JP3938701B2 - ハウジングおよびそれを備えた同軸コネクタ - Google Patents

ハウジングおよびそれを備えた同軸コネクタ Download PDF

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末機器やコンピュータ関連機器等の電子機器に使用されるハウジングおよびそれを備えた同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
同軸コネクタを製造する場合には、先ず、同軸コネクタの中心導体がコンタクトに半田付けされると共に、ハウジング蓋が開かれた状態のハウジング本体を備えた合成樹脂製のハウジングと、シェル蓋が開かれた状態のシェル本体を備えたシェルとが準備される。次に、シェル本体内にハウジング本体が挿入され、ハウジング本体内に半田付けされたコンタクトが挿入される。この後、ハウジング蓋が閉じられることによって、コンタクトが正規の収容姿勢に保持されながらハウジング内に収容される。次いで、シェル蓋が閉じられることによって、コンタクトとハウジングとがシェル内に収容された後、シェルがかしめられて同軸コネクタとされる。
【0003】
ところで、ハウジング蓋が開いてハウジング内のコンタクトが浮き上がってしまうと、コンタクトが正規の収容姿勢でなくなるため、シェルをかしめたときにハウジング内でコンタクトがずれた不良品となる。そこで、特開平8−17523号公報においては、ハウジング蓋の固定端側の両側面に係止部を設け、ハウジング蓋が閉じられたときに、係止部をハウジング本体に係止させる構成が開示されている。この構成によれば、ハウジング蓋を閉じたときに、ハウジング蓋が係止部によりハウジング本体に係止されるため、ハウジング蓋の閉じた状態が維持され、結果としてコンタクトの浮き上がりが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、ハウジング蓋が変形して捲れ上がり易いという問題がある。即ち、上記従来の構成においては、係止部がハウジング蓋の固定端側に設けられていて、ハウジング蓋を閉じた状態で係止部はコンタクト収容孔上までを覆ってはいない。さらに、ハウジング蓋は、おおよそ固定端側からコンタクト収容孔上をカバーするに留まっており、ケーブル上までをカバーしていない。また、ハウジング蓋は、コネクタ低背化のために薄肉状に形成されており、さらには使用する合成樹脂材料の種類には、剛性の高くない材料もあるので、コンタクトやコンタクトに接続された同軸ケーブルに上方の力が僅かにでも付与されると、ハウジング蓋が変形して捲れ上がり、コンタクトが浮き上がってしまう。
【0005】
従って、本発明は、コンタクトの浮き上がりを防止するため、ハウジング蓋を開き難く、且つ捲れ上がり難いものとすることができるハウジングおよびそれを備えた同軸コネクタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明のハウジングは、同軸ケーブルの中心導体が接続されたコンタクトを収容するハウジング本体と、前記ハウジング本体の上縁部の一方側が固定端となるように形成され、自由端側が前記ハウジング本体の上縁部の他方側に当接するように前記固定端で曲折されることにより前記コンタクトの上方を覆うハウジング蓋と、前記ハウジング本体の上縁部の他方側およびハウジング蓋の自由端側に形成され、これらハウジング蓋とハウジング本体との当接状態を保持する第1係止機構とを備え、前記ハウジング本体は、前記ハウジング蓋の自由端側から外れた部位に前記同軸ケーブルの誘電体部を位置させるように、前記コンタクトを収容するようになっており、前記ハウジング蓋には、前記ハウジング本体に収容された同軸ケーブルの誘電体部の上方を覆うようにカバー部が形成されており、シェル蓋を垂立したシェル本体内に前記ハウジング本体が収容されたときに、該ハウジング本体に垂立された前記ハウジング蓋と前記シェル蓋とが垂立した状態で重ならない位置関係にされているとともに、前記ハウジング本体には、前記コンタクトの一部を延長したコンタクト固定部を収容する凹部が形成されており、前記ハウジング蓋の下面には、前記凹部に嵌合することにより前記コンタクト固定部を挟持する凸部が形成されており、前記ハウジング本体の凹部への前記ハウジング蓋の凸部の嵌合は、圧入により行われることを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、ハウジング本体の上縁部の一方側の固定端で曲折されることによって、ハウジング蓋の自由端側がハウジング本体の上縁部の他方側に当接されると、ハウジング蓋の自由端側およびハウジング本体の上縁部の他方側においては、第1係止機構による保持力が当接状態を維持するように作用する。そして、第1係止機構がハウジング蓋の固定端から十分に離れた自由端側に配置されているため、例えば第1係止機構がハウジング蓋の根元側に設けられている場合と比較して、ハウジング蓋に対する保持力が大きなモーメントとして作用する。
【0008】
この結果、十分に大きなモーメントで保持力を作用させることができるため、コンタクトやコンタクトに接続された同軸ケーブルに上方の力が付与された場合でも、ハウジング蓋を変形し難くして捲れ上がりを防止することができる。これにより、ハウジング蓋の開放を防止することができるため、ハウジング本体に収容されたコンタクトが浮き上がって正規の収容姿勢でなくなるという不具合を防止することができる。特に、コネクタ低背化のために薄肉状に形成されたり、剛性の高くない合成樹脂材料が使用されていても、ハウジング蓋の浮き上がりを十分に防止することができる。
【0014】
上記の構成によれば、同軸ケーブルの誘電体部の上方をカバー部で覆うことによって、同軸ケーブルに対して上方への押上げ力が付与されたときに、同軸ケーブルの誘電体部側の浮き上がりを防止することができる。この結果、コンタクトに対する同軸ケーブルからの押上げ力の伝達を困難にすることができる。これにより、コンタクトをハウジング本体内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクトの浮き上がりを防止することができる。また、シェル蓋とハウジング蓋とが重ならない配置となっているので、ハウジング蓋を閉じるときに、シェル蓋が障害にならずに作業を容易に行うことができる。また、コンタクト固定部が凹部と凸部とで挟持されるため、コンタクトがハウジング本体内に安定な状態で固定される結果、コンタクトをハウジング本体内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクトの浮き上がりを防止することができる。また、コンタクト固定部が凹部と凸部とで圧入により挟持されるため、コンタクトがハウジング本体内に、安定した状態で且つ強固に固定される。
【0015】
請求項の発明は、請求項に記載のハウジングであって、前記カバー部および前記ハウジング本体には、同軸ケーブルの誘電体部の上方を覆った状態に保持する第3係止機構が設けられていることを特徴としている。
【0016】
上記の構成によれば、コンタクトに対する同軸ケーブルからの押上げ力の伝達を一層困難にすることができると共に、ハウジング蓋の上方への捲くれ上がりを一層防止することができる。これにより、コンタクトをハウジング本体内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクトの浮き上がりを防止することができる。
【0017】
請求項の発明は、請求項またはに記載のハウジングであって、前記第1係止機構および前記カバー部が形成された部位以外の前記ハウジング本体および前記ハウジング蓋の所定部位に形成され、これらハウジング蓋とハウジング本体との当接状態を保持する第4係止機構を備えていることを特徴としている。
【0018】
上記の構成によれば、第4係止機構の保持力でハウジング蓋のハウジング本体への係合がさらに確実なものとなる。
【0027】
請求項の発明は、同軸コネクタであって、請求項1ないしの何れか1項に記載のハウジングを備えたことを特徴としている。
【0028】
上記の構成によれば、高い歩留まりで同軸コネクタを得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図11に基づいて以下に説明する。
本実施の形態に係るハウジングは、図2に示すように、コンタクト1を内部に収容するようになっていると共に、同軸コネクタ61の内部に収容されるようになっている。コンタクト1は、板状金属材を加工することにより形成されている。尚、板状金属材しては、鉄やアルミニウム、銅等の金属およびこれら金属を主要成分とした合金を挙げることができる。コンタクト1は、同軸ケーブル20の中心導体21が当接されながら半田により結線される結線部2を有している。同軸ケーブル20は、外皮22とシールド導体23と絶縁体24と中心導体21とを外周側から中心部にかけてこの順に備えており、データ信号を送受信する中心導体21の周りにグランド電位のシールド導体23が位置した構成にされている。
【0030】
上記の結線部2は、半田を流れ難くするように平坦状に形成されている。結線部2の左右方向の両端部には、バネ性を有した接触部9・9が左右一対に設けられている。両接触部9・9は、結線部2から垂下されており、図示しない相手側コネクタに嵌合される。一方、結線部2の前端部および後端部には、第1位置決め部3および第2位置決め部4がそれぞれ設けられている。これらの第1および第2位置決め部3・4は、結線部2の所定位置に中心導体21を位置決めさせるように、中心導体21の軸芯方向の複数箇所で中心導体21を支持可能になっている。
【0031】
ここで、結線部2の前端部とは、結線部2に当接された中心導体21の軸芯方向を前後方向とした場合、中心導体21の先端側に位置する結線部2の端部のことである。一方、結線部2の後端部とは、中心導体21の後端側(根元側)に位置する結線部2の端部のことである。また、左右方向とは、中心導体21の軸芯方向に対して直交し、且つ結線部2の上面に対して平行する方向のことである。上下方向とは、中心導体21の軸芯方向に対して直交し、且つ結線部2の上面に対して直交する方向のことである。
【0032】
結線部2の前端部に設けられた第1位置決め部3は、図4(a)・(b)に示すように、中心導体21の先端部を載置する載置部6と、載置部6を中心として左右一対に配置された支持片5・5とを有している。載置部6は、結線部2の中心部から前方に突出した状態に形成されている。また、支持片5・5は、第1位置決め部3の左右方向の一部を切り起こすことにより形成されており、中心導体21の両側にそれぞれ対向されている。
【0033】
両支持片5・5の間隔は、中心導体21の側面を両側から支持することができるように、中心導体21の直径と同等または僅かに広い程度に設定されている。尚、上記の間隔は、両支持片5・5の中心位置を所定位置とした場合、この所定位置から外れても半田付けに支障を引き起こさない程度に設定されることが好ましい。これにより、第1位置決め部3は、結線部2の所定位置から最も外れ易い中心導体21の先端部を支持片5・5により左右方向に位置規制することが可能になっている。さらに、第1位置決め部3は、前後方向の広い範囲にわたって支持片5・5を存在させることができるため、露出された中心導体21の長さに多少の誤差があっても、中心導体21の先端部を確実に支持片5・5の間に位置させることが可能になっている。
【0034】
また、両支持片5・5は、下部から上部にかけた全体が内側方向に湾曲されている。これにより、第1位置決め部3は、両支持片5・5の間隔が下部から上部にかけて減少されることによって、第1位置決め部3における中心導体21の左右方向および上下方向の位置決めを高精度に行うことが可能になっている。尚、両支持片5・5は、下部から上部にかけた全体が内側方向に傾斜されたものであっても良いし、下部から上部にかけて直立され、上部のみが内側方向に湾曲または曲折されたものであっても良い。
【0035】
一方、結線部2の後端部には、第2位置決め部4が設けられている。第2位置決め部4は、第2位置決め部4の一部を中心導体の軸芯方向に切り起こすことにより形成された位置決め片7と、位置決め片7の中央部に形成された案内溝8とを有している。案内溝8は、中心導体21の直径と同等または僅かに広い幅に設定されている。尚、案内溝8の溝幅は、案内溝8の中心位置を所定位置とした場合、この所定位置から外れても半田付けに支障を引き起こさない程度に設定されることが好ましい。これにより、第2位置決め部4は、中心導体21の根元側を左右方向に支持可能にしていると共に、位置決め片7を絶縁体24の端面に当接させることにより中心導体21を前後方向においても正確に位置決めすることを可能にしている。
【0036】
上記のように構成されたコンタクト1は、図2に示すように、ハウジング30に収容されるようになっている。ハウジング30は、図1(a)・(b)に示すように、絶縁材料をモールド成形することにより形成されている。ここで、絶縁材料としては、PBT系やナイロン系、PPS系、LCP系等の合成樹脂材料であって絶縁性を備えた全ての材料を用いることができる。ハウジング30は、略円筒形状のハウジング本体31と、コンタクトの上方を覆うハウジング蓋32と、ハウジング蓋32とハウジング本体31との当接状態を保持する第1係止機構33とを有している。ハウジング蓋32は、ハウジング本体31の上縁部の一方側が固定端となるように形成されている。また、ハウジング蓋32は、固定端で曲折されることによって、自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接可能にされていると共に、コンタクト1の上方を覆うようになっている。
【0037】
上記のハウジング本体31は、上側ハウジング部40と下側ハウジング部41とを上側および下側にそれぞれ備えている。また、ハウジング本体31は、コンタクト1を収容するコンタクト収容穴37を中心部に備えている。コンタクト収容穴37は、第1収容部37aと第2収容部37bと第3収容部37cとを有している。第2収容部37bは、コンタクト収容穴37の中心部に配置されており、ハウジング本体31の上面から下面にかけて連通されている。そして、第1収容部37aは、図2のコンタクト1の結線部2および接触部9・9を収容するようになっている。また、第1収容部37aおよび第3収容部37cは、第2収容部37bを中心として一方側および他方側にそれぞれ配置されている。これら第2収容部37bおよび第3収容部37cは、上側ハウジング部40において凹形状に形成されている。そして、第1収容部37aは、図2のコンタクト1の先端側の第1位置決め部3を収容するようになっている。第3収容部37cは、図2のコンタクト1の後端側の第2位置決め部4を収容するようになっている。
【0038】
また、上側ハウジング部40は、本体側係止部34を備えている。本体側係止部34は、上述のハウジング蓋32の自由端側が当接されるハウジング本体31の上縁部の他方側に配置されている。本体側係止部34は、所定幅に設定された嵌合溝34aと、嵌合溝34aの側面上端部から内側方向に突設された突起部34b・34bとを有している。嵌合溝34aは、コンタクト収容穴37から外周面にかけて半径方向に形成されている。
【0039】
上記の本体側係止部34は、第1係止機構33の一部を構成している。第1係止機構33は、上述の本体側係止部34に加えて蓋側係止部35を備えている。蓋側係止部35は、ハウジング蓋32の自由端側に配置されている。蓋側係止部35は、ハウジング蓋32の自由端の略中心部から突設された突設片35aを有している。突設片35aの幅は、突起部34b・34bの間隔に等しく設定されている。また、突設片35aの両側面には、段部35b・35bが形成されている。突設片35aに段部35b・35bを加えた幅は、嵌合溝34aの溝幅よりも僅かに狭い幅に設定されている。段部35b・35bは、突設片35aが嵌合溝34aに嵌入されたときに、上面が突起部34b・34bに当接するようになっている。そして、この段部35b・35bと突起部34b・34bとの当接は、ハウジング蓋32をハウジング本体31に当接された状態に維持する保持力を発生させるようになっている。
【0040】
また、図2に示すように、ハウジング本体31の上側ハウジング部40には、同軸ケーブル20の絶縁体24を収容するケーブル収容部42が形成されている。ケーブル収容部42は、収容溝42aが直線状に形成されている。収容溝42aは、絶縁体24を収容するように、絶縁体24の外径よりも大きな溝幅および溝深さに設定されている。そして、収容溝42aは、図1(a)に示すように、ハウジング本体31の側面からハウジング本体31の中心部に向かうように形成されており、収容溝42aの溝方向には、上述の第3収容部37cと第2収容部37bと第1収容部37aとが収容溝42a側からこの順に配置されている。これにより、図2に示すように、同軸ケーブル20が半田付けされたコンタクト1は、第1位置決め部3と結線部2と第2位置決め部4と絶縁体24とが第1収容部37aと第2収容部37bと第3収容部37cとケーブル収容部42とにそれぞれ収容されることによって、水平面内において固定された状態にされるようになっている。
【0041】
上記のケーブル収容部42における収容溝42aの溝方向は、図1(a)・(b)に示すように、ハウジング本体31に当接されたハウジング蓋32の長手方向に対して直交するように設定されている。これにより、ハウジング蓋32は、ハウジング本体31に収容された同軸ケーブル20の側方から閉じることによりコンタクト1を覆うようになっている。尚、コンタクト1の第1位置決め部3および第2位置決め部4は、ハウジング蓋32により当接状態で覆われていたり、圧接状態で覆われていることが好ましい。この場合には、両位置決め部3・4を強固に固定することができる。
【0042】
上記のハウジング蓋32の側面には、カバー部32aが形成されている。カバー部32aは、ケーブル収容部42に収容された同軸ケーブル20のシールド導体23の上方を覆うように配置されている。そして、このカバー部32aは、シールド導体23の上方を覆うことによって、同軸ケーブル20に対して上方への押上げ力が付与されたときに、シールド導体23側の浮き上がりを防止することを可能にしている。尚、カバー部32aは、同軸ケーブル20を隙間を空けて覆っていても良いし、当接状態で覆っていても良いし、圧接状態で覆っていても良い。
【0043】
上記のように構成されたハウジング30は、図2に示すように、シェル51に収容されるようになっている。シェル51は、金属板を加工することにより形成されている。ここで、金属板としては、鉄やアルミニウム、銅等の金属およびこれら金属を主要成分とした合金を挙げることができる。シェル51は、ハウジング30を収容するシェル本体52と、シェル本体52に一体的に設けられたシェル蓋53とを有している。シェル本体52は、ハウジング主収容部54とハウジング副収容部55とを有している。ハウジング主収容部54は、ハウジング本体31の上側ハウジング部40および下側ハウジング部41を収容するように、上面および下面が開放された円筒形状に形成されている。また、ハウジング副収容部55は、ハウジング本体31のケーブル収容部42を収容するように上面が開放された箱型形状に形成されている。
【0044】
一方、シェル蓋53は、ハウジング主収容部54の上縁部に設けられている。シェル蓋53は、ハウジング副収容部55に対向するように配置されており、接続部53aで曲折可能にされている。シェル蓋53は、ハウジング主収容部54の上面を覆う第1蓋部53bと、ハウジング副収容部55の上面を覆う第2蓋部53cと、同軸ケーブル20のシールド導体23に圧着される導体圧着部53dと、同軸ケーブル20の外皮22に圧着される外皮圧着部53eとを有している。そして、曲折前におけるシェル蓋53は、ハウジング主収容部54に対して垂立された状態にされており、ハウジング主収容部54の上面を開口することによりハウジング30の収容を可能にしている。また、シェル蓋53が接続部53aで曲折されることによりシェル本体52に傾倒された場合には、シェル本体52に収容されたハウジング本体31の上側ハウジング部40およびケーブル収容部42の上面を第1蓋部53bおよび第2蓋部53cでそれぞれ覆うと共に、同軸ケーブル20のシールド導体23に導体圧着部53dを圧着可能になっている。
【0045】
上記のシェル蓋53は、シェル本体52に傾倒されたときに、シェル蓋53の長手方向がハウジング蓋32の長手方向に対して直交するように配置されている。尚、シェル蓋53は、ハウジング蓋32に対して垂立した状態で重ならない位置関係に設定されていれば、任意の位置に配置することができる。
【0046】
上記の構成において、ハウジング30および同軸コネクタの製造方法について説明する。
【0047】
(コンタクト加工工程)
先ず、図2に示すように、帯状の薄板金属板が準備され、この帯状金属板がプレス加工装置に搬入される。プレス加工装置において、帯状金属板の幅方向の一方側がキャリアとして残されながら、他方側が切断および変形されることによって、図示しないキャリアに等間隔で連結されたコンタクト1が連続的に形成される。この後、コンタクト1がキャリアと共にロール状にリールに巻き取られる。
【0048】
(ハウジング加工工程)
ハウジング加工工程においては、射出成形等のモールド成形によりハウジング30が作成される。即ち、図1(a)・(b)に示すように、ハウジング30の外形に対応したキャビティを備えた金型が準備される。尚、キャビティは、一回の射出成形で複数のハウジング30を成形できるように形成されていることが望ましい。この後、金型が射出成形機にセットされ、絶縁性を備えた粒状の合成樹脂材料が射出成形機に供給される。そして、射出成形機において、合成樹脂材料が加熱および加圧されて液体状にされ、金型内のキャビティに圧入される。所定時間の冷却後、金型が型開きされることによって、ハウジング30が取り出される。
【0049】
(半田付け工程)
上記のロール状のコンタクト1が繰出装置にセットされ、先端側に位置するコンタクト1が溶接作業を行うための固定具に装着される。尚、コンタクト1の装着は、半田流れを防止するため、結線部2の上面が水平となるように設定される。この後、図4(a)に示すように、所定長に切断された同軸ケーブル20が準備される。同軸ケーブル20の先端部がストリッパー等の治具により2段剥き加工されることによって、中心導体21と絶縁体24とシールド導体23とがそれぞれ露出される。尚、中心導体21の露出長は、中心導体21の先端部が第1位置決め部3内に位置するように、コンタクト1の第1位置決め部3と第2位置決め部4との間隔に略等しい値に設定される。また、同軸ケーブル20は、2段剥き加工されたものが予め準備されていても良い。
【0050】
次に、2段剥き加工された同軸ケーブル20が固定具のコンタクト1の上方に移動される。中心導体21がコンタクト1の結線部2に当接するように、同軸ケーブル20がコンタクト1にセットされる。この際、同軸ケーブル20の絶縁体24の端面が第2位置決め部4の位置決め片7に当接される。これにより、中心導体21が結線部2の前後方向において位置決めされる。この結果、中心導体21は、根元側である後端部が第2位置決め部4の案内溝8内に位置され、先端側が第1位置決め部3の支持片5・5間に位置される。尚、中心導体21の露出長に多少の誤差がある場合でも、支持片5・5が第1位置決め部3の一部を中心導体21の両側に対向するように切り起こすことで形成されているため、中心導体21が確実に支持片5・5の間に位置することになる。
【0051】
この結果、中心導体21における先端部と後端部との2箇所が位置決め部3・4でそれぞれ支持可能にされることによって、中心導体21が所定位置に対して左右方向の許容範囲内に位置決めされる。特に、結線部2の所定位置から最も外れ易い中心導体21の先端部が支持片5・5の間で左右方向に位置規制されるため、先端部の左右方向の位置決めが高精度に行われることになる。また、支持片5・5が内側方向に湾曲されることにより両支持片5・5の間隔が下部から上部にかけて減少されることによって、中心導体21の先端部が支持片5・5内に収容された状態になる。これにより、中心導体21の先端部が上方に反り返った状態であっても、この中心導体21の先端部が左右方向および上下方向に位置決めされる。
【0052】
この後、図4(b)に示すように、中心導体21が結線部2に当接された状態に維持されながら、半田付けにより中心導体21が結線部2に結線される。半田付けが行われると、液体状の半田60は、中心導体21から結線部2の外側方向に向かって流動することになる。この際、結線部2の左右方向に流動する半田60は、中心導体21が結線部2の左右方向の中心線上に位置するため、左右方向の両端部に位置する接触部9・9に流れ出すことが十分に防止される。また、結線部2の前後方向に流動する半田60は、第1位置決め部3の支持片5・5および位置決め片7が流動を阻止する壁として機能するため、結線部2の裏側に漏出することが十分に防止される。この結果、中心導体21の露出長に多少のバラツキがあったり、中心導体21の先端部や全体が曲がっていても、中心導体21を結線部2に確実に半田付け結線することができると共に、半田60が結線部2から流出することによる品質の低下を防止することができる。
【0053】
上記の半田付け作業が完了すると、コンタクト1が図示しないキャリアから切り離される。そして、コンタクト1が固定具から抜脱され、次工程の装着工程に搬送される。
【0054】
(装着工程)
装着工程においては、先ず、図2に示すように、シェル51が図示しない装着装置にセットされる。そして、このシェル51のハウジング主収容部54にハウジング30がセットされる。この際、ハウジング本体31のケーブル収容部42がシェル本体52のハウジング副収容部55に収容されることによって、ハウジング30は、シェル本体52に対して水平面内で固定された状態になる。
【0055】
次に、半田付け工程で作成された同軸ケーブル20付きのコンタクト1がハウジング本体31のコンタクト収容穴37に挿入される。そして、同軸ケーブル20の絶縁体24がケーブル収容部42の収容溝42aに収容されることによって、コンタクト1がハウジング本体31に対して水平面内で固定された状態にされる。この後、図1(a)・(b)にも示すように、ハウジング蓋32の固定端部が曲折されることによって、ハウジング蓋32がハウジング本体31側に傾倒され、ハウジング蓋32の自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接される。これにより、ハウジング蓋32が閉じた状態にされることによって、コンタクト1の上方がハウジング蓋32により覆われる。
【0056】
また、ハウジング蓋32の傾倒によりハウジング蓋32の自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接されると、ハウジング蓋32の蓋側係止部35がハウジング本体31の本体側係止部34に嵌合される。この結果、蓋側係止部35の段部35b・35bが本体側係止部34の突起部34b・34bに当接することによって、蓋側係止部35と本体側係止部34とが係止した状態になる。この係止した状態は、ハウジング蓋32が傾倒された状態、換言すれば、ハウジング蓋32の自由端側とハウジング本体31の上縁部の他方側との当接状態を保持するように作用する保持力を発生させる。
【0057】
この際、上述のように、第1係止機構33は、ハウジング蓋32の固定端から十分に離れた自由端側に配置されている。従って、例えば第1係止機構33に相当する係止機構がハウジング蓋32の根元側に設けられている場合と比較して、ハウジング蓋32に対する保持力が大きなモーメントとして作用する。この結果、十分に大きなモーメントで保持力を作用させることができるため、ハウジング蓋32の当接状態を確実なものとすることができる。
【0058】
また、上記のようにハウジング蓋32が閉じた状態にされると、図2に示すように、カバー部32aが同軸ケーブル20の絶縁体24の上方を覆うことになる。これにより、同軸ケーブル20に対して上方への押上げ力が付与された場合でも、同軸ケーブル20の絶縁体24側の浮き上がりを防止することができる。
【0059】
次に、シェル蓋53の接続部53aが曲折されることによって、シェル蓋53がシェル本体52方向に傾倒される。そして、コンタクト1を収容したハウジング本体31のハウジング部40・41が第1蓋部53bで覆われる。また、ケーブル収容部42に収容された同軸ケーブル20の絶縁体24が第2蓋部53cで覆われる。さらに、シールド導体23および外皮22が導体圧着部53dおよび外皮圧着部53eにそれぞれ当接および圧着される。この結果、図3に示すように、同軸ケーブル20の中心導体21が半田結線されたコンタクト1と、シールド導体23が接続されたシェル51とがハウジング本体31で電気的に絶縁された構成の同軸コネクタ61が作成される。尚、シェル蓋53を閉じて同軸コネクタ61とする場合において、ハウジング蓋32がハウジング本体31に対して閉じた状態に維持されている。従って、ハウジング30内でコンタクト1が正規の収容姿勢で収容されているため、良品の同軸コネクタ61が高い歩留まりで作成される。
【0060】
以上のように、本実施形態のコンタクト1は、図1および図2に示すように、同軸ケーブル20の中心導体21が接続されたコンタクト1を収容するハウジング本体31と、ハウジング本体31の上縁部の一方側が固定端となるように形成され、自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接するように固定端で曲折されることによりコンタクト1の上方を覆うハウジング蓋32と、ハウジング本体31の上縁部の他方側およびハウジング蓋32の自由端側に形成され、これらハウジング蓋32とハウジング本体31との当接状態を保持する第1係止機構33とを備えている。
【0061】
上記の構成によれば、ハウジング本体31の上縁部の一方側の固定端で曲折されることによって、ハウジング蓋32の自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接されると、ハウジング蓋32の自由端側およびハウジング本体31の上縁部の他方側においては、第1係止機構33による保持力が当接状態を維持するように作用する。そして、第1係止機構33がハウジング蓋32の固定端から十分に離れた自由端側に配置されているため、例えば第1係止機構33がハウジング蓋32の根元側に設けられている場合と比較して、ハウジング蓋32に対する保持力が大きなモーメントとして作用する。この結果、コンタクト1やコンタクト1に接続された同軸ケーブル20に上方の力が付与された場合でも、ハウジング蓋32を変形し難くして捲れ上がりを防止することができる。これにより、ハウジング蓋32の開放を防止することができるため、ハウジング本体31に収容されたコンタクト1が浮き上がって正規の収容姿勢でなくなるという不具合を防止することができる。
【0062】
また、本実施形態において、ハウジング本体31は、ハウジング蓋32の自由端側から外れた部位に同軸ケーブル20の絶縁体24を位置させるように、コンタクト1を収容するようになっており、ハウジング蓋32には、ハウジング本体31に収容された同軸ケーブル20の絶縁体24の上方を覆うようにカバー部32aが形成されている。
【0063】
上記の構成によれば、同軸ケーブル20の絶縁体24の上方をカバー部32aで覆うことによって、同軸ケーブル20に対して上方への押上げ力が付与されたときに、同軸ケーブル20の絶縁体24側の浮き上がりを防止することができる。この結果、コンタクト1に対する同軸ケーブル20からの押上げ力の伝達を困難にすることができる。これにより、コンタクト1をハウジング本体31内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクト1の浮き上がりを防止することができる。
【0064】
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、本実施形態においては、一組の本体側係止部34と蓋側係止部35とで第1係止機構33を構成しているが、これに限定されるものではなく、2組以上の本体側係止部34と蓋側係止部35とで第1係止機構33を構成しても良い。例えば図5(a)・(b)に示すように、本体側係止部34の両側に、さらに本体側係止部71・71が左右一対に配置されていると共に、蓋側係止部35の両側に、蓋側係止部72・72が左右一対に配置されていても良い。
【0065】
上記の各本体側係止部71は、コンタクト収容穴37に開口された嵌合溝71aと、嵌合溝71aの奥側の壁面から開口側に突き出された突起部71bとで構成されている。一方、各蓋側係止部72は、嵌合溝71aに嵌合する幅であって、先端部が突起部71bに係止する長さの板状に形成されている。そして、このように構成された第1係止機構33は、蓋側係止部35・72・72が本体側係止部34・71・71にそれぞれ係止することによって、大きな保持力でハウジング蓋32を閉じた状態に維持することが可能になっている。
【0066】
さらに、カバー部32aおよびハウジング本体31には、同軸ケーブル20の絶縁体24の上方を覆った状態に保持する第3係止機構73が設けられていても良い。第3係止機構73は、カバー部32aの両側面に設けられた段部73a・73aと、収容溝42aの両側面上端部から内側方向に突設された突起部73b・73bとで構成することができる。この構成によれば、カバー部32aの段部73a・73aが収容溝42aの突起部73b・73bに係止することによって、コンタクト1に対する同軸ケーブル20からの押上げ力の伝達を一層困難にすることができると共に、ハウジング蓋32の上方への捲くれ上がりを一層防止することができる。
【0067】
さらに、ハウジング30は、図6(a)・(b)に示すように、第1係止機構33およびカバー部32aが形成された部位以外のハウジング本体31およびハウジング蓋32の所定部位に形成され、これらハウジング蓋32とハウジング本体31との当接状態を保持する第4係止機構74を備えていても良い。具体的には、第4係止機構74は、ハウジング本体31に設けられた本体側係止部75と、ハウジング蓋32の側面に形成された蓋側係止部76とを有している。本体側係止部75は、コンタクト収容穴37に開口された嵌合溝75aと、嵌合溝75aの奥側の壁面から開口側に突き出された突起部75bとで構成されている。一方、各蓋側係止部72は、嵌合溝75aに嵌合する幅であって、先端部が突起部75bに係止する長さの板状に形成されている。そして、この構成によれば、第4係止機構の保持力でハウジング蓋32のハウジング本体31への係合がさらに確実なものとなる。
【0068】
さらに、本実施形態におけるハウジング30は、ハウジング蓋32が閉じられたときに、このハウジング蓋32の長手方向が同軸ケーブル20(中心導体21)の軸芯方向に対して直交するように形成されているが、これに限定されるものでもなく、直角方向以外の角度で交差するように形成されていても良い。
【0069】
さらに、ハウジング本体31は、ハウジング蓋32が閉じられたときに、このハウジング蓋32の長手方向が同軸ケーブル20(中心導体21)の軸芯方向に対して一致するように形成されていても良い。即ち、図7に示すように、ハウジング81は、ハウジング蓋32の自由端側が同軸ケーブル20の絶縁体24(誘電体部)の上方を覆うように、コンタクト1を収容する構成にされていても良い。より具体的に説明すると、ハウジング蓋32の固定端とケーブル収容部42とは、コンタクト収容穴37を介して対向配置されている。ハウジング蓋32の自由端には、蓋側係止部35が設けられており、ケーブル収容部42側のハウジング本体31の上縁部には、本体側係止部34が設けられている。
【0070】
上記の構成によれば、同軸ケーブル20の絶縁体24の上方をハウジング蓋32の自由端側で覆うことによって、同軸ケーブル20に対して上方への押上げ力が付与されたときに、同軸ケーブル20の絶縁体24側の浮き上がりを防止することができる。この結果、コンタクト1に対する同軸ケーブル20からの押上げ力の伝達を困難にすることができると共に、ハウジング蓋32の上方への捲くれ上がりを防止することができる。さらに、第1係止機構33は、同軸ケーブル20を押え付ける機能と、ハウジング蓋32を閉じた状態に保持する機能との両方を受け持つことができる。
【0071】
さらに、ハウジング81は、図8に示すように、第1係止機構33が形成された部位以外のハウジング本体31およびハウジング蓋32の所定部位に形成され、これらハウジング蓋32とハウジング本体31との当接状態を保持する第2係止機構82を備えていても良い。即ち、第2係止機構82は、ハウジング本体31に設けられた本体側係止部84と、ハウジング蓋32の側面に形成された蓋側係止部83とを有している。本体側係止部84は、コンタクト収容穴37に開口された嵌合溝84aと、嵌合溝84aの奥側の壁面から開口側に突き出された突起部84bとで構成されている。一方、各蓋側係止部83は、嵌合溝84aに嵌合する幅であって、先端部が突起部84bに係止する長さの板状に形成されている。そして、この構成によれば、第2係止機構82の保持力でハウジング蓋32のハウジング本体31への係合がさらに確実なものとなる。
【0072】
また、本実施形態におけるハウジング30・81は、図2に示すように、結線部2の前端部および後端部に第1位置決め部3および第2位置決め部4をそれぞれ配置したコンタクト1を収容するように構成されているが、これに限定されるものでもない。即ち、図9(a)〜(c)に示すように、先端部に平板状のコンタクト固定部12を備えたコンタクト11を収容するように構成されていても良い。
【0073】
上記のコンタクト11は、結線部2と、結線部2の左右方向の両端部に設けられた接触部9・9と、結線部2の後端部に設けられた第2位置決め部4と、結線部2の前端部に設けられたコンタクト固定部12と、接触部9および第2位置決め部4間において接触部9の左右方向の両端部から立ち上げられた壁部13・13とを有している。そして、このように構成されたコンタクト11を収容するハウジング90は、ハウジング本体31とハウジング蓋32とを有している。ハウジング本体31には、コンタクト11の一部を延長したコンタクト固定部12を収容する第1収容部37a(凹部)が形成されている。ハウジング蓋32の下面には、第1収容部37aに嵌合することによりコンタクト固定部12を挟持する凸部14が形成されている。この構成によれば、コンタクト固定部12が第1収容部37aと凸部14とで挟持されるため、コンタクト11をハウジング90内に安定した状態で固定することができる。
【0074】
尚、上記の第1収容部37aへの凸部14の嵌合は、圧入により行われることが好ましい。これにより、コンタクト固定部12が第1収容部37aと凸部14とで圧入により挟持されるため、コンタクト11をハウジング90内に安定した状態で且つ強固に固定することができる。
【0075】
さらに、図9のコンタクト11は、図11に示すハウジング91に収容されるようになっていても良い。ハウジング91は、ハウジング本体31とハウジング蓋32とを有している。ハウジング本体31には、上述の図9のコンタクト11の一部を延長したコンタクト固定部12を収容する第1収容部37a(凹部)が形成されている。また、ハウジング蓋32は、第1収容部37aに収容されたコンタクト固定部12に当接するように、一部分が第1収容部37a方向に迫り出した段状に形成されている。この構成によれば、コンタクト固定部12がハウジング蓋32の迫出し部32bに当接されながら第1収容部37aに収容されるため、コンタクト11をハウジング本体31内に安定な状態で固定することができる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、十分に大きなモーメントで保持力を作用させることができるため、コンタクトやコンタクトに接続された同軸ケーブルに上方の力が付与された場合でも、ハウジング蓋を変形し難くして捲れ上がりを防止することができる。これにより、ハウジング蓋の開放を防止することができるため、ハウジング本体に収容されたコンタクトが浮き上がって正規の収容姿勢でなくなるという不具合を防止することができる。
【0079】
請求項の発明によれば、同軸ケーブルの誘電体部の上方をカバー部で覆うことによって、同軸ケーブルに対して上方への押上げ力が付与されたときに、同軸ケーブルの誘電体部側の浮き上がりを防止することができる。この結果、コンタクトに対する同軸ケーブルからの押上げ力の伝達を困難にすることができる。これにより、コンタクトをハウジング本体内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクトの浮き上がりを防止することができる。また、シェル蓋とハウジング蓋とが重ならない配置となっているので、ハウジング蓋を閉じるときに、シェル蓋が障害にならずに作業を容易に行うことができる。
【0080】
請求項の発明によれば、コンタクトに対する同軸ケーブルからの押上げ力の伝達を一層困難にすることができると共に、ハウジング蓋の上方への捲くれ上がりを一層防止することができる。これにより、コンタクトをハウジング本体内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクトの浮き上がりを防止することができる。
【0081】
請求項の発明によれば、第4係止機構の保持力でハウジング蓋のハウジング本体への係合がさらに確実なものとなる。
【0083】
請求項の発明によれば、コンタクト固定部が凹部と凸部とで挟持されるため、コンタクトがハウジング本体内に安定な状態で固定される結果、コンタクトをハウジング本体内に正規の収容姿勢で収容させることができると共に、コンタクトの浮き上がりを防止することができる。
【0084】
請求項の発明によれば、コンタクト固定部が凹部と凸部とで圧入により挟持されるため、コンタクトがハウジング本体内に、安定した状態で且つ強固に固定される。
【0086】
請求項の発明によれば、高い歩留まりで同軸コネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジングの斜視図であり、(a)は正面視した状態、(b)は背面視した状態である。
【図2】同軸コネクタの組み立てられる状態を示す説明図である。
【図3】同軸コネクタの断面図である。
【図4】同軸ケーブルが同軸コネクタ用コンタクトが結線される状態を示す説明図であり、(a)は半田付け前の状態、(b)は半田付け後の状態である。
【図5】ハウジングの斜視図であり、(a)は正面視した状態、(b)は背面視した状態である。
【図6】ハウジングの斜視図であり、(a)は正面視した状態、(b)は背面視した状態である。
【図7】ハウジングの斜視図である。
【図8】ハウジングの斜視図である。
【図9】同軸コネクタ用コンタクトの構成を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図10】ハウジングの斜視図であり、(a)は正面視した状態、(b)は背面視した状態である。
【図11】ハウジングの斜視図である。
【符号の説明】
1 コンタクト
2 結線部
3 第1位置決め部
4 第2位置決め部
5 支持片
6 載置部
7 位置決め片
8 案内溝
9 接触部
11 コンタクト
12 コンタクト固定部
13 壁部
14 凸部
20 同軸ケーブル
21 中心導体
22 外皮
23 シールド導体
24 絶縁体
30 ハウジング
31 ハウジング本体
32a カバー部
32b 迫出し部
32 ハウジング蓋
33 第1係止機構
34 本体側係止部
35 蓋側係止部
37a 第1収容部
37b 第2収容部
37c 第3収容部
37 コンタクト収容穴
40 上側ハウジング部
41 下側ハウジング部
42 ケーブル収容部
51 シェル
52 シェル本体
53 シェル蓋
54 ハウジング主収容部
55 ハウジング副収容部
60 半田
61 同軸コネクタ
71 本体側係止部
72 蓋側係止部
73 第3係止機構
74 第4係止機構
75 本体側係止部
76 蓋側係止部
81 ハウジング
82 第2係止機構
83 蓋側係止部
84 本体側係止部
85 コンタクト
90 ハウジング
91 ハウジング

Claims (4)

  1. 同軸ケーブルの中心導体が接続されたコンタクトを収容するハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の上縁部の一方側が固定端となるように形成され、自由端側が前記ハウジング本体の上縁部の他方側に当接するように前記固定端で曲折されることにより前記コンタクトの上方を覆うハウジング蓋と、
    前記ハウジング本体の上縁部の他方側およびハウジング蓋の自由端側に形成され、これらハウジング蓋とハウジング本体との当接状態を保持する第1係止機構と
    を備え、
    前記ハウジング本体は、前記ハウジング蓋の自由端側から外れた部位に前記同軸ケーブルの誘電体部を位置させるように、前記コンタクトを収容するようになっており、
    前記ハウジング蓋には、前記ハウジング本体に収容された同軸ケーブルの誘電体部の上方を覆うようにカバー部が形成されており、
    シェル蓋を垂立したシェル本体内に前記ハウジング本体が収容されたときに、該ハウジング本体に垂立された前記ハウジング蓋と前記シェル蓋とが垂立した状態で重ならない位置関係にされているとともに、
    前記ハウジング本体には、前記コンタクトの一部を延長したコンタクト固定部を収容する凹部が形成されており、
    前記ハウジング蓋の下面には、前記凹部に嵌合することにより前記コンタクト固定部を挟持する凸部が形成されており、
    前記ハウジング本体の凹部への前記ハウジング蓋の凸部の嵌合は、圧入により行われることを特徴とするハウジング。
  2. 前記カバー部および前記ハウジング本体には、同軸ケーブルの誘電体部の上方を覆った状態に保持する第3係止機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハウジング。
  3. 前記第1係止機構および前記カバー部が形成された部位以外の前記ハウジング本体および前記ハウジング蓋の所定部位に形成され、これらハウジング蓋とハウジング本体との当接状態を保持する第4係止機構を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のハウジング。
  4. 請求項1ないしの何れか1項に記載のハウジングを備えたことを特徴とする同軸コネクタ。
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