JP3937695B2 - 画像通信システム及びその通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ機能を含む複数の機能を有する画像処理装置がネットワークを介して接続され、画像を通信する画像通信システム及びその通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ(FAX)機能を有するマルチファンクション装置(以下、「MFP」)では、FAX送信を行う際に、FAX機能が送信或いは受信中であるときは、現在処理が行われているFAXの送受信が終了するまで待つ必要があった。この待ち時間は、FAXの送信中であればおおよその待ち時間を送信側で推察することができるが、FAXの受信に際しては残りの受信原稿枚数を受信側で検出することができないため、待ち時間がどの程度のものになるのか分からないまま、FAX機能が開放されるのを待たなければならない。
【0003】
そこで、この待ち時間を解消するために、以下のような各種方法が提案されている。
(1)FAX原稿を読取手段で読み取り、一旦メモリ手段(不揮発性或いは揮発性のメモリ)に蓄積しておきFAXの通信手段が開放されてから送信を開始する方法
(2)メモリ手段を持たないMFPにおいては原稿台に次に送信するFAX原稿を電話番号とともにセットしておき、FAXの通信手段が開放されてから送信を開始するなどの方法
(3)FAXの持つ通信手段そのもののスピードを向上させて、送受信にかかる時間そのものを短縮させて待ち時間を軽減させる方法
(4)FAXの通信手段そのものを複数個持つことにより、送信と受信の物理的な回線数を増やして待ち時間が発生しにくくする方法
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(1)の方法では、メモリ手段の残容量を超えない範囲でのFAX原稿の蓄積であれば、見かけ上の待ち時間は軽減されるが、メモリ手段の容量を超えてしまうような原稿のFAX送信には用いることができない(上記(2)の方法になってしまう)。また、FAXの送信作業が繰り返し連続して行われるような、送信頻度が高い場合、FAX原稿を蓄積するためのメモリ手段の残容量が減少していき、最終的にメモリ・オーバーフローの状態に陥ることもある。更に、FAXの送信解像度を写真レベルや精細レベル(スーパー・ファイン)で設定した場合、蓄積するFAX原稿のサイズはかなり大きな容量となるためメモリ・オーバーフローの状態が更に発生し易くなる。そして、メモリ・オーバーフローを起こさないためには更なるメモリ手段の追加が必要となり、コスト的な負担も大きくなる。
【0004】
また、上記(2)の方法では、メモリ手段がないためにコスト的な負担が増加することはないが、MFPの原稿台に次に送信するFAX原稿をセットしておかなければならないので、MFPでのコピー機能やスキャナ機能がFAX待機中の間使用できなくなるデメリットが発生してしまう。また、コピー機能を使おうとした他のユーザが誤って送信待ちにセットされたFAX原稿を原稿台や原稿給送装置から取り除いてしまい、その結果、FAX送信が行えなくなるといった人為的ミスを発生させる恐れが多分にある。更に、原稿台若しくは原稿給装装置に次の原稿をセットしてFAXの通信機能の開放を待つという方法のため、原理的に1つの待ち行列しか作り出せない。このため、次の次のFAX送信を行うユーザは原稿をセットすることもできず、ひたすらにFAX機能が開放されるのを待つこととなってしまう。
【0005】
また、上記(3)のFAXの通信手段そのもののスピード向上は、通信費削減の観点からも用いられることが多い。しかしながら、FAXの送受信においては、送り手側と受け手側との間で通信開始時にネゴシエーション動作によって互いの機能を確認し、互いの機能のうち劣っている側にあわせて送受信開始が行われるため、送信側のスピードアップだけでは実際には早くならないという問題がある。つまり、実質的にスピード向上の恩恵にあずかるためには、送受信の互いの装置の変更が必要であり初期コストが拡大される。そして、FAXという不特定多数の通信機器との送受信を行う必要があるので、全ての通信においてスピードの向上が実現することは事実上不可能である。また、スピードが向上しても送信待ち自体が解消されるわけではないので完全な解決策にはならない。
【0006】
また、上記(4)の方法では、まず複数の通信手段を設置するための装置に対する導入コスト、複数の電話回線を設置するための工事コスト、回線の月当たりの維持コスト(回線の基本料金など)が他のどの方法よりも高額にかかってしまう欠点がある。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、自装置のファクシミリ機能が使用中の場合、ネットワーク上の複数の画像処理装置へブロードキャストを行ってファクシミリ機能がアイドル状態にあり、応答時間が他より短い装置を検索し、検索した装置のファクシミリ機能を用いて画像送信を行う画像通信システム及びその通信方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ファクシミリ機能を含む複数の機能を有する画像処理装置がネットワークを介して接続され、画像を通信する画像通信システムにおいて、ファクシミリ機能を用いて画像を送信する際に、前記ファクシミリ機能が使用中の場合、前記ネットワーク上の複数の画像処理装置へブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する前記複数の画像処理装置からの応答内容と応答時間とに基づいて、前記複数の画像処理装置のうち、ファクシミリ機能がアイドル状態にあり、前記応答時間が他より短い画像処理装置を検索する検索手段と、前記検索手段が検索した画像処理装置へ前記ネットワークを介して送信に必要な宛先情報と画像情報とを転送する転送手段とを有し、前記検索手段が検索した画像処理装置のファクシミリ機能を用いて、前記転送された宛先情報に基づき前記画像情報を送信することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するために、本発明は、ファクシミリ機能を含む複数の機能を有する画像処理装置がネットワークを介して接続され、画像を通信する画像通信システムの通信方法であって、ファクシミリ機能を用いて画像を送信する際に、前記ファクシミリ機能が使用中の場合、前記ネットワーク上の複数の画像処理装置へブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する前記複数の画像処理装置からの応答内容と応答時間とに基づいて、前記複数の画像処理装置のうち、ファクシミリ機能がアイドル状態にあり、前記応答時間が他より短い画像処理装置を検索する検索工程と、前記検索工程で検索した画像処理装置へ前記ネットワークを介して送信に必要な宛先情報と画像情報とを転送する転送工程とを有し、前記検索工程で検索した画像処理装置のファクシミリ機能を用いて、前記転送された宛先情報に基づき前記画像情報を送信することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
本実施形態では、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ(FAX)機能を有する、複数の画像処理装置(以下、マルチファンクション装置(MFP))がネットワークに接続されている画像通信システムにおいて、MFPがFAX送信を実行しようとしたとき、FAX機能が使用中の場合、ネットワーク上のFAX機能がアイドル状態にあるMFPのFAX機能を用いてFAX送信を行う動作について説明する。
【0012】
図1は、本実施形態によるマルチファンクション装置(MFP)の構成を示すブロック図である。ここで、リーダ部1は原稿の画像を光学的に読み取り、読み取った原稿の画像に応じた画像データをプリンタ部2及び画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2はリーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を後述する電子写真方式に従って記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1に接続され、後述するファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7、LIPS(登録商標)フォーマッタ部8、PS(ポストスクリプト(登録商標))フォーマッタ部9、コア部10を有する。
【0013】
まずファクシミリ部4は電話回線を介して受信した、ファクシミリの圧縮方式(MH、MR、MMR)で圧縮された画像データを伸長し、伸長した画像データをコア部10へ転送し、或いはコア部10から転送された画像データを圧縮し、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。次に、ファイル部5には光磁気ディスクドライブユニット6が接続されており、ファイル部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのキーワードと共に光磁気ディスクドライブユニット6にセットされた光磁気ディスクに記憶させる。また、ファイル部5はコア部10を介して転送されたキーワードに基づき、光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索した圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。
【0014】
次に、ネットワークインターフェイス部7はパーソナルコンピュータ(PC)又はワークステーション(WS)11とコア部10との間のインターフェイスである。ここで、12はネットワークサーバーであり、ネットワーク制御の中枢である。
【0015】
画像入出力部3に戻り、LIPSフォーマッタ部8、PSフォーマッタ部9はPC/WS11から転送されたPDLデータをプリンタ部2で記録できる形式の画像データに展開するものである。尚、コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7、フォーマッタ部8、9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
【0016】
図2は、リーダ部1及びプリンタ部2の構造を示す断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、後述するスキャナユニット104による原稿の読み取り動作が終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、スキャナユニット104内のランプ103を点灯し、スキャナユニット104の移動を開始させて原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、106、107及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の画像処理が施された後、プリンタ部2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0017】
一方、プリンタ部2のレーザドライバ221は、レーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204,205の何れかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220が排出された記録紙をそれぞれのピンに収納して記録紙の仕分けを行う。
【0018】
尚、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。更に、多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで、転写部206へ給紙される。
【0019】
図3は、本実施形態によるリーダ部1の構成を示すブロック図である。同図において、まずCCD109から出力された画像データは、アナログ/デジタル・サンプルホールド(A/D・SH)部110でアナログ信号からデジタル信号へ変換が行われると共に、シェーディング補正が行われる。次に、A/D・SH部110によって処理された画像データは、画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されると共に、インターフェイス(I/F)113を介して画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。CPU114は操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111及びインターフェイス113を制御する。
【0020】
例えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。また、操作部115でファクシミリ送信モードが設定されている場合、インターフェイス113から画像データと設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部10へ転送させる。
【0021】
このようなCPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業領域としても使われる。
【0022】
図4は、本実施形態によるコア部10の構成を示すブロック図である。同図において、まずリーダ部1から送られてきた画像データはインターフェイス122を介してデータ処理部121へ転送される一方、リーダ部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。ここで、データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェイス120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。
【0023】
また、ネットワークインターフェイス部7を介してPC/WS11から送られてきた画像を表すPDLデータは、データ処理部121に転送され、そのPDLデータがLIPSであるのか、ポストスクリプトであるのかを判定し、LIPSフォーマッタ部8又はPSフォーマッタ部9へ転送され、画像データに展開され、展開された画像データがデータ処理部121に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ部2へ転送される。ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。また、ファイル部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。
【0024】
CPU123は、メモリ124に記憶されている制御プログラムやリーダ部1から転送された制御コマンドに従って上述した制御を行う。また、メモリ124はCPU123が処理を実行時に使用する作業領域や各種テーブルが定義されている。ネットワークインターフェース部7にはMIB(Management Information Base)と呼ばれるデーターベースが構築されており、SNMPプロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、プリンタ部2の管理が可能になっている。具体的には、部門ID毎に設定可能なプリント枚数やその他の各種設定が装置の操作部115或いはネットワーク上のコンピュータ11,12から設定、管理が可能となっている。
【0025】
このように、画像入出力制御部3のコア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータとのデータ入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0026】
[第1の実施形態]
次に、以上の構成を有するマルチファンクション装置(MFP)が図5に示すようにネットワーク(イーサネット(登録商標)で構成されるLAN)上に接続され、MFP501から相手ファクシミリへFAXの送信を行う動作について図5乃至図8を参照しながら以下に説明する。
【0027】
尚、第1の実施形態では、MFP501がFAXの送信を実行しようとした時に、現在FAXの送信中或いは受信中のために、直ちにFAXの送信動作を実行できない場合、LANに接続されたMFP502のFAX機能がアイドル状態にあれば、MFP501でスキャンした原稿画像データと送信先電話番号の情報をMFP502へ転送し、MFP502のFAX送信機能により相手ファクシミリへFAXの送信を実行するものである。
【0028】
図5は、第1の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。図6は、図5に示すMFP501の動作を示すフローチャートである。図7は、図5に示すMFP502の動作を示すフローチャートである。そして図8は、MFP501とMFP502との間で行われる通信手順を示す図である。
【0029】
[MFP501での動作]
まず、MFP501がFAXの送信操作を開始すると、ステップS601へ進み、現在FAX機能が使用中か否かの判断を行い、FAX機能が現在使用中でなければステップS614へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。また、FAX機能が現在使用中であればステップS602へ進み、FAX機能が送信動作に使用されているのか、受信動作に使用されているのかを判断する。ここで、送信動作に使用されている場合はステップS603へ進み、例えば操作部115によって予め設定された時間と送信完了までの予測時間との比較を行い、送信完了までの予測時間が予め設定された時間よりも短い場合にはステップS614へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。
【0030】
一方、ステップS602において、FAX機能が受信動作に使用されている場合、及びステップS603において、送信完了までの予測時間が予め設定された時間よりも長い場合は共にステップS604へ進み、図1に示したネットワークインターフェイス部7によりLAN上でFAX機能がアイドル状態にあるMFPの検索を行うために、ネットワーク・ブロードキャストを行う。そして、ステップS605において、LAN上に送出したブロードキャストに対してLAN上に接続された他のMFP(図5に示すMFP502)からの応答を待つ。ここで、応答がない場合はステップS606へ進み、予め定められた通信タイムアウト時間に達したか否かを判断し、タイムアウト時間に達していない場合はステップS605に戻り、再び応答待ちとなる。
【0031】
その後、ステップS606において、タイムアウト時間に達した場合、即ち、LANに接続されているMFP502のFAX機能がアイドル状態にない場合はステップS614へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。また、タイムアウト時間に達した場合もステップS604に戻り、再びネットワーク・ブロードキャストを行うようにしても良い。これにより、LANに複数のMFPが接続されている場合などアイドル状態のMFPからの応答を受信する確率を向上させることができる。
【0032】
一方、ステップS605において、MFP502から応答があった場合はステップS607へ進み、その応答内容がFAX機能のアイドル状態を示すものであるか否かの判断を行い、アイドル状態を示すものでなければステップS605に戻り、再びブロードキャストに対する応答を待つ。また、アイドル状態を示すものであればステップS608へ進み、FAX機能がアイドル状態にあるMFP502に対してリザーブ要求を発行する。そして、ステップS609において、リザーブ要求に対するMFP502からの受信待ち受けを行い、受信がない場合はステップS610へ進み、受信タイムアウトか否かの判断を行い、タイムアウトになっていない場合はステップS609に戻り、再び受信待ち受けを行う。また、タイムアウトが発生した場合にはステップS614へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。
【0033】
また、ステップS609において、MFP502から受信があればステップS611へ進み、MFP502にてリザーブが完了したか否かの判断を行う。ここで、リザーブが失敗した場合にはステップS614へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。尚、ステップS604に戻り、再びネットワーク・ブロードキャストを行っても良い。
【0034】
また、ステップS611において、MFP502からのリザーブ完了通知によりリザーブOKと判断した場合にはステップS612へ進み、FAX送信を行う原稿の読み取りを開始すると共に、読み取った原稿データの先頭にFAXの送信操作の際に指定されたFAX送信先(相手先)情報、例えばMFP501に設定されている電話番号情報や発信元名称などを付加し、MFP502へLAN経由でデータの送信を開始する。
【0035】
尚、MFP501からMFP502への画像データの送信に関しては、不図示のネゴシエーション動作により原稿の1ラインごと、複数のラインごと、ページ単位、ジョブ単位など予めMFP501とMFP502でネゴシエーションして決定する。また、画像データの形式に関してもMFP501とMFP502との間で同様にネゴシエーションして決定する。
【0036】
次に、データ送出が完了するとステップS613へ進み、MFP502に対してデータ送信の完了通知と、リザーブの解除を通知する。このデータ送信の完了を受けたMFP502がFAXの送信完了通知をMFP501に対して通知していたときには、MFP501はFAXの完了通知を操作部115の表示部に表示しても良い。
【0037】
[MFP502での動作]
上述したMFP501での動作に対して、MFP502は、図7に示すステップS701において、MFP501が実施したネットワーク・ブロードキャストを受信し、FAX機能が現在アイドル状態にあるか否かの判断を行う。ここで、アイドル中でない場合、即ち、MFP502が現在FAXの送信中或いは受信中の場合は、ネットワーク・ブロードキャストには応答しないか、若しくはMFP501に対してFAX機能が現在使用中であることをLANの通信を用いて応答する。また、FAX機能が現在アイドル中である場合にはステップS702へ進み、MFP501からのブロードキャストに対してMFP502のFAX機能が現在アイドル中であることを応答する。
【0038】
次に、ステップS703において、アイドル中である旨を示す応答に対するMFP501からの応答を待つ。ここで、応答がない場合にステップS704へ進み、通信タイムアウト時間の判定を行い、タイムアウトしていない場合には再びステップS703に戻る。また、タイムアウトが発生していると判断した場合にはこの処理を終了する。
【0039】
一方、ステップS703において、MFP501からの応答があった場合はステップS705へ進み、FAX機能のリザーブ予約応答か否かの判断を行う。ここで、リザーブ予約の応答ではない場合はステップS703に戻り、またリザーブ応答の場合にはステップS706へ進み、リザーブが完了したことをMFP501に対して通知する。そして、ステップS707において、MFP501からのデータ受信待ち状態となる。
【0040】
次に、ステップS708において、データの受信が開始されるとステップS709へ進み、受信データに付加されているFAX送信に必要なFAX送信先(相手先)情報を検出し、MFP502のFAX機能に原稿の送り先情報として宛先をセットする。そして、ステップS710において、上述した付加情報に続けてMFP501から送信されてくるFAX送信画像データを受信し、FAX送信用の画像データとして、MFP502のネットワークインターフェイス部7からファクシミリ部4へと画像データを転送する。
【0041】
ここで、MFP502のファクシミリ部4は、ネットワークインターフェイス部7から転送されてきたこれら宛先情報と画像情報とに基づき、原稿を送る相手先のFAX装置へ電話回線を通じて画像データの送信を開始する。MFP502からFAX送信を行う相手先への電話回線の接続開始のタイミングに関しては、全ての画像データをMFP501から受信後に行っても良いし、MFP502に十分な一時保存用の画像メモリが存在しない場合には、MFP501からの画像データ受信に同期させて行っても良い。
【0042】
次に、ステップS711において、MFP501から送出された、データ送出の完了通知とリザーブ解除を受信する。このデータ送出完了の受信によって、ステップS712において、MFP502はFAX送信のデータ受信が完了したと判断し、相手先へ未送出のFAX画像データを転送した後、電話回線の切断を行い、FAXの送信を完了させる。また、MFP502において、FAX送信が完了したとき、MFP501に対してFAXの送信完了をネットワークを経由して通知しても良い。そして、ステップS713において、MFP502はリザーブ解除の受信によってFAX機能のリザーブ状態を解除して通常のアイドル状態に戻る。
【0043】
以上説明した第1の実施形態によれば、LANに接続されたFAX送受信機能を有するMFPにおいて、FAX送信を行うために送信先の電話番号を入力する手段、FAX送信を行う原稿を読み取る手段、原稿画像を蓄積するメモリ手段、LANに接続されたFAX機能がアイドル状態にある他のMFPを検索する手段、検索した他のMFPにLANを通じて画像の転送を行う画像転送手段を有し、FAX送信を実行しようとしたMFPが、現在FAXの送信中若しくは受信中のために直ちにFAXの送信作業が実行できない時、LANに接続された、FAX機能がアイドル状態にあるMFPに対して、FAX送信を行うためにスキャンした原稿画像と送信先の電話番号の情報とを転送し、アイドル状態にあるMFPのFAX送信機能を用いてFAXの送信を開始することにより、追加コストの発生を伴わずにFAXの送信待ち時間を減少させることが可能となる。
【0044】
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。
【0045】
前述した第1の実施形態では、LANに接続されたMFPの中から単にFAX機能がアイドル状態にあるMFPという条件だけで無作為に検索し、FAX画像の転送処理を行っているが、図9に示すようなネットワーク構成の場合、ネットワークの回線上に無駄又は過大な負荷を生じさせてしまったり、ネットワークを相互接続しているゲートウェイに過大な負荷を生じさせ、他のネットワーク通信に悪影響を及ぼしたり、MFP間のFAX画像の転送に予想外の時間がかかってしまったりするということがある。
【0046】
そこで、第2の実施形態では、FAX機能がアイドル状態にあるMFPを検索する際に、ネットワーク的に近距離にあるMFPを検索するものである。
【0047】
図9は、第2の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。第2の実施形態では、ルータやブリッジなどのネットワーク接続機器を用いて複数のネットワーク(LAN)を接続し、各々のLANに接続されたMFP901〜905の間で通信を可能とするものである。尚、MFP901〜905の構成は前述した第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
【0048】
ここで、第2の実施形態によるMFP901から相手ファクシミリへFAXの送信を行う動作について図9乃至図14を参照しながら以下に説明する。
【0049】
図10は、図9に示すMFP901の動作を示すフローチャートである。また図11は、MFP901と他のMFPとの間で行われる通信手順を示す図である。
【0050】
[MFP901での動作]
まず、MFP901がFAXの送信操作を開始すると、ステップS1001へ進み、現在FAX機能が使用中か否かの判断を行い、FAX機能が現在使用中でなければステップS1015へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。また、FAX機能が現在使用中であればステップS1002へ進み、FAX機能が送信動作に使用されているのか、受信動作に使用されているのかを判断する。ここで、送信動作に使用されている場合はステップS1003へ進み、例えば操作部115によって予め設定された時間と送信完了までの予測時間との比較を行い、送信完了までの予測時間が予め設定された時間よりも短い場合にはステップS1015へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。
【0051】
一方、ステップS1002において、FAX機能が受信動作に使用されている場合、及びステップS1003において、送信完了までの予測時間が予め設定された時間よりも長い場合は共にステップS1004へ進み、図1に示したネットワークインターフェイス部7によりLAN上でFAX機能がアイドル状態にあるMFPの検索を行うために、ネットワーク・ブロードキャストを行う。そして、ステップS1005において、LAN上に送出したブロードキャストに対して、全てのLAN上に接続されている他のMFPからの応答を待つ。ここで、応答がない場合はステップS1006へ進み、予め定められた通信タイムアウト時間に達したか否かを判断し、タイムアウト時間に達していない場合はステップS1005に戻り、再び応答待ちとなる。
【0052】
その後、ステップS1006において、タイムアウト時間に達した場合、即ち、LANに接続されている全てのMFPのFAX機能がアイドル状態にない場合はステップS1015へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。また、タイムアウト時間に達した場合もステップS1004に戻り、再びネットワーク・ブロードキャストを行っても良い。これにより、第2の実施形態のように、複数のLANにMFPが接続されている場合などアイドル状態のMFPからの応答を受信する確率を向上させることができる。
【0053】
一方、ステップS1005において、1台目のMFPからの応答が確認された場合ステップS1007へ進み、ステップS1004でブロードキャストを送出してから、予め定められたタイムアウト時間が経過しているか否かの判断を行う。MFP901では、この1010のタイムアウト時間に達するまで、ブロードキャストに対する全てのMFPからの応答を一時保存しておく。ここで一時保存しておく情報の内容は、FAX機能のアイドル状態に加え、例えば図12に示すように、各応答を行ったMFP毎の応答時間やネットワークホップ数などの情報を保存する。
【0054】
次に、ステップS1008において、図12に示した応答内容の検討を行う。ここでは、まずFAX機能がアイドル状態にあるか否かで振り分けを行う。尚、この時点で、FAX機能がアイドル状態にあるMFPが1台も存在しない場合にはステップS1015へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。次に、FAX機能がアイドル状態にあるMFPで、ブロードキャストの応答において、図13に示すようにネットワークのホップ数カウントが少ない順に並び替えを行う。この並び替えにより、ルータなどのネットワーク接続機器を何段通過して通信されているかがわかる。ホップ数は、ルータを通過して他のネットワークに到達するときのカウント値で、通信パケットがルータを通過する際にルータによってパケットヘッダに加算される情報の1つで、一般的にホップ数が少ないほうがネットワーク的に近距離と言える。
【0055】
ここで、図14に示すように、ホップ数カウントが一番少ない複数のMFPの中から、ブロードキャストに対しての応答時間が早い順に並び替えを行う。ここで、応答時間はMFP901からpingコマンドに代表されるような応答確認パケットを送信してから、返信パケットが到達するまでの時間であり、ブリッジなど遅延が発生する接続機器を通過することで応答時間は長くなる。この並び替えにより、ネットワーク接続機器の通過数が一番少なく、かつ、応答時間の一番早い機器、即ち、ネットワーク的に近距離にあり、FAX機能がアイドル状態のMFP(図14の例ではMFP903)を選択することが可能となる。
【0056】
次に、ステップS1009において、ステップS1008で選択したアイドル状態にあるMFP903に対してリザーブ要求を発行する。そして、ステップS1010において、リザーブ要求に対するMFP903からの受信待ち受けを行い、受信がない場合はステップS1011へ進み、受信タイムアウトか否かの判断を行い、タイムアウトになっていない場合はステップS1010に戻り、再び受信待ち受けを行う。また、タイムアウトが発生した場合にはステップS1015へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。尚、上述の検討内容の結果(図14)から、並べ替えリストの次の候補のMFP(図14の例ではMFP902)に対して上述のステップS1009以降の処理を行っても良い。
【0057】
また、ステップS1010において、MFP903から受信があればステップS1012へ進み、MFP903にてリザーブが完了したか否かの判断を行う。ここで、リザーブが失敗した場合にはステップS1015へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。尚、上述の検討内容の結果(図14)から、並べ替えリストの次の候補のMFP(図14の例ではMFP902)に対して上述のステップS1009以降の処理を行っても良い。
【0058】
また、ステップS1012において、MFP903からのリザーブ完了通知によりリザーブOKと判断した場合にはステップS1013へ進み、FAX送信を行う原稿の読み取りを開始すると共に、読み取った原稿データの先頭にFAXの送信操作の際に指定されたFAX送信先(相手先)情報、例えばMFP901に設定されている電話番号情報や発信元名称などを付加し、MFP903へLAN経由でデータの送信を開始する。
【0059】
尚、MFP901からMFP903への画像データの送信に関しては、不図示のネゴシエーション動作により原稿の1ラインごと、複数のラインごと、ページ単位、ジョブ単位など予めMFP901とMFP903でネゴシエーションして決定する。また、画像データの形式に関してもMFP901とMFP903との間で同様にネゴシエーションして決定する。
【0060】
その後、データ送出が完了するとステップS1014へ進み、MFP903に対してデータ送信の完了通知と、リザーブの解除を通知する。このデータ送信の完了を受けたMFP903がFAXの送信完了通知をMFP901に対して通知していたときには、MFP901はFAXの完了通知を操作部115の表示部に表示しても良い。
【0061】
[MFP902〜905での動作]
上述したMFP901での動作に対して、MFP902〜905は、上述した第1の実施形態によるMFP502と同様に、ネットワーク・ブロードキャストを受信し、FAX機能が現在アイドル状態にあるか否かの判断を行う。そして、これ以降は図7に示したフローチャートに従って動作するMFP502と同様であり、その説明は省略する。
【0062】
以上説明した第2の実施形態によれば、LANに接続されたFAX送受信機能を有するMFPにおいて、FAX送信を行うために送信先の電話番号を入力する手段、FAX送信を行う原稿を読み取る手段、原稿画像を蓄積するメモリ手段、LANに接続されたFAX機能がアイドル状態にある他のMFPを検索する手段、検索した他のMFPにLANを通じて画像の転送を行う画像転送手段、FAX送信を実行しようとしたMFPが、現在FAXの送信中若しくは受信中のために直ちにFAXの送信作業が実行できない時、LANに接続された、FAX機能がアイドル状態にあるMFPに対して、FAX送信を行うためにスキャンした原稿画像と送信先の電話番号の情報とを転送し、アイドル状態にあるMFPのFAX送信機能を用いてFAXの送信作業を開始する手段とを有し、MFPの検索手段において、ネットワーク的に近距離にあるMFPを検索し選択することにより、ネットワークの回線上に無駄な負荷を生じさせてしまったり、ルータやブリッジなどのネットワーク接続機器に余分な負荷を生じさせることを軽減し、MFP間でのFAX画像の転送に予想外の時間をかけることなくFAX画像の転送をより効率良く行うことができる。
【0063】
[第3の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。
【0064】
前述した第1及び第2の実施形態では、単にFAX原稿の画像と送信先の電話番号だけを、FAX機能がアイドル中のMFPに転送しているが、FAX送信時のFAXヘッダ情報が転送元のMFPに設定されたものでなく、転送先のMFPの設定情報、即ち、実際にFAX送信を行うMFPの情報に置き換わってしまうことがあり、またFAX機能がアイドル状態にあるMFPは特定の機器ではないため、FAXのヘッダ情報がその都度変わってしまい、FAXの送信先の第三者に対して混乱を招いてしまうということがある。
【0065】
そこで、第3の実施形態では、FAX原稿画像を他のMFPに転送する際に、FAXのヘッダ情報には転送を行う前の、即ち、FAXを最初に送信しようとしたMFPの情報(電話番号やユーザ情報)を、転送元のMFPで生成してFAX画像に併せて転送を行うものである。
【0066】
図15は、第3の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。尚、第3の実施形態によるMFPの構成は、前述した第1の実施形態と同様であり、その説明は省略する。
【0067】
ここで、第3の実施形態によるMFP1501から相手ファクシミリへFAXの送信を行う動作について図15乃至図18を参照しながら以下に説明する。
【0068】
図16は、図15に示すMFP1501の動作を示すフローチャートである。また図17は、図15に示すMFP1502の動作を示すフローチャートである。そして図18は、MFP1501とMFP1502との間で行われる通信手順を示す図である。
【0069】
[MFP1501での動作]
まず、MFP1501がFAXの送信操作を開始すると、ステップS1601へ進み、現在FAX機能が使用中か否かの判断を行い、FAX機能が現在使用中でなければステップS1615へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。また、FAX機能が現在使用中であればステップS1602へ進み、FAX機能が送信動作に使用されているのか、受信動作に使用されているのかを判断する。ここで、送信動作に使用されている場合はステップS1603へ進み、例えば操作部115によって予め設定された時間と送信完了までの予測時間との比較を行い、送信完了までの予測時間が予め設定された時間よりも短い場合にはステップS1615へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。
【0070】
一方、ステップS1602において、FAX機能が受信動作に使用されている場合、及びステップS1603において、送信完了までの予測時間が予め設定された時間よりも長い場合は共にステップS1604へ進み、図1に示したネットワークインターフェイス部7によりLAN上でFAX機能がアイドル状態にあるMFPの検索を行うために、ネットワーク・ブロードキャストを行う。そして、ステップS1605において、LAN上に送出したブロードキャストに対してLAN上に接続された他のMFP(図15に示すMFP1502)からの応答を待つ。ここで、応答がない場合はステップS1606へ進み、予め定められた通信タイムアウト時間に達したか否かを判断し、タイムアウト時間に達していない場合はステップS1605に戻り、再び応答待ちとなる。
【0071】
その後、ステップS1606において、タイムアウト時間に達した場合、即ち、LANに接続されているMFP1502のFAX機能がアイドル状態にない場合はステップS1615へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。また、タイムアウト時間に達した場合もステップS1604に戻り、再びネットワーク・ブロードキャストを行っても良い。これにより、LANに複数のMFPが接続されている場合などアイドル状態のMFPからの応答を受信する確率を向上させることができる。
【0072】
一方、ステップS1605において、MFP1502から応答があった場合はステップS1607へ進み、その応答内容がFAX機能のアイドル状態を示すものであるか否かの判断を行い、アイドル状態を示すものでなければステップS1605に戻り、再びブロードキャストに対する応答を待つ。また、アイドル状態を示すものであればステップS1608へ進み、FAX機能がアイドル状態にあるMFP1502に対してリザーブ要求を発行する。そして、ステップS1609において、リザーブ要求に対するMFP1502からの受信待ち受けを行い、受信がない場合はステップS1610へ進み、受信タイムアウトか否かの判断を行い、タイムアウトになっていない場合はステップS1609に戻り、再び受信待ち受けを行う。また、タイムアウトが発生した場合にはステップS1615へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。
【0073】
また、ステップS1609において、MFP1502から受信があればステップS1611へ進み、MFP1502にてリザーブが完了したか否かの判断を行う。ここで、リザーブが失敗した場合にはステップS1615へ進み、FAX送信を受付け、通常のFAXの送信動作を実行する。尚、ステップS1604に戻り、再びネットワーク・ブロードキャストを行っても良い。
【0074】
また、ステップS1611において、MFP1502からのリザーブ完了通知によりリザーブOKと判断した場合にはステップS1612へ進み、MFP1501のファクシミリ部4に設定されているFAXヘッダ情報(発信人名称、発信元電話番号、ユーザ名称、ユーザ略称)等の情報を、MFP1502に転送するFAX画像データ、発信先電話番号などに付加する。次に、ステップS1613において、FAX送信を行う原稿の読み取りを開始すると共に、読み取った原稿データの先頭にFAXの送信操作の際に指定されたFAX送信先(相手先)情報、例えばMFP1501に設定されている電話番号情報や発信元名称などを付加し、MFP1502へLAN経由でデータの送信を開始する。
【0075】
尚、MFP1501からMFP1502への画像データの送信に関しては、不図示のネゴシエーション動作により原稿の1ラインごと、複数のラインごと、ページ単位、ジョブ単位など予めMFP1501とMFP1502でネゴシエーションして決定する。また、画像データの形式に関してもMFP1501とMFP1502との間で同様にネゴシエーションして決定する。
【0076】
次に、データ送出が完了するとステップS1614へ進み、MFP1502に対してデータ送信の完了通知と、リザーブの解除を通知する。このデータ送信の完了を受けたMFP1502がFAXの送信完了通知をMFP1501に対して通知していたときには、MFP1501はFAXの完了通知を操作部115の表示部に表示しても良い。
【0077】
[MFP1502での動作]
上述したMFP1501での動作に対して、MFP1502は、図17に示すステップS1701において、MFP1501が実施したネットワーク・ブロードキャストを受信し、FAX機能が現在アイドル状態にあるか否かの判断を行う。ここで、アイドル中でない場合、即ち、MFP1502が現在FAXの送信中或いは受信中の場合は、ネットワーク・ブロードキャストには応答しないか、若しくはMFP1501に対してFAX機能が現在使用中であることをLANの通信を用いて応答する。また、FAX機能が現在アイドル中である場合にはステップS1702へ進み、MFP1501からのブロードキャストに対してMFP1502のFAX機能が現在アイドル中であることを応答する。
【0078】
次に、ステップS1703において、アイドル中である旨を示す応答に対するMFP1501からの応答を待つ。ここで、応答がない場合にステップS1704へ進み、通信タイムアウト時間の判定を行い、タイムアウトしていない場合には再びステップS1703に戻る。また、タイムアウトが発生していると判断した場合にはこの処理を終了する。
【0079】
一方、ステップS1703において、MFP1501からの応答があった場合はステップS1705へ進み、FAX機能のリザーブ予約応答か否かの判断を行う。ここで、リザーブ予約の応答ではない場合はステップS1703に戻り、またリザーブ応答の場合にはステップS1706へ進み、リザーブが完了したことをMFP1501に対して通知する。そして、ステップS1707において、MFP1501からのデータ受信待ち状態となる。
【0080】
次に、ステップS1708において、データの受信が開始されるとステップS1709へ進み、MFP1501で付加され転送されたFAXヘッダ情報を検出し、MFP1502のファクシミリ部4の設定(発信人名称、発信元電話番号、ユーザ名称、ユーザ略称)等を一時的にMFP1501と等価になるように処理する。次に、ステップS1710において、受信データに付加されているFAX送信に必要なFAX送信先(相手先)情報を検出し、MFP1502のFAX機能に原稿の送り先情報として宛先をセットする。そして、ステップS1711において、上述した付加情報に続けてMFP1501から送信されてくるFAX送信画像データを受信し、上述のヘッダ情報と共にFAX送信用のデータとして、MFP1502のネットワークインターフェイス部7からファクシミリ部4へと画像データを転送する。
【0081】
ここで、MFP1502のファクシミリ部4は、ネットワークインターフェイス部7から転送されてきたこれら宛先情報と画像情報とに基づき、原稿を送る相手先のFAX装置へ電話回線を通じて画像データの送信を開始する。MFP1502からFAX送信を行う相手先への電話回線の接続開始のタイミングに関しては、全ての画像データをMFP1501から受信後に行っても良いし、MFP1502に十分な一時保存用の画像メモリが存在しない場合には、MFP1501からの画像データ受信に同期させて行っても良い。
【0082】
次に、ステップS1712において、MFP1501から送出された、データ送出の完了通知とリザーブ解除を受信する。このデータ送出完了の受信により、ステップS1713において、MFP1502はFAX送信のデータ受信が完了したと判断し、MFP1501のFAX設定情報(発信人名称、発信元電話番号、ユーザ名称、ユーザ略称等)を元にして相手先へ未送出のFAX画像データを転送し、ステップS1714において、電話回線の切断を行い、FAXの送信を完了させる。また、MFP1502において、FAX送信が完了したとき、MFP1501に対してFAXの送信完了をネットワークを経由して通知しても良い。そして、ステップS1715において、MFP1502はリザーブ解除の受信によってFAX機能のリザーブ状態を解除して通常のアイドル状態に戻る。
【0083】
以上説明した第3の実施形態によれば、LANに接続されたFAX送受信機能を有するMFPにおいて、FAX送信を行うために送信先の電話番号を入力する手段、FAX送信を行う原稿を読み取る手段、原稿画像を蓄積するメモリ手段、LANに接続されたFAX機能がアイドル状態にある他のMFPを検索する手段、検索した他のMFPにLANを通じて画像の転送を行う画像転送手段、FAX送信を実行しようとしたMFPが、現在FAXの送信中若しくは受信中のために直ちにFAXの送信作業が実行できない時、LANに接続された、FAX機能がアイドル状態にあるMFPに対して、FAX送信を行うためにスキャンした原稿画像と送信先の電話番号の情報とを転送し、アイドル状態にあるMFPのFAX送信機能を用いてFAXの送信を開始する手段とを有し、FAX原稿を他のMFPに転送する際に、FAXのヘッダ情報には転送を行う前の、即ち、FAXを最初に送信しようとしたMFPの情報(発信人名称、発信元電話番号、ユーザ名称、ユーザ略称、ユーザ情報)を、転送元のMFPで生成し、FAX画像に併せて転送を行うことにより、FAXヘッダ情報にはFAX送信の操作を行ったMFPの情報が印字されることになるので、アイドル状態にあるMFPが変更されてもFAX送信先のヘッダ情報には影響がなくなる。
【0084】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0085】
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0086】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0087】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0088】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像データを転送してファクシミリ送信するのにかかる時間を短くすることが可能となる。
【0091】
また、ネットワーク上に接続された複数の画像処理装置のうち、ネットワーク的に近距離にある他の画像処理装置を検索することにより、転送時間を短縮することができ、画像送信を効率良く行うことができる。
【0092】
更に、画像情報と共に、送信しようとする装置に設定されている情報をヘッダ情報として転送し、送信することにより、画像を受信する第三者に対して不要な混乱を与えることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるマルチファンクション装置(MFP)の構成を示すブロック図である。
【図2】リーダ部1及びプリンタ部2の構造を示す断面図である。
【図3】本実施形態によるリーダ部1の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態によるコア部10の構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。
【図6】図5に示すMFP501の動作を示すフローチャートである。
【図7】図5に示すMFP502の動作を示すフローチャートである。
【図8】MFP501とMFP502との間で行われる通信手順を示す図である。
【図9】第2の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。
【図10】図9に示すMFP901の動作を示すフローチャートである。
【図11】MFP901と他のMFPとの間で行われる通信手順を示す図である。
【図12】MFP901の応答要求に対する他のMFPの返信情報を示す図である。
【図13】図12に示すアイドル状態のMFPをホップ数に応じて並び替えた状態を示す図である。
【図14】図12に示すMFPを平均応答時間順に並び替えた状態を示す図である。
【図15】第3の実施形態によるネットワーク構成を示す図である。
【図16】図15に示すMFP1501の動作を示すフローチャートである。
【図17】図15に示すMFP1502の動作を示すフローチャートである。
【図18】MFP1501とMFP1502との間で行われる通信手順を示す図である。

Claims (8)

  1. ファクシミリ機能を含む複数の機能を有する画像処理装置がネットワークを介して接続され、画像を通信する画像通信システムにおいて、
    ファクシミリ機能を用いて画像を送信する際に、前記ファクシミリ機能が使用中の場合、前記ネットワーク上の複数の画像処理装置へブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する前記複数の画像処理装置からの応答内容と応答時間とに基づいて、前記複数の画像処理装置のうち、ファクシミリ機能がアイドル状態にあり、前記応答時間が他より短い画像処理装置を検索する検索手段と、
    前記検索手段が検索した画像処理装置へ前記ネットワークを介して送信に必要な宛先情報と画像情報とを転送する転送手段とを有し、
    前記検索手段が検索した画像処理装置のファクシミリ機能を用いて、前記転送された宛先情報に基づき前記画像情報を送信することを特徴とする画像通信システム。
  2. 前記検索手段は、前記画像を送信しようとする画像処理装置がファクシミリ機能を用いて送信中で、所定の時間を超える送信時間がかかると予測される場合、前記ネットワーク上に接続されたファクシミリ機能がアイドル状態にある他の画像処理装置を検索することを特徴とする請求項1に記載の画像通信システム。
  3. 前記検索手段は、更に前記ネットーワークを接続する接続装置を通過する際に付加されるホップカウント数に基づいて画像処理装置を検索することを特徴とする請求項に記載の画像通信システム。
  4. 前記応答時間は、所定間隔で所定回数前記ブロードキャストに対する応答時間を計測し、平滑化した平均値を用いることを特徴とする請求項に記載の画像通信システム。
  5. 前記転送手段は、前記画像を送信しようとする画像処理装置に設定されている情報をヘッダ情報として更に転送することを特徴とする請求項1に記載の画像通信システム。
  6. 前記ヘッダ情報には、少なくとも発信人名称、発信人略称、ユーザ略称を含むことを特徴とする請求項5に記載の画像通信システム。
  7. ファクシミリ機能を含む複数の機能を有する画像処理装置がネットワークを介して接続され、画像を通信する画像通信システムの通信方法であって、
    ファクシミリ機能を用いて画像を送信する際に、前記ファクシミリ機能が使用中の場合、前記ネットワーク上の複数の画像処理装置へブロードキャストを行い、該ブロードキャストに対する前記複数の画像処理装置からの応答内容と応答時間とに基づいて、前記複数の画像処理装置のうち、ファクシミリ機能がアイドル状態にあり、前記応答時間が他より短い画像処理装置を検索する検索工程と、
    前記検索工程で検索した画像処理装置へ前記ネットワークを介して送信に必要な宛先情報と画像情報とを転送する転送工程とを有し、
    前記検索工程で検索した画像処理装置のファクシミリ機能を用いて、前記転送された宛先情報に基づき前記画像情報を送信することを特徴とする画像通信システムの通信方法。
  8. 請求項に記載の画像通信システムの通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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