JP3936949B2 - 高周波スイッチ回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置や画像伝送装置等に用いられる高周波スイッチ装置に係り、特に、1つの入力端子と複数の出力端子、あるいは1つの出力端子と複数の入力端子とを備えた高周波スイッチ装置に関する。
無線通信装置や画像伝送装置等に用いられる高周波回路装置の中でも、アンテナ切換スイッチや信号の変調回路などは、機能が異なるため、共用することが極めて難しく、搭載する半導体チップ数の低減や簡素化の観点から機能の共用化が重要な課題と成っている。
従来の無線通信装置や画像伝送装置等に用いられる高周波回路装置の中でも、半導体アンテナ切換スイッチの一例として、伝送線路による分布定数素子や容量,ダイオードを半導体基板の同一面上に形成し、1つの入力端子と2つの出力端子を備えた半導体スイッチ回路の構造としているものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
これは、2つの出力端子から夫々伝送線路による分布定数素子やダイオード,容量を経由して接続された中央の点から伝送線路による分布定数素子で入力端子に接続されている。
かかる構成は、伝送線路による分布定数素子が入出力端子に接続されるシステムインピーダンスに等しくなるように、線路幅が設計されている。1つの入力端子に高周波信号源を、また、2つの出力端子に夫々抵抗負荷を接続すれば、ダイオードのオン,オフにより、入力端子からの入力高周波信号が2つの出力端子に切り換え出力される。しかし、出力端子の一方に高周波信号源を接続し、他方の出力端子に抵抗負荷を接続して入力される高周波信号をオン,オフするには、入力端子と入力端子までの伝送線路による分布定数素子とにより、高周波信号の一部が反射して高周波信号の損失が増加する。
1998年IEEE GaAs IC Symposium「77GHz High Isolation Coplanar Transmit-Receive Switch Using InGaAs/InP PIN Diodes」
上記非特許文献に記載の技術では、1つの入力端子と2つの出力端子を備えた半導体スイッチ回路を、一方の出力端子に高周波信号源を接続し、他方の出力端子に抵抗負荷を接続して高周波信号をオン,オフする回路として用いるには、入力端子と入力端子までの伝送線路による分布定数素子とが不要となる。しかし、1つの入力端子と2つの出力端子を備えた半導体スイッチ回路として、入力端子と入力端子までの伝送線路による分布定数素子は必須であり、入力端子と入力端子までの伝送線路による分布定数素子を小型化して伝送線路による分布定数素子の高周波信号の損失を低減するには、限界がある。
図13は伝送線路による分布定数素子と抵抗,容量の集中定数素子と半導体とを有し、少なくとも1つの入力端子と2つ以上の出力端子を備えた半導体スイッチ回路装置の一般的な回路構成を示す等価回路図である。
同図において、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子2と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子4と一方の出力端子6とが順に接続され、分布定数素子2,4にオン,オフ動作する半導体3が、分布定数素子4と一方の出力端子6とにオン,オフ動作する半導体5が夫々接続されている。半導体3,5を制御するための抵抗7,8は制御端子9に接続され、また、チップ容量10で接地されている。また、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子11と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子13と他方の出力端子15とが順に接続され、分布定数素子11,13にオン,オフ動作する半導体12が、分布定数素子13と他方の出力端子15とにオン,オフ動作する半導体14が夫々接続されている。半導体12、14を制御するための抵抗16,17は制御端子18に接続され、また、チップ容量19で接地されている。
図14は図13に示す回路を半導体基板上に形成した半導体スイッチ回路装置の一例を示す図である。
同図において、半導体基板20の比誘電率を13.5、厚みを0.08mmとし、分布定数素子2,4,11,13の伝送線路幅を0.054mm、抵抗7,8,16,17を100Ω、チップ容量10,19を100pF、入力端子1及び出力端子6,15の寸法を0.1×0.12mmとしている。
図15は図14に示す構造の半導体スイッチ回路装置での周波数50〜70GHzの高周波信号を伝送したときの伝送損失の計算値を示すグラフ図である。
同図において、曲線1は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩしたときの入力端子1から出力端子15への高周波信号の伝送損失を、曲線2は同じ条件での入力端子1での高周波信号の反射損失を、曲線3は入力端子1から出力端子6への高周波信号の伝送損失を夫々示す。また、曲線4は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとし、入力端子1及び出力端子6,15の寸法を0.074×0.02mmと極めて小さくしたときの、入力端子1から出力端子15への高周波信号の伝送損失を、曲線5は同じ条件での入力端子1での高周波信号の反射損失を、曲線6は入力端子1から出力端子6への高周波信号の伝送損失を夫々示す。
図15から明らかなように、高周波信号を切り換える高周波スイッチ回路として用いる場合には、入力端子1及び出力端子6,15の寸法が極めて小さくなれば、曲線5に示すように、入力端子1での高周波信号の反射損失は減少するが、曲線1,4と曲線3,6とに示すように、高周波信号の伝送損失には影響が少なく、外部と接続するためには、削除することはできない。
図16は図14に示す構造の半導体スイッチ回路装置での入力端子1を開放して一方の出力端子6から他方の出力端子15へ周波数50〜70GHzの高周波信号を伝送したときの伝送損失の計算値を示すグラフ図である。
同図において、曲線1は、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を、曲線2は同じ条件での出力端子6での高周波信号の反射損失を示し、曲線3は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオン抵抗を2Ωとしたときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示す。曲線4は、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとし、入力端子1及び出力端子6,15の寸法を0.074×0.02mmと極めて小さくしたときの、入力端子1を開放して出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を、曲線5は同じ条件での出力端子6での高周波信号の反射損失を、曲線6は半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオン抵抗を2Ωとしたときの出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を夫々示す図である。
図16から明らかなように、従来の高周波信号を切り換える高周波スイッチ回路を高周波信号のオン,オフ回路として用いると、曲線2に示すように、出力端子6での周波数57〜65GHzにおける高周波信号の反射損失が入力端子1での反射により7dB以下に劣化する。しかし、入力端子1及び出力端子6,15の寸法が極めて小さくなれば、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失への影響は減少し(曲線4,6)曲線5に示すように、出力端子6での高周波信号の反射損失は20dB以上に改善され、図4に示すように、出力端子6から出力端子15の高周波信号の伝送損失は約2.1dB以下になる。しかし、高周波信号の反射損失や伝送損失は低減するが、入力端子1を用いる機能と共用させるためには、入力端子1は、外部と接続するので、削除することはできず、入力端子1が存在することにより、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失は増加してしまう。このため、アンテナ切換スイッチや信号の変調回路などは、機能が異なるため、このように共用することが極めて難しい。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、入力端子を有しながら、一方の出力端子から他方の出力端子への高周波信号の伝送における伝送損失を低減することができるようにした高周波スイッチ回路装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、1つの入力端子と、2以上の出力端子と、該入力端子と該出力端子夫々との間に設けられた伝送線路による分布定数素子と、該分布定数素子を介して接続された該入力端子と該出力端子との間をオン,オフする抵抗,容量の集中定数素子と半導体とを備えた高周波スイッチ回路装置であって、半導体によるオン,オフにより、入力端子から高周波信号を入力して出力端子のいずれかから出力する第1の回路構成と、出力端子のいずれかから高周波信号を入力して出力端子のいずれかから出力する第2の回路構成とを選択的に形成でき、入力端子に先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を接続し、入力端子と分布定数素子としての先端が開放した伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍、もしくは入力端子と分布定数素子としての先端が短絡した伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍とし、第2の回路構成での高周波信号の伝送損失への入力端子からの反射による影響を低減するものである。
また、入力端子に接続した先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を、誘電体基板上もしくは半導体基板上に形成したものである。
上記目的を達成するために、本発明は、1つの出力端子と、2以上の入力端子と、該出力端子と該入力端子夫々との間に設けられた伝送線路による分布定数素子と、該分布定数素子を介して接続された該出力端子と該入力端子との間をオン,オフする抵抗,容量の集中定数素子と半導体とを備えた高周波スイッチ回路装置であって、半導体によるオン,オフにより、入力端子のいずれかから高周波信号を入力して出力端子から出力する第1の回路構成と、入力端子のいずれかから高周波信号を入力して他の入力端子のいずれかから出力する第2の回路構成とを選択的に形成でき、出力端子に先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を接続し、出力端子と分布定数素子としての先端が開放した伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍、もしくは出力端子と分布定数素子としての先端が短絡した伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍とし、第2の回路構成での高周波信号の伝送損失への出力端子からの反射による影響を低減するものである。
また、本発明は、出力端子に接続した前記先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を、誘電体基板上もしくは半導体基板上に形成したものである。
本発明によれば、少なくとも1つの入力端子と2つ以上の出力端子を備えた半導体スイッチ回路装置において、先端を開放した伝送線路による分布定数素子を入力端子に接続し、入力端子とこの分布定数素子による伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍とする、あるいは、先端を短絡した伝送線路による分布定数素子を入力端子に接続し、入力端子とこの分布定数素子による伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍とすることにより、出力端子間をオン,オフする機能として、高周波信号の伝送損失の少ない半導体スイッチ回路を提供することができる。
また、本発明によれば、少なくとも1つの出力端子と2つ以上の入力端子を備えた半導体スイッチ回路装置において、先端を開放した伝送線路による分布定数素子を出力端子に接続し、出力端子とこの分布定数素子による伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍とする、あるいは、先端を短絡した伝送線路による分布定数素子を出力端子に接続し、出力端子と分布定数素子による伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍とすることにより、入力端子間をオン,オフする機能として、高周波信号の伝送損失の少ない半導体スイッチ回路を提供することができる。
さらに、本発明によれば、先端を開放した伝送線路による分布定数素子や先端を短絡した伝送線路による分布定数素子を形成する誘電体基板の材料として、セラミック等より比誘電率の高い誘電体材料を用い、小型化することも容易である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明による高周波スイッチ回路装置の第1の実施形態の回路構成を示す等価回路図であって、21は分布定数素子であり、図13に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子2と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子4と一方の出力端子6とが順次直列に接続され、分布定数素子2,4にオン,オフ動作する半導体3が、分布定数素子4と出力端子6とにオン,オフ動作する半導体5が夫々接続されている。これら半導体3,5を制御するための抵抗7,8が制御端子9に接続されているとともに、チップ容量10で接地されている。また、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子11と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子13と他方の出力端子15とが順次直列に接続され、伝送線路による分布定数素子11にオン,オフ動作する半導体12が、分布定数素子13と出力端子15とにオン,オフ動作する半導体14が夫々接続されている。これら半導体12,14を制御するための抵抗16,17が制御端子18に接続されているとともに、チップ容量19で接地されている。さらに、入力端子1に先端を開放した伝送線路による分布定数素子21が接続されており、これら入力端子1と分布定数素子21による伝送線路との合計の長さが約λ/2の整数倍となるようにしている。
かかる回路構成において、半導体3,5,12,14をオン,オフ動作することにより、出力端子6,15のいずれか一方を切り換え選択し、入力端子1から入力された高周波信号を選択した出力端子6または15から出力させることができるとともに、出力端子6,15のいずれか一方を入力端子とし、他方を出力端子として、かかる入力端子から入力した高周波信号をかかる出力端子から出力させるようにすることもできる。さらには、出力端子6,15を入力端子として用い、入力端子1を出力端子として用いるようにすることもできる。この場合には、入力端子が2個あり、半導体3,5,12,14のオン,オフ動作動作によっていずれか一方の入力端子を選択することができる。このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
そして、かかる回路構成によると、出力端子6,15のいずれか一方を入力端子とし、他方を出力端子として、かかる入力端子から入力した高周波信号をかかる出力端子から出力させるようにする場合、入力端子1と分布定数素子21による伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍としていることにより、かかる入力端子1と分布定数素子21とによるインピーダンスが無限大となり、高周波信号の入力端子1からの反射の伝送損失への影響がなくなる。
図2は図1に示す回路が基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第1の実施形態を示す構成図であって、22は基板であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、この具体例は、線路幅が0.094mm、長さが0.74mmの先端を開放した伝送線路による分布定数素子21を比誘電率が10.5、厚みが0.1mmのセラミックの基板22上に形成し、図1での他の回路部分を半導体基板20に形成したものである。半導体基板20の比誘電率を13.5、厚みを0.08mmとし、分布定数素子2,4,11,13の伝送線路幅を0.054mmとし、抵抗7,8,16,17を100Ωとし、チップ容量10,19を100pFとし、入力端子1及び出力端子6,15の寸法を夫々0.1×0.12mmとした。
図3は図2で説明した構造の第1の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。
同図において、曲線1は、条件として、入力端子1に分布定数素子21を接続し、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図であり、曲線2は同じ条件としたときの出力端子6での高周波信号の反射損失を示すグラフ図である。曲線3は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオン抵抗を2Ωとしたときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示す図である。
図3から明らかなように、入力端子1に上記の分布定数素子21を接続することにより、出力端子6での周波数57〜65GHzの高周波信号の反射損失(曲線2)が12dB以上となり、出力端子6から出力端子15への(即ち、出力端子を入力端子として用いる)高周波信号の伝送損失の入力端子1による影響は減少し、曲線1に示すように、半導体3,5のオフ抵抗が2kΩであるときの入力端子1から出力端子6への高周波信号の伝送損失と半導体12,14のオフ抵抗が2kΩであるときの入力端子1から出力端子15への高周波信号の伝送損失の合計は約2.2dB以下になる。
図4は本発明による高周波スイッチ回路装置の第2の実施形態の回路構成を示す等価回路図であって、23は分布定数素子であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子2と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子4と一方の出力端子6とが順次直列に接続され、分布定数素子2,4にオン,オフ動作する半導体3が、分布定数素子4と出力端子6とにオン,オフ動作する半導体5が夫々接続されている。半導体3,5を制御するための抵抗7,8は制御端子9に接続されているとともに、チップ容量10で接地されている。また、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子11と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子13と他方の出力端子15とが順次直列に接続され、分布定数素子11,13にオン,オフ動作する半導体12が、分布定数素子13と出力端子15とにオン,オフ動作する半導体14が夫々接続されている。半導体12,14を制御するための抵抗16,17は制御端子18に接続されているとともに、チップ容量19で接地されている。さらに、入力端子1に先端を短絡した伝送線路による分布定数素子23が接続され、入力端子1とこの分布定数素子23による伝送線路との合計の長さが約λ/4+λ/2の整数倍となるようにしている。
そして、かかる回路構成によると、出力端子6,15のいずれか一方を入力端子とし、他方を出力端子として、かかる入力端子から入力した高周波信号をかかる出力端子から出力させるようにする場合、入力端子1と分布定数素子23による伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍としていることにより、かかる入力端子1と分布定数素子23とによるインピーダンスが無限大となり、高周波信号の入力端子1からの反射の伝送損失への影響がなくなる。
図5は図4に示す回路を基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第2の実施形態を示す構成図であって、24は基板であり、図4に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、線路幅が0.096mm、長さが1.22mmの先端を短絡した伝送線路による上記の分布定数素子23を比誘電率が10.5、厚みが0.1mmのセラミック基板24上に形成し、図4におけるその他の回路部分を半導体基板20に形成した。半導体基板20の比誘電率を13.5、厚みを0.08mmとし、分布定数素子2,4,11,13の伝送線路幅を0.054mmとし、抵抗7,8,16,17を100Ωとし、チップ容量10,19を100pFとし、入力端子1、出力端子6,15の寸法を夫々0.1×0.12mmとした。
図6は図5で説明した構造の第2の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。
同図において、曲線1は、条件として、入力端子1に分布定数素子23を接続し、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図であり、曲線2は同じ条件としたときの出力端子6での高周波信号の反射損失を示すグラフ図である。曲線3は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオン抵抗を2Ωときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図である。
図6から明らかなように、入力端子1に上記の分布定数素子23を接続することにより、出力端子6での周波数57〜65GHzの高周波信号の反射損失(曲線2)が15dB以上となり、入力端子として用いる出力端子6から出力端子15の高周波信号の伝送損失への入力端子1による影響は減少し、曲線1に示すように、半導体3,5のオフ抵抗が2kΩであるときの入力端子1から出力端子6への高周波信号の伝送損失と半導体12,14のオフ抵抗が2kΩであるときの入力端子1から出力端子15への高周波信号の伝送損失の合計は約2.3dB以下になる。
図1,図2で示す第1の実施形態では、先端を開放した伝送線路による分布定数素子21を比誘電率10.5のセラミック基板22に形成し、図4,図5に示す第2の実施形態では、同様に先端を短絡した伝送線路による分布定数素子23を、同様に比誘電率10.5のセラミック基板24に形成しているが、入力端子1との合計の長さが約λ/2の整数倍となる先端を開放した伝送線路による分布定数素子、あるいは、入力端子1との合計の長さが約λ/4+λ/2の整数倍となる先端を短絡した伝送線路による分布定数素子であれば、かかる分布定数素子が形成される基板としては、誘電体基板としての材料を特に限定するものではない。さらに、半導体3,5,12,14のオン,オフにより、入力端子1からの高周波信号を出力端子6,15へ切り換える高周波スイッチ回路として用いる場合には、セラミック基板22に形成した先端を開放した伝送線路による分布定数素子21、及びセラミック基板24に形成した先端を短絡した伝送線路による分布定数素子23は不要である。
図7は本発明による高周波スイッチ回路装置の第3の実施形態の回路構成を示す等価回路図であって、25は分布定数素子であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子2と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子4と一方の出力端子6とが順次直列に接続されており、分布定数素子2,4にオン,オフ動作する半導体3が、分布定数素子4と出力端子6とにオン,オフ動作する半導体5が夫々接続されている。半導体3,5を制御するための抵抗7,8が制御端子9に接続されているとともに、チップ容量10で接地されている。また、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子11と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子13と他方の出力端子15とが順次直列に接続されており、分布定数素子11,13にオン,オフ動作する半導体12が、分布定数素子13と出力端子15とにオン,オフ動作する半導体14が夫々接続されている。半導体12,14を制御するための抵抗16,17が制御端子18に接続されているとともに、チップ容量19で接地されている。さらに、入力端子1に先端を開放した伝送線路による分布定数素子25が接続され、入力端子1とこの分布定数素子25による伝送線路との合計の長さが約λ/2の整数倍となるようにしている。
そして、かかる回路構成によると、出力端子6,15のいずれか一方を入力端子とし、他方を出力端子として、かかる入力端子から入力した高周波信号をかかる出力端子から出力させるようにする場合、入力端子1と分布定数素子25による伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍としていることにより、かかる入力端子1と分布定数素子25とによるインピーダンスが無限大となり、高周波信号の入力端子1からの反射の伝送損失への影響がなくなる。
図8は図7に示す回路を基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第3の実施形態を示す構成図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、線路幅が0.054mm、長さが0.64mmの先端を開放した伝送線路による分布定数素子25を半導体基板20に形成し、入力端子1とワイヤボンディングで接続した。図7における他の回路部分も半導体基板20上に形成されている。半導体基板20の比誘電率を13.5、厚みを0.08mmとし、分布定数素子2,4,11,13の伝送線路幅を0.054mmとし、抵抗7,8,16,17を100Ωとし、チップ容量10,19を100pFとし、入力端子1及び出力端子6,15の寸法を夫々0.1×0.12mmとした。
図9は図8で説明した構造の第3の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。
同図において、曲線1は、条件として、入力端子1に分布定数素子25を接続し、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの、入力端子として用いる出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図であり、曲線2は同じ条件としたときの出力端子6での高周波信号の反射損失を示すグラフ図である。曲線3は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオン抵抗を2Ωとしたときの、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図である。
図9から明らかなように、入力端子1に分布定数素子25を接続することにより、出力端子6での周波数57〜65GHzの高周波信号の反射損失(曲線2)が15dB以上となり、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失の入力端子1の入力端子1による影響が減少し、曲線1に示すように、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとしたときの入力端子1から出力端子6への高周波信号の伝送損失と半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの入力端子1から出力端子15への高周波信号の伝送損失の合計は約2.3dB以下になる。
図10は本発明による高周波スイッチ回路装置の第4の実施形態の回路構成を示す等価回路図であって、26は分布定数素子であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子2と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子4と一方の出力端子6とが順次直列に接続され、分布定数素子2,4にオン,オフ動作する半導体3が、分布定数素子4と出力端子6とにオン,オフ動作する半導体5が夫々接続されている。半導体3,5を制御するための抵抗7,8が制御端子9に接続されているとともに、チップ容量10で接地されている。また、入力端子1と約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子11と約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子13と他方の出力端子15とが順次直列に接続され、分布定数素子11,13にオン,オフ動作する半導体12が、分布定数素子13と出力端子15とにオン,オフ動作する半導体14が夫々接続されている。半導体12,14を制御するための抵抗16,17が制御端子18に接続されているとともに、チップ容量19で接地されている。さらに、入力端子1に先端を短絡した伝送線路による分布定数素子26が接続され、入力端子1とこの分布定数素子26による伝送線路との合計の長さが約λ/4+λ/2の整数倍となるようにしている。
そして、かかる回路構成によると、出力端子6,15のいずれか一方を入力端子とし、他方を出力端子として、かかる入力端子から入力した高周波信号をかかる出力端子から出力させるようにする場合、入力端子1と分布定数素子26による伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍としていることにより、かかる入力端子1と分布定数素子26とによるインピーダンスが無限大となり、高周波信号の入力端子1からの反射の伝送損失への影響がなくなる。
図11は図10に示す回路を基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第4の実施形態を示す構成図であって、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、即ち、線路幅が0.054mm、長さが1.08mmの先端を短絡した伝送線路による分布定数素子26を半導体基板20に形成し、入力端子1とワイヤボンディングで接続した。図10における他の回路部分も半導体基板20上に形成されている。半導体基板20の比誘電率を13.5、厚みを0.08mmとし、分布定数素子2,4,11,13の伝送線路幅を0.054mmとし、抵抗7,8,16,17を100Ωとし、チップ容量10,19を100pFとし、入力端子1及び出力端子6,15の寸法を0.1×0.12mmとした。
図12は図11で説明した構造の第4の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。
同図において、曲線1は、条件として、入力端子1に分布定数素子26を接続し、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩとし、半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの、入力端子として用いる出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図であり、曲線2は同じ条件としたときの出力端子6での高周波信号の反射損失を示すグラフ図である。曲線3は、半導体3,5のオン抵抗を2Ωとし、半導体12,14のオン抵抗を2Ωとしたときの出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失を示すグラフ図である。
図12から明らかなように、入力端子1に分布定数素子26を接続することにより、出力端子6での周波数57〜65GHzにおける高周波信号の反射損失(曲線2)が15dB以上となり、出力端子6から出力端子15への高周波信号の伝送損失の入力端子1による影響は減少し、曲線1に示すように、半導体3,5のオフ抵抗を2kΩしたときの入力端子1から出力端子6への高周波信号の伝送損失と半導体12,14のオフ抵抗を2kΩとしたときの入力端子1から出力端子15への高周波信号の伝送損失の合計は約2.4dB以下になる。
図7,図8で示す第3の実施形態では、先端を開放した伝送線路による分布定数素子25を半導体基板20に形成し、また、図10,図11で示す第4の実施形態では、同様に先端を短絡した伝送線路による分布定数素子26を半導体基板20に形成し、これら分布定数素子25や分布定数素子26を入力端子1にボンディングワイヤなどで接続しているが、半導体3,5,12,14のオン,オフにより、入力端子1からの高周波信号を出力端子6,15の一方から他方へ切り換える高周波スイッチ回路として用いる場合には、同一半導体基板20に形成した先端を開放した伝送線路による分布定数素子25や先端を短絡した伝送線路による分布定数素子26はボンディングワイヤなどでの接続はしない。
なお、以上の実施形態では、出力端子を2個としたが、3個以上設けるようにしても同様である。この場合でも、上記実施形態と同様、夫々の出力端子毎に、入力端子1との間に2つの所定の長さの伝送線路による分布定数素子が直列に設けられ、かつこれら2つの分布定数回路に接続されるオン,オフ動作する半導体や出力端子とこの出力端子側の分布定数素子とに接続されるオン,オフ動作する半導体などが設けられる。
本発明による高周波スイッチ回路装置の第1の実施形態の回路構成を示す回路図である。 図1に示す回路が基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第1の実施形態を示す構成図である。 図2に示す第1の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。 本発明による高周波スイッチ回路装置の第2の実施形態の回路構成を示す回路図である。 図4に示す回路が基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第2の実施形態を示す構成図である。 図5に示す第2の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。 本発明による高周波スイッチ回路装置の第3の実施形態の回路構成を示す回路図である。 図7に示す回路が基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第3の実施形態を示す構成図である。 図8に示す第3の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。 本発明による高周波スイッチ回路装置の第4の実施形態の回路構成を示す回路図である。 図10に示す回路が基板上に形成されてなる本発明による高周波スイッチ回路装置の第4の実施形態を示す構成図である。 図11に示す第4の実施形態での周波数50〜70GHzの高周波信号の伝送損失の計算値を示す図である。 従来の高周波スイッチ回路装置の一例の回路構成を示す等価回路図である。 図13に示す図10に示す回路が基板上に形成されてなる高周波スイッチ回路装置を示す構造図である。 図14に示す高周波スイッチ回路装置の高周波特性の計算値を示す図である。 図14に示す高周波スイッチ回路装置をオン,オフ回路として動作させたときの高周波特性の計算値を示す図である。
符号の説明
1 入力端子
2 約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子
3 オン,オフ動作する半導体
4 約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子
5 オン,オフ動作する半導体
6 出力端子
7 制御抵抗
8 制御抵抗
9 制御端子
10 チップ容量
11 約λ/4の奇数倍の伝送線路による分布定数素子
12 オン,オフ動作する半導体
13 約λ/4の偶数倍の伝送線路による分布定数素子
14 オン,オフ動作する半導体
15 出力端子
16 制御抵抗
17 制御抵抗
18 制御端子
19 チップ容量
20 半導体基板
21 先端を開放した伝送線路による分布定数素子
22 セラミックス基板
23 先端を短絡した伝送線路による分布定数素子
24 セラミックス基板
25 先端を開放した伝送線路による分布定数素子
26 先端を短絡した伝送線路による分布定数素子

Claims (4)

  1. 1つの入力端子と、2以上の出力端子と、該入力端子と該出力端子夫々との間に設けられた伝送線路による分布定数素子と、該分布定数素子を介して接続された該入力端子と該出力端子との間をオン,オフする抵抗,容量の集中定数素子と半導体とを備えた高周波スイッチ回路装置において、
    該半導体によるオン,オフにより、該入力端子から高周波信号を入力して該出力端子のいずれかから出力する第1の回路構成と、該出力端子のいずれかから高周波信号を入力して他の該出力端子のいずれかから出力する第2の回路構成とを選択的に形成でき、
    該入力端子に先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を接続し、
    該入力端子とこれに接続した該分布定数素子としての先端を開放した伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍とし、もしくは該入力端子とこれに接続した該分布定数素子としての先端を短絡した伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍とし、該第2の回路構成での該高周波信号の伝送損失への該入力端子からの反射による影響を低減することを特徴とする高周波スイッチ回路装置。
  2. 請求項1に記載の高周波スイッチ回路装置において、
    前記入力端子に接続した前記先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を、誘電体基板上もしくは半導体基板上に形成したことを特徴とする高周波スイッチ回路装置。
  3. 1つの出力端子と、2以上の入力端子と、該出力端子と該入力端子夫々との間に設けられた伝送線路による分布定数素子と、該分布定数素子を介して接続された該出力端子と該入力端子との間をオン,オフする抵抗,容量の集中定数素子と半導体とを備えた高周波スイッチ回路装置において、
    該半導体によるオン,オフにより、該入力端子のいずれかから高周波信号を入力して該出力端子から出力する第1の回路構成と、該入力端子のいずれかから高周波信号を入力して他の該入力端子のいずれかから出力する第2の回路構成とを選択的に形成でき、
    該出力端子に先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を接続し、
    該出力端子とこれに接続された該分布定数素子としての先端が開放した伝送線路との合計の長さを約λ/2の整数倍、もしくは該出力端子とこれに接続された該分布定数素子としての先端が短絡した伝送線路との合計の長さを約λ/4+λ/2の整数倍とし、該第2の回路構成での該高周波信号の伝送損失への該出力端子からの反射による影響を低減することを特徴とする高周波スイッチ回路装置。
  4. 請求項4に記載の高周波スイッチ回路装置において、
    前記出力端子に接続した前記先端を開放もしくは短絡した伝送線路による分布定数素子を、誘電体基板上もしくは半導体基板上に形成したことを特徴とする高周波スイッチ回路装置。
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