JP3935926B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3935926B2 JP3935926B2 JP2002195258A JP2002195258A JP3935926B2 JP 3935926 B2 JP3935926 B2 JP 3935926B2 JP 2002195258 A JP2002195258 A JP 2002195258A JP 2002195258 A JP2002195258 A JP 2002195258A JP 3935926 B2 JP3935926 B2 JP 3935926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle body
- intake
- combustion engine
- internal combustion
- throttle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1035—Details of the valve housing
- F02D9/104—Shaping of the flow path in the vicinity of the flap, e.g. having inserts in the housing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の吸気装置に関し、詳しくは、取付時の吸入空気計量部の変形を防止することができるスロットルボデーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射式の内燃機関においては、図4および図5に示すように吸入空気量を制御するための合成樹脂製のスロットルボデー31の、合成樹脂製のインテークマニホールド32への取り付けは、スロットルボデー31のフランジ部33に設けられた複数の取付孔34に、ボルト35を通してガスケット42を介して行われている。スロットルボデー31のフランジ部33にはボルト35の締結力に耐える中空の円環金具36が、また、インテークマニホールド32のフランジ部37にはボルト35に係合する雌ネジが切られたネジ金具38が、成形時または成形後にインサートされる。
【0003】
スロットルボデー31には円筒形の吸気通路39が貫通して形成されており、その吸気通路39を横切ってスロットルシャフト40が回動できるように貫入され、スロットルシャフト40にはスロットルバルブ41が固定されている。スロットルシャフト40の一方の端部に固定されている図示しないスロットルレバーの回動によりスロットルバルブ41が開閉され、スロットルバルブ41の外周部とスロットルボデー31の吸気通路39の内壁との隙間面積により吸入空気量を制御し、吸入空気を内燃機関に導く構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、合成樹脂製のスロットルボデーおよびインテークマニホールドは射出成形した場合、フランジ部が成形後、収縮により湾曲し、その取付面の平面度が低下することがある。また、射出成形後にスロットルボデーのフランジ部に円環金具をインサートする場合には、円環金具の端面に傾きが生じることもある。このような状況において、ボルトでフランジを締め付けると、図5に示すように、2本目以降のボルトを締め付けたとき、締付力がスロットルボデーのインテークマニホールド取付面とインテークマニホールドのスロットルボデー取付面との平面度の不一致を無理に矯正するため、両取付面に応力歪が生じ、その応力歪がスロットルボデーのスロットルバルブによる吸入空気計量部(以下、単に計量部と記す)にまで及び、計量部が円筒形状から楕円形状に変形し、アイドリング時のような小空気量時に計量が正しく行えなくなるおそれがあり、最悪時にはスロットルバルブが作動不良を来たすおそれがある。
【0005】
特に、インテークマニホールドのフランジ部の剛性が、スロットルボデーのフランジ部の剛性より強い場合には前記の現象は著しくなる。そこで、本発明は、合成樹脂製のスロットルボデーをインテークマニホールド等に取り付けたときに、スロットルボデーの計量部に過大な応力歪を生じず、小吸入空気量時に正確な吸入空気量制御が行えるような取付構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題の解決を目的としてなされた請求項1の発明は、吸入空気量を制御するためのスロットルボデーと、吸入空気を前記スロットルボデーへ導くためのエアーダクトホースと、前記スロットルボデーで計量された吸入空気を燃焼室に導くためのインテークマニホールドとで主に構成される内燃機関の吸気装置において、前記スロットルボデーの前記エアーダクトホースおよび前記インテークマニホールドとの係合部側に計量部の内径よりも大きな径大部を設けるとともに、前記両径大部および両拡大部の肉厚を前記計量部の肉厚よりも薄くしたことを特徴とする。また、請求項2の発明は、前記スロットルボデーが合成樹脂製であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る吸気装置の縦断面図である。図1において、吸気装置1を構成するスロットルボデー2の吸気通路2aを横切って、スロットルシャフト3が回動可能に軸支されている。スロットルシャフト3にはスロットルバルブ4が固定され、スロットルシャフト3とともに回動することにより計量部2bと共働して吸入空気量を調整するよう構成されている。スロットルボデー2の下流開口部にはインテークマニホールド5(図2参照)に固定されるための係合部6を構成するフランジ2cが形成され、フランジ2cにはネジ7(図2参照)を挿入するための複数のネジ孔2dが穿設されている。スロットルボデー2の係合部6側には計量部2bの内径Bよりも大きな内径Aを有する径大部2fが形成されている。計量部2bと径大部2fとの間には拡大部2gが形成される。また、径大部2fおよび拡大部2gの肉厚aは計量部2b部の肉厚bよりも薄く形成されている。
【0008】
スロットルボデー2の上流開口部にはエアーダクトホース8(図3参照)が嵌合固定される係合部9が形成されている。スロットルボデーの係合部9側には計量部2bの内径Bよりも大きな内径Cを有する径大部2hが形成されている。計量部2bと径大部2hとの間には拡大部2iが形成される。また、径大部2hおよび拡大部2iの肉厚cは計量部2b部の肉厚bよりも薄く形成されている。係合部9の外周にはエアーダクトホース8が抜けないよう抜け止めのためのリブ2eが設けられている。係合部9にはエアーダクトホース8が嵌合されたあと、抜け止めのため金属製のバンド10(図3参照)がエアーダクトホース8の外周に締結される。
【0009】
次に本実施形態の作用について説明する。図2はスロットルボデーがインテークマニホールドに固定された状態を誇張して示す縦断面図である。図2において、スロットルボデー2またはインテークマニホールド5の取付面に歪がある場合フランジ2cは歪(2点鎖線で示す)分だけ歪曲するが、径大部2fの内径Aが計量部2b径Bより大きく、かつ径大部2fおよび拡大部2gの肉厚aが計量部2bの肉厚bよりも小さいため径大部2fの方が計量部2bに比べて歪み易く、歪が径大部2fで吸収されて計量部2bまでおよばない。なお、2点鎖線はインテークマニホールド5へ組み付ける前の状態を示す。
【0010】
図3はスロットルボデーにエアーダクトホースが固定された状態を誇張して示す縦断面図である。図3において、係合部9にエアーダクトホース8が嵌合され抜け止めのためのバンド10が締結されると締結力により径大部2hに歪(2点鎖線で示す)が生ずるが、径大部2hの内径Cが計量部2b径Bより大きく、かつ径大部2hおよび拡大部2iの肉厚cが計量部2bの肉厚bよりも小さいため径大部2hの方が計量部2b部に比べて歪み易く、歪が径大部2hで吸収されて計量部2b部までおよばない。なお、2点鎖線はエアーダクトホース8およびバンド10を組み付ける前の状態を示す。
【0011】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。すなわち、スロットルボデーのエアーダクトホースおよびインテークマニホールドとの係合部側の径大部の内径を計量部の内径よりも大きくするとともに、両径大部および両拡大部の肉厚を計量部の肉厚よりも薄くしたので、歪が両径大部で吸収され計量部にまではおよばないため計量部に過大な応力歪を生じず小吸入空気量時に正確な吸入空気量制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る吸気装置の縦断面図である。
【図2】本発明に係るスロットルボデーがインテークマニホールドに固定された状態を誇張して示す縦断面図である。
【図3】本発明に係るスロットルボデーにエアーダクトホースが固定された状態を示す縦断面図である。
【図4】従来技術を示す吸気装置の組付前の縦断面図である。
【図5】従来技術を示す吸気装置の組付後の状態を誇張して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 吸気装置
2 スロットルボデー
2b 計量部
5 インテークマニホールド
6 係合部
8 エアーダクトホース
9 係合部
Claims (2)
- スロットルシャフトが回転可能に保持された吸気通路を備えるスロットルボデーと、前記スロットルボデーの上流側に係合されるエアーダクトホースと、前記スロットルボデーの下流側に係合されるインテークマニホールドとで主に構成される内燃機関の吸気装置において、
前記スロットルボデーの、前記エアーダクトホースおよび前記インテークマニホールドとの係合される側に前記吸気通路の内径よりも大きな径大部と、前記吸気通路と前記径大部とを接続する拡大部を設けるとともに、前記両径大部および前記両拡大部の肉厚を吸気通路の肉厚よりも薄くしたこと、
前記両径大部の内径が前記吸気通路外径より大きいことを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 前記スロットルボデーが合成樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195258A JP3935926B2 (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 内燃機関の吸気装置 |
DE60336694T DE60336694D1 (de) | 2002-05-30 | 2003-05-30 | Ansaugvorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
EP20030012447 EP1367243B1 (en) | 2002-05-30 | 2003-05-30 | Intake apparatus for internal-combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195258A JP3935926B2 (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343289A JP2003343289A (ja) | 2003-12-03 |
JP3935926B2 true JP3935926B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=29417288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002195258A Expired - Lifetime JP3935926B2 (ja) | 2002-05-30 | 2002-05-30 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1367243B1 (ja) |
JP (1) | JP3935926B2 (ja) |
DE (1) | DE60336694D1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7716828B2 (en) * | 2004-05-31 | 2010-05-18 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing throttle body, and throttle body |
JP4707613B2 (ja) * | 2006-06-13 | 2011-06-22 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用内燃機関における吸気装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05187276A (ja) * | 1992-01-14 | 1993-07-27 | Hitachi Ltd | 内燃機関の絞り弁装置 |
FR2692622B1 (fr) * | 1992-06-17 | 1994-09-16 | Solex | Organe d'étranglement rotatif pour installation d'alimentation de moteur à combustion interne et corps de papillon en comportant application. |
JP3435999B2 (ja) * | 1996-07-08 | 2003-08-11 | 株式会社デンソー | スロットルバルブ装置 |
DE19854595A1 (de) * | 1998-11-26 | 2000-06-08 | Mannesmann Vdo Ag | Drosseklappenstutzen |
JP2001234759A (ja) * | 2000-02-22 | 2001-08-31 | Mikuni Corp | スロットルボディのシャフト支持構造 |
JP2002004895A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-09 | Mikuni Corp | スロットルボディ |
WO2002014721A1 (en) * | 2000-08-16 | 2002-02-21 | Visteon Global Technologies, Inc. | Rotatable airflow control mechanism and method of manufacturing |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002195258A patent/JP3935926B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-05-30 DE DE60336694T patent/DE60336694D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-05-30 EP EP20030012447 patent/EP1367243B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE60336694D1 (de) | 2011-05-26 |
EP1367243A3 (en) | 2006-06-07 |
JP2003343289A (ja) | 2003-12-03 |
EP1367243B1 (en) | 2011-04-13 |
EP1367243A2 (en) | 2003-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04252829A (ja) | 絞り弁組立体 | |
US6763802B1 (en) | Intake manifold valve system | |
JP2008175064A (ja) | バタフライ式弁装置 | |
US20180045149A1 (en) | Clamped joint device | |
JP3935926B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP2010242548A (ja) | 燃料噴射ノズルの取付け構造 | |
JP2002235617A (ja) | 吸気装置 | |
WO2007052554A1 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JP3615912B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP3175642B2 (ja) | 樹脂製スロットルボディ | |
JP2002021656A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP5701186B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
KR20060050617A (ko) | 스로틀 밸브 장치 | |
JP3646213B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP6173094B2 (ja) | 内燃機関用吸気マニホールド | |
JP4519103B2 (ja) | 樹脂製スロットルボディ | |
JPH10311258A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JPH10339222A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP3743105B2 (ja) | スロットル装置 | |
JPH1122568A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP2007083430A (ja) | 樹脂部材及びその樹脂部材を備えたスロットルボデー | |
US11674457B2 (en) | Intake device | |
JP2568831Y2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP2000220432A (ja) | Pcvバルブ装置 | |
JPH09256928A (ja) | 筒内直噴式ガソリン機関の吸気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070321 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3935926 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160330 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |