JP4364480B2 - 同軸コネクタ用コンタクトおよびそれを備えた同軸コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末機器やコンピュータ関連機器等の電子機器に使用される同軸コネクタ用コンタクトおよびそれを備えた同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報端末機器やコンピュータ関連機器等の電子機器に使用される同軸ケーブルは、外皮とシールド導体と絶縁体と中心導体とを外周側から中心部にかけてこの順に備えており、データ信号を送受信する中心導体の周りにグランド電位のシールド導体が位置した構成にされている。従って、通常、同軸ケーブルは、電子基板の信号側とグランド側とに中心導体とシールド導体とを簡単に接続することができるように、同軸ケーブルの端部がコネクタとされている。
【0003】
同軸ケーブルの端部をコネクタとする場合には、中心導体と絶縁体とシールド導体とがそれぞれ露出するように切断される。そして、同軸ケーブルの中心導体が同軸コネクタ用コンタクトの平坦状の結線部に当接されながら半田付けされる。この際、半田付け時においては、液状の半田が結線部上を流動する。従って、半田付け量が多いと、半田が結線部から流出し、結線部の左右両側に形成された接触部に回り込んでバネ性(品質)の低下を招来する。特に、接触部の内側に半田が回り込んだ場合には、バネ性の低下に加えて電気的接触の不安定化も招来する。
【0004】
そこで、例えば特開2001−43939号公報には、中心導体の軸芯方向における結線部の先端部と後端部とに壁部をそれぞれ形成し、これらの壁部の間に中心導体を位置させた構成のものが開示されている。この構成によれば、中心導体の結線部への半田付けが壁部間で行われる。従って、両端部の壁部が半田の流出を遮るように機能するため、半田の接触部への流出を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、半田の接触部への流出を十分に防止することができない。即ち、上記従来のように結線部の前端部および後端部に壁部を設けただけでは、半田の前後方向の流出を阻止できても、左右方向の半田の流出を阻止できない。そして、結線部の左右両側に接触部が形成されているため、結線部上の半田付け位置から接触部までの距離が極めて短い。従って、例えば半田付け量が通常の使用量よりも少し多くなっただけでも、左右方向に流動する半田が接触部まで流動し、接触部におけるバネ性を低下させることになる。この結果、半田付けするオペレータに大きな負担がかかると共に、歩留まりおよび生産性が低下し易いものとなる。
【0006】
従って、本発明は、半田の接触部への流出を十分に防止することができる同軸コネクタ用コンタクトおよびそれを備えた同軸コネクタを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の発明は、同軸ケーブルの中心導体が上面に当接されながら半田により結線される平坦状の結線部と、前記結線部から前記中心導体の軸芯方向に外れた部位で、前記軸芯に対して左右対称に垂下して形成され、バネ性を有することにより相手側コネクタに付勢状態で嵌合される一対の接触部とを有し、前記結線部における前記接触部側の端面より前記中心導体の根元側に位置し、前記軸芯方向に対して直交し且つ当該結線部の上面に対して平行となる方向における前記結線部の両端部には、前記結線部の端部から上方に曲折されることによりそれぞれ形成され、前記中心導体の根元側を挟み、半田の流動を阻止する一対の流動防止壁が設けられており、前記流動防止壁よりも前記中心導体の根元側において前記結線部の上面に設けられ、該中心導体の側面を両側から支持可能に形成されていると共に、該中心導体を覆う誘電体の端面に当接するように形成された位置決め部を更に有することを特徴としている。
【0008】
上記の構成において、中心導体を結線部に半田付けするときに、溶融状態の半田が結線部の外側に向かって流動する。この際、結線部から中心導体の軸芯方向の外れた部位に接触部が形成されているため、結線部上の半田付け位置から接触部までの距離が比較的に長い。従って、例えば半田付け量が通常の使用量よりも少し多くなったり、その他の半田付け条件にバラツキが生じることによって、半田が広い範囲に渡って流動した場合でも、半田が接触部に流出し難いものとなる。これにより、半田付けするオペレータの負担を軽減することができると共に、歩留まりおよび生産性を高めることができる。
【0010】
上記の構成によれば、結線部における中心導体を挟んだ両端部が半田付け位置から最も近い位置となるため、結線部を流動する半田は、最初に結線部の両端部に到達することになるが、両端部の流動防止壁が半田の流動を阻止することによって、半田が両端部から接触部に進行することを防止することができる。この結果、半田が接触部に一層流出し難いものとすることができる。
【0012】
上記の構成によれば、同軸ケーブルの中心導体が結線部に当接されたときに、この中心導体の先端部と根元部とを先端側位置決め部と後端側位置決め部とで左右方向に位置規制することによって、中心導体の全体を結線部の所定位置に精度良く位置決めすることができる。また、後端側位置決め部が誘電体の端面に当接することによって、中心導体を軸芯方向である前後方向においても正確に位置決めすることができる。この結果、製品毎の中心導体の位置のバラツキを低減することができ、品質のバラツキを低減できる。また、中心導体を半田付けする際に、半田が結線部から接触部に流出することによる品質の低下を一層防止することができると共に、中心導体の所定位置への位置決め作業を特別な外部装置を用いることなく容易に行うことができる。
【0013】
の発明は、同軸コネクタであって、第1の明に記載の同軸コネクタ用コンタクトを備えたことを特徴としている。
【0014】
上記の構成によれば、高い歩留まりで同軸コネクタを得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図5に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る同軸コネクタ用コンタクト1は、板状金属材を加工することにより形成されている。尚、板状金属材としては、鉄やアルミニウム、銅等の金属およびこれら金属を主要成分とした合金を挙げることができる。同軸コネクタ用コンタクト1は、同軸ケーブル20の中心導体21が当接されながら半田60により結線される結線部2を有している。同軸ケーブル20は、外皮22とシールド導体23と絶縁体24と中心導体21とを外周側から中心部にかけてこの順に備えており、データ信号を送受信する中心導体21の周りにグランド電位のシールド導体23が位置した構成にされている。
【0016】
上記の結線部2は、図2および図3(a)〜(c)にも示すように、半田を流れ難くするように平坦状に形成されている。結線部2における中心導体21を挟んだ左右方向の両端部には、流動防止壁17・17が設けられている。両流動防止壁17・17は、結線部2の端部から上方に曲折されることにより左右対称に形成されている。これらの流動防止壁17・17は、半田付け時における半田60の左右方向の流動を阻止するようになっている。
【0017】
上記の結線部2から中心導体21の軸芯方向Aに外れた前端部側には、延設部15とコンタクト固定部12とがこの順に形成されている。延設部15およびコンタクト固定部12は、結線部2と同様に平坦状に形成されている。そして、結線部2と延設部15とコンタクト固定部12とは、面一の状態にされている。尚、結線部2と延設部15とは、延設部15が結線部2に対して上方に位置するように段状にされていても良い。この場合には、結線部2から延設部15への半田60の流動を段部で阻止することができる。
【0018】
延設部15の左右方向の両端部には、バネ性を有した接触部9・9が左右対称に設けられている。両接触部9・9は、延設部15から垂下されており、図示しない相手側コネクタに付勢状態で嵌合される。また、コンタクト固定部12は、コンタクト11がハウジング30内に安定した状態で収容されるように、後述のハウジング蓋32の凸部14で挟持されるようになっている。
【0019】
また、結線部2の後端部には、後端側位置決め部4が設けられている。後端側位置決め部4は、後端側位置決め部4の一部を中心導体の軸芯方向に切り起こすことにより形成された位置決め片7と、位置決め片7の中央部に形成された案内溝8とを有している。案内溝8は、中心導体21の直径と同等または僅かに広い幅に設定されている。尚、案内溝8の溝幅は、案内溝8の中心位置を所定位置とした場合、この所定位置から外れても半田付けに支障を引き起こさない程度に設定されることが好ましい。これにより、後端側位置決め部4は、中心導体21の根元側を左右方向に支持可能にしていると共に、位置決め片7を絶縁体24の端面に当接させることにより中心導体21を前後方向においても正確に位置決めすることを可能にしている。
【0020】
ここで、結線部2の前端部とは、結線部2に当接された中心導体21の軸芯方向Aを前後方向とした場合、中心導体21の先端側に位置する結線部2の端部のことである。一方、結線部2の後端部とは、中心導体21の後端側(根元側)に位置する結線部2の端部のことである。また、左右方向とは、中心導体21の軸芯方向Aに対して直交し、且つ結線部2の上面に対して平行する方向のことである。上下方向とは、中心導体21の軸芯方向Aに対して直交し、且つ結線部2の上面に対して直交する方向のことである。
【0021】
上記のように構成された同軸コネクタ用コンタクト1は、図1に示すように、ハウジング30に収容されるようになっている。ハウジング30は、絶縁材料をモールド成形することにより形成されている。ここで、絶縁材料としては、PBT系やナイロン系、PPS系、LCP系等の合成樹脂材料であって絶縁性を備えた全ての材料を用いることができる。ハウジング30は、略円筒形状のハウジング本体31と、コンタクトの上方を覆うハウジング蓋32と、ハウジング蓋32とハウジング本体31との当接状態を保持する第1係止機構33とを有している。ハウジング蓋32は、ハウジング本体31の上縁部の一方側が固定端となるように形成されている。また、ハウジング蓋32は、固定端で曲折されることによって、自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接可能にされていると共に、コンタクトの上方を覆うようになっている。さらに、ハウジング蓋32の下面には、コンタクト固定部12を挟持する凸部14が形成されている。
【0022】
上記のハウジング本体31は、上側ハウジング部40と下側ハウジング部41とを上側および下側にそれぞれ備えている。また、ハウジング本体31は、同軸コネクタ用コンタクト1を収容するコンタクト収容穴37を中心部に備えている。コンタクト収容穴37は、ハウジング本体31の上面から下面にかけて連通されている。上側ハウジング部40のコンタクト収容穴37は、コンタクト固定部12、延設部15、結線部2および後端側位置決め部4を収容するように形成されている。一方、下側ハウジング部41のコンタクト収容穴37は、接触部9・9を収容するように形成されている。
【0023】
上記のコンタクト収容穴37は、コンタクト固定部12を収容する第1収容部37aを有している。第1収容部37aは、ハウジング蓋32の凸部14が嵌合されるように、ハウジング本体31に形成および配置されている。そして、第1収容部37aと凸部14とは、コンタクト固定部12を挟持することによって、コンタクト11をハウジング90内に安定した状態で固定するようになっている。
【0024】
尚、上記の第1収容部37aへの凸部14の嵌合は、圧入により行われることが好ましい。これにより、コンタクト固定部12が第1収容部37aと凸部14とで圧入により挟持されるため、コンタクト11をハウジング90内に安定した状態で且つ強固に固定することができる。
【0025】
また、上側ハウジング部40は、本体側係止部34を備えている。本体側係止部34は、ハウジング本体31の上縁部の他方側に配置されている。本体側係止部34は、所定幅に設定された嵌合溝34aと、嵌合溝34aの側面上端部から内側方向に突設された突起部34b・34bとを有している。嵌合溝34aは、コンタクト収容穴37から外周面にかけて半径方向に形成されている。
【0026】
上記の本体側係止部34は、第1係止機構33の一部を構成している。第1係止機構33は、上述の本体側係止部34に加えて蓋側係止部35を備えている。蓋側係止部35は、ハウジング蓋32の自由端側に配置されている。蓋側係止部35は、ハウジング蓋32の自由端の略中心部から突設された突設片35aを有している。突設片35aの幅は、突起部34b・34bの間隔に等しく設定されている。また、突設片35aの両側面には、段部35b・35bが形成されている。突設片35aに段部35b・35bを加えた幅は、嵌合溝34aの溝幅よりも僅かに狭い幅に設定されている。段部35b・35bは、突設片35aが嵌合溝34aに嵌入されたときに、上面が突起部34b・34bに当接するようになっている。そして、この段部35b・35bと突起部34b・34bとの当接は、ハウジング蓋32をハウジング本体31に当接された状態に維持する保持力を発生させるようになっている。
【0027】
また、図4に示すように、ハウジング本体31の上側ハウジング部40には、同軸ケーブル20の絶縁体24を収容するケーブル収容部42が形成されている。ケーブル収容部42は、ハウジング本体31に当接されたハウジング蓋32の長手方向に対して直交する方向であって、ハウジング本体31の中心部に向かうように形成されている。また、ハウジング蓋32には、カバー部32aが形成されている。カバー部32aは、ケーブル収容部42に収容された同軸ケーブル20の絶縁体24の上方を覆うように配置されている。そして、このカバー部32aは、絶縁体24の上方を覆うことによって、同軸ケーブル20に対して上方への押上げ力が付与されたときに、絶縁体24側の浮き上がりを防止することを可能にしている。
【0028】
上記のように構成されたハウジング30は、シェル51に収容されるようになっている。シェル51は、金属板を加工することにより形成されている。ここで、金属板としては、鉄やアルミニウム、銅等の金属およびこれら金属を主要成分とした合金を挙げることができる。シェル51は、ハウジング30を収容するシェル本体52と、シェル本体52に一体的に設けられたシェル蓋部材53とを有している。シェル本体52は、ハウジング主収容部54とハウジング副収容部55とを有している。ハウジング主収容部54は、ハウジング本体31の上側ハウジング部40および下側ハウジング部41を収容するように、上面および下面が開放された円筒形状に形成されている。また、ハウジング副収容部55は、ハウジング本体31のケーブル収容部42を収容するように上面が開放された箱型形状に形成されている。
【0029】
一方、シェル蓋部材53は、ハウジング主収容部54の上縁部に設けられている。シェル蓋部材53は、ハウジング副収容部55に対向するように配置されており、接続部53aで曲折可能にされている。シェル蓋部材53は、ハウジング主収容部54の上面を覆う第1蓋部53bと、ハウジング副収容部55の上面を覆う第2蓋部53cと、同軸ケーブル20のシールド導体23に圧着される導体圧着部53dと、同軸ケーブル20の外皮22に圧着される外皮圧着部53eとを有している。そして、曲折前におけるシェル蓋部材53は、ハウジング主収容部54に対して垂立された状態にされており、ハウジング主収容部54の上面を開口することによりハウジング30の収容を可能にしている。また、シェル蓋部材53が接続部53aで曲折されることによりシェル本体52に傾倒された場合には、シェル本体52に収容されたハウジング本体31の上側ハウジング部40およびケーブル収容部42の上面を第1蓋部53bおよび第2蓋部53cでそれぞれ覆うと共に、同軸ケーブル20のシールド導体23に導体圧着部53dを圧着可能になっている。
【0030】
上記のシェル蓋部材53は、シェル本体52に傾倒されたときに、シェル蓋部材53の長手方向がハウジング蓋32の長手方向に対して直交するように配置されている。尚、シェル蓋部材53は、ハウジング蓋32に対して垂立した状態で重ならない位置関係に設定されていれば、任意の位置に配置することができる。
【0031】
上記の構成において、同軸コネクタ用コンタクト1および同軸コネクタの製造方法について説明する。
【0032】
(コンタクト加工工程)
先ず、帯状の薄板金属板が準備され、この帯状金属板がプレス加工装置に搬入される。プレス加工装置において、帯状金属板の幅方向の一方側がキャリアとして残されながら、他方側が切断および変形されることによって、図示しないキャリアに等間隔で連結されたコンタクト1が連続的に形成される。この後、コンタクト1がキャリアと共にロール状にリールに巻き取られる。
【0033】
(ハウジング加工工程)
ハウジング加工工程においては、射出成形等のモールド成形によりハウジング30が作成される。即ち、図1および図4に示すように、ハウジング30の外形に対応したキャビティを備えた金型が準備される。尚、キャビティは、一回の射出成形で複数のハウジング30を成形できるように形成されていることが望ましい。この後、金型が射出成形機にセットされ、絶縁性を備えた粒状の合成樹脂材料が射出成形機に供給される。そして、射出成形機において、合成樹脂材料が加熱および加圧されて液体状にされ、金型内のキャビティに圧入される。所定時間の冷却後、金型が型開きされることによって、ハウジング30が取り出される。
【0034】
(半田付け工程)
上記のロール状のコンタクト1が繰出装置にセットされ、先端側に位置するコンタクト1が溶接作業を行うための固定具に装着される。尚、コンタクト1の装着は、半田流れを防止するため、結線部2の上面が水平となるように設定される。この後、所定長に切断された同軸ケーブル20が準備される。同軸ケーブル20の先端部がストリッパー等の治具により剥き加工されることによって、中心導体21と絶縁体24とシールド導体23とがそれぞれ露出される。尚、中心導体21の露出長は、中心導体21の先端部が先端側位置決め部3内に位置するように、コンタクト1の先端側位置決め部3と後端側位置決め部4との間隔に略等しい値に設定される。また、同軸ケーブル20は、剥き加工されたものが予め準備されていても良い。
【0035】
次に、剥き加工された同軸ケーブル20が固定具のコンタクト1の上方に移動される。中心導体21がコンタクト1の結線部2に当接するように、同軸ケーブル20がコンタクト1にセットされる。この際、同軸ケーブル20の絶縁体24の端面が後端側位置決め部4の位置決め片7に当接される。これにより、中心導体21が結線部2の前後方向において位置決めされる。この結果、中心導体21は、根元側である後端部が後端側位置決め部4の案内溝8内に位置される。この結果、中心導体21における後端部が後端側位置決め部4で支持可能にされることによって、中心導体21の主に後端側が所定位置に対して左右方向の許容範囲内に位置決めされる。
【0036】
この後、中心導体21が結線部2に当接された状態に維持されながら、半田付けにより中心導体21が結線部2に結線される。半田付けが行われると、液体状の半田60は、中心導体21から結線部2の外側に向かって流動することになる。この際、結線部2から中心導体21の軸芯方向Aの外れた部位に接触部9・9が形成されているため、結線部2上の半田付け位置から接触部9・9までの距離が比較的に長い。従って、例えば半田付け量が通常の使用量よりも少し多くなったり、その他の半田付け条件にバラツキが生じることによって、半田60が広い範囲に渡って流動した場合でも、半田60が接触部9・9に流出し難いものとなる。
【0037】
さらに、結線部2における中心導体を挟んだ両端部が半田付け位置から最も近い位置となるため、結線部2を流動する半田60は、最初に結線部2の両端部に到達することになるが、両端部の流動防止壁17・17が半田60の流動を阻止することによって、半田60が両端部から接触部9・9に進行することを防止することができる。これにより、半田付けするオペレータの負担を軽減することができると共に、歩留まりおよび生産性を高めることができる。
【0038】
上記の半田付け作業が完了すると、コンタクト1が図示しないキャリアから切り離される。そして、コンタクト1が固定具から抜脱され、次工程の装着工程に搬送される。
【0039】
(装着工程)
装着工程においては、先ず、シェル51が図示しない装着装置にセットされる。そして、このシェル51のハウジング主収容部54にハウジング30がセットされる。この際、ハウジング本体31のケーブル収容部42がシェル本体52のハウジング副収容部55に収容されることによって、ハウジング30は、シェル本体52に対して水平面内で固定された状態になる。
【0040】
次に、半田付け工程で作成された同軸ケーブル20付きのコンタクト1がハウジング本体31のコンタクト収容穴37に挿入される。そして、同軸ケーブル20の絶縁体24がケーブル収容部42の収容溝42aに収容されることによって、コンタクト1がハウジング本体31に対して水平面内で固定された状態にされる。この後、ハウジング蓋32の固定端部が曲折されることによって、ハウジング蓋32がハウジング本体31側に傾倒され、ハウジング蓋32の自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接される。これにより、ハウジング蓋32が閉じた状態にされることによって、コンタクト1の上方がハウジング蓋32により覆われる。
【0041】
また、ハウジング蓋32の傾倒によりハウジング蓋32の自由端側がハウジング本体31の上縁部の他方側に当接されると、ハウジング蓋32の蓋側係止部35がハウジング本体31の本体側係止部34に嵌合される。この結果、蓋側係止部35の段部35b・35bが本体側係止部34の突起部34b・34bに当接することによって、蓋側係止部35と本体側係止部34とが係止した状態になる。この係止した状態は、ハウジング蓋32が傾倒された状態、換言すれば、ハウジング蓋32の自由端側とハウジング本体31の上縁部の他方側との当接状態を保持するように作用する保持力を発生させる。
【0042】
この際、上述のように、第1係止機構33は、ハウジング蓋32の固定端から十分に離れた自由端側に配置されている。従って、例えば第1係止機構33に相当する係止機構がハウジング蓋32の根元側に設けられている場合と比較して、ハウジング蓋32に対する保持力が大きなモーメントとして作用する。この結果、十分に大きなモーメントで保持力を作用させることができるため、ハウジング蓋32の当接状態を確実なものとすることができる。
【0043】
また、上記のようにハウジング蓋32が閉じた状態にされると、カバー部32aが同軸ケーブル20の絶縁体24の上方を覆うことになる。これにより、同軸ケーブル20に対して上方への押上げ力が付与された場合でも、同軸ケーブル20の絶縁体24側の浮き上がりを防止することができる。さらに、コンタクト固定部12が第1収容部37aと凸部14とで挟持されるため、コンタクト11がハウジング90内に安定した状態で固定される。
【0044】
次に、シェル蓋53の接続部53aが曲折されることによって、シェル蓋53がシェル本体52方向に傾倒される。そして、コンタクト1を収容したハウジング本体31のハウジング部40・41が第1蓋部53bで覆われる。また、ケーブル収容部42に収容された同軸ケーブル20の絶縁体24が第2蓋部53cで覆われる。さらに、シールド導体23および外皮22が導体圧着部53dおよび外皮圧着部53eにそれぞれ当接および圧着される。この結果、同軸ケーブル20の中心導体21が半田結線されたコンタクト1と、シールド導体23が接続されたシェル51とがハウジング本体31で電気的に絶縁された構成の同軸コネクタ61が作成される。尚、シェル蓋53を閉じて同軸コネクタ61とする場合において、ハウジング蓋32がハウジング本体31に対して閉じた状態に維持されている。従って、ハウジング30内でコンタクト1が正規の収容姿勢で収容されているため、良品の同軸コネクタ61が高い歩留まりで作成される。
【0045】
以上のように、本実施形態の同軸コネクタ用コンタクト1は、図1に示すように、同軸ケーブル20の中心導体21が当接されながら半田60により結線される結線部2と、結線部2から中心導体21の軸芯方向に外れた部位で、軸芯に対して左右対称に垂下して形成され、バネ性を有することにより相手側コネクタに付勢状態で嵌合される接触部9・9とを有した構成にされている。
【0046】
上記の構成において、中心導体21を結線部2に半田付けするときに、溶融状態の半田60が結線部2の外側に向かって流動する。この際、結線部2から中心導体21の軸芯方向の外れた部位に接触部9・9が形成されているため、結線部2上の半田付け位置から接触部9・9までの距離が比較的に長い。従って、例えば半田付け量が通常の使用量よりも少し多くなったり、その他の半田付け条件、例えば半田付け時の溶融温度や溶融時間等にバラツキが生じることによって、半田60が広い範囲に渡って流動した場合でも、半田60が接触部9・9に流出し難いものとなる。これにより、半田付けするオペレータの負担を軽減することができると共に、歩留まりおよび生産性を高めることができる。
【0047】
また、本実施形態において、結線部2における中心導体21を挟んだ両端部には、半田60の流動を阻止する流動防止壁17・17が形成されている。これにより、流動防止壁17・17が半田の流動を阻止することによって、半田60が両端部から接触部9・9に進行することを防止することができる。
【0048】
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、同軸コネクタ用コンタクト1は、図5に示すように、中心導体21の先端部側に設けられ、中心導体21の側面を両側から支持可能に形成された先端側位置決め部3と、中心導体21の根元側に設けられ、中心導体の側面を両側から支持可能に形成されていると共に、中心導体21を覆う絶縁体24(誘電体)の端面に当接するように形成された後端側位置決め部4とを有した構成にされていても良い。
【0049】
具体的に説明すると、結線部2の前端部および後端部には、先端側位置決め部3および後端側位置決め部4がそれぞれ設けられている。これらの第1および後端側位置決め部3・4は、結線部2の所定位置に中心導体21を位置決めさせるように、中心導体21の軸芯方向の複数箇所で中心導体21を支持可能になっている。結線部2の前端部に設けられた先端側位置決め部3は、中心導体21の先端部を載置する載置部6と、載置部6を中心として左右一対に配置された支持片5・5とを有している。載置部6は、結線部2の中心部から前方に突出した状態に形成されている。また、支持片5・5は、先端側位置決め部3の左右方向の一部を直立状態に切り起こすことにより形成されており、中心導体21の両側にそれぞれ対向されている。
【0050】
両支持片5・5の間隔は、中心導体21の側面を両側から支持することができるように、中心導体21の直径と同等または僅かに広い程度に設定されている。尚、上記の間隔は、両支持片5・5の中心位置を所定位置とした場合、この所定位置から外れても半田付けに支障を引き起こさない程度に設定されることが好ましい。これにより、先端側位置決め部3は、結線部2の所定位置から最も外れ易い中心導体21の先端部を支持片5・5により左右方向に位置規制することが可能になっている。さらに、先端側位置決め部3は、前後方向の広い範囲にわたって支持片5・5を存在させることができるため、露出された中心導体21の長さに多少の誤差があっても、中心導体21の先端部を確実に支持片5・5の間に位置させることが可能になっている。
【0051】
尚、本実施形態においては、両支持片5・5を直立状態に切り起こして形成しているが、これに限定されるものではない。即ち、両支持片5・5は、下部から上部にかけた全体が内側方向に湾曲されていても良い。この場合には、先端側位置決め部3は、両支持片5・5の間隔が下部から上部にかけて減少されることによって、位置決め部における中心導体の左右方向および上下方向の位置決めを高精度に行うことができる。また、両支持片5・5は、下部から上部にかけた全体が内側方向に傾斜されたものであっても良いし、下部から上部にかけて直立され、上部のみが内側方向に湾曲または曲折されたものであっても良い。
【0052】
上記の構成によれば、同軸ケーブル20の中心導体21が結線部2に当接されたときに、この中心導体21の先端部と根元部とを先端側位置決め部3と後端側位置決め部4とで左右方向に位置規制することによって、中心導体21の全体を結線部2の所定位置に精度良く位置決めすることができる。また、後端側位置決め部4が絶縁体24(誘電体)の端面に当接することによって、中心導体21を軸芯方向Aである前後方向においても正確に位置決めすることができる。この結果、製品毎の中心導体21の位置のバラツキを低減することができ、品質のバラツキを低減できる。また、中心導体21を半田付けする際に、半田60が結線部2から接触部9・9に流出することによる品質の低下を一層防止することができると共に、中心導体21の所定位置への位置決め作業を特別な外部装置を用いることなく容易に行うことができる。
【0053】
【発明の効果】
1の発明によれば、結線部から中心導体の軸芯方向の外れた部位に接触部が形成されているため、半田が広い範囲に渡って流動した場合でも、半田が接触部に流出し難いものとなる。これにより、半田付けするオペレータの負担を軽減することができると共に、歩留まりおよび生産性を高めることができる。
【0054】
の発明によれば、両端部の流動防止壁が半田の流動を阻止することによって、半田が両端部から接触部に進行することを防止することができる。この結果、半田が接触部に一層流出し難いものとすることができる。
【0055】
の発明によれば、中心導体を半田付けする際に、半田が結線部から接触部に流出することによる品質の低下を一層防止することができると共に、中心導体の所定位置への位置決め作業を特別な外部装置を用いることなく容易に行うことができる。
【0056】
の発明によれば、高い歩留まりで同軸コネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同軸コネクタ用コンタクトがハウジングに収容される状態を示す説明図である。
【図2】同軸コネクタ用コンタクトの斜視図である。
【図3】同軸コネクタ用コンタクトの構成を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図4】同軸コネクタの組み立てられる状態を示す説明図である。
【図5】同軸コネクタ用コンタクトがハウジングに収容される状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 同軸コネクタ用コンタクト
2 結線部
3 先端側位置決め部
4 後端側位置決め部
5 支持片
6 載置部
7 位置決め片
8 案内溝
9 接触部
14 凸部
15 延設部
16 突出部
17 流動防止壁
20 同軸ケーブル
21 中心導体
22 外皮
23 シールド導体
24 絶縁体
30 ハウジング
31 ハウジング本体
32 ハウジング蓋
33 第1係止機構
34 本体側係止部
35 蓋側係止部
37 コンタクト収容穴
40 上側ハウジング部
41 下側ハウジング部
42 ケーブル収容部
51 シェル
52 シェル本体
53 シェル蓋部材
54 ハウジング主収容部
55 ハウジング副収容部
60 半田
61 同軸コネクタ

Claims (2)

  1. 同軸ケーブルの中心導体が上面に当接されながら半田により結線される平坦状の結線部と、
    前記結線部から前記中心導体の軸芯方向に外れた部位で、前記軸芯に対して左右対称に垂下して形成され、バネ性を有することにより相手側コネクタに付勢状態で嵌合される一対の接触部と
    を有し、
    前記結線部における前記接触部側の端面より前記中心導体の根元側に位置し、前記軸芯方向に対して直交し且つ当該結線部の上面に対して平行となる方向における前記結線部の両端部には、前記結線部の端部から上方に曲折されることによりそれぞれ形成され、前記中心導体の根元側を挟、半田の流動を阻止する一対の流動防止壁が設けられており、
    前記流動防止壁よりも前記中心導体の根元側において前記結線部の上面に設けられ、該中心導体の側面を両側から支持可能に形成されていると共に、該中心導体を覆う誘電体の端面に当接するように形成された位置決め部を更に有することを特徴とする同軸コネクタ用コンタクト。
  2. 請求項1に記載の同軸コネクタ用コンタクトを備えたことを特徴とする同軸コネクタ。
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