JP2002339816A - 内燃機関の吸気用サージタンク - Google Patents

内燃機関の吸気用サージタンク

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JP2002339816A
JP2002339816A JP2001144985A JP2001144985A JP2002339816A JP 2002339816 A JP2002339816 A JP 2002339816A JP 2001144985 A JP2001144985 A JP 2001144985A JP 2001144985 A JP2001144985 A JP 2001144985A JP 2002339816 A JP2002339816 A JP 2002339816A
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JP
Japan
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surge tank
intake
internal combustion
combustion engine
intake air
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JP2001144985A
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English (en)
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Tomonori Ikuma
智典 井熊
Satoru Wada
和田  哲
Ichikazu Kito
一和 鬼頭
Yoshio Shibuya
良夫 渋谷
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Mikuni Corp
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Mikuni Corp
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量や製造コストの増大を招くことなくその
剛性を高めることができるように構成された内燃機関の
吸気用サージタンクを提供する。 【解決手段】 内燃機関のスロットル弁(14)と燃焼
室(7)の吸気ポートとの間に設けられる合成樹脂製の
吸気用サージタンク(13)を、当該サージタンクより
も剛性の高い材質で形成された蓋(17)で閉じられる
開口(16)を備えることを特徴とするものとする。こ
れにより、比較的変形し易い平面的な部分のみを選択的
に高剛性材料で形成することができるので、高効率に変
形を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気用
サージタンクに関し、特に合成樹脂材で形成されたサー
ジタンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸気脈動の緩和、吸気音の低減、並びに
他の気筒の圧力波を利用した吸気充填効率の向上を目的
としたサージタンクが、内燃機関のスロットル弁と吸気
ポートとの間に設けられることがある。この吸気用サー
ジタンクは、従来から金属材料で形成されているが、近
時、軽量化を推進する上に合成樹脂材で形成する機運が
高まりつつある(特開平11−822008号公報など
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、内燃機関の
吸気用サージタンクの容積は、排気量や気筒数の増大に
応じて大きな容積が必要となり、特にV型エンジンに用
いるサージタンクは、エンジン全体としての小型化のた
めに扁平な形状とされ、平面的な部分の面積も大きくな
りがちである。合成樹脂材は金属材に比して剛性が低い
ので、平面的な部分の面積拡大は、内圧変動の影響を受
けて変形し易くなるという不都合を生ずる。
【0004】このような不都合が生じないようにするた
めに、肉厚を増大したり高剛性の材料を用いたりするこ
とも考えられるが、軽量化が阻害されたり、製造コスト
が増大しがちとなる。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、重
量や製造コストの増大を招くことなくその剛性を高める
ことができるように構成された内燃機関の吸気用サージ
タンクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、内燃機関のスロットル弁
(14)と燃焼室(7)の吸気ポートとの間に設けられ
る合成樹脂製の吸気用サージタンク(13)を、当該サ
ージタンクよりも剛性の高い材質で形成された蓋(1
7)で閉じられる開口(16)を備えることを特徴とす
るものとした。
【0007】このようにすれば、比較的変形し易い平面
的な部分のみを選択的に高剛性材料で形成することがで
きるので、高効率に変形を抑制することができる。
【0008】特に、前記開口を、当該サージタンクを吸
気マニホルドに固定する締結手段(ボルト15)へのア
クセス孔とすれば、開口が機能上必要なものとなるの
で、構造を合理化し得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。
【0010】図1及び図2は、本発明が適用されたV型
6気筒エンジンを示している。このエンジンEは、クラ
ンク軸1を中心にV字形に配置された左右一対のシリン
ダ部2a・2bを備えたシリンダブロック2と、各シリ
ンダ部2a・2bに接合された一対のシリンダヘッド3
a・3bと、各シリンダヘッド3a・3bに接合された
一対のヘッドカバー4a・4bと、一対のシリンダヘッ
ド3a・3b間に配置された一対の吸気マニホルド5・
5と、両吸気マニホルド5・5に接合された吸気装置6
とからなっている。
【0011】各シリンダヘッド3a・3bには、各気筒
に対応した燃焼室7…が各シリンダ部2a・2bとの接
合面に形成されると共に、各燃焼室7…との間の連通が
吸気弁8…で断続制御される吸気通路9…が形成されて
いる。
【0012】各吸気マニホルド5・5には、各シリンダ
ヘッド3a・3bに各気筒に対応して形成された各吸気
通路9…に個々に連結され、且つクランク軸1の軸線と
直交する方向にその軸線を向けてクランク軸1から遠ざ
かる方向へ延出された吸気通路10…が形成されると共
に、各シリンダヘッド3a・3bの各吸気通路9…の最
下流側へ向けて燃料を噴射するための燃料噴射弁11…
が取り付けられている。
【0013】吸気装置6は、各吸気マニホルド5・5の
各吸気通路10…に個々に連結される吸気通路延長管1
2…と、吸気を一旦蓄えるべく扁平なサージタンク13
とを、合成樹脂材で一体形成してなり、2つのシリンダ
ヘッド3a・3b間をまたぐように、両シリンダヘッド
3a・3bと対向配置されている。
【0014】サージタンク13は、天壁13a、左右周
壁13b・13c、底壁13d、および前後周壁(図示
せず)からなる扁平な箱形をなしており、各吸気通路延
長管12…は、底壁13d側に一体形成されている。そ
して、左右周壁13b・13c及び前後周壁で囲まれた
開口の端面に、別体で形成された天壁13aを例えば超
音波容着などで結合することにより、各吸気通路延長管
12…を内設した中空体として形成されている。
【0015】各吸気通路延長管12…は、サージタンク
13内において上流開口の軸線と下流開口の軸線とを互
いに直行させたL字形をなしており、各吸気マニホルド
5・5の各吸気通路10…の上流端にその各下流端が個
々に接続され、サージタンク13の両側方の空間内にそ
の各上流端を開口させている。
【0016】サージタンク13のクランク軸方向一端側
であり、且つ左右のシリンダ部2a・2bの中央近傍に
は、スロットルボディ14が結合されており、スロット
ルボディ14から吸入された吸気は、サージタンク13
内に取り込まれた後に、各吸気通路延長管12…を経
て、各吸気マニホルド5・5の各吸気通路10…に吸入
される。
【0017】なお、吸気通路延長管12は、主に慣性過
給効果を得ることを目的とするものであり、サージタン
ク13は、主に共鳴過給効果を得ることを目的とするも
のである。
【0018】サージタンク13の天壁13aは、比較的
大きな面積の概ね平坦な面を有すると共に、各吸気通路
延長管12…の外周面から僅かに離間しており、その中
央部には、吸気装置6を各吸気マニホルド5・5に締結
する複数の(本実施例では10本)ボルト15…にエア
駆動のレンチなどを到達させるべく、ボルト15…の中
心とその内周縁との間に十分な間隔Cをおいた開口16
が設けられている。この開口16は、蓋板17で塞がれ
る。
【0019】このようにして、エンジン本体と実質的に
一体をなす両吸気マニホルド5・5に吸気装置6を結合
するボルト取付部へのアクセスが、吸気装置6に於ける
サージタンク13の天壁13aに設けた開口16を経て
行えるので、締結ボルト15…の長さが短くて済み、し
かもボルト締め付け部の周囲も全てサージタンク13の
容積として有効となるので、空間が無駄にならずに済
む。
【0020】蓋板17は、天壁13aにおける開口16
の周縁面に接合され、複数の(本実施例では10本)ボ
ルト18…で締結される。開口16の周縁面と蓋板17
との接合面間には、Oリングシール30を挟み込むこと
で気密が確保されている。
【0021】さて、前後左右の周壁及び吸気通路延長管
12…が一体形成されているために底壁13dは比較的
高い剛性を容易に確保し得るが、天壁13aは比較的面
積が広いためにそのままでは変形し易い。そこで本発明
においては、サージタンク13を形成した合成樹脂材
(例えば成型性を重視した配合のポリアミド材など)に
比して、例えば強化繊維の配合量を調整するなどしてよ
り剛性を高められた材料で蓋板17を形成するものとし
ている。このようにすることにより、広い平面的な部分
を選択的に高剛性化し得るので、吸気装置6全体の剛性
がより一層高まり、有害振動の抑制に寄与することがで
きる。
【0022】なお、蓋板17を金属材で形成するものと
しても良い。
【0023】吸気マニホルド5・5と吸気装置6との接
合面には、アルミニウム合金でダイキャスト成型された
スペーサ19が、メタルガスケット31と共に挟設され
ている。
【0024】吸気装置6のスペーサ19との接合面20
には、図3に示すように、吸気マニホルド5・5の各吸
気通路10…に個々に連通する6個の通路孔21…と、
各通路孔21…に隣接配置された10個のボルト挿通孔
22…とが開口している。また軽量化のために肉抜き窪
み23…が適宜に形成されている。
【0025】ボルト挿通孔22…は、図4に併せて示す
ように、吸気装置6に圧入(またはインサートモール
ド)された金属製のカラー24…で形成されており、ボ
ルト15…の締め付け時の軸力を受けても合成樹脂材の
部分が変形しないようにしてある。
【0026】上記接合面20には、各通路孔21…の周
囲を囲むと共に、接合面20の外周縁に沿ってボルト挿
通孔22…の外側をも囲むように、シール部材装着溝2
5が設けられている。
【0027】シール部材装着溝25に装着されるシール
部材は、断面形状が概ね真円、あるいは締め付け力の作
用方法について長い概略楕円をなすOリング状をなし、
各通路孔21…の周囲を囲む部分26…同士間の全て
が、連結部27…および外周部28…で相互に連結され
ている。これにより、吸気装置6のスペーサ19との接
合面20の外周縁と通路孔21…の周囲とが、同一平面
上で一括してシールされるようになっている。
【0028】このようにして、各通路孔21…の周囲お
よび各ボルト挿通孔22…の周囲がシールされるので、
サージタンク13の内側でボルト15を締めているにも
拘わらず、ボルト挿通孔22から負圧が漏洩する心配が
無い上、各通路孔21…とボルト挿通孔22…とを近接
配置させることができるので、接合面20をより一層小
さくすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、合
成樹脂製の吸気用サージタンクに開口を設け、当該サー
ジタンクよりも剛性の高い材質で形成された蓋でこの開
口を閉じるものとしたので、比較的変形し易い平面的な
部分のみを選択的に高剛性材料で形成することができる
こととなる。従って、本発明により、重量や製造コスト
の増大を招くことなくその剛性を高効率に高める上に大
きな効果を奏することができる。
【0030】特に、前記開口を、当該サージタンクを吸
気マニホルドに固定する締結手段へのアクセス孔とすれ
ば、開口が機能上必要なものとなるので、構造を合理化
する上にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたエンジンのクランク軸方向
から見た一部切除して示す正面図
【図2】図1に於ける矢印II方向から見た平面図
【図3】吸気装置のスペーサとの接合面の端面図
【図4】吸気装置の吸気マニホルドに対するボルト締結
部の断面図
【符号の説明】
5 吸気マニホルド 6 吸気装置 7 燃焼室 9 シリンダヘッドの吸気通路 10 吸気マニホルドの吸気通路 12 吸気通路延長管 13 サージタンク 14 スロットルボディ 15 吸気装置の締結ボルト 16 開口 17 蓋板 18 蓋板の締結ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 哲 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鬼頭 一和 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原事業所内 (72)発明者 渋谷 良夫 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材で形成され、且つスロットル
    弁と燃焼室の吸気ポートとの間に設けられる内燃機関の
    吸気用サージタンクであって、 当該サージタンクには開口が設けられ、 該開口は、当該サージタンクよりも剛性の高い材質で形
    成された蓋で閉じられることを特徴とする内燃機関の吸
    気用サージタンク。
  2. 【請求項2】 前記開口は、当該サージタンクを吸気マ
    ニホルドに固定する締結手段へのアクセス孔であること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気用サージ
    タンク。
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