JPH09189270A - 合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造及びシール体 - Google Patents

合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造及びシール体

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JPH09189270A
JPH09189270A JP190396A JP190396A JPH09189270A JP H09189270 A JPH09189270 A JP H09189270A JP 190396 A JP190396 A JP 190396A JP 190396 A JP190396 A JP 190396A JP H09189270 A JPH09189270 A JP H09189270A
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JP
Japan
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seal body
synthetic resin
joint surface
sheet material
groove
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JP190396A
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English (en)
Inventor
Hidenobu Miyajima
秀伸 宮嶋
Kazunobu Kitahara
一信 北原
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Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 合成樹脂製マニホールドのフランジ部と他部
材との気密性及び遮音・断熱・防振等の接合性能を向上
させた合成樹脂製マニホールドのシール構造及びそのシ
ール体を提供する。 【解決手段】フランジ部15D,17と他部材60,8
0との接合面15E,17Aに凹溝環部15G,17D
を刻設する。また、接合面15E,17Aの形状に形成
されたシート材部20A,30Aとこのシート材部の凹
溝環部15G,17Dに対応する位置に突出形成された
モールド環部20B,30Bとを有するシール体20,
30を形成する。シール体20,30のモールド環部2
0B,30Bを凹溝環部15G,17Dに嵌合させると
ともにシート材部20A,30Aを接合面15E,17
Aに接触させた状態で合成樹脂製マニホールド1と他部
材60,80とを締結部材50により締結させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空樹脂成形品、
例えば自動車用のインテークマニホールド等に使用され
る合成樹脂製マニホールドに関し、特に、フランジ部と
他部材との接合性能を向上させた合成樹脂製マニホール
ドのシール構造及びそのシール体に係るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用のインテークマニホー
ルドは、その多くがアルミ合金鋳物で作られている。最
近、上記アルミ合金鋳物に変わり合成樹脂製マニホール
ドが要求されつつある。これに使用される合成樹脂製マ
ニホールドは、第1接合部(ガス吸入部又はサージ部と
いう)と、第2接合部(シリンダヘッド接合部又はポー
ト部という)と、両部分を接続する分岐管とを一体化し
た複雑な形状を有するものである。
【0003】その構造は、図11に示すように、マニホ
ールド中空部の所定形状をなす内部成形膜100をブロ
ー成形により一体化成形し、この外周に2つ割りにした
アッパーシェル110とロアーシェル120との両接合
面Sを接合し、2層構造の合成樹脂製マニホールド20
0を得る。勿論、内部成形膜をなくし、アッパーシェル
とロアーシェルとの両接合面を接合しただけの1層構造
の合成樹脂製マニホールド200としても提供される。
【0004】上記1層又は2層構造の合成樹脂製マニホ
ールド200は、アッパーシェル110とロアーシェル
120とを接合して形成されたサージ部130の入口に
1つの入口フランジ部140を備え、又、多数のポート
部150には各ポート150Aの出口に対応したポート
毎の多数の、又は、これらを一体化した1つの出口フラ
ンジ部160を備えている。
【0005】上記合成樹脂製マニホールド200の入口
フランジ部140又は出口フランジ部160は、図12
に示すように、エンジンにおけるシリンダヘッド170
の吸気口の接合部170Aとの連結手段として、出口フ
ランジ部160の接合面160Aの凹溝部160Bにモ
ールドパッキンPを嵌め込み、このモールドパッキンP
を介在させて接合部170Aとボルト等の締結部材で締
付けている。又、図13に示すように、出口フランジ部
160の接合面160AにシートパッキンSPを合わ
せ、このシートパッキンSPを介在させて接合部170
Aをボルト等の締結部材で締付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記接合面160Aに
モールドパッキンPを介在させて接合部170Aと締付
け固定する手段では、両部材160A,170A間の気
密性は良いが、両部材が相互にぶつかり合って衝突音を
発したり、熱の伝導や振動の伝播が発生し両部材の遮断
性に劣る。又、多気筒エンジンでは接合部170Aが多
数あるため、各接合面160AにモールドパッキンPを
1つずつ嵌め込まなければならない煩わしさにより、作
業能率を悪くするばかりか嵌め込み忘れを起こし、後工
程においてクレームを発生させるという問題がある。
【0007】他方、ポート部の接合面160Aにシート
パッキンSPを介在させ、接合部170Aと締結部材で
締付け固定する手段では、両部材が全面当りするから、
衝突音を発しないし、熱の伝導や振動の伝播が生じない
という利点がある。しかし、両接合面160A,170
Aに不均等当りがあったり、締付けの不均等や緩みが生
じると、気密性を損なう欠点がある。特に、合成樹脂製
マニホールド200の入口フランジ部140や出口フラ
ンジ部160は、剛性が低いから僅かな接合面140
A,160Aの歪みで気密性を損なうという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記従来技術に見られる問題点
に鑑みてなされたもので、合成樹脂製マニホールドのフ
ランジ部と他部材との気密性及び遮音・断熱・防振等の
接合性能を向上させた合成樹脂製マニホールドと他部材
とのシール構造及びそのシール体を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
なされた本発明の請求項1の合成樹脂製マニホールドと
他部材とのシール構造は、入口フランジ部を有するサー
ジ部と出口フランジ部を有するポート部とを備えた合成
樹脂製マニホールドのフランジ部と他部材とのシール構
造であって、上記フランジ部と他部材との接合面に凹溝
環部を刻設し、また、上記接合面の形状に形成されたシ
ート材部とこのシート材部の上記凹溝環部に対応する位
置に突出形成されたモールド環部とを有するシール体を
形成し、上記シール体のモールド環部を凹溝環部に嵌合
させるとともに上記シート材部を接合面に接触させた状
態で合成樹脂製マニホールドと他部材とを締結部材によ
り締結したことを特徴とするものである。
【0010】又、請求項2のシール体は、請求項1記載
の合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造に使
用されるシール体であって、入口フランジまたは出口フ
ランジの接合面の形状に形成したシート材部と上記シー
ト材部の凹溝環部に対応する位置に突出形成されたモー
ルド環部とを一体成形したことを特徴とするものであ
る。
【0011】更に、請求項3のシール体は、請求項1記
載の合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造に
使用されるシール体であって、複数のポート部を共有す
る出口フランジ部の接合面の形状のシート材部と上記シ
ート材部の各ポート部の凹溝環部に対応する位置に突出
形成された複数のモールド環部とを一体成形したことを
特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項1によると、各フランジ部
と他部材との接合面にシート材部を接触させ、また、こ
の接合面に設けた凹溝環部にモールド環部を嵌合させた
シール体を介在させ、この接合部と他部材の接合部とを
締結部材により締付け固定することができる。これによ
り、両部材の接合部がシート材部で全面当りして衝突音
が発生しないとともに、モールド環部により両接合面に
不均等当りや締付不均等があってもこのモールド環部が
気密性を発揮する。従って、合成樹脂製マニホールドの
入口フランジ部や出口フランジ部のように、剛性が低く
接合面に歪みが生じても気密性を損うことがない。
【0013】本発明の請求項2によると、上記請求項1
の合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造に使
用されるシール体は、入口フランジまたは出口フランジ
部と他部材との接合面に接触させるシート材部と凹溝環
部に嵌合するモールド環部とが一体成形でき、そのシー
ル体の製造が簡潔に行える。また、各フランジ部の凹溝
環部に嵌合するモールド環部の挿入作業と、接合面に接
触させるシート材部の介在作業とが、1つのシール体の
介在作業だけで簡潔且つ能率良くできる。
【0014】本発明の請求項3によると、上記請求項1
の合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造に使
用されるシール体は、複数の出口フランジ部の接合面の
形状のシート材部と、凹溝環部に対応する複数のモール
ド環部とが一体成形でき、そのシール体の製造が簡潔且
つ能率良く行える。また、複数の出口フランジ部の凹溝
環部に嵌合させるモールド環部の挿入作業と、出口フラ
ンジ部の接合面に接触させる各シート材部の介在作業と
が、1つのシール体の介在作業だけで一斉に簡潔且つ能
率良くできる。従って、多気筒エンジンのシリンダヘッ
ドとの接続作業においてシール体の介在忘れがなくな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る合成樹脂製マニホー
ルド及びこのシール体の実施形態につき、図面により具
体的に説明する。図1は本発明に係る合成樹脂製マニホ
ールドの正面図であり、図2は平面図である。
【0016】先ず、本発明の合成樹脂製マニホールド1
(以下、単にマニホールドという)の構成と各成形体1
1,13,15,17の細部を説明する。マニホールド
中空部の所定形状をなす内部成形体(内部成形膜)13
は、ブロー成形により一体成形される。即ち、上型と下
型との間にマニホールド中空部の内面形状をなす空間部
を形成し、パリソンを上記上型と下型との間にはさみ込
んで空気を注入する。これにより、パリソンを空間部の
形状に沿って薄膜状に成形するものである。この方法に
より作られた内部成形膜13は、絞り弁に接続するガス
吸入端13Cと、主流通部(サージ部)13Aと、エン
ジンの各シリンダヘッドに分配する分岐部(ポート部)
13Bとこの先端のシリンダヘッド接合端13Dとから
なる。
【0017】他方、マニホールド1の外部の所定形状を
なし複数(図示はマニホールドの流通方向に沿って二分
割)に分割された外部成形体要素(アッパーシェル11
とロアーシェル15)は、先端に入口フランジ部17を
接続したガス吸入部11C,15Cと、これに続く主流
通部(サージ部)11A,15Aと、複数の通路部(ポ
ート部)11B,15Bと、先端の出口フランジ部15
Dとからなる。そして、その外面をマニホールド1の外
面の所定形状に成形し、内面は内部成形膜13の外表面
と同じ形状に成形し、内部成形膜13を抱合させてい
る。
【0018】続いて、上記入口フランジ部17や出口フ
ランジ部15D及びこれに採用されるシール体20の構
成を説明する。先ず、図2〜6に示す入口フランジ部1
7の第1実施形態において、この入口フランジ部17の
形状は略四角形を呈し、4隅にボルト孔17Bをあけ、
内孔17Cの外周側となる接合面17A上に凹溝環部1
7Dを刻設している。他方、上記接合面17Aの形状に
形成したシール体20は、薄肉状のシート材部20A
と、上記凹溝環部17Dに対する位置に突出形成したモ
ールド環部20Bとを有する。また、シール体20の4
隅にもボルト孔20Cをあけ、内孔20Dをあけてい
る。
【0019】上記シール体20の材質は、例えば、ニト
リルブタジエンラバー(NBR)が使用される。また、
シート材部20Aの肉厚は従来使用のシートパッキンと
ほぼ同様である。又、モールド環部20Bの横幅寸法、
高さ等も従来使用のモールドパッキンとほぼ同様であ
り、上記凹溝環部17Dの横幅寸法及び深さ寸法に対応
して形成され、押圧されて縮むモールド環部20Bが凹
溝環部17D内に密着することができる寸法になってい
る。
【0020】本発明の第1実施形態は、上記のように構
成されており、下記のように入口フランジ部17と、絞
り弁等の他部材60とが本発明のシール体20を介在さ
せて締結部材50のボルト50Aにより締結される。そ
の詳細は、図4に示しており、入口フランジ部17の接
合部17Aにこれと同一形状に形成したシール体20を
接触させるとともに、モールド環部20Bを凹溝環部1
7Dに嵌合させる。これと同時に、上記接合部17A及
びシール体20と同形の他部材60の接合部60Aを接
合させ、4本のボルト50Aを各孔17B,20Cに通
し、ねじ孔60Cに螺合して締結する。
【0021】上記締結状態で、図5に示すように、両者
17,60間において、シート材部20Aがフランジ部
の接合面17Aに密着するとともに、モールド環部20
Bが凹溝環部17D内に押圧されて密着する。この密着
状態は図6に示すように、他部材60の接合部60Aの
全面がシート材部20Aとモールド環部20Bとに均一
に密着する。
【0022】上記第1実施形態によるフランジのシール
構造とシール体20によると、両部材の接合部がシート
材部で全面当りするので、衝突音を発したり、熱の伝導
や振動の伝播が発生しない。又、両接合面に不均等当り
や締付不均等があってもモールド環部が気密性を発揮す
る。従って、合成樹脂製マニホールドの入口フランジ部
や出口フランジ部のように、剛性が低く接合面に歪みが
生じても気密性を損うことがない効果がある。
【0023】次に、本発明の第2実施形態を図7,8で
説明する。この第2実施形態は、上記第1実施形態にお
けるマニホールド1の出口フランジ部15Dのシール構
造とシール体30とを示している。即ち、多数本のポー
ト部11B,15Bの出口フランジ部15Dと、多気筒
エンジン用のシリンダヘッド80とを多気筒用のシール
体30を介在させて締結部材50としてのボルト50A
で締結するものである。各ポート部11B,15B・・
・の出口フランジ部15Dは、一体成形されており、そ
の接合面15Eの各孔15F・・・の外周には、各々凹
溝環部15Gを刻設し、ボルト孔15Hをあけている。
他方、上記接合面15Eの形状に形成したシール体30
は、薄肉状のシート材部30Aと、上記凹溝環部15G
に対する位置に突出形成したモールド環部30Bとを有
する。また、シール体30の各所にもボルト孔30Cを
あけ、内孔30Dをあけている。尚、上記シール体30
の材質は、上記第1実施形態のシール体20と同一であ
る。
【0024】本発明の第2実施形態は上記のように構成
され、下記のように出口フランジ部15Dと多気筒シリ
ンダヘッド80の吸入口80Bの接合面80Aとが本発
明のシール体30を介在させて締結部材50のボルト5
0Aにより締結される。その状態は、図8に示してお
り、出口フランジ部15Dの接合部15Eにこれと同一
形状に形成したシール体30を接触させるとともに、各
モールド環部30Bを各々凹溝環部15Gに嵌合させ
る。これと同時に、上記接合部15E及びシール体30
と同形の他部材80の接合部80Aを接合させ、ボルト
50Aを各孔15H,30Cに通し、ねじ孔80Cに螺
合して締結する。
【0025】上記第2実施形態によると、上記第1実施
形態と同様の効果を奏するほか、複数のポート部を一体
化した出口フランジ部15Dの接合面形状のシート材部
30Aと、出口フランジ部15Dの各凹溝環部15Gに
対応する複数のモールド環部30Bとが一体成形されて
いるから、そのシール体30の製造が簡潔且つ能率良く
行え、また、複数の凹溝環部15Gに嵌合させるモール
ド環部30Bの挿入作業と、出口フランジ部15Dの接
合面に接触させるシート材部の介在作業とが、1つのシ
ール体の介在作業だけで一斉に簡潔且つ能率良く実行さ
れる効果がある。従って、多気筒エンジンのシリンダヘ
ッド80との接続作業においてシール体30の介在忘れ
がなくなる効果がある。
【0026】次に、第3実施形態を図9,10により説
明する。図9に示すマニホールド1´は、1つの入口フ
ランジ部17´に対し複数の出口フランジ部15D´が
各々独立した形態をなしているものである。先ず、図1
0(b)において、凹溝環部17Dを刻設した入口フラ
ンジ部17´の接合面17Aの4角形状に合わせてシー
ル体31が形成されており、これは、シート材部31A
と、モールド環部31Bとよりなり、ボルト孔部31C
があけられ、内孔31Dを備えている。又、図10
(a)において、凹溝環部15Gを刻設した出口フラン
ジ部15D´の接合面15Eの円形形状に合わせてシー
ル体32が形成されており、これはシート材部32Aと
モールド環部32Bとよりなり、ボルト孔部32Cがあ
けられ、内孔32Dを備えている。
【0027】上記のように各フランジ部の形状に合わせ
て形成したシール体31,32は、上記第1,2実施形
態と同様に、締結部材50のボルト50Aにより、他部
材となる絞り弁Kの接合面90やシリンダヘッド91の
接合面91Aと締結される。その他の構成は、上記第
1,2実施形態と同様であるから、説明を省略する。上
記第3実施形態によると、上記第1実施形態と同様の効
果を奏することができる。
【0028】尚、本発明は上記各実施形態に限定されな
い。例えば、多気筒エンジンにおける合成樹脂製マニホ
ールドと、絞り弁やシリンダヘッドとの接合部のシール
構造及びシール体にその用途は限定されず、他の機器と
連結する場合でも実施が可能であり、又、単気筒エンジ
ンのものにも適用できる。又、上記各実施形態では、フ
ランジ部側に凹溝環部を刻設したが、他部材(絞り弁や
シリンダヘッド)側に凹溝環部を刻設しても実施可能で
ある。
【0029】
【効果】以上詳述したように、本発明の請求項1による
ときは、各フランジ部の接合面にシート材部を接触さ
せ、この接合面に設けた凹溝環部にモールド環部を嵌合
させたシール体を介在させ、この接合面と他部材の接合
面とを締結部材により締結したから、両部材の接合面が
シート材部で全面当りして衝突音が発生しないし熱の伝
導や振動の伝播を生じない。また、両接合面に不均等当
りや締付不均等があってもこのモールド環部が気密性を
発揮する効果がある。従って、合成樹脂製マニホールド
の入口フランジ部や出口フランジ部において、剛性が低
く接合面に歪みが生じても気密性を損うことがない効果
がある。
【0030】本発明の請求項2によるときは、合成樹脂
製マニホールドと他部材とのシール構造に使用するシー
ル体は、入口フランジ部または出口フランジ部と他部材
との接合面に接触させるシート材部と凹溝環部に嵌合す
るモールド環部とを一体成形させたから、そのシール体
の製造が簡潔に行える効果がある。更に、各フランジ部
の凹溝環部に嵌合するモールド環部の挿入作業と、接合
面に接触させるシート材部の介在作業とが、1つのシー
ル体の介在作業だけで簡潔且つ能率良く行える効果があ
る。
【0031】本発明の請求項3によるときは、合成樹脂
製マニホールドと他部材とのシール構造に使用されるシ
ール体を、複数の出口フランジ部の接合面の形状のシー
ト材部と、各出口フランジ部の凹溝環部に対応する複数
のモールド環部とを一体成形させたから、そのシール体
の製造が簡潔且つ能率良く行える効果がある。更に、複
数の出口フランジ部の凹溝環部に嵌合させるモールド環
部の挿入作業と、出口フランジ部の接合面に接触させる
各シート材部の介在作業とが、1つのシール体の介在作
業だけで一斉に簡潔且つ能率良く行える効果が得られ
る。従って、多気筒エンジンのシリンダヘッドとの接続
作業において、シール体の介在忘れを防止できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図で、マニホール
ドの正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す図で、マニホール
ドをAーA線から見た左側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す図で、マニホール
ドの入口フランジ部及びシール体の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す図で、入口フラン
ジ部と他部材との接合状態の断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示す図で、入口フラン
ジ部と他部材との接合部の部分断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示す図で、入口フラン
ジ部と他部材との接合部の部分断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す図で、マニホール
ドの出口フランジ部及びシール体の斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す図で、マニホール
ドの出口フランジ部と他部材との接合状態の断面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施形態を示す図で、マニホール
ドの斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図で、入口及び
出口フランジと他部材との接合部の分解斜視図である。
【図11】従来のマニホールドを示す図で、マニホール
ドの展開斜視図である。
【図12】従来のマニホールドを示す図で、マニホール
ドの接合面の断面図である。
【図13】従来のマニホールドを示す図で、マニホール
ドの接合面の断面図である。
【符号の説明】
1,1´ 合成樹脂製マニホー
ルド 11 アッパーシェル 11A,15A サージ部 11B,15B ポート部 15 ロアーシェル 15D,15D´ 出口フランジ部 15F,15G 凹溝環部 17 入口フランジ部 15E,17A 接合面 17D 凹溝環部 20,31,32 シール体 20A,31A,32A シート材部 20B,30B,31B,32B モールド環
部 50 締結部材 60,80,90,91 他部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口フランジ部を有するサージ部と出口
    フランジ部を有するポート部とを備えた合成樹脂製マニ
    ホールドのフランジ部と他部材とのシール構造であっ
    て、上記フランジ部と他部材との接合面に凹溝環部を刻
    設し、また、上記接合面の形状に形成されたシート材部
    とこのシート材部の上記凹溝環部に対応する位置に突出
    形成されたモールド環部とを有するシール体を形成し、
    上記シール体のモールド環部を凹溝環部に嵌合させると
    ともに上記シート材部を接合面に接触させた状態で合成
    樹脂製マニホールドと他部材とを締結部材により締結し
    たことを特徴とする合成樹脂製マニホールドと他部材と
    のシール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の合成樹脂製マニホールド
    と他部材とのシール構造に使用されるシール体であっ
    て、入口フランジまたは出口フランジの接合面の形状に
    形成したシート材部と上記シート材部の凹溝環部に対応
    する位置に突出形成されたモールド環部とを一体成形し
    たことを特徴とするシール体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の合成樹脂製マニホールド
    と他部材とのシール構造に使用されるシール体であっ
    て、複数のポート部を共有する出口フランジ部の接合面
    の形状のシート材部と上記シート材部の各ポート部の凹
    溝環部に対応する位置に突出形成された複数のモールド
    環部とを一体成形したことを特徴とするシール体。
JP190396A 1996-01-10 1996-01-10 合成樹脂製マニホールドと他部材とのシール構造及びシール体 Pending JPH09189270A (ja)

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