JP4323586B2 - システム、および、情報処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、周辺機器装置の設定を行う、システム、および、情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークに接続される周辺機器装置のネットワークの設定および周辺機器装置の種々の初期設定は、装置に具備している操作部によって、オペレータ若しくは管理者がネットワーク設定や周辺機器装置の種々の初期設定を直接入力するか、又は、ホストコンピュータからネットワーク機器が具備しているネットワーク管理用のMIB(Management Information Base)という仮想的なデータベースを、SNMP(Simple Network Management Protocol)のネットワーク管理プロトコルを利用して操作することによって実現していた。
【0003】
また、ネットワーク設定については、ネットワーク設定がまだされていないディスクレスコンピュー夕などがネットワーク上のアドレス定義やコンピュータが起動するためのオペレーティングシステム等を読み込むために考えられたBOOTP(BOOT Protocol)や、DHCP(Dynamic HostConfiguration Protocol)などの技術があり、周辺機器装置においてもこの技術を利用した装置も見受けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の例では、下記に示すような問題がある。
【0005】
第1に、周辺機器装置の初期設定情報を装置が具備している操作部から全て入力する場合、数多くの設定項目を持っている機種もあり、オペレータに大変な負荷をかけると共に、入力ミスが発生することがある。また、複数の周辺機器装置を設定するために、機器の設置場所まで出向いて初期設定を操作しなければならない。
【0006】
第2に、ネットワークの接続を前提としたSNMP、BOOTP、DHCPなどの設定では、周辺機器装置の設置時に最低限のネットワークの初期設定を行う必要が生じるため、装置本体の設置時に、ネットワークの設定を行う担当者の立ち会いが必要であり、また、装置に具備されたネットワークの最低限の設定とは別に、ネットワーク上からの設定を行うためにSNMPのユーティリティの操作や、BOOTP、DHCPの各サーバへの登録作業が必要となり、ネットワークを介した機器の動作を行うために2度、3度の手間が発生する。
【0009】
そこで、本発明の目的は、周辺機器装置の設定の煩雑さをなくし、作業処理を効率良く行うことが可能な、システム、および、情報処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外部から第1の通信媒体を介して転送されてきた印刷データに基づくプリンタ部による記録を行うプリンタ機能を備え且つ設定を行える操作部が設けられた画像処理装置と、該画像処理装置と第2の通信媒体を介して通信可能で、前記画像処理装置の設定を前記画像処理装置に行わせるべく前記画像処理装置に対して設定される情報を送出可能な情報処理装置と、を含むシステムであって、前記情報処理装置が、記憶部に保持された複数の画像処理装置の各々に対して設定されるべき情報を参照する参照手段と、前記画像処理装置の操作部から変更可能な情報を含む前記画像処理装置に対して設定されるべき情報を、前記複数の画像処理装置の各々に対して前記第2の通信媒体を介して送出する送出手段と、前記送出手段により送出された前記設定されるべき情報の設定が行われたか否かを判定し、その判定結果を記録する記録手段と、前記情報の送出が失敗した場合および前記情報の送出が未完了の場合は、予め設定された間隔で前記第2の通信媒体の接続を行う接続手段とを有し、前記画像処理装置が、前記情報処理装置の送出手段により送出されてきた前記設定されるべき情報を、変更がなされるまで初期設定とし、さらに前記設定されるべき情報の通信処理とは別の通信処理を実行可能であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0021】
まず、本発明の概要について説明する。
【0022】
本発明は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に接続された公衆回線を介して、管理用ホストコンピュータと周辺機器装置とが接続可能なシステムを用い、管理用ホストコンピュータから周辺機器装置の設定情報を送出し、周辺機器装置ではその設定情報に基づいて初期化処理を行う場合において、
管理用ホストコンピュータに周辺機器装置の電話番号を設定する手段と、前記電話番号に関連付けられた周辺機器装置の設定情報を管理用ホストコンピュータ側で生成する手段と、その生成された設定情報を蓄積し一元的に管理する手段と、前記設定された電話番号を用いて管理用ホストコンピュータより周辺機器装置を公衆回線と接続する手段と、前記設定情報を管理用ホストコンピュータ側から周辺機器装置へと送出する手段とを具え、
前記設定情報に基づいた周辺機器装置のLAN−インターフェースの初期化設定を行い、LAN接続が正常に機能するように制御することを特徴とする。
【0023】
(具体例)
以下、具体的な例を挙げて説明する。
【0024】
まず、本システムの構成を、図8〜図11に基づいて説明する。
【0025】
図8は、本システムの構成例を示す。
【0026】
1000は、プリンタ機能やファクシミリ機能を有する画像処理装置である。この画像処理装置1000は、ネットワーク300および電話回線301を介して、管理用ホストコンピュータ12と接続されている。
【0027】
ここで、画像処理装置1000の構成について説明する。
【0028】
画像処理装置1000は、リーダ部1と、プリンタ部2と、画像入出力制御部3とに大別される。
【0029】
リーダ部1は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2および画像入出力制御部3へ出力する。
【0030】
プリンタ部2は、リーダ部lおよび画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
【0031】
画像入出力制御部3は、リーダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワーク・インターフェース部7、LIPS(LBP Image Processing System )フォーマッタ部8、0CR(文字認識)部9、コア部10などからなる。
【0032】
ファクシミリ部4は、電話回線301を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線301を介して送信する。
【0033】
ファイル部5には、光磁気ディスクドライブユニット6が接続されている。このファイル部5は、コア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのキーワードと共に光磁気ディスクドライブユニット6にセットされた光磁気ディスクに記憶させる。また、ファイル部5は、コア部10を介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像デー夕をコア部10へ転送する。
【0034】
ネットワーク・インターフェース部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11とコア部10との間のインターフェースである。
【0035】
フォーマッタ部(LIPS)8は、PC/WS11から転送されたLIPS言語で記述されたPDL(Page Description Language )データをプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。
【0036】
フォーマッタ部(PS)9は、PC/WS11から転送されたPS言語で記述されたPDLデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。
【0037】
コア部10は、リーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワーク・インターフェース部7、フォーマッタ部8,9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである(詳細な説明は後述する)。
【0038】
12は、管理用ホストコンピュータであり、後述する図10で説明するような、周辺機器装置の設定値情報を一元的に管理・保持している。この管理用ホストコンピュータ12は、モデム装置13を通じて電話回線301に接続されている。
【0039】
図9は、リーダ部1およびプリンタ部2の断面図である。
【0040】
リーダ部1において、原稿給送装置l01は、原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出する。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103が点灯し、スキャナユニット104が移動を開始し、原稿を露光走査する。このときの原稿からの反射光は、ミラー105、106、107、レンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は、CCD109によって読み取られる。CCD109から出力された画像データは、信号変換装置100において所定の処理が施された後、プリンタ部2および画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0041】
プリンタ部2において、レーザドライバ221は、レーザ発光部201を駆動する。このレーザドライバ221では、リーダ部1から出力された画像データに応じた駆動信号に基づいてレーザ発光部201を発光させ、レーザ光を出射する。このレーザ光は、レンズ201a,ミラー201bを介して、感光ドラム202に照射され、これにより感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には、現像器203によって現像剤が付着される。
【0042】
そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204およびカセット205のいずれかから記録紙230が給紙され、転写部206へ搬送される。これにより、感光ドラム202に付着した現像剤が記録紙230に転写される。現像剤が転写された記録紙230は、定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙230に定着される。定着部207を通過した記録紙230は、排出ローラ208によって排出され、ソータ220のそれぞれのビンに収納され、これにより記録紙230の仕分けが行われる。
【0043】
なお、ソータ220は、仕分けが設定されていない場合は、最上ビンに記録紙230を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙230を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。多重記録が設定されている場合は、記録紙230を排出ローラ208まで搬送しないように、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙230は、上述したタイミングで転写部206へ給紙され、同様な転写処理が行われる。
【0044】
図10は、リーダ部1の構成を示す。
【0045】
CCD109から出力された画像データは、信号変換装置100のA/D・SH部110に入力される。このA/D・SH部110では、アナログ/デジタル変換(A/D)が行われると共に、シェーディング補正(SH)が行われる。A/D・SH部110によって処理された画像データは、画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されると共に、インターフェース部(I/F)113を介して画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。CPU114は、操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111およびインターフェース113を制御する。
【0046】
例えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。また、操作部115でファクシミリ送信モードが設定されている場合は、インターフェース113から画像データと設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部10へ転送させる。このようなCPU114の制御プログラムは、メモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116は、CPU114の作業領域としても使われる。
【0047】
図11は、画像入出力制御部3におけるコア部10の構成を示す。
【0048】
リーダ部1からの画像データは、インターフェース部(I/F)113を介してデータ処理部121へ転送されると共に、リーダ部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェース120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェース部7へ転送される。
【0049】
また、ネットワークインターフェース部7を介して入力された画像を表すコードデータは、データ処理部121に転送され、そのPDLがLIPSであるのかあるいはポストスタリプトであるのかを判定し、しかるべきフオーマッタ部8ないし9へ転送されて画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ファタシミリ部4やプリンタ部2へ転送される。ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、ネットワークインターフェース部7へ転送される。
【0050】
また、ファイル部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、ネットワークインターフェース部7へ転送される。CPU123はメモリに記憶されている制御プログラム、及ぴリーダ部1から転送された制御コマンドに従ってこのような制御を行う。
【0051】
また、メモリ124は、CPU123の作業領域としても使われる。ネットワークインターフェース部7には、MIB(Management Information Base)と呼ばれるデーターベースが構築されており、SNMPプロトコルを介してネットワーク300上のコンピュータと通信し、プリンタの管理が可能になっている。部門IDごとに設定可能なプリント枚数やその他の各種設定が装置の操作部あるいはネットワーク300上のコンピュータから設定、管理が可能となっている。
【0052】
このように、コア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0053】
次に、本発明に係る設定情報を、図3〜図7に基づいて説明する。
【0054】
図3は、管理用ホストコンピュータ12上で一元的に管理・保存されている周辺機器装置の設定情報400のデータベース構造の一例である。この例では、各々の周辺機器装置の電話番号に対応して、ネットワーク設定、プリンタ設定などの設定項目毎に細分化して分類されている。
【0055】
設定情報400においては、電話番号A、電話番号B…が、画像処理装置1000に関連付けされた設定情報とされている。
【0056】
ここで、電話番号1を例に挙げると、ネットワーク情報(Network )410 プリンタ本体のプリンタ情報(Printer Setting )420、アカウント情報(Account )430、コネクション情報(Connection)440の各設定項目に細分化して分類されている。
【0057】
ネットワーク情報(Network )410 としては、TCPプロファイル(TCP Profile )411、ネットウェアプロファイル(Net Ware Profile)412、アップルトークプロファイル(Apple Talk Profile)413がある。
【0058】
プリンタ情報(Printer Setting )420としては、入出力プロファイル(InputOutput Profile )421、コモンプロファイル(Common Profile)422、LIPSプロファイル423がある。
【0059】
アカウント情報(Account )430としてはアカウントプロファイル431があり、コネクション情報(Connection)440としては入力プロファイル441がある。
【0060】
図4は、ネットワーク情報410の設定項目の一つであるTCPプロファイル411の例を示す。
【0061】
このTCPプロファイル411で設定される内容としては、ネットワークパケットのフレームのタイプ設定(Frame −Type)411a、IPアドレスの取得方法(IP−mode)を手動で行うかどうかの設定411b、IPアドレスの値(IP−Address )の設定411c、サブネットワークのネットワークマスク情報の設定(subnet−Mask)411d、他のネットワークとの接続を行うルータやゲートウェイ装置のIPアドレスの設定(Gateway −address )411e、プリントサービスの種類の設定(Print −service )411fなどがある。これらの設定値は、管理用ホストコンピュータ12で管理保持される。
【0062】
図5は、プリンタ情報420の設定項目の一つであるコモンプロファイル422の例を示す。
【0063】
このコモンプロファイル422で設定される内容としては、印刷時の複写枚数の設定(copies)422a、印刷時にプリンタのスムージング機能を使用するか否かの設定(refine)422b、トナー消費モードの設定(Toner-Saving)422c、印刷時の画像濃度(Toner-Density )422d、両面印刷を行うか否かのモード設定(Duplex-mode )422e、綴じ代余白の設定(Bind-margin )422f、綴じ方を長手/短手で行うための設定(Bind-Direction)422g、画像の印刷解像度の設定(resolution)422hなどがある。これらの設定値は、管理用ホストコンピュータ12で管理保持される。
【0064】
図6は、アカウント情報(Account )430の設定項目として、アカウントプロファイル431の例を示す。
【0065】
このアカウントプロファイル431で設定される内容としては、部門コード情報、部門ID情報、パスワード情報、FAX使用情報、コピー使用情報などの情報を一つの情報単位431aとし、この情報単位431aを複数設定する。これらの設定値は、管理用ホストコンピュータ12で管理保持される。
【0066】
図7は、ネットワーク300上の他の周辺機器とのコネクション情報440の設定項目の一つである入力プロファイル441の例を示す。
【0067】
この入力プロファイル441で設定される内容としては、入力機器の装置情報(Input −Device)441a、入力機器のIPアドレス情報(Input −Address 441b、コネクションを持つ機器との転送モードの設定(Transmission−Mode)441c、入力機器の解像度の設定(resolution)441d、入力機器が読み取る用紙サイズの設定(Media −size)441e、コネクションを持つ機器との転送データ形式の設定(Data−format)441fなどがある。これらの設定値は、管理用ホストコンピュータ12で管理保持される。
【0068】
なお、設定情報400を画像処理装置1000の課金のために必要とされる課金情報とし、当該課金情報を画像処理装置1000に送出し、課金情報400に基づいて画像処理装置400の初期化設定を行うことがてきる。
【0069】
また、設定情報400は、画像処理装置1000の外部入出力装置に関する情報とし、当該情報を画像処理装置1000に送出し、当該情報に基づいて画像入出力制御部3の初期化設定を行うことができる。
【0070】
次に、本発明に係る処理を、図1および図2に基づいて説明する。
【0071】
図1は、管理用ホストコンピュータ12側での処理を示す。
【0072】
ステップS1001では、処理が開始される。この処理の開始は、予め定められた設定手段によって例えば周期的に起動されてもよい。
【0073】
そして、図3の電話番号Aに対応する識別番号はID=1とし、電話番号Bに対応する識別番号はID=2となるように、順次、ID番号を電話番号に関連付けを行い、管理用ホストコンピュータ12上に登録されたすべての電話番号に対して処理を進めていく。
【0074】
ステップS1002では、ID番号に関連付けられた設定情報400を管理データベースから検索し、その情報の参照を行う。
【0075】
ステップS1003では、既に情報の送出が行われているかどうかの判断を行い、完了していれば、ステップS1004に進む。
【0076】
ステップS1004では、周辺機器装置の設定情報400の更新が必要かどうかを判断し、必要なければステップS1011に処理を移し、必要であれば情報の更新が完了していないときと同じステップS1005の処理に移行する。
【0077】
ステップS1005では、管理ホストは取り付けられているモデム装置13によって、電話番号1に対応した周辺機器装置、すなわち、ここでは画像処理装置1000に電話接続を行い、電話回線301の接続が確立したら、ステップS1006に移行する。
【0078】
なお、公衆回線接続が正常に行えない場合は、タイムアウト手段(図示せず)などによって強制的にステップS1010の処理に移行するような制御としてもよい。
【0079】
ステップS1006では、電話番号1に対応する周辺機器装置の設定情報400の送出を行う。
【0080】
ステップS1007では、周辺機器装置から設定が正常に完了したかどうかの設定完了通知の受信を行う。
【0081】
なお、ステップS1006とステップS1007の処理において、もし予期しない公衆回線接続の切断が行われた場合は、タイムアウト手段(図示せず)によって、強制的にステップS1010の処理に移行してもよい。
【0082】
ステップS1008では、ステップS1007の設定完了通知の結果から、周辺機器装置の設定が正常に完了したかどうかを判断する。
【0083】
例えば、送出した設定値が不完全で設定が完了していないという通知をステップS1007で受信していれば、ステップS1010に移行する。また、送出した設定値の設定が正常に完了したと判断されるときは、ステップS1009に移行する。
【0084】
ステップS1009では、対応するIDの情報の設定完了フラグを完了とし、その対応するIDの情報に書き込みを行う。
【0085】
ステップS1010では、対応するIDの情報の設定完了フラグを未完了とし、対応するIDの情報に書き込みを行う。
【0086】
ステップS1011では、全てのID(電話番号)について処理が完了したかどうかの判断を行い、完了していなければステップS1012に進み、完了していればステップS1013に進む。
【0087】
ステップS1012では、ID番号を1つ加算して、この場合、電話番号2の情報を次に参照するように設定し、ステップS1002の処理に戻る。
【0088】
ステップS1013では、すべてのID(電話番号)について処理が完了したことにより、アイドル状態となる。
【0089】
図2は、設定情報400を受信する周辺機器側での処理を示す。
【0090】
ステップS1101では、処理が開始される。この処理の起動は、前記管理ホスト側の処理のステップS1005に応じて起動される(電話回線のフック処理に同期している)。
【0091】
ステップS1102では、電話回線301との接続を行う。
【0092】
ステップS1103では、設定情報400の受信であるかどうかの判断を行う。
【0093】
例えば、通話やFAX受信などの通常の通信の場合には、ステップS1104で他の通信処理を行うルーチンに処理が移され、ステップS1105において処理を終了する。
【0094】
ステップS1103で設定情報400の受信と判断されると、ステップS1106に進む。
【0095】
ステップS1106では、設定情報400の受信を行う。本例では、電話番号1に対応した設定情報400が画像処理装置1000に転送される。
【0096】
なお、この受信処理中に予期しない公衆回線接続の切断が行われた場合は、タイムアウト手段(図示せず)によって、強制的にステップS1112の処理に移行してもよい。
【0097】
ステップS1107では、正常に受信が完了したかどうかの判断を行う。受信が完了しない場合はステップS1112に進み、受信が完了した場合はステップS1108に進む。
【0098】
例えば、チェックサム値の異常などの受信不良のときには、ステップS1112に移行し、処理を終了する。
【0099】
ステップS1108では、周辺機器装置の設定の更新を行う。
【0100】
ステップS1109では、正常に設定が行えたかどうかの判断を行う。設定が正常に行えた場合はステップS1110に進み、設定が正常に行えない場合はステップS1111に進む。
【0101】
このとき、例えば、10BASE−Tしかインターフェースを持たない周辺機器装置に対して、10BASE−2に設定を行うような誤った設定が行われた場合は、ステップS1111の処理に移行する。
【0102】
ステップS1110では、設定完了の通知を、管理ホスト側の図1に示すステップS1007の処理に対して行う。
【0103】
ステップS1111では、設定内容の全部もしくは一部に問題があったことを管理ホスト側に通知を行う。この場合、管理ホスト側での対応する処理は、図1に示すステップS1007の設定完了通知の処理に対応する。
【0104】
そして、全ての処理が完了したら、ステップS1112に移行して処理を終了する。
【0105】
上述した例において、管理ホスト装置と周辺機器装置との接続は、予め設定された設定値の間隔に対応して公衆回線を介して接続するようにしてもよい。
【0106】
また、周辺機器装置に対する設定情報の初期設定値が変更された場合に回線接続を行い、変更された設定情報に基づいて周辺機器装置の初期化設定の更新を行うようにしてもよい。
【0107】
また、一度初期の設定情報を送付した周辺機器装置に対しては、設定情報が変更されるまでは回線接続を行わないようにしてもよい。
【0108】
また、管理ホスト装置は、回線接続の状況、および、送出される設定情報の送出状況をトレースし、該トレースした状況に応じて予め決定された機器管理を行うような管理プログラムとしてもよい。
【0109】
この場合、設定情報の送出が成功、失敗、又は未完了かを記録するようにしてもよい。すなわち、設定情報の送出が成功した場合は、成功を示す状態を記録し、また、設定情報の送出が失敗した場合は、失敗を示す状態を記録し、予め設定された設定値の間隔で回線接続を行うようにし、また、設定情報の送出が未完了の場合は、未完了の状態を記録し、予め設定された設定値の間隔で回線接続を行うようにしてもよい。さらに、設定情報が上書きされて変更されたときは、前記記録手段の状態を成功から未完了の状態へ変更し、予め設定された設定値の間隔で回線接続を行うようにしてもよい。
【0110】
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明はシステム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システム或いは装置に読み出すことによって、そのシステム或いは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の周辺機器装置を設定するために、機器の設置場所まで出向いて操作する必要もなくなり、これにより、作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である管理ホスト側の処理を示すフローチャートである。
【図2】周辺機器装置側の処理を示すフローチャートである。
【図3】電話番号に関連付けされた設定情報を示す説明図である。
【図4】設定情報の設定項目例を示す説明図である。
【図5】設定情報の設定項目例を示す説明図である。
【図6】設定情報の設定項目例を示す説明図である。
【図7】設定情報の設定項目例を示す説明図である。
【図8】本発明のシステム構成を示すブロック図である。
【図9】プリンタ機能を備えた画像処理装置の構成を示す断面図である。
【図10】画像処理装置のリーダ部の構成を示すブロック図である。
【図11】画像処理装置のコア部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部(外部入出力装置)
12 管理用ホストコンピュータ
300 ネットワーク
301 電話回線(公衆回線)
400 設定情報
1000 画像処理装置(周辺機器装置)
Claims (10)
- 外部から第1の通信媒体を介して転送されてきた印刷データに基づくプリンタ部による記録を行うプリンタ機能を備え且つ設定を行える操作部が設けられた画像処理装置と、該画像処理装置と第2の通信媒体を介して通信可能で、前記画像処理装置の設定を前記画像処理装置に行わせるべく前記画像処理装置に対して設定される情報を送出可能な情報処理装置と、を含むシステムであって、
前記情報処理装置が、
記憶部に保持された複数の画像処理装置の各々に対して設定されるべき情報を参照する参照手段と、
前記画像処理装置の操作部から変更可能な情報を含む前記画像処理装置に対して設定されるべき情報を、前記複数の画像処理装置の各々に対して前記第2の通信媒体を介して送出する送出手段と、
前記送出手段により送出された前記設定されるべき情報の設定が行われたか否かを判定し、その判定結果を記録する記録手段と、
前記情報の送出が失敗した場合および前記情報の送出が未完了の場合は、予め設定された間隔で前記第2の通信媒体の接続を行う接続手段と
を有し、
前記画像処理装置が、
前記情報処理装置の送出手段により送出されてきた前記設定されるべき情報を、変更がなされるまで初期設定とし、さらに前記設定されるべき情報の通信処理とは別の通信処理を実行可能であることを特徴とするシステム。 - 前記参照手段は前記複数の画像処理装置の識別情報を順次読み出し、前記送出手段は前複数の画像処理装置の識別情報に基づき前記設定されるべき情報を送出することを特徴とする請求項1記載のシステム。
- 前記記憶部に記憶された前記設定されるべき情報が変更された場合に、前記送出手段は前記画像処理装置へ前記変更された前記設定されるべき情報を送出することを特徴とする請求項1又は2記載のシステム。
- 前記画像処理装置による前記別の通信処理にはファックス受信が含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシステム。
- 前記送出手段は、前記記録手段により前記設定されるべき情報の設定が行われていないと判定された場合でも、別の画像処理装置へ設定されるべき情報を送出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシステム。
- 外部から第1の通信媒体を介して転送されてきた印刷データに基づくプリンタ部による記録を行うプリンタ機能を備え且つ設定を行える操作部が設けられた画像処理装置と、該画像処理装置と第2の通信媒体を介して通信可能で、前記画像処理装置の設定を前記画像処理装置に行わせるべく前記画像処理装置に対して設定される情報を送出可能な情報処理装置と、を含むシステムにおける情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
記憶部に保持された複数の画像処理装置の各々に対して設定されるべき情報を参照する参照工程と、
前記画像処理装置の操作部から変更可能な情報を含む前記画像処理装置に対して設定されるべき情報を、前記複数の画像処理装置の各々に対して前記第2の通信媒体を介して送出する送出工程と、
前記送出工程により送出された前記設定されるべき情報の設定が行われたか否かを判定し、その判定結果を記録する記録工程と、
前記情報の送出が失敗した場合および前記情報の送出が未完了の場合は、予め設定された間隔で前記第2の通信媒体の接続を行う接続工程と
を有し、
前記画像処理装置が、
前記情報処理装置の送出工程により送出されてきた前記設定されるべき情報を、変更がなされるまで初期設定とし、さらに前記設定されるべき情報の通信処理とは別の通信処理を実行可能であることを特徴とする情報処理方法。 - 前記参照工程は前記複数の画像処理装置の識別情報を順次読み出し、前記送出工程は前複数の画像処理装置の識別情報に基づき前記設定されるべき情報を送出することを特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
- 前記記憶部に記憶された前記設定されるべき情報が変更された場合に、前記送出工程は前記画像処理装置へ前記変更された前記設定されるべき情報を送出することを特徴とする請求項6又は7記載の情報処理方法。
- 前記画像処理装置による前記別の通信処理にはファックス受信が含まれることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の情報処理方法。
- 前記送出工程は、前記記録工程により前記設定されるべき情報の設定が行われていないと判定された場合でも、別の画像処理装置へ設定されるべき情報を送出することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の情報処理方法。
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