JPH10335901A - 半導体スイッチ - Google Patents

半導体スイッチ

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JPH10335901A
JPH10335901A JP14651997A JP14651997A JPH10335901A JP H10335901 A JPH10335901 A JP H10335901A JP 14651997 A JP14651997 A JP 14651997A JP 14651997 A JP14651997 A JP 14651997A JP H10335901 A JPH10335901 A JP H10335901A
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JP
Japan
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terminal
impedance
terminals
transmission line
reference potential
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Application number
JP14651997A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Toyoda
一彦 豊田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH10335901A publication Critical patent/JPH10335901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い帯域で使用できるとともに低挿入損失で
ありかつ高アイソレーションである特性を得る。 【解決手段】 端子1,2を接続する信号伝達経路中
に、系の特性インピーダンスよりも高い特性インピーダ
ンスを有し、かつ、上記端子に入力される信号または上
記端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さ
の伝送線路3を挿入する。そして、端子1と基準電位と
の間にFET4を挿入し、端子2と基準電位との間にF
ET4aを挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号の伝搬
経路中に挿入され、伝搬経路の導通/遮断を切り替える
半導体スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線装置の送信時と受信時とにお
ける信号伝達経路の切り替えに半導体スイッチが用いら
れている。そこで、従来の半導体スイッチについて、1
個の信号伝達経路を切り替えるものと、2個の信号伝達
経路を切り替えるものとについてそれぞれ図を用いて説
明する。
【0003】[1個の信号伝達回路を切り替える従来の
半導体スイッチ]図12は信号伝達経路の導通/遮断を
切り替える従来の高周波半導体スイッチを示すブロック
図である。図12(a)は、2つの入出力端子31,3
2間の信号伝達経路に対して直列にスイッチ素子33が
挿入され、スイッチ素子33がオン状態のとき端子3
1,32間は導通となり、スイッチ素子33がオフ状態
のとき端子31,32間は遮断となる半導体スイッチを
示す。
【0004】図12(b)は、2つの入出力端子31,
32間の信号伝達経路と基準電位との間にこの信号伝達
経路に対して並列にスイッチ素子34が挿入され、スイ
ッチ素子34がオフ状態のとき端子31,32間は導通
となり、スイッチ素子34がオン状態のとき端子31,
32間は遮断となる半導体スイッチを示す。
【0005】ところで、高周波回路に用いられ半導体で
形成されたスイッチ素子には、二端子素子のものと三端
子素子のものがある。例えば、二端子素子としては、電
圧により電流を制御してスイッチング動作させるPIN
ダイオードがある。三端子素子としては、一端子に与え
る電圧または電流によって他の二端子間の抵抗を制御
し、スイッチング動作を実施する電界効果型トランジス
タ(FET)やバイポーラトランジスタが一般に用いら
れる。
【0006】これらの半導体スイッチ素子は、スイッチ
素子がオン状態の場合には低抵抗Ronで表され、オフ
状態の場合には高抵抗Roffと容量Coffの並列回
路で等価的に表わされる。すなわち、図19に示される
ようになる。したがって、実際の半導体スイッチ素子
は、有限のオンインピーダンスと有限のオフインピーダ
ンスを持つため、信号伝達量が0/∞の理想的なスイッ
チ素子として動作することができない。
【0007】例えば、図12(a)の回路で、スイッチ
素子33としてFETを用いた場合、導通特性を良好に
するため挿入損失を低減させるにはRonを小さくすれ
ばよい。すなわち、ゲート幅の大きなFETを用いると
よい。しかしながら、ゲート幅を大きくすることは同時
にRoffを小さくしかつCoffを大きくすることに
なり、遮断特性を劣下させてしまう。その結果、十分な
アイソレーションが得られなくなるという問題点があ
る。
【0008】同様に、図12(b)の回路で、挿入損失
を低減しようとしてゲート幅を小さくするとともにRo
ffを大きくしCoffを小さくすると、同時にRon
が大きくなってしまい、十分な遮断特性(すなわち、ア
イソレーション)を得ることができなくなる。
【0009】一方、大きなアイソレーションを得る構成
として図12(c)〜(g)に示すような構成がある。
図12(c)は図12(a)におけるスイッチ素子3
3,33aを2個直列に接続したものである。図12
(d)は2個の入出力端子31,32間に図12(b)
のようにスイッチ素子34,34aを2個並列に接続し
たものである。図12(e)は2個の入出力端子31,
32間に図12(a)および(b)のスイッチ素子3
3,34を組み合わせてL形に配置したものである。図
12(f)は2個の入出力端子31,32間に図12
(b)および(c)のスイッチ素子33,33a,34
を組み合わせてT形に配置したものである。図12
(g)は2個の入出力端子31,32間に図12(a)
および(d)のスイッチ素子33,34,34aを組み
合わせてπ形に配置したものである。
【0010】すなわち、これらの構成は何れも図12
(a),(b)に示した基本構成の半導体スイッチを複
数用いたものであり、アイソレーション特性を向上させ
ることができる。しかしながら、このような構成ではア
イソレーションの向上にともなって挿入損失が劣下する
という問題点がある。
【0011】このように、挿入損失の低減とアイソレー
ションの向上とは、互いに相反する関係にある。また、
これらはRon,Roff,Coffのデバイス特性で
ほぼ決定される。特に高周波帯ではRonとCoffの
関係で決定される。そこで、これらの課題を解決するた
め、従来においてはインダクタンス素子を付加すること
によってこのCoffをキャンセルし、スイッチ特性を
改善することが試みられていた。
【0012】図13,14,15はインダクタを付加し
た従来の半導体スイッチを示すブロック図である。図1
3は、スイッチ素子33に並列にインダクタ35を付加
したものであり、スイッチ素子33の寄生容量Coff
とインダクタ35のインダクタンスLで並列共振回路を
形成することにより、共振周波数においてCoffをキ
ャンセルするものである。
【0013】また、図14はスイッチ素子33に伝送線
路36,36aと抵抗37とを付加したものであり、図
15はスイッチ素子33,33a,34でT形回路を形
成し、これに並列に伝送線路38を接続したものであ
る。このように、図14,15はいずれも伝送線路のイ
ンダクタンス成分でスイッチ素子の寄生容量をキャンセ
ルするように構成されているが、何れも共振を利用する
ため十分なアイソレーションの得られる帯域が狭いとい
う問題点がある。
【0014】[2個の信号伝達回路を切り替える従来の
半導体スイッチ]次に、従来の2個の信号伝達回路を切
り替える従来の半導体スイッチについて図を用いて説明
する。図16,17,18は2個の信号伝達経路を切り
替える高周波半導体スイッチを示すブロック図である。
【0015】図16に係る半導体スイッチは、2個の独
立入出力端子である端子31,32および1個の共通入
出力端子である端子39を具備しており、端子31,3
9間の第1の信号伝達経路と端子32,39間の第2の
信号伝達経路を切り替えるものである。端子31,39
間には半導体で形成されたスイッチ素子33が挿入さ
れ、端子31と基準電位との間には同様のスイッチ素子
34が挿入されている。端子32,39間にはスイッチ
素子33aが挿入され、端子32と基準電位との間には
スイッチ素子34aが挿入されている。
【0016】さて、スイッチ素子33および34aをオ
ン状態にしてスイッチ素子33aおよび34をオフ状態
にすると端子31,39間の第1の信号伝達経路が導通
となり、スイッチ素子33および34aをオフ状態にし
てスイッチ素子33aおよび34をオン状態にすると端
子32,39間の第2の信号伝達経路が導通となり、2
個の信号伝達経路を切り替えることができる。
【0017】図17に係る半導体スイッチは、2個の独
立入出力端子である端子31,32および1個の共通入
出力端子である端子39を具備しており、端子31,3
9間の第1の信号伝達経路と端子32,39間の第2の
信号伝達経路を切り替えるものである。
【0018】端子31,39間には、系の特性インピー
ダンスZ0に等しい特性インピーダンスを持つ1/4波
長線路40が挿入され、端子31と基準電位との間には
スイッチ素子34が挿入されている。同様に、端子3
2,39間には系の特性インピーダンスZ0に等しい特
性インピーダンスを持つ1/4波長線路40aが挿入さ
れ、端子32と基準電位との間にはスイッチ素子34a
が挿入されている。
【0019】さて、スイッチ素子34をオフ状態にして
スイッチ素子34aをオン状態にすると、1/4波長線
路40aのインピーダンス変換作用により、共通入出力
端子39から端子32側を見たインピーダンスは無限大
となるとともに端子31側を見たインピーダンスはZ0
となるため、端子31,39間の第1の信号伝達経路が
導通となる。
【0020】また、逆にスイッチ素子34をオン状態に
してスイッチ素子34aをオフ状態にすると端子32,
39間の第2の信号伝達経路が導通となる。よって、以
上の操作を実施することにより2個の信号伝達経路を切
り替えることができる。なお、上記半導体スイッチ素子
としては電界効果型トランジスタ(FET)やバイポー
ラトランジスタ等が広く用いられている。
【0021】図18に係る半導体スイッチは、2個の独
立入出力端子である端子31,32および1個の共通入
出力端子である端子39を具備しており、端子31,3
9間の第1の信号伝達経路と端子32,39間の第2の
信号伝達経路を切り替えるものである。端子31,39
間にはスイッチ素子33が挿入され、端子31と基準電
位との間には高インピーダンスの1/4波長線路41と
DCカット用のキャパシタ42とが互いに直列に挿入さ
れている。
【0022】また、端子32,39間には系の特性イン
ピーダンスZ0に等しい特性インピーダンスを持つ1/
4波長線路40aが挿入され、端子32と基準電位との
間にはスイッチ素子34aが挿入されている。
【0023】さて、スイッチ素子33および34aをオ
ン状態にすると1/4波長線路40aのインピーダンス
変換作用により、共通端子39から端子32側を見たイ
ンピーダンスは無限大となるとともに端子31側を見た
インピーダンスはZ0となるため、端子31,39間の
第1の信号伝達経路が導通となる。
【0024】また、逆に半導体スイッチ素子33および
34aをオフ状態にすると端子39から端子31側を見
たインピーダンスはほぼ無限大となるとともに端子32
側を見たインピーダンスはZ0となり、端子32,39
間の第2の信号伝達経路が導通となる。なお、本従来例
の構成ではスイッチ素子33および34aを同時にオ
ン,オフすればよく、1個の制御端子で2個の信号伝達
経路の切り替えが可能である。したがって、PINダイ
オードなどの2端子半導体スイッチ素子を用いる場合に
は本構成が用いられる。
【0025】ところで、これら従来の半導体スイッチ
は、[1個の信号伝達回路を切り替える従来の半導体ス
イッチ]において述べたように、スイッチ素子が0のオ
ンインピーダンスと無限大のオフインピーダンスを持て
ば理想的な経路切り替えスイッチとして動作するといえ
る。しかし、実際には図19に示すように有限のオンイ
ンピーダンスと有限のオフインピーダンスを持ち、信号
伝達量が0/∞の理想的なスイッチ素子として動作させ
ることができない。
【0026】特に、高周波帯では寄生容量Coffが、
経路切り替え半導体スイッチの挿入損失を増大させた
り、アイソレーション特性を劣下させたりしてスイッチ
の特性を劣下させる大きな要因となっている。そこで、
このような問題点を解決するために、[1個の信号伝達
回路を切り替える従来の半導体スイッチ]と同様に各半
導体スイッチ素子にインダクタンス素子を付加し、共振
によって寄生容量Coffをキャンセルする方法が考え
られるが、共振を用いると良好な特性が得られる帯域が
狭くなるという問題点がある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上のとおり、スイッ
チ素子を組み合わせて半導体スイッチの特性改善を行お
うとする場合、スイッチの挿入損失とアイソレーション
の比はスイッチ素子に用いた半導体デバイスの特性でほ
ぼ決定されてしまうため、挿入損失とアイソレーション
を同時に向上させることは困難であった。一方、インダ
クタなどを付加して、共振を利用してスイッチ素子の寄
生容量をキャンセルする方法では、挿入損失とアイソレ
ーションを同時に向上させることができないこともない
が、十分なアイソレーションの得られる帯域が狭いとい
う問題点があった。本発明は、このような課題を解決す
るためのものであり、広い帯域で使用できるとともに低
挿入損失でありかつ高アイソレーション特性を持つ半導
体スイッチを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る本発明は、第1および第2の
端子を接続する信号伝達経路中に挿入され、系の特性イ
ンピーダンスよりも高い特性インピーダンスを有し、か
つ、上記端子に入力される信号または上記端子から出力
される信号の波長の1/4より短い長さの伝送線路と、
第1の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
半導体素子によって形成された第1のスイッチ手段と、
第2の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
半導体素子によって形成された第2のスイッチ手段とを
備えたものである。
【0029】また、請求項2に係る本発明は、第1およ
び第2の端子を接続する信号伝達経路中に挿入され、系
の特性インピーダンスよりも高い特性インピーダンスを
有し、かつ、上記端子に入力される信号または上記端子
から出力される信号の波長の1/4より短い長さの伝送
線路と、第1の端子と基準電位との間に挿入され、イン
ピーダンスを可変することによってスイッチング動作を
実施し、半導体素子によって形成された第1のスイッチ
手段と、第2の端子と基準電位との間に挿入された容量
素子とを備えたものである。
【0030】また、請求項3に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、系の特性インピーダンスよりも高い特性インピーダ
ンスを有し、かつ、上記端子に入力または上記端子から
出力される信号の波長の1/4より短い長さの第1の伝
送線路と、第2および第3の端子を接続する第2の信号
伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよりも
高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子に入力
または上記端子から出力される信号の波長の1/4より
短い長さの第2の伝送線路と、第1の伝送線路と第3の
端子との間に挿入され、インピーダンスを可変すること
によってスイッチング動作を実施し、半導体素子によっ
て形成された第1のスイッチ手段と、第2の伝送線路と
第3の端子との間に挿入され、インピーダンスを可変す
ることによってスイッチング動作を実施し、半導体素子
によって形成された第2のスイッチ手段と、第1の伝送
線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入され、イン
ピーダンスを可変することによってスイッチング動作を
実施し、半導体素子によって形成された第3および第4
のスイッチ手段と、第2の伝送線路の両端と基準電位と
の間にそれぞれ挿入され、インピーダンスを可変するこ
とによってスイッチング動作を実施し、半導体素子によ
って形成された第5および第6のスイッチ手段とを備え
たものである。
【0031】また、請求項4に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、系の特性インピーダンスよりも高い特性インピーダ
ンスを有し、かつ、上記端子に入力または上記端子から
出力される信号の波長の1/4より短い長さの第1の伝
送線路と、第2および第3の端子を接続する第2の信号
伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよりも
高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子に入力
または上記端子から出力される信号の波長の1/4より
短い長さの第2の伝送線路と、第1の端子と基準電位と
の間に挿入され、インピーダンスを可変することによっ
てスイッチング動作を実施し、半導体素子によって形成
された第1のスイッチ手段と、第2の端子と基準電位と
の間に挿入され、インピーダンスを可変することによっ
てスイッチング動作を実施し、半導体素子によって形成
された第2のスイッチ手段と、第3の端子と基準電位と
の間に挿入された容量素子とを備えたものである。
【0032】また、請求項5に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、系の特性インピーダンスよりも高い特性インピーダ
ンスを有し、かつ、上記端子に入力または上記端子から
出力される信号の波長の1/4より短い長さの第1の伝
送線路と、第2および第3の端子を接続する第2の信号
伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよりも
高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子に入力
または上記端子から出力される信号の波長の1/4より
短い長さの第2の伝送線路と、第1の伝送線路と第3の
端子との間に挿入された第1のインピーダンス反転手段
と、第2の伝送線路と第3の端子との間に挿入された第
2のインピーダンス反転手段と、第1の伝送線路の両端
と基準電位との間にそれぞれ挿入され、インピーダンス
を可変することによってスイッチング動作を実施し、半
導体素子によって形成された第1および第2のスイッチ
手段と、第2の伝送線路の両端と基準電位との間にそれ
ぞれ挿入され、インピーダンスを可変することによって
スイッチング動作を実施し、半導体素子によって形成さ
れた第3および第4のスイッチ手段とを備えたものであ
る。
【0033】また、請求項6に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、インピーダンスを可変することによってスイッチン
グ動作を実施し、半導体素子によって形成された第1の
スイッチ手段と、第2および第3の端子を接続する第2
の信号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンス
よりも高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子
に入力または上記端子から出力される信号の波長の1/
4より短い長さの伝送線路と、第1の端子と基準電位と
の間に挿入され、インピーダンスを可変することによっ
てスイッチング動作を実施し、半導体素子によって形成
された第2のスイッチ手段と、第2の端子と基準電位と
の間に挿入され、インピーダンスを可変することによっ
てスイッチング動作を実施し、半導体素子によって形成
された第3のスイッチ手段とを備えたものである。
【0034】また、請求項7に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、インピーダンスを可変することによってスイッチン
グ動作を実施し、半導体素子によって形成された第1の
スイッチ手段と、第2および第3の端子を接続する第2
の信号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンス
よりも高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子
に入力または上記端子から出力される信号の波長の1/
4より短い長さの伝送線路と、第2の端子と基準電位と
の間に挿入され、インピーダンスを可変することによっ
てスイッチング動作を実施し、半導体素子によって形成
された第2のスイッチ手段と、第3の端子と基準電位と
の間に挿入された容量素子とを備えたものである。
【0035】また、請求項8に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、インピーダンスを可変することによってスイッチン
グ動作を実施し、半導体素子によって形成された第1の
スイッチ手段と、第2および第3の端子を接続する第2
の信号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンス
よりも高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子
に入力または上記端子から出力される信号の波長の1/
4より短い長さの伝送線路と、第3の端子と第1の伝送
線路との間に挿入されたインピーダンス反転手段と、上
記伝送線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入さ
れ、インピーダンスを可変することによってスイッチン
グ動作を実施し、半導体素子によって形成された第2お
よび第3のスイッチ手段とを備えたものである。
【0036】また、請求項9に係る本発明は、第1およ
び第3の端子を接続する第1の信号伝達経路中に挿入さ
れ、インピーダンスを可変することによってスイッチン
グ動作を実施し、半導体素子によって形成された第1の
スイッチ手段と、第1の端子と第1のスイッチ手段との
間に挿入された第1の容量素子と、第1の容量素子と第
1のスイッチ手段との間の第1の信号伝達経路と基準電
位との間に挿入されたインピーダンス反転手段と、上記
インピーダンス反転手段と基準電位との間に挿入された
容量素子と、第2および第3の端子を接続する第2の信
号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスより
高い特性インピーダンスを有し、かつ、上記端子に入力
または上記端子から出力される信号の波長の1/4より
短い長さの伝送線路と、第2の端子と上記伝送線路との
間に挿入された第2の容量素子と、上記伝送線路と第2
の容量素子との間の第2の信号伝達経路と基準電位との
間に挿入された第2のスイッチ手段と、第3の端子と第
1のスイッチ手段との間でありかつ第3の端子と上記伝
送線路との間に挿入された第4の容量素子と、第1のス
イッチ手段と基準電位との間でありかつ上記伝送線路と
基準電位との間に挿入された第5の容量素子とを備えた
ものである。このように構成することにより、本発明は
スイッチ素子の寄生容量と高インピーダンスの伝送線路
とで等価的に系の特性インピーダンスに等しい擬似伝送
線路が構成され、寄生容量を容易にキャンセルすること
ができる。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る1個の信号伝
達経路を切り替える半導体スイッチについて説明する。 [実施の形態1]図1は本発明に係る第1の実施の形態
を示す回路図である。図1(a)において、2個の入出
力のための端子1,2間に特性インピーダンスZ、電気
長θの伝送線路3が挿入されている。
【0038】また、端子1と基準電位との間にはスイッ
チ手段であるFET4が挿入されており、FET4のド
レイン端子は端子1に接続されてソース端子は基準電位
に接続されており、ゲート端子は抵抗5を介して制御端
子6に接続されている。さらに、端子2と基準電位との
間にはスイッチ手段であるFET4aが挿入されてお
り、FET4aのドレイン端子は端子2に接続されてお
り、ソース端子は基準電位に接続されており、ゲート端
子は抵抗5aを介して制御端子6に接続されている。
【0039】さて、FET4,4aがDモード(ディプ
レッション型)FETの場合、制御端子6にFETのピ
ンチオフ電圧以下の電圧が印加されると、FET4,4
aのソース,ドレイン間は高インピーダンスとなり、端
子1,2間は導通となる。導通時における等価回路はR
off,Coffを用いて図1(b)のように表わすこ
とができる。
【0040】一方、制御端子6に0Vを印加すると、F
ET4,4aのソース,ドレイン間は低インピーダンス
となり、端子1,2間は遮断となる。遮断時における等
価回路はRonを用いて図1(c)のように表わすこと
ができる。ところで、2個のCoffと特性インピーダ
ンスZ、電気長θの伝送線路3で構成されるπ形回路
は、 Z=Z0/sinθ ωCoff=(1/Z0)cosθ の関係が満たされるとき、特性インピーダンスがZ0で
ある1/4波長線路と等価となる。なお、ωは角周波数
である。
【0041】したがって、FET4,4aがそれぞれオ
フ状態のときには伝送線路3と2個のCoffとで特性
インピーダンスがZ0の1/4波長線路が形成され、C
offは等価的にキャンセルされる。すなわち、1/4
波長線路の両端に高抵抗Roffのみが接続されている
のと等価になる。そのため、挿入損失を低減することが
できる。
【0042】また、FET4,4aがそれぞれオン状態
のときには、端子1から見たFET4は抵抗Ronの低
インピーダンスとして見え、伝送線路3側は低インピー
ダンスRonが伝送線路でインピーダンス変換されて高
インピーダンスとして見えるので、伝送線路が無い場合
に比べてアイソレーション特性を改善することができ
る。
【0043】なお、このとき共振を用いていないので、
広い帯域で良好なアイソレーション特性を得ることがで
きる。また、伝送線路等の特性は上記の式を完全に満た
さなくてもよく、少なくとも伝送線路は系の特性インピ
ーダンスより高いインピーダンスを有しかつ信号波長の
1/4より短い長さであればよい。
【0044】ここで、図1の回路を用いた計算結果を示
す。図2は、Ron=12(Ω),Roff=6(k
Ω),Coff=0.1(pF)として、伝送線路を挿
入しない従来の半導体スイッチ(図12(d))と本発
明(図1(a))との挿入損失およびアイソレーション
を比較したグラフである。実線が本発明に係る半導体ス
イッチの特性計算値、破線が従来例の半導体スイッチの
特性計算値である。なお、20GHzにおいて最も良好
な挿入損失特性を得るため、Z=64Ω,θ=51゜と
している。
【0045】図2から明らかなように、20GHzにお
いて従来例の挿入損失およびアイソレーションは1.5
dB,14dBであるのに対し、本実施例の挿入損失お
よびアイソレーションは0.1dB,23dBであり、
挿入損失およびアイソレーションの何れとも大幅に改善
されていることがわかる。
【0046】[実施の形態2]図3は本発明に係る第2
の実施の形態を示す回路図である。図3において、図1
と同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。この
第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるFET
4aをCoffと同じ容量をもつキャパシタ7で置き換
えたものである。
【0047】さて、第1の実施の形態と同様に、制御端
子6にピンチオフ電圧以下の電圧を印加するとFET4
のソース,ドレイン間は高インピーダンスとなり、端子
1,2間は導通となる。一方、制御端子6に0Vを印加
するとFET4のソース,ドレイン間は低インピーダン
スとなり、端子1,2間は遮断となる。
【0048】すなわち、FET4がオフ状態(すなわ
ち、高インピーダンス)の時には、FET4はRoff
とCoffの並列回路と等価となり、Coffと伝送線
路3とキャパシタ7とでπ形回路が形成される。このと
き、第1の実施の形態と同様に伝送線路の特性インピー
ダンスをZ、電気長をθと設計することにより、このπ
形回路は系の特性インピーダンスに等しい1/4波長線
路と等価となり、FET4の寄生容量Coffをキャン
セルすることができる。
【0049】したがって、第1の実施の形態と同様に挿
入損失を改善することができる。特に、第2の実施の形
態の回路構成ではキャパシタ7が固定の素子であるた
め、端子1,2間が遮断のときに端子2から見たキャパ
シタ7のインピーダンスは、高インピーダンスとなると
いう特徴がある。
【0050】次に、本発明に係る2個の信号伝達経路を
切り替える半導体スイッチについて説明する。 [実施の形態3]図4は本発明に係る第3の実施の形態
を示す回路図である。2個の独立入出力端子である端子
1,2および1個の共通入出力端子である端子8を具備
しており、制御端子6,6aに印加する制御電圧によっ
て端子1,8間の第1の信号伝達経路と端子2,8間の
第2の信号伝達経路とを切り替える。端子8には2個の
単位スイッチ素子であるFET9,9aのドレイン端子
が接続されており、FET9のソース端子は特性インピ
ーダンスZ、電気長θの伝送線路3を介して端子1に接
続されている。FET9aのソース端子は特性インピー
ダンスZ、電気長θの伝送線路3aを介して端子2に接
続されている。
【0051】FET9のゲート端子は抵抗10を介して
制御端子6aに接続されており、FET9aのゲート端
子は抵抗10aを介して制御端子6に接続されている。
伝送線路3の両端と基準電位との間にはそれぞれFET
4,4aが挿入されており、FET4,4aのドレイン
端子が伝送線路3の両端にそれぞれ接続されており、ソ
ース端子が基準電位に接続されている。各ゲート端子は
それぞれ抵抗5,5aを介して制御端子6に共通接続さ
れている。
【0052】同様に、伝送線路3aの両端と基準電位と
の間にはFET4b,4cが挿入され、 FET4b,
4cのドレイン端子が伝送線路3aの両端に各々接続さ
れており、ソース端子が基準電位に接続されている。各
ゲート端子にはぞれぞれ抵抗5b,5cを介して制御端
子6aに共通接続されている。
【0053】さて、各FETがDモード(ディプレッシ
ョン型)FETの場合、制御端子6にFETのピンチオ
フ電圧以下の電圧を印加し、制御端子6aに0Vを印加
するとFET9a,4,4aのソース,ドレイン間は高
インピーダンスとなり、FET9,4b,4cのソー
ス,ドレイン間は低インピーダンスとなる。さらに、端
子1,8間の第1の信号伝達経路が導通となり、端子
2,8間の第2の信号伝達経路は遮断となる。
【0054】逆に、制御端子6aにFETのピンチオフ
電圧以下の電圧を印加し、制御端子6に0Vを印加する
と端子2,8間の第2の信号伝達経路が導通となり、端
子1,8間の第1の信号伝達経路は遮断となる。ここ
で、端子1,8間の第1の信号伝達経路が導通の場合の
等価回路を前述のRon,Roff,Coffを用いて
表わすと図4(b)のように表わされる。
【0055】ところで、FET4a,4の2個のCof
fと特性インピーダンスZ、電気長θの伝送線路3で構
成されるπ形回路は、上記[1個の信号伝達経路を切り
替える半導体スイッチ]と同様に、 Z=Z0/sinθ ωCoff=(1/Z0)cosθ の関係が満たされるとき、特性インピーダンスがZ0の
1/4波長線路と等価となる。ここで、ωは角周波数で
ある。
【0056】したがって、FET4,4aがそれぞれオ
フ状態のときには伝送線路3と2個のCoffとで特性
インピーダンスがZ0の1/4波長線路が形成され、C
offは等価的にキャンセルされる。すなわち、1/4
波長線路の両端に高抵抗Roffのみが接続されている
のと等価になる。そのため、挿入損失を低減することが
できる。
【0057】また、FET4,4aがそれぞれオン状態
のときには、FET4aから端子1側を見た場合、FE
T4の低抵抗Ronが伝送線路3でインピーダンス変換
されて高インピーダンスとして見えるので、伝送線路が
無い場合に比べてアイソレーション特性を改善すること
ができる。
【0058】なお、このとき共振を用いていないので、
広い帯域で良好なアイソレーション特性を得ることがで
きる。また、伝送線路等の特性は上記の式を完全に満た
さなくてもよく、少なくとも伝送線路は系の特性インピ
ーダンスより高いインピーダンスを有しかつ信号波長の
1/4より短い長さであればよい。
【0059】ここで、図4の回路を用いた計算結果を示
す。図5はRon=12(Ω),Roff=6(k
Ω),Coff=0.1(pF)として、図4(a)で
伝送線路3,3aの長さを0とした従来の半導体スイッ
チと本実施の形態の挿入損失およびアイソレーションを
比較したグラフである。図5において、実線が本発明に
係る半導体スイッチの特性計算値、破線が従来例の半導
体スイッチの特性計算値である。
【0060】なお、20GHzにおいて最も良好な挿入
損失特性を得るためにZ=64(Ω),θ=51゜とす
る。グラフから明らかなように20GHzにおいて従来
例の挿入損失およびアイソレーションは4dB,25d
Bであるのに対し、本実施の形態の挿入損失およびアイ
ソレーションは2dB,31dBである。したがって本
実施の形態は挿入損失およびアイソレーションの何れと
も大幅に改善されていることがわかる。
【0061】さらに、グラフでは示していないが、本実
施の形態はインダクタ等を付加して共振を利用した場合
に比較して非常に広い範囲で良好な特性を得ることがで
きる。また、FET4,4a,4b,4cのいくつかを
Coffに等しい固定容量キャパシタで置き換えた場合
も同様の効果を有する。
【0062】[実施の形態4]図6は本発明に係る第4
の実施の形態を示す回路図である。図6において、図4
と同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。2個
の独立入出力端子である端子1,2および1個の共通入
出力端子である端子8を具備しており、制御端子6,6
aに印加する制御電圧によって端子1,8間の第1の信
号伝達経路と端子2,8間の第2の信号伝達経路を切り
替える。端子1,8間および2,8間の信号伝達経路に
は、特性インピーダンスZ、電気長θの伝送線路3,3
aがそれぞれ接続されている。
【0063】端子1と基準電位との間にはFET4が挿
入され、FET4のドレイン端子は端子1に接続されて
ソース端子は基準電位に接続されている。また、FET
4のゲート端子は抵抗5を介して制御端子6に接続され
ている。端子2と基準電位との間にはFET4cが挿入
されており、FET4cのドレイン端子は端子2に接続
されてソース端子は基準電位に接続されている。また、
FET4cのゲート端子は抵抗5cを介して制御端子6
aに接続されている。端子8と基準電位との間にはFE
T4,4cのオフ時の寄生容量Coffの和にほぼ等し
い容量のキャパシタ11が接続されている。
【0064】さて、各FETがDモード(ディプレッシ
ョン型)FETの場合、制御端子6にFETのピンチオ
フ電圧以下の電圧を印加し、制御端子6aに0Vを印加
するとFET4のソース,ドレイン間は高インピーダン
スとなり、FET4cのソース,ドレイン間は低インピ
ーダンスとなる。その結果、端子1,8間の第1の信号
伝達経路が導通となり、端子2,8間の第2の信号伝達
経路は遮断となる。
【0065】逆に、制御端子6aにFETのピンチオフ
電圧以下の電圧を印加し、制御端子6に0Vを印加する
と端子2,8間の第2の信号伝達経路が導通となり、端
子1,8間の第1の信号伝達経路は遮断となる。なお、
端子1,8間の第1の信号伝達経路が導通の場合、FE
T4は高抵抗Roffと寄生容量Coffの並列等価回
路で表わさせる。そしてこのとき、FET4の寄生容量
Coffと、伝送線路3と、キャパシタ11の容量のう
ちFET4のCoffに等しい容量とでπ形回路が構成
される。また、伝送線路3の特性インピーダンスZと電
気長θを第3の実施の形態の場合と同様に設計すること
により、このπ形回路は系の特性インピーダンスに等し
い1/4波長線路と等価となる。
【0066】一方、キャパシタ11の残りのキャパシタ
ンスと伝送線路3aとで構成される回路は、伝送線路3
aの先端に低抵抗Ronが接続されている。そのため、
伝送線路の片端で並列キャパシタが省略されていること
はほぼ無視できるため、これもまた系の特性インピーダ
ンスに等しい1/4波長線路とほぼ等価となる。
【0067】したがって、本実施の形態では系の特性イ
ンピーダンスよりも高い特性インピーダンスを持つ伝送
線路3,3aおよびキャパシタ11を装荷することによ
ってFETの寄生容量Coffをキャンセルすることが
できる。このとき、共振を用いていないので、広い帯域
で良好な挿入損失とアイソレーション特性とを得ること
ができる。
【0068】[実施の形態5]図7は本発明に係る第5
の実施の形態を示す回路図である。図7において図4と
同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。本実施
の形態は、上記第3の実施の形態のFET9,9aをそ
れぞれ系の特性インピーダンスに等しい特性インピーダ
ンスを持つ1/4波長線路12,12aで置き換えたも
のであり、第3の実施の形態と同一の作用と効果を有す
る。これら1/4波長線路12,12aはインピーダン
スを反転する手段として機能する。また、本実施の形態
において、FET4,4a,4b,4cのいくつかをC
offに等しい固定容量キャパシタで置き換えた場合も
同様の作用と効果を有する。
【0069】[実施の形態6]図8は本発明に係る第6
の実施の形態を示す回路図である。図8において、図4
と同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。2個
の独立入出力端子である端子1,2および1個の共通入
出力端子である端子8を具備しており、制御端子6,6
aに印加する制御電圧によって端子1,8間の第1の信
号伝達経路と端子2,8間の第2の信号伝達経路を切り
替える。
【0070】端子1,8間には単位スイッチ素子である
FET9が挿入されており、FET9のドレイン端子は
端子8に接続されており、ソース端子は端子1に接続さ
れている。ゲート端子は抵抗10を介して制御端子6a
に接続されている。また、端子1と基準電位との間には
FET4aが接続され、FET4aのドレイン端子は端
子1に接続されるとともにソース端子は基準電位に接続
されている。ゲート端子は抵抗5aを介して制御端子6
に接続されている。
【0071】また、端子2,8間には特性インピーダン
スZ、電気長θの伝送線路3aが挿入されており、伝送
線路3aの両端は各々端子2および8に接続されてい
る。端子2と基準電位との間には、FET4cが接続さ
れており、FET4cのドレイン端子は端子2に、ソー
ス端子は基準電位に接続されている。ゲート端子は抵抗
5cを介して制御端子6aに接続されている。
【0072】さて、制御端子6,6aに印加する電圧を
変えることにより、2つの信号伝達経路を切り替えるこ
とができる。各FETがDモード(ディプレッション
型)FETの場合、制御端子6にFETのピンチオフ電
圧以下の電圧を印加し、制御端子6aに0Vを印加する
とFET4aのソース,ドレイン間は高インピーダンス
となり、FET9,4cのソース、ドレイン間は低イン
ピーダンスとなり、端子1,8間の第1の信号伝達経路
が導通となり、端子2,8間の第2の信号伝達経路は遮
断となる。逆に、制御端子6aにFETのピンチオフ電
圧以下の電圧を印加し、制御端子6に0Vを印加すると
端子2,8間の第2の信号伝達経路が導通となり、端子
1,8間の第1の信号伝達経路は遮断となる。
【0073】ところで、端子2,8間の第2の信号伝達
経路が導通の場合、FET9および4cがオフ状態とな
り、この時FETは高抵抗Roffと寄生容量Coff
の並列等価回路で表わされ、高周波領域においてはこの
Coffが端子2,8間の挿入損失特性を劣下させる要
因となる。
【0074】しかしながら、本構成ではFET4aが低
インピーダンスであるため、FET9,4cの2つのC
offと伝送線路3aとがπ形回路を形成する。さら
に、このとき伝送線路3aの特性インピーダンスZと電
気長θを第3の実施の形態の場合と同様に設計すること
により、π形回路は系の特性インピーダンスに等しい1
/4波長線路と等価となる。その結果、寄生容量Cof
fの影響をキャンセルすることができ、また共振を用い
ていないので広い帯域で良好な挿入損失とアイソレーシ
ョン特性を得ることができる。
【0075】[実施の形態7]図9は本発明に係る第7
の実施の形態を示す回路図である。図9において、図4
と同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。2個
の独立入出力端子である端子1,2および1個の共通入
出力端子である端子8を具備しており、制御端子6aに
印加する制御電圧によって端子1,8間の第1の信号伝
達経路と端子2,8間の第2の信号伝達経路を切り替え
る。端子1,8間には単位スイッチ素子であるFET9
が挿入されており、FET9のドレイン端子は端子8に
接続されるとともにソース端子が端子1に接続されてい
る。ゲート端子は抵抗10を介して制御端子6aに接続
されている。
【0076】また、端子2,8間には特性インピーダン
スZ、電気長θの伝送線路3aが挿入されており、伝送
線路3aの両端が各々端子2および8に接続されてい
る。端子2と基準電位との間にはFET4cが接続され
ており、FET4cのドレイン端子は端子2に接続され
るとともにソース端子が基準電位に接続されている。ゲ
ート端子は抵抗5cを介して制御端子6aに接続されて
いる。さらに、端子8と基準電位との間にはFET4c
のオフ時の寄生容量Coffに等しい容量を持つキャパ
シタ11が接続されている。
【0077】さて、制御端子6aに印加する電圧を変え
ることにより、2個の信号伝達経路を切り替えることが
できる。各FETがDモード(ディプレッション型)F
ETの場合、制御端子6aに0Vを印加するとFET
9,4cのソース,ドレイン間は低インピーダンスとな
り、端子1,8間の第1の信号伝達経路が導通となり、
端子2,8間の第2の信号伝達経路は遮断となる。逆
に、制御端子6aにFETのピンチオフ電圧以下の電圧
を印加すると端子2,8間の第2の信号伝達経路が導通
となり、端子1,8間の第1の信号伝達経路は遮断とな
る。
【0078】ところで、端子2,8間の第2の信号伝達
経路が導通の場合、FET9および4cがオフ状態とな
り、この時、FETは高抵抗Roffと寄生容量Cof
fの並列等価回路で表わすことができ、高周波領域にお
いてこのCoffが端子2,8間の挿入損失特性を劣下
させる要因となる。しかし、本実施の形態では、上記第
6の実施の形態で示したFET4aが存在しないため、
FET9のオフ時の寄生容量を利用してπ形回路を構成
することができない。
【0079】しかしながら、本構成では、FET4cの
Coffとキャパシタ11および伝送線路3aがπ形回
路を形成し、このとき、伝送線路3aの特性インピーダ
ンスZと電気長θを第3の実施の形態の場合と同様に設
計することにより、π形回路は系の特性インピーダンス
に等しい1/4波長線路と等価となり、寄生容量Cof
fの影響をキャンセルすることができる。このとき、F
ET9の寄生容量は信号伝達経路と基準電位間に挿入さ
れているわけではなく、上記第6の実施の形態の場合と
比較して影響は小さい。また、共振を用いていないの
で、広い帯域で良好な挿入損失とアイソレーション特性
を得ることができる。
【0080】[実施の形態8]図10は本発明に係る第
8の実施の形態を示す回路図である。図10において、
図4と同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。
2個の独立入出力端子でる端子1,2および1個の共通
入出力端子である端子8を具備しており、制御端子6a
に印加する制御電圧によって端子1,8間の第1の信号
伝達経路と端子2,8間の第2の信号伝達経路を切り替
える。端子1,8間には単位スイッチ素子であるFET
9が挿入されており、FET9のドレイン端子は端子8
に接続されるとともにソース端子は端子1に接続されて
いる。ゲート端子は抵抗10を介して制御端子6aに接
続されている。
【0081】また、端子8には特性インピーダンスが系
の特性インピーダンスZ0に等しい1/4波長線路12
aが接続されており、1/4波長線路12aのもう一方
の端は系の特性インピーダンスよりも高い特性インピー
ダンスZを持つ電気長θの伝送線路3aを介して端子2
に接続されている。さらに、伝送線路3aの両端と基準
電位との間にはそれぞれFET4b、4cが接続されて
おり、FET4b、4cのドレイン端子は各々伝送線路
3aの両端に接続されるとともにソース端子は基準電位
に接続されている。ゲート端子は各々抵抗5b,5cを
介して制御端子6aに共通接続されている。なお、1/
4波長線路12aはインピーダンスを反転する手段を構
成している。
【0082】さて、制御端子6aに印加する電圧を変え
ることにより、2個の信号伝達経路を切り替えることが
できる。各FETがDモード(ディプレッション型)F
ETの場合、制御端子6aに0Vを印加するとFET
9,4b,4cのソース,ドレイン間は、それぞれ低イ
ンピーダンスとなり、端子1,8間の第1の信号伝達経
路が導通となり、端子2,8間の第2の信号伝達経路は
遮断となる。逆に、制御端子6aにFETのピンチオフ
電圧以下の電圧を印加すると端子2,8間の第2の信号
伝達経路が導通となり、端子1,8間の第1の信号伝達
経路は遮断となる。
【0083】ところで、端子2,8間の第2の信号伝達
経路が導通の場合、FET9,4b,4cがオフ状態と
なり、この時これらFETは高抵抗Roffと寄生容量
Coffの並列等価回路で表わすことができ、高周波領
域において特にFET4b,4cのCoffが端子2,
8間の挿入損失特性を劣下させる要因となる。本実施の
形態では、FET4b,4cの2個のCoffと伝送線
路3aとがπ形回路を形成する。そのため、伝送線路3
aの特性インピーダンスZと電気長θを第3の実施の形
態の場合と同様に設計することにより、π形回路は系の
特性インピーダンスに等しい1/4波長線路と等価とな
り、FET4b,4cの寄生容量Coffの影響をキャ
ンセルすることができる。
【0084】本実施の形態では、第6の実施の形態で示
したFET4aが存在しないため、FET9のオフ時の
寄生容量は信号伝達経路と基準電位との間に存在するわ
けではなく、第6の実施の形態に比較して寄生容量の影
響は小さい。また、このとき共振を用いていないので広
い帯域で良好な挿入損失とアイソレーション特性を得る
ことができる。なお、本実施の形態において、FET4
b,4cのどちらかをCoffに等しい固定容量キャパ
シタで置き換えた場合も同様の作用と効果を有する。
【0085】[実施の形態9]図11は本発明に係る第
9の実施の形態を示す回路図である。図11において図
4と同一符号の部品は同一または同等の部品を示す。2
個の独立入出力端子である端子1,2および1個の共通
入出力端子である端子8を具備しており、制御端子6に
印加する電圧によって端子1,8間の第1の信号伝達経
路と端子2,8間の第2の信号伝達経路を切り替える。
端子1,8間には単位スイッチ素子であるPlNダイオ
ード14が挿入されており、PlNダイオード14の陰
極はDCカット用のキャパシタ17を介して端子8に接
続されており、陽極はDCカット用のキャパシタ13を
介して端子1に接続されている。
【0086】さらに、PlNダイオード14の陽極は高
インピーダンスの1/4波長線路15を介して制御端子
6に接続されているとともに、1/4波長線路15の一
端はバイパスキャパシタ16を介して高周波的に接地さ
れている。なお、1/4波長線路15はインピーダンス
を反転する手段を構成している。また、PlNダイオー
ド14の陰極は特性インピーダンスZ、電気長θの伝送
線路3aに接続されており、伝送線路3aの他端はDC
カット用のキャパシタ19を介して端子2に接続されて
いるとともに、PlNダイオード18の陽極に接続され
ている。このPlNダイオード18の陰極は基準電位に
接続されている。また、PlNダイオード14の陰極と
基準電位との間には、PlNダイオード18のオフ時の
寄生容量Coffに等しい容量のキャパシタ11が接続
されている。
【0087】さて、制御端子6にPlNダイオード1
4,18に対して順バイアスとなるような電圧を印加す
ることにより、各PlNダイオードは低インピーダンス
となり、端子1,8間の第1の信号伝達経路が導通とな
り、端子2,8間の第2の信号伝達経路が遮断となる。
逆に、制御端子6にPlNダイオード14,18に対し
て逆バイアスとなるような電圧を印加することにより、
各PINダイオードは高インピーダンスとなり、端子
1,8間の第1の信号伝達経路が遮断となり、端子2,
8間の第2の信号伝達経路が導通となる。
【0088】ところで、端子2,8間の第2の信号伝達
経路が導通の場合、PlNダイオード14および18が
オフ状態となり、この時各PlNダイオードは高抵抗R
offと寄生容量Coffの並列等価回路で表わされ、
高周波領域においてこのCoffが端子2,8間の挿入
損失特性を劣下させる要因となる。本実施の形態では、
第6の実施の形態で示したFET4aに相当する素子が
存在しないため、PlNダイオード14のオフ時の寄生
容量を利用してπ形回路を構成することができない。
【0089】しかしながら、本実施の形態では、PlN
ダイオード18のCoffとキャパシタ11と伝送線路
3aとがπ形回路を形成する。このとき伝送線路3aの
特性インピーダンスZと電気長θを第1の実施の形態の
場合と同様に設計することにより、π形回路は系の特性
インピーダンスに等しいl/4波長線路と等価となり、
寄生容量Coffの影響をキャンセルすることができ
る。また、共振を用いていないので、広い帯域で良好な
挿入損失とアイソレーション特性を得ることができる。
【0090】なお、以上の実施の形態1〜8ではスイッ
チ素子としてFETを用い、実施の形態9ではPINダ
イオードを用いた場合を例にとって説明した。しかし、
各実施の形態において、スイッチ素子が他の半導体素
子、例えばPlNダイオードやバイポーラトランジスタ
等で形成されている場合も上記と同様である。また、ス
イッチ素子が、FET等の直列接続というような複数の
電気/電子回路素子を用いて構成されている場合も同様
である。さらに、1個の共通入出力端子と2個の独立入
出力端子の場合について示したが、独立入出力端子が3
個以上ある場合も同様である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明はスイッチ
素子の寄生容量と系の特性インピーダンスより高い特性
インピーダンスの伝送線路でπ形回路が構成されるた
め、半導体スイッチの挿入損失とアイソレーションを同
時に改善することができる。また、本発明は共振回路を
用いていないので広い帯域で良好な特性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施の形態を示す回路図
である。
【図2】 図1および従来の半導体スイッチに係る挿入
損失およびアイソレーションの特性値を示すグラフであ
る。
【図3】 本発明に係る第2の実施の形態を示す回路図
である。
【図4】 本発明に係る第3の実施の形態を示す回路図
である。
【図5】 図4および従来の半導体スイッチに係る挿入
損失およびアイソレーションの特性値を示すグラフであ
る。
【図6】 本発明に係る第4の実施の形態を示す回路図
である。
【図7】 本発明に係る第5の実施の形態を示す回路図
である。
【図8】 本発明に係る第6の実施の形態を示す回路図
である。
【図9】 本発明に係る第7の実施の形態を示す回路図
である。
【図10】 本発明に係る第8の実施の形態を示す回路
図である。
【図11】 本発明に係る第9の実施の形態を示す回路
図である。
【図12】 従来例を示す回路図である。
【図13】 従来例を示す回路図である。
【図14】 従来例を示す回路図である。
【図15】 従来例を示す回路図である。
【図16】 従来例を示す回路図である。
【図17】 従来例を示す回路図である。
【図18】 従来例を示す回路図である。
【図19】 オン状態およびオフ状態におけるスイッチ
素子の等価回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2,8…端子、3,3a…伝送線路、4,4a,4
b,4c,9,9a…FET、5,5a,5b,5c,
10…抵抗、6,6a…制御端子、7,11,13,1
6,17,19…キャパシタ、12,12a,15…1
/4波長線路、14,18…PINダイオード。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の端子を接続する信号伝
    達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高
    い特性インピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力さ
    れる信号または前記端子から出力される信号の波長の1
    /4より短い長さの伝送線路と、 第1の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第1のスイッチ手段と、 第2の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第2のスイッチ手段とを
    備えたことを特徴とする半導体スイッチ。
  2. 【請求項2】 第1および第2の端子を接続する信号伝
    達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高
    い特性インピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力さ
    れる信号または前記端子から出力される信号の波長の1
    /4より短い長さの伝送線路と、 第1の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第1のスイッチ手段と、 第2の端子と基準電位との間に挿入された容量素子とを
    備えたことを特徴とする半導体スイッチ。
  3. 【請求項3】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよ
    りも高い特性インピーダンスを有し、かつ、前記端子に
    入力または前記端子から出力される信号の波長の1/4
    より短い長さの第1の伝送線路と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高い特性イ
    ンピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記
    端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの
    第2の伝送線路と、 第1の伝送線路と第3の端子との間に挿入され、インピ
    ーダンスを可変することによってスイッチング動作を実
    施し、半導体素子によって形成された第1のスイッチ手
    段と、 第2の伝送線路と第3の端子との間に挿入され、インピ
    ーダンスを可変することによってスイッチング動作を実
    施し、半導体素子によって形成された第2のスイッチ手
    段と、 第1の伝送線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入
    され、インピーダンスを可変することによってスイッチ
    ング動作を実施し、半導体素子によって形成された第3
    および第4のスイッチ手段と、 第2の伝送線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入
    され、インピーダンスを可変することによってスイッチ
    ング動作を実施し、半導体素子によって形成された第5
    および第6のスイッチ手段とを備えたことを特徴とする
    半導体スイッチ。
  4. 【請求項4】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよ
    りも高い特性インピーダンスを有し、かつ、前記端子に
    入力または前記端子から出力される信号の波長の1/4
    より短い長さの第1の伝送線路と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高い特性イ
    ンピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記
    端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの
    第2の伝送線路と、 第1の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第1のスイッチ手段と、 第2の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第2のスイッチ手段と、 第3の端子と基準電位との間に挿入された容量素子とを
    備えたことを特徴とする半導体スイッチ。
  5. 【請求項5】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、系の特性インピーダンスよ
    りも高い特性インピーダンスを有し、かつ、前記端子に
    入力または前記端子から出力される信号の波長の1/4
    より短い長さの第1の伝送線路と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高い特性イ
    ンピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記
    端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの
    第2の伝送線路と、 第1の伝送線路と第3の端子との間に挿入された第1の
    インピーダンス反転手段と、 第2の伝送線路と第3の端子との間に挿入された第2の
    インピーダンス反転手段と、 第1の伝送線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入
    され、インピーダンスを可変することによってスイッチ
    ング動作を実施し、半導体素子によって形成された第1
    および第2のスイッチ手段と、 第2の伝送線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入
    され、インピーダンスを可変することによってスイッチ
    ング動作を実施し、半導体素子によって形成された第3
    および第4のスイッチ手段とを備えたことを特徴とする
    半導体スイッチ。
  6. 【請求項6】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、インピーダンスを可変する
    ことによってスイッチング動作を実施し、半導体素子に
    よって形成された第1のスイッチ手段と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高い特性イ
    ンピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記
    端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの
    伝送線路と、 第1の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第2のスイッチ手段と、 第2の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第3のスイッチ手段とを
    備えたことを特徴とする半導体スイッチ。
  7. 【請求項7】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、インピーダンスを可変する
    ことによってスイッチング動作を実施し、半導体素子に
    よって形成された第1のスイッチ手段と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高い特性イ
    ンピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記
    端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの
    伝送線路と、 第2の端子と基準電位との間に挿入され、インピーダン
    スを可変することによってスイッチング動作を実施し、
    半導体素子によって形成された第2のスイッチ手段と、 第3の端子と基準電位との間に挿入された容量素子とを
    備えたことを特徴とする半導体スイッチ。
  8. 【請求項8】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、インピーダンスを可変する
    ことによってスイッチング動作を実施し、半導体素子に
    よって形成された第1のスイッチ手段と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスよりも高い特性イ
    ンピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記
    端子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの
    伝送線路と、 第3の端子と第1の伝送線路との間に挿入されたインピ
    ーダンス反転手段と、 前記伝送線路の両端と基準電位との間にそれぞれ挿入さ
    れ、インピーダンスを可変することによってスイッチン
    グ動作を実施し、半導体素子によって形成された第2お
    よび第3のスイッチ手段とを備えたことを特徴とする半
    導体スイッチ。
  9. 【請求項9】 第1および第3の端子を接続する第1の
    信号伝達経路中に挿入され、インピーダンスを可変する
    ことによってスイッチング動作を実施し、半導体素子に
    よって形成された第1のスイッチ手段と、 第1の端子と第1のスイッチ手段との間に挿入された第
    1の容量素子と、 第1の容量素子と第1のスイッチ手段との間の第1の信
    号伝達経路と基準電位との間に挿入されたインピーダン
    ス反転手段と、 前記インピーダンス反転手段と基準電位との間に挿入さ
    れた容量素子と、 第2および第3の端子を接続する第2の信号伝達経路中
    に挿入され、系の特性インピーダンスより高い特性イン
    ピーダンスを有し、かつ、前記端子に入力または前記端
    子から出力される信号の波長の1/4より短い長さの伝
    送線路と、 第2の端子と前記伝送線路との間に挿入された第2の容
    量素子と、 前記伝送線路と第2の容量素子との間の第2の信号伝達
    経路と基準電位との間に挿入された第2のスイッチ手段
    と、 第3の端子と第1のスイッチ手段との間でありかつ第3
    の端子と前記伝送線路との間に挿入された第4の容量素
    子と、 第1のスイッチ手段と基準電位との間でありかつ前記伝
    送線路と基準電位との間に挿入された第5の容量素子と
    を備えたことを特徴とする半導体スイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れか一項におい
    て、 前記スイッチ手段は、電界効果型トランジスタで構成さ
    れていることを特徴とする半導体スイッチ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9の何れか一項におい
    て、 前記スイッチ手段は、バイポーラトランジスタで構成さ
    れていることを特徴とする半導体スイッチ。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至9の何れか一項におい
    て、 前記スイッチ手段は、PlNダイオードで構成されてい
    ることを特徴とする半導体スイッチ。
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