JP3939097B2 - 自動車用ロック装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の開閉体を閉止状態に拘束しうるロック装置に係り、特に、ラッチまたはロッキングプレート等の回動部材を停止させる際の異音を吸収しうるようにした自動車用ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用ロック装置は、開閉体に取り付けられるハウジングに、車体側に固着されるストライカに係脱可能なラッチと、このラッチに係合することにより、ラッチの回動を阻止するロッキングプレートとを枢着してなり、ロッキングプレートを、所定位置、例えばラッチに係合する係合位置に停止させる際の異音を抑えるために、ハウジング側にゴム等の消音部材が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のように、消音部材をハウジングに設けると、部品点数が増加し、また組み付け工数の増加により、製造コストのアップにつながることとなる。また、長期に亘る使用により消音部材が劣化すると、ロッキングプレートの停止位置が変化し、それに伴って、ラッチに対するロッキングプレートの係合量が変化するという問題がある。
【0004】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、部品点数を増やすことなく、異音を吸収することができ、かつ長期に亘り、回動部材を所定位置に確実に停止させることができるようにした自動車用ロック装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) ハウジングに、ストライカと係脱可能なラッチと、該ラッチと係合し、前記ラッチの回動を阻止するロッキングプレートとを枢着してなる自動車用ロック装置において、前記ラッチまたはロッキングプレートを回動部材とし、該回動部材の外周に樹脂成形部を形成するとともに、該樹脂成形部に、前記ハウジング側のストッパに当接することにより、前記回動部材を所定位置に停止させる当接部と、該当接部が前記ストッパに当接する前に、前記ストッパと当接しうる弾性部とを設ける。
【0006】
(2) 上記(1)項において、弾性部を、可撓性の舌片状とする。
【0007】
(3) 上記(1)または(2)項において、樹脂成形部を、ロッキングプレートの遊端部に形成し、当接部がストッパに当接することにより、前記ロッキングプレートをラッチと係合する係合位置に停止させるようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
本実施形態のロック装置(A)は、車体の後部に上下方向に開閉可能に枢着されるバックドア(図示略)に装着され、かつ車体側に固着されるストライカ(S)に係合することにより、バックドアを閉止状態に拘束するものである。
【0009】
ロック装置(A)における金属製のハウジング(1)は、凹状の収容部(2)の上部に、左右に突出するフランジ部(1a)を設けてなり、フランジ部(1a)へ挿入したボルト(図示略)をもって、バックドアの下端面に固定される。
【0010】
収容部(2)の底部(3)のほぼ中央には、バックドアの開閉に伴って、ストライカ(S)が進退しうる進入溝(4)が設けられている。
【0011】
収容部(2)には、底部(3)とハウジング(1)の両フランジ部(1a)(1a)に固定されたカバープレート(5)間に支持された上下方向の軸(6)をもって枢着され、ストライカ(S)と係脱可能な係合溝(7a)を有する金属製のラッチ(7)と、底部(3)とカバープレート(5)間に支持された上下方向の軸(8)をもって枢着され、ラッチ(7)に設けられたフルラッチ用の爪部(7b)またはハーフラッチ用の爪部(7c)と係合することにより、ラッチ(7)のオープン方向(図2において反時計方向)への回動を阻止する金属製のロッキングプレート(9)とが、進入溝(4)を挟んでそれぞれ配置されている。
【0012】
ラッチ(7)は、爪部(7b)(7c)を除くほぼ全周が合成樹脂材料で被覆され、かつ軸(6)に巻装されたばね(10)によりオープン方向に付勢され、ストライカ(S)が係合溝(7a)から離脱した図4に示すオープン位置において、バックドアを閉じると、ストライカ(S)が係合溝(7a)に係合することにより、ラッチ(7)は、ばね(10)の付勢力に抗して、図2に示すフルラッチ位置へ回動するようになっている。
【0013】
ラッチ(7)がフルラッチ位置に回動すると、ロッキングプレート(9)に設けられた係合部(9a)がラッチ(7)の爪部(7b)に係合するとともに、ラッチ(7)における係合溝(7a)の反時計方向側に設けられた腕部(7d)が進入溝(4)を跨いで、腕部(7d)の先端が底部(3)に乗り上げるようになっている。
【0014】
ロッキングプレート(9)は、係合部(9a)を除く全周が合成樹脂材料で被覆されるとともに、軸(8)に巻装されたばね(11)により、係合方向(図2、4、5及び図6において時計方向)に付勢され、係合部(9a)がラッチ(7)の爪部(7b)に完全に係合した図2に示す係合位置において、ロッキングプレート(9)の端部に上方に向けて延設された当接部(9b)が、バックドアに設けられた操作ハンドル(図示略)の操作に連動するサブレバー(図示略)により右方に押動されることにより、解除方向(図2において反時計方向)に回動し、係合部(9a)が爪部(7b)から離脱して、ラッチ(7)のオープン方向への回動を自由にするようになっている。
【0015】
ロッキングプレート(9)の遊端部には、合成樹脂材料からなる樹脂成形部(12)が形成されている。この樹脂成形部(12)には、ロッキングプレート(9)の係合位置の手前の位置において、ハウジング(1)に設けられたストッパ(1b)に当接し、ロッキングプレート(9)の回動方向に沿って弾性変形可能な舌片状の弾性部(13)と、弾性部(13)の先端の近傍からストッパ(1b)側へ向けて突出し、弾性部(13)が所定量弾性変形することによりストッパ(1b)に当接し、ロッキングプレート(9)を係合位置に停止させる弾性変形不能な当接部(14)とが設けられている。
【0016】
バックドアを閉じると、ストライカ(S)が進入溝(4)に進入して、ラッチ(7)の係合溝(7a)に係合する。これにより、ラッチ(7)は、図4に示すオープン位置から、ばね(10)の付勢力に抗して、図5及び図6の状態を経て、図2に示すフルラッチ位置へ回動する。
【0017】
このとき、ロッキングプレート(9)は、ラッチ(7)の回動に伴って、図4に示す位置から、ばね(11)の付勢力に抗して、図5に示すように回動させられた後、ばね(11)の付勢力により係合方向に回動させられ、図6に示すように、係合部(9a)が爪部(7b)に僅かに係合するとともに、弾性部(13)がストッパー(1b)に当接して弾性変形する。弾性部(13)が所定量弾性変形すると、図2に示すように、係合部(9a)が爪部(7b)に完全に係合するとともに、当接部(14)がストッパ(1b)に当接して、ロッキングプレート(9)を係合位置に停止させる。
【0018】
ロッキングプレート(9)を係合位置に停止させる際の異音は、弾性部(13)の弾性変形により吸収される。また、弾性部(13)が舌片状であるため、異音を吸収し得るように無理なく弾性変形することができる。
【0019】
また、当接部(14)とストッパ(1b)との当接により、ロッキングプレート(9)を係合位置に停止させるため、弾性部(13)の変形量に影響されることなく、ロッキングプレート(9)を確実に係合位置に停止させることができる。したがって、ラッチ(7)の爪部(7b)(7c)に対するロッキングプレート(9)の爪部(9a)の係合量を常時一定に確保することができる。
【0020】
本発明は、上述の実施形態に特定されるものでなく、樹脂成形部(12)をラッチ(7)に形成し、ラッチ(7)をオープン位置に停止させる際の異音を吸収するようにしても良いし、またラッチ(7)とロッキングプレート(9)の双方に、樹脂成形部(12)を形成しても良い。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1の発明によると、回動部材の外周に樹脂成形部を形成するとともに、樹脂成形部に、ハウジング側のストッパに当接することにより、回動部材を所定位置に停止させる当接部と、当接部がストッパに当接する前に、ストッパと当接しうる弾性変形可能な弾性部とを設けたことにより、部品点数を増やすことなく、回動部材を所定位置に停止させる際の異音を吸収することができ、かつ長期の使用により弾性部が劣化した場合でも、当接部により回動部材を所定位置に確実に停止させることができる。
【0022】
(b) 請求項2の発明によると、弾性部を舌片状としたことにより、異音を吸収し得るよう無理なく弾性変形して、耐久性の向上を図り、かつ異音を確実に吸収できる。
【0023】
(c) 請求項3の発明によると、ラッチに対するロッキングプレートの係合量を長期に亘り、常時一定に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すロック装置の正面図である。
【図2】同じく、図1におけるII−II線に沿う横断面図である。
【図3】同じく、図2におけるIII−III線に沿う縦断面図である。
【図4】同じく、ラッチがオープン位置にあるときの、ロック装置の状態を説明する要部の平面図である。
【図5】同じく、ロッキングプレートが解除方向に回動されたときの、ロック装置の作動状態を説明する要部の平面図である。
【図6】同じく、弾性部がストッパに当接したときの、ロック装置の作動状態を説明する要部の平面図である。
【符号の説明】
(A)ロック装置
(S)ストライカ
(1)ハウジング
(1a)フランジ部
(1b)ストッパ
(2)収容部
(3)底部
(4)進入溝
(5)カバープレート
(6)軸
(7)ラッチ(回動部材)
(7a)係合溝
(7b)(7c)爪部
(7d)腕部
(8)軸
(9)ロッキングプレート(回動部材)
(9a)係合部
(9b)当接部
(10)(11)ばね
(12)樹脂成形部
(13)弾性部
(14)当接部

Claims (3)

  1. ハウジングに、ストライカと係脱可能なラッチと、該ラッチと係合し、前記ラッチの回動を阻止するロッキングプレートとを枢着してなる自動車用ロック装置において、
    前記ラッチまたはロッキングプレートを回動部材とし、該回動部材の外周に樹脂成形部を形成するとともに、該樹脂成形部に、前記ハウジング側のストッパに当接することにより、前記回動部材を所定位置に停止させる当接部と、該当接部が前記ストッパに当接する前に、前記ストッパと当接しうる弾性部とを設けたことを特徴とする自動車用ロック装置。
  2. 弾性部を、可撓性の舌片状とした請求項1記載の自動車用ロック装置。
  3. 樹脂成形部を、ロッキングプレートの遊端部に形成し、当接部がストッパに当接することにより、前記ロッキングプレートをラッチと係合する係合位置に停止させるようにしてなる請求項1または2記載の自動車用ロック装置。
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