JPH1122568A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
内燃機関の吸気装置Info
- Publication number
- JPH1122568A JPH1122568A JP19793197A JP19793197A JPH1122568A JP H1122568 A JPH1122568 A JP H1122568A JP 19793197 A JP19793197 A JP 19793197A JP 19793197 A JP19793197 A JP 19793197A JP H1122568 A JPH1122568 A JP H1122568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- throttle body
- intake
- engaging portions
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂製のスロットルボデーをインテーク
マニホールドに取り付けたとき、スロットルボデーのフ
ランジ部に過大な応力歪が生じない構造とし、小空気量
時の吸入空気量制御を正確に行う。 【解決手段】 スロットルボデー１およびインテークマ
ニホールド２のそれぞれのフランジ部に、クランプ係合
部３、４を設けスロットルボデー１を固定するのに必要
な適正荷重に設定されたクランプ９でクランプ係合部
３、４を挟持して固定することにより、スロットルボデ
ー１のフランジ部の応力歪の発生を防止する。
マニホールドに取り付けたとき、スロットルボデーのフ
ランジ部に過大な応力歪が生じない構造とし、小空気量
時の吸入空気量制御を正確に行う。 【解決手段】 スロットルボデー１およびインテークマ
ニホールド２のそれぞれのフランジ部に、クランプ係合
部３、４を設けスロットルボデー１を固定するのに必要
な適正荷重に設定されたクランプ９でクランプ係合部
３、４を挟持して固定することにより、スロットルボデ
ー１のフランジ部の応力歪の発生を防止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸入空気
量を制御するための吸気量制御装置（スロットルボデ
ー）の取付構造に係る。
量を制御するための吸気量制御装置（スロットルボデ
ー）の取付構造に係る。
【０００２】
【従来の技術】燃料噴射式の内燃機関においては、図７
（ａ）および図７（ｂ）に示すように吸入空気量を制御
するための合成樹脂製のスロットルボデー２１の、合成
樹脂製またはアルミニウム製のインテークマニホールド
２２のフランジ部２７への取り付けは、スロットルボデ
ー２１のフランジ部２３に設けられた複数の取付孔２４
に、複数のボルト２５でＯリング３２を介して行われて
いる。スロットルボデー２１のフランジ部２３にはボル
ト２５の締付力に耐える中空の円環金具２６が、また、
インテークマニホールド２２のフランジ部２７にはボル
ト２５に係合する雌ネジが切られたネジ金具２８が、成
形時または成形後にインサートされる。スロットルボデ
ー２１には円筒形の吸気通路２９が貫通して形成されて
おり、その吸気通路２９を横切ってスロットルシャフト
３０が回動できるように貫入され、スロットルシャフト
３０にはスロットルバルブ３１が固定されている。スロ
ットルシャフト３０の一方の端部に固定されている図示
しないスロットルレバーの回動によりスロットルバルブ
３１が開閉され、スロットルバルブ３１の外周部とスロ
ットルボデー２１の吸気通路２９の内壁面との隙間面積
からなる吸入空気計量部Ａにより吸入空気量を制御し、
吸入空気を内燃機関に導く構造となっている。
（ａ）および図７（ｂ）に示すように吸入空気量を制御
するための合成樹脂製のスロットルボデー２１の、合成
樹脂製またはアルミニウム製のインテークマニホールド
２２のフランジ部２７への取り付けは、スロットルボデ
ー２１のフランジ部２３に設けられた複数の取付孔２４
に、複数のボルト２５でＯリング３２を介して行われて
いる。スロットルボデー２１のフランジ部２３にはボル
ト２５の締付力に耐える中空の円環金具２６が、また、
インテークマニホールド２２のフランジ部２７にはボル
ト２５に係合する雌ネジが切られたネジ金具２８が、成
形時または成形後にインサートされる。スロットルボデ
ー２１には円筒形の吸気通路２９が貫通して形成されて
おり、その吸気通路２９を横切ってスロットルシャフト
３０が回動できるように貫入され、スロットルシャフト
３０にはスロットルバルブ３１が固定されている。スロ
ットルシャフト３０の一方の端部に固定されている図示
しないスロットルレバーの回動によりスロットルバルブ
３１が開閉され、スロットルバルブ３１の外周部とスロ
ットルボデー２１の吸気通路２９の内壁面との隙間面積
からなる吸入空気計量部Ａにより吸入空気量を制御し、
吸入空気を内燃機関に導く構造となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂製のスロット
ルボデーは射出成形されると、そのフランジ部が成形後
収縮により湾曲し、フランジ面２３ａの平面度が低下す
ることがある。また、射出成形後にスロットルボデーの
フランジ部に円環金具をインサートする場合には、円環
金具の端面に傾きが生じることもある。このような状況
において、ボルトでフランジ部を締め付けると、図７
（ｂ）に示すように、２本目以降のボルト２５を締め付
けたとき、締付力によりスロットルボデー２１のフラン
ジ面２３ａとインテークマニホールドのフランジ面２７
ａとの平面度の不一致を無理に矯正するため、両フラン
ジ面に応力歪が生じ、スロットルボデー２１のスロット
ルバルブ３１による吸入空気計量部Ａにまで及び、吸入
空気計量部Ａが円筒形状から楕円形状に変形し、アイド
リング時のような小空気量時に計量が正しく行えなくな
る場合がある。
ルボデーは射出成形されると、そのフランジ部が成形後
収縮により湾曲し、フランジ面２３ａの平面度が低下す
ることがある。また、射出成形後にスロットルボデーの
フランジ部に円環金具をインサートする場合には、円環
金具の端面に傾きが生じることもある。このような状況
において、ボルトでフランジ部を締め付けると、図７
（ｂ）に示すように、２本目以降のボルト２５を締め付
けたとき、締付力によりスロットルボデー２１のフラン
ジ面２３ａとインテークマニホールドのフランジ面２７
ａとの平面度の不一致を無理に矯正するため、両フラン
ジ面に応力歪が生じ、スロットルボデー２１のスロット
ルバルブ３１による吸入空気計量部Ａにまで及び、吸入
空気計量部Ａが円筒形状から楕円形状に変形し、アイド
リング時のような小空気量時に計量が正しく行えなくな
る場合がある。
【０００４】そこで、本発明は、スロットルボデーをイ
ンテークマニホールドに取り付けたときに、スロットル
ボデーのフランジ部に過大な応力歪が生じず、小吸入空
気量時に正確な吸入空気量制御が行えるような取付構造
を提供することを課題とするものである。
ンテークマニホールドに取り付けたときに、スロットル
ボデーのフランジ部に過大な応力歪が生じず、小吸入空
気量時に正確な吸入空気量制御が行えるような取付構造
を提供することを課題とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項１の発明は、吸入空気を清浄化する
ためのエアークリーナと、吸入空気量を制御するための
スロットルボデーと、該スロットルボデーで計量された
吸入空気を燃焼室に導くためのインテークマニホールド
とを主とする内燃機関の吸気装置において、前記スロッ
トルボデーのフランジ部に設けられた複数の第１のクラ
ンプ係合部と、前記インテークマニホールドのフランジ
部に設けられた複数の第２のクランプ係合部と、前記第
１および第２のクランプ係合部を挟持する複数のクラン
プとによって構成されることを特徴とする。
してなされた請求項１の発明は、吸入空気を清浄化する
ためのエアークリーナと、吸入空気量を制御するための
スロットルボデーと、該スロットルボデーで計量された
吸入空気を燃焼室に導くためのインテークマニホールド
とを主とする内燃機関の吸気装置において、前記スロッ
トルボデーのフランジ部に設けられた複数の第１のクラ
ンプ係合部と、前記インテークマニホールドのフランジ
部に設けられた複数の第２のクランプ係合部と、前記第
１および第２のクランプ係合部を挟持する複数のクラン
プとによって構成されることを特徴とする。
【０００６】また、請求項２の発明は、前記第１のクラ
ンプ係合部または前記第２のクランプ係合部の内、少な
くとも何れか一方のクランプ係合側に、クランプ抜け止
めのための膨出部を設けたことを特徴とする。また、請
求項３の発明は、 前記第１のクランプ係合部または前
記第２のクランプ係合部の内、少なくとも何れか一方の
クランプ係合側に、クランプ移動防止のためのサイドス
トッパを設けたことを特徴とする。また、請求項４の発
明は、前記第１および第２のクランプ係合部ならびに前
記クランプからなる複数の係合部分の内、スロットルレ
バー側の係合部分の少なくとも一箇所をボルトによる締
結とすることを特徴とする
ンプ係合部または前記第２のクランプ係合部の内、少な
くとも何れか一方のクランプ係合側に、クランプ抜け止
めのための膨出部を設けたことを特徴とする。また、請
求項３の発明は、 前記第１のクランプ係合部または前
記第２のクランプ係合部の内、少なくとも何れか一方の
クランプ係合側に、クランプ移動防止のためのサイドス
トッパを設けたことを特徴とする。また、請求項４の発
明は、前記第１および第２のクランプ係合部ならびに前
記クランプからなる複数の係合部分の内、スロットルレ
バー側の係合部分の少なくとも一箇所をボルトによる締
結とすることを特徴とする
【０００７】
【作用】上述のように、スロットルボデーのインテーク
マニホールドとの係合部に設けられた第１のクランプ係
合部と、前記インテークマニホールドの前記スロットル
ボデーとの係合部に設けられた第２のクランプ係合部と
を、クランプによって挟持することにより前記スロット
ルボデーと前記インテークマニホールドを締結すること
ができる。前記クランプは板状のバネ材で造ることによ
り、その締付荷重はバネ材の板厚を選定して、前記Ｏリ
ングのシール力、図示しないアクセルの操作力、エンジ
ンの振動やローリング時の力等々を考慮して、前記スロ
ットルボデーと前記インテークマニホールドとを締結す
るのに必要な最適な荷重に設定できる上、円筒形のスロ
ットルボデーの軸方向にかかる構造になっているので、
前記スロットルボデーのスロットルバルブ周辺部にまで
締付時の歪がおよぶことはない。また、前記第１のクラ
ンプ係合部または前記第２のクランプ係合部の何れか一
方のクランプ係合側に膨出部を設けることにより前記ク
ランプの外れが防止できる。前記膨出部を前記第１およ
び第２のクランプ係合部の両方に設ければより効果的で
ある。そしてまた、前記第１のクランプ係合部または第
２のクランプ係合部の何れか一方のクランプ係合側にサ
イドストッパを設けることにより、前記クランプの正面
左右の移動を防止し、而して、クランプの正面左右の外
れを防止することができる。前記サイドストッパを第１
および第２のクランプ係合部の両方に設ければより効果
的である。なお、サイドストッパの形状は成形金型の型
割りの経済性とクランプの移動防止効果との兼ね合いで
クランプ係合部の全周に設けるか、片側のみとするか、
または中央一箇所のみにするかを決定すればよい。
マニホールドとの係合部に設けられた第１のクランプ係
合部と、前記インテークマニホールドの前記スロットル
ボデーとの係合部に設けられた第２のクランプ係合部と
を、クランプによって挟持することにより前記スロット
ルボデーと前記インテークマニホールドを締結すること
ができる。前記クランプは板状のバネ材で造ることによ
り、その締付荷重はバネ材の板厚を選定して、前記Ｏリ
ングのシール力、図示しないアクセルの操作力、エンジ
ンの振動やローリング時の力等々を考慮して、前記スロ
ットルボデーと前記インテークマニホールドとを締結す
るのに必要な最適な荷重に設定できる上、円筒形のスロ
ットルボデーの軸方向にかかる構造になっているので、
前記スロットルボデーのスロットルバルブ周辺部にまで
締付時の歪がおよぶことはない。また、前記第１のクラ
ンプ係合部または前記第２のクランプ係合部の何れか一
方のクランプ係合側に膨出部を設けることにより前記ク
ランプの外れが防止できる。前記膨出部を前記第１およ
び第２のクランプ係合部の両方に設ければより効果的で
ある。そしてまた、前記第１のクランプ係合部または第
２のクランプ係合部の何れか一方のクランプ係合側にサ
イドストッパを設けることにより、前記クランプの正面
左右の移動を防止し、而して、クランプの正面左右の外
れを防止することができる。前記サイドストッパを第１
および第２のクランプ係合部の両方に設ければより効果
的である。なお、サイドストッパの形状は成形金型の型
割りの経済性とクランプの移動防止効果との兼ね合いで
クランプ係合部の全周に設けるか、片側のみとするか、
または中央一箇所のみにするかを決定すればよい。
【０００８】また、スロットルレバー側に位置するクラ
ンプ係合部を、従来技術で説明したボルトによる締結と
することにより、図示しないアクセルペダルと連動する
該スロットルレバーが全開となり、さらに過大なアクセ
ルペダル踏力が加わったとき、弾力性を有するクランプ
が開いてしまわないよう十分に耐えられる締結状態を保
つことができる。なお、ボルトによる締結箇所は、踏力
付加時、前記スロットルボデーと前記インテークマニホ
ールドとが離れる方向（クランプが開く方向）に踏力が
作用する締結部分一箇所のみとすることもできる。
ンプ係合部を、従来技術で説明したボルトによる締結と
することにより、図示しないアクセルペダルと連動する
該スロットルレバーが全開となり、さらに過大なアクセ
ルペダル踏力が加わったとき、弾力性を有するクランプ
が開いてしまわないよう十分に耐えられる締結状態を保
つことができる。なお、ボルトによる締結箇所は、踏力
付加時、前記スロットルボデーと前記インテークマニホ
ールドとが離れる方向（クランプが開く方向）に踏力が
作用する締結部分一箇所のみとすることもできる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を図面を参照して説明する。図１（ａ）は本発明の一実
施形態に係る内燃機関の吸気装置の中間組付状態を示す
縦断面図で、図１（ｂ）は２箇所のクランプ係合部での
組付状態を示す縦断面図である。スロットルボデー１の
フランジ部１ａに第１のクランプ係合部３が、インテー
クマニホールド２のフランジ部２ａに第２のクランプ係
合部４が設けられている。インテークマニホールド２の
スロットルボデー１との取付面２ｂにはＯリング溝５が
設けられ、Ｏリング溝５にはＯリング６が装着されてい
る。第１のクランプ係合部３のクランプ係合側８にはク
ランプ抜け止めのための膨出部８ａが設けられている。
第１および第２のクランプ係合部３、４は板バネ製のク
ランプ９で挟持される。クランプ９の先端部は第１およ
び第２のクランプ係合部３、４の根元部、即ち、Ｏリン
グの装着位置に近い部分を挟持するので、十分な気密保
持が可能となる。図１（ａ）に示すように片側のみにク
ランプした場合、成形歪によりスロットルボデー１およ
びインテークマニホールド２の各取付面は浮き（すき
ま）ができるが、複数でクランプすることによりＯリン
グは確実に気密保持状態に圧縮される。
を図面を参照して説明する。図１（ａ）は本発明の一実
施形態に係る内燃機関の吸気装置の中間組付状態を示す
縦断面図で、図１（ｂ）は２箇所のクランプ係合部での
組付状態を示す縦断面図である。スロットルボデー１の
フランジ部１ａに第１のクランプ係合部３が、インテー
クマニホールド２のフランジ部２ａに第２のクランプ係
合部４が設けられている。インテークマニホールド２の
スロットルボデー１との取付面２ｂにはＯリング溝５が
設けられ、Ｏリング溝５にはＯリング６が装着されてい
る。第１のクランプ係合部３のクランプ係合側８にはク
ランプ抜け止めのための膨出部８ａが設けられている。
第１および第２のクランプ係合部３、４は板バネ製のク
ランプ９で挟持される。クランプ９の先端部は第１およ
び第２のクランプ係合部３、４の根元部、即ち、Ｏリン
グの装着位置に近い部分を挟持するので、十分な気密保
持が可能となる。図１（ａ）に示すように片側のみにク
ランプした場合、成形歪によりスロットルボデー１およ
びインテークマニホールド２の各取付面は浮き（すき
ま）ができるが、複数でクランプすることによりＯリン
グは確実に気密保持状態に圧縮される。
【００１０】図２（ａ）は前記第１および第２のクラン
プ係合部にサイドストッパを設けた本発明の一実施形態
を示す縦断面図、図２（ｂ）はその正面図、図２（ｃ）
はクランプの左側面図、図２（ｄ）はクランプの正面図
である。第１および第２のクランプ係合部３、４の両側
にはクランプの正面左右の移動を防止するためのサイド
ストッパ１０、１１、１２、１３が設けられる。図３
（ａ）は前記第１のクランプ係合部の中央部のみにサイ
ドストッパを一本設けた本発明の他の実施形態を示す平
面図で、図３（ｂ）はその縦断面図、図３（ｃ）はその
正面図で、図３（ｄ）はその場合のクランプの正面図、
図３（ｅ）はその右側面図である。第１のクランプ係合
部３の中央部にはサイドストッパ１７が設けられてお
り、クランプ１８の中央部のサイドストッパ１７に相対
する位置にはサイドストッパ１７に噛み合う切欠き溝１
７ａが設けられており、締結後のクランプ１８の正面左
右の移動を防止するように構成される。図３（ａ）に示
すスロットルボデーのように図に対して上下２分割の金
型で成形可能な形状の場合には、この方式のサイドスト
ッパが有効である。図４（ａ）、図５（ａ）、図６
（ａ）は本発明の一実施形態を示す吸気装置の平面図、
図４（ｂ）、図５（ｂ）、図６（ｂ）はそれぞれその正
面図である。図４はスロットルレバー１６側の締結部２
箇所Ｂ、Ｃをボルト１４による締結としたもので、スロ
ットルバルブ１５が全開後に過大なアクセルペダル踏力
がスロットルレバー１６のＡ方向に加えられた場合で
も、十分な締結状態を保つことができる。また、サイド
ストッパ１０ａは金型の型割りの経済性を考慮し、スロ
ットルボデー中心線側にのみに設けた実施形態を示す。
図５はアクセルペダル踏力がスロットルレバー１６のＡ
方向に加えられた場合、スロットルボデー１がインテー
クマニホールド２と離れる方向に力を受ける締結部Ｄの
みをボルト１４による締結としたものである。図６は全
締結部を３箇所とした場合の実施形態を示す。なお、ス
ロットルボデー１とインテークマニホールド２との気密
保持の形態としては、Ｏリングの他にガスケット、パッ
キン等でもよい。
プ係合部にサイドストッパを設けた本発明の一実施形態
を示す縦断面図、図２（ｂ）はその正面図、図２（ｃ）
はクランプの左側面図、図２（ｄ）はクランプの正面図
である。第１および第２のクランプ係合部３、４の両側
にはクランプの正面左右の移動を防止するためのサイド
ストッパ１０、１１、１２、１３が設けられる。図３
（ａ）は前記第１のクランプ係合部の中央部のみにサイ
ドストッパを一本設けた本発明の他の実施形態を示す平
面図で、図３（ｂ）はその縦断面図、図３（ｃ）はその
正面図で、図３（ｄ）はその場合のクランプの正面図、
図３（ｅ）はその右側面図である。第１のクランプ係合
部３の中央部にはサイドストッパ１７が設けられてお
り、クランプ１８の中央部のサイドストッパ１７に相対
する位置にはサイドストッパ１７に噛み合う切欠き溝１
７ａが設けられており、締結後のクランプ１８の正面左
右の移動を防止するように構成される。図３（ａ）に示
すスロットルボデーのように図に対して上下２分割の金
型で成形可能な形状の場合には、この方式のサイドスト
ッパが有効である。図４（ａ）、図５（ａ）、図６
（ａ）は本発明の一実施形態を示す吸気装置の平面図、
図４（ｂ）、図５（ｂ）、図６（ｂ）はそれぞれその正
面図である。図４はスロットルレバー１６側の締結部２
箇所Ｂ、Ｃをボルト１４による締結としたもので、スロ
ットルバルブ１５が全開後に過大なアクセルペダル踏力
がスロットルレバー１６のＡ方向に加えられた場合で
も、十分な締結状態を保つことができる。また、サイド
ストッパ１０ａは金型の型割りの経済性を考慮し、スロ
ットルボデー中心線側にのみに設けた実施形態を示す。
図５はアクセルペダル踏力がスロットルレバー１６のＡ
方向に加えられた場合、スロットルボデー１がインテー
クマニホールド２と離れる方向に力を受ける締結部Ｄの
みをボルト１４による締結としたものである。図６は全
締結部を３箇所とした場合の実施形態を示す。なお、ス
ロットルボデー１とインテークマニホールド２との気密
保持の形態としては、Ｏリングの他にガスケット、パッ
キン等でもよい。
【００１１】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項１に記載の
内燃機関の吸気装置においては、スロットルボデーおよ
びインテークマニホールドの係合部に設けられた第１お
よび第２のクランプ係合部の根元部を、前記スロットル
ボデーの固定に必要な最適荷重に設定されたクランプで
固定するので、前記スロットルボデーおよび前記インテ
ークマニホールドの両取付面の平面度の不一致を無理に
矯正することがなく、従って、前記スロットルボデーの
フランジ部に過大な応力歪が生じず、前記スロットルボ
デーの吸気量計量部にまで応力歪がおよぶことがなく、
而して、小吸入空気量時にも正確な吸入空気量制御が可
能となる。
で以下に記載の効果を奏する。即ち、請求項１に記載の
内燃機関の吸気装置においては、スロットルボデーおよ
びインテークマニホールドの係合部に設けられた第１お
よび第２のクランプ係合部の根元部を、前記スロットル
ボデーの固定に必要な最適荷重に設定されたクランプで
固定するので、前記スロットルボデーおよび前記インテ
ークマニホールドの両取付面の平面度の不一致を無理に
矯正することがなく、従って、前記スロットルボデーの
フランジ部に過大な応力歪が生じず、前記スロットルボ
デーの吸気量計量部にまで応力歪がおよぶことがなく、
而して、小吸入空気量時にも正確な吸入空気量制御が可
能となる。
【００１２】更に、請求項２に記載のように、前記第１
または第２のクランプ係合部の、少なくとも何れか一方
のクランプ係合側に膨出部を設けたものでは、エンジン
振動や外力によるクランプの外れをより確実に防止でき
る。また、請求項３に記載のように、前記第１のクラン
プ係合部または前記第２のクランプ係合部の内、少なく
とも何れか一方のクランプ係合側にサイドストッパを設
けたものでは、クランプの正面左右の移動を防止でき
る。また、請求項４に記載のように、前記第１および第
２のクランプ係合部ならびに前記クランプからなる複数
の係合部分の内、スロットルレバー側の係合部分の内の
少なくとも一箇所をボルトによる締結としたものは、ス
ロットルバルブ全開後に該スロットルレバーに過大なア
クセルペダル踏力が加えられた場合でも十分な締結状態
を保つことができる。
または第２のクランプ係合部の、少なくとも何れか一方
のクランプ係合側に膨出部を設けたものでは、エンジン
振動や外力によるクランプの外れをより確実に防止でき
る。また、請求項３に記載のように、前記第１のクラン
プ係合部または前記第２のクランプ係合部の内、少なく
とも何れか一方のクランプ係合側にサイドストッパを設
けたものでは、クランプの正面左右の移動を防止でき
る。また、請求項４に記載のように、前記第１および第
２のクランプ係合部ならびに前記クランプからなる複数
の係合部分の内、スロットルレバー側の係合部分の内の
少なくとも一箇所をボルトによる締結としたものは、ス
ロットルバルブ全開後に該スロットルレバーに過大なア
クセルペダル踏力が加えられた場合でも十分な締結状態
を保つことができる。
【図１】図１（ａ）は本発明の一実施形態に係る吸気装
置の中間組付状態を示す縦断面図である。図１（ｂ）は
本発明の一実施形態に係る吸気装置の取付状態を示す縦
断面図である。
置の中間組付状態を示す縦断面図である。図１（ｂ）は
本発明の一実施形態に係る吸気装置の取付状態を示す縦
断面図である。
【図２】図２（ａ）は本発明の一実施形態に係る部分の
縦断面図である。図２（ｂ）は本発明の一実施形態に係
る部分の正面図である。図２（ｃ）は本発明の他の実施
形態に係る部品の左側面図である。図２（ｄ）は本発明
の他の実施形態に係る部品の正面図である。
縦断面図である。図２（ｂ）は本発明の一実施形態に係
る部分の正面図である。図２（ｃ）は本発明の他の実施
形態に係る部品の左側面図である。図２（ｄ）は本発明
の他の実施形態に係る部品の正面図である。
【図３】図３（ａ）は本発明の他の実施形態に係る部品
の平面図である。図３（ｂ）は本発明の他の実施形態に
係る部品の縦断面図である。図３（ｃ）は本発明の他の
実施形態に係る部品の部分正面図である。図３（ｄ）は
本発明の他の実施形態に係る部品の正面図である。図３
（ｅ）は本発明の他の実施形態に係る部品の右側面図で
ある。
の平面図である。図３（ｂ）は本発明の他の実施形態に
係る部品の縦断面図である。図３（ｃ）は本発明の他の
実施形態に係る部品の部分正面図である。図３（ｄ）は
本発明の他の実施形態に係る部品の正面図である。図３
（ｅ）は本発明の他の実施形態に係る部品の右側面図で
ある。
【図４】本発明の一実施形態に係る吸気装置の平面図お
よび正面図である。
よび正面図である。
【図５】本発明の一実施形態に係る吸気装置の平面図お
よび正面図である。
よび正面図である。
【図６】本発明の一実施形態に係る吸気装置の平面図お
よび正面図である。
よび正面図である。
【図７】図７（ａ）は従来技術を示す吸気装置の組付前
の縦断面図である。図７（ｂ）は従来技術を示す吸気装
置の組付後の状態を強調して示す縦断面図である。
の縦断面図である。図７（ｂ）は従来技術を示す吸気装
置の組付後の状態を強調して示す縦断面図である。
１ スロットルボデー ２ インテークマニホールド ３ 第１のクランプ係合部 ４ 第２のクランプ係合部 ８ 膨出部 ９ クランプ １０、１１、１２、１３、１７ サイドストッパ １７ａ 切欠き溝 １８ クランプ
Claims (4)
- 【請求項１】 吸入空気を清浄化するためのエアークリ
ーナと、吸入空気量を制御するためのスロットルボデー
と、該スロットルボデーで計量された吸入空気を燃焼室
に導くためのインテークマニホールドとを主とする内燃
機関の吸気装置において、前記スロットルボデーのフラ
ンジ部に設けられた複数の第１のクランプ係合部と、前
記インテークマニホールドのフランジ部に設けられた複
数の第２のクランプ係合部と、前記第１および第２のク
ランプ係合部を挟持する複数のクランプとによって構成
されることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 【請求項２】 前記第１のクランプ係合部または前記第
２のクランプ係合部の内、少なくとも何れか一方のクラ
ンプ係合側に、クランプ抜け止めのための膨出部を設け
たことを特徴とする請求項１記載の内燃機関の吸気装
置。 - 【請求項３】 前記第１のクランプ係合部または前記第
２のクランプ係合部の内、少なくとも何れか一方のクラ
ンプ係合側に、クランプ移動防止のためのサイドストッ
パを設けたことを特徴とする請求項１または２記載の内
燃機関の吸気装置。 - 【請求項４】 前記第１および第２のクランプ係合部な
らびに前記クランプからなる複数の係合部分の内、スロ
ットルレバー側の係合部分の少なくとも一箇所をボルト
による締結とすることを特徴とする請求項１ないし３記
載の内燃機関の吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19793197A JPH1122568A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 内燃機関の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19793197A JPH1122568A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 内燃機関の吸気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1122568A true JPH1122568A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16382675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19793197A Pending JPH1122568A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 内燃機関の吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1122568A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196192A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Keihin Corp | エンジン用吸気制御装置 |
| JP2015063956A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 三菱重工業株式会社 | 過給機 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP19793197A patent/JPH1122568A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011196192A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Keihin Corp | エンジン用吸気制御装置 |
| JP2015063956A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 三菱重工業株式会社 | 過給機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5653200A (en) | Internal combustion engine with intake module or intake tube fastened to it, and method for fastening an intake module or intake tube to an internal combustion engine | |
| US20030106516A1 (en) | Intake manifold for internal combustion engine, and multiple and independent intake passages | |
| JPH1122568A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| GB2023726A (en) | Resilient-flange connection | |
| JPH11223164A (ja) | 樹脂製部材の締結構造 | |
| JP3615912B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| US20100236513A1 (en) | Air intake system for internal combustion engine | |
| JP2002021656A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JP3935926B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JP3743105B2 (ja) | スロットル装置 | |
| JP2527810Y2 (ja) | 合成樹脂製燃料分配管 | |
| JP3592889B2 (ja) | 樹脂製スロットルボデーの取付方法 | |
| JP6173094B2 (ja) | 内燃機関用吸気マニホールド | |
| JP3646213B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPH0599087A (ja) | 内燃機関のインテークマニホルド組付構造 | |
| JPH10281293A (ja) | 密封装置 | |
| JPH10311258A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPH09189270A (ja) | 合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造及びシール体 | |
| JPH1122567A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPH10339222A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPH0213752Y2 (ja) | ||
| JPH032696Y2 (ja) | ||
| JP2003343375A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
| JPS599083Y2 (ja) | 内燃機関における機関本体と気化器との接続装置 | |
| JP2019152192A (ja) | 吸気装置 |