JP3936848B2 - 軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、車両用座席の背もたれクッション等の用途に適した軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軟質ポリウレタンフォ−ム、特に自動車の背もたれ部に用いられるフォームは、低密度化時には発泡剤としての水を多く添加する必要があるため、セルが非常に不安定になり成形不良を起こしやすい。成形不良を回避する1つの方策として、発泡過程初期のいわゆるクリーム時間(ポリオール成分とイソシアネート成分の混合開始時から、反応混合液がクリーム状に発泡して立ち上がってくるまでの時間)を延長させることがあるが、ある種のアミン触媒を使用すると遅延目的は達成されるが、発泡機を腐食させたり、フォームの湿熱圧縮永久歪みが悪化するなどの問題点が生じやすい。Kollmeierらは発泡初期のクリーム時間を延長する方策として、グリセリンの使用が効果があることを述べ、また特定の親水性ポリオールを用いる特開平1−259022号公報記載の方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年車両用の背もたれ用として、低密度で成形性がよいクッション材が求められている。しかしながら上記の方法では、低密度時の成形性が十分であっても、湿熱圧縮永久歪みなどのフォーム物性が十分でないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの問題点を解決するべく鋭意検討の末、特定の構造を有する3種のポリオ−ル成分と特定のイソシアネートを組み合わせることにより、上記の問題点を解決できることを見いだし本発明を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、ポリイソシアネ−ト成分、ポリオ−ル成分、発泡剤、触媒および整泡剤から軟質ポリウレタンフォ−ムを製造する方法において、前記ポリイソシアネート成分が、2,4−および/または2,6−トリレンジイソシアネートを主成分とするポリイソシアネートであり、前記ポリオ−ル成分が、ポリオ−ル(a)中でビニル系モノマ−(b)を重合させて得られる重合体ポリオ−ル(A)とポリオ−ル(B)とを含有するポリオ−ル成分であり、(a)が下記ポリオール(a2)であり、(B)が下記ポリオ−ル(a1)、下記ポリオール(a2)、下記ポリオール(a3)、および下記ポリオール(a4)であり、発泡剤が水からなることを特徴とする前記方法;並びに上記の方法により得られる軟質ポリウレタンフォ−ムからなる車両用座席用クッション;である。
ポリオ−ル(a1):平均官能基数が2〜8であり、水酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が30〜95質量%であるポリオキシエチレンポリオ−ル。
ポリオ−ル(a2):平均官能基数が2〜4.5であり、水酸基価が20〜60(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が10〜30質量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。
ポリオ−ル(a3):平均官能基数が2〜6であり、水酸基価が20〜130(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が50〜80質量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。
ポリオ−ル(a4):平均官能基数が2〜8であり、水酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であるポリオキシプロピレンポリオ−ル。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の方法におけるポリオ−ル(a1)としては、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類のエチレンオキシド(以下EOと略記)付加物が挙げられる。
上記アルコール類としては、炭素数2〜20の2価アルコール(脂肪族ジオール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−および1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどのアルキレングリコール;および脂環式ジオール、例えば、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールなどのシクロアルキレングリコール)、炭素数3〜20の3価アルコール(脂肪族トリオール、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオールなどのアルカントリオール);炭素数5〜20の4〜8価またはそれ以上の多価アルコール(脂肪族ポリオール、例えば、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリスリトールなどのアルカンポリオールおよびその分子内もしくは分子間脱水物;ならびにショ糖、グルコース、マンノース、フラクトース、メチルグルコシドなどの糖類およびその誘導体)、およびこれらの2種以上の併用などが挙げられる。
【0007】
上記フェノール類としては、ピロガロール、ハイドロキノンおよびフロログルシン等の単環多価フェノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF、およびビスフェノールスルホン等のビスフェノール類;フェノールとホルムアルデヒドの縮合物(ノボラック);たとえば米国特許第3265641号明細書に記載のポリフェノール;およびこれらの2種以上の併用などが挙げられる。
【0008】
上記アミン類としては、アンモニア;脂肪族アミン類として、炭素数2〜20のアルカノールアミン類(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンおよびイソプロパノールアミン)、炭素数1〜20のアルキルアミン類(例えば、n−ブチルアミンおよびオクチルアミン)、炭素数2〜6のアルキレンジアミン(例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミンおよびヘキサメチレンジアミン)、炭素数4〜20のポリアルキレンポリアミン類(アルキレン基の炭素数が2〜6のジアルキレントリアミン〜ヘキサアルキレンヘプタミン、例えば、ジエチレントリアミンおよびトリエチレンテトラミン)が挙げられる。
また、炭素数6〜20の芳香族モノもしくはポリアミン類(例えば、アニリン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、メチレンジアニリンおよびジフェニルエーテルジアミン);炭素数4〜20の脂環式アミン類(イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミンおよびジシクロヘキシルメタンジアミン);炭素数4〜20の複素環式アミン類(例えば、ピペラジン、アミノエチルピペラジンおよび特公昭55−21044号公報記載のもの)およびこれらの2種以上の併用などが挙げられる。
これらの中で好ましくはアルコ−ル類であり、これらのもののEO付加物であるポリオ−ル(a1)は2種以上を併用してもよい。
【0009】
ポリオ−ル(a1)の1分子当たりの平均官能基数は2〜8、好ましくは3〜6であり、水酸基価は300〜2000(mgKOH/g、以下の水酸基価も同様)、好ましくは400〜1800である。オキシエチレン単位(以下EO単位と略記)の含有量は30〜95質量%、好ましくは32〜80質量%である。
(a1)のEO単位の含有量が30質量%未満では発泡初期のクリーム時間が十分長くなく、成形不良を生するばかりでなく、得られるフォ−ムの湿熱残留ひずみ率が悪化し、反発弾性率も低下する。1分子当たりの平均官能基数が2未満では圧縮永久歪みが悪くなり、硬化時間も長くなるため実用性に乏しく、8を超えると、フォ−ムの伸び物性が悪くなる。水酸基価が300未満ではフォーム硬度が不足するため実用性に乏しく、2000を超えるフォ−ムの伸び物性が悪くなり実用性に乏しい。
【0010】
本発明の方法におけるポリオ−ル(a2)としては、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類のアルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類としては、具体的には前記ポリオ−ル(a1)におけるものと同様のものが挙げられる。これらのものは2種類以上併用してもよい。上記アルキレンオキシドは、プロピレンオキシド(以下POと略記)およびEOである。POおよびEOの付加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加であってもよいがブロック付加が好ましい。
【0011】
ポリオ−ル(a2)の1分子当たりの平均官能基数は2〜4.5、好ましくは3〜4であり、水酸基価は20〜60、好ましくは22〜38である。ポリオール(a2)として内部と末端にEOを付加するポリオールを用いてもよいが、その場合EO単位の合計含有量が10〜30質量%、好ましくは12〜20質量%、内部EO単位の含有量が0〜5質量%、好ましくは0.1〜4質量%、末端EO単位の含有量が10〜25質量%、好ましくは10〜20質量%のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ルである。
ポリオ−ル(a2)の平均官能基数が2未満では圧縮永久歪みが悪くなり、硬化時間も長くなるため実用性に乏しく、4.5を超えるとフォ−ムの伸び物性が低下する。水酸基価が20未満ではフォ−ムの硬さが不足し、60を超えるとフォ−ムの伸び物性と反発弾性率が低下する。
【0012】
本発明の方法におけるポリオ−ル(a3)としては、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類のアルキレンオキシド付加物が挙げられる。アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類としては、具体的には前記ポリオ−ル(a1)におけるものと同様のものが挙げられる。これらのものは2種類以上併用してもよい。アルキレンオキシドは、POおよびEOである。POおよびEOの付加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加であってもよいがランダム付加が好ましい。ポリオ−ル(a3)の1分子当たりの平均官能基数は2〜6、好ましくは3〜4であり、EO単位の含有量が50〜80質量%であり、水酸基価は20〜130、好ましくは22〜38である。
【0013】
ポリオ−ル(a3)の平均官能基数が2未満では、硬化時間が長くなるため実用性に乏しく、6を超えるとフォ−ムの伸び物性が低下する。EO単位の含有量が50質量%未満、または80質量%を超えると、フォ−ムの独立気泡が多くなりフォ−ムが収縮する。水酸基価が20未満ではフォ−ムの硬さが不足し、130を超えるとフォ−ムの独立気泡が多くなり、フォ−ムが収縮する。
【0014】
ポリオール成分中には、必要により、上記以外のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールなどの他のポリオールを併用してもよい。他のポリオールとしてはポリエーテルポリオールが好ましく、例えば、アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類のアルキレンオキシド付加物であって、(a1)、(a2)および(a3)以外のものが挙げられる。
アルコ−ル類、フェノ−ル類、アミン類としては、具体的には前記ポリオ−ル(a1)におけるものと同様のものが挙げられる。これらのものは2種類以上併用してもよい。アルキレンオキシドとしては炭素数2〜8のもの、例えば、EO、PO、1,2−、1,3−、1,4−および2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシドならびにこれらの2種以上の併用(ブロック及び/又はランダム付加)が挙げられる。好ましくはPOである。
【0015】
他のポリオ−ルの1分子当たりの平均官能基数は通常2〜8、好ましくは3〜6であり、水酸基価は通常20〜2000、好ましくは300〜1900である。
他のポリオールとして特に好ましいものは、平均官能基数が2〜8で、水酸基価が300〜2000のポリオキシプロピレンポリオール(a4)である。(a4)を含有するとフォーム硬さが向上する。
【0016】
本発明における重合体ポリオ−ル(A)は、ポリオ−ル(a2)中でビニル系モノマ−(b)を通常の方法で重合して製造することができる。例えば、上記に示したポリオ−ル(a2)中で、ラジカル重合開始剤の存在下、ビニル系モノマ−(b)を重合させ、安定分散させたものが挙げられる。(A)としては、(a2)中で(b)を重合させて得られるものが分散安定性の点で好ましい。重合方法の具体例としては、米国特許第3383351号明細書、特公昭39−25737号公報等に記載の方法が挙げられる。
【0017】
ラジカル重合開始剤としては、遊離基を生成して重合を開始させるものが使用でき、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)等のアゾ化合物;ジベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイドおよび過コハク酸等の有機過酸化物;過硫酸塩および過ホウ酸塩等の無機過酸化物等が挙げられる。なお、これらは2種以上を併用することができる。
【0018】
(b)としては、芳香族炭化水素単量体(b1)、不飽和ニトリル類(b2)、(メタ)アクリル酸エステル類(b3)、その他のビニル単量体(b4)、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
(b1)としては、スチレン、α−メチルスチレン、ヒドロキシスチレン、クロルスチレンなどが挙げられる。
(b2)としては、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどが挙げられる。
(b3)としては、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、ドコシル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル類(アルキル基の炭素数が1〜30);ヒドロキシポリオキシアルキレンモノ(メタ)アクリレート類(たとえば、アルキレン基の炭素数2〜4、ポリオキシアルキレン鎖の数平均分子量200〜1000)などが挙げられる。
【0019】
その他のビニル単量体(b4)としては、ビニル基含有カルボン酸およびその誘導体〔(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミドなど〕、脂肪族もしくは脂環式炭化水素単量体〔エチレン、プロピレン、ノルボルネンなど〕、フッ素含有ビニル単量体〔パーフルオロオクチルエチルメタクリレート、パーフルオロオクチルエチルアクリレートなど〕、上記以外の窒素含有ビニル単量体〔ジアミノエチルメタクリレート、モルホリノエチルメタクリレートなど〕およびビニル変性シリコンなどが挙げられる。
【0020】
これらの中では、(b1)および(b2)が好ましく、スチレンおよび/またはアクリロニトリルがさらに好ましい。
これらのの質量比率は、要求されるポリウレタンの物性等に応じて変えることができ、特に限定されないが、一例を示すと次の通りである。
(b1):通常0〜100質量%、好ましくは20〜80質量%
(b2):通常0〜95質量%、好ましくは20〜80質量%
(b3):通常0〜50質量%、好ましくは0〜20質量%
(b4):通常0〜10質量%、好ましくは0〜5質量%
なお、(b)の少なくとも一部(好ましくは0.05〜1質量%)として、多官能(好ましくは2〜8官能)ビニル基含有モノマー〔ジビニルベンゼン、エチレンジ(メタ)クリレートなど〕を用いることにより、重合体の強度をさらに向上させることができる。
(A)中の(b)の重合体の含量は、好ましくは50質量%以下、さらに好ましくは5〜45質量%である。
【0021】
本発明においては、ポリオ−ル(a)中でビニル系モノマ−(b)を重合させて得られる重合体ポリオ−ル(A)と(A)以外のポリオ−ル(B)とを混合して用いる。ポリオール(a)は(a2)であり、ポリオ−ル(B)は(a1)、(a2)、(a3)、および(a4)である。
本発明では、ポリオ−ル(a)および(B)の合計質量に基づいて、(a1)が0.4〜8質量%、(a2)が88〜99.3質量%、(a3)が0.3〜4質量%、であることが好ましい。さらに好ましくは、(a1)が0.5〜3.5質量%、(a2)が95〜98.5質量%、(a3)が0.5〜1.5質量%である。(a1)が0.4質量%以上ではフォ−ムの硬さが不足することがなく、かつ湿熱残留ひずみ率および反発弾性率が良好な値を示す。8質量%以下では伸び物性が低下することがない。(a3)が0.3質量%以上では独立気泡が多くなることがなく、4質量%以下であるとフォーム硬度が不足することがない。(a2)が88質量%以上であるとフォ−ムの伸び物性が良好であり、99.3質量%以下であるとフォームの硬さが不足することがない。
また、(a)および(B)の合計質量に基づく(a4)の含有量は、好ましくは0.1〜1.5質量%である。
【0022】
本発明において、ポリオ−ル成分中の(b)の重合体の含量は、2〜20質量%が好ましい。2質量%以上であるとフォ−ムの硬さ損なわれることがなく、20質量%以下であると圧縮永久歪みが良好である。特に2〜18質量%が好ましい。
【0023】
本発明におけるポリイソシアネ−ト成分としては、2,4−および/または2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)を主成分とするポリイソシアネートを用いる。ここでTDIを主成分とするポリイソシアネートとは、50質量%を超える量のTDIと50質量%未満の他のポリイソシアネートからなるポリイソシアネート成分を意味する。好ましくは、TDIが55〜90質量%(とくに60〜80質量)、他のポリイソシアネ−トが10〜45質量%(とくに20〜40質量%)からなるものである。TDIの量が50質量%以下であると、フォームの低密度化が困難である。
【0024】
本発明で用いられる有機ポリイソシアネート(B)としては、従来からポリウレタンフォームに使用されているものが使用できる。このようなイソシアネートとしては、TDI以外の芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、これらの変性物(例えば、カルボジイミド変性、アロファネート変性、ウレア変性、ビューレット変性、イソシヌアレート変性、オキサゾリドン変性など)およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0025】
上記芳香族ポリイソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素を除く;以下のイソシアネートも同様)6〜16の芳香族ジイソシアネート、炭素数6〜20の芳香族トリイソシアネートおよびこれらのイソシアネートの粗製物などが挙げられる。具体例としては、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネート、粗製TDI、2,4’−および4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4’’−トリイソシアネートなどが挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0026】
脂環式ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜16の脂環式ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネートなどが挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDI、ショ糖変性TDI、ひまし油変性MDIなどが挙げられる。
これらのうちで好ましいものは、MDI、粗製TDI、粗製MDI、ショ糖変性TDI、ウレタン変成MDI、カルボジイミド変性MDIから選ばれた1種以上の有機ポリイソシアネートであるである。
これらの他のポリイソシアネートとして好ましいものは、粗製MDIおよびウレタン変成MDIである。
【0027】
本発明における発泡剤としては、通常水を使用するが、発泡助剤として液化炭酸ガス、水素原子含有ハロゲン化炭化水素などを併用してもよい。
水の使用量は、ポリオール成分100質量部に対して、好ましくは2〜7質量部、さらに好ましくは3〜6質量部である。
液化炭酸ガスを用いる場合の使用量は、ポリオール成分100質量部あたり、好ましくは5質量部以下、さらに好ましくは2.5質量部以下である。
【0028】
上記水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤の具体例としては、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHCFC−123、HCFC−141b、HCFC−22およびHCFC−142b);HFC(ハイドロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHFC−134a、HFC−152a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245faおよびHFC−365mcf)などが挙げられる。
これらのうち好ましいものは、HCFC−141b、HFC−134a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245fa、HFC−365mcfおよびこれらの2種以上の混合物である。
水素原子含有ハロゲン化炭化水素を用いる場合の使用量は、ポリオール成分100質量部あたり、好ましくは20質量部以下、さらに好ましくは10質量部以下である。
【0029】
本発明における触媒としては、ウレタン化反応を促進する通常の触媒はすべて使用でき、例として、トリエチレンジアミン、ビス(N,N−ジメチルアミノ−2−エチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミンなどの3級アミン類およびそのカルボン酸塩;酢酸カリウム、オクチル酸カリウム、スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウレート等のカルボン酸金属塩などの有機金属化合物が挙げられる。これらの中で、好ましいものは、3級アミン類であり、さらに好ましいのはトリエチレンジアミンおよびビス(N,N−ジメチルアミノ−2−エチル)エーテルである。
触媒の使用量は、ポリオール成分100質量部に対して、好ましくは0.2〜2質量部、さらに好ましくは0.4〜1質量部である。
【0030】
本発明における整泡剤としては、通常のポリウレタンフォームの製造に用いられるものはすべて使用でき、例として、ジメチルシロキサン系整泡剤[例えば、トーレダウコーニングシリコーン(株)製の「SRX−253」等]、ポリエーテル変性ジメチルシロキサン系整泡剤[例えば、日本ユニカー(株)製の「L−5309」、「SZ−1311」、トーレダウコーニングシリコーン(株)製の「SF−2972」、「SRX−274C」等]等のシリコーン整泡剤が挙げられる。
整泡剤の使用量は、ポリオール成分100質量部に対して、好ましくは0.5〜3質量部、さらに好ましくは1〜2質量部である。
【0031】
本発明においては、必要により以下に述べるような、他の補助成分を用い、その存在下で反応させてもよい。
例えば、着色剤(染料、顔料)、難燃剤(リン酸エステル類、ハロゲン化リン酸エステル類など)、老化防止剤(トリアゾール系、ベンゾフェノン系など)、抗酸化剤(ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系など)などの公知の補助成分の存在下で反応させることができる。ポリオール成分100質量部に対するこれらの補助成分の使用量に関しては、着色剤は、好ましくは1質量部以下である。難燃剤は、好ましくは5質量部以下、さらに好ましくは2質量部以下である。老化防止剤は、好ましくは1質量部以下、さらに好ましくは0.5質量部以下である。抗酸化剤は、好ましくは1質量部以下、さらに好ましくは0.01〜0.5質量部である。
【0032】
本発明の製造方法において、ポリウレタンの製造に際してのイソシアネート指数[(NCO基/活性水素原子含有基)の当量比×100]は、好ましくは70〜125、さらに好ましくは75〜120、特に好ましくは80〜115である。イソシアネート指数が70以上であるとフォームの湿熱残留ひずみ率が良好であり、125以下であるとフォームのキュアー時間が短縮できる。
【0033】
本発明の方法によるポリウレタンフォームの製造法の一例を示せば、下記の通りである。まず、ポリオール成分、発泡剤、触媒、整泡剤、および必要により、他の補助成分を所定量混合する。次いで、ポリウレタン低圧もしくは高圧注入発泡機または撹拌機を使用して、この混合物と有機ポリイソシアネートとを急速混合する。得られた混合液(発泡原液)を密閉型もしくは開放型のモールド(金属製または樹脂製)に注入し、ウレタン化反応を行わせ、所定時間硬化後、脱型して軟質ポリウレタンフォームを得る。また、スプレー発泡、連続発泡してもポリウレタンフォームを得ることができる。
本発明の方法により得られる軟質ポリウレタンフォームは、車両用座席用クッションなどのクッション材として、好適に用いられる。
【0034】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。なお、実施例および比較例中において、部および%は、特に断りのないかぎり、それぞれ質量部および質量%を示す。
【0035】
実施例および比較例におけるポリウレタンフォ−ム原料は次の通りである。
(1)ポリオ−ルa1−1 :ソルビトールのEO付加物(水酸基価1250、EO単位の含有量=33%)。
(2)ポリオ−ルa1−2:グリセリンのEO付加物(水酸基価840、EO単位の含有量=55%)。
(3)ポリオ−ルa2−1:グリセリンのPO・EOブロック付加物(水酸基価36、末端EO単位の含有量=16%)。
(4)ポリオ−ルa2−2:グリセリンのPO・EO・PO・EOブロック付加物(水酸基価28、末端EO単位の含有量=14%、内部のEO単位の含有量=2%)。
(5)ポリオ−ルa2−3:ペンタエリスリトールのPO・EOブロック付加物(水酸基価28、末端EO単位の含有量=14%)。
(6)ポリオールa3:グリセリンのPO・EOランダム付加物(水酸基価24、EO単位の含有量=70%)。
(7)重合体ポリオ−ルA:ポリオ−ルa2−3中で、スチレンとアクリロニトリルをスチレンとアクリロニトリルの質量比が30/70で共重合させた共重合体ポリオ−ル(重合体含量30%)。
(8)ポリオ−ルa4:ソルビトールのPO付加物(水酸基価450)。
(9)ポリオ−ルa1’:ソルビトール(水酸基価1848、EO単位の含有量=0%)。
【0036】
(13)触媒A:トリエチレンジアミンのジプロピレングリコ−ル溶液〔東ソー(株)製TEDA−L33〕
(14)触媒B:トリエチレンジアミン蟻酸塩・トリエチエンジアミンオクチル酸塩、トリエチルアミノピペラジン・トリエチレンジアミン混合物のジプロピレングリコール溶液〔三共エアプロダクツ(株)製DABCO 8154〕
(15)触媒C:ビス(ジメチルアミノエチル)エ−テルの70%ジプロピレングリコール溶液〔東ソ−(株)製TOYOCAT ET〕
(16)製泡剤A:日本ユニカー(株)製「L−5309」
(17)製泡剤B:東レダウコーニング・シリコーン(株)製「SF−2972」
(18)イソシアネ−トI:TDI−80/粗製MDI=80/20(質量比)、NCO%=44.6
【0037】
実施例1〜2および比較例3〜6
高圧発泡機(PEC社製MiniRIM機)を用いて、表1に示すP成分とI成分を25℃に温調した後、衝突混合させ、65℃に温調した300×300×100mmの密閉モ−ルドに注入し、キュアー時間6分にて成形する。各フォ−ムの物性値の測定結果を表1に示す。
ポリウレタンフォームの物性の測定は、JIS K 6401の方法に基づいた。設備腐食性の評価は、腐蝕の無いものを○、ベアリング腐蝕のあるものを×とした。クリーム時間は、P成分とI成分を衝突混合させてから、発泡液を20℃の開放容器に注入し、反応混合液がクリーム状に発泡して立ち上がってくるまでの時間を測定した。
【0038】
【表1】
Figure 0003936848
【0039】
以上の結果から同様の密度のフォームで比較した場合、本発明の方法により得られた実施例1および2のフォームは、比較例3、6のフォームに比べて成形性が良好であり、比較例5のフォームに比べ設備腐食性がなく、さらに各比較例のフォームに比べ湿熱圧縮永久歪みが良好であることがわかる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の軟質ポリウレタンフォ−ムの製造方法によれば、従来の方法によるものに比べて車両用座席用クッションとして、低密度でも湿熱圧縮永久歪み率に代表される耐久性に関する物性値が良好であるとともに、成形性の良い軟質ポリウレタンフォ−ムを得ることができる。
上記効果を奏することから、本発明の方法により得られるポリウレタフォームは、クッション材として有用であり、特に車両用座席用クッションとして著しい有用性を発揮する。

Claims (4)

  1. ポリイソシアネ−ト成分、ポリオ−ル成分、発泡剤、触媒および整泡剤から軟質ポリウレタンフォ−ムを製造する方法において、前記ポリイソシアネート成分が、2,4−および/または2,6−トリレンジイソシアネートを主成分とするポリイソシアネートであり、前記ポリオ−ル成分が、ポリオ−ル(a)中でビニル系モノマ−(b)を重合させて得られる重合体ポリオ−ル(A)とポリオ−ル(B)とを含有するポリオ−ル成分であり、(a)が下記ポリオール(a2)であり、(B)が下記ポリオ−ル(a1)、下記ポリオール(a2)、下記ポリオール(a3)、および下記ポリオール(a4)であり、発泡剤が水からなることを特徴とする前記方法。
    ポリオ−ル(a1):平均官能基数が2〜8であり、水酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が30〜95質量%であるポリオキシエチレンポリオ−ル。
    ポリオ−ル(a2):平均官能基数が2〜4.5であり、水酸基価が20〜60(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が10〜30質量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。
    ポリオ−ル(a3):平均官能基数が2〜6であり、水酸基価が20〜130(mgKOH/g)であり、オキシエチレン単位の含有量が50〜80質量%であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオ−ル。
    ポリオ−ル(a4):平均官能基数が2〜8であり、水酸基価が300〜2000(mgKOH/g)であるポリオキシプロピレンポリオ−ル。
  2. ポリオ−ル(a)および(B)の合計質量に基づいて、(a1)が0.4〜8質量%、(a2)が88〜99.3質量%、(a3)が0.3〜4質量%、(a4)が0.1〜1.5質量%である請求項1記載の方法。
  3. ポリオ−ル成分中の(b)の重合体の含量が2〜20質量%である請求項1または2記載の方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の方法により得られる軟質ポリウレタンフォ−ムからなる車両用座席用クッション。
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