンジ片側部材とを含むヒンジ全体を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成しておくことができる(請求項2)。
この場合、締結具による締結個所のみならずヒンジ全体をスライドバーにて背面側に隠蔽できるため、スライドバー装置の美観をより一層良好となすことができる。
この場合においてスライドバーは、スライドバーの上端側の上位置のヒンジ(以下上ヒンジ)と下端側の下位置のヒンジ(以下下ヒンジ)とによって取付基体に取付固定し、そしてそのスライドバーをヒンジよりも左右方向の幅を大とするとともに、上端を上ヒンジと同等以上の高さ、下端を下ヒンジと同等以下の低さと成しておくことができる(請求項3)。
ここでスライドバーは、上端が上ヒンジよりも上方に突出し、また下端が下ヒンジよりも下方に突出する形状で構成しておくことがより望ましい。
このようにすれば、スライドバーに対する見た目の連続性,一様性が際立ち、スライドバー装置の美観をより一層良好となすことができる。
更にこの場合において、スライドバーは左右方向の幅が前後方向の幅よりも大きい扁平形状となしておくことができる(請求項4)。
このようにすることで、スライドバーの左右方向の幅を大となしつつ、スライドバーの形状が全体的に大形状となって大型化するのを回避することができる。
本発明では、スライドバーを下端から上端に到るまで左右方向幅を一様な幅で構成しておくことができる(請求項5)。
このようにすれば、スライドバーの連続性,一様性を更に一段と高めることができ、従ってスライドバー装置の外観,美観をより一層高めることができる。
次に請求項6は、請求項1のスライドバー装置の取付施工方法であって、この取付施工方法では、スライドバーをヒンジ軸周りに取付基体側に回転させて、一方のヒンジ片側部材の前面を露出させ、その状態で一方のヒンジ片側部材を取付基体に向って正面から締結具にて取付基体に締結固定し、その後にスライドバーを回転させてヒンジ軸の前側に持ち来し、スライドバーにて締結具による締結固定個所を背面側に隠蔽状態とするもので、この請求項6の取付施工方法によれば、請求項1のスライドバー装置を極めて簡単に取付施工することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はスライドバー装置、12はその主体をなす、上下方向に長く延びたスライドバーで、その上端部と下端部とが、背面に配置された上固定部材としての上ヒンジ14,下固定部材としての下ヒンジ16にて取付基体としての壁W(図5参照)に取付固定されている。
18はこのスライドバー12に沿って上下に移動可能に保持されたシャワーフックで、このシャワーフック18は基端部(図中左端部)に嵌合部20を備えており、その嵌合部20の嵌合孔22においてスライドバー12に上下にスライド移動可能に嵌合している。
シャワーフック18は、先端部(図中右端部)にフック部24を備えており、そのフック部24の掛止孔26にシャワーヘッドが脱着可能に掛止されるようになっている。
尚、シャワーフック18は基端部から先端部に向って斜め上向きに僅かに傾斜した形状をなしている。
シャワーフック18の内部には、シャワーフック18をスライドバー12に固定しロックするロック機構と、ロック解除機構とが設けられており、そして図2に示しているようにシャワーフック18の下面には、ロック解除操作を行うための押ボタン式のロック解除操作部28が、下向きに突出する状態で設けられている。
この実施形態では、このロック解除操作部28を上向きに押し上げることによって、ロック機構によるロックが解除される。
本実施形態において、スライドバー12は壁Wに向って、即ち正面視における左右方向の幅が、前後方向幅よりも大きい横断面形状が四角形状の扁平形状をなしている。
詳しくはこのスライドバー12は、下端から上端に到るまで左右幅及び前後方向幅ともに一様な、横断面四角形状の上下の直状形状をなしている。
図4に示しているようにスライドバー12は、スライドバー本体12Aと、その上,下両端の開口に嵌め込まれて開口30を閉鎖する上,下一対のキャップ32とを有している(スライドバー本体12Aは、図5にも示しているように内部中空のパイプにて構成されている)。
上端のキャップ32は、スライドバー本体12Aの背面側で下向きに垂下する突出片34を備えており、その突出片34に雌ねじ孔36が形成されている。
更にこの雌ねじ孔36周りに四角形状をなす嵌合凹部38が形成されている。
ここで嵌合凹部38及び雌ねじ孔36は、スライドバー本体12Aの背面に形成された四角形状の貫通孔40に対応した位置に設けられている。
上記上ヒンジ14は、雄側のヒンジ片側部材42と、雌側のヒンジ片側部材44とに分割されていて、それらが回転可能に結合されている。
そして雄側のヒンジ片側部材42が、スライドバー12の背面に固定され、また雌側のヒンジ片側部材44が壁W(図5参照)に直接固定されている。
雄側のヒンジ片側部材42は、垂直下向きに突出するヒンジ軸46を備えている。
この雄側のヒンジ片側部材42は、全体として平面形状が円形状をなしており、そして図中右側即ちスライドバー12の背面側に、スライドバー12の背面に当接する四角形状の当接部48が突出状態で設けられている。
この当接部48の中心部からは、雄側のヒンジ片側部材42をスライドバー12に締結固定するためのボルト50が突出しており、更にそのボルト50周りに、上記嵌合凹部38に対応した四角形状の嵌合突部52が図中右向きに、即ちスライドバー12の背面側に向って突出する状態で設けられている。
尚ボルト50は、その頭部が雄側のヒンジ片側部材42の内部に収容されている。
このヒンジ片側部材42には、このボルト50を回転操作するための開口が図中左側の位置に設けられている。
この雄側のヒンジ片側部材42は、次のようにしてスライドバー12に締結固定される。
即ち、スライドバー12Aにキャップ32を装着した状態で、雄側のヒンジ片側部材42の嵌合突部52をスライドバー12の背面側の開口40に嵌め合わせるとともに、更にキャップ32の嵌合凹部38に嵌合させ、その状態でボルト50をキャップ32の雌ねじ孔36にねじ込んで行く。
その結果、雄側のヒンジ片側部材42がキャップ32の突出片34とともにスライドバー12の背面部を内外両側から挟み付ける状態に、スライドバー12に締結固定される。
このとき、雄側のヒンジ片側部材42は嵌合突部52と嵌合凹部38との嵌合に基づいて、スライドバー12に対し回転防止された状態でヒンジ軸46が正しく垂直下向きに突出する状態にスライドバー12に締結固定される。
上記雌側のヒンジ片側部材44は、壁Wに対する正面視において左右方向幅が雄側のヒンジ片側部材42と同幅とされており、またスライドバー12側の前部が、平面形状において半円形状とされている。
そしてその前部の上部が、雄側のヒンジ片側部材42に対応した形状で切り欠かかれている。
図中54はその切欠部を、また56は切欠面である円弧面を表している。
雌側のヒンジ片側部材44には、その切欠部54の下側に嵌合孔58が垂直向きに設けられており、そこに雄側のヒンジ片側部材42のヒンジ軸46が、図中下向きに回転可能に嵌合されている。
即ちスライドバー12がこのヒンジ軸46周りに回転可能とされている。
尚ヒンジ軸46には、弾性シール部材としてのOリング60が装着されており、図5に示しているようにこのOリング60によってヒンジ軸46と嵌合孔58との間が水密にシールされている。
図5に示すように、雌側のヒンジ片側部材44の下部には、前面(図中右面)から壁W側の奥部に向って凹所62が設けられており、更にこの凹所62に続いて固定孔64が設けられている。
そしてこの固定孔64を挿通してビス(締結具)66が壁Wにねじ込まれ、雌側のヒンジ片側部材44が壁Wに対しビス66にて締結固定されている。
尚、図中70は凹所62の前面の開口を表しており、72はその開口70に嵌め込まれたキャップを表している。
また68は凹所62の図中左側の底面に着座させられたビス66の頭部を表している。
上記下ヒンジ16もまた、雄側のヒンジ片側部材74と雌側のヒンジ片側部材76とに分割されていて、それらが回転可能に結合されている。
この下ヒンジ16は、雄側のヒンジ片側部材74,雌側のヒンジ片側部材76ともに、上ヒンジ14における雄側のヒンジ片側部材42,雌側のヒンジ片側部材44と上下方向に対称形状をなしている。また下端のキャップ32もまた、上端のキャップ32と上下対称形状をなしている。
従って、ここではそれらの更なる詳しい説明は省略する。
本実施形態では図1に示す状態、即ちスライドバー12を上ヒンジ14,下ヒンジ16の前側に位置させ、壁Wの取付面に対してこれを平行に配向させた状態で、スライドバー12の左右方向幅(壁Wに対する正面視における左右方向幅)が上ヒンジ14,下ヒンジ16よりも幅広をなしており、また上端及び下端が上ヒンジ14,下ヒンジ16よりもそれぞれ上方,下方に突出した状態となる。スライドバー12の形状,大きさ及び上ヒンジ14,下ヒンジ16の取付位置がそのように定められている。
従って図3に示しているように、その状態でスライドバー12は上ヒンジ14,下ヒンジ16をその背面側に隠蔽した状態となる。
図6は、本実施形態のスライドバー装置の壁Wへの取付施工の方法を示している。
ここでは、上ヒンジ14における雄側のヒンジ片側部材42と雌側のヒンジ片側部材44、及び下ヒンジ16における雄側のヒンジ片側部材74と雌側のヒンジ片側部材76を、それぞれヒンジ軸46と嵌合孔58とで回転可能に嵌合した状態、即ち結合しておき、そしてスライドバー12を壁W側に回転させて、上ヒンジ14の雌側のヒンジ片側部材44、及び下ヒンジ16の雌側のヒンジ片側部材76の、それぞれの前面を前方に向って露出させた状態としておく。
その状態で一対の雌側のヒンジ片側部材44,76を壁Wに対し、正面からビス66の壁Wへのねじ込みによりかかる壁Wに締結固定する。
その後開口70にキャップ72を嵌めた後に、スライドバー12を回転させて、これを上ヒンジ14及び下ヒンジ16の前側に持ち来す。即ちスライドバー12を壁Wの取付面と平行に配向させる(図1,3に示す状態)。
ここにおいてスライドバー装置10の壁Wへの取付施工が完了する。
以上のように本実施形態は、雌側のヒンジ片側部材44,76を壁Wにビス(締結具)66にて締結固定するとともに、雄側のヒンジ片側部材42,74をスライドバー12の背面に取り付け、それら一対のヒンジ片側部材の結合により、スライドバー12を壁Wに取付固定するとともに、スライドバー12を、雌側のヒンジ片側部材44,76のビス66による締結場所を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成したもので、本実施形態によれば、スライドバー12を壁Wの側に回転させ、雌側のヒンジ片側部材44,76の前面を露出させた状態で、壁Wの正面からこれをビス66にて容易に壁Wに締結固定することができ、そしてその後においてスライドバー12をヒンジ14,16の前側に位置させることで、かかるスライドバー12を隠蔽部材としてビス66による締結個所を背面側に隠蔽状態とすることができる。
かかる本実施形態では、スライドバー12がビス66による締結個所を隠蔽する隠蔽部材を兼ねているため、ビスによる締結個所を隠蔽するためのカバー部材を省略することが可能であり、これによりスライドバー装置を構成する部品点数を削減し得て所要コストを安価となすことができる。
またスライドバー12の正面及び左,右の側面の形状,外観が下端から上端に到るまで継目の無い形状,外観となるため、従来のスライドバー装置のように、カバー部材がスライドバーよりも前方に突出したり、或いはカバー部材とスライドバーとの継目が前面に露出したりする問題を解決し得、スライドバー装置10の美観を良好となすことができる。
またその継目にごみ等が入り込んで汚れの原因となったり、その継目が清掃困難な個所となって、清掃が難しいといった従来の問題を併せて解決することができる。
本実施形態ではまた、上記スライドバー12を雄側のヒンジ片側部材42,74と雌側のヒンジ片側部材44,76とを含む上,下の各ヒンジ14,16の全体を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成しているため、ビス66による締結個所のみならず、ヒンジ全体をスライドバー12の背面側に隠蔽でき、スライドバー装置10の美観をより一層良好となすことができる。
またスライドバー12は、スライドバー12の上端側の上ヒンジ14と、下端側の下ヒンジ16とによって壁Wに取付固定し、そしてそのスライドバー12を、上ヒンジ14,下ヒンジ16よりも左右方向の幅を大とするとともに、上端を上ヒンジ14よりも上方に突出させ、下端を下ヒンジ16よりも下方に突出させた形状で構成しているため、スライドバー12に対する見た目の連続性,一様性が際立ち、スライドバー装置10の美観をより一層良好となすことができる。
更にスライドバー12は左右方向の幅が前後方向の幅よりも大きい扁平形状となしてあるため、スライドバー12の左右方向の幅を大となしつつ、スライドバーの形状が全体的に大形状となって大型化するのを回避することができる。
また本実施形態ではスライドバー12を下端から上端に到るまで左右方向幅を一様な幅で構成しているため、スライドバー12の連続性,一様性を更に一段と高めることができ、従ってスライドバー装置10の外観,美観をより一層高めることができる。
更に本実施形態の取付施工方法によれば、スライドバー装置10を極めて簡単に取付施工することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態と異なって壁Wに取付固定されるヒンジ片側部材を雄側のヒンジ片側部材とし、スライドバーに固定される側のヒンジ片側部材を雌側のヒンジ片側部材となすことも勿論可能であるし、また本発明ではスライドバー12をヒンジ14,16の前側に持ち来した後において、即ち施工完了状態でスライドバー12を回転不能に固定状態となしておくこともできるし、或いはまたその後の使用時においても、スライドバー12を回転可能なままの状態としておくことも可能である。
更に本発明ではスライドバー12の上端,下端をそれぞれ上ヒンジ14,下ヒンジ16の上端,下端と同じ高さ,低さとなしておくことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更を加えた形態,態様で構成,実施可能である。
本発明の一実施形態のスライドバー装置を示す斜視図である。 同実施形態におけるシャワーフックとその周辺部の斜視図である。 同実施形態のスライドバー装置の正面図である。 同実施形態の要部を各部材に分解して示す斜視図である。 同実施形態の要部を取付状態で示す断面図である。 本発明の一実施形態のスライドバー装置の取付施工方法の説明図である。 従来のスライドバー装置の一例を示す図である。
符号の説明
10 スライドバー装置
12 スライドバー
14 上ヒンジ
16 下ヒンジ
18 シャワーフック
42,74 雄側のヒンジ片側部材
44,76 雌側のヒンジ片側部材
46 ヒンジ軸
58 嵌合孔
66 ビス(締結具)
W 壁(取付基体)

Claims (6)

  1. シャワーヘッドを掛止するシャワーフックをスライドバーに沿って上下にスライド移動可能に保持するスライドバー装置であって
    ヒンジを構成する一対のヒンジ片側部材のうちの縦のヒンジ軸を有する雄側のヒンジ片側部材、及び該ヒンジ軸に回転可能に嵌合する嵌合孔を有する雌側のヒンジ片側部材の何れかの一方を、壁等縦の取付基体に締結具にて締結固定するとともに、他方を前記スライドバーの該取付基体側の背面に取り付け、該一対のヒンジ片側部材の結合により該スライドバーを該取付基体に取付固定してあり、該スライドバーが前記一方のヒンジ片側部材の前記締結具による締結個所を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成してあることを特徴とするスライドバー装置。
  2. 請求項1において、前記スライドバーが、前記一方のヒンジ片側部材と前記他方のヒンジ片側部材とを含む前記ヒンジの全体を背面側に隠蔽する隠蔽部材を兼ねて構成してあることを特徴とするスライドバー装置。
  3. 請求項2において、前記スライドバーが該スライドバーの上端側に配置された上位置のヒンジと下端側に配置された下位置のヒンジとによって前記取付基体に取付固定してあり、
    該スライドバーは、該取付基体に対してそれらヒンジの前側に位置した状態で該ヒンジよりも該取付基体に向って左右方向の幅が大とされているとともに、上端が前記上位置のヒンジと同等以上の高さ、下端が前記下位置のヒンジと同等以下の低さとなしてあることを特徴とするスライドバー装置。
  4. 請求項3において、前記スライドバーは、前記左右方向の幅が前後方向の幅よりも大きい扁平形状となしてあることを特徴とするスライドバー装置。
  5. 請求項1において、前記スライドバーは、下端から上端に到るまで前記取付基体に向って前記左右方向の幅が一様な幅で構成してあることを特徴とするスライドバー装置。
  6. 請求項1のスライドバー装置の取付施工方法であって、
    前記スライドバーを前記ヒンジ軸周りに前記取付基体側に回転させて、前記一方のヒンジ片側部材の前記取付基体とは反対側の前面を露出させた状態とし、該一方のヒンジ片側部材を該取付基体に向って正面から前記締結具にて該取付基体に締結固定した後に、該スライドバーを回転させて前記ヒンジの前側に持ち来し、該スライドバーにて前記締結具による前記一方のヒンジ片側部材の前記取付基体への締結固定個所を背面側に隠蔽した状態とすることを特徴とするスライドバー装置の取付施工方法。
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